JPH11259356A - メモリ初期化装置 - Google Patents

メモリ初期化装置

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JPH11259356A
JPH11259356A JP5475198A JP5475198A JPH11259356A JP H11259356 A JPH11259356 A JP H11259356A JP 5475198 A JP5475198 A JP 5475198A JP 5475198 A JP5475198 A JP 5475198A JP H11259356 A JPH11259356 A JP H11259356A
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JP
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memory
initialization
state
circuit
signal
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JP5475198A
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English (en)
Inventor
Koichi Odawara
孝一 小田原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電源投入後に所定の初期設定を必要
とするメモリを処理対象として、そのメモリの初期化処
理を実行するメモリ初期化装置に関し、CPUに負荷を
与えることなくメモリの初期化処理を実行できるように
することを目的とする。 【解決手段】 CPU上を走行する起動プログラムによ
り発行される規定のデータを書き込むレジスタ手段11
と、ハードウェアで構成され、レジスタ手段11にデータ
が書き込まれるときに、一定周期を示すパルス信号に同
期して規定の動作を実行することで、メモリに適合する
初期化指示信号を生成する生成手段13と、生成手段13の
生成する初期化指示信号を変換することで、初期化処理
のメモリ制御信号を生成してメモリに出力する変換手段
14とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源投入後に所定
の初期設定を必要とするメモリを処理対象として、その
メモリの初期化処理を実行するメモリ初期化装置に関
し、特に、CPUに負荷を与えることなくメモリの初期
化処理を実行するメモリ初期化装置に関する。
【0002】近年、コンピュータシステムでは、用途に
より、低コストモデルではEDOーRAM、高速モデル
ではSDRAMといったように、DRAMを使い分ける
場合が多い。このような場合でも、DRAMの制御装置
は共通である必要がある。
【0003】一方、EDOーRAMでは、電源投入の一
定時間後に、リフレッシュコマンドを一定回数入力する
初期化処理が必要とされ、SDRAMでは、電源投入の
一定時間後に、規定のシーケンスで、リフレッシュやモ
ードレジスタライトなどのコマンドを入力する初期化処
理が必要とされる。
【0004】これから、共通のDRAM制御装置を使用
しつつ、実装されるDRAMの種類に応じた初期化処理
を実行するメモリ初期化装置を構築していく必要があ
る。
【0005】
【従来の技術】図13に、従来技術を図示する。図中、
1はCPU、2はDRAMなどのメモリ、3はCPU1
やメモリ2を制御するシステム処理装置、4はシステム
処理装置1に備えられて、メモリアクセスの制御を行う
メモリ制御手段、5はシステム処理装置1に備えられ
て、メモリ制御手段4に対して初期化の指示を行う初期
化指示レジスタである。
【0006】従来技術では、メモリ2の種類に応じた初
期化処理プログラムを用意する構成を採って、電源投入
時に、CPU1上を走行する起動プログラムにより、そ
の初期化処理プログラムを動作させることで、メモリ2
に適合する初期化処理を実行するという構成を採ってい
た。
【0007】例えば、初期化処理がリフレッシュコマン
ドを8回入れるという場合には、初期化処理プログラム
が、初期化指示レジスタ5に対して、リフレッシュコマ
ンドの発行を指示するコードを書き込み、これを規定の
間隔で8回繰り返すことで、メモリ2の初期化を実行す
るという構成を採っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
では、実装するメモリに適合する初期化処理プログラム
を動作させることで、実装するメモリに適合する初期化
処理を実行する構成を採っていた。
【0009】これから、起動プログラム(初期化処理プ
ログラムも起動プログラムの一部をなす)のプログラム
容量が増大するという問題点がある。起動プログラム
は、通常、ROMにプログラミングされる。ROMのメ
モリ容量には限りがあることから、このプログラム容量
の増大は大きな問題となる。
【0010】更に、メモリの初期化処理のために、CP
Uの起動時間が増大し、性能劣化をもたらすという問題
点がある。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので
あって、CPUに負荷を与えることなくメモリの初期化
処理を実行する新たなメモリ初期化装置の提供を目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1及び図2に本発明の
原理構成を図示する。図中、1はCPU、図1に示す2
-1,2は例えば2つ備えられる同一種類のメモリ、図2に
示す2a,bは例えば2つ備えられる異なる種類のメモ
リ、3はCPU1やメモリ2を制御するシステム処理装
置、4はメモリアクセスの制御を行うメモリ制御手段、
10はCPU1から送られてくるアドレス情報やアクセ
ス情報を保持するバッファ、100(破線で示されるも
の)は本発明を具備するメモリ初期化装置である。
【0012】図1に原理構成を図示する本発明のメモリ
初期化装置100は、同一種類のメモリ2-1,2の初期化
処理を実行するものであって、CPU1上を走行する起
動プログラムにより発行される規定のデータを書き込む
レジスタ手段11と、CPU1上を走行する起動プログ
ラムにより発行される同時初期化の対象となるメモリ数
を示すデータを書き込む第2のレジスタ手段12と、ハ
ードウェアで構成され、レジスタ手段11にデータが書
き込まれるときに、一定周期を持つパルス信号に同期し
て規定の動作を実行することで、第2のレジスタ手段1
2に書き込まれるデータの指すメモリ数が規定するメモ
リ2-1,2を同時に初期化することを指示する初期化指示
信号を生成する生成手段13と、生成手段13の生成す
る初期化指示信号を変換することで、初期化処理のメモ
リ制御信号を生成してメモリ2-1,2に出力する変換手段
14とを備える。
【0013】一方、図2に原理構成を図示する本発明の
メモリ初期化装置100は、異なる種類のメモリ2a,b
の初期化処理を実行するものであって、CPU1上を走
行する起動プログラムにより発行されるメモリ種類を示
すデータを書き込むレジスタ手段11と、ハードウェア
で構成され、メモリ種類に対応付けて設けられて、レジ
スタ手段11にデータが書き込まれるときに対応するも
のが起動されて、一定周期を持つパルス信号に同期して
規定の動作を実行することで、そのデータの指すメモリ
2a,bの初期化指示信号を生成する生成手段13a,b
と、生成手段13a,bの生成する初期化指示信号を変換
することで、初期化処理のメモリ制御信号を生成して、
レジスタ手段11に書き込まれるデータの指すメモリ2
a,bに出力する変換手段14とを備える。
【0014】ここで、図2に図示する本発明のメモリ初
期化装置100にあっても、同一種類のメモリが複数備
えられるときには、図1に図示する本発明のメモリ初期
化装置100の備える第2のレジスタ手段12が備えら
れることになる。
【0015】このように構成される図1に図示する本発
明のメモリ初期化装置100では、CPU1上を走行す
る起動プログラムが、規定のデータをレジスタ手段11
に書き込むと、生成手段13は、一定周期を持つパルス
信号に同期して規定の動作を実行することで、メモリ2
-1,2に適合する初期化指示信号を生成し、これを受け
て、変換手段14は、生成手段13の生成する初期化指
示信号を変換することで、初期化処理のメモリ制御信号
を生成してメモリ2-1,2に出力する。
【0016】このとき、CPU1上を走行する起動プロ
グラムが、同時初期化の対象となるメモリ数を示すデー
タを第2のレジスタ手段12に書き込むときには、生成
手段13は、そのデータに従って、メモリ2-1,2を同時
に初期化することを指示する初期化指示信号を生成した
り、メモリ2-1,2を1つずつ初期化することを指示する
初期化指示信号を生成する。
【0017】更に、このとき、生成手段13は、初期化
指示信号を生成している間、メモリアクセスを抑止する
抑止信号を生成してバッファ10に出力することで、C
PU1上を走行するプログラムによるメモリアクセスを
抑止する。
【0018】一方、このように構成される図2に図示す
る本発明のメモリ初期化装置100では、CPU1上を
走行する起動プログラムが、メモリ種類を示すデータを
レジスタ手段11に書き込むと、そのデータに対応する
生成手段13a,bは、一定周期を持つパルス信号に同期
して規定の動作を実行することで、そのデータの指すメ
モリ2a,bに適合する初期化指示信号を生成し、これを
受けて、変換手段14は、生成手段13a,bの生成する
初期化指示信号を変換することで、初期化処理のメモリ
制御信号を生成して、そのデータの指すメモリ2a,bに
出力する。
【0019】このとき、生成手段13a,bは、初期化指
示信号を生成している間、メモリアクセスを抑止する抑
止信号を生成してバッファ10に出力することで、CP
U1上を走行するプログラムによるメモリアクセスを抑
止する。
【0020】このように本発明のメモリ初期化装置10
0によれば、CPU1上を走行する起動プログラムは、
1回だけレジスタにライトアクセスするだけで、メモリ
2を初期化できるようになるので、CPU1に負荷を与
えることなくメモリ2の初期化を実行できるようにな
る。
【0021】そして、CPU1上を走行する起動プログ
ラムは、同時初期化の対象となるメモリ数を示すデータ
をレジスタに書き込むことで、同時初期化の対象となる
メモリ数を自由に制御できるようになる。
【0022】そして、CPU1上を走行する起動プログ
ラムは、メモリ種類を示すデータをレジスタに書き込む
ことで、異なる種類のメモリに対する初期化を自由に制
御できるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図3に、本発明の一実施例を図示す
る。
【0024】図中、1はCPU、2-1,2は2つ備えられ
る同一種類のメモリ、3はCPU1やメモリ2-1,2を制
御するシステム処理装置である。このシステム処理装置
3は、本発明を実現するために、メモリアクセスの制御
を行うメモリ制御機構20と、メモリ2-1,2の初期化動
作を制御する初期化制御機構30と、アドレス情報やア
クセス情報を保持するバッファ40と、起動プログラム
の発行する初期化指示信号を保持するレジスタ41と、
レジスタアクセスの制御やアドレスのデコードや各レジ
スタへのライト指示などを行うレジスタ制御機構42
と、レジスタ制御機構42の出力するライト指示信号を
1クロック保持するフリップフロップ回路43と、フリ
ップフロップ回路43の保持するライト指示信号とレジ
スタ41の保持する初期化指示信号との論理積を算出し
て、初期化制御機構30に出力するAND回路44とを
備える。
【0025】このメモリ制御機構20は、CPU1から
のメモリアクセスをメモリ2-1,2の制御信号に変換して
制御するメモリアクセス制御回路200と、初期化制御
機構30の出力する初期化指示信号をメモリ2-1,2の制
御信号に変換する変換回路201と、メモリアクセス制
御回路200の出力するメモリ制御信号と変換回路20
1の出力するメモリ制御信号との論理和を算出して、メ
モリ2-1に出力するOR回路202と、メモリアクセス
制御回路200の出力するメモリ制御信号と変換回路2
01の出力するメモリ制御信号との論理和を算出して、
メモリ2-2に出力するOR回路203とを備える。
【0026】また、初期化制御機構30は、AND回路
44の出力する初期化指示信号により起動されて、メモ
リ2-1,2の初期化動作の順次制御を実行するとともに、
バッファ40に対して、CPU1によるメモリアクセス
の抑止を指示する抑止信号を出力するステートマシン3
00と、一定時間のパルスを発生してステートマシン3
00を動作させるタイマ301と、ステートマシン30
0の出力するコードとタイマ301の出力するパルスと
の論理積を算出して、メモリ制御機構20の変換回路2
01に出力するAND回路302とを備える。
【0027】ここで、ステートマシン300の出力値は
複数ビットで構成されるコードであり、AND回路30
2は、それに合わせて複数個備えられることになるが、
図面の作成の便宜上、ここでは1個で示してある。
【0028】図4に、バッファ40の詳細な回路構成を
図示する。この図に示すように、バッファ40は、CP
U1からのアドレス情報やアクセス情報(リード、ライ
ト、アクセス対象、アクセスサイズ等)を保持するフリ
ップフロップ回路400と、CPU1からのアクセス有
効信号(アクセスのサイクルのみアサートされる)を保
持するフリップフロップ回路401と、フリップフロッ
プ回路401の出力値と上述の抑止信号の反転値との論
理積を算出して、メモリ制御機構20のメモリアクセス
制御回路200に出力するAND回路402と、フリッ
プフロップ回路401の出力値と上述の抑止信号との論
理積を算出して出力するAND回路403と、AND回
路403の出力値とCPU1からのアクセス有効信号と
の論理和を算出して、フリップフロップ回路401に出
力するOR回路404とを備える。
【0029】このように構成されるバッファ40では、
CPU1からのメモリアクセス時に、アクセス有効信号
が1サイクルアサートされ、これにより、フリップフロ
ップ回路400にアドレス情報やアクセス情報がセット
されるとともに、フリップフロップ回路401にアクセ
ス有効信号による“1”がセットされる。
【0030】このとき、メモリ2-1,2の初期化動作が完
了しているときには、後述するように、初期化制御機構
30からの抑止信号がネゲートされているので、次のサ
イクルでAND回路402が“1”を出力することで、
メモリアクセス制御回路200に対してメモリアクセス
のリクエスト信号がアサートされる。これと同時に、A
ND回路403の論理積条件が成り立たなくなり、フリ
ップフロップ回路401の出力値は次サイクルで“0”
となることで、リクエスト信号は1サイクルだけアサー
トされることになる。
【0031】一方、初期化制御機構30からの抑止信号
がアサートされているときに、CPU1からメモリアク
セスがあると、アクセス有効信号がフリップフロップ回
路401にセットされても、AND回路402の論理積
条件が成り立たないことで、メモリアクセス制御回路2
00に対して出力するリクエスト信号はネゲートされた
ままとなる。これと同時に、AND回路403の論理積
条件が成立するので、フリップフロップ回路401はア
クセス有効信号を保持し続け、これにより、CPU1か
らメモリアクセスは、このバッファ40で待ち状態とな
る。この待ち状態のときに、初期化制御機構30からの
抑止信号がネゲートされると、AND回路402の論理
積条件が成立することで、メモリアクセス制御回路20
0に対してメモリアクセスのリクエスト信号がアサート
されることになる。
【0032】このようにして、バッファ40は、初期化
制御機構30からの抑止信号がアサートされているとき
には、CPU1からのメモリアクセスを抑止し、その抑
止信号がネゲートされるときに、そのメモリアクセスの
リクエスト信号をアサートするように動作する。
【0033】図5に、初期化制御機構30を構成するス
テートマシン300の一実施例を図示する。ステートマ
シン300は、ハードウェアで構成されており、この図
に示すように、タイマ301の出力パルスを受けてステ
ートを遷移させるステート遷移回路3000と、ステー
ト遷移回路3000の出力するステートを保持するとと
もに、ステート遷移回路3000にフィードバックする
フリップフロップ回路3001と、フリップフロップ回
路3001の保持するステートに応じて、AND回路3
02に対してリフレッシュコマンド発行指示などのコー
ドを出力するデコーダ3002と、フリップフロップ回
路3001の保持するステートに応じて、バッファ40
に対してネゲート又はアサートを示す抑止信号を出力す
るデコーダ3003とを備える。
【0034】図6に、ステート遷移回路3000の示す
ステート遷移動作の一実施例を図示する。ここで、この
実施例では、メモリ2-1,2としてEDOーRAMを用い
ることを想定している。
【0035】次に、図6を参照しつつ、図3の実施例に
従う本発明の動作について詳細に説明する。通常のメモ
リアクセス時には、CPU1は、メモリアクセスを示す
アドレス情報やアクセス情報やアクセス有効信号を出力
し、これを受けて、メモリ制御機構20のメモリアクセ
ス制御回路200は、そのアドレス情報の指すアクセス
先が例えばメモリ2-1であるときには、OR回路202
を介して、そのアドレス情報やアクセス情報をメモリ2
-1に出力することでメモリアクセスを実行する。
【0036】一方、メモリ初期化時には、CPU1は、
レジスタ41のアドレスと、レジスタライトを示す制御
信号とを出力するとともに、ライトデータ“1”を出力
する。
【0037】このCPU1からの出力を受けて、レジス
タ41にライトデータ“1”が書き込まれるとともに、
フリップフロップ回路43にライト指示が1クロック保
持される。そして、次のクロックで、AND回路44を
介して、ステートマシン300のステート遷移回路30
00に対して、レジスタ41にライトデータ“1”が書
き込まれた旨が通知される。
【0038】ステート遷移回路3000は、初期状態と
して停止中を示すアイドルステート(リセット信号によ
りセットされる)にあるが、AND回路44を介して、
レジスタ41にライトデータ“1”が書き込まれた旨の
通知を受け取ると、図6に示すステート遷移動作に入
る。
【0039】すなわち、ステート遷移回路3000は、
AND回路44からレジスタライトの通知を受け取る
と、図6に示すように、アイドルステートからスタート
ステートに遷移し、その後、タイマ301がパルスを出
力する度に、リフレッシュ1回目ステート、リフレッシ
ュ2回目ステート、リフレッシュ3回目ステート、リフ
レッシュ4回目ステート、リフレッシュ5回目ステー
ト、リフレッシュ6回目ステート、リフレッシュ7回目
ステート、リフレッシュ8回目ステートへと遷移してか
ら、その次のパルスで、レディーステートに遷移して、
ステート遷移処理を終了する。
【0040】このステート遷移回路3000のステート
遷移処理を受けて、デコーダ3002は、フリップフロ
ップ回路3001がリフレッシュ1回目ステート〜リフ
レッシュ8回目ステートを保持するときに、リフレッシ
ュコマンド発行指示のコードを出力し、これにより、A
ND回路302は、メモリ制御機構20の変換回路20
1に対して、このリフレッシュコマンド発行指示のコー
ドを周期的に8回出力する。
【0041】このAND回路302からのリフレッシュ
コマンド発行指示のコードを受け取ると、変換回路20
1は、このコードを変換することで、リフレッシュコマ
ンドの制御信号を周期的に8回生成して、OR回路20
2,203を介してメモリ2-1,2に出力することで、ED
OーRAMで構成されるメモリ2-1,2の初期化を実行す
る。
【0042】このとき、デコーダ3003は、フリップ
フロップ回路3000がレディーステート以外のステー
トを保持している間は、抑止信号をアサートしてバッフ
ァ40に与え、フリップフロップ回路3000がレディ
ーステートを保持するときに、抑止信号をネゲートして
バッファ40に与える。これにより、上述したように、
メモリ2-1,2の初期化処理が実行されている間、CPU
1からのメモリアクセスが禁止されることになる。
【0043】このようにして、本発明によれば、CPU
1上を走行する起動プログラムは、レジスタ41に対し
て、1回だけライトアクセスするだけで、メモリ2-1,2
を初期化できるようになる。
【0044】図7に、本発明の他の実施例を図示する。
図中、図3で説明したものと同じものについては同一の
記号で示してある。この実施例に従う場合、システム処
理装置3は、起動プログラムの発行する初期化範囲信号
を保持して、それをステートマシン300に入力する初
期化範囲レジスタ45を備え、更に、初期化制御機構3
0は、図3に示したAND回路302(複数個で構成さ
れるが、基本的には1組のものである)に代えて、3組
で構成されるAND回路303を備える構成を採る。
【0045】図8に、図7の実施例に従う場合のステー
トマシン300の一実施例を図示する。この実施例に従
うステートマシン300は、タイマ301の出力パルス
を受けてステートを遷移させるステート遷移回路300
0’と、ステート遷移回路3000’の出力するステー
トを保持するとともに、ステート遷移回路3000’に
フィードバックするフリップフロップ回路3001と、
フリップフロップ回路3001がリフレッシュAiステ
ート(i=1〜8)を保持するときに対応の端子からリ
フレッシュコマンド発行指示のコードを出力し、フリッ
プフロップ回路3001がリフレッシュBiステート
(i=1〜8)を保持するときに対応の端子からリフレ
ッシュコマンド発行指示のコードを出力するデコーダ3
002’と、フリップフロップ回路3001の保持する
ステートに応じて、バッファ40に対してネゲート又は
アサートを示す抑止信号を出力するデコーダ3003と
を備える。
【0046】図7に示したAND回路303は、図8に
示すように3組で構成されており、その1つのAND回
路303-1は、デコーダ3002’がリフレッシュAス
テートの端子からリフレッシュコマンド発行指示のコー
ドを出力し、初期化範囲レジスタ45が“0”を保持
し、かつ、タイマ301がパルスを出力するときに、デ
コーダ3002’の出力するリフレッシュコマンド発行
指示のコードを変換回路201に出力する。
【0047】また、その1つのAND回路303-2は、
デコーダ3002’がリフレッシュAステートの端子か
らリフレッシュコマンド発行指示のコードを出力し、初
期化範囲レジスタ45が“1”を保持し、かつ、タイマ
301がパルスを出力するときに、デコーダ3002’
の出力するリフレッシュコマンド発行指示のコードを変
換回路201に出力する。
【0048】また、その1つのAND回路303-3は、
デコーダ3002’がリフレッシュBステートの端子か
らリフレッシュコマンド発行指示のコードを出力し、か
つ、タイマ301がパルスを出力するときに、デコーダ
3002’の出力するリフレッシュコマンド発行指示の
コードを変換回路201に出力する。
【0049】図9に、図7の実施例に従う場合に、ステ
ート遷移回路3000’の示すステート遷移動作の一実
施例を図示する。ここで、この実施例でも、メモリ2-
1,2としてEDOーRAMを用いることを想定してい
る。
【0050】次に、図9を参照しつつ、図7の実施例に
従う本発明の動作について詳細に説明する。通常のメモ
リアクセス時には、CPU1は、メモリアクセスを示す
アドレス情報やアクセス情報やアクセス有効信号を出力
し、これを受けて、メモリ制御機構20のメモリアクセ
ス制御回路200は、そのアドレス情報の指すアクセス
先が例えばメモリ2-1であるときには、OR回路202
を介して、そのアドレス情報やアクセス情報をメモリ2
-1に出力することでメモリアクセスを実行する。
【0051】一方、メモリ初期化時に、メモリ2-1,2を
同時に初期化するときには、CPU1は、レジスタ41
に“1”を書き込むとともに、初期化範囲レジスタ45
に“0”を書き込む。また、メモリ初期化時に、メモリ
2-1,2を1つずつ初期化するときには、CPU1は、レ
ジスタ41に“1”を書き込むとともに、初期化範囲レ
ジスタ45に“1”を書き込む。
【0052】レジスタ41に“1”が書き込まれると、
図3の実施例と同様にして、ステート遷移回路300
0’に対して、レジスタ41にライトデータ“1”が書
き込まれた旨が通知される。
【0053】ステート遷移回路3000’は、初期状態
として停止中を示すアイドルステートにあるが、AND
回路44を介して、レジスタ41にライトデータ“1”
が書き込まれた旨の通知を受け取ると、初期化範囲レジ
スタ45の保持値に応じて、図9に示すステート遷移動
作に入る。
【0054】すなわち、初期化範囲レジスタ45が
“0”を保持するときには、ステート遷移回路300
0’は、AND回路44からレジスタライトの通知を受
け取ると、図9に示すように、アイドルステートからス
タートステートに遷移し、その後、タイマ301がパル
スを出力する度に、リフレッシュA1ステート、リフレ
ッシュA2ステート、リフレッシュA3ステート、リフ
レッシュA4ステート、リフレッシュA5ステート、リ
フレッシュA6ステート、リフレッシュA7ステート、
リフレッシュA8ステートへと遷移してから、その次の
パルスで、レディーステートに遷移して、ステート遷移
処理を終了する。
【0055】このステート遷移回路3000’のステー
ト遷移処理を受けて、デコーダ3002’は、フリップ
フロップ回路3001がリフレッシュA1ステート〜リ
フレッシュA8ステートを保持するときに、リフレッシ
ュAステートの端子からリフレッシュコマンド発行指示
のコードを出力する。このとき、初期化範囲レジスタ4
5が“0”を保持しているので、AND回路303-1が
活性化されて、AND回路303-1は、メモリ制御機構
20の変換回路201に対して、このリフレッシュコマ
ンド発行指示のコードを周期的に8回出力する。
【0056】このAND回路303-1からのリフレッシ
ュコマンド発行指示のコードを受け取ると、変換回路2
01は、このコードを変換することで、メモリ2-1,2を
同時に初期化することを指示するリフレッシュコマンド
の制御信号を周期的に8回生成して、OR回路202,2
03を介してメモリ2-1,2に出力することで、EDOー
RAMで構成されるメモリ2-1,2を同時に初期化する。
【0057】このとき、図3の実施例と同様にして、デ
コーダ3003の処理に従って、メモリ2-1,2の初期化
処理が実行されている間、CPU1からのメモリアクセ
スが禁止されることになる。
【0058】一方、初期化範囲レジスタ45が“1”を
保持するときには、ステート遷移回路3000’は、A
ND回路44からレジスタライトの通知を受け取ると、
図9に示したように、アイドルステートからスタートス
テートに遷移し、その後、タイマ301がパルスを出力
する度に、リフレッシュA1ステート、リフレッシュB
1ステート、リフレッシュA2ステート、リフレッシュ
B2ステート、リフレッシュA3ステート、リフレッシ
ュB3ステート、リフレッシュA4ステート、リフレッ
シュB4ステート、リフレッシュA5ステート、リフレ
ッシュB5ステート、リフレッシュA6ステート、リフ
レッシュB6ステート、リフレッシュA7ステート、リ
フレッシュB7ステート、リフレッシュA8ステート、
リフレッシュB8ステートへと遷移してから、その次の
パルスで、レディーステートに遷移して、ステート遷移
処理を終了する。
【0059】このステート遷移回路3000’のステー
ト遷移処理を受けて、デコーダ3002’は、フリップ
フロップ回路3001がリフレッシュA1ステート〜リ
フレッシュA8ステートを保持するときには、リフレッ
シュAステートの端子からリフレッシュコマンド発行指
示のコードを出力し、フリップフロップ回路3001が
リフレッシュB1ステート〜リフレッシュB8ステート
を保持するときには、リフレッシュBステートの端子か
らリフレッシュコマンド発行指示のコードを出力する。
【0060】このとき、AND回路303-3が活性化さ
れるとともに、初期化範囲レジスタ45が“1”を保持
していることでAND回路303-2が活性化されて、A
ND回路303-2とAND回路303-3とは、交互に、
メモリ制御機構20の変換回路201に対して、このリ
フレッシュコマンド発行指示のコードを周期的に各々8
回出力する。
【0061】このAND回路303-2,3からのリフレッ
シュコマンド発行指示のコードを受け取ると、変換回路
201は、このコードを変換することで、メモリ2-1に
対するリフレッシュコマンドの制御信号と、メモリ2-2
に対するリフレッシュコマンドの制御信号とを交互に周
期的に16回生成して、OR回路202,203を介して
メモリ2-1,2に出力することで、EDOーRAMで構成
されるメモリ2-1,2の初期化を実行する。
【0062】このとき、図3の実施例と同様にして、デ
コーダ3003の処理に従って、メモリ2-1,2の初期化
処理が実行されている間、CPU1からのメモリアクセ
スが禁止されることになる。
【0063】このようにして、図7の実施例に従うと、
CPU1上を走行する起動プログラムは、初期化範囲レ
ジスタ45に書き込むデータを変えることで、メモリ2
-1,2を同時に初期化したり、1つずつ初期化できるよう
になるので、消費電力との関係で、同時に初期化できな
いようなことが起こっても対処できるようになる。
【0064】図10に、本発明の他の実施例を図示す
る。この実施例では、EDOーROMで構成されるメモ
リ2aと、SDRAMで構成されるメモリ2bというよ
うに、システム処理装置3の制御対象となるメモリが異
なる種類となる場合に適用される。
【0065】図中、図3で説明したものと同じものにつ
いては同一の記号で示してある。この実施例に従う場
合、システム処理装置3は、EDOーROMで構成され
るメモリ2aに対応付けて設けられる初期化制御機構3
0aと、SDRAMで構成されるメモリ2bに対応付け
て設けられる初期化制御機構30bとを備える。そし
て、これに合わせて、フリップフロップ回路43の保持
するライト指示信号とレジスタ41の保持する初期化指
示信号との論理積を算出して、初期化制御機構30aに
出力するAND回路44aと、フリップフロップ回路4
3の保持するライト指示信号とレジスタ41の保持する
初期化指示信号の反転値との論理積を算出して、初期化
制御機構30bに出力するAND回路44bとを備え
る。
【0066】更に、この実施例に従う場合、初期化制御
機構30bは、図3に示したAND回路302(複数個
で構成されるが、基本的には1組のものである)に代え
て、3組で構成されるAND回路304bを備える構成
を採る。
【0067】なお、説明を分かり易いものとするため
に、図3に示したAND回路202と同じものを図10
ではAND回路202aで示し、図3に示したAND回
路203と同じものを図10ではAND回路203bで
示してある。
【0068】EDOーROMで構成されるメモリ2aに
対応付けて設けられる初期化制御機構30aは、図5に
示したものと同じ構成を採るステートマシン300で構
成されている。なお、説明を分かり易いものとするため
に、図5に示したステートマシン300と同じものを図
10ではステートマシン300aで示し、図5に示した
タイマ301と同じものを図10ではタイマ301aで
示し、図5で示したAND回路302と同じものを図1
0ではAND回路302aで示してある。
【0069】一方、SDRAMで構成されるメモリ2b
に対応付けて設けられる初期化制御機構30bは、図1
1に示すように、タイマ301b(図5のタイマ301
と同じもの)の出力パルスを受けてステートを遷移させ
るステート遷移回路3000bと、ステート遷移回路3
000bの出力するステートを保持するとともに、ステ
ート遷移回路3000bにフィードバックするフリップ
フロップ回路3001bと、フリップフロップ回路30
01bがリフレッシュi回目ステート(i=1〜8)を
保持するときに対応の端子からリフレッシュコマンド発
行指示のコードを出力し、フリップフロップ回路300
1bがPALLステートを保持するときに対応の端子か
らプリチャージオールコマンド発行指示のコードを出力
し、フリップフロップ回路3001bがMRSステート
を保持するときに対応の端子からモードレジスタライト
コマンド発行指示のコードを出力するデコーダ3002
bと、フリップフロップ回路3001bの保持するステ
ートに応じて、バッファ40に対してネゲート又はアサ
ートを示す抑止信号を出力するデコーダ3003b(図
5のデコーダ3003と同じもの)とを備える。
【0070】図10に示したAND回路304bは、図
11に示すように3組で構成されており、その1つのA
ND回路304-1b は、デコーダ3002bがリフレッ
シュステートの端子からリフレッシュコマンド発行指示
のコードを出力し、かつ、タイマ301bがパルスを出
力するときに、デコーダ3002bの出力するリフレッ
シュコマンド発行指示のコードを変換回路201に出力
する。
【0071】また、その1つのAND回路304-2b
は、デコーダ3002bがPALLステートの端子から
プリチャージオールコマンド発行指示のコードを出力
し、かつ、タイマ301bがパルスを出力するときに、
デコーダ3002bの出力するプリチャージオールコマ
ンド発行指示のコードを変換回路201に出力する。
【0072】また、その1つのAND回路304-3b
は、デコーダ3002bがMRSステートの端子からモ
ードレジスタライトコマンド発行指示のコードを出力
し、かつ、タイマ301bがパルスを出力するときに、
デコーダ3002bの出力するモードレジスタライトコ
マンド発行指示のコードを変換回路201に出力する。
【0073】図12に、図10の実施例に従う場合に、
ステート遷移回路3000bの示すステート遷移動作の
一実施例を図示する。次に、図12を参照しつつ、図1
0の実施例に従う本発明の動作について詳細に説明す
る。
【0074】通常のメモリアクセス時には、CPU1
は、メモリアクセスを示すアドレス情報やアクセス情報
やアクセス有効信号を出力し、これを受けて、メモリ制
御機構20のメモリアクセス制御回路200は、そのア
ドレス情報の指すアクセス先が例えばメモリ2aである
ときには、OR回路202aを介して、そのアドレス情
報やアクセス情報をメモリ2aに出力することでメモリ
アクセスを実行する。
【0075】一方、メモリ初期化時に、EDOーROM
で構成されるメモリ2aを初期化するときには、CPU
1は、レジスタ41に“1”を書き込む。また、SDR
AMで構成されるメモリ2bを初期化するときには、C
PU1は、レジスタ41に“0”を書き込む。
【0076】レジスタ41に“1”が書き込まれると、
AND回路44aが活性化されることで、EDOーRO
Mで構成されるメモリ2aに対応付けて設けられる初期
化制御機構30aが起動される。
【0077】この初期化制御機構30aは、図5に示し
たものと同じ構成を採っており、これから、上述したよ
うに、変換回路201に対して、リフレッシュコマンド
発行指示のコードが周期的に8回出力されることで、E
DOーRAMで構成されるメモリ2aの初期化が実行さ
れる。このとき、上述したように、抑止信号に従って、
メモリ2aの初期化処理が実行されている間、CPU1
からのメモリアクセスが禁止されることになる。
【0078】一方、レジスタ41に“0”が書き込まれ
ると、AND回路44bが活性化されることで、SDR
AMで構成されるメモリ2bに対応付けて設けられる初
期化制御機構30bが起動される。
【0079】このようにして起動されると、初期化制御
機構30bのステート遷移回路3000bは、図12に
示すように、アイドルステートからスタートステートに
遷移し、その後、タイマ301bがパルスを出力する度
に、PALLステート、リフレッシュ1回目ステート、
リフレッシュ2回目ステート、リフレッシュ3回目ステ
ート、リフレッシュ4回目ステート、リフレッシュ5回
目ステート、リフレッシュ6回目ステート、リフレッシ
ュ7回目ステート、リフレッシュ8回目ステート、MR
Sステートへと遷移してから、その次のパルスで、レデ
ィーステートに遷移して、ステート遷移処理を終了す
る。
【0080】このステート遷移回路3000bのステー
ト遷移処理を受けて、デコーダ3002bは、フリップ
フロップ回路3001bがPALLステートを保持する
ときには、PALLステートの端子からプリチャージオ
ールコマンド発行指示のコードを出力し、フリップフロ
ップ回路3001bがリフレッシュ1回目ステート〜リ
フレッシュ8回目ステートを保持するときには、リフレ
ッシュステートの端子からリフレッシュコマンド発行指
示のコードを出力し、フリップフロップ回路3001b
がMRSステートを保持するときには、MRSステート
の端子からモードレジスタライトコマンド発行指示のコ
ードを出力する。
【0081】これから、ステート遷移回路3000bの
ステート遷移処理に従って、先ず最初に、AND回路3
04-2b が、変換回路201に対して、プリチャージオ
ールコマンド発行指示のコードを出力し、続いて、AN
D回路304-1b が、変換回路201に対して、リフレ
ッシュコマンド発行指示のコードを8回出力し、続い
て、AND回路304-3b が、変換回路201に対し
て、モードレジスタライトコマンド発行指示のコードを
出力する。
【0082】このAND回路304-1b,2b,3b からのコ
マンド発行指示のコードを受け取ると、変換回路201
は、このコードを変換することで、先ず最初に、メモリ
2bに対するプリチャージオールコマンドの制御信号を
生成して、OR回路203bを介してメモリ2bに出力
し、続いて、メモリ2bに対するリフレッシュコマンド
の制御信号を8回生成して、OR回路203bを介して
メモリ2bに出力し、続いて、メモリ2bに対するモー
ドレジスタライトコマンドの制御信号を生成して、OR
回路203bを介してメモリ2bに出力することで、S
DRAMで構成されるメモリ2bの初期化を実行する。
【0083】このとき、上述したように、抑止信号に従
って、メモリ2bの初期化処理が実行されている間、C
PU1からのメモリアクセスが禁止されることになる。
このようにして、図10の実施例に従うと、CPU1上
を走行する起動プログラムは、レジスタ41に書き込む
データを変えることで、EDOーRAMで構成されるメ
モリ2aを初期化したり、SDRAMで構成されるメモ
リ2bを初期化できるようになる。
【0084】図示実施例に従って本発明を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施
例では、システム処理装置3の制御対象となるメモリの
数を2個で説明したが、3個以上であってもよい。ま
た、図7の実施例では、システム処理装置3の制御対象
となるメモリの数を2個としたことに合わせて、この2
つのメモリを同時に初期化する方法と、1つずつ初期化
する方法という2つの初期化方法を開示したが、このメ
モリの数が3個以上となるときには、同時初期化の対象
となるメモリの数は、考えられるどのような組み合わせ
でもよい。
【0085】また、図10の実施例にあって、メモリ2
aやメモリ2bが複数となるときには、図7の実施例の
構成を用いることで、同時に初期化するメモリの数を制
御する構成を採ってもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPU上を走行する起動プログラムは、1回だけレジス
タにライトアクセスするだけで、メモリを初期化できる
ようになるので、CPUに負荷を与えることなくメモリ
の初期化を実行できるようになる。
【0087】そして、CPU上を走行する起動プログラ
ムは、同時初期化の対象となるメモリ数を示すデータを
レジスタに書き込むことで、同時初期化の対象となるメ
モリ数を自由に制御できるようになる。
【0088】そして、CPU上を走行する起動プログラ
ムは、メモリ種類を示すデータをレジスタに書き込むこ
とで、異なる種類のメモリに対する初期化を自由に制御
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の一実施例である。
【図4】バッファの一実施例である。
【図5】ステートマシンの一実施例である。
【図6】ステート遷移回路の遷移チャートである。
【図7】本発明の他の実施例である。
【図8】ステートマシンの一実施例である。
【図9】ステート遷移回路の遷移チャートである。
【図10】本発明の他の実施例である。
【図11】ステートマシンの一実施例である。
【図12】ステート遷移回路の遷移チャートである。
【図13】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ 3 システム処理装置 4 メモリ制御手段 10 バッファ 11 レジスタ手段 12 第2のレジスタ手段 13 生成手段 14 変換手段 100 メモリ初期化装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源投入後に所定の初期設定を必要とす
    るメモリを処理対象として、該メモリの初期化処理を実
    行するメモリ初期化装置であって、 CPU上を走行する起動プログラムにより発行される規
    定のデータを書き込むレジスタ手段と、 ハードウェアで構成され、上記レジスタ手段にデータが
    書き込まれるときに、一定周期を示すパルス信号に同期
    して規定の動作を実行することで、上記メモリに適合す
    る初期化指示信号を生成する生成手段と、 上記生成手段の生成する初期化指示信号を変換すること
    で、初期化処理のメモリ制御信号を生成して上記メモリ
    に出力する変換手段とを備えることを、 特徴とするメモリ初期化装置。
  2. 【請求項2】 電源投入後に所定の初期設定を必要とす
    るメモリを処理対象として、該メモリの初期化処理を実
    行するメモリ初期化装置であって、 CPU上を走行する起動プログラムにより発行されるメ
    モリ種類を示すデータを書き込むレジスタ手段と、 ハードウェアで構成され、メモリ種類に対応付けて設け
    られて、上記レジスタ手段にデータが書き込まれるとき
    に対応するものが起動されて、一定周期を示すパルス信
    号に同期して規定の動作を実行することで、該データの
    指す上記メモリに適合する初期化指示信号を生成する生
    成手段と、 上記生成手段の生成する初期化指示信号を変換すること
    で、初期化処理のメモリ制御信号を生成して、上記レジ
    スタ手段に書き込まれるデータの指す上記メモリに出力
    する変換手段とを備えることを、 特徴とするメモリ初期化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のメモリ初期化装置
    において、 CPU上を走行する起動プログラムにより発行される同
    時初期化の対象となるメモリ数を示すデータを書き込む
    第2のレジスタ手段を備え、 生成手段は、上記第2のレジスタ手段に書き込まれるデ
    ータの指すメモリ数が規定するメモリを同時に初期化す
    ることを指示する初期化指示信号を生成することを、 特徴とするメモリ初期化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のメモリ初期化
    装置において、 生成手段は、初期化指示信号を生成している間、CPU
    上を走行するプログラムによるメモリアクセスを抑止す
    る抑止信号を生成することを、 特徴とするメモリ初期化装置。
JP5475198A 1998-03-06 1998-03-06 メモリ初期化装置 Withdrawn JPH11259356A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005011317A (ja) * 2003-05-02 2005-01-13 Hitachi Ltd ストレージシステムを初期化する方法と装置
JP2007025869A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Brother Ind Ltd 電子機器、画像形成装置
US10409722B2 (en) 2015-04-07 2019-09-10 Samsung Electronics Co., Ltd. System on-chip and electronic device including the same
CN114968130A (zh) * 2022-08-01 2022-08-30 深圳云豹智能有限公司 链表初始化装置、方法、系统、计算机设备和存储介质

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