JP3042474B2 - Xyステージ - Google Patents
XyステージInfo
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- JP3042474B2 JP3042474B2 JP31525397A JP31525397A JP3042474B2 JP 3042474 B2 JP3042474 B2 JP 3042474B2 JP 31525397 A JP31525397 A JP 31525397A JP 31525397 A JP31525397 A JP 31525397A JP 3042474 B2 JP3042474 B2 JP 3042474B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- moving
- stage
- moving table
- link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
置としてのXYステージに関する。
に空気軸受けを介して移動ステージが支持されており、
移動ステージを移動させるための駆動手段としてボイス
コイルモータが用いられている。このようなXYステー
ジでは、ボイスコイルモータによりベースの表面で移動
ステージを移動させる際に、XYステージの各部での機
械的な接触が少なく、クリーン性およびメンテナスレス
性が高い。また、動作がスムーズで非線型要素が極めて
小さく、制御性能が高い。
である。図5に示される従来のXYステージでは、ベー
ス61の上面に1次元ベアリング70を介して下軸テー
ブル71が支持されている。また、ベース61には、下
軸テーブル71を移動させる第1の駆動手段としてのボ
イスコイルモータ72と、下軸テーブル71の位置を測
定するリニアエンコーダ73とが取り付けられている。
下軸テーブル71の上面には、1次元ベアリング74を
介して上軸テーブル75が支持されている。この上軸テ
ーブル75を移動させる第2の駆動手段としてのボイス
コイルモータ76と、上軸テーブル75の位置を測定す
るリニアエンコーダ77とが下軸テーブル71に取り付
けられている。さらに、リニアエンコーダ73および7
7によって得られた情報を基にボイスコイルモータ72
および76を駆動する制御手段(不図示)がXYステー
ジに備えられている。
ジでは、下軸テーブル71がボイスコイルモータ72に
よって移動されると共に1次元ベアリング70によって
案内されることで、ベース61の上面に対して平行なX
軸方向に下軸テーブル71が移動する。また、上軸テー
ブル75は、ボイスコイルモータ76によって移動され
ると共に1次元ベアリング74によって案内されること
で、ベース61の上面に対して平行、かつ、X軸方向に
垂直なY軸方向に下軸テーブル71が移動する。また、
このような従来の2次元位置決めテーブルとしてのXY
ステージでは、与えられた2次元移動目標座標(下軸方
向および上軸方向)に対して、下軸方向にはボイスコイ
ルモータ72を、上軸方向にはボイスコイルモータ76
をリニアエンコーダ73および77の情報に基づいて制
御手段が独立にフィードバック制御することによって、
XYステージの動作が行われる。
に示した従来のXYステージでは、下軸テーブル71の
上面に上軸テーブル75が重ねられているため、特に、
下軸であるX軸での可動重量が大きくなり、下軸テーブ
ル75をX軸方向に高速で移動させるために、大きなボ
イスコイルモータが必要になる。また、ベースの上面に
空気軸受けを介して、X軸方向に移動する下軸テーブル
が支持され、そのテーブルの上面に空気軸受けを介し
て、Y軸方向に移動する上軸テーブルが支持されている
場合でも、同様に、下軸テーブルを高速で移動させるた
めに大きなボイスコイルモータが必要となるという問題
点がある。
動させることができ、小型化、軽量化されたXYステー
ジを提供することにある。
の本発明のXYステージは、ベースと、移動テーブル
と、該移動テーブルの表面が前記ベースの表面と平行と
なるように前記移動テーブルを平行移動可能に保持する
リンク機構と、前記移動テーブルを前記ベースの表面と
平行な一方向に移動させるための第1の駆動手段と、前
記一方向と直交し、前記ベースの表面と平行な方向に前
記移動テーブルを移動させるための第2の駆動手段とを
有するXYステージ。
たは第2の駆動手段、あるいは、第1および第2の駆動
手段の駆動と、リンク機構の働きとによって、ベースの
表面と平行な平面内でベースの表面が平行移動するの
で、従来のXYステージのように2つの移動テーブルを
重ねる必要がなく、XYステージを小型化、軽量化する
ことができる。また、XYステージの可動部を構成する
移動テーブルが1つでよく、2つ必要ないので、可動部
のイナーシャを小さくすることができ、小さな第1およ
び第2の駆動手段で移動ステージの所望の推力を確保す
ることができる。なお、前記リンク機構が、互いに平行
に配置されると共に一端が前記移動テーブルに前記ベー
スの表面と平行な平面内で回転可能に支持された2つの
第1リンクと、前記2つの第1リンクのそれぞれの他端
に一端が前記ベースの表面と平行な平面内で回転可能に
支持されて連結されると共に互いに平行に配置され、他
端が前記ベースの表面と平行な平面内で回転可能に支持
された2つの第2リンクと、前記2つの第1リンクのう
ち一方の第1リンクおよび、該一方の第1リンクに支持
された一方の第2リンクの連結部に一方の端部が、他方
の第1リンクおよび他方の第2リンクの連結部に他方の
端部が、前記ベースの表面と平行な平面内で回転可能に
支持された連結部材とで構成されていることが好まし
い。
とで、移動テーブルの表面がベースの表面と平行な平面
内で平行移動可能となるように、移動テーブルがリンク
機構によって保持される。
て、前記移動テーブルに固定されたコイルと、前記ベー
スに固定され、前記コイルに磁界の影響を及ぼす磁石を
備えたヨーク部とで構成されるボイスコイルモータが用
いられていることが好ましい。
としてボイスコイルモータが用いられることにより、ボ
イスコイルモータにおける可動部と固定部との機械的な
接触が少ないため、XYステージのクリーン性およびメ
ンテナンスレス性が向上する。また、XYステージの動
作がスムーズになると共に、その動作の非線型要素が小
さくなり、XYステージの制御性能が高くなる。
は、前記移動テーブルの表面に対して平行に巻かれたも
のであることが好ましい。
ルが移動テーブルの表面に対して平行に巻かれることに
より、そのコイルの、移動テーブルの表面に対して垂直
な方向の厚みを抑えることができ、ボイスコイルモータ
の、移動テーブルの表面に対して垂直な方向の厚みを小
さくすることができる。
けにより前記ベースの表面に支持されていることが好ま
しい。
受けにより移動テーブルが支持されることにより、ベー
スと移動テーブルとの機械的な接触が少なくなり、XY
ステージのクリーン性およびメンテナンスレス性が向上
する。また、XYステージの動作がスムーズになると共
に、その動作の非線型要素が小さくなり、XYステージ
の制御性能が高くなる。
ステージを動作させるために、前記ベースの表面に設け
られ、前記第1の駆動手段による前記移動ステージの移
動方向と直交する方向に目盛を有する第1のリニアスケ
ールと、前記移動ステージに取り付けられ、前記第1の
リニアスケールの目盛を読み取る第1の読み取りヘッド
と、前記ベースの表面に設けられ、前記第2の駆動手段
による前記移動ステージの移動方向と直交する方向に目
盛を有する第2のリニアスケールと、前記移動ステージ
に取り付けられ、前記第2のリニアスケールの目盛を読
み取る第2の読み取りヘッドと、前記第1および第2の
読み取りヘッドにより得られた情報を基に前記第1およ
び第2の駆動手段を制御する制御手段をさらに有するこ
とが好ましい。
て図面を参照して説明する。
1の実施形態のXYステージを示す斜視図である。本実
施形態のXYステージでは、図1に示すように、ベース
4の表面に静圧軸受けとしての空気軸受けを介して移動
テーブル3が支持されており、移動テーブル3はその空
気軸受けによってベース4の表面と平行な任意の方向に
移動可能となっている。ベース4と移動テーブル3との
間の空気軸受けは、数十μm以下の空気の層によって構
成されている。また、XYステージには、ベース4の表
面と平行なX軸方向に移動テーブル3を移動させるため
の第1の駆動手段であるボイスコイルモータ1と、X軸
方向と直交し、ベース4の表面と平行なY軸方向に移動
テーブル3を移動させるための第2の駆動手段であるボ
イスコイルモータ2とが備えられている。
の側部に固定されたコイル17aと、ベース4の側部に
固定され、コイル17aに磁界の影響を及ぼす永久磁石
を備えたヨーク部18aとで構成されている。ボイスコ
イルモータ2は、移動テーブル3の、コイル17aが固
定された側部と直交する側部に固定されたコイル17b
と、ベース4の、ヨーク部18aが固定された側部と直
交する側部に固定され、コイル17bに磁界の影響を及
ぼす永久磁石を備えたヨーク部18bとで構成されてい
る。コイル17aおよび17bは、移動テーブル3の表
面に対して垂直に巻かれたものである。
側と反対側の端部には、移動テーブル3の表面がベース
4の表面と平行となるように移動テーブル3を保持する
リンク機構が取り付けられている。このリンク機構の構
成としては、移動テーブル3の端部に、互いに平行に配
置された第1リンク5aおよび5bのそれぞれの一端
が、移動テーブル3の表面と平行な平面内で回転可能に
支持されている。第1リンク5aの一端は支点9を回転
中心とし、第1リンク5bの一端は支点8を回転中心と
している。第1リンク5aの他端には第2リンク15a
の一端が、支点11を回転中心として移動テーブル3の
表面と平行な平面内で回転可能に支持され、第1リンク
5aと第2リンク15aとが連結されている。第1リン
ク5bの他端には第2リンク15bの一端が、支点10
を回転中心として移動テーブル3の表面と平行な平面内
で回転可能に支持され、第1リンク5bと第2リンク1
5bとが連結している。
aとの連結部には連結部材16の一方の端部が、第1リ
ンク5bと第2リンク15bとの連結部には連結部材1
6の他方の端部が、移動テーブル3の表面と平行な平面
内で回転可能に支持されている。第2リンク15aおよ
び15bは互いに平行に配置されていて、第2リンク1
5aおよび15bのそれぞれの他端は、不図示の固定部
材に、移動テーブル3の表面と平行な平面内で回転可能
に支持されている。第2リンク15aの他端は支点13
を回転中心とし、第2リンク15bの他端は支点12を
回転中心としている。このようなリンク機構によって、
移動テーブル3の表面がベース4の表面と平行な平面内
で平行移動可能となるように移動テーブル3が保持され
ている。上記のリンク機構のそれぞれの連結部分では回
転軸受けが用いられている。
モータ1による移動テーブル3の移動方向であるX軸方
向と垂直な方向に目盛を有する第1のリニアスケールと
してのリニアスケール6と、ボイスコイルモータ2によ
る移動テーブル3の移動方向であるY軸方向と垂直な方
向に目盛を有する第2のリニアスケールとしてのリニア
スケール7とが設けられている。一方、移動テーブル3
には、リニアスケール6の目盛を読み取る第1の読み取
りヘッド(不図示)と、リニアスケール7の目盛を読み
取る第2の読み取りヘッド(不図示)とが取り付けられ
ている。さらに、このようなXYステージには、第1お
よび第2の読み取りヘッドにより得られた情報を基にボ
イスコイルモータ1および2を制御する制御手段が備え
られている。
1のA−A’線断面図である。図1および図2に示すよ
うに、ヨーク部18aは、水平な方向に突出する鉄芯2
1を有している。また、ヨーク部18aには、鉄芯21
の上面と対向する永久磁石19と、鉄芯21の下面と対
向する永久磁石20とが取り付けられている。その鉄芯
21がコイル17a内に挿入されている。コイル17a
の内部の水平方向の幅W2は、鉄芯21の幅W1にY軸方
向のストロークを足した値よりも大きく設計されてい
る。ボイスコイルモータ2でも、ヨーク部18bはヨー
ク部18aと同様な構成をしており、コイル17bの内
部の水平方向の幅は、コイル17b内に挿入される鉄芯
の幅にX軸方向のストロークを足した値よりも大きく設
計されている。
ついて説明する。移動テーブル3をX軸方向に移動させ
る場合、ボイスコイルモータ1を駆動する。この時、リ
ニアスケール6の目盛を第1の読み取りヘッドが読み取
ることによって移動テーブル3のX軸方向の移動量を検
出し、そのX軸方向の移動量の情報を基に制御手段がボ
イスコイルモータ1を制御する。また、移動テーブル3
をY軸方向に移動させる場合、ボイスコイルモータ2を
駆動する。この時、リニアスケール7の目盛を第2の読
み取りヘッドが読み取ることによって移動テーブル3の
Y軸方向の移動量を検出し、そのY軸方向の移動量の情
報を基に制御手段がボイスコイルモータ2を制御する。
示される方向にコイル電流が流れる場合、コイル17a
が受ける推力の向きは、図1に示される矢印Bの向きと
なり、その推力によって移動テーブル3がX軸方向に移
動される。ここで、ボイスコイルモータ1を駆動し、か
つ、移動テーブル3がY軸方向に移動しないようにボイ
スコイルモータ2を制御すると、リンク機構の働きによ
って移動テーブル3がX軸方向のみに移動する。それと
は逆に、ボイスコイルモータ2を駆動し、かつ、移動テ
ーブル3がX軸方向に移動しないようにボイスコイルモ
ータ1を制御すると、リンク機構の働きによって移動テ
ーブル3がY軸方向のみに移動し、X軸方向には移動し
ない。このように、移動テーブル3がXまたはY軸方向
のみに移動する際、リンク機構の働きで移動テーブル3
が回転して傾くことがない。これにより、移動テーブル
3を、XおよびY軸方向のそれぞれに独立して移動させ
ることができる。
では、用いられる移動テーブルが1つであり、従来のも
ののように、2つの移動テーブルを重畳する構成ではな
いので、XYテーブルの厚み方向の寸法を小さくするこ
とができる。また、可動部が移動テーブル3、コイル1
7aおよび17bのみで構成されているので、従来のX
Yテーブルにおける2つの移動テーブルが含まれる可動
部と比較して、可動部のイナーシャを大幅に小さくする
ことができ、小さなボイスコイルモータで所望の推力を
確保することができる。その結果、小型、軽量で、高速
な位置決めが可能なXYステージを実現することができ
る。さらに、移動テーブル3に取り付けられたリンク機
構の連結部分では、耐久性に優れる回転軸受けが用いら
れているため、XYテーブルの耐久性は高い。
2の実施形態のXYステージを示す斜視図である。本実
施形態のXYステージでは、第1の実施形態のものと比
較して、ボイスコイルモータの構成が大きく異なってい
る。
すように、ベース34の表面に静圧軸受けとしての空気
軸受けを介して移動テーブル33が支持されており、移
動テーブル33はその空気軸受けによってベース34の
表面と平行な任意の方向に移動可能となっている。ベー
ス34と移動テーブル33との間の空気軸受けは、数十
μm以下の空気の層によって構成されている。また、こ
のXYステージには、ベース34の表面と平行なX軸方
向に移動テーブル33を移動させるための第1の駆動手
段であるボイスコイルモータ31と、X軸方向と直交
し、ベース34の表面と平行なY軸方向に移動テーブル
33を移動させるための第2の駆動手段であるボイスコ
イルモータ32とが備えられている。
33の側部に固定されたコイル(不図示)と、そのコイ
ルに磁界の影響を及ぼす永久磁石を備え、ベース34の
表面に固定されたヨーク部48aとで構成されている。
ボイスコイルモータ32は、移動テーブル33の、ボイ
スコイルモータ31側の側部と直交する側部に固定され
たコイル47bと、ベース34の表面に固定され、コイ
ル47bに磁界の影響を及ぼす永久磁石を備えたヨーク
部48bとで構成されている。ボイスコイルモータ31
を構成するコイル、およびコイル47bは、移動テーブ
ル33の表面に対して平行に巻かれたものである。
31側と反対側の端部には、第1の実施形態で用いられ
たリンク機構と同様なものが取り付けられている。その
リンク機構の構成としては、移動テーブル33の端部
に、互いに平行に配置された第1リンク35aおよび3
5bのそれぞれの一端が、移動テーブル33の表面と平
行な平面内で回転可能に支持されている。第1リンク3
5aの一端は支点39を回転中心とし、第1リンク35
bの一端は支点38を回転中心としている。第1リンク
35aの他端には、第2リンク45aの一端が、支点4
1を回転中心として移動テーブル33の表面と平行な平
面内で回転可能に支持され、第1リンク35aと第2リ
ンク45aとが連結されている。第1リンク35bの他
端には、第2リンク45bの一端が、支点40を回転中
心として移動テーブル33の表面と平行な平面内で回転
可能に支持され、第1リンク35bと第2リンク45b
とが連結している。
5aとの連結部には、連結部材46の一方の端部が、第
1リンク35bと第2リンク45bとの連結部には連結
部材46の他方の端部が、移動テーブル33の表面と平
行な平面内で回転可能に支持されている。第2リンク4
5aおよび45bは互いに平行に配置されていて、第2
リンク45aおよび45bのそれぞれの他端は、不図示
の固定部材に、移動テーブル33の表面と平行な平面内
で回転可能に支持されている。第2リンク45aの他端
は支点43を回転中心とし、第2リンク45bの他端は
支点42を回転中心としている。このようなリンク機構
によって、移動テーブル33の表面がベース34の表面
と平行な平面内で平行移動可能となるように移動テーブ
ル33が保持されている。上記のリンク機構のそれぞれ
の連結部分では回転軸受けが用いられている。
ルモータ31による移動テーブル33の移動方向である
X軸方向と垂直な方向に目盛を有する第1のリニアスケ
ールとしてのリニアスケール36と、ボイスコイルモー
タ32による移動テーブル33の移動方向であるY軸方
向と垂直な方向に目盛を有する第2のリニアスケールと
してのリニアスケール37とが設けられている。一方、
移動テーブル33には、リニアスケール36の目盛を読
み取る第1の読み取りヘッド(不図示)と、リニアスケ
ール37の目盛を読み取る第2の読み取りヘッド(不図
示)とが取り付けられている。さらに、このようなXY
ステージには、第1および第2の読み取りヘッドにより
得られた情報を基にボイスコイルモータ31および32
を制御する制御手段が備えられている。
32の断面図である。この図4では、ボイスコイルモー
タ32をY軸方向で断面にしている。図4に示すよう
に、ヨーク部48bの内部の上面には、磁石49aおよ
び49bが、この順番で移動テーブル33側から順に並
ぶように取り付けられている。ヨーク部48bの内部の
底面には、磁石50aおよび50bが、この順番で移動
テーブル33側から順に並ぶように取り付けられてい
る。このようなヨーク部48bの内部にコイル47bが
挿入されている。コイル47bに、図4に示されるよう
にコイル電流を流すことによって、矢印Eに示される方
向に移動テーブル33に推力が働く。
実施形態と同様であるので、その説明を省略する。本実
施形態のXYステージでは第1の実施形態のものと同様
に、用いられる移動テーブルが1つであり、従来のもの
のように、2つの移動テーブルを重畳する構成ではない
ので、XYテーブルの厚み方向の寸法を小さくすると共
に可動部のイナーシャを小さくすることができる。従っ
て、第1の実施形態で説明したのと同様な効果が得られ
る。
ボイスコイルモータ31および32を構成するそれぞれ
のコイルが移動テーブル33の表面に対して平行に巻か
れているので、第1の実施形態のように、コイルが移動
テーブルの表面に対して平行に巻かれる場合と比較し
て、それぞれのコイルの、移動テーブル33の表面に対
して垂直な方向の厚みを小さくすることができる。これ
により、ボイスコイルモータ31および32の、移動テ
ーブル33の表面に対して垂直な方向の厚みを小さくす
ることで、薄型化されたXYステージを実現することが
できる。
構によって、移動テーブルの表面がベースの表面と平行
になるように移動テーブルが平行移動可能に保持される
ので、移動テーブルが、第1または第2の駆動手段、あ
るいは、第1および第2の駆動手段の駆動と、リンク機
構の働きとによって、ベースの表面と平行な平面内で移
動テーブルの表面が平行移動する。従って、従来のXY
ステージのように2つの移動テーブルを重ねる必要がな
く、XYステージを小型化、軽量化することができると
いう効果がある。また、XYステージの可動部を構成す
る移動テーブルが1つでよく、2つ必要ないので、可動
部のイナーシャを小さくすることができ、小さな第1お
よび第2の駆動手段で移動ステージの所望の推力を確保
することができる。これにより、小型で軽量な、かつ、
高速な位置決めが可能なXYステージを実現できるとい
う効果がある。
斜視図である。
断面図である。
斜視図である。
る。
ある。
41、42、43支点 15a、15b、45a、45b 第2リンク 16、46 連結部材 17a、17b、47b コイル 18a、18b、48a、48b ヨーク部 19、20、49a、49b、50a、50b 磁石 21 鉄芯
Claims (6)
- 【請求項1】 ベースと、移動テーブルと、該移動テー
ブルの表面が前記ベースの表面と平行となるように前記
移動テーブルを平行移動可能に保持するリンク機構と、
前記移動テーブルを前記ベースの表面と平行な一方向に
移動させるための第1の駆動手段と、前記一方向と直交
し、前記ベースの表面と平行な方向に前記移動テーブル
を移動させるための第2の駆動手段とを有するXYステ
ージ。 - 【請求項2】 前記リンク機構が、 互いに平行に配置されると共に一端が前記移動テーブル
に前記ベースの表面と平行な平面内で回転可能に支持さ
れた2つの第1リンクと、 前記2つの第1リンクのそれぞれの他端に一端が前記ベ
ースの表面と平行な平面内で回転可能に支持されて連結
されると共に互いに平行に配置され、他端が前記ベース
の表面と平行な平面内で回転可能に支持された2つの第
2リンクと、 前記2つの第1リンクのうち一方の第1リンクおよび、
該一方の第1リンクに支持された一方の第2リンクの連
結部に一方の端部が、他方の第1リンクおよび他方の第
2リンクの連結部に他方の端部が、前記ベースの表面と
平行な平面内で回転可能に支持された連結部材とで構成
されている請求項1に記載のXYステージ。 - 【請求項3】 前記第1および第2の駆動手段として、
前記移動テーブルに固定されたコイルと、前記ベースに
固定され、前記コイルに磁界の影響を及ぼす磁石を備え
たヨーク部とで構成されるボイスコイルモータが用いら
れている請求項1または2に記載のXYステージ。 - 【請求項4】 前記ボイスコイルモータのコイルは、前
記移動テーブルの表面に対して平行に巻かれたものであ
る請求項3に記載のXYステージ。 - 【請求項5】 前記移動テーブルが平面静圧軸受けによ
り前記ベースの表面に支持されている請求項1〜4のい
ずれか1項に記載のXYステージ。 - 【請求項6】 前記ベースの表面に設けられ、前記第1
の駆動手段による前記移動ステージの移動方向と直交す
る方向に目盛を有する第1のリニアスケールと、前記移
動ステージに取り付けられ、前記第1のリニアスケール
の目盛を読み取る第1の読み取りヘッドと、前記ベース
の表面に設けられ、前記第2の駆動手段による前記移動
ステージの移動方向と直交する方向に目盛を有する第2
のリニアスケールと、前記移動ステージに取り付けら
れ、前記第2のリニアスケールの目盛を読み取る第2の
読み取りヘッドと、前記第1および第2の読み取りヘッ
ドにより得られた情報を基に前記第1および第2の駆動
手段を制御する制御手段をさらに有する請求項1〜5の
いずれか1項に記載のXYステージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31525397A JP3042474B2 (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | Xyステージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31525397A JP3042474B2 (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | Xyステージ |
Publications (2)
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JPH11148984A JPH11148984A (ja) | 1999-06-02 |
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ID=18063215
Family Applications (1)
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JP31525397A Expired - Lifetime JP3042474B2 (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | Xyステージ |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
JP3616543B2 (ja) | 1999-09-10 | 2005-02-02 | 日本電気株式会社 | Xyステージ |
JP2005250400A (ja) | 2004-03-08 | 2005-09-15 | Pentax Corp | ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP31525397A patent/JP3042474B2/ja not_active Expired - Lifetime
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