JP2676796B2 - 疑似曲線状リニアモータ - Google Patents
疑似曲線状リニアモータInfo
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- JP2676796B2 JP2676796B2 JP18799988A JP18799988A JP2676796B2 JP 2676796 B2 JP2676796 B2 JP 2676796B2 JP 18799988 A JP18799988 A JP 18799988A JP 18799988 A JP18799988 A JP 18799988A JP 2676796 B2 JP2676796 B2 JP 2676796B2
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- Japan
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- curved
- linear motor
- pseudo
- linear
- iron core
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- Linear Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は曲線走行リニアモータ、詳しくは例えば半
導体関連の部品とか病院内の検体、カルテ等の、湾曲部
を有する搬送路に沿う移送、特に立体搬送のための疑似
曲線状リニアモータに関する。
導体関連の部品とか病院内の検体、カルテ等の、湾曲部
を有する搬送路に沿う移送、特に立体搬送のための疑似
曲線状リニアモータに関する。
[従来の技術] 一般に、リニアモータによって非磁性の導電体を材料
とする部品又は製品を湾曲部がある搬送路に沿って移送
する場合には、第5図に示すように、矩形断面を有する
レール1にリニア誘導モータの複数個の直線状の一次側
固定子2、3bを配設する。
とする部品又は製品を湾曲部がある搬送路に沿って移送
する場合には、第5図に示すように、矩形断面を有する
レール1にリニア誘導モータの複数個の直線状の一次側
固定子2、3bを配設する。
ここに第5図から明らかなように、湾曲部にその円弧
に沿って配設された複数個の直線状の一次側固定子3bと
直線部に配設された直線状の一次側固定子2との間、及
び複数個の一次側固定子3b相互の間には構造上隙間8及
び9が生ずることを避けることはできない。この隙間に
おいては磁束が弱くなり、従って推力が断続的になって
円滑な加速ができないので、非衝撃を必要とする半導体
関連の部品とか病院内の検体等の搬送ができない。
に沿って配設された複数個の直線状の一次側固定子3bと
直線部に配設された直線状の一次側固定子2との間、及
び複数個の一次側固定子3b相互の間には構造上隙間8及
び9が生ずることを避けることはできない。この隙間に
おいては磁束が弱くなり、従って推力が断続的になって
円滑な加速ができないので、非衝撃を必要とする半導体
関連の部品とか病院内の検体等の搬送ができない。
又被搬送物の速度制御は推力が断続し不安定な湾曲部
では極めて困難であり、更に立体搬送の場合には重力に
負けて上昇できないことある等の問題があり、これらの
問題を解決するために、第6図の3aに示す一体の曲線状
に形成された一次側固定子が考案され、実願昭63−4934
7号「曲線走行リニアモータ」として出願されている。
では極めて困難であり、更に立体搬送の場合には重力に
負けて上昇できないことある等の問題があり、これらの
問題を解決するために、第6図の3aに示す一体の曲線状
に形成された一次側固定子が考案され、実願昭63−4934
7号「曲線走行リニアモータ」として出願されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、曲線状の一次側固定子3aは、第8図か
ら明らかなように、曲線状の鉄心になる5a、5bなどの層
状の鉄心一枚一枚がその曲率が異なるため、ピッチP、
P′(第9図、第10図参照)のように一枚宛変えて打ち
抜く必要があり、予めR状に加工した鉄心5a、5bなどを
締板に沿わせて所定の厚さに積み重ね、締ボルトで固定
して第8図の形にした後第7図のように巻線7aを巻き、
必要に応じてモールドなどの処理を行って完成する。従
って型代、打ち抜き工数が多くかかり、積み重ねの手間
を要し、曲線状のRが変わればそれに合わせた鉄心がそ
の都度必要で費用が上昇するという問題がある。
ら明らかなように、曲線状の鉄心になる5a、5bなどの層
状の鉄心一枚一枚がその曲率が異なるため、ピッチP、
P′(第9図、第10図参照)のように一枚宛変えて打ち
抜く必要があり、予めR状に加工した鉄心5a、5bなどを
締板に沿わせて所定の厚さに積み重ね、締ボルトで固定
して第8図の形にした後第7図のように巻線7aを巻き、
必要に応じてモールドなどの処理を行って完成する。従
って型代、打ち抜き工数が多くかかり、積み重ねの手間
を要し、曲線状のRが変わればそれに合わせた鉄心がそ
の都度必要で費用が上昇するという問題がある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、まず第3図に示すような鉄心5を打
ち抜き、第4図に示すコーナ鉄心4を焼結材料から加工
する。次に第2図に示すように複数枚の直線状の鉄心5
を積み重ねて固定子3Aを組み立てるとともに、固定子3A
相互間及び両端部にコーナ鉄心4を挟み込んで締ボルト
10、締板11などで組み立てて疑似曲線状にし、第1図に
示すように巻線7を巻いて疑似曲線状の一次側固定子3
を完成することにより、型代の低減、打ち抜き及び組立
工数の削減を達成できる。
ち抜き、第4図に示すコーナ鉄心4を焼結材料から加工
する。次に第2図に示すように複数枚の直線状の鉄心5
を積み重ねて固定子3Aを組み立てるとともに、固定子3A
相互間及び両端部にコーナ鉄心4を挟み込んで締ボルト
10、締板11などで組み立てて疑似曲線状にし、第1図に
示すように巻線7を巻いて疑似曲線状の一次側固定子3
を完成することにより、型代の低減、打ち抜き及び組立
工数の削減を達成できる。
[作用] 上記のような直線状の鉄心5から成る固定子3Aとコー
ナ鉄心4とを組み合わせた疑似曲線状の一次側固定子3
を搬送路の湾曲部に配設すると、一体の曲線状の一次側
固定子の場合と殆ど同程度に直線状の一次側固定子との
密度部分の進行磁界の減少が僅かで、二次側可動子の被
搬送物が受ける推力を断続せず、従って円滑な加速が可
能となり、被搬送物に衝撃を与えず、又立体搬送の場合
には湾曲部の上昇、下降が円滑に行われ、速度制御が容
易に行われる。
ナ鉄心4とを組み合わせた疑似曲線状の一次側固定子3
を搬送路の湾曲部に配設すると、一体の曲線状の一次側
固定子の場合と殆ど同程度に直線状の一次側固定子との
密度部分の進行磁界の減少が僅かで、二次側可動子の被
搬送物が受ける推力を断続せず、従って円滑な加速が可
能となり、被搬送物に衝撃を与えず、又立体搬送の場合
には湾曲部の上昇、下降が円滑に行われ、速度制御が容
易に行われる。
[実施例] 本発明による疑似曲線状リニアモータの一実施例につ
いて説明すると、第1図及び第2図を参照して、リニア
モータ駆動の湾曲部の搬送路に配設される疑似曲線状の
一次側固定子3は、第3図に示す直線状の櫛形鉄心5を
積み重ねた固定子3A相互の間に、断面が逆T字形で基部
4aが扇形をしたコーナ鉄心4(第4図)を挟み、更に両
端部にコーナ鉄心4を付着して、締板11と締ボルト10と
で円弧状に連接され、溝6に巻線7を第1図のように巻
き付けてある。このような構造の疑似曲線状の一次側固
定子3が直線部の搬送路の一次側固定子と密接して配設
される。
いて説明すると、第1図及び第2図を参照して、リニア
モータ駆動の湾曲部の搬送路に配設される疑似曲線状の
一次側固定子3は、第3図に示す直線状の櫛形鉄心5を
積み重ねた固定子3A相互の間に、断面が逆T字形で基部
4aが扇形をしたコーナ鉄心4(第4図)を挟み、更に両
端部にコーナ鉄心4を付着して、締板11と締ボルト10と
で円弧状に連接され、溝6に巻線7を第1図のように巻
き付けてある。このような構造の疑似曲線状の一次側固
定子3が直線部の搬送路の一次側固定子と密接して配設
される。
[発明の効果] 直線状の鉄心5は総て同じ形状なので、型代及び打ち
抜き工数が極めて低費用の済み、直線状の鉄心5及びコ
ーナ鉄心4の組み立てが容易で手間がかからず、又搬送
路の湾曲部の曲率半径が変わってもコーナ鉄心の扇形角
度変えるだけでそれぞれの湾曲部に合わせることがで
き、しかも一体の曲線状の一次側固定子と同程度に直線
部の一次側固定子との隣接部分における進行磁界の減少
は僅かであり、又疑似曲線状の一次側固定子によって二
次側可動子の被搬送物が受ける推力を断続せず円滑な加
速が可能となり、非衝撃を必要とする半導体関連の部品
とか病院内での検体等の搬送が衝撃なく行い得、又湾曲
部においてもリニアモータの推力が連続して働くので速
度制御が直線部と同様に実現できる。
抜き工数が極めて低費用の済み、直線状の鉄心5及びコ
ーナ鉄心4の組み立てが容易で手間がかからず、又搬送
路の湾曲部の曲率半径が変わってもコーナ鉄心の扇形角
度変えるだけでそれぞれの湾曲部に合わせることがで
き、しかも一体の曲線状の一次側固定子と同程度に直線
部の一次側固定子との隣接部分における進行磁界の減少
は僅かであり、又疑似曲線状の一次側固定子によって二
次側可動子の被搬送物が受ける推力を断続せず円滑な加
速が可能となり、非衝撃を必要とする半導体関連の部品
とか病院内での検体等の搬送が衝撃なく行い得、又湾曲
部においてもリニアモータの推力が連続して働くので速
度制御が直線部と同様に実現できる。
第1図は本発明による疑似曲線状リニアモータの湾曲搬
送路に配設される疑似曲線状の一次側固定子の線図的斜
視図、 第2図は第1図の巻線を巻く前の斜視図、 第3図は直線状の鉄心の正面図、 第4図はコーナ鉄心の斜視図、 第5図は従来の立体搬送路の線図的正面部分図、 第6図は第二の従来の立体搬送路の線図的正面部分図、 第7図は第6図の曲線部における一次側固定子の斜視
図、 第8図は第7図の巻線を巻く前の斜視図、 第9図及び第10図は第8図に組み立てる前の鉄心の正面
図である。 (符号の説明) 1……レール 1a……直線部 1b……曲線部 2、3b……直線状の一次側固定子 3……疑似曲線状の一次側固定子 3A……固定子 3a……曲線状の一次側固定子 4……コーナ鉄心 4a……基部 5、5a、5b……鉄心 6……溝 7、7a……巻線 8、9……隙間 10……締ボルト 11……締板
送路に配設される疑似曲線状の一次側固定子の線図的斜
視図、 第2図は第1図の巻線を巻く前の斜視図、 第3図は直線状の鉄心の正面図、 第4図はコーナ鉄心の斜視図、 第5図は従来の立体搬送路の線図的正面部分図、 第6図は第二の従来の立体搬送路の線図的正面部分図、 第7図は第6図の曲線部における一次側固定子の斜視
図、 第8図は第7図の巻線を巻く前の斜視図、 第9図及び第10図は第8図に組み立てる前の鉄心の正面
図である。 (符号の説明) 1……レール 1a……直線部 1b……曲線部 2、3b……直線状の一次側固定子 3……疑似曲線状の一次側固定子 3A……固定子 3a……曲線状の一次側固定子 4……コーナ鉄心 4a……基部 5、5a、5b……鉄心 6……溝 7、7a……巻線 8、9……隙間 10……締ボルト 11……締板
Claims (1)
- 【請求項1】リニアモータ駆動の湾曲部を有する搬送路
に配設された疑似曲線状の一次側固定子を含む疑似曲線
状リニアモータであって、前記疑似曲線状の一次側固定
子は直線状の鉄心より成る固定子とコーナ鉄心とから折
れ線状に構成されていることを特徴とする疑似曲線状リ
ニアモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18799988A JP2676796B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 疑似曲線状リニアモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18799988A JP2676796B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 疑似曲線状リニアモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0241650A JPH0241650A (ja) | 1990-02-09 |
JP2676796B2 true JP2676796B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=16215868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18799988A Expired - Fee Related JP2676796B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 疑似曲線状リニアモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2676796B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002017062A (ja) | 2000-06-30 | 2002-01-18 | Denso Corp | ボルト貫通孔を有する車両用回転電機及びボルト締結構造 |
JP4485672B2 (ja) * | 2000-10-20 | 2010-06-23 | パナソニック株式会社 | リニアモータ及び部品実装装置 |
JP4814438B2 (ja) | 2001-05-02 | 2011-11-16 | 日本トムソン株式会社 | リニアモータを内蔵したステージ装置 |
EP2930830B1 (de) | 2014-04-08 | 2021-09-29 | Etel S.A. | Magnetbahn für eine Transportvorrichtung |
JP6304563B2 (ja) * | 2015-06-05 | 2018-04-04 | 株式会社安川電機 | リニアモータ及びリニアモータ製造方法 |
EP3197031B1 (de) * | 2016-01-25 | 2019-01-23 | Etel S. A.. | Magnetbahn für eine transportvorrichtung |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP18799988A patent/JP2676796B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0241650A (ja) | 1990-02-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |