JP2002328836A - メモリ装置 - Google Patents

メモリ装置

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JP2002328836A
JP2002328836A JP2002004150A JP2002004150A JP2002328836A JP 2002328836 A JP2002328836 A JP 2002328836A JP 2002004150 A JP2002004150 A JP 2002004150A JP 2002004150 A JP2002004150 A JP 2002004150A JP 2002328836 A JP2002328836 A JP 2002328836A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性メモリと揮発性メモリとの間のデー
タ転送を行う際に外部バスの占有を防止することを課題
とする。 【解決手段】 本発明のメモリ装置は、データを記憶可
能な不揮発性メモリ(105)と、ランダムアクセスが
可能な揮発性メモリ(106)と、不揮発性メモリ及び
揮発性メモリの間でデータ転送を行うことができ、該デ
ータ転送が行われていないときには外部バスからの指示
に応じて外部から直接揮発性メモリへアクセスしている
ような擬似的アクセスを可能にするコントローラ(10
4)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ装置に関
し、特に不揮発性メモリ及び揮発性メモリを有するメモ
リ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来技術によるメモリ装置の構
成を示すブロック図である。マイクロコントローラ90
1は、バスを介して不揮発性メモリ(NVメモリ)90
5に接続され、他のバスを介してRAM906、誤り訂
正回路903及び不揮発性メモリ902に接続される。
不揮発性メモリ902はNOR型フラッシュメモリであ
り、不揮発性メモリ905はNAND型フラッシュメモ
リである。
【0003】NOR型フラッシュメモリ902は、ラン
ダムアクセスが可能である。そのため、マイクロコント
ローラ901は、バスを介してNOR型フラッシュメモ
リ902に直接アクセスが可能である。しかし、NOR
型フラッシュメモリ902は、小容量、大型及び大消費
電力という欠点がある。
【0004】そこで、大容量、小型及び小消費電力の利
点を有するNAND型フラッシュメモリ905もメモリ
装置に設けられるようになった。しかし、NAND型フ
ラッシュメモリ905は、シーケンシャルアクセスしか
できないため、ランダムアクセスを可能にするためにR
AM906を必要とする。すなわち、マイクロコントロ
ーラ901は、まず、NAND型フラッシュメモリ90
5からRAM906へシーケンシャルにデータ転送を行
い、その後にRAM906上でランダムアクセスが可能
になる。
【0005】また、NAND型フラッシュメモリ905
は、上記の利点を有するが、データの信頼性が低いた
め、エラー検出訂正回路903を必要とする。次に、エ
ラー検出及び訂正方法を説明する。
【0006】図10は、図9のメモリ装置におけるエラ
ー検出及び訂正方法を示す。マイクロコントローラ90
1は、バッファ1001を有する。
【0007】マイクロコントローラ901がRAM90
6からNAND型フラッシュメモリ905へデータ転送
する方法を説明する。まず、マイクロコントローラ90
1は、RAM906からバッファ1001へ実データ
(512バイト)1014を読み出し、その実データ1
012をエラー検出訂正回路(EGC)903に供給す
る。エラー検出訂正回路903は、その実データ(51
2バイト)1012を基にエラー検出訂正データ(3バ
イト)1013を生成する。マイクロコントローラ90
1は、そのエラー検出訂正データ1013をバッファ1
001へ読み出し、その実データ及びエラー検出訂正デ
ータ(512+3バイト)1011をNAND型フラッ
シュメモリ905に書き込む。
【0008】なお、NAND型フラッシュメモリ905
は、複数ページの記憶領域を有する。各ページは、実デ
ータエリア及びスペアデータエリアを有する。上記の実
データは実データエリアに記憶され、上記のエラー検出
訂正データはスペアデータエリアに記憶される。
【0009】次に、マイクロコントローラ901がNA
ND型フラッシュメモリ905からRAM906にデー
タ転送する方法を説明する。マイクロコントローラ90
1は、NAND型フラッシュメモリ905から実データ
及びエラー検出訂正データ(512+3バイト)101
1をバッファ1001へ読み出す。次に、マイクロコン
トローラ901は、バッファ1001内の実データ(5
12バイト)1012をエラー検出訂正回路903に供
給する。エラー検出訂正回路903は、その実データ1
012を基にエラー検出訂正データ(3バイト)101
3を生成する。マイクロコントローラ901は、そのエ
ラー検出訂正データ1013を読み出し、そのエラー検
出訂正データ1013と先にNAND型フラッシュメモ
リ905から読み出したエラー検出訂正データが同じが
否かをチェックする。同じであればバッファ1001内
の実データにエラーがないことを意味し、同じでなけれ
ばバッファ1001内の実データにエラーがあることを
意味する。
【0010】エラーがない場合、マイクロコントローラ
901は、バッファ1001内の実データ1014をそ
のままRAM906に書き込む。エラーがある場合、マ
イクロコントローラ901は、上記のチェック結果に応
じて、エラービットを特定し、バッファ1001内の実
データを訂正し、訂正した実データ1014をRAM9
06に書き込む。
【0011】図11は、上記のエラー検出及び訂正方法
の概念を表すNAND型フラッシュメモリ1101及び
RAM1111の図である。NAND型フラッシュメモ
リ1101は、複数のページ1102、1103、11
04等を有する。各ページ1102〜1104は、実デ
ータエリア及びスペアデータエリアを有する。実データ
エリアは実データを記憶するためのエリアであり、スペ
アデータエリアはスペアデータ(エラー検出訂正データ
を含む)を記憶するためのエリアである。1ページは、
実データが例えば512バイト、エラー検出訂正データ
が例えば3バイトである。
【0012】まず、RAM1111からNAND型フラ
ッシュメモリ1101へデータ転送する場合を説明す
る。RAM1111には実データ1112が記憶されて
いる。マイクロコントローラ1121は、RAM111
1内の実データ(例えば512バイト)1112及びマ
イクロコントローラ1121の内部バッファ内のスペア
データ(例えば3バイト)1122を1対1に対応させ
て、実データ1152及びスペアデータ1151をNA
ND型フラッシュメモリ1101に書き込む。
【0013】次に、NAND型フラッシュメモリ110
1からRAM1111へデータ転送する場合を説明す
る。NAND型フラッシュメモリ1101には実データ
及びスペアデータが記憶されている。マイクロコントロ
ーラ1121は、NAND型フラッシュメモリ1101
から実データ1141及びスペアデータ1142を読み
出す。しかし、実データ1141のみがRAM1111
に実データ1112として書き込まれ、スペアデータ1
142は削除データ1131としてRAM1111には
記憶されずに削除される。
【0014】NAND型フラッシュメモリ1101に記
憶されるスペアデータには、上記のエラー検出訂正デー
タの他に、管理情報や制御情報がある。したがって、実
データを修正する場合には、それに応じてスペアデータ
も修正する必要がある。
【0015】マイクロコントローラ1121がRAM1
111上の実データを修正し、NAND型フラッシュメ
モリ1101に書き込むときには、一度、NAND型フ
ラッシュメモリ1101からスペアデータを読み出し、
そのスペアデータを修正する。そして、マイクロコント
ローラ1121は、その修正されたスペアデータ及び修
正されたRAM1111上の実データをNAND型フラ
ッシュメモリ1101に書き込む。このように、スペア
データを修正するにはNAND型フラッシュメモリ11
01から一度スペアデータを読み出さなければならない
ため、処理ステップが多くなり、処理速度が遅いという
問題がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、NAN
D型フラッシュメモリ905を有するメモリ装置では、
NAND型フラッシュメモリ905とRAM906との
間のデータ転送が必ず行われる。このデータ転送の間、
図9に示すように、マイクロコントローラ901とRA
M906とを結ぶバスが占有されてしまうため、マイク
ロコントローラ901は、NOR型フラッシュメモリ9
02にアクセスすることができなくなってしまう問題が
ある。
【0017】また、図10に示すように、NAND型フ
ラッシュメモリ905とRAM906との間のデータ転
送を行う際には、上記のように最低4回のデータ転送1
011〜1014が必要になり、データ転送に長時間を
要していた。
【0018】また、マイクロコントローラ901内のバ
ッファ1001は、NAND型フラッシュメモリ905
に対して実データ(512バイト)及びエラー検出訂正
データ(3バイト)を読み書きするために最低512+
3バイトの記憶容量を必要としていた。
【0019】また、NAND型フラッシュメモリ905
とRAM906とは電気的仕様が異なるため、マイクロ
コントローラ901は、NAND型フラッシュメモリ9
05及びRAM906の電気的仕様に合わせた電源電圧
で制御する必要があるため、独自の低電源電圧を採用す
ることができず、低消費電力を実現することができない
問題がある。
【0020】また、図11に示すように、NAND型フ
ラッシュメモリ1101内のスペアデータを修正するに
はNAND型フラッシュメモリ1101から一度スペア
データを読み出さなければならないため、処理ステップ
が多くなり、処理速度が遅いという問題がある。
【0021】本発明の目的は、NAND型フラッシュメ
モリ(不揮発性メモリ)とRAM(揮発性メモリ)との
間でデータ転送を行っている間にも、NOR型フラッシ
ュメモリ(不揮発性メモリ)に対するアクセスを可能に
するメモリ装置を提供することである。
【0022】本発明の他の目的は、NAND型フラッシ
ュメモリとRAMとの間で高速にデータ転送を行うこと
ができるメモリ装置を提供することである。
【0023】本発明のさらに他の目的は、NAND型フ
ラッシュメモリとRAMとの間のデータ転送を制御する
コントローラ内のバッファ容量を小さくすることができ
るメモリ装置を提供することである。
【0024】本発明のさらに他の目的は、NAND型フ
ラッシュメモリとRAMの電気的仕様にかかわらずコン
トローラの電気的仕様を決めることができるメモリ装置
を提供することである。
【0025】本発明のさらに他の目的は、NAND型フ
ラッシュメモリ内のスペアデータを高速に修正して書き
込むことができるメモリ装置を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明のメモリ装置は、
データを記憶可能な不揮発性メモリと、ランダムアクセ
スが可能な揮発性メモリと、不揮発性メモリ及び揮発性
メモリの間でデータ転送を行うことができ、該データ転
送が行われていないときには外部バスからの指示に応じ
て外部から直接揮発性メモリへアクセスしているような
擬似的アクセスを可能にするコントローラとを有する。
【0027】コントローラは、外部コントローラからの
指示に応じて不揮発性メモリと揮発性メモリとの間のデ
ータ転送を行うことができる。このデータ転送の間、外
部バスが占有されることない。したがって、外部コント
ローラは、上記のデータ転送の間にも、外部バスを介し
て、他のメモリ(例えばNOR型フラッシュメモリ)に
アクセスすることができる。また、外部コントローラ
は、コントローラを介して、直接揮発性メモリへアクセ
スしているような擬似的アクセスが可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態による
メモリ装置の構成を示すブロック図である。マイクロコ
ントローラ101は、外部バス121及び122を介し
て内部コントローラ104に接続される。外部バス12
1はコントロール制御信号線であり、外部バス122は
RAMインタフェース線122である。
【0029】内部コントローラ104は、メモリバス1
24を介して不揮発性メモリ(NVメモリ)105に接
続され、メモリバス125を介してRAM106に接続
される。不揮発性メモリ105は、例えばNAND型フ
ラッシュメモリである。RAM106は、例えばSRA
M(static random access memory)である。メモリバス
124は、NAND型フラッシュメモリインタフェース
バスである。メモリバス125は、RAMインタフェー
スバスである。上記の内部コントローラ104、NAN
D型フラッシュメモリ105及びRAM106は、同一
のパッケージ103内に内蔵される。
【0030】内部コントローラ104は、制御レジスタ
111、NAND型フラッシュメモリ用シーケンサ11
2、エラー検出訂正回路113、RAM用シーケンサ1
14、及びデータラッチ115を有する。制御レジスタ
111は、後に図2を参照しながら説明する。NAND
型フラッシュメモリ用シーケンサ112は、メモリバス
124を介してNAND型フラッシュメモリ105を制
御することができる。RAM用シーケンサ114は、メ
モリバス125を介してRAM106を制御することが
できる。エラー検出訂正回路113は、エラー検出及び
訂正処理を行う。データラッチ115は、入出力線LT
1及びLT2を介して、NAND型フラッシュメモリ1
05とRAM106との間のデータ転送の際にページサ
イズ以下で任意のデータ長(例えば、1ワード)のデー
タをバッファリングすることができる。
【0031】また、マイクロコントローラ101は、外
部バス123を介して、不揮発性メモリ(NVメモリ)
102に接続される。外部バス122及び123は、共
通のバスを介してマイクロコントローラ101に接続さ
れる。不揮発性メモリ102は、例えばNOR型フラッ
シュメモリである。
【0032】NOR型フラッシュメモリ102は、ラン
ダムアクセスが可能である。そのため、マイクロコント
ローラ101は、バス123を介してNOR型フラッシ
ュメモリ102に直接アクセスが可能である。しかし、
NOR型フラッシュメモリ102は、小容量、大型及び
大消費電力という欠点がある。
【0033】そこで、大容量、小型及び小消費電力の利
点を有するNAND型フラッシュメモリ105をメモリ
装置に設ける。しかし、NAND型フラッシュメモリ1
05は、シーケンシャルアクセスしかできないため、ラ
ンダムアクセスを可能にするためにRAM106を必要
とする。また、NAND型フラッシュメモリ105は、
上記の利点を有するが、データの信頼性が低いため、エ
ラー検出訂正回路113を必要とする。
【0034】図7に示すように、NAND型フラッシュ
メモリ701は、複数ページ702、703、704等
を有する。各ページ702〜704は、実データエリア
及びスペアデータエリアを有する。実データエリアは実
データを記憶するためのエリアであり、スペアデータエ
リアはスペアデータを記憶するためのエリアである。1
ページは、実データエリアが例えば512ワード、スペ
アデータエリアが例えば16ワードである。スペアデー
タエリアは、先の8ワードが制御情報及び管理情報を記
憶するためのエリアであり、後の8ワードがエラー検出
訂正データを記憶するためのエリアである。なお、エラ
ー検出訂正データは、例えば3ワードである。
【0035】図2は、上記の制御レジスタ111の構成
を示す。制御レジスタ111は、コマンドレジスタ20
1、ソースアドレスレジスタ202、ディスティネーシ
ョンアドレスレジスタ203、データサイズレジスタ2
04、エラー検出訂正アドレスレジスタ205、スペア
データレジスタ206、スペアセットレジスタ207、
及びステータスレジスタ208等を有する。
【0036】コマンドレジスタ201は、マイクロコン
トローラ101から外部バス122を介して指示された
コマンドを格納する。コマンドは、例えば、セーブ命
令、ロード命令、サスペンド命令、リジューム命令等が
ある。セーブ命令は、RAM106からNAND型フラ
ッシュメモリ105にデータを転送するための命令であ
る。ロード命令は、NAND型フラッシュメモリ105
からRAM106にデータを転送するための命令であ
る。サスペンド命令は、上記のセーブ命令又はロード命
令により、NAND型フラッシュメモリ105とRAM
106との間で行われているデータ転送を一時停止させ
るための命令である。リジューム命令は、上記の一時停
止していたデータ転送を再開させるための命令である。
【0037】ソースアドレスレジスタ202は、上記の
データ転送の際の転送元を示すソースアドレスを記憶す
るためのレジスタである。ディスティネーションアドレ
スレジスタ203は、上記のデータ転送の際の転送先を
示すディスティネーションアドレスを記憶するためのレ
ジスタである。データサイズレジスタ204は、上記の
データ転送を行うデータサイズを記憶するためのレジス
タである。
【0038】エラー検出訂正アドレスレジスタ205
は、エラー検出訂正回路113によりエラーが検出され
たときに、そのエラーが検出されたデータのアドレスを
記憶するためのレジスタである。
【0039】スペアデータレジスタ206は、NAND
型フラッシュメモリ105に書き込むスペアデータを記
憶するためのレジスタである。スペアセットレジスタ2
07は、スペアデータレジスタ206に記憶されている
スペアデータをNAND型フラッシュメモリ105に書
き込むか否かを示すレジスタである。
【0040】ステータスレジスタ208は、内部コント
ローラ104の状態等を示すレジスタである。
【0041】図3は、図1の内部コントローラ104、
NAND型フラッシュメモリ105及びRAM106の
端子ピンの接続状態を示す。内部コントローラ104に
は、コントローラ制御信号線121及びRAMインタフ
ェース線122が接続される。
【0042】内部コントローラ104は、コントローラ
制御信号線121に接続される以下の端子を有する。端
子XRESETは、外部からリセットするためのリセッ
ト入力端子である。端子CLKINは、外部クロック入
力端子である。端子RDXBYは、レディ/ビジー出力
端子である。端子INTは、割り込み信号の出力端子で
あり、例えば上記のデータ転送が終了した旨の割り込み
信号等を出力する。端子XCEは、チップイネーブル入
力端子である。
【0043】また、内部コントローラ104は、RAM
インタフェース線122に接続される以下の一般的なR
AMの端子を有する。端子Aは、アドレス入力端子であ
り、RAM106及び制御レジスタ111(図2)内の
レジスタのアドレスを指定することもできる。端子D
は、データの入出力端子である。端子XCE1は第1の
チップイネーブル入力端子であり、端子CE2は第2の
チップイネーブル入力端子である。チップイネーブル入
力端子XCE1及びCE2の組み合わせにより、チップ
イネーブル及び動作モードを指示することができる。端
子XUBは、16ビットのデータ端子Dのうちの上位8
ビットをイネーブル状態にするための入力端子である。
端子XLBは、16ビットのデータ端子Dのうちの下位
8ビットをイネーブル状態にするための入力端子であ
る。端子XOEは、アウトプット(読み出し)イネーブ
ル入力端子である。端子XWEは、ライト(書き込み)
イネーブル入力端子である。
【0044】また、内部コントローラ104は、上記の
バス122に接続される端子に対応して、メモリバス1
25に接続される一般的な以下のRAMの端子を有す
る。すなわち、バス125には、端子MA、MD、XM
CE1、MCE2、XMUB、XMLB、XMOE、X
MWEが設けられる。
【0045】RAM106は、バス125を介して、相
手方の内部コントローラ104の端子と同様に、端子A
dd、Data、XCE1、CE2、XUB、XLB、
XOE、XWEを有する。
【0046】上記のように、バス122及び125がR
AMインタフェースで共通化されているので、マイクロ
コントローラ101(図1)は、外部バス122からの
指示により外部から直接RAM106へアクセスしてい
るような擬似的アクセスが可能になる。
【0047】また、内部コントローラ104は、メモリ
バス124に接続される以下の端子を有する。端子FD
は、データ入出力端子である。端子XFCEは、チップ
イネーブル出力端子である。端子XFREは、リード
(読み出し)イネーブル出力端子である。端子XFWE
は、ライト(書き込み)イネーブル出力端子である。端
子FALEは、アドレスラッチイネーブル出力端子であ
る。端子FCLEは、コマンドラッチイネーブル出力端
子である。これら端子FALE及びFCLEが選択され
ないときには、データが出力IOバス上に現れている。
端子XFSEは、スペアエリアイネーブル出力端子であ
り、NAND型フラッシュメモリ105のスペアデータ
エリアをイネーブル状態にするための端子である。端子
XFWPは、ライトプロテクト出力端子である。端子X
FRSTは、外部リセット出力端子である。端子XRD
xBYは、レディ/ビジー入力端子である。
【0048】NAND型フラッシュメモリ105は、バ
ス124を介して、相手方の内部コントローラ104の
端子と同様に、端子IO、XCE、XRE、XWE、A
LE、CLE、XSE、XWP、XEx_RESET、
RDxBYを有する。
【0049】次に、図1を参照しながら、マイクロコン
トローラ101がRAM106からNAND型フラッシ
ュメモリ105へデータ転送する方法を説明する。マイ
クロコントローラ101は、図2のコマンドレジスタ2
01にセーブ命令を格納し、ソースアドレスレジスタ2
02に転送元のRAM106のスタートアドレスを格納
し、ディスティネーションアドレスレジスタ203に転
送先のNAND型フラッシュメモリ105のスタートア
ドレスを格納し、データサイズレジスタ204に転送デ
ータサイズを格納する。
【0050】すると、内部コントローラ104は、RA
M106からデータラッチ115を介してNAND型フ
ラッシュメモリ105へ実データ(512ワード)をエ
ラー検出訂正回路113に通しながら転送する。そのデ
ータ転送に伴い、上記のソースアドレスレジスタ202
及びディスティネーションアドレスレジスタ203はイ
ンクリメントされ、データサイズレジスタ204はデク
リメントされる。
【0051】エラー検出訂正回路113は、その実デー
タを基にエラー検出訂正データ(3ワード)を生成す
る。内部コントローラ104は、NAND型フラッシュ
メモリ105の実データエリアに実データの書き込みが
終了すると、続いて、生成されたエラー検出訂正データ
を含むスペアデータをNAND型フラッシュメモリ10
5のスペアエリアに書き込む。
【0052】次に、マイクロコントローラ101がNA
ND型フラッシュメモリ105からRAM106にデー
タ転送する方法を説明する。マイクロコントローラ10
1は、図2のコマンドレジスタ201にロード命令を格
納し、ソースアドレスレジスタ202に転送元のNAN
D型フラッシュメモリ105のスタートアドレスを格納
し、ディスティネーションアドレスレジスタ203に転
送先のRAM106のスタートアドレスを格納し、デー
タサイズレジスタ204に転送データサイズを格納す
る。
【0053】すると、内部コントローラ104は、NA
ND型フラッシュメモリ105からデータラッチ115
を介してRAM106へ実データ(512ワード)をエ
ラー検出訂正回路113に通しながら転送する。そのデ
ータ転送に伴い、上記のソースアドレスレジスタ202
及びディスティネーションアドレスレジスタ203はイ
ンクリメントされ、データサイズレジスタ204はデク
リメントされる。
【0054】エラー検出訂正回路113は、その実デー
タを基にエラー検出訂正データ(3ワード)を生成す
る。内部コントローラ104は、NAND型フラッシュ
メモリ105の実データエリアから実データの読み出し
が終了すると、続いて、NAND型フラッシュメモリ1
05のスペアデータエリアからスペアデータ(エラー検
出訂正データを含む)を読み出す。そして、内部コント
ローラ104は、その読み出したエラー検出訂正データ
とエラー検出訂正回路113が生成したエラー検出訂正
データとを比較する。両者が一致していれば転送した実
データにエラーがないことを示し、一致していなければ
転送した実データにエラーが存在することを意味する。
【0055】エラーがなければRAM106上の実デー
タを訂正する必要がない。エラーがあるときには、上記
の比較結果を基に、エラーがあったデータのRAM10
6上のアドレスを特定し、エラー検出訂正アドレスレジ
スタ205に格納する。マイクロコントローラ101
は、そのエラーのあったアドレスのデータをRAM10
6から読み出し、エラー検出訂正アドレスレジスタ20
5内のアドレスを基に、そのアドレスのデータをビット
反転して、再び書き込む。これにより、RAM106上
の実データの訂正処理が終了する。
【0056】同様にして、データサイズレジスタ204
が0になるまで、次のページのデータ転送を続ける。デ
ータ転送の終了は、内部コントローラ104の端子IN
Tからマイクロコントローラ101へ割り込み信号とし
て通知される。
【0057】内部コントローラ104は、外部バス12
2への影響なしに、上記のデータ転送を行うことができ
る。したがって、マイクロコントローラ101がデータ
転送を内部コントローラ104に指示した後、データ転
送が行われている間、外部バス122及び123がその
データ転送により占有されることはない。上記のデータ
転送中であっても、外部バス123は空いているので、
マイクロコントローラ101は、マルチタスク環境(O
S)の下で、外部バス123を介してNOR型フラッシ
ュメモリ102に対してアクセスすることができる。
【0058】また、マイクロコントローラ101は、上
記のデータ転送中であっても、RAM106へのアクセ
スが可能である。具体的には、マイクロコントローラ1
01は、NAND型フラッシュメモリ105とRAM1
06との間のデータ転送中に、サスペンド命令を内部コ
ントローラ104に指示することにより該データ転送を
一時停止させることができる。その後、マイクロコント
ローラ101は、RAMインタフェース形式で、内部コ
ントローラ104を介してRAM106にアクセスする
ことができる。その後、マイクロコントローラ101
は、リジューム命令を内部コントローラ104に指示す
ることにより上記のデータ転送を再開させることができ
る。この再開は、図2のソースアドレスレジスタ20
2、ディスティネーションアドレスレジスタ203、及
びデータサイズレジスタ204に残されているデータを
そのまま使って行うことができる。
【0059】図4は、NAND型フラッシュメモリ10
5からRAM106へデータ転送するタイミングを示す
タイミングチャートである。クロック信号CLKは、内
部コントローラ104の動作クロックである。リードイ
ネーブル信号XFREは、NAND型フラッシュメモリ
105のリードイネーブル信号である。データFDは、
NAND型フラッシュメモリ105のデータである。内
部ラッチタイミング信号LTTは、1ワードのデータラ
ッチ115(図1)のラッチ信号である。ラッチ出力L
T2は、データラッチ115からRAM106への出力
である。
【0060】データMDは、RAM106のデータであ
る。チップイネーブルXMCE1は、RAM106のチ
ップイネーブル信号である。アドレスMAは、RAM1
06のアドレス信号であり、アドレスのインクリメント
に従い、下位2ビットが「0」、「1」、「2」、
「3」を繰り返すことになる。ライトイネーブルXMW
Eは、RAM106のライトイネーブル信号である。
【0061】時刻t1では、リードイネーブルXFRE
が立下り、データFDがNAND型フラッシュメモリ1
05から読み出される。
【0062】次に、時刻t2では、内部ラッチタイミン
グ信号LTTがハイレベルかつクロックCLKが立ち上
がり、データFDがデータラッチ115にラッチされ、
ラッチ出力LT2が出力される。ラッチ出力LT2は、
データMDとして出力される。
【0063】次に、時刻t3では、ライトイネーブルX
MWEが立ち上がり、データMDがRAM106へ書き
込まれる。以上で第1の1ワードのデータ転送が終了す
る。
【0064】次に、時刻t4では、リードイネーブルX
FREが立下り、次のデータFDがNAND型フラッシ
ュメモリ105から読み出される。
【0065】次に、時刻t5では、内部ラッチタイミン
グ信号LTTがハイレベルかつクロックCLKが立ち上
がり、データFDがデータラッチ115にラッチされ、
ラッチ出力LT2がデータMDとして出力される。
【0066】次に、時刻t6では、ライトイネーブルX
MWEが立ち上がり、データMDがRAM106へ書き
込まれる。以上で第2の1ワードのデータ転送が終了す
る。
【0067】同様に、時刻t7〜t9で第3の1ワード
のデータ転送が行われ、時刻t10〜t12で第4の1
ワードのデータ転送が行われる。
【0068】以上のように、NAND型フラッシュメモ
リ105とRAM106との間でデータ転送を行う際、
NAND型フラッシュメモリ105又はRAM106か
ら複数のデータを読み出し終わる前に、該複数のデータ
をRAM106又はNAND型フラッシュメモリ105
へ書き込み始める。
【0069】内部コントローラ104は、上記のデータ
転送を行うために、1ワードのデータをバッファリング
するためのデータラッチ(バッファ)115を有し、デ
ータラッチ115を介してデータ転送を行う。
【0070】内部コントローラ104は、転送サイクル
に転送データ数を乗じた時間に1転送サイクルを加算し
た時間でデータ転送を行うことができる。この時の転送
サイクルは、クロックCLKの2周期に相当する。
【0071】図5は、メモリ装置で使用する電源レベル
を示す。NAND型フラッシュメモリ105とRAM1
06は、電気的仕様が異なり、互いに動作可能な入出力
電圧レベルの範囲が異なる。NAND型フラッシュメモ
リ105は、動作可能な入出力電圧レベルが2.7〜
3.6Vの範囲である。一方、RAM106は、動作可
能な入出力電圧レベルが2.5〜3.1Vの範囲であ
る。
【0072】図9の従来技術によるメモリ装置では、2
つのメモリ905,906の動作可能な入出力電圧レベ
ルが異なる場合、マイクロコントローラ901が2つの
メモリに対応する2電源を基に制御する必要があった。
そのため、マイクロコントローラ901を1.8V等の
低電源電圧を採用したいとの要求を満たすことができな
かった。
【0073】本実施形態では、内部コントローラ104
は、NAND型フラッシュメモリ105とRAM106
の動作可能な入出力電圧レベルの重複範囲である2.7
〜3.1Vで2つのメモリ105,106に対してアク
セスする。すなわち、内部コントローラ104とNAN
D型フラッシュメモリ105との間の入出力503の電
圧レベルが2.7〜3.1Vであり、内部コントローラ
104とRAM106との間の入出力504の電圧レベ
ルも2.7〜3.1Vである。NAND型フラッシュメ
モリ105の電源端子VCCには2.7〜3.1Vの電
圧VCCNが供給され、RAM106の電源端子VCC
にも2.7〜3.1Vの電圧VCCFが供給される。
【0074】マイクロコントローラ101は、低消費電
力を実現するために、例えば1.8Vの低電源電圧を基
に1.8Vの入出力電圧レベルで内部コントローラ10
4に対して入出力を行う。すなわち、マイクロコントロ
ーラ101は、電源線501を介して内部コントローラ
104の入出力用電源端子VCCqに1.8Vの入出力
用電源を供給し、入出力線502を介して内部コントロ
ーラ104の入出力端子I/Oに対して1.8Vの入出
力電圧レベルで入出力を行う。
【0075】内部コントローラ104は、電圧レベル変
換回路511を有し、入出力503,504を制御する
ために電源端子VDDに2.7〜3.1Vの電圧VDD
を入力する。電圧レベル変換回路511は、2.7〜
3.1Vの電源端子VDDを基に、2つのメモリ10
5,106に対する入出力503,504を制御し、
1.8Vの入出力用電源端子VCCqを基にマイクロコ
ントローラ101に対する入出力502を制御する。す
なわち、電圧レベル変換回路511は、マイクロコント
ローラ101に対する入出力電圧レベル(1.8V)と
2つのメモリ105,106に対する入出力電圧レベル
(2.7〜3.1V)との間で電圧レベル変換を行う。
【0076】以上のように、電気的仕様が異なる2種類
のメモリ105,106に関係なく、マイクロコントロ
ーラ101の入出力電圧レベルを決めることができるの
で、マイクロコントローラ101の電源電圧を単一の低
電圧(1.8V)にすることができる。
【0077】上記では、NAND型フラッシュメモリ1
05とRAM106の動作可能な入出力電圧レベルが重
複する場合を例に説明した。次に、2つのメモリ10
5,106の動作可能な入出力電圧レベルが重複せずに
異なる場合を説明する。
【0078】図6は、2種類のメモリ105,106が
異なる入出力電圧レベルの範囲を有する場合を示す。N
AND型フラッシュメモリ105とRAM106は、電
気的仕様が異なり、互いに動作可能な入出力電圧レベル
の範囲が重複せずに異なる。例えば、NAND型フラッ
シュメモリ105は、動作可能な入出力電圧レベルが
1.65〜2.1Vの範囲である。一方、RAM106
は、動作可能な入出力電圧レベルが2.7〜3.1Vの
範囲である。
【0079】マイクロコントローラ101は、図5の場
合と同様に、電源線601を介して内部コントローラ1
04の入出力用電源端子VCCqに1.8Vの入出力用
電源を供給し、入出力線602を介して内部コントロー
ラ104の入出力端子I/Oに対して1.8Vの入出力
電圧レベルで入出力を行う。
【0080】内部コントローラ104は、電圧レベル変
換回路611を有し、入出力603を制御するための電
源端子VDD1に1.65〜2.1Vの電圧VDD1を
入力し、入出力604を制御するための電源端子VDD
2に2.7〜3.1Vの電圧VDD2を入力する。電圧
レベル変換回路611は、1.65〜2.1Vの電源端
子VDD1を基にNAND型フラッシュメモリ105に
対する入出力603を制御し、2.7〜3.1Vの電源
端子VDD2を基にRAM106に対する入出力604
を制御し、1.8Vの入出力用電源端子VCCqを基に
マイクロコントローラ101に対する入出力602を制
御する。すなわち、電圧レベル変換回路611は、入出
力602、603及び604の間で電圧レベル変換を行
う。
【0081】内部コントローラ104は、NAND型フ
ラッシュメモリ105とRAM106に対して重複せず
に異なる入出力電圧レベルでアクセスすることができ
る。すなわち、内部コントローラ104とNAND型フ
ラッシュメモリ105との間の入出力603の電圧レベ
ルが1.65〜2.1Vであり、内部コントローラ10
4とRAM106との間の入出力604の電圧レベルは
2.7〜3.1Vである。NAND型フラッシュメモリ
105の電源端子VCCには1.65〜2.1Vの電圧
VCCNが供給され、RAM106の電源端子VCCに
は2.7〜3.1Vの電圧VCCFが供給される。
【0082】以上のように、NAND型フラッシュメモ
リ105とRAM106の動作可能な入出力電圧レベル
が重複せずに異なる場合には、内部コントローラ104
に設けられた2つの電源端子VDD1及びVDD2を用
いることにより、2つのメモリ105,106に対して
重複せずに異なる入出力電圧レベルでアクセスすること
ができる。
【0083】なお、2つのメモリ105,106の動作
可能な入出力電圧レベルが重複する場合にも、2つのメ
モリ105,106に対して重複せずに異なる入出力電
圧レベルでアクセスしてもよい。
【0084】図12は、図5の電圧レベル変換回路51
1の構成例を示す回路図である。まず、電圧レベル変換
回路511の構成を説明する。入力端子I/Oは、イン
バータ1212に接続される。インバータ1212は、
pチャネルMOSトランジスタ1201及びnチャネル
MOSトランジスタ1202を有する。pチャネルMO
Sトランジスタ1201は、ゲートが入力端子I/Oに
接続され、ソースが入出力用電源端子VCCqに接続さ
れる。nチャネルMOSトランジスタ1202は、ゲー
トが入力端子I/Oに接続され、ソースがグランド端子
に接続され、ドレインがpチャネルMOSトランジスタ
1201のドレインに接続される。nチャネルMOSト
ランジスタ1203は、ゲートが入出力用電源端子VC
Cqに接続され、ドレインがトランジスタ1201のド
レイン及びトランジスタ1202のドレインの相互接続
点に接続され、ソースがインバータ1213に接続され
る。
【0085】インバータ1213は、pチャネルMOS
トランジスタ1204及びnチャネルMOSトランジス
タ1205を有する。pチャネルMOSトランジスタ1
204は、ゲートがnチャネルMOSトランジスタ12
03のソースに接続され、ソースが電源端子VDDに接
続され、ドレインが出力端子1214に接続される。n
チャネルMOSトランジスタ1205は、ゲートがnチ
ャネルMOSトランジスタ1203のソースに接続さ
れ、ソースがグランド端子に接続され、ドレインが出力
端子1214に接続される。pチャネルMOSトランジ
スタ1206は、ゲートが出力端子1214に接続さ
れ、ソースが電源端子VDDに接続され、ドレインがn
チャネルMOSトランジスタ1203のソースに接続さ
れる。出力端子1214は、図5の信号線503を介し
てNAND型フラッシュメモリ105に接続され、又は
信号線504を介してRAM106に接続される。
【0086】次に、電圧レベル変換回路511の動作を
説明する。例えば、入出力用電源電圧端子VCCqには
1.8Vが供給され、電源電圧端子VDDには3Vが供
給される。入力端子I/Oには1.8Vレベル(ハイレ
ベルが1.8V、ローレベルが0V)の入力信号が入力
され、出力端子1214からは3Vレベル(ハイレベル
が3V、ローレベルが0V)の出力信号が出力される。
すなわち、電圧レベル変換回路511は、1.8Vレベ
ルの入力信号を3Vレベルの出力信号に変換する。
【0087】入力端子I/Oに入力された例えば1.8
Vレベルの入力信号は、インバータ1212に入力され
る。インバータ1212は、入力信号を論理反転し、
1.8Vレベルの信号を出力する。インバータ1212
の出力は、nチャネルMOSトランジスタ1203を介
してインバータ1213に入力される。インバータ12
13は、入力信号を論理反転して出力する。例えば、イ
ンバータ1213は入力信号がハイレベル(1.8V)
であればローレベルを出力する。すると、pチャネルM
OSトランジスタ1206はハイレベル(3V)を出力
する。そのハイレベル(3V)の出力がインバータ12
13の入力にフィードバックされる。その結果、インバ
ータ1213の出力はローレベルに確定する。この時、
nチャネルMOSトランジスタ1203は、ゲートの電
位を1.8V(VCCp)としてオフさせるので、イン
バータ1212の入出力用電源端子(VCCq)に電流
が流れ込まないようにしている。逆に、インバータ12
12の出力信号がローレベルであれば、インバータ12
13はハイレベル(3V)を出力端子1214に出力す
る。このようにして、異なるレベルの電圧変換をするこ
とができる。これは、図6の電圧レベル変換回路611
の場合も同様である。
【0088】図13は、NAND型フラッシュメモリ1
05の試験方法を説明するための図である。図13の構
成は、図3の構成に対して内部コントローラ104に試
験モード用端子TMODEを追加した点が異なる。メモ
リ装置103の試験を行う際、図3のように、NAND
型フラッシュメモリ105が外部に端子(ピン)を持た
ない場合、NAND型フラッシュメモリ105の単体の
試験は信頼性に欠けることがある。
【0089】図13のメモリ装置103では、試験モー
ド用端子TMODEに2ビットの試験モード信号を入力
することができる。メモリ装置103の外部端子である
試験モード用端子TMODEをアサートにすることで、
メモリ装置103の内部に閉じられているNAND型フ
ラッシュメモリ105の端子を内部コントローラ104
の外部端子(すなわちメモリ装置103の外部端子)に
アサインすることができる。これにより、その外部端子
を用いて、NAND型フラッシュメモリ105の単体の
試験を一般的なNAND型フラッシュメモリと同等に行
うことができる。
【0090】内部コントローラ104は、複数の内部端
子FD等と、外部に接続可能な複数の外部端子A等と、
外部から試験モード信号(アサイン信号)を入力するた
めの試験モード(アサイン)用端子TMODEとを有す
る。内部コントローラ104の複数の内部端子FD等
は、NAND型フラッシュメモリ105の複数の端子I
O等に接続される。内部コントローラ104は、試験モ
ード用端子TMODEに試験モード信号が入力される
と、内部端子FD等と外部端子A等との間のアサインを
行う。すなわち、複数の内部端子FD等と複数の外部端
子A等とがそれぞれ対応付けされて接続される。その外
部端子がNAND型フラッシュメモリ105の端子と同
等になり、NAND型フラッシュメモリ105の端子に
直接接続する場合と同様の試験を行うことができる。
【0091】次に、図13の電源レベルについて説明す
る。電源レベルは、図5と同様である。内部コントロー
ラ104は、入出力用電源電圧端子VCCqに1.65
〜2.1Vの電源電圧を入力し、電源電圧端子VDDに
2.7〜3.1Vの電源電圧を入力する。NAND型フ
ラッシュメモリ105は、電源電圧端子VCCに2.7
〜3.1Vの電源電圧を入力する。RAM106も、電
源電圧端子VCCに2.7〜3.1Vの電源電圧を入力
する。
【0092】図7は、NAND型フラッシュメモリ10
5とRAM106との間の他のデータ転送方法を示す。
NAND型フラッシュメモリ701は、複数のページ7
02、703、704等を有する。各ページ702〜7
04は、実データエリア及びスペアデータエリアを有す
る。実データエリアは実データを記憶するためのエリア
であり、スペアデータエリアはスペアデータ(制御情
報、管理方法及びエラー検出訂正データを含む)を記憶
するためのエリアである。1ページは、実データエリア
が例えば512ワード、スペアデータエリアが例えば1
6ワードである。スペアデータエリアは、先の8ワード
が制御情報及び管理情報を記憶するためのエリアであ
り、後の8ワードがエラー検出訂正データを記憶するた
めのエリアである。本実施形態では、RAM711に
も、実データエリア712及びスペアデータエリア71
3を設ける。
【0093】まず、NAND型フラッシュメモリ701
からRAM711へデータ転送する場合を説明する。N
AND型フラッシュメモリ701には実データ及びスペ
アデータが記憶されている。マイクロコントローラ72
1は、NAND型フラッシュメモリ701から実データ
731及びスペアデータ732を分解して読み出す。実
データ731はRAM711の実データエリア712に
実データ712a,712b,712cとして書き込ま
れ、スペアデータ732はRAM711のスペアデータ
エリア713にスペアデータ713a,713b,71
3cとして書き込まれる。実データ712a,712
b,712cとスペアデータ713a,713b,71
3cとは、それぞれページ毎に1対1で対応している。
【0094】なお、スペアデータ713a〜713c
は、制御情報及び管理情報の8ワードのデータを含み、
エラー検出訂正データを必ずしも含まなくてよい。エラ
ー検出訂正データは、エラー検出訂正回路113(図
1)が生成するので、RAM711上に記憶させる必要
はない。
【0095】スペアデータには、書き込み回数や消去回
数等の情報を含むので、実データ712a〜712cを
再びNAND型フラッシュメモリ701に書き込むとき
には、それに応じてスペアデータを変更する必要があ
る。また、RAM711上の実データ712a〜712
cを修正する場合には、それに応じてスペアデータ71
3a〜713cも修正する必要がある。マイクロコント
ローラ721は、RAM711上でスペアデータ713
a〜713cを変更する。
【0096】次に、RAM711からNAND型フラッ
シュメモリ701へデータ転送する場合を説明する。R
AM711上の必要に応じて変更された実データ712
a〜712c及びスペアデータ713a〜713cは、
それぞれページ毎に1対1に対応させて結合し、NAN
D型フラッシュメモリ701に書き込まれる。
【0097】図11の従来技術によれば、マイクロコン
トローラ1121がRAM1111上のデータを修正
し、NAND型フラッシュメモリ1101に書き込むと
きには、一度、NAND型フラッシュメモリ1101か
らスペアデータを読み出し、そのスペアデータを修正す
る。そして、マイクロコントローラ1121は、その修
正されたスペアデータ及び修正されたRAM1111上
の実データをNAND型フラッシュメモリ1101に書
き込む。このように、NAND型フラッシュメモリ11
01から一度スペアデータを読み出さなければならない
ため、処理ステップが多くなり、処理速度が遅いという
問題がある。
【0098】本実施形態によれば、NAND型フラッシ
ュメモリ701から改めてスペアデータを読み出す必要
がないので、処理ステップが減り、処理速度が速くなる
利点がある。
【0099】RAM711の実データエリア712及び
スペアデータエリア713は、それぞれ連続アドレスエ
リアとして設けられている。一方、NAND型フラッシ
ュメモリ701の実データエリア及びスペアデータエリ
アは、それぞれ不連続アドレスエリアとして設けられて
いる。
【0100】次に、図2のスペアデータレジスタ206
について説明する。RAM711上の複数のスペアデー
タ713a〜713cは、同じ内容のものが所定の数だ
け連続することがある。例えば、スペアデータが実デー
タの名称を示すものとして使用される場合には、複数ペ
ージが同じスペアデータになることがある。その場合に
は、その同じ内容のスペアデータを一のスペアデータと
してスペアデータレジスタ206に記憶させ、連続デー
タ数をデータサイズレジスタ204に記憶させ、ソース
アドレス及びディスティネーションアドレスをそれぞれ
ソースアドレスレジスタ202及びディスティネーショ
ンアドレスレジスタ203に記憶させる。さらに、スペ
アセットレジスタ207にスペアデータレジスタ206
を使用する旨の情報を記憶させる。
【0101】これにより、内部コントローラ104は、
RAM711の実データエリア712内の実データ71
2a〜712c及びスペアデータレジスタ206内のス
ペアデータを結合し、それぞれNAND型フラッシュメ
モリ701内の実データエリア及びスペアデータエリア
に書き込む。
【0102】RAM上の同じ内容のスペアデータ713
a〜713cを変更するには、すべてのスペアデータ7
13a〜713cを変更する必要がある。それに対し、
同じ内容のスペアデータをスペアデータレジスタ206
に記憶させておけば、スペアデータレジスタ206内の
一のスペアデータを修正するだけで済むので、処理が簡
単になり、処理速度が速くなる。
【0103】スペアデータレジスタ206は、一又は複
数のスペアデータを記憶するためのレジスタである。内
部コントローラ104は、NAND型フラッシュメモリ
701に書き込む複数のスペアデータが同じ内容である
ときには、スペアデータレジスタ206内の一のスペア
データを用いてNAND型フラッシュメモリ701内に
同じ内容の複数のスペアデータを書き込むことができ
る。
【0104】図2のスペアセットレジスタ207は、ス
ペアデータレジスタ206内のスペアデータ又はRAM
711内のスペアデータ713a〜713cのいずれか
を選択してNAND型フラッシュメモリ701に書き込
むためのレジスタである。
【0105】図8は、上記のRAM711からNAND
型フラッシュメモリ701へのセーブ命令の処理を示す
フローチャートである。
【0106】ステップS801では、レジスタにパラメ
ータをセットする。例えば、NAND型フラッシュメモ
リ及びRAMのページアドレスをセットし、ページ数を
セットする。ステップS802では、コマンドコードを
コマンドレジスタにセットする。ステップS803で
は、割り込み信号INTをアサート、ビジー信号BSY
をセット、エラー信号ERR及びエンド信号ENDをク
リアする。
【0107】ステップS804では、NAND型フラッ
シュメモリをアクティブ状態にし、NAND型フラッシ
ュメモリにアドレス情報を送る。ステップS805で
は、RAMからNAND型フラッシュメモリへのデータ
転送を指示する。
【0108】ステップS806では、スペアセットレジ
スタが0か否かをチェックする。0であるときにはステ
ップS807へ進み、0でないときにはステップS80
8へ進む。
【0109】ステップS807では、RAMの実データ
エリア上の512ワードの実データとRAMのスペアデ
ータエリア上の8ワードのスペアデータをセットし、ス
テップS809へ進む。
【0110】ステップS808では、RAMの実データ
エリア上の512ワードの実データとスペアデータレジ
スタ上の8ワードのスペアデータをセットし、ステップ
S809へ進む。
【0111】ステップS809では、NAND型フラッ
シュメモリがレディ状態になったらNAND型フラッシ
ュメモリのステータスを読み出す。ステップS810で
は、ステータスレジスタのエラーフラグERR及びフェ
ールフラグFAILをセットする。ステップS811で
は、NAND型フラッシュメモリを非アクティブ状態に
する。ステップS812では、エラーフラグERRが0
か否かをチェックする。0であればステップS813へ
進み、0でなければステップS815へ進む。
【0112】ステップS813では、ページ数レジスタ
をデクリメントし、RAM及びNAND型フラッシュメ
モリのページアドレスをインクリメントする。ステップ
S814では、ページ数が0であるか否かをチェックす
る。0であればステップS815へ進み、0でなければ
ステップS804へ戻り、次のページのセーブ処理を繰
り返す。
【0113】ステップS815では、ビジー信号BSY
をクリアし、エンド信号ENDをセットし、割り込み信
号INTをアサートにする。マイクロコントローラがス
テータスレジスタを読むと、割り込み信号INTはクリ
アされる。以上で、セーブ処理が終了する。
【0114】以上のように、スペアセットレジスタ20
7(図2)が0であるときには、ステップS807で、
RAM上の512ワードの実データとRAM上の8ワー
ドのスペアデータをNAND型フラッシュメモリに書き
込む。一方、スペアセットレジスタ207が1であると
きには、ステップS808で、RAM上の512ワード
の実データとスペアデータレジスタ上の8ワードのスペ
アデータをNAND型フラッシュメモリに書き込む。ス
ペアセットレジスタ207へのセットにより、いずれか
のセーブ方法を選択することができる。
【0115】本実施形態では、NAND型フラッシュメ
モリ105とRAM106との間でデータ転送を行って
いる間にも、NOR型フラッシュメモリ102に対する
アクセスが可能になる。
【0116】また、NAND型フラッシュメモリ105
とRAM106との間で高速にデータ転送を行うことが
できる。
【0117】また、NAND型フラッシュメモリ105
とRAM106との間のデータ転送を制御する内部コン
トローラ104内のデータラッチ115のバッファ容量
を小さくすることができる。
【0118】また、NAND型フラッシュメモリ105
とRAM106の電気的仕様にかかわらずマイクロコン
トローラ101の電気的仕様を決めることができる。
【0119】また、図7のRAM711内にスペアデー
タエリア713を設けることにより、NAND型フラッ
シュメモリ701内にスペアデータを高速に書き込むこ
とができる。
【0120】本実施形態によるメモリ装置は、画像情報
や音楽情報等のストリームデータを実データとして扱う
携帯電話等に適用することができ、その他、ストリーム
データをNAND型フラッシュメモリに記憶させる用途
に適している。
【0121】なお、上記実施形態は、何れも本発明を実
施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに
過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は
その技術思想、またはその主要な特徴から逸脱すること
なく、様々な形で実施することができる。
【0122】本発明の実施形態は、以下のように種々の
形態で適用することができる。 (付記1) データを記憶可能な不揮発性メモリと、ラ
ンダムアクセスが可能な揮発性メモリと、前記不揮発性
メモリ及び前記揮発性メモリの間でデータ転送を行うこ
とができ、該データ転送が行われていないときには外部
バスからの指示に応じて外部から直接前記揮発性メモリ
へアクセスしているような擬似的アクセスを可能にする
コントローラとを有するメモリ装置。 (付記2) 前記コントローラは、転送の対象となるデ
ータのソースアドレス、ディスティネーションアドレス
及びサイズを記憶可能なレジスタを有する付記1記載の
メモリ装置。 (付記3) 前記コントローラは、外部からの指示に応
じて、前記揮発性メモリ及び前記不揮発性メモリの間の
データ転送を前記外部バスへの影響なしに行う付記1記
載のメモリ装置。 (付記4) 前記コントローラは、前記データ転送の終
了を割り込みで外部バスへ通知する付記3記載のメモリ
装置。 (付記5) 前記コントローラは、前記不揮発性メモリ
及び前記揮発性メモリの間のデータ転送中に、サスペン
ド命令により該データ転送を一時停止し、その後に外部
からの指示に応じて前記揮発性メモリへアクセスを行
い、その後のリジューム命令により前記データ転送を再
開する付記1記載のメモリ装置。 (付記6) 前記不揮発性メモリ、前記揮発性メモリ及
び前記コントローラが1つのパッケージに内蔵されてい
る付記1記載のメモリ装置。 (付記7) データを記憶可能な不揮発性メモリと、ラ
ンダムアクセスが可能な揮発性メモリと、前記不揮発性
メモリ及び前記揮発性メモリの間でデータ転送を行う
際、前記不揮発性メモリ又は前記揮発性メモリから複数
のデータを読み出し終わる前に、該複数のデータを前記
揮発性メモリ又は前記不揮発性メモリへ書き込み始める
コントローラとを有するメモリ装置。 (付記8) 前記コントローラは、前記不揮発性メモリ
から前記揮発性メモリへデータ転送を行う際、前記不揮
発性メモリから複数のデータを読み出し終わる前に、該
複数のデータを前記揮発性メモリへ書き込み始める付記
7記載のメモリ装置。 (付記9) 前記コントローラは、前記揮発性メモリか
ら前記不揮発性メモリへデータ転送を行う際、前記揮発
性メモリから複数のデータを読み出し終わる前に、該複
数のデータを前記不揮発性メモリへ書き込み始める付記
7記載のメモリ装置。 (付記10) 前記コントローラは、前記データ転送を
行う際にエラー検出及び/又は訂正処理を行う付記7記
載のメモリ装置。 (付記11) 前記コントローラは、前記不揮発性メモ
リから前記揮発性メモリへデータ転送を行う際、前記不
揮発性メモリから実データ及びエラー検出訂正データを
読み出し、該エラー検出訂正データを基に該実データの
エラー検出及び/又は訂正処理を行い、実データを前記
揮発性メモリに書き込む付記10記載のメモリ装置。 (付記12) 前記コントローラは、前記揮発性メモリ
から前記不揮発性メモリへデータ転送を行う際、前記揮
発性メモリから実データを読み出し、該実データを基に
エラー検出訂正データを生成し、該実データ及び該エラ
ー検出訂正データを前記不揮発性メモリに書き込む付記
10記載のメモリ装置。 (付記13) 前記コントローラは、エラー検出訂正情
報を記憶するためのエラー検出訂正レジスタを有する付
記10記載のメモリ装置。 (付記14) 前記エラー検出訂正レジスタは、エラー
が検出されたデータのアドレスを記憶する付記13記載
のメモリ装置。 (付記15) 前記コントローラは、データをバッファ
リングするためのバッファを有し、該バッファを介して
前記データ転送を行う付記7記載のメモリ装置。 (付記16) 前記コントローラは、転送サイクルに転
送データ数を乗じた時間に1転送サイクルを加算した時
間でデータ転送を行う付記15記載のメモリ装置。 (付記17) 前記コントローラは、前記不揮発性メモ
リから前記揮発性メモリへデータ転送を行う際、前記不
揮発性メモリから実データ及びエラー検出訂正データを
読み出し、該エラー検出訂正データを基に該実データの
エラー検出を行い、該実データを前記揮発性メモリに書
き込み、前記揮発性メモリ上で該実データのエラー訂正
処理を行う付記16記載のメモリ装置。 (付記18) 電気的仕様が異なる複数のメモリと、前
記複数のメモリに接続されるメモリバスと外部に接続さ
れる外部バスとを含み、前記外部バスの入出力電圧レベ
ルが単一であり、かつ前記メモリバスと前記外部バスと
の入出力電圧レベルの範囲が異なるコントローラとを有
するメモリ装置。 (付記19) 前記複数のメモリは、互いに動作可能な
入出力電圧レベルの範囲が異なる付記18記載のメモリ
装置。 (付記20) 前記コントローラは、前記複数のメモリ
の動作可能な入出力電圧レベルの重複範囲で前記複数の
メモリに対してアクセスする付記19記載のメモリ装
置。 (付記21) 前記コントローラは、前記重複範囲の入
出力電圧レベルの電源電圧を入力する電源端子を含み、
該電源端子の電圧を基に前記複数のメモリの入出力電圧
レベルを制御する付記20記載のメモリ装置。 (付記22) 前記コントローラは、前記複数のメモリ
に対して互いに重複せずに異なる入出力電圧レベルでア
クセスする付記19記載のメモリ装置。 (付記23) 前記コントローラは、前記重複せずに異
なる入出力電圧レベルの電源電圧を入力する2つの電源
端子を含み、該2つの電源端子の電圧を基に前記複数の
メモリの入出力電圧レベルを制御する付記22記載のメ
モリ装置。 (付記24) 前記複数のメモリは、互いに動作可能な
入出力電圧レベルの範囲が重複しない付記22記載のメ
モリ装置。 (付記25) 前記複数のメモリは、不揮発性メモリ及
び揮発性メモリである付記18記載のメモリ装置。 (付記26) 複数の実データを記憶するための実デー
タエリアと複数のスペアデータを記憶するためのスペア
データエリアを含む不揮発性メモリと、複数の実データ
を記憶するための実データエリアと複数のスペアデータ
を記憶するためのスペアデータエリアを含む揮発性メモ
リと、前記不揮発性メモリ及び前記揮発性メモリの間の
データ転送を行うコントローラとを有するメモリ装置。 (付記27) 前記スペアデータは、制御情報又は管理
情報である付記26記載のメモリ装置。 (付記28) 前記複数の実データと前記複数のスペア
データは、それぞれ1対1で対応している付記26記載
のメモリ装置。 (付記29) 前記揮発性メモリ内の実データエリア及
びスペアデータエリアは、それぞれ連続アドレスエリア
として設けられる付記26記載のメモリ装置。 (付記30) 前記不揮発性メモリ内の実データエリア
及びスペアデータエリアは、それぞれ不連続アドレスエ
リアとして設けられる付記29記載のメモリ装置。 (付記31) 前記コントローラは、前記不揮発性メモ
リから前記揮発性メモリにデータ転送を行う際、前記不
揮発性メモリ内の実データエリア及びスペアデータエリ
アから対応して読み出した実データ及びスペアデータを
分解し、それぞれ前記揮発性メモリ内の実データエリア
及びスペアデータエリアに書き込む付記28記載のメモ
リ装置。 (付記32) 前記コントローラは、前記揮発性メモリ
から前記不揮発性メモリへデータ転送を行う際、前記揮
発性メモリ内の実データエリア及びスペアデータエリア
から対応して読み出した実データ及びスペアデータを結
合し、それぞれ前記不揮発性メモリ内の実データエリア
及びスペアデータエリアに書き込む第1の書き込みコン
トローラを含む付記28記載のメモリ装置。 (付記33) 前記コントローラは、一又は複数のスペ
アデータを記憶するためのスペアデータレジスタを含
み、前記揮発性メモリの実データエリア内の実データ及
び前記スペアデータレジスタ内のスペアデータを結合
し、それぞれ前記不揮発性メモリ内の実データエリア及
びスペアデータエリアに書き込む付記28記載のメモリ
装置。 (付記34) 前記スペアデータレジスタは、一のスペ
アデータを記憶するためのレジスタである付記33記載
のメモリ装置。 (付記35) 前記コントローラは、前記不揮発性メモ
リに書き込む複数のスペアデータが同じ内容であるとき
には、前記スペアデータレジスタ内の一のスペアデータ
を用いて前記不揮発性メモリ内の同じ内容の複数のスペ
アデータを書き込む付記33記載のメモリ装置。 (付記36) 前記コントローラは、一又は複数のスペ
アデータを記憶するためのスペアデータレジスタを含
み、前記揮発性メモリの実データエリア内の実データ及
び前記スペアデータレジスタ内のスペアデータを結合
し、それぞれ前記不揮発性メモリ内の実データエリア及
びスペアデータエリアに書き込む第2の書き込みコント
ローラを含む付記32記載のメモリ装置。 (付記37) 前記コントローラは、前記第1及び第2
の書き込みコントローラのいずれにより書き込みを行う
かを選択することができる付記36記載のメモリ装置。 (付記38) 前記不揮発性メモリは複数の端子を有
し、前記コントローラは、前記不揮発性メモリの複数の
端子に接続される複数の内部端子と、外部に接続可能な
複数の外部端子と、外部からアサイン信号を入力するた
めのアサイン用端子とを有し、該アサイン用端子にアサ
イン信号が入力されると、前記内部端子と前記外部端子
との間のアサインを行う付記1記載のメモリ装置。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ントローラは、外部コントローラからの指示に応じて不
揮発性メモリと揮発性メモリとの間のデータ転送を行う
ことができる。このデータ転送の間、外部バスが占有さ
れることない。したがって、外部コントローラは、上記
のデータ転送の間にも、外部バスを介して、他のメモリ
(例えばNOR型フラッシュメモリ)にアクセスするこ
とができる。また、外部コントローラは、コントローラ
を介して、直接揮発性メモリへアクセスしているような
擬似的アクセスが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるメモリ装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】制御レジスタの内容を示す図である。
【図3】内部コントローラ、NAND型フラッシュメモ
リ及びRAMの間の接続を示す図である。
【図4】NAND型フラッシュメモリからRAMへの転
送タイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】入出力電圧レベルを示す図である。
【図6】他の入出力電圧レベルを示す図である。
【図7】本実施形態によるNAND型フラッシュメモリ
とRAMとの間のデータ転送方法を示す図である。
【図8】本実施形態によるNAND型フラッシュメモリ
からRAMへのセーブ処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】従来技術によるメモリ装置の構成を示すフロー
チャートである。
【図10】従来技術によるエラー検出及び訂正方法を示
す図である。
【図11】従来技術によるNAND型フラッシュメモリ
とRAMとの間のデータ転送方法を示す図である。
【図12】電圧レベル変換回路の構成例を示す回路図で
ある。
【図13】NAND型フラッシュメモリの試験方法を説
明するための図である。
【符号の説明】
101,901 マイクロコントローラ 102,902 NOR型フラッシュメモリ 103 パッケージ 104 内部コントローラ 105,905 NAND型フラッシュメモリ 106,906 RAM 111 制御レジスタ 112 NAND型フラッシュメモリ用シーケンサ 113,903 エラー検出訂正回路 114 RAM用シーケンサ 115 データラッチ 201 コマンドレジスタ 202 ソースアドレスレジスタ 203 ディスティネーションアドレスレジスタ 204 データサイズレジスタ 205 エラー検出訂正アドレスレジスタ 206 スペアデータレジスタ 207 スペアセットレジスタ 207 ステータスレジスタ 511,611 電圧レベル変換回路 701,1101 NAND型フラッシュメモリ 711,1111 RAM 712 実データエリア 713 スペアデータエリア 721,1121 マイクロコントローラ 1001 バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金澤 啓介 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B018 GA02 HA14 NA01 NA06 QA16 5B060 CA17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶可能な不揮発性メモリと、 ランダムアクセスが可能な揮発性メモリと、 前記不揮発性メモリ及び前記揮発性メモリの間でデータ
    転送を行うことができ、該データ転送が行われていない
    ときには外部バスからの指示に応じて外部から直接前記
    揮発性メモリへアクセスしているような擬似的アクセス
    を可能にするコントローラとを有するメモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記コントローラは、前記不揮発性メモ
    リ及び前記揮発性メモリの間のデータ転送中に、サスペ
    ンド命令により該データ転送を一時停止し、その後に外
    部からの指示に応じて前記揮発性メモリへアクセスを行
    い、その後のリジューム命令により前記データ転送を再
    開する請求項1記載のメモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記コントローラは、外部からの指示に
    応じて、前記揮発性メモリ及び前記不揮発性メモリの間
    のデータ転送を前記外部バスへの影響なしに行う請求項
    1記載のメモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは、データをバッファ
    リングするためのバッファを有し、転送サイクルに転送
    データ数を乗じた時間に1転送サイクルを加算した時間
    で該バッファを介して前記データ転送を行う請求項3記
    載のメモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記コントローラは、前記不揮発性メモ
    リから前記揮発性メモリへデータ転送を行う際、前記不
    揮発性メモリから実データ及びエラー検出訂正データを
    読み出し、該エラー検出訂正データを基に該実データの
    エラー検出を行い、該実データを前記揮発性メモリに書
    き込み、前記揮発性メモリ上で該実データのエラー訂正
    処理を行う請求項4記載のメモリ装置。
  6. 【請求項6】 電気的仕様が異なる複数のメモリと、 前記複数のメモリに接続されるメモリバスと外部に接続
    される外部バスとを含み、前記外部バスの入出力電圧レ
    ベルが単一であり、かつ前記メモリバスと前記外部バス
    との入出力電圧レベルの範囲が異なるコントローラとを
    有するメモリ装置。
  7. 【請求項7】 前記コントローラは、前記複数のメモリ
    の動作可能な入出力電圧レベルの重複範囲で又は互いに
    重複せずに異なる入出力電圧レベルで前記複数のメモリ
    に対してアクセスする請求項6記載のメモリ装置。
  8. 【請求項8】 複数の実データを記憶するための実デー
    タエリアと複数のスペアデータを記憶するためのスペア
    データエリアを含む不揮発性メモリと、 複数の実データを記憶するための実データエリアと複数
    のスペアデータを記憶するためのスペアデータエリアを
    含む揮発性メモリと、 前記不揮発性メモリ及び前記揮発性メモリの間のデータ
    転送を行うコントローラとを有するメモリ装置。
  9. 【請求項9】 前記コントローラは、前記揮発性メモリ
    から前記不揮発性メモリへデータ転送を行う際、前記揮
    発性メモリ内の実データエリア及びスペアデータエリア
    から対応して読み出した実データ及びスペアデータを結
    合し、それぞれ前記不揮発性メモリ内の実データエリア
    及びスペアデータエリアに書き込む第1の書き込みコン
    トローラを含む請求項8記載のメモリ装置。
  10. 【請求項10】 前記コントローラは、一又は複数のス
    ペアデータを記憶するためのスペアデータレジスタを含
    み、前記揮発性メモリの実データエリア内の実データ及
    び前記スペアデータレジスタ内のスペアデータを結合
    し、それぞれ前記不揮発性メモリ内の実データエリア及
    びスペアデータエリアに書き込む第2の書き込みコント
    ローラを含む請求項9記載のメモリ装置。
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