JPH05130765A - 曲路用リニアモータ - Google Patents
曲路用リニアモータInfo
- Publication number
- JPH05130765A JPH05130765A JP3315355A JP31535591A JPH05130765A JP H05130765 A JPH05130765 A JP H05130765A JP 3315355 A JP3315355 A JP 3315355A JP 31535591 A JP31535591 A JP 31535591A JP H05130765 A JPH05130765 A JP H05130765A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- iron core
- yoke
- core
- engaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リニアモータを扇形に容易に製作でき、かつ
これを曲路に合わせて配設し、曲路においても連続した
推力を得る。 【構成】 歯31と溝を持つ積層鉄心にコイルを巻回、
または挿入してなり、かつ鉄心歯部3と継鉄部1を嵌
合、または締付構造とする。そして歯部には単層集中巻
のコイル4を装着し、継鉄部1はカットコア等に鉄心嵌
合溝を放射状に加工し、曲路に合わせて所要の扇型に切
断して用いる。
これを曲路に合わせて配設し、曲路においても連続した
推力を得る。 【構成】 歯31と溝を持つ積層鉄心にコイルを巻回、
または挿入してなり、かつ鉄心歯部3と継鉄部1を嵌
合、または締付構造とする。そして歯部には単層集中巻
のコイル4を装着し、継鉄部1はカットコア等に鉄心嵌
合溝を放射状に加工し、曲路に合わせて所要の扇型に切
断して用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は曲路部においても、被搬
送物が停止やショックを受けずに円滑に搬送でき、かつ
低コストに製作できる扇形状をした曲路用リニアモータ
に関するものである。
送物が停止やショックを受けずに円滑に搬送でき、かつ
低コストに製作できる扇形状をした曲路用リニアモータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、曲路にリニアモータを配列する場
合、曲率半径の異なる鉄心を一枚づつプレスにて打ち抜
き、これを積層組立し、巻線を施して製作するか、ある
いは短尺のリニアモータを曲路に合わせて設置してい
る。
合、曲率半径の異なる鉄心を一枚づつプレスにて打ち抜
き、これを積層組立し、巻線を施して製作するか、ある
いは短尺のリニアモータを曲路に合わせて設置してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】曲率半径の異なる鉄心
を一枚づつ打ち抜き、これを積層して巻線する場合、鉄
心の製作に特殊な抜型を要し、かつ組立にコストがかか
り、さらには短尺リニアモータを曲路に合わせて配設す
る方法では推力が断続的となり、円滑な加速が得られ
ず、被搬送物にショックを与えるものとなる。
を一枚づつ打ち抜き、これを積層して巻線する場合、鉄
心の製作に特殊な抜型を要し、かつ組立にコストがかか
り、さらには短尺リニアモータを曲路に合わせて配設す
る方法では推力が断続的となり、円滑な加速が得られ
ず、被搬送物にショックを与えるものとなる。
【0004】本発明は容易にリニアモータを扇形に製作
でき、かつこれを曲路に合わせて配設し、曲路において
も連続した推力を得られるようにしたことを目的とす
る。
でき、かつこれを曲路に合わせて配設し、曲路において
も連続した推力を得られるようにしたことを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、歯と溝を持つ積層鉄心にコイ
ルを巻回、または挿入してなり、かつ鉄心歯部と継鉄部
を嵌合、または締付構造とし、歯部には単層集中巻のコ
イルを装着し、継鉄部はカットコア等に鉄心嵌合溝を放
射状に加工し、曲路に合わせて所要の扇型に切断して用
いることを要旨とする。
するためになしたもので、歯と溝を持つ積層鉄心にコイ
ルを巻回、または挿入してなり、かつ鉄心歯部と継鉄部
を嵌合、または締付構造とし、歯部には単層集中巻のコ
イルを装着し、継鉄部はカットコア等に鉄心嵌合溝を放
射状に加工し、曲路に合わせて所要の扇型に切断して用
いることを要旨とする。
【0006】
【作用】リニアモータの一次側コイルを地上側に設置
し、台車側にリアクションプレートを配設し、この一次
側コイルにてリアクションプレートに推力を受けて走行
する台車は、一般にリニアモータの一次側コイルの設置
されている箇所で推力を受け、一次側コイルの設置され
ていない箇所では惰性により運行されている。また曲線
状のリニアモータの製作が困難で、高価となることから
曲線路にはリニアモータが使用されない。このため、直
線路のリニアモータで受けた推力にて惰性のみで、曲路
コーナ部やスパイラル状の走行部分では走行抵抗が増し
たり、さらには停止したりする。またスパイラル部では
上昇不能となることがある。さらには曲路にリニアモー
タを配設できてもその曲率半径を大きくしなければなら
なかった。しかし、本発明では必要とされる曲率半径の
巻鉄心に、嵌入部を放射状に所要ピッチで多数加工し、
この嵌入溝にコイルコア部品を嵌め込み、このコイルコ
ア間を三相接続することにより、容易に必要な曲率半径
のリニアモータの一次側コイルが製作できる。この巻鉄
心は所要の扇形に切断した後、コイルコアを取り付けて
も、あるいは円形の巻鉄心にコイルコアを取り付けた
後、所要の扇形に切断してもよい。これにより従来の製
作に比べ、安価で簡易に、しかも必要とされる曲率半径
に製作できる。
し、台車側にリアクションプレートを配設し、この一次
側コイルにてリアクションプレートに推力を受けて走行
する台車は、一般にリニアモータの一次側コイルの設置
されている箇所で推力を受け、一次側コイルの設置され
ていない箇所では惰性により運行されている。また曲線
状のリニアモータの製作が困難で、高価となることから
曲線路にはリニアモータが使用されない。このため、直
線路のリニアモータで受けた推力にて惰性のみで、曲路
コーナ部やスパイラル状の走行部分では走行抵抗が増し
たり、さらには停止したりする。またスパイラル部では
上昇不能となることがある。さらには曲路にリニアモー
タを配設できてもその曲率半径を大きくしなければなら
なかった。しかし、本発明では必要とされる曲率半径の
巻鉄心に、嵌入部を放射状に所要ピッチで多数加工し、
この嵌入溝にコイルコア部品を嵌め込み、このコイルコ
ア間を三相接続することにより、容易に必要な曲率半径
のリニアモータの一次側コイルが製作できる。この巻鉄
心は所要の扇形に切断した後、コイルコアを取り付けて
も、あるいは円形の巻鉄心にコイルコアを取り付けた
後、所要の扇形に切断してもよい。これにより従来の製
作に比べ、安価で簡易に、しかも必要とされる曲率半径
に製作できる。
【0007】
【実施例】以下本発明曲路用リニアモータを図示の実施
例に基づいて説明する。図において1は所要の曲率半径
を有する巻鉄心(継鉄部)で、この巻鉄心1の頂面には
放射状に、しかも隣接して配列されるコアが、予め定め
た間隔で配置されるように多数の嵌入溝2を形成する。
この嵌入溝2はこれに嵌合されるコイルコアが脱抜しな
いように、必要に応じて蟻溝形とする。
例に基づいて説明する。図において1は所要の曲率半径
を有する巻鉄心(継鉄部)で、この巻鉄心1の頂面には
放射状に、しかも隣接して配列されるコアが、予め定め
た間隔で配置されるように多数の嵌入溝2を形成する。
この嵌入溝2はこれに嵌合されるコイルコアが脱抜しな
いように、必要に応じて蟻溝形とする。
【0008】鉄心歯部3は複数枚の鉄心を重ね、この外
周に集中巻コイル4を施し、かつ継部の嵌込溝に嵌合す
る歯31を下部に形成する。これは積層した鉄心の下端
両側を切削するか、または鉄心をプレスにて打ち抜く
際、ダブテールに形成しておくものとする。
周に集中巻コイル4を施し、かつ継部の嵌込溝に嵌合す
る歯31を下部に形成する。これは積層した鉄心の下端
両側を切削するか、または鉄心をプレスにて打ち抜く
際、ダブテールに形成しておくものとする。
【0009】上述の如く、必要とされる曲率半径を有す
る継鉄部1の各嵌込溝2に、それぞれ集中巻コイルを施
した鉄心歯部3の歯31を嵌合し、その後、各コイル間
を三相接続してリニアモータの一次側コイルを構成す
る。
る継鉄部1の各嵌込溝2に、それぞれ集中巻コイルを施
した鉄心歯部3の歯31を嵌合し、その後、各コイル間
を三相接続してリニアモータの一次側コイルを構成す
る。
【0010】なお、継鉄部を直線状にし、これに所定間
隔で嵌込溝2を形成し、これに鉄心歯部3を順次嵌合す
れば、直線状のリニアモータを製作でき、しかも推力の
継目のないリニアモータを製作できる。
隔で嵌込溝2を形成し、これに鉄心歯部3を順次嵌合す
れば、直線状のリニアモータを製作でき、しかも推力の
継目のないリニアモータを製作できる。
【0011】
【発明の効果】本発明によるときは歯と溝を持つ積層鉄
心にコイルを巻回、または挿入してなり、かつ鉄心歯部
と継鉄部を嵌合、または締付構造とし、歯部には単層集
中巻のコイルを装着し、継鉄部はカットコア等に鉄心嵌
合溝を放射状に加工し、曲路に合わせて所要の扇型に切
断して用いるようになしているため、曲率半径の大小に
関係なく、曲路にあったリニアモータの継鉄部が簡易に
製作でき、この嵌込溝に鉄心歯部を嵌合し、三相結線す
るのみで、所要曲率半径のリニアモータ一次側コイルが
安価に精度よく製作でき、しかも曲路においても推力が
連続し、ショックを被搬送物に与えることなく、円滑な
加速が行える利点を有する。
心にコイルを巻回、または挿入してなり、かつ鉄心歯部
と継鉄部を嵌合、または締付構造とし、歯部には単層集
中巻のコイルを装着し、継鉄部はカットコア等に鉄心嵌
合溝を放射状に加工し、曲路に合わせて所要の扇型に切
断して用いるようになしているため、曲率半径の大小に
関係なく、曲路にあったリニアモータの継鉄部が簡易に
製作でき、この嵌込溝に鉄心歯部を嵌合し、三相結線す
るのみで、所要曲率半径のリニアモータ一次側コイルが
安価に精度よく製作でき、しかも曲路においても推力が
連続し、ショックを被搬送物に与えることなく、円滑な
加速が行える利点を有する。
【図1】本発明曲路用リニアモータの平面図である。
【図2】本発明の鉄心歯部の1ユニットを示した外観図
である。
である。
【図3】本発明の継鉄部の外観図である。
【図4】公知例のリニアモータ一次側コイルの平面図で
ある。
ある。
【図5】同断面図である。
【符号の説明】 1 巻鉄心(継鉄部) 2 嵌込溝 3 鉄心歯部 4 集中巻コイル 31 歯
Claims (1)
- 【請求項1】 歯と溝を持つ積層鉄心にコイルを巻回、
または挿入してなり、かつ鉄心歯部と継鉄部を嵌合、ま
たは締付構造とし、歯部には単層集中巻のコイルを装着
し、継鉄部はカットコア等に鉄心嵌合溝を放射状に加工
し、曲路に合わせて所要の扇型に切断して用いることを
特徴とする曲路用リニアモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3315355A JPH05130765A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 曲路用リニアモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3315355A JPH05130765A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 曲路用リニアモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05130765A true JPH05130765A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=18064420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3315355A Pending JPH05130765A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 曲路用リニアモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05130765A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001073304A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-03-21 | Transrapid Internatl Gmbh & Co Kg | 縦長ステータリニアドライブを装備した磁気浮上車両用ガイドウェイおよび部品セットとその製造方法 |
EP1257045A2 (en) * | 2001-05-02 | 2002-11-13 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Stage system with onboard linear motor |
US7030518B2 (en) | 2002-08-09 | 2006-04-18 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Position-control stage with onboard linear motor |
CN113315271A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-08-27 | 北京精雕科技集团有限公司 | 一种直线电机的初级结构及其制作工艺 |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP3315355A patent/JPH05130765A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001073304A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-03-21 | Transrapid Internatl Gmbh & Co Kg | 縦長ステータリニアドライブを装備した磁気浮上車両用ガイドウェイおよび部品セットとその製造方法 |
EP1257045A2 (en) * | 2001-05-02 | 2002-11-13 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Stage system with onboard linear motor |
EP1257045A3 (en) * | 2001-05-02 | 2003-01-29 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Stage system with onboard linear motor |
US6552449B2 (en) | 2001-05-02 | 2003-04-22 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Stage system with onboard linear motor |
US7030518B2 (en) | 2002-08-09 | 2006-04-18 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Position-control stage with onboard linear motor |
CN113315271A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-08-27 | 北京精雕科技集团有限公司 | 一种直线电机的初级结构及其制作工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6630766B1 (en) | Strip for producing a ring-shaped electromagnetic element for an electric motor | |
US4857787A (en) | Armature of a.c. generator for a car and method of manufacturing the same | |
US7239059B2 (en) | Stator of rotating electric machine and manufacturing method of the stator | |
KR100208483B1 (ko) | 원통형 리니어모터 | |
JPH11252842A (ja) | コイル成形体、その製造方法、コア、その製造方法および回転機 | |
EP1772944B1 (en) | Stator for motors | |
JP2001112197A (ja) | 回転電機 | |
JP4461820B2 (ja) | 相間絶縁紙およびそれを備えた電動機 | |
US8970084B2 (en) | Stator core of rotating electrical machine with alternately laminated core plates | |
US20070267932A1 (en) | Stator for inner rotor type rotating electric machine | |
JPH05130765A (ja) | 曲路用リニアモータ | |
JP3056738B1 (ja) | コンデンサ電動機固定子の製造方法 | |
JP2000333388A (ja) | 固定子 | |
EP0976192B1 (en) | Procedure for preparing and fitting the windings for an electric motor | |
US6515396B1 (en) | Stator flux ring having fastenable pole pieces and method of making same | |
JPH08205434A (ja) | 固定子積層鉄心 | |
JPH0690550A (ja) | 電気機器用積層鉄心の製造方法 | |
JP4210811B2 (ja) | 永久磁石電動機 | |
JP2003189558A (ja) | 回転電機の固定子製造方法 | |
KR100517939B1 (ko) | 모터의 스파이럴 코어 및 그 제조방법 | |
JPH11275781A (ja) | モータのステータ構造 | |
JPH10178750A (ja) | モータの固定子およびモータフレーム | |
JPH03284144A (ja) | 電動機固定子の製造方法 | |
JP3944664B2 (ja) | リラクタンスモータ | |
JPS58195449A (ja) | 電動機又は発電機の固定子及びその製造方法 |