JPH0530288B2 - - Google Patents

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JPH0530288B2
JPH0530288B2 JP50303184A JP50303184A JPH0530288B2 JP H0530288 B2 JPH0530288 B2 JP H0530288B2 JP 50303184 A JP50303184 A JP 50303184A JP 50303184 A JP50303184 A JP 50303184A JP H0530288 B2 JPH0530288 B2 JP H0530288B2
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JP
Japan
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rotor
pole
stator
pole face
actuator
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JP50303184A
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JPS61502992A (ja
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Jiin Ai Montaagu
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JENERARU SUKYANINGU Inc
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JENERARU SUKYANINGU Inc
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Publication date
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Publication of JPS61502992A publication Critical patent/JPS61502992A/ja
Publication of JPH0530288B2 publication Critical patent/JPH0530288B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
    • H01F7/14Pivoting armatures
    • H01F7/145Rotary electromagnets with variable gap

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

請求の範囲 1 一対のステータの磁極面を形成するステータ
組立体と、 前記ステータ組立体に対して回転すによう位置
され、磁束透過性の駆動間隙により前記ステータ
の磁極面の各々から分離された駆動磁極面を形成
し、前記駆動間隙を横切る駆動磁束がロータ組立
体を駆動するロータの角度位置の作動範囲を有
し、前記ステータの磁極面の一方における駆動間
隙の範囲はロータ組立体が前記作動範囲の限界に
向かつて回転するにつれて減少する磁束透過性の
ロータ組立体とを含み、 前記駆動磁極面と各ステータの磁極面との間で
磁束透過性の補償間隙を含み、該間隙は前記ロー
タ組立体が前記作動範囲の限度に向かつて回転す
るにつれて駆動磁束用の二次軌道を提供し、前記
補償間隙の磁束透過性は駆動間隙より低度である
アクチユエータ。
2 請求の範囲第1項に記載のアクチユエータに
おいて、各ステータの磁極面における補償間隙は
その範囲が、そのステータの磁極面における駆動
間隙が減少するにつれて増加し、該駆動間隙が増
加するにつれて減少するアクチユエータ。
3 請求の範囲第1項に記載のアクチユエータに
おいて、前記磁極面が円筒形であるアクチユエー
タ。
4 請求の範囲第1項に記載のアクチユエータに
おいて、 前記ロータ組立体は、第1と第2の駆動間隙に
よつてそれぞれ2個の前記ステータ磁極面から分
離され、かつ2個の前記ステータ磁極面とオーバ
ラツプし、かつ協働する可変の第1と第2の磁極
面を形成するよう配置されたロータ磁極面を形成
し、第1と第2の領域の面積は前記ロータ組立体
の角度位置によつて代わり、該面積は作動範囲の
両側の限界においてそれぞれ減少し、 駆動手段が前記ステータ組立体と関連し、一方
のステータ磁極面を通り、前記第1の駆動間隙を
横切り、前記ロータ磁極面の第1の領域を通り、
前記ロータ磁極面の第2の領域を通り、かつ他方
のステータ磁極面を通る軌道に沿つて可変磁性駆
動磁束を付与するよう配置され、 前記ロータ組立体が、前記補償間隙によつて2
個の前記ステータ磁極面から分離され、2個の前
記ステータ磁極面とオーバラツプしかつ協働し
て、前記磁性駆動磁束が前記ロータ組立体と前記
ステータ磁極面の中の少なくとも一方との間を通
るようにする二次軌道を提供する二次磁極面領域
をさらに形成するアクチユエータ。
5 請求の範囲第4項に記載のアクチユエータに
おいて、 前記ステータ組立体が、前記ロータ組立体の回
転軸心の周りに配置した第3と第4のステータ磁
極面をさらに含み、 前記ロータ組立体が、それぞれ第3と第4の磁
束透過性の駆動間隙によつて第3と第4のステー
タ磁極面から分離され、前記第3と第4のステー
タ磁極面とオーバラツプし、かつそれぞれ協働す
る可変の第3と第4の磁極面を形成するよう配置
され、第3と第4の領域の面積は前記ロータ組立
体の角度位置によつて変わり、前記面積は最大偏
位の2点においてそれぞれ零まで収斂する付加的
なロータ磁極面をさらに形成し、 前記駆動手段が、前記第3のステータ磁極面を
通り、前記第3の駆動間隙を横切り、前記付加的
なロータ磁極面の第3の領域を通り、前記付加的
ロータ磁極面の第4の領域を通り、かつ前記第4
のステータ磁極面を通る付加的な軌道に沿つて付
加的な可変の磁性駆動磁束を付与するよう配置さ
れ、かつ 前記ロータ組立体が、付加的な磁束透過性補償
間隙により前記第3と第4のステータ磁極面から
分離され、前記第3と第4のステータ磁極面とオ
ーバラツプしかつ協働し前記磁性駆動磁束が前記
ロータ組立体と、前記ステータ磁極面の少なくと
も一方との間で通過する付加的な二次軌道を提供
するよう配置した付加的な二次磁極面をさらに形
成するアクチユエータ。
6 請求の範囲第4項に記載のアクチラユエータ
において、 前記ステータ磁極面が円筒形で、かつ同じ半径
を有し、 前記磁極面領域が円筒形で、かつ同じ半径を有
し、かつ前記二次磁極面領域が円筒形で、かつ同
じ半径を有するアクチユエータ。
7 請求の範囲6項に記載のアクチユエータにお
いて、前記駆動間隙が均等で、かつgに等しく、
補償間隙が均等で、かつGに等しいアクチユエー
タ。
8 請求の範囲第7項に記載のアクチユエータに
おいて、Gが約4から約15倍の間でgより大きい
アクチユエータ。
9 請求の範囲第4項に記載のアクチユエータに
おいて、前記第1と第2のステータ磁極面ならび
に前記二次磁極面領域とが、駆動電流とロータト
ルクとの間で選択可能な関係を提供する形状とさ
れているアクチユエータ。
10 請求の範囲第7項に記載のアクチユエータ
において、gが約0.004インチてGが約0.040イン
チであるアクチユエータ。
11 請求の範囲第4項に記載のアクチユエータ
において、前記ロータ組立体が、前記回転軸心に
沿つて隔置され、かつ前記ロータ組立体を貫通す
る軸線方向成分を有する磁束軌道により磁束透過
可能に接続された一対のロータ磁極面を形成し、
かつ、 各ロータとステータの磁極面約90度と約180度
の間の角度で軸心の周りを延在するアクチユエー
タ。
12 請求の範囲第11項に記載のアクチユエー
タにおいて、各ロータ磁極面は約180度の角度を
延在するアクチユエータ。
13 請求の範囲第11項に記載のアクチユエー
タにおいて、各ステータ磁極面が約120度と約160
度の間の角度で延在するアクチユエータ。
14 請求の範囲第4項に記載のアクチユエータ
において、各々の二次磁極面領域が各ステータの
磁極面の範囲と同程度であるアクチユエータ。
15 請求の範囲第4項に記載のアクチユエータ
において、情報を記憶するオプチカル媒体と、該
媒体に記憶された情報を検出するオプチカルエレ
メントと、該オプチカルエレメントを支持するア
ームとをさらに含み、該アームが前記オプチカル
エレメントから隔置された点において該オプチカ
ルエレメントに接続され前記オプチカル媒体に対
して選択可能位置まで運動するアクチユエータ。
16 ステータ組立体と、 最大作動角度偏位の反対側の2位置の間で前記
ステータ組立体に対して回転するよう位置した磁
束透過性のロータ組立体とを含み、 前記ステータ組立体は前記ロータ組立体の回転
軸心の周りで配置された第1と第2のステータ磁
極面を形成し、 前記ロータ組立体は、均一な間隙gによつて第
1と第2のステータ磁極面から分離された主ロー
タ磁極面を形成し、前記ステータ磁極面の範囲に
対する前記主ロータ磁極面の範囲は、最大角度偏
位の各位置に近接した位置において、前記ロータ
磁極面と前記ステータ磁極面の一方との間のオー
パラツプが零まで収斂するようにあり、 前記ロータ組立体はさらに、前記主磁極面のい
ずれかの端部に隣接して二次磁極面領域を形成
し、該二次磁極面領域は、gよりも大きいが、そ
の15倍よりは大きくない均一な補償間隙Gにより
前記ステータの磁極面から分離されているアクチ
ユエータ。
17 請求の範囲第16項に記載のアクチユエー
タにおいて、前記磁極面が円筒形であるアクチユ
エータ。
18 請求の範囲第16項に記載のアクチユエー
タにおいて、Gが約4から約15倍の間でgより大
きいアクチユエータ。
19 請求の範囲第16項に記載のアクチユエー
タにおいて、前記第1と第2のステータ磁極面な
らびに前記二次磁極面領域とが、駆動電流とロー
タトルクとの間で選択可能な関係を提供する形状
とされているアクチユエータ。
20 請求の範囲第16項に記載のアクチユエー
タにおいて、gが約0.004インチでGが約0.040イ
ンチであるアクチユエータ。
21 請求の範囲第16項に記載のアクチユエー
タにおいて、前記ロータ組立体が、前記回転軸心
に沿つて隔置され、かつ前記ロータ組立体を貫通
する軸線方向成分を有する磁束軌道により磁束透
過可能に接続された一対のロータ磁極面を形成
し、かつ、 各ロータとステータの磁極面が約90度と約180
度の間の角度で軸心の周りを延在するアクチユエ
ータ。
22 請求の範囲第21項に記載のアクチユエー
タにおいて、各ロータ磁極面は約180度の角度を
延在するアクチユエータ。
23 請求の範囲第21項に記載のアクチユエー
タにおいて、各ステータ磁極面が約120度と約160
度の間の角度で延在するアクチユエータ。
発明の背景技術 本発明は、いわゆる運動鉄心ロータを有する制
限回転電気機械式アクチユエータに関する。
典型的な前記アクチユエータにおいては、透過
性ロータ組立体がロータの磁極面を形成し、ステ
ータ組立体に対して回転するよう装着されてい
る。ステータ組立体は(それぞれがロータ軸心の
周りに配置した一対のステータ磁極面を有する)
一対の磁極部材、および対応する対のロータおよ
びステータの磁極面を介して前記磁極部材および
ロータ組立体を通してバイアス磁束を付与する1
個乃至2個の永久磁石とを有する。
通常各ロータの磁極面と対応するステータの磁
極面とは円形のセグメントであつて、一定の間隙
gを形成し、該間隙をバイアス磁束およびステー
タ組立体の駆動コイルが付与する可変駆動磁束の
双方が横切る。
大きな角度偏位において、かつ大量の駆動電流
に対して、駆動トルクは駆動電流との真正の線形
関係からずれることが知られている。
駆動トルクが機械的ばねによつて抵抗を受ける
ようなタイプの低速運動鉄心アクチユエータにお
いては、トルクの非線形関係によつて、駆動電流
に対するロータの均衡位置関係が非線形となる。
モンタグ(montagu)の米国特許第3624574号は
ロータの磁極面の一領域における円弧長さを短く
するためにロータにスロツトを設けて前記の非線
形を補償することを開示している。ロータが広範
囲の角度偏位に達すると、減少した磁極面領域で
は双方のステータ磁極面をオーバラツプすること
はなく、永久磁石のバイアス磁束によつて、それ
がオーバラツプし続ける一方のステータの磁極面
に誘引される。この誘引は位置の非線形性を相殺
するためのものである。モンダグ(Montagu)
の米国特許第3624574号は、基本的に同じ結果を
達成するためにロータの磁極面の隅部を造形する
ことを開示している。
中程度のトルク(したがつて中程度の駆動コイ
ル電流)を要する中速運動に対しては、モンタグ
の米国特許第4186332号と同第3970979号とに記載
のように、トルクの非線形性から起因する運動の
非線形性はロータの角速度の測定に基くフイード
バツク回路により最もよく補償されうるものと考
えられていた。しかしながら、そのような閉鎖ル
ープのサーボシステムでは、特に広範囲の角度位
置における高速作動では不安定であつて、そのた
め高度の位置精度を要する高速用途には適してい
ない。
このように、制限回転アクチユエータの非線形
性を補償する装備は高価であつて、かつその性能
上の限界によつてそのようなアクチユエータを有
用に応用するに至らしめるに程遠かつた。
発明の要約 一般的に、本発明は駆動磁極面と、ロータ組立
体がその作動範囲の限界に向かつて回転するにつ
れて二次磁束通路を提供する各ステータ磁極面と
の間で磁束透過性の補償間隙を設け、該補償間隙
が駆動間隙より透過性が少ないことによつて、固
有の非線形性を減少させるようアクチユエータの
構造を改良することを特徴とする。
別の局面において、本発明は均一な間隙gによ
つてステータの磁極面から分離されている主ロー
タ磁極面に加えて、該主ロータ磁極面のいずれか
の端部に隣接して二次磁極面領域を形成し、該二
次磁極面領域が均等な補償間隙Gによりステータ
の磁極面から分離され、Gがgよりも大きいが、
その約15倍以下の大きさで大きいロータ組立体を
特徴とする。
好適実施例においては、各ステータの磁極面に
おける補償間隙は該ステータの磁極面の駆動間隔
が小さくなるにつれてその範囲が大きくなり、あ
るいはその逆となり;ロータ組立体は第1と第2
の駆動間隙によつてそれぞれ2個のステータ磁極
面から分離されているロータ磁極面を形成し、2
個のステータ磁極面とオーバラツプし、かつそれ
ぞれ該磁極面と協働する可変の第1と第2の磁極
面領域を形成するように配置され、前記2個の領
域の面積はロータ組立体の角度位置によつて変わ
り、該領域の面積はロータ組立体の作動範囲の両
端の限度においてそれぞれ小さくされ、駆動手段
がステータ組立体と関連し、一方のステータ磁極
面を通り、第1の駆動間隙を横切り、ロータの磁
極面の第1の領域を通り、ロータの磁極面の第2
の領域を通り、かつ他方のステータ磁極面を通る
通路に沿つて可変の磁気駆動磁束を付与するよう
配置されており、ロータ組立体はさらに、補償間
隙によつて2個のステータ磁極面から分離され、
第1と第2のステータの磁極面にオーバラツプし
かつロータ組立体とステータの磁極面の少なくと
も一方との間を通る磁性駆動磁束用の二次通路を
提供する二次磁極面領域を形成し;第3と第4の
ステータの磁極面と、第3と第4の磁束透過性駆
動間隙によつて第3と第4のステータの磁極面か
ら分離された付加的なロータ磁極面が設けられて
おり、かつロータ組立体は付加的な磁束透過性補
償間隙によつて第3と第4のステータ磁極面から
分離され、かつ第3と第4のステータの磁極面と
オーバラツプし、かつ協働し磁性駆動磁束用の付
加的な二次通路を提供する可変の第3および第4
の磁極面領域を形成し;磁極面は円筒形であり;
ステータ磁極面は同じ半径を、磁極面領域は同じ
半径を、そして二次磁極面領域は同じ半径を有
し;駆動間隙は均等であつてgに等しく、補償間
隙は均等で、かつGに等しく、Gがgの約4倍か
ら15倍(好ましくは7倍と8倍との間)大きく;
第1と第2のステータ磁極面と二次磁極面領域は
駆動電流とロータトルクとの間の選定可能な関係
を提供する形状とされ;gは約0.004インチで、
Gは約0.040インチであり;かつ各ロータの磁極
面領域の範囲は各ステータの磁極面の範囲と同程
度である。
本発明の重要な特徴はコンピユータメモリ用の
オプチカル読出し器等であつて、それらは前述の
補償アクチユエータとオプチカル記憶媒体の組合
せ、該媒体に記憶された情報を検出するオプチカ
ルエレメント、該オプチカルエレメントを支持す
るアームであつて、オプチカルエレメントから隔
置された点においてロータ組立体に接続されてい
るアームとを含み、駆動手段が、オプチカル媒体
に対する選択可能位置まで前記オプチカルエレメ
ントを高速度かつ高精度で運動させる。
別の実施例においては、ロータ組立体は回転軸
心に沿つて隔置され、かつ前記ロータ組立体を貫
通する軸線方向の要素を有する磁束通路によつて
透過可能に接続された一対のロータ磁極面を形成
し、各ロータとステータの磁極面は軸心の周りを
約90度から約180度の間の角度を延在し;各ロー
タ磁極面は約180度の角度を延在し;かつ各ステ
ータ磁極面は約120度と約160度の間の角度を延在
する。
補償ロータの磁極面領域が磁束用の第2の通路
を提供する。この交互の通路により、ロータが最
大角度変位点まで回転すると駆動磁束のチヨーキ
ングオフ(絞り)を減少させる。ロータトルクは
角度位置と電流とに対して直線性の向上を示す。
補償磁極面を造形することによりその他の希望す
るトルク特性を提供することができる。
本発明のその他の利点や特徴は好適実施例につ
いての以下の説明ならびに特許請求の範囲から明
らかとなる。
好適実施例の説明 まず図面を簡単に説明する。
第1図はアクチユエータの好適実施例の斜視
図、 第2図はロータが中心位置にあり、ロータとス
テータとの間の間隙を尺度通り図示していない、
第1図に示すアクチユエータの拡大部分正面図、 第3図はロータを一方向における最大偏位置近
くに位置させ、ロータとステータとの間の間隙を
尺度通り図示していない、第1図に示すアクチユ
エータの拡大部分正面図、 第4図は第1図に示すアクチユエータと従来の
アクチユエータとについての、異る駆動電流に対
する角度位置対トルクを示すグラフ、 第5図はアクチユエータに対する、フイードバ
ツクにより駆動され、制御された電流源のブロツ
ク線図、 第6図は第1図に示すアクチユエータを用いた
オプチカルデイスクスキヤナの上面図、 第7図はアクチユエータの別の実施例の斜視
図、 第8図は一端のキヤツプを外し、ロータ組立体
をステータ組立体から軸線方向に分離して示し、
かつコイルを破断して示す、第7図のアクチユエ
ータの分解斜視図、 第9図は第7図に示すアクチユエータの(第7
図の線9−9に沿つた)断側面図、 第10図は中央位置におけるロータの代表的な
バアイアス磁束軌道を示す(端キヤツプを外し、
コイルを概略的に示す)第7図のアクチユエータ
の上面図、 第10A図は、代表的なバイアス磁束軌道を示
す、第1図のアクチユエータの(第10図の線1
0A−10Aに沿つた)断側面図、 第10B図は第10図のアクチユエータに対応
する代表的なバイアス磁束軌道と制御磁束軌道と
の斜視図、 第11図は、反時計方向における最遠の角度偏
位近くでのロータの代表的バイアス磁束軌道を示
す、(端キヤツプを外し、コイルを概略的に示す)
第7図のアクチユエータの上面図、 第11A図は第11図のアクチユエータに対応
する代表的なバイアス磁束軌道と制御磁束軌道と
の斜視図、 第12図は第7図のアクチユエータに対する各
種の駆動電流についての角度位置対トルクのグラ
フ、 第13図は一端のキヤツプを外し、ロータ組立
体をステータ組立体から軸線方向に分離し、かつ
コイルを破断したアクチユエータの別の実施例の
分解斜視図、および 第14図は第13図に示すアクチユエータの
(第13図の線14−14に沿つた)断側面図で
ある。
構造および作動 第1図を参照すれば、アクチユエータ20は回
転軸心26の両側に位置し、かつ一対の永久磁石
28,30により接続された2個のステータ磁極
部材22,24を有する。ステータの磁極部材2
2は一対の円筒形のステータ磁極面34,36を
形成し、一方ステータの磁極部材24は一対の円
筒形のステータ磁極面38,40を形成している
(全ての磁極面は同じ半径を有している)。駆動コ
イル39,41とはそれぞれステータの磁極部材
22,24に巻かれている。ロータ42は最大角
度偏位の2位置間の作動範囲において、ステータ
の磁極部材22,24に対して回転するよう配置
されており(第1図は中立の中心位置におけるロ
ータ42を示す。)ロータ42は2個の一次ロー
タ磁極面44,D6を形成しており、該面の各々
はステータの磁極面の中の2個をオーバラツプ
し、かつ各ステータの磁極面の範囲と同程度の範
囲を有する。間隙という用語は磁極面の間の分離
を言及し、範囲という用語は回転軸心の周りでの
磁極面の円弧長さを言及する。
第2図を参照すれば、(アクチユエータの上半
分のみを示し、下半分は上半分と同じである)、
一方におけるロータ42の最大角度偏位は角度a
で規定され、これは、ロータ磁極面44の端部5
0がステータ磁極面34の端部51に到達するま
で時計方向にロータ42が回転しうる範囲を示
し、同様に、他方向への反時計方向の最大角度偏
位は同様の角度a′により規定される。実際の作動
範囲は最大可能偏位より若干少ない。主ロータ磁
極面44は第1と第2のロータ磁極面領域52,
54を有し、この領域はそれぞれステータ磁極面
36,34に対向位置し、それは均等な駆動間隙
gにより隔置されている。二次ロータ磁極面領域
68,70はそれぞれステータ磁極面36,34
と対向して位置し、それらはより大きい均等の磁
束透過補償間隙Gにより隔置されている。間隙G
の方が間隙gより大きいが透過性は少ない。
磁性バイアス磁束は、磁石28,30から同方
向に、間隙gおよびGを横切りロータ42を通り
ロータの磁極面46(第1図)を介して戻る軌道
60,60′(その中の代表的な二磁束線を示す)
を通る。隙間Gにおける永久磁石の磁界の、間隙
gにおける永久磁石の磁界との比率はg/Gであ
り、間隙Gにおける磁界の方が小さい。
コイル39からの駆動磁束は一次軌道62と二
次軌道64(その中代表的磁束軌道線のみ示す)
を追従する。一次軌道62はステータの磁極面3
4を通り、間隙gを横切り、ロータの磁極面領域
54を通り、ロータ42を通り、ロータの磁極面
領域52を通り、間隙gを横切り、コイル39へ
再び戻る。
二次軌道64はステータの磁極面34を通り、
間隙Gを横切り、ロータの磁極面領域70、ロー
タ42、ロータの磁極面領域68を通り、間隙G
を横切り、ステータの磁極面36を通りコイル3
9へ再び戻る。
ロータ42が第2図に示す中立位置近くに位置
している間、ステータの磁極面領域36,34と
オーバラツプするロータの磁極面領域52,54
の面積が比較的大きいため駆動磁束のほとんど全
ては軌道62を通ることができる。
ロータにトルクを付与(したがつてロータを希
望方向に運動させるためには)駆動コイルに電流
が加えられ、ステータとロータとを通る駆動磁束
軌道を設定する。第2図においては、駆動磁束は
ステターの磁極部材22の一つのみにおける軌道
62,64に追従し対応するロータセグメントに
トルクを加えている。駆動磁束はまた、駆動コイ
ル41(第1図)に対応して別の磁束軌道線(図
示せず)に沿つても流れる。軌道62における磁
束がロータの磁極面領域54において間隙を横切
る軌道60におけるバイアス磁束を強化し、ロー
タの磁極面領域52において間隙を横切る軌道6
0′のバイアス磁束に対抗する。その結果、ロー
タ41を、2個の間隙を横切る全体の磁束を増加
させる方向に回転させようとするトルクが該ロー
タ41に加えられる。
コイルを通る電流の方向を逆にすることにより
反対方向にトルクを加えることができる。
ロータ42が異つた角度位置へ運動するにつれ
て、ロータの磁極面領域52,54の面積が変わ
る。
従来のアクチユエータのコイルにおける電流に
よつて発生するトルクの大きさは以下の式により
決定しうる。
T=BLNID−mDL(NI)2/2g※C/a B=バイアス磁石により誘導される、ロータと
ステータとの間の間隙における磁界 L=各磁極部材の厚さ N=各制御コイルにおけるワイヤ巻き数 I=各制御コイルにおける電流 D=ロータの直径 m=空気透磁率 c=トルクを計算すべき角度位置 a=中心位置からの最大可能角度偏位 g=エアギヤツプ このようにトルクは電流と共に直線的に変る第
1の項(BLNID)と、角度偏位ならびに電流の
2乗と共に変わる第2の非直線性の項とを有す
る。
非直線性の原因については以下のように説明で
きる。従来のアクチユエータ(第3図において間
隙Gの無いもの)のロータを最大角度偏位の一方
の位置近くに位置させると、駆動コイル39によ
り発生する駆動磁束の軌道62はステータの磁極
面34を通り、間隙gを横切り、ロータの磁極面
の領域54を通り、ロータの磁極面の第2の領域
52を通り、間隙gを横切り、ステータの磁極面
36を通り、コイル39へ戻る。第3図に示すよ
うに、領域54の面積が、リラクタンスを増加さ
せる最大角度偏位位置において零に近づくと、軌
道62を有効に絞り、トルクを非直線性とする。
従来のアクチユエータにおける前述の非直線性
の作用は、広範囲の角度偏位において、当該位置
で所定のトルクを発生させるに必要な駆動電流の
大きさが時計方向運動と反時計方向運動に対して
相違するという状況をつくり出すことである。例
えば、第3図は磁極面領域54において永久磁石
による磁束60を強化し、ロータを反時計方向に
回転させようとする駆動磁束軌道62を示す。し
かし領域54の面積が小さいため軌道62におけ
る磁束が絞られ、その結果トルクは期待するほど
大きくない。対照的に、駆動電流の正負が反転す
る(が同じ大きさに保たれている)とすれば、駆
動磁束軌道の方向は反転する。そこで駆動磁束6
2が永久磁石の磁束60′を強化し、ロータを時
計方向に回転させようとする。磁極面領域52の
面積は磁束を処理するに十分大きいので、ロータ
のトルクは減少しない。このように、所定レベル
の電流に対して、時計方向のトルクが反時計方向
のトルクを上廻り、その差は広い範囲の角度偏位
において大きくなり、高速でロータの運動を制御
するために正のフイードバツクサーボ制御を用い
た場合不安定性を発生させる。
本発明は二次ロータ磁極面領域68,70を介
して駆動磁束に対して第3図に示す二次軌道64
を提供することにより非直線性を低下させる。こ
のようにリラクタンスは最大角度偏位において有
限値まで収斂し、磁界は絶対に零には達せず、駆
動磁束の絞りが減少される。永久磁石28,30
から見られるように間隙gの全体面積ならびに間
隙Gの全体面積はロータ42の回転時それぞれ一
定であることに注目のこと。
二次軌道の無い場合の駆動磁束の絞りは以下の
ように理解できる。ロータの磁極面領域54を介
して間隙gを横切る、コイルによつて発生した磁
界は以下のように表現できる。
B1=mNI/g※A2/A A1とA2とは磁極面領域54と52の面積であ
る。ロータとステータとの形状により、前記面積
の和(A=1+A2)は一定であり、角度偏位の以
下の関数として表現できる。
A1=Lr(a−c) A2=Lr(a+c) A=2Lra rは磁極面の半径である。したがつて、 B1=mNI/g※(a+c)/2a 同様に、ロータ磁極面領域52を介して間隙g
を横切つてコイルにより発生した磁界B2は、以
下のように表わせる。
B2=mNI/g※(a−c)/2a このようにロータが最大角度偏位に近づくにつ
れてB1は零まで収斂する。かつB2はB1より限定
されるので、B2も零まで収斂する。
第3図のアクチユエータにおいて対照的に二次
ロータ磁極領域を含めると、領域52での間隙に
おけるリラタンスは有限値へ収斂し、磁界B1
B2とは絶対に零には至らず、その代りに下式で
表現する限界値を有する。
mNI/g※1/(1+G/g) 間隙Gの値がgと等しくなつたとすれば、磁界
はもはや偏位の関数ならびに間隙g,Gにおける
エネルギの関数とはなりえず、したがつてトルク
を発生することはできないことが判る。このよう
に、Gの値はgより大きい必要がある。一般的
に、Gの値が小さい方が、所定の電力レベルに対
してトルクに関してコスルト面の効率は劣るが、
より良好な直線性を提供する。Gの値の方が大き
いと直線性は劣るが効率は優れている。実験の結
果は、多くの用途に対して、補償間隙Gが一次駆
動間隙gの寸法に対して4〜15倍(最も好ましく
は7倍から8倍)であることを示している。
付加的な駆動磁束軌道が介在する場合、永久磁
石を大きくし、かつ磁束通路を長くする必要があ
る。また、前記の新規な構成に対して零ピークト
ルクは少なくなり、インダクタンスは高くなる。
第4図を参照すれば、最大偏位に対する実際の
偏位の比に対する計測したトルク曲線が、1.0ア
ンペアならびに0.5アンペアの駆動電流について
示されている。(全てのモータの内径は0.500イン
チ、g=0.004インチ、G=0.040インチ、1個当
り駆動コイルに対して巻数は200であり)広範囲
の角度偏位にわたつて良好な直線性を示してい
る。電流曲線102と104とは、第1図に示す
アクチユエータと異なり、当該ロータは付加的な
磁極面領域を有していないアクチユエータを示し
ている。電流曲線106,108ならびに11
0,112は、1.0アンペアと0.5アンペアの駆動
電流により駆動される、第1図に示す種類の2個
のアクチユエータをそれぞれ示している。曲線1
06,108により示されるアクチユエータの定
格最大角度偏位は50度であり、一方曲線110,
112により示されるアクチユエータの定格最大
角度偏位は45度である。
第5図を参照すれば、制御された電流源236
は典型的に位置命令信号源272と、ロータ位置
センサ274と適当なフイードバツク回路276
とを含む。フイードバツク回路は周知の要領で、
実際と希望する位置との間の誤差によつて制御電
流278を制御し、ロータが適当に緩衝されて命
令信号に正確に追従できるようにする。(可能な
制御回路の一例の詳細が本特願と同じ譲受人に譲
渡され、かつ本明細書においても引用している、
1979年2月27日付ロア(Rohr)の米国特許第
4142144号に記載されている。) 本発明は広範囲の角度偏位にわたつて高度のト
ルクならびに位置精度が要求される場合に適用さ
れる。このことは一般的に高速度位置サーボシス
テムの目的とするところである。
例えば、第6図を参照すれば、回転するオプチ
カル記憶デイスク312は、アクチユエータ20
のロータに接続されたシヤフト318に装着の回
転アーム320に取付けたオプチカルエレメント
322により走査できる。デイスク312の同心
状のトラツクに記憶された情報は、本発明の改良
ロータ装置によつて可能とされる、フイードバツ
ク制御により、アクチユエータ20の正確な回転
により、急速(例えば、2または3ミリ秒の応答
時間で)かつ正確に復帰できる。新規なロータ装
置の作用はエレメント322の始動位置とは無関
係に、アクチユエータ20に供給される所定電流
が同じ時間内で同じ角度偏位を確実に達成するこ
とである。
また、アクチユエータは帯片チヤートレコーダ
およびオプチカル走査装置を含むその他多くの応
用においても有用である。
その他の実施例 その他の実施例も以下の請求の範囲に含まれ
る。
例えば、第7図と第8図とを参照すれば、アク
チユエータ410はステータ組立体411を有
し、ステータ組立体は2個の端キヤツプ412,
412′を含み、それらの間で軸線Aに沿つて、
2個の磁極部材414,414′および(磁極部
材との間で)2個の永久磁石416が挟持されて
いる。ステータ組立体は4個の組立用ねじ417
により相互に保持されている。ロータのシヤフト
(好ましくは強磁性)418が一対のベアリング
420,420′(420′は第7図では見えな
い)に支承されており、該ベアリングはそれぞ端
キヤツプ412,412′に保持されている。
第8図、第9図を参照すれば、長さが3/4イン
チの(シヤフト418に圧入された)強磁性ロー
タ430は直径の異る2個の半円筒形の部分43
8,440を有する。直径の大きい(例えば、
0.610インチの直径の半円筒形部分438の曲形
の外面は(第8図では見えない)2個のロータ磁
極面442,442′を形成し、直径の小さい
(例えば、0.500インチの直径の)半円筒形部分4
40の曲形外面は同様に2個の逃し部分(二次ロ
ータの磁極面領域)444,444″を形成する。
ステータ組立体411は、軸心Aに沿つて隔置
され、相互に平行であつて、軸心Aに対して垂直
であり、バイアス磁界を発生させる2個の、長方
形の焼結したアルニコ製バイアス磁石416によ
り分離された、2個の同一形状の平坦な強磁性極
部材414,414′を有する。各磁石は長さが
約1.4インチで、幅が0.62インチで厚さが0.25イン
チであり、北極面が磁極部材の一方の平坦で軸線
方向に向いた面と磁束を伝導する関係で接触して
おり、対応する南極面は他方の磁極部材の平坦で
軸線方向に向いた面と磁束を伝導する関係で接触
している。
各磁極部材414,414′は概ね2平方イン
チであり、厚さが0.375インチで、2個の脚42
8a,428b,428a′,428b′がそれぞれ
一端で、それぞれ高度に透過性の接続セグメント
431,431′により接続されている。各磁極
部材の2本の脚は2個の概ね半円形(例えば軸心
Aの廻りで160度延在する)ステータ磁極面43
5a,435b,435a′,435b′を形成する
ように造形され、該磁極面は相互に向いて直径が
0.625インチの丸形の開口を形成する。各磁極部
材の接続セグメントは600回巻きの絶縁されたワ
イヤの制御(駆動)コイル434,434′で包
まれ、0.5アンペヤの電流を流す。2個の制御コ
イルは直列接続され、次いで制御された可変電流
源436に接続されている。
2個の磁極部材はそれらの接続セグメントを軸
心Aの同じ側にし、かつ丸形の開口を整合させて
位置させロータ組立体を受入れるようにする。ロ
ータの磁極面442,442′の直径はステータ
の磁極面435a,435b,435a′,435
b′の直径より僅かに小さく、その間に回転のため
の間隙をつくる。アクチユエータが組立てられる
と、ロータはベアリング420,420′により
固定された軸線方向位置に保持され、自在に回転
できる。各ロータの磁極面(例えば、上方のロー
タ磁極面442)はロータの広範囲の角度偏位内
における全ての位置において、対応する2個のス
テータの磁極面(例えば上方のステータ磁極面4
35a,435b)をまたぐ。各ロータの磁極面
と対応する2個のステータ磁極面の各々との間の
半径方向の間隙gはそれらの間隙を横切つて低リ
ラクタンスの磁束軌道を提供するに十分小さく
(例えば、約0.008インチ)、一方逃し領域(二次
磁極領域)444,444′と対応する磁極面4
35a,435b,435a′,435b′との間の
半径方向の間隙は、それら間隙を横切つて永久磁
石による磁束の流れを(間隙gに対して)低値に
制限するに十分大きい。前記ロータの2個の部分
の間の半径の差は、Gがステータとロータの磁極
面の間の間隙gの約8倍となるようなものであ
る。
各磁極部材は4個の組立用孔415を有し、磁
石の端部は保持用スロツト491を有し、前記孔
とスロツトとはボルトを受入れ磁極部材と磁石と
を適所にしつかりと保持するよう配置されてい
る。磁石は、コイル434,434′が相互に接
触しないようにする空間によつて磁極部材を分離
するに十分な厚さである。
端キヤツプ412,412′(鋳製あるいは機
械加工したアルミニウムあるいは焼結した非磁性
ステンレス鋼製)は厚さが0.250インチ、長さは
2インチで、幅は1.8インチである。双方の端キ
ヤツプはベアリング420,420′を取付ける
0.625インチの中央孔と、ねじ417用の4個の
孔415とを有する。端キヤツプ412における
4個の孔はタツプがきられ、ねじのねじを切つた
端部を受取るようにされ、端キヤツプ412′の
4個の孔は皿もみされてねじの頭を受入れる。
アクチユエータは、(磁極部材と接触する2個
の面のみを研磨した)焼結磁石と、打抜き金属製
磁極部材と、ダイキヤスト製の端キヤツプと、引
抜きのロータセグメントとを用いて安価に製造さ
れる。簡単なマンドレルを用いて諸部材は容易に
組立てられる。各磁極材は概ね完全な円形の孔を
有した一体部材であり、その境界面はマンドレル
を用いて接触でき、かつ正確に整合できるため
(従来のアクチユエータと比較して)整合が簡素
化される。磁石のその他の寸法は精密に機械加工
する必要はない。何故なら、それらの寸法に小さ
い差があつたとしても、ロータの磁極面とステー
タの磁極面との間の間隙gの寸法に影響しないか
らである。
バイアス磁石はロータを通る軌道が常に軸線方
向であるがその磁極部材を通る軌道はロータの角
度方向によつて左右されるバイアス磁束の連続し
た流れをステータおよびロータ組立体を通して設
定する。
第10図、第10A図および第10B図とを参
照すれば、ロータが図示のように中央位置に向い
ている(即ち、各ロータの磁極面442,44
2′が対応する2個のステータ磁極面の均等部分
をまたいでいる)場合、バイアス磁束450は磁
石416の北極から極部材414の脚428a,
428bを横切つてロータに向かつて内方へ、ス
テータ磁極面とロータの磁極面442との間の間
隙gを横切つてロータの上端へ、ロータを軸線方
向に該ロータの下端へ、下方のロータセグメント
の磁極面442′と下方の磁極部材のステータの
磁極面435a′,435b′との間の間隙gを横切
つて外方へ、脚428a′,428b′を横切つて外
方へ、かつ磁石の南極へと内方に流れる。
ロータが中央位置に対して角度をつけて位置す
ると、各磁極面442,442′は対応するステ
ータの磁極面の一方に対して、他方に対するより
も露出面積が大きいため、各磁極面442,44
2′に対して、より多くのバイアス磁束が対応す
るステータの磁極面の一方において、他方におけ
るよりも間隙gを横切ることができる。各ステー
タの磁極部材の接続セグメント431,431′
は過度のバイアス磁束に対する軌道を提供する。
このように、第11図と第11A図とを参照す
れば、ロータをその中央位置から離れる最大回転
角度近くに位置させると、磁束の小さい部分は中
央位置の場合に追従した軌道と類似の軌道を追従
し続けるもののバイアス磁束軌道450のほとん
どは磁極部材の接続セグメントを通る。
ロータの位置とは無関係に、軌道450上のバ
イアス磁束は常にロータを軸線方向を通り、かつ
(ロータが中央位置にない場合)ある磁束は接続
セグメントを通る。制御コイル434,434′
において制御電流がない場合、ロータ位置とは無
関係にロータには何らトルクが加えられない。ト
ルクは、ロータが回転しようとするにつれて、
(2個の磁極面442,442′と、対応するステ
ータの磁極面435a,435b,435a′,4
35b′の間で形成される)4個の間隙における全
体の磁気エネルギの変化として規定しうる。4個
の間隙における全体の容積および該間隙における
全体の磁界がロータが運動しても不変であるた
め、トルクは何ら導入されず、したがつてロータ
は何ら優先的位置を有さない。
ロータにトルクを加え(かつそのためロータを
希望方向に運動させるために)制御コイルに電流
が供給され、そのため前記コイルは一対の磁束軌
道452,452′(第10B図、第11a図に
示す)をつくる。各制御駆動磁束軌道はステータ
の磁極部材の一方のみに流れ、対応するロータセ
グメントにトルクを加える。2個の制御磁束軌道
の流れ方向によつて、2個のセグメントのトルク
は相互に補強し合う。このように、電流を制御コ
イル434において特定方向に流れるようにする
ことによつて、軌道452に沿つた制御磁束は接
続セグメント431と脚428bとを通して、ス
テータの磁極面435bとロータの磁極面442
との間の間隙を横切つて、ロータ430の部分4
38を横切つて、ステータの磁極面435aとロ
ータの磁極面442との間の間隙を横切つて、か
つ脚428aを通して接続セグメント431へ戻
るよう磁極部材414内で循環する。(磁束線4
52′は、ロータの磁極部材414′およびロータ
セグメント438′を通して同様の軌道(但し反
対方向に)をとる。)軌道452の磁束は、磁極
面435b,442を横切る軌道450において
バイアス磁束を補強し、かつ磁極面435a,4
42の間の間隙を横切る軌道450におけるバイ
アス磁束に抵抗する。その結果、磁極面442に
おいてロータ430にトルクが加えられ、ロータ
を、2個の間隙を横切る(この場合時計方向)の
全体磁束を増加させようとする方向にロータを回
転させようとする。
同時に、磁束軌道452′は反対方向であるこ
とを除いて、磁極部材414′とロータセグメン
ト438を通して同様の軌道をとる。これは制御
コイル434′を通して適当方向に電流が流れる
ようにすることにより達成される。コイル434
によつて加えられるトルクも時計方向であつて、
コイル434により加えられるトルクを補強す
る。
コイルを通る電流の向きを逆転することにより
反時計方向のトルクを同様に加えることができ
る。
再度第11図を参照すれば、ロータ418に補
償磁極面444を設けることによつて、(主磁極
面領域455,457を横切る主磁束軌道452
の他に)二次磁束軌道453を提供し、そのため
最大角度偏位近くのロータ位置において、駆動磁
束は絞られず、直線性を向上させる。
第12図を参照すれば、直列の2個の駆動コイ
ルの抵抗は26オームであり、それらのインダクタ
ンスは120Hzにおいて161ミリヘンリで、1KHzに
おいて88ミリヘンリであり、駆動電流250,500,
−250および−500ミリアンペアについて、駆動電
流対トルクの曲線を示し、広範囲の角度偏位に対
して良好な直線性を示している。
第13図および第14図を参照すれば、その他
の実施例において、セグメント432,432′
はシヤフト418に装着することができ、そのた
めロータの磁極面442,442′は軸心Aの両
側にあり、その場合磁極部材414,414′は
軸心Aの両側においてそれらの接続セグメント4
31,431′およびコイル434,434′と組
立てることができる。この配置によつて、コイル
434,434′は相互の空間に侵入しないため
磁極部材414,414′を相互により近接して
取付けることができる。磁極面442と444と
の間の直径の差を少なくとも1/2とする厚さを有
するリング状セグメント433が、第14図の磁
束軌道450で示すように、セグメント438,
438′の間でより優れたバイアス磁束の流れを
保証する。(代替的にリング状セグメント433
を省略することができる。)
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