JP2002328191A - リニアモータを内蔵したステージ装置 - Google Patents

リニアモータを内蔵したステージ装置

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JP2002328191A
JP2002328191A JP2001135214A JP2001135214A JP2002328191A JP 2002328191 A JP2002328191 A JP 2002328191A JP 2001135214 A JP2001135214 A JP 2001135214A JP 2001135214 A JP2001135214 A JP 2001135214A JP 2002328191 A JP2002328191 A JP 2002328191A
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孝明 壺井
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    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
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    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 このリニアモータを内蔵したステージ装置
は,リニアモータを用いて微小の角度位置決めを可能に
し,小型で薄型化して応答性を向上させる。 【解決手段】 このステージ装置は,基台4,基台4に
対してX方向に移動可能な第1ステージ1,第1ステー
ジ1に対してY方向に移動可能な第2ステージ2,第2
ステージ2に回転用軸受を介して回転自在に支持された
回転ステージ3,及び第2ステージ2に対して回転ステ
ージ3を回転方向に微小量だけ角度位置決め駆動する回
転用リニアモータ13を有する。回転用リニアモータ1
3は,長手方向に沿って第2ステージ2に並設された電
機子コイルの一次側34と,長手方向に極性が交互に異
なる磁極が回転ステージ3に並設された界磁マグネット
の2次側39とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,半導体製造装
置,ロボット,検査装置,工作機械等の各種装置に適用
されるリニアモータによって駆動される位置決め装置を
構成するリニアモータを内蔵したステージ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】リニアモータを内蔵したスライド装置
は,コンパクトな装置を構成するものとして,特開平9
−266659号公報に開示されたものが知られてい
る。該公報に開示された小形リニアモータテーブルは,
ベッドとテーブルとを互いに相対運動自在に組み込み,
ベッドとテーブルとの間にリニア電磁アクチュエータを
設け,ベッド及びテーブルの少なくとも一方を,リニア
電磁アクチュエータのヨークとしても兼用させ,小型で
安価に構成したものである。
【0003】また,特開平9−266660号公報に開
示されたリニア電磁アクチュエータを用いたXYテーブ
ルは,コンパクトな構造に構成されたものであり,リニ
ア電磁アクチュエータへの給電用コードや各種センサか
らの信号取出し用コードを中間移動部材のXテーブルで
集中させ,これらのコードを外部の制御部との接続用コ
ードとして1本にまとめ,コードによる悪影響を最小限
に抑え,高速性,耐久性,発塵防止,小型化を達成した
ものである。
【0004】また,本出願人は,図12に示すようなス
ライド装置を開発し,特願2000−166398号と
して先に出願した。該スライド装置は,可動マグネット
型リニアモータを内蔵し,テーブル60のベッド64に
対する高速作動性,応答性を向上させ,テーブル60の
ベッド64に対する位置決めを一層高精度化に構成した
ものである。スライド装置は,電機子コイル65への通
電を3相通電方式とし,駆動回路を外部のドライバ側に
移設し,ベッド64の構造を簡単化し,高さを低くでき
る。スライド装置は,磁性材から成るベッド64,ベッ
ド64に対してスライダ62と軌道レール63から成る
直動案内ユニット61を介して長手方向にスライド可能
に配設された磁性材から成るテーブル60,テーブル6
0のスライド方向に極性が交互に異なる状態に設置され
た磁極を構成する界磁マグネット66,界磁マグネット
66に対向するベッド64の面に設置された電機子コイ
ル65,及びベッド64に対するテーブル60のスライ
ド方向の位置を検出するリニアスケール68とセンサ6
7から成る位置検出手段を有している。
【0005】また,図13には,従来の回転テーブル装
置が示されている。該回転テーブル装置は,リニアモー
タ81に直結したダイレクトドライブ方式のサーボアク
チュエータから成り,バックラッシやロストモーション
のない高速で高精度な回転方向の位置決めを可能に構成
されている。テーブル70を回転駆動して位置決めする
サーボアクチュエータは,リニアモータ81,光学式エ
ンコーダ78及び回転用軸受72から構成されている。
リニアモータ81は,テーブル70に取り付けられたロ
ータコア77とハウジング71に取り付けられたステー
タコア76から構成されている。回転テーブル装置で
は,テーブル70は,ハウジング71に内輪74,外輪
73及びローラ75から成る回転用軸受72を介して回
転自在に配置されている。回転用軸受72は,ローラ7
5が交互に軸心を交差させて円周方向に配列されている
構造を有し,一つであらゆる方向の荷重を負荷すること
ができるクロスローラベアリングで構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,半導体製造
装置等の各種装置に使用される位置決めテーブル装置,
即ち,ステージ装置は,半導体部品等のワークを載置
し,該ワークを一方向,X方向(例えば,横方向),X
方向に直交するY方向(例えば,縦方向),及び/又は
角度方向である回転方向(例えば,θ方向)に移動さ
せ,ワークを位置決めするものである。テーブル即ちス
テージの往復移動や回転移動させる駆動装置としては,
上記のように,リニアモータが使用され,作業環境をク
リーンな環境にしている。近年,半導体関連の製造装置
は,多種にわたっており,半導体製造装置や画像処理検
査装置等では,益々高精度化,コンパクト化及び安価な
位置決め装置が要望されている。
【0007】しかしながら,図13に示すような回転テ
ーブル装置では,リニアモータ81を構成するロータコ
ア77がテーブル70の全周にわたって設けられ,ま
た,ロータコア77に対応してステータコア76がハウ
ジング71の環状溝に全周にわたって設けられているた
め,リニアモータ81そのものが,高さが高くなり,大
型化し,構造そのものが複雑化している。また,図12
に示すステージ装置は,直動案内ユニットを介在させた
直動方向の往復移動に関するものあり,回転方向につい
ての位置決めを行う構造には構成されていない。従っ
て,ステージ装置として,直動方向の往復移動と共に,
回転方向即ちθ方向の角度位置決め駆動を可能にし,し
かも,リニアモータとして実質的に同一の構造のものの
使用を可能にし,部品点数を低減すると共に,装置その
ものを小型化し,軽量化し,応答性を向上させるかの課
題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の問題を解決するものであり,回転方向(θ方向)につ
いて微小な回転方向の角度位置決めを行うのに適した構
造に構成され,高精度な角度位置決めが可能であり,装
置そのものが薄型で小型化して軽量化し,コンパクト化
した応答性に優れたリニアモータを内蔵したステージ装
置を提供することである。
【0009】この発明は,回転方向に固定された非回転
ステージ,該非回転ステージの上面側に位置して前記非
回転ステージに対して回転自在な回転ステージ,前記非
回転ステージと前記回転ステージとの間に介在して前記
回転ステージを回転支持する回転用軸受,及び前記非回
転ステージに対して前記回転ステージを回転方向に微小
量だけ角度位置決め駆動する回転用リニアモータを有
し,前記回転用リニアモータは,前記回転ステージ及び
前記非回転ステージのいずれか一方に設けられた長手方
向に沿って並設された電機子コイルを有する一次側と,
前記電機子コイルに対向して他方に設けられた長手方向
に極性が交互に異なる磁極が並設された界磁マグネット
を有する2次側とで構成されていることから成るリニア
モータを内蔵したステージ装置に関する。
【0010】前記回転用リニアモータは,前記回転用リ
ニアモータの長手方向が前記回転ステージの回転円弧に
対する接線方向に合致して配設されている。また,前記
回転用リニアモータは,前記非回転ステージに対する前
記回転ステージの回転方向の位置を検出する位置検出手
段を有し,前記位置検出手段は,長手方向にわたって微
細ピッチでマークされたリニアスケール及び前記リニア
スケールに対向して前記マークを検出するセンサから成
り,前記リニアスケールが前記回転ステージの回転円弧
面に固定されている。
【0011】前記回転用軸受は,内輪,該内輪に相対回
転可能な外輪及び前記内輪と前記外輪との間に介在され
且つ回転軸線が交互に交差方向に組み込まれたローラか
ら構成されるクロスローラベアリングである。
【0012】また,このリニアモータを内蔵したステー
ジ装置は,前記非回転ステージの中央には前記回転用軸
受の前記外輸が嵌挿固定される孔が形成され,前記回転
ステージには前記内輪が嵌挿固定される周面を持つ取付
部が設けられ,前記回転ステージの中央には前記非回転
ステージの前記孔に対向して矩形状の窓が形成されてい
る。
【0013】前記非回転ステージは,基台の上面側に位
置し且つ前記基台に対してX方向に移動可能な第1ステ
ージ,及び該第1ステージの上面側に位置し且つ前記第
1ステージに対して前記X方向に直交するY方向に移動
可能な第2ステージから構成されており,前記回転ステ
ージは,前記第2ステージの上面側に位置して前記第2
ステージに前記回転用軸受を介して支持されている。
【0014】更に,前記基台に対する前記第1ステージ
の前記X方向の移動位置決め駆動は第1直動用リニアモ
ータによって行われ,また,前記第1ステージに対する
前記第2ステージの前記Y方向の移動位置決め駆動は第
2直動用リニアモータによって行われる。
【0015】前記回転用リニアモータ,前記第1直動用
リニアモータ及び前記第2直動用リニアモータは,3相
電流の各相がそれぞれ通電される3個の前記電機子コイ
ルを備えており,前記回転ステージ,前記第1ステージ
及び前記第2ステージは前記界磁マグネットにそれぞれ
生じる磁束と前記電機子コイルにそれぞれ流す前記3相
電流とで発生する電磁力によってそれぞれ位置決め駆動
される。また,前記界磁マグネットは,希土類永久磁石
から構成され,3個の前記電機子コイルに対応して5個
設けられている。
【0016】前記基台に対する前記第1ステージの前記
X方向の移動は,前記基台に前記X方向に延びて取り付
けられた第1軌道レール及び該第1軌道レール上を摺動
し且つ前記第1ステージに取り付けられた第1スライダ
から成る第1直動案内ユニットによってガイドされ,ま
た,前記第1ステージに対する前記第2ステージの前記
Y方向の移動は,前記第1ステージに前記Y方向に延び
て取り付けられた第2軌道レール及び該第2軌道レール
上を摺動し且つ前記第2ステージに取り付けられた第2
スライダから成る第2直動案内ユニットによってガイド
される。
【0017】前記第1ステージ,前記第2ステージ及び
前記回転ステージは,光が透過する窓がそれぞれ対応し
て設けられている。また,前記基台に対する前記第1ス
テージの第1位置検出手段は前記第1ステージに設置さ
れた光学式リニアスケールと前記光学式リニアスケール
に対向して前記基台に設置されたセンサ素子とから構成
された光学式エンコーダで構成され,また,前記第1ス
テージに対する前記第2ステージの第2位置検出手段は
前記第2ステージに設置された光学式リニアスケールと
前記光学式リニアスケールに対向して前記第1ステージ
に設置されたセンサ素子とから構成された光学式エンコ
ーダで構成されている。更に,このステージ装置では,
前記第1ステージ,前記第2ステージ及び前記回転ステ
ージは,矩形板状に形成されている。
【0018】このリニアモータを内蔵したステージ装置
は,上記のように,回転用リニアモータを回転ステージ
及び非回転ステージのいずれか一方に設けられた長手方
向に沿って並設された電機子コイルを有する一次側と
し,他方に設けられた長手方向に極性が交互に異なる磁
極が並設された界磁マグネットを有する2次側とで構成
し,回転用リニアモータが長手方向に配置されている
が,回転ステージの微小な回転量に対する角度位置決め
では十分に対応でき,それによって構造そのものをシン
プルに構成できる。また,このステージ装置は,回転移
動側を永久磁石の界磁マグネットで構成しているので,
移動体そのものを軽量化し,薄型化して応答性を向上で
き,装置自体に起因する発塵を抑制でき,装置そのもの
を小型化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
によるリニアモータを内蔵したステージ装置の実施例を
説明する。この発明によるリニアモータを内蔵したステ
ージ装置は,例えば,図12を参照して説明した可動マ
グネット型リニアモータを内蔵したスライド装置におけ
る直動案内ユニットの代わりに回転用軸受を組み込み,
回転ステージ3と第2ステージ2との間に微小の回転方
向に移動させる駆動装置として回転用リニアモータ13
を組み込み,特に,回転ステージ3の微小量の角度位置
きめという範囲であることを考慮して,回転用リニアモ
ータ13として,図3〜図7に示すように,例えば,図
12に示す可動マグネット型リニアモータを適用し,回
転方向部分である回転ステージ3を微小量だけ回転方向
(即ち,θ方向)に移動させてワーク等の部品を角度位
置決めする回転ステージ装置(θステージ装置)に特徴
を有するものである。
【0020】このステージ装置は,概して,図1及び図
2に示すように,一方向の直線方向であるX方向に往復
移動する第1ステージ1と,X方向に直交するY方向に
往復移動する第2ステージ2とによって構成されるXY
ステージ装置に回転ステージ3(即ち,θステージ装
置)を組み込み,XY−θステージ装置の複合ステージ
装置に構成し,ワーク等の部品をX方向,Y方向及び回
転方向(θ方向)に対して平面上での位置決めを行う構
造に構成されている。この実施例では,第1ステージ
1,第2ステージ2及び回転ステージ3は,図示のよう
に,実質的に矩形板状に形成され,各ステージ1,2,
3を駆動するリニアモータのステージ1,2,3への取
付けを容易に構成すると共に,X方向,Y方向及び回転
方向にスムースになる位置決め駆動を可能にする構造に
構成されている。また,第1ステージ1,第2ステージ
2,回転ステージ3及び基台4には,それらの中央領域
に光が透過する窓16,35,40,40Aがそれぞれ
対応して設けられており,窓16,35,40,40A
の中心Oを基準にして,基台4に対して第1ステージ1
はX方向に,第1ステージ1に対して第2ステージ2は
Y方向に位置決め駆動され,従って,基台4に対して回
転ステージ3はX方向,Y方向及び回転方向(θ方向)
に位置決め駆動される。
【0021】このステージ装置は,図1と図2に示すよ
うに,相手ベース(図示せず)に固定するための取付用
孔41を有し,通常は固定側でなる基台4,基台4の上
面側に位置し且つ基台4に対して一直線方向であるX方
向に移動する第1ステージ1,第1ステージ1の上面側
に位置し且つ第1ステージ1と共にX方向に移動し且つ
X方向に直交する直線方向であるY方向に移動する第2
ステージ2,及び第2ステージ2の上面側に位置し且つ
第2ステージ2と共にX方向及びY方向に移動し且つ回
転方向(θ方向)に角度回転する回転ステージ3を有し
ている。また,このステージ装置は,基台4と第1ステ
ージ1との間に配設され且つ第1ステージ1をX方向に
案内する一対でなる直動案内ユニット5(第1直動案内
ユニット),第1ステージ1と第2ステージ2との間に
配設され且つステージ2をY方向に案内する一対でなる
直動案内ユニット6(第2直動案内ユニット),及び第
2ステージ2と回転ステージ3との間に配設され且つ回
転ステージ3をθ方向に回転支持するクロスローラベア
リング等の回転用軸受32(図4)を有する。
【0022】また,このステージ装置は,基台4と第1
ステージ1との間に配設され且つ第1ステージ1をX方
向に位置決め駆動する第1リニアモータ11,第1ステ
ージ1と第2ステージ2との間に配設され且つ第2ステ
ージ2をY方向に位置決め駆動する第2リニアモータ1
2,及び第2ステージ2と回転ステージ3との間に配設
され且つ回転ステージ3をθ方向に角度位置決め駆動す
る回転用リニアモータ13を有している。図1における
符号10,14,15は,各リニアモータ11,12,
13の電機子コイルに結線されたコードを示している。
【0023】このステージ装置は,特に,図3〜図7に
示すように,回転方向に固定された固定体を構成する非
回転ステージの第2ステージ2,回転駆動される可動体
を構成する第2ステージ2の上面側に位置する回転ステ
ージ3,回転ステージ3を回転支持する回転用軸受32
及び回転ステージ3を回転させる長手方向に延びる電機
子コイル30と界磁マグネット29とから成る回転用リ
ニアモータ13を有することを特徴としている。この実
施例では,非回転ステージは,基台4の上面側に位置し
且つ基台4に対してX方向に移動可能な直動用の第1ス
テージ1と,第1ステージ1の上面側に位置し且つ第1
ステージ1に対してX方向に直交するY方向に移動可能
な直動用の第2ステージ2とから構成されている。
【0024】回転用リニアモータ13は,回転ステージ
3及び第2ステージ2のいずれか一方,この実施例では
第2ステージ2に設けられた長手方向に沿って並設され
た複数(図5では3個)の電機子コイル30を有する一
次側34と,他方,この実施例では電機子コイル30に
対向して回転ステージ3に設けられた長手方向に極性が
交互に異なる磁極が並設された界磁マグネット29(図
4)を有する2次側39とから構成され,いわゆる直線
運動を駆動するリニアモータが適用されていることを特
徴としている。また,回転用リニアモータ13は,回転
用リニアモータ13の長手方向が回転ステージ3の回転
円弧に対する接線方向に合致して配設され,極めてシン
プルに且つ簡潔な構造に構成されたことを特徴としてい
る。
【0025】この実施例では,第1ステージ1に設けら
れた突出部21に対向して,第2ステージ2にはY方向
に直交した端面の略中央部分にY方向の突出部22,及
び端面に対向したもう一方の端面の略中央部分にY方向
に延びる回転用リニアモータ13を設けるための突出部
23が板状の形状に形成されている。回転用リニアモー
タ13の電機子コイル30は,第2ステージ2に設けら
れた突出部23に配置されたベッド28上で回転ステー
ジ3の接線方向に即ち長手方向に3個設置されており,
また,界磁マグネット29は,回転ステージ3に設けら
れた突出部の取付部材24の下面に設けられたテーブル
20に,電機子コイル30に対向して長手方向に設置さ
れている。テーブル20には,原点マーク31が取り付
けられている。更に,回転用リニアモータ13は,第2
ステージ2に対する回転ステージ3の回転方向の位置を
検出する位置検出手段を有する。位置検出手段は,長手
方向にわたって微細ピッチでマークされ且つ回転ステー
ジ3に設けられた突出部の取付部材24の回転円弧面に
沿って設定されたリニアスケール18,及びリニアスケ
ール18に対向してマークを検出するため第2ステージ
2に設けられた突出部23に設置されたセンサ17から
構成されている。
【0026】回転用軸受32は,例えば,図13に示す
ように,内輪,該内輪に相対回転可能な外輪及び前記内
輪と前記外輪との間に介在された円筒ころ即ちローラか
ら構成されるクロスローラベアリングで構成されてい
る。回転用軸受32は,内輪が回転ステージ3に固定さ
れ,外輪が第2ステージ2に押え板79によって固定さ
れている。この実施例では,図5及び図6に示すよう
に,回転ステージ3の中央には回転用軸受32の外輸が
嵌挿固定される窓35を構成する孔69が形成され,回
転ステージ3には回転用軸受32の内輪が嵌挿固定され
る周面を持つ取付部27が設けられ,また,回転ステー
ジ3の中央には第2ステージ2の孔69に対向して矩形
状の窓16が形成されている。クロスローラベアリング
では,転動体の円筒ころが交互に軸心を交差させて円周
方向に配列されおり,回転する内輪が回転ステージ3の
下面のボスの取付部27に嵌着して回転ステージ3を回
転自在に支持している。
【0027】第2ステージ2は,第lステージ1の上面
側に重なって配設され,第1ステージ1に配設された直
動案内ユニット6のスライダ8に固着するための取付用
孔38が形成されている。突出部22の下面には,第2
リニアモータ12を構成する界磁マグネットから成る2
次側(図示せず)が取り付けられている。図5では,第
2リニアモータ12の2次側である界磁マグネットを設
置するテーブルを下面に取り付けるための取付孔36が
示されている。また,突出部22の下面には,第1ステ
ージ1のストッパ47であるボルト頭に対向してボルト
頭を所定問隔で挟んで突き当てしてストッパ(図示せ
ず)となる2つの突起が形成されている。図5では,突
起を下面に取り付けるための取付孔37が示されてい
る。
【0028】このステージ装置では,基台4に対するス
テージ1のX方向の移動位置決め駆動はリニアモータ1
1(第1直動用リニアモータ)によって行われ,また,
ステージ1に対する第2ステージ2のY方向の移動位置
決め駆動はリニアモータ12(第2直動用リニアモー
タ)によって行われる。リニアモータ11,12及び回
転用リニアモータ13は,3相電流の各相がそれぞれ通
電される3個宛から構成されている電機子コイル30,
43,53を備えている。ステージ1,2及び回転ステ
ージ3は,界磁マグネット29,49にそれぞれ生じる
磁束と電機子コイル30,43,53にそれぞれ流す3
相電流とで発生する電磁力によってそれぞれ位置決め駆
動される。また,界磁マグネット29,49は,希土類
永久磁石から構成され,3個宛から成る電機子コイル3
0,43,53に対して5個長手方向に設置されてい
る。
【0029】図8及び図9には,基台4が示されてい
る。基台4は,中央に矩形状の窓40Aが明いた矩形板
状で形成され,基台4のX方向の一方の端面に略中央部
分から突出する突出部25を設けられている。基台4上
には,窓40Aを挟んでX方向に平行に一対の直動案内
ユニット5が配設され,突出部25にX方向に沿って第
1ステージ1を位置決め駆動する第1リニアモータ11
が配設されている。また,基台4に対する第1ステージ
1のX方向の移動は,基台4にX方向に延びて取り付け
られた軌道レール7(第1軌道レール)及び軌道レール
7上を摺動し且つステージ1に取り付けられたスライダ
8(第1スライダ)から成る直動案内ユニット5(第1
直動案内ユニット)によってガイドされる。基台4に設
けた突出部25には,第1リニアモータ11を構成する
一次側46の電機子組立体44が設けられている。電機
子組立体44は,突出部25に固定されたベッド42,
ベッド42上に設置された一次側46を構成する電機子
コイル43,及びベッド42に設けられたセンサ45か
ら構成されている。電機子組立体44には,コード10
が結線されている。
【0030】更に,第1リニアモータ11は,突出部2
5上のベッド42に長手方向に沿って並設された複数
(図8では3個)の電機子コイル43を有する一次側4
6と,テーブルを構成する第1ステージ1の下面に電機
子コイル43に対向して長手方向である第1ステージ1
のX方向の移動方向に極性が交互に異なる磁極が並設さ
れた界磁マグネット49を有する2次側48から成り,
1次側46であるベッド42が長手方向をX方向に合致
させて基台4の突出部25上に固着されている。第1リ
ニアモータ11の2次側48(図10)は,第1ステー
ジ1の下面に固着されているテーブル59に設けられて
いる。基台4には,相手ベースに固定するため複数のボ
ルトの取付用孔41が形成されている。基台4の突出部
25には,第1ステージ1が所定移動距離から逸脱する
オーバランを防止するために第1ステージ1の下面に配
設された突起でなるストッパ58と共働するストッパ4
7が配設されている。基台4のストッパ47は,第1リ
ニアモータ11のベッド42の脇の1か所にボルト頭を
突出させた構造に形成されている。
【0031】図10及ぴ図11に示すように,第1ステ
ージ1は,基台4の窓40Aに対向して中央に基台4の
窓40Aと同様の矩形状の窓40が明いた矩形板状に形
成されており,基台4の突出部42に対向してX方向に
直交した端面の略中央部分にX方向の突出部19,及び
端面に直交する一方の端面の略中央部分にY方向の突出
部21が設けられた板状の形状に形成されている。第1
ステージ1は,基台4の上面側に重なって配設され,基
台4上に配設された直動案内ユニット5のスライダ8に
固着するために取付用孔52が形成されている。突出部
19の下面には,第1リニアモータ11の2次側48が
設けられている。また,突出部19の下面には,基台4
のストッパ47であるボルト頭に当接してストッパ機能
を果たすため,ボルト頭を所定間隔で隔置した2つの突
起からなるストッパ58が形成されている。
【0032】第1ステージ1には,第1窓40Aを挟ん
でY方向に平行に一対の直動案内ユニット6が配設さ
れ,及び突出部21にY方向に沿って第2ステージ2を
位置決め駆動する第2リニアモータ12が配設されてい
る。また,第1ステージ1に対する第2ステージ2のY
方向の移動は,第1スライダ1にY方向に延びて取り付
けられた軌道レール7(第2軌道レール)及び軌道レー
ル7上を摺動し且つステージ2に取り付けられたスライ
ダ8(第2スライダ)から成る直動案内ユニット6(第
2直動案内ユニット)によってガイドされる。第2リニ
アモータ12は,第1リニアモータ11と同一の構成を
有しており,第2リニアモータ12の1次側55が長手
方向をY方向に合致させて突出部21上に固着されてい
る。突出部21にはベッド80が固着され,ベッド80
には,1次側55を構成する電機子組立体54を構成す
る電機子コイル53とセンサ56とが設置されている。
また,第2リニアモータ12の2次側(図示せず)は,
第2ステージ2のY方向の突出部22の下面に固着され
ている。また,突出部21上には,第2ステージ2が所
定移動距離から逸脱するオーバランを防止するため,第
2ステージ2の下面に配設された突起でなるストッパと
共働するストッパが配設されている。突出部22上のス
トッパは,第2リニアモータ12のベッドの脇のlか所
にボルトの頭を突出させたもので形成されている。
【0033】第1ステージ1の突出部19の下面にはテ
ーブル59が取り付けられ,また,テーブル59には第
2リニアモータ12の二次側48を構成する界磁マグネ
ット49とリニアスケール51とが長手方向に設置され
ると共に,原点マーク50が設けられている。更に,基
台4に対する第1ステージ1の第1位置検出手段は,第
1ステージ1に設置された光学式リニアスケール51
(図10)と光学式リニアスケール51に対向して基台
4に設置されたセンサ45とから構成された光学式エン
コーダで構成されている。第1ステージ1に対する第2
ステージ2の第2位置検出手段は,第2ステージ2に設
置された光学式リニアスケールと該光学式リニアスケー
ルに対向して第1ステージ1に設置されたセンサ56
(図10)とから構成された光学式エンコーダで構成さ
れている。
【0034】回転用リニアモータ13は,第2リニアモ
ータ12と同様な構成を有しており,1次側34である
ベッドが長手方向をX方向に合致させて突出部23上に
固着されている。回転用リニアモータ13の2次側39
は,回転ステージ3の下面に固着されている。回転用リ
ニアモータ13は,第2リニアモータ12とは位置検出
する部分を異なった構造に構成されている。回転ステー
ジ3は,第2ステージ2の第2窓35に対向して中央に
矩形状の第3窓16が開いた矩形板状になり,更に,下
面に第3窓16を内包して回転用軸受32の内輸を嵌挿
する円形状の突出部即ちボス27が形成され,及び第2
ステージ2の突出部23に対向してY方向に直交した端
面の略中央部分に突出部24でなる板状の取付部材が配
設されている。
【0035】第3ステージ3は,第2ステージ2の上面
側に重なって配設され,回転用軸受32であるクロスロ
ーラベアリングを介して角度回転自在になっている。突
出部24の下面には,回転用リニアモータ13の2次側
39が固着されている。第3ステージ3には,ワーク等
の部品を固定するための取付用ねじ孔26が設けられて
いる。回転用リニアモータ13の位置検出する部分につい
ては, 従来,2次側でなるテーブルの下面にあって長手
方向に極性が交互に異なる磁極が並設された界磁マグネ
ットと平行に配設されていたが,回転ステージ3の角度
回転に対応して回転ステージ3の回転円弧面に固着され
ている。図7に示すように,この実施例は,取付部材を
構成する突出部24の外側端面を回転半径Rでなる曲面
に形成して回転円弧面にして,該回転円弧面の曲面に沿
ってリニアスケール18を固着した構造に構成されてい
る。センサ17は,図4及び図6に示すように,従来と
は向きを90度異なっており,リニアスケール18に対
向して一次側46のベッド42に配設されている。図4
及び図7に示すように,2次側39のテーブル即ち突出
部24の下面に配設された原点マーク31は,センサ1
7の下面側に位置するように構成されている。
【0036】
【発明の効果】この発明によるリニアモータを内蔵した
ステージ装置は,上記のように構成されているので,直
線方向に位置決め駆動する従来の直動型のリニアモータ
を利用することによって,微小の角度回転の位置決めを
行うことができ,しかも,小型化して軽量化して装置そ
のものをシンプルに構成でき,回転角度位置の高精度な
位置決めができると共に応答性を向上させることができ
る。また,このステージ装置は,X軸方向(X方向)と
Y軸方向(Y方向)の位置決めを,XステージとYステ
ージとから成る非回転ステージを用いてリニアモータに
よって達成できる。更に,このリニアモータを内蔵した
ステージ装置は,非回転ステージを位置決め駆動するリ
ニアモータと回転ステージを位置決め駆動する回転用リ
ニアモータとを構成する電機子コイルと界磁マグネット
とを実質的に同一の部品で構成でき,リニアスケールの
取付け構造を変更するのみで済むので,部品点数を低減
できると共に,製造コストを低減できる。従って,この
リニアモータを内蔵したステージ装置は,半導体製造装
置,ロボット,検査装置,工作機械等の各種装置に適用
して好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるリニアモータを内蔵したステー
ジ装置の一実施例を示し,一方向であるX方向から見た
正面図である。
【図2】図1のステージ装置を示す平面図である。
【図3】図1と図2に示すステージ装置を構成する回転
方向部分である回転ステージを示す平面図である。
【図4】図3のA−A断面における回転ステージを示す
A−A断面図である。
【図5】図3に示すステージ装置の回転ステージを取り
外した状態の第2ステージを示す平面図である。
【図6】図5のB−B断面における第2ステージを示す
B−B断面図である。
【図7】図1と図2に示すステージ装置における回転ス
テージを示す背面図である。
【図8】図1と図2に示すステージ装置における基台を
示す平面図である。
【図9】図8に示す基台をX方向から見た正面図であ
る。
【図10】図1と図2に示すステージ装置における第1
ステージを示す平面図である。
【図11】図10に示す第1ステージをX方向から見た
正面図である。
【図12】リニアモータを内蔵したスライド装置をコン
パクトな構造に構成した例として示す断面図である。
【図13】従来の回転テーブル装置を示す一部破断の斜
視図である。
【符号の説明】
1 第1ステージ 2 第2ステージ 3 回転ステージ 4 基台 5,6 直動案内ユニット 7 軌道レール 8 スライダ 9,47,57,58 ストッパ 10,14,15 コード 11 第1リニアモータ 12 第2リニアモータ 13 回転用リニアモータ 16,35,40,40A 窓 17,45,56 センサ 18,51 リニアスケール 19,21,22,23,24,25 突出部 20,59,60 テーブル 26 取付用ねじ孔 27 取付部 28,42,80 ベッド 29,49 界磁マグネット 30,43,53 電機子コイル 31,50 原点マーク 32 回転用軸受 33,44,54 電機子組立体 34 第3リニアモータの一次側 36,37 取付孔 38,41,52 取付用孔 39 第3リニアモータの二次側 46 第1リニアモータの一次側 48 第1リニアモータの二次側 55 第2リニアモータの一次側 69 孔 79 押え板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月8日(2001.5.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また,図13には,従来の回転テーブル装
置が示されている。該回転テーブル装置は,モータ81
に直結したダイレクトドライブ方式のサーボアクチュエ
ータから成り,バックラッシやロストモーションのない
高速で高精度な回転方向の位置決めを可能に構成されて
いる。テーブル70を回転駆動して位置決めするサーボ
アクチュエータは,モータ81,光学式エンコーダ78
及び回転用軸受72から構成されている。モータ81
は,テーブル70に取り付けられたロータコア77とハ
ウジング71に取り付けられたステータコア76から構
成されている。回転テーブル装置では,テーブル70
は,ハウジング71に内輪74,外輪73及びローラ7
5から成る回転用軸受72を介して回転自在に配置され
ている。回転用軸受72は,ローラ75が交互に軸心を
交差させて円周方向に配列されている構造を有し,一つ
であらゆる方向の荷重を負荷することができるクロスロ
ーラベアリングで構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】しかしながら,図13に示すような回転テ
ーブル装置では,モータ81を構成するロータコア77
がテーブル70の全周にわたって設けられ,また,ロー
タコア77に対応してステータコア76がハウジング7
1の環状溝に全周にわたって設けられているため,モ
タ81そのものが,高さが高くなり,大型化し,構造そ
のものが複雑化している。また,図12に示すステージ
装置は,直動案内ユニットを介在させた直動方向の往復
移動に関するものあり,回転方向についての位置決め
を行う構造には構成されていない。従って,ステージ装
置として,直動方向の往復移動と共に,回転方向即ちθ
方向の角度位置決め駆動を可能にし,しかも,リニアモ
ータとして実質的に同一の構造のものの使用を可能に
し,部品点数を低減すると共に,装置そのものを小型化
し,軽量化し,応答性を向上させるかの課題がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】第1ステージ1には,第1窓40Aを挟ん
でY方向に平行に一対の直動案内ユニット6が配設さ
れ,及び突出部21にY方向に沿って第2ステージ2を
位置決め駆動する第2リニアモータ12が配設されてい
る。また,第1ステージ1に対する第2ステージ2のY
方向の移動は,第1スライダ1にY方向に延びて取り付
けられた軌道レール7(第2軌道レール)及び軌道レー
ル7上を摺動し且つステージ2に取り付けられたスライ
ダ8(第2スライダ)から成る直動案内ユニット6(第
2直動案内ユニット)によってガイドされる。第2リニ
アモータ12は,第1リニアモータ11と同一の構成を
有しており,第2リニアモータ12の次側55が長手
方向をY方向に合致させて突出部21上に固着されてい
る。突出部21にはベッド80が固着され,ベッド80
には,次側55を構成する電機子組立体54を構成す
る電機子コイル53とセンサ56とが設置されている。
また,第2リニアモータ12の次側(図示せず)は,
第2ステージ2のY方向の突出部22の下面に固着され
ている。また,突出部21上には,第2ステージ2が所
定移動距離から逸脱するオーバランを防止するため,第
2ステージ2の下面に配設された突起でなるストッパと
共働するストッパ57が配設されている。突出部22上
のストッパは,第2リニアモータ12のベッドの脇のl
か所にボルトの頭を突出させたもので形成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】回転ステージ3は,第2ステージ2の上面
側に重なって配設され,回転用軸受32であるクロスロ
ーラベアリングを介して角度回転自在になっている。突
出部24の下面には,回転用リニアモータ13の次側
39が固着されている。回転ステージ3には,ワーク等
の部品を固定するための取付用ねじ孔26が設けられて
いる。回転用リニアモータ13の位置検出する部分につ
いては, 従来,次側でなるテーブルの下面にあって長
手方向に極性が交互に異なる磁極が並設された界磁マグ
ネットと平行に配設されていたが,回転ステージ3の角
度回転に対応して回転ステージ3の回転円弧面に固着さ
れている。図7に示すように,この実施例は,取付部材
を構成する突出部24の外側端面を回転半径Rでなる曲
面に形成して回転円弧面にして,該回転円弧面の曲面に
沿ってリニアスケール18を固着した構造に構成されて
いる。センサ17は,図4及び図6に示すように,従来
とは向き90度異なっており,リニアスケール18に
対向して一次側46のベッド42に配設されている。図
4及び図7に示すように,次側39のテーブル即ち突
出部24の下面に配設された原点マーク31は,センサ
17の下面側に位置するように構成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 第1ステージ 2 第2ステージ 3 回転ステージ 4 基台 5,6 直動案内ユニット 7 軌道レール 8 スライダ 9,47,57,58 ストッパ 10,14,15 コード 11 第1リニアモータ 12 第2リニアモータ 13 回転用リニアモータ 16,35,40,40A 窓 17,45,56 センサ 18,51 リニアスケール 19,21,22,23,24,25 突出部 20,59,60 テーブル 26 取付用ねじ孔 27 取付部 28,42,80 ベッド 29,49 界磁マグネット 30,43,53 電機子コイル 31,50 原点マーク 32 回転用軸受 33,44,54 電機子組立体 34 第3リニアモータの一次側 36,37 取付孔 38,41,52 取付用孔 39 回転用リニアモータの二次側 46 第1リニアモータの一次側 48 第1リニアモータの二次側 55 第2リニアモータの一次側 69 孔 79 押え板 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月14日(2002.3.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 リニアモータを内蔵したステージ装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,半導体製造装
置,ロボット,検査装置,工作機械等の各種装置に適用
されるリニアモータによって駆動される位置決め装置を
構成するリニアモータを内蔵したステージ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】リニアモータを内蔵したスライド装置
は,コンパクトな装置を構成するものとして,特開平9
−266659号公報に開示されたものが知られてい
る。該公報に開示された小形リニアモータテーブルは,
ベッドとテーブルとを互いに相対運動自在に組み込み,
ベッドとテーブルとの間にリニア電磁アクチュエータを
設け,ベッド及びテーブルの少なくとも一方を,リニア
電磁アクチュエータのヨークとしても兼用させ,小型で
安価に構成したものである。
【0003】また,特開平9−266660号公報に開
示されたリニア電磁アクチュエータを用いたXYテーブ
ルは,コンパクトな構造に構成されたものであり,リニ
ア電磁アクチュエータへの給電用コードや各種センサか
らの信号取出し用コードを中間移動部材のXテーブルで
集中させ,これらのコードを外部の制御部との接続用コ
ードとして1本にまとめ,コードによる悪影響を最小限
に抑え,高速性,耐久性,発塵防止,小型化を達成した
ものである。
【0004】また,本出願人は,図12に示すようなス
ライド装置を開発し,特願2000−166398号と
して先に出願した。該スライド装置は,可動マグネット
型リニアモータを内蔵し,テーブル60のベッド64に
対する高速作動性,応答性を向上させ,テーブル60の
ベッド64に対する位置決めを一層高精度化に構成した
ものである。スライド装置は,電機子コイル65への通
電を3相通電方式とし,駆動回路を外部のドライバ側に
移設し,ベッド64の構造を簡単化し,高さを低くでき
る。スライド装置は,磁性材から成るベッド64,ベッ
ド64に対してスライダ62と軌道レール63から成る
直動案内ユニット61を介して長手方向にスライド可能
に配設された磁性材から成るテーブル60,テーブル6
0のスライド方向に極性が交互に異なる状態に設置され
た磁極を構成する界磁マグネット66,界磁マグネット
66に対向するベッド64の面に設置された電機子コイ
ル65,及びベッド64に対するテーブル60のスライ
ド方向の位置を検出するリニアスケール68とセンサ6
7から成る位置検出手段を有している。
【0005】また,図13には,従来の回転テーブル装
置が示されている。該回転テーブル装置は,モータ81
に直結したダイレクトドライブ方式のサーボアクチュエ
ータから成り,バックラッシやロストモーションのない
高速で高精度な回転方向の位置決めを可能に構成されて
いる。テーブル70を回転駆動して位置決めするサーボ
アクチュエータは,モータ81,光学式エンコーダ78
及び回転用軸受72から構成されている。モータ81
は,テーブル70に取り付けられたロータコア77とハ
ウジング71に取り付けられたステータコア76から構
成されている。回転テーブル装置では,テーブル70
は,ハウジング71に内輪74,外輪73及びローラ7
5から成る回転用軸受72を介して回転自在に配置され
ている。回転用軸受72は,ローラ75が交互に軸心を
交差させて円周方向に配列されている構造を有し,一つ
であらゆる方向の荷重を負荷することができるクロスロ
ーラベアリングで構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,半導体製造
装置等の各種装置に使用される位置決めテーブル装置,
即ち,ステージ装置は,半導体部品等のワークを載置
し,該ワークを一方向,X方向(例えば,横方向),X
方向に直交するY方向(例えば,縦方向),及び/又は
角度方向である回転方向(例えば,θ方向)に移動さ
せ,ワークを位置決めするものである。テーブル即ちス
テージの往復移動や回転移動させる駆動装置としては,
上記のように,リニアモータが使用され,作業環境をク
リーンな環境にしている。近年,半導体関連の製造装置
は,多種にわたっており,半導体製造装置や画像処理検
査装置等では,益々高精度化,コンパクト化及び安価な
位置決め装置が要望されている。
【0007】しかしながら,図13に示すような回転テ
ーブル装置では,モータ81を構成するロータコア77
がテーブル70の全周にわたって設けられ,また,ロー
タコア77に対応してステータコア76がハウジング7
1の環状溝に全周にわたって設けられているため,モー
タ81そのものが,高さが高くなり,大型化し,構造そ
のものが複雑化している。また,図12に示すステージ
装置は,直動案内ユニットを介在させた直動方向の往復
移動に関するものであり,回転方向についての位置決め
を行う構造には構成されていない。従って,ステージ装
置として,直動方向の往復移動と共に,回転方向即ちθ
方向の角度位置決め駆動を可能にし,しかも,リニアモ
ータとして実質的に同一の構造のものの使用を可能に
し,部品点数を低減すると共に,装置そのものを小型化
し,軽量化し,応答性を向上させるかの課題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の問題を解決するものであり,回転方向(θ方向)につ
いて微小な回転方向の角度位置決めを行うのに適した構
造に構成され,高精度な角度位置決めが可能であり,装
置そのものが薄型で小型化して軽量化し,コンパクト化
した応答性に優れたリニアモータを内蔵したステージ装
置を提供することである。
【0009】この発明は,回転方向に固定された非回転
ステージ,該非回転ステージの上面側に位置して前記非
回転ステージに対して回転自在な回転ステージ,前記非
回転ステージと前記回転ステージとの間に介在して前記
回転ステージを回転支持する回転用軸受,及び前記非回
転ステージに対して前記回転ステージを回転方向に微小
量だけ角度位置決め駆動する回転用リニアモータを有
し,前記回転用リニアモータは,前記回転ステージ及び
前記非回転ステージのいずれか一方に設けられた長手方
向に沿って並設された電機子コイルを有する一次側と,
前記電機子コイルに対向して他方に設けられた長手方向
に極性が交互に異なる磁極が並設された界磁マグネット
を有する二次側とで構成されていることから成るリニア
モータを内蔵したステージ装置に関する。
【0010】前記回転用リニアモータは,前記回転用リ
ニアモータの長手方向が前記回転ステージの回転円弧に
対する接線方向に合致して配設されている。また,前記
回転用リニアモータは,前記非回転ステージに対する前
記回転ステージの回転方向の位置を検出する位置検出手
段を有し,前記位置検出手段は,長手方向にわたって微
細ピッチでマークされたリニアスケール及び前記リニア
スケールに対向して前記マークを検出するセンサから成
り,前記リニアスケールが前記回転ステージの回転円弧
面に固定されている。
【0011】前記回転用軸受は,内輪,該内輪に相対回
転可能な外輪及び前記内輪と前記外輪との間に介在され
且つ回転軸線が交互に交差方向に組み込まれたローラか
ら構成されるクロスローラベアリングである。
【0012】また,このリニアモータを内蔵したステー
ジ装置は,前記非回転ステージの中央には前記回転用軸
受の前記外輪が嵌挿固定される孔が形成され,前記回転
ステージには前記内輪が嵌挿固定される周面を持つ取付
部が設けられ,前記回転ステージの中央には前記非回転
ステージの前記孔に対向して矩形状の窓が形成されてい
る。
【0013】前記非回転ステージは,基台の上面側に位
置し且つ前記基台に対してX方向に移動可能な第1ステ
ージ,及び該第1ステージの上面側に位置し且つ前記第
1ステージに対して前記X方向に直交するY方向に移動
可能な第2ステージから構成されており,前記回転ステ
ージは,前記第2ステージの上面側に位置して前記第2
ステージに前記回転用軸受を介して支持されている。
【0014】更に,前記基台に対する前記第1ステージ
の前記X方向の移動位置決め駆動は第1直動用リニアモ
ータによって行われ,また,前記第1ステージに対する
前記第2ステージの前記Y方向の移動位置決め駆動は第
2直動用リニアモータによって行われる。
【0015】前記回転用リニアモータ,前記第1直動用
リニアモータ及び前記第2直動用リニアモータは,3相
電流の各相がそれぞれ通電される3個の前記電機子コイ
ルを備えており,前記回転ステージ,前記第1ステージ
及び前記第2ステージは前記界磁マグネットにそれぞれ
生じる磁束と前記電機子コイルにそれぞれ流す前記3相
電流とで発生する電磁力によってそれぞれ位置決め駆動
される。また,前記界磁マグネットは,希土類永久磁石
から構成され,3個の前記電機子コイルに対応して5個
設けられている。
【0016】前記基台に対する前記第1ステージの前記
X方向の移動は,前記基台に前記X方向に延びて取り付
けられた第1軌道レール及び該第1軌道レール上を摺動
し且つ前記第1ステージに取り付けられた第1スライダ
から成る第1直動案内ユニットによってガイドされ,ま
た,前記第1ステージに対する前記第2ステージの前記
Y方向の移動は,前記第1ステージに前記Y方向に延び
て取り付けられた第2軌道レール及び該第2軌道レール
上を摺動し且つ前記第2ステージに取り付けられた第2
スライダから成る第2直動案内ユニットによってガイド
される。
【0017】前記第1ステージ,前記第2ステージ及び
前記回転ステージは,光が透過する窓がそれぞれ対応し
て設けられている。また,前記基台に対する前記第1ス
テージの第1位置検出手段は前記第1ステージに設置さ
れた光学式リニアスケールと前記光学式リニアスケール
に対向して前記基台に設置されたセンサ素子とから構成
された光学式エンコーダで構成され,また,前記第1ス
テージに対する前記第2ステージの第2位置検出手段は
前記第2ステージに設置された光学式リニアスケールと
前記光学式リニアスケールに対向して前記第1ステージ
に設置されたセンサ素子とから構成された光学式エンコ
ーダで構成されている。更に,このステージ装置では,
前記第1ステージ,前記第2ステージ及び前記回転ステ
ージは,矩形板状に形成されている。
【0018】このリニアモータを内蔵したステージ装置
は,上記のように,回転用リニアモータを回転ステージ
及び非回転ステージのいずれか一方に設けられた長手方
向に沿って並設された電機子コイルを有する一次側と
し,他方に設けられた長手方向に極性が交互に異なる磁
極が並設された界磁マグネットを有する二次側とで構成
し,回転用リニアモータが長手方向に配置されている
が,回転ステージの微小な回転量に対する角度位置決め
では十分に対応でき,それによって構造そのものをシン
プルに構成できる。また,このステージ装置は,回転移
動側を永久磁石の界磁マグネットで構成しているので,
移動体そのものを軽量化し,薄型化して応答性を向上で
き,装置自体に起因する発塵を抑制でき,装置そのもの
を小型化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
によるリニアモータを内蔵したステージ装置の実施例を
説明する。この発明によるリニアモータを内蔵したステ
ージ装置は,例えば,図12を参照して説明した可動マ
グネット型リニアモータを内蔵したスライド装置におけ
る直動案内ユニットの代わりに回転用軸受を組み込み,
回転ステージ3と第2ステージ2との間に回転方向に微
小に移動させる駆動装置として回転用リニアモータ13
を組み込み,特に,回転ステージ3の微小量の角度位置
きめという範囲であることを考慮して,回転用リニアモ
ータ13として,図3〜図7に示すように,例えば,図
12に示す可動マグネット型リニアモータを適用し,回
転方向部分である回転ステージ3を微小量だけ回転方向
(即ち,θ方向)に移動させてワーク等の部品を角度位
置決めする回転ステージ装置(θステージ装置)に特徴
を有するものである。
【0020】このステージ装置は,概して,図1及び図
2に示すように,一方向の直線方向であるX方向に往復
移動する第1ステージ1と,X方向に直交するY方向に
往復移動する第2ステージ2とによって構成されるXY
ステージ装置に回転ステージ3(即ち,θステージ装
置)を組み込み,XY−θステージ装置の複合ステージ
装置に構成し,ワーク等の部品をX方向,Y方向及び回
転方向(θ方向)に対して平面上での位置決めを行う構
造に構成されている。この実施例では,第1ステージ
1,第2ステージ2及び回転ステージ3は,図示のよう
に,実質的に矩形板状に形成され,各ステージ1,2,
3を駆動するリニアモータのステージ1,2,3への取
付けを容易に構成すると共に,X方向,Y方向及び回転
方向にスムースになる位置決め駆動を可能にする構造に
構成されている。また,第1ステージ1,第2ステージ
2,回転ステージ3及び基台4には,それらの中央領域
に光が透過する窓16,35,40,40Aがそれぞれ
対応して設けられており,窓16,35,40,40A
の中心Oを基準にして,基台4に対して第1ステージ1
はX方向に,第1ステージ1に対して第2ステージ2は
Y方向に位置決め駆動され,従って,基台4に対して回
転ステージ3はX方向,Y方向及び回転方向(θ方向)
に位置決め駆動される。
【0021】このステージ装置は,図1と図2に示すよ
うに,相手ベース(図示せず)に固定するための取付用
孔41を有し,通常は固定側でなる基台4,基台4の上
面側に位置し且つ基台4に対して一直線方向であるX方
向に移動する第1ステージ1,第1ステージ1の上面側
に位置し且つ第1ステージ1と共にX方向に移動し且つ
X方向に直交する直線方向であるY方向に移動する第2
ステージ2,及び第2ステージ2の上面側に位置し且つ
第2ステージ2と共にX方向及びY方向に移動し且つ回
転方向(θ方向)に角度回転する回転ステージ3を有し
ている。また,このステージ装置は,基台4と第1ステ
ージ1との間に配設され且つ第1ステージ1をX方向に
案内する一対でなる直動案内ユニット5(第1直動案内
ユニット),第1ステージ1と第2ステージ2との間に
配設され且つステージ2をY方向に案内する一対でなる
直動案内ユニット6(第2直動案内ユニット),及び第
2ステージ2と回転ステージ3との間に配設され且つ回
転ステージ3をθ方向に回転支持するクロスローラベア
リング等の回転用軸受32(図4)を有する。
【0022】また,このステージ装置は,基台4と第1
ステージ1との間に配設され且つ第1ステージ1をX方
向に位置決め駆動する第1リニアモータ11,第1ステ
ージ1と第2ステージ2との間に配設され且つ第2ステ
ージ2をY方向に位置決め駆動する第2リニアモータ1
2,及び第2ステージ2と回転ステージ3との間に配設
され且つ回転ステージ3をθ方向に角度位置決め駆動す
る回転用リニアモータ13を有している。図1における
符号10,14,15は,各リニアモータ11,12,
13の電機子コイルに結線されたコードを示している。
【0023】このステージ装置は,特に,図3〜図7に
示すように,回転方向に固定された固定体を構成する非
回転ステージの第2ステージ2,回転駆動される可動体
を構成する第2ステージ2の上面側に位置する回転ステ
ージ3,回転ステージ3を回転支持する回転用軸受32
及び回転ステージ3を回転させる長手方向に延びる電機
子コイル30と界磁マグネット29とから成る回転用リ
ニアモータ13を有することを特徴としている。この実
施例では,非回転ステージは,基台4の上面側に位置し
且つ基台4に対してX方向に移動可能な直動用の第1ス
テージ1と,第1ステージ1の上面側に位置し且つ第1
ステージ1に対してX方向に直交するY方向に移動可能
な直動用の第2ステージ2とから構成されている。
【0024】回転用リニアモータ13は,回転ステージ
3及び第2ステージ2のいずれか一方,この実施例では
第2ステージ2に設けられた長手方向に沿って並設され
た複数(図5では3個)の電機子コイル30を有する一
次側34と,他方,この実施例では電機子コイル30に
対向して回転ステージ3に設けられた長手方向に極性が
交互に異なる磁極が並設された界磁マグネット29(図
4)を有する二次側39とから構成され,いわゆる直線
運動を駆動するリニアモータが適用されていることを特
徴としている。また,回転用リニアモータ13は,回転
用リニアモータ13の長手方向が回転ステージ3の回転
円弧に対する接線方向に合致して配設され,極めてシン
プルに且つ簡潔な構造に構成されたことを特徴としてい
る。
【0025】この実施例では,第1ステージ1に設けら
れた突出部21に対向して,第2ステージ2にはY方向
に直交した端面の略中央部分にY方向の突出部22,及
び端面に対向したもう一方の端面の略中央部分にY方向
に延びる回転用リニアモータ13を設けるための突出部
23が板状の形状に形成されている。回転用リニアモー
タ13の電機子コイル30は,第2ステージ2に設けら
れた突出部23に配置されたベッド28上で回転ステー
ジ3の接線方向に即ち長手方向に3個設置されており,
また,界磁マグネット29は,回転ステージ3に設けら
れた突出部の取付部材24の下面に設けられたテーブル
20に,電機子コイル30に対向して長手方向に設置さ
れている。テーブル20には,原点マーク31が取り付
けられている。更に,回転用リニアモータ13は,第2
ステージ2に対する回転ステージ3の回転方向の位置を
検出する位置検出手段を有する。位置検出手段は,長手
方向にわたって微細ピッチでマークされ且つ回転ステー
ジ3に設けられた突出部の取付部材24の回転円弧面に
沿って設定されたリニアスケール18,及びリニアスケ
ール18に対向してマークを検出するため第2ステージ
2に設けられた突出部23に設置されたセンサ17から
構成されている。
【0026】回転用軸受32は,例えば,図13に示す
ように,内輪,該内輪に相対回転可能な外輪及び前記内
輪と前記外輪との間に介在された円筒ころ即ちローラか
ら構成されるクロスローラベアリングで構成されてい
る。回転用軸受32は,内輪が回転ステージ3に固定さ
れ,外輪が第2ステージ2に押え板79によって固定さ
れている。この実施例では,図5及び図6に示すよう
に,回転ステージ3の中央には回転用軸受32の外輪が
嵌挿固定される窓35を構成する孔69が形成され,回
転ステージ3には回転用軸受32の内輪が嵌挿固定され
る周面を持つ取付部27が設けられ,また,回転ステー
ジ3の中央には第2ステージ2の孔69に対向して矩形
状の窓16が形成されている。クロスローラベアリング
では,転動体の円筒ころが交互に軸心を交差させて円周
方向に配列されており,回転する内輪が回転ステージ3
の下面のボスの取付部27に嵌着して回転ステージ3を
回転自在に支持している。
【0027】第2ステージ2は,第lステージ1の上面
側に重なって配設され,第1ステージ1に配設された直
動案内ユニット6のスライダ8に固着するための取付用
孔38が形成されている。突出部22の下面には,第2
リニアモータ12を構成する界磁マグネットから成る二
次側(図示せず)が取り付けられている。図5では,第
2リニアモータ12の二次側である界磁マグネットを設
置するテーブルを下面に取り付けるための取付孔36が
示されている。また,突出部22の下面には,第1ステ
ージ1のストッパ47であるボルト頭に対向してボルト
頭を所定間隔で挟んで突き当てしてストッパ(図示せ
ず)となる2つの突起が形成されている。図5では,突
起を下面に取り付けるための取付孔37が示されてい
る。
【0028】このステージ装置では,基台4に対するス
テージ1のX方向の移動位置決め駆動はリニアモータ1
1(第1直動用リニアモータ)によって行われ,また,
ステージ1に対する第2ステージ2のY方向の移動位置
決め駆動はリニアモータ12(第2直動用リニアモー
タ)によって行われる。リニアモータ11,12及び回
転用リニアモータ13は,3相電流の各相がそれぞれ通
電される3個宛から構成されている電機子コイル30,
43,53を備えている。ステージ1,2及び回転ステ
ージ3は,界磁マグネット29,49にそれぞれ生じる
磁束と電機子コイル30,43,53にそれぞれ流す3
相電流とで発生する電磁力によってそれぞれ位置決め駆
動される。また,界磁マグネット29,49は,希土類
永久磁石から構成され,3個宛から成る電機子コイル3
0,43,53に対して5個長手方向に設置されてい
る。
【0029】図8及び図9には,基台4が示されてい
る。基台4は,中央に矩形状の窓40Aが明いた矩形板
状で形成され,基台4のX方向の一方の端面に略中央部
分から突出する突出部25を設けられている。基台4上
には,窓40Aを挟んでX方向に平行に一対の直動案内
ユニット5が配設され,突出部25にX方向に沿って第
1ステージ1を位置決め駆動する第1リニアモータ11
が配設されている。また,基台4に対する第1ステージ
1のX方向の移動は,基台4にX方向に延びて取り付け
られた軌道レール7(第1軌道レール)及び軌道レール
7上を摺動し且つステージ1に取り付けられたスライダ
8(第1スライダ)から成る直動案内ユニット5(第1
直動案内ユニット)によってガイドされる。基台4に設
けた突出部25には,第1リニアモータ11を構成する
一次側46の電機子組立体44が設けられている。電機
子組立体44は,突出部25に固定されたベッド42,
ベッド42上に設置された一次側46を構成する電機子
コイル43,及びベッド42に設けられたセンサ45か
ら構成されている。電機子組立体44には,コード10
が結線されている。
【0030】更に,第1リニアモータ11は,突出部2
5上のベッド42に長手方向に沿って並設された複数
(図8では3個)の電機子コイル43を有する一次側4
6と,テーブルを構成する第1ステージ1の下面に電機
子コイル43に対向して長手方向である第1ステージ1
のX方向の移動方向に極性が交互に異なる磁極が並設さ
れた界磁マグネット49を有する二次側48から成り,
一次側46であるベッド42が長手方向をX方向に合致
させて基台4の突出部25上に固着されている。第1リ
ニアモータ11の二次側48(図10)は,第1ステー
ジ1の下面に固着されているテーブル59に設けられて
いる。基台4には,相手ベースに固定するため複数のボ
ルトの取付用孔41が形成されている。基台4の突出部
25には,第1ステージ1が所定移動距離から逸脱する
オーバランを防止するために第1ステージ1の下面に配
設された突起でなるストッパ58と共働するストッパ4
7が配設されている。基台4のストッパ47は,第1リ
ニアモータ11のベッド42の脇の1か所にボルト頭を
突出させた構造に形成されている。
【0031】図10及び図11に示すように,第1ステ
ージ1は,基台4の窓40Aに対向して中央に基台4の
窓40Aと同様の矩形状の窓40が明いた矩形板状に形
成されており,基台4の突出部42に対向してX方向に
直交した端面の略中央部分にX方向の突出部19,及び
端面に直交する一方の端面の略中央部分にY方向の突出
部21が設けられた板状の形状に形成されている。第1
ステージ1は,基台4の上面側に重なって配設され,基
台4上に配設された直動案内ユニット5のスライダ8に
固着するために取付用孔52が形成されている。突出部
19の下面には,第1リニアモータ11の二次側48が
設けられている。また,突出部19の下面には,基台4
のストッパ47であるボルト頭に当接してストッパ機能
を果たすため,ボルト頭を所定間隔で隔置した2つの突
起からなるストッパ58が形成されている。
【0032】第1ステージ1には,第1窓40Aを挟ん
でY方向に平行に一対の直動案内ユニット6が配設さ
れ,及び突出部21にY方向に沿って第2ステージ2を
位置決め駆動する第2リニアモータ12が配設されてい
る。また,第1ステージ1に対する第2ステージ2のY
方向の移動は,第1スライダ1にY方向に延びて取り付
けられた軌道レール7(第2軌道レール)及び軌道レー
ル7上を摺動し且つステージ2に取り付けられたスライ
ダ8(第2スライダ)から成る直動案内ユニット6(第
2直動案内ユニット)によってガイドされる。第2リニ
アモータ12は,第1リニアモータ11と同一の構成を
有しており,第2リニアモータ12の一次側55が長手
方向をY方向に合致させて突出部21上に固着されてい
る。突出部21にはベッド80が固着され,ベッド80
には,一次側55を構成する電機子組立体54を構成す
る電機子コイル53とセンサ56とが設置されている。
また,第2リニアモータ12の二次側(図示せず)は,
第2ステージ2のY方向の突出部22の下面に固着され
ている。また,突出部21上には,第2ステージ2が所
定移動距離から逸脱するオーバランを防止するため,第
2ステージ2の下面に配設された突起でなるストッパと
共働するストッパ57が配設されている。突出部22上
のストッパは,第2リニアモータ12のベッドの脇のl
か所にボルトの頭を突出させたもので形成されている。
【0033】第1ステージ1の突出部19の下面にはテ
ーブル59が取り付けられ,また,テーブル59には第
2リニアモータ12の二次側48を構成する界磁マグネ
ット49とリニアスケール51とが長手方向に設置され
ると共に,原点マーク50が設けられている。更に,基
台4に対する第1ステージ1の第1位置検出手段は,第
1ステージ1に設置された光学式リニアスケール51
(図10)と光学式リニアスケール51に対向して基台
4に設置されたセンサ45とから構成された光学式エン
コーダで構成されている。第1ステージ1に対する第2
ステージ2の第2位置検出手段は,第2ステージ2に設
置された光学式リニアスケールと該光学式リニアスケー
ルに対向して第1ステージ1に設置されたセンサ56
(図10)とから構成された光学式エンコーダで構成さ
れている。
【0034】回転用リニアモータ13は,第2リニアモ
ータ12と同様な構成を有しており,一次側34である
ベッドが長手方向をX方向に合致させて突出部23上に
固着されている。回転用リニアモータ13の二次側39
は,回転ステージ3の下面に固着されている。回転用リ
ニアモータ13は,第2リニアモータ12とは位置検出
する部分が異なった構造に構成されている。回転ステー
ジ3は,第2ステージ2の第2窓35に対向して中央に
矩形状の第3窓16が開いた矩形板状になり,更に,下
面に第3窓16を内包して回転用軸受32の内輪を嵌挿
する円形状の突出部即ちボス27が形成され,及び第2
ステージ2の突出部23に対向してY方向に直交した端
面の略中央部分に突出部24でなる板状の取付部材が配
設されている。
【0035】回転ステージ3は,第2ステージ2の上面
側に重なって配設され,回転用軸受32であるクロスロ
ーラベアリングを介して角度回転自在になっている。突
出部24の下面には,回転用リニアモータ13の二次側
39が固着されている。回転ステージ3には,ワーク等
の部品を固定するための取付用ねじ孔26が設けられて
いる。回転用リニアモータ13の位置検出する部分につ
いては, 従来,二次側でなるテーブルの下面にあって長
手方向に極性が交互に異なる磁極が並設された界磁マグ
ネットと平行に配設されていたが,回転ステージ3の角
度回転に対応して回転ステージ3の回転円弧面に固着さ
れている。図7に示すように,この実施例は,取付部材
を構成する突出部24の外側端面を回転半径Rでなる曲
面に形成して回転円弧面にして,該回転円弧面の曲面に
沿ってリニアスケール18を固着した構造に構成されて
いる。センサ17は,図4及び図6に示すように,従来
とは向きが90度異なっており,リニアスケール18に
対向して一次側46のベッド42に配設されている。図
4及び図7に示すように,二次側39のテーブル即ち突
出部24の下面に配設された原点マーク31は,センサ
17の下面側に位置するように構成されている。
【0036】
【発明の効果】この発明によるリニアモータを内蔵した
ステージ装置は,上記のように構成されているので,直
線方向に位置決め駆動する従来の直動型のリニアモータ
を利用することによって,微小の角度回転の位置決めを
行うことができ,しかも,小型化して軽量化して装置そ
のものをシンプルに構成でき,回転角度位置の高精度な
位置決めができると共に応答性を向上させることができ
る。また,このステージ装置は,X軸方向(X方向)と
Y軸方向(Y方向)の位置決めを,XステージとYステ
ージとから成る非回転ステージを用いてリニアモータに
よって達成できる。更に,このリニアモータを内蔵した
ステージ装置は,非回転ステージを位置決め駆動するリ
ニアモータと回転ステージを位置決め駆動する回転用リ
ニアモータとを構成する電機子コイルと界磁マグネット
とを実質的に同一の部品で構成でき,リニアスケールの
取付け構造を変更するのみで済むので,部品点数を低減
できると共に,製造コストを低減できる。従って,この
リニアモータを内蔵したステージ装置は,半導体製造装
置,ロボット,検査装置,工作機械等の各種装置に適用
して好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるリニアモータを内蔵したステー
ジ装置の一実施例を示し,一方向であるX方向から見た
正面図である。
【図2】図1のステージ装置を示す平面図である。
【図3】図1と図2に示すステージ装置を構成する回転
方向部分である回転ステージを示す平面図である。
【図4】図3のA−A断面における回転ステージを示す
A−A断面図である。
【図5】図3に示すステージ装置の回転ステージを取り
外した状態の第2ステージを示す平面図である。
【図6】図5のB−B断面における第2ステージを示す
B−B断面図である。
【図7】図1と図2に示すステージ装置における回転ス
テージを示す背面図である。
【図8】図1と図2に示すステージ装置における基台を
示す平面図である。
【図9】図8に示す基台をX方向から見た正面図であ
る。
【図10】図1と図2に示すステージ装置における第1
ステージを示す平面図である。
【図11】図10に示す第1ステージをX方向から見た
正面図である。
【図12】リニアモータを内蔵したスライド装置をコン
パクトな構造に構成した例として示す断面図である。
【図13】従来の回転テーブル装置を示す一部破断の斜
視図である。
【符号の説明】 1 第1ステージ 2 第2ステージ 3 回転ステージ 4 基台 5,6 直動案内ユニット 7 軌道レール 8 スライダ 9,47,57,58 ストッパ 10,14,15 コード 11 第1リニアモータ 12 第2リニアモータ 13 回転用リニアモータ 16,35,40,40A 窓 17,45,56 センサ 18,51 リニアスケール 19,21,22,23,24,25 突出部 20,59,60 テーブル 26 取付用ねじ孔 27 取付部 28,42,80 ベッド 29,49 界磁マグネット 30,43,53 電機子コイル 31,50 原点マーク 32 回転用軸受 33,44,54 電機子組立体 34 第3リニアモータの一次側 36,37 取付孔 38,41,52 取付用孔 39 回転用リニアモータの二次側 46 第1リニアモータの一次側 48 第1リニアモータの二次側 55 第2リニアモータの一次側 69 孔 79 押え板
フロントページの続き Fターム(参考) 2F078 CA01 CA08 CB13 3C048 BC01 DD11 DD26 5F046 CC03 CC18 5H303 AA01 AA06 AA10 BB02 BB08 BB12 BB14 CC04 DD04 FF05 GG11 HH02 LL03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転方向に固定された非回転ステージ,
    該非回転ステージの上面側に位置して前記非回転ステー
    ジに対して回転自在な回転ステージ,前記非回転ステー
    ジと前記回転ステージとの間に介在して前記回転ステー
    ジを回転支持する回転用軸受,及び前記非回転ステージ
    に対して前記回転ステージを回転方向に微小量だけ角度
    位置決め駆動する回転用リニアモータを有し,前記回転
    用リニアモータは,前記回転ステージ及び前記非回転ス
    テージのいずれか一方に設けられた長手方向に沿って並
    設された電機子コイルを有する一次側と,前記電機子コ
    イルに対向して他方に設けられた長手方向に極性が交互
    に異なる磁極が並設された界磁マグネットを有する2次
    側とで構成されていることから成るリニアモータを内蔵
    したステージ装置。
  2. 【請求項2】 前記回転用リニアモータは,前記回転用
    リニアモータの長手方向が前記回転ステージの回転円弧
    に対する接線方向に合致して配設されていることから成
    る請求項1に記載のリニアモータを内蔵したステージ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記回転用リニアモータは,前記非回転
    ステージに対する前記回転ステージの回転方向の位置を
    検出する位置検出手段を有し,前記位置検出手段は,長
    手方向にわたって微細ピッチでマークされたリニアスケ
    ール及び前記リニアスケールに対向して前記マークを検
    出するセンサから成り,前記リニアスケールが前記回転
    ステージの回転円弧面に固定されていることから成る請
    求項1又は2に記載のリニアモータを内蔵したステージ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記回転用軸受は,内輪,該内輪に相対
    回転可能な外輪及び前記内輪と前記外輪との間に介在さ
    れ且つ回転軸線が交互に交差方向に組み込まれたローラ
    から構成されるクロスローラベアリングであることから
    成る請求項1〜3のいずれか1項に記載のリニアモータ
    を内蔵したステージ装置。
  5. 【請求項5】 前記非回転ステージの中央には前記回転
    用軸受の前記外輸が嵌挿固定される孔が形成され,前記
    回転ステージには前記内輪が嵌挿固定される周面を持つ
    取付部が設けられ,前記回転ステージの中央には前記非
    回転ステージの前記孔に対向して矩形状の窓が形成され
    ていることから成る請求項4に記載のリニアモータを内
    蔵したステージ装置。
  6. 【請求項6】 前記非回転ステージは,基台の上面側に
    位置し且つ前記基台に対してX方向に移動可能な第1ス
    テージ,及び該第1ステージの上面側に位置し且つ前記
    第1ステージに対して前記X方向に直交するY方向に移
    動可能な第2ステージから構成され,前記回転ステージ
    は,前記第2ステージの上面側に位置して前記第2ステ
    ージに前記回転用軸受を介して支持されていることから
    成る請求項1〜5のいずれか1項に記載のリニアモータ
    を内蔵したステージ装置。
  7. 【請求項7】 前記基台に対する前記第1ステージの前
    記X方向の移動位置決め駆動は第1直動用リニアモータ
    によって行われ,また,前記第1ステージに対する前記
    第2ステージの前記Y方向の移動位置決め駆動は第2直
    動用リニアモータによって行われることから成る請求項
    1〜6のいずれか1項に記載のリニアモータを内蔵した
    ステージ装置。
  8. 【請求項8】 前記回転用リニアモータ,前記第1直動
    用リニアモータ及び前記第2直動用リニアモータは3相
    電流の各相がそれぞれ通電される3個の前記電機子コイ
    ルを備えており,前記回転ステージ,前記第1ステージ
    及び前記第2ステージは前記界磁マグネットにそれぞれ
    生じる磁束と前記電機子コイルにそれぞれ流す前記3相
    電流とで発生する電磁力によってそれぞれ位置決め駆動
    されることから成る請求項7に記載のリニアモータを内
    蔵したステージ装置。
  9. 【請求項9】 前記界磁マグネットは,希土類永久磁石
    から構成され,3個の前記電機子コイルに対応して5個
    設けられていることから成る請求項8に記載のリニアモ
    ータを内蔵したステージ装置。
  10. 【請求項10】 前記基台に対する前記第1ステージの
    前記X方向の移動は,前記基台に前記X方向に延びて取
    り付けられた第1軌道レール及び該第1軌道レール上を
    摺動し且つ前記第1ステージに取り付けられた第1スラ
    イダから成る第1直動案内ユニットによってガイドさ
    れ,また,前記第1ステージに対する前記第2ステージ
    の前記Y方向の移動は,前記第1ステージに前記Y方向
    に延びて取り付けられた第2軌道レール及び該第2軌道
    レール上を摺動し且つ前記第2ステージに取り付けられ
    た第2スライダから成る第2直動案内ユニットによって
    ガイドされることから成る請求項1〜9のいずれか1項
    に記載のリニアモータを内蔵したステージ装置。
  11. 【請求項11】 前記第1ステージ,前記第2ステージ
    及び前記回転ステージは,光が透過する窓がそれぞれ対
    応して設けられていることから成る請求項1〜10のい
    ずれか1項に記載のリニアモータを内蔵したステージ装
    置。
  12. 【請求項12】 前記基台に対する前記第1ステージの
    第1位置検出手段は前記第1ステージに設置された光学
    式リニアスケールと前記光学式リニアスケールに対向し
    て前記基台に設置されたセンサ素子とから構成された光
    学式エンコーダで構成され,また,前記第1ステージに
    対する前記第2ステージの第2位置検出手段は前記第2
    ステージに設置された光学式リニアスケールと前記光学
    式リニアスケールに対向して前記第1ステージに設置さ
    れたセンサ素子とから構成された光学式エンコーダで構
    成されていることから成る請求項6〜11のいずれか1
    項に記載のリニアモータを内蔵したステージ装置。
  13. 【請求項13】 前記第1ステージ,前記第2ステージ
    及び前記回転ステージは,矩形板状に形成されているこ
    とから成る請求項6〜12のいずれか1項に記載のリニ
    アモータを内蔵したステージ装置。
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