JP2002326951A - 血糖値上昇抑制剤 - Google Patents
血糖値上昇抑制剤Info
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Abstract
ラ−ゲンもしくはゼラチンを加水分解することによって
得られるペプチドを有効成分とする血糖値上昇抑制剤、
とくに糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を有する高
血糖値上昇抑制作用に優れた血糖値上昇抑制剤を提供す
る。 【解決手段】魚鱗および/もしくは魚骨を脱カルシウム
等処理して得たコラ−ゲンもしくはゼラチンを加水分解
して得られるペプチドを血糖値上昇抑制剤、特に糖尿病
に随伴する高脂血症の改善作用を有する血糖値上昇抑制
剤の有効成分とする。
Description
とする血糖値上昇抑制剤に関する。さらに詳しくは、魚
鱗および/もしくは魚骨(以下、これらを総称して魚鱗
類ということがある)から得られたコラ−ゲンもしくは
ゼラチンを加水分解して得られるペプチドを有効成分と
する血糖値上昇抑制剤特に糖尿病に随伴する高脂血症の
改善作用を有する血糖値上昇抑制剤に関する。
やホエー蛋白質等を加水分解して得たペプチドは、血圧
降下作用が発現されることが知られている。また、抗酸
化作用といった生理活性作用も期待されている。血糖値
上昇抑制作用を有する成分として、難消化性デキストリ
ンや小麦アルブミンが良く知られている。その他、多く
の植物、海藻およびその成分が、血糖値上昇抑制作用等
抗糖尿病作用を有することが知られている。
蛋白分解酵素により分解して得られる、分子量500〜
5,000の塩基性ペプチドを含有する経口摂食組成物
が開示され、該組成物は糖尿病、高脂血症、肥満等の予
防のための健康食品等として用いられることが記載され
ている。さらに、特開平2−154693号公報には、
魚介類を、自己消化処理と蛋白分解酵素処理を同時に行
って得られる分子量が500〜6,000の機能性ペプ
チドおよび該ペプチドを有効成分とする高脂血症の治療
および予防の組成物、糖尿病の治療および予防の組成
物、血圧降下及び血管拡張の組成物、肥満症、動脈硬化
症の治療及び予防の組成物が開示されている。しかしな
がら、これらの公報に記載されたものはその血糖値上昇
抑制作用の効果が小さいものであり、魚骨や魚鱗由来の
ペプチドについてはなんら記載されていない。
魚鱗をそのままもしくは脱カルシウム処理したものを酸
性水溶液中でペプシン処理してコラーゲンを抽出する方
法が開示されている。また、特公昭58−49150号
公報には魚鱗を水蒸気雰囲気下に加熱加圧して蒸製した
後に粉末化した魚鱗がペプシン消化率の高い事が示され
ている。
特開平5−93000号公報に、魚鱗の脱カルシウム処
理をエチレンジアミン四酢酸塩を用いて行い、酸可溶性
コラーゲンを抽出する方法が示されている、しかしなが
ら、この方法では、多大の時間と高価な薬品を用いる事
から経済上大きな問題がある。また、これら公報には、
魚鱗からコラ−ゲンが得られる事は開示されているが、
このコラ−ゲンを加水分解してペプチドを得ることも、
得られたペプチドが、高脂血症改善作用や優れた血糖値
上昇抑制効果を有することについてもなんら記載されて
いない。
イトで取り囲まれているために、該魚鱗類に直接プロテ
ア−ゼ等の蛋白分解酵素を作用させても抽出や加水分解
は起こらないか、起こるとしてもその分解率が非常に低
く経済性の点で問題である。
上昇抑制効果に優れた血糖値上昇抑制剤を得るべく鋭意
研究した。その結果、魚鱗類を用いて得られるコラ−ゲ
ンもしくはゼラチンを加水分解することによって得られ
るペプチドを有効成分とすると血糖値上昇抑制効果に優
れ、かつ、糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を有す
る血糖値上昇抑制剤が得られることを見いだし、この知
見に基づいて本発明を完成した。以上の記述から明らか
なように、本発明の目的は、魚鱗類を用いて得られるコ
ラ−ゲンもしくはゼラチンを加水分解することによって
得られるペプチドを有効成分とする血糖値上昇抑制作用
に優れ、かつ、糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を
有する血糖上昇抑制剤を提供することである。
れる。 (1)魚鱗類を脱カルシウム処理して得たコラ−ゲンも
しくはゼラチンを加水分解して得られるペプチドを有効
成分とする血糖値上昇抑制剤。
処理して得たコラ−ゲンもしくはゼラチンとして、魚
肉、その他の夾雑物の含有量が魚鱗類乾燥物重量当たり
1重量%以下の魚鱗類から得られたコラ−ゲンもしくは
ゼラチンを加水分解して得られるペプチドである前記第
1項記載の血糖値上昇抑制剤。
ウム処理して得たコラ−ゲンもしくはゼラチンを加水分
解して得られるペプチドである前記第1項もしくは第2
項のいずれか1項記載の血糖値上昇抑制剤。
魚鱗類を脱カルシウム処理して得たコラ−ゲンもしくは
ゼラチンを加水分解して得られるペプチドである前記第
1項〜第3項のいずれか1項記載の血糖値上昇抑制剤。
ルシウム処理である前記第1項〜第4項のいずれか1項
記載の血糖値上昇抑制剤。
5項記載の血糖値上昇抑制剤。
水分解である前記第1項〜第4項のいずれか1項記載の
血糖値上昇抑制剤。
s)属由来の細菌アルカリ性分解酵素である前記第7項
記載の血糖値上昇抑制剤。
記第1項〜第8項のいずれか1項記載の血糖値上昇抑制
剤。
たコラ−ゲンもしくはゼラチンを加水分解して得られ、
ペプチドを有効成分とする糖尿病に随伴する高脂血症の
改善作用を有する血糖値上昇抑制剤。
ム処理して得たコラ−ゲンもしくはゼラチンとして、魚
肉、その他の夾雑物の含有量が魚鱗類乾燥物重量当たり
1重量%以下の魚鱗類から得られたコラ−ゲンもしくは
ゼラチンを加水分解して得られるペプチドである前記第
10項記載の糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を有
する血糖値上昇抑制剤。
シウム処理して得たコラ−ゲンもしくはゼラチンを加水
分解して得られるペプチドである前記第10項もしくは
第11項のいずれか1項記載の糖尿病に随伴する高脂血
症の改善作用を有する血糖値上昇抑制剤。
の魚鱗類を脱カルシウム処理して得たコラ−ゲンもしく
はゼラチンを加水分解して得られるペプチドである前記
第10項〜第12項のいずれか1項記載の糖尿病に随伴
する高脂血症の改善作用を有する血糖値上昇抑制剤。
ルシウム処理して得たコラーゲンもしくはゼラチンを加
水分解して得られるペプチドである前記第10項〜第1
3項のいれか1項記載の糖尿病に随伴する高脂血症の改
善作用を有する血糖値上昇抑制剤。
カルシウム処理である前記第10項〜第14項のいずれ
か1項記載の糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を有
する血糖値上昇抑制剤。
第15項記載の糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を
有する血糖値上昇抑制剤。
加水分解である前記第10項〜第14項記載の糖尿病に
随伴する高脂血症の改善作用を有する血糖値上昇抑制
剤。
us)属由来の細菌アルカリ性分解酵素である前記第17
項記載の糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を有する
血糖値上昇抑制剤。
前記第10項〜第14項のいずれか1項記載の糖尿病に
随伴する高脂血症の改善作用を有する血糖値上昇抑制
剤。
は、特に限定されず、水産加工場の選別ラインよりロー
タリースクリーン等で現在も回収されている鰯類、秋刀
魚や水産加工場にて切り身加工の際にジェット水流にて
鱗を剥ぐ真鯛等を例示することができ、この他にも鮭
類、ニシン、鯉等の鱗や骨およびその他の魚種の鱗もし
くは骨も使用することが可能である。本発明のペプチド
を得るための原料である魚鱗類はその鮮度及び純度がで
きるだけ高いものが好ましい。青魚である秋刀魚や鰯類
の水産加工場より回収された鱗中には鮮度が落ちた魚体
や魚肉、巻き網漁で混在したシラスや稚魚、鰭、海藻、
その他の夾雑物が多く、回収後直ちに、これらの夾雑物
を水洗等により除かないと、魚肉の自己消化や鱗表面の
ヌルにより発生した有臭物質付着や着色が鱗に生じて、
かかる原料を用いて製造したペプチドはその品質を損な
うことになる。かかる魚肉やシラス、稚魚、鰭、海藻等
の夾雑物の含有量としては、できるだけ少ないことが好
ましく、魚鱗類乾燥物重量当たり1重量%以下、より好
ましくは、0.1重量%以下であることが好ましい。
ンは、魚鱗類を脱カルシウム処理して得られるコラ−ゲ
ンもしくはゼラチンである。
に限定されず、公知の処理方法をそのまま使用すること
ができるが、酸を用いた処理にあっては、カルシウムと
反応して塩を生成する酸や蛋白質を変成させる酸は好ま
しくなく、これら好ましくない酸の例としては、具体的
には硫酸、硝酸、クエン酸、酒石酸等を挙げることがで
きる。本発明で好ましい酸の種類は塩酸と酢酸であり、
該酸の濃度は処理温度によっても変動するが、一般的に
0.1規定〜10規定程度の濃度が好ましい。また、処
理温度は脱カルシウム反応が起こる温度であれば特に限
定されないが、通常は0〜80℃、好ましくは4〜40
℃程度の温度である。処理時間も処理温度により若干変
動するがおおよそ15分〜3日程度である。該処理は撹
拌下に行うことが好ましい。
水分解に好ましく用いられる蛋白分解酵素の種類は、食
品に使用できるものであり、高分解率で多量製造され比
較的安く入手可能で、アミノ酸生成が殆どないものが好
ましい。これらの諸条件を満足させる為の分解条件とし
ては、コラーゲンがゼラチン化する40℃以上の温度と
分解が容易なpH6.5〜12で使用できる酵素が加水
分解率を高くすることができるので好ましい。しかしな
がら、その他の条件にて使用する蛋白分解酵素や2種以
上の分解酵素を混合して使用することもできる。特に、
該蛋白分解酵素として、バチルス(Bacillus)属由来の
細菌アルカリ性プロテアーゼが好ましい。かかる蛋白分
解酵素としては市販品を使用することができ、該市販品
としては、例えばノボノルディスクバイオインダストリ
ー(株)製「アルカラーゼ(商標)」、長瀬産業(株)
製「ビオプラーゼ(商標)SP−15FG」及び天野製
薬(株)製「プロレザー(商標)FG−F」等を挙げる
ことができる。
り、分子量は200〜数万に分布している。未加水分解
物がある場合には、減圧ろ過等の手段を用いて該未加水
分解物を除去する。透明なろ過液を分画分子量2万程度
の限外ろ過膜に通して、高分子量のペプチドを除去す
る。ここで用いることができる限外ろ過膜の材質は、フ
ッ素系ポリマ−、ポリスルフォン、ポリエ−テルスルフ
ォン、ポリアクリロニトリル、ポリビニリデンフロライ
ド等である。ついで、該限外ろ過膜透過液を逆浸透膜に
通してアミノ酸モノマ−等の極低分子量物を透過液とと
もに除く。濃縮の必要性がある場合には、逆浸透膜に通
して濃縮する。ここで用いることのできる逆浸透膜の材
質は、酢酸セルロ−ス、ポリアクリロニトリルや複合膜
である架橋芳香族ポリアミド系樹脂、架橋ポリピペラジ
ンアミド系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、ポリエ
−テルスルフォン系樹脂、ポリエ−テル系樹脂等であ
る。逆浸透膜濃縮液をさらに必要に応じて活性炭や活性
白土を用いて脱色や脱臭を行うこともできる。逆浸透膜
濃縮液より粉末を得るには真空凍結乾燥が好ましいが、
他の低温乾燥法を用いてもよい。
血糖値上昇抑制剤として使用する際に好ましい。本発明
の血糖値上昇抑制剤は、粉末の形で単離、取得したペプ
チドを、そのまま、もしくはより好適には適当な無毒性
の経口摂取用担体等に添加して適宜の形状、形態からな
る組成物として使用される。すなわち、水に溶解して飲
料の形態での使用や固形食品等の担体に添加して固形食
品の形態で使用してもよく、この他、健康食品として他
の有用成分と混合したタブレットや粉末としても利用で
き、さらには、液状の食品や嗜好品、例えば菓子類、粉
末茶、アイスクリ−ム、ヨ−グルト、アルコ−ル飲料、
スポ−ツ飲料等の形態としてもよい。本発明の血糖値上
昇抑制剤中におけるペプチドの含有量は、適宜選択可能
であるが、一般には1〜100重量%の範囲である。
剤は、少なくとも新鮮な魚類の持つ芳香が弱いながら感
じられる程度か、好ましくは無味、無臭、無色であるこ
とが望ましく、糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を
有し、血糖値上昇抑制作用を効果的に示すものでなけれ
ばならない。そして、主として飲料や食品、健康食品等
の経口摂取組成物として用いられるので、無毒性のもの
でなければならない。本発明の血糖値上昇抑制剤は生活
習慣病と言われるインスリン非依存型糖尿病の予防と改
善、肥満症に伴う高脂血症の改善を目的とした食品や健
康食品としても、飲料やタブレットその他の形態で好適
に使用できる。
する。
リースクリーンから排出された片口鰯の鱗を直ちに数回
水洗した後、鱗乾物に対して約50倍程度の水に分散さ
せ、目視にて夾雑物を徹底して除去した。網目3mmの
プラスチック製ざるに鱗を入れ、該ざるをプラスチック
製容器に入れ、50倍量の水を該容器に加える。水中に
て鱗をもみ洗いした後、ざるを左右上下にゆすり、ざる
目からヌルその他の微小夾雑物を水中へ洗い出した。濁
り水を捨て、再度水を張り、この操作を水が濁らなくな
るまで約10回程度繰り返し、洗浄した。洗浄した魚鱗
を、乾燥物100g当たり、0.6規定塩酸1,500
mlの割合の塩酸に投入し、室温下に1昼夜緩攪拌しな
がら脱カルシウム処理を行った。不溶解分であるコラー
ゲン成分をろ過して集め、0.3規定塩酸にて2回、水
にて1回洗浄した。
したコラーゲンを63g、プロテアーゼ(天野製薬
(株)製プロレザー(商標)FG−F)を0.9gの割
合で加え、溶液を苛性ソ−ダにてpHを8.0に調整し
た。ついで60℃に加温し、溶液のpHを8.0に維持
しつつ60分間攪拌混合して加水分解した。加水分解液
をNo.5Aろ紙にて吸引ろ過して、ろ紙に残る物の重
量を測定してコラーゲン分解率を計算した。その結果、
コラーゲン分解率は99.8重量%以上であった。つい
で、得られたコラーゲン分解ろ過液を限外ろ過膜(日東
電工(株)製NTU−2120)と逆浸透膜(日東電工
(株)製NTR−7250)を通して濃縮した。限外ろ
過膜を透過し、逆浸透膜を不透過の区分を集めて、凍結
乾燥機で凍結乾燥して片口鰯由来のペプチド粉末を得
た。なお、使用したポンプユニット及び膜セルは、日東
電工(株)製メンブレンマスターRUM−2小型ポンプ
ユニットとメンブレンマスターC10−T薄層流式平膜
テストセルである。なお、逆浸透膜透過液中の窒素量の
測定より、アミノ酸を含む成分は全窒素量に対して1重
量%前後と極少量であった。また目的成分であるペプチ
ドの収率は70〜90重量%であった。得られたペプチ
ドをゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−(GP
C)分析して、分子量分布を求めた。その結果、片口鰯
鱗由来ペプチドの数平均分子量は880であった。ま
た、比較試料として市販ゼラチン(宮城化学製豚皮ゼラ
チン)を上記の片口鰯鱗由来コラ−ゲンと同様に酵素分
解し、ろ紙ろ過液について限外ろ過膜および逆浸透膜を
用いて分離、濃縮し、凍結乾燥して豚皮ゼラチン由来ペ
プチドを得た。この豚皮ゼラチン由来ペプチドの数平均
分子量は1070であった。それぞれの分子量分布曲線
を図1および図2に示した。
試験) 使用試薬:bovine serum albumin
(BSA,Fr.V)、collagenase(Ty
peII)、NEFAテストワコー(和光純薬)、ボスミ
ン注(adrenaline、第一製薬)、インスリン
(bovine pancreas)ラット副睾丸脂肪組織からの脂肪細
胞の調製:Rodbellの方法に準じて行った。すな
わち、Wistar系雄性ラット(6週齢、180〜2
00g)の精巣上体(副睾丸)脂肪細胞を摘出し、重量
を測定後、細切し、4重量%BSA、collagen
ase(3mg/ml)を含むHanks' Balance
dSalt Solution(HBSS,pH7.
4)2.5ml/g tissueを加え、37℃で
1.5時間インキュベートし、組織を消化した後、25
0μmのナイロンメッシュにてろ過し、遠心分離(25
℃,500rpm,30sec)し、脂肪細胞を得た。
その脂肪細胞を37℃に保温したcollagenas
e不含HBSS(4重量%BSAを含む)にて3回遠心
洗浄(25℃,500rpm,30sec)し、2.5
重量%BSA含有HBSSに400mgtissue/
mlとなるように懸濁し、脂肪細胞懸濁液とした。 (2−1).脂肪動員試験:脂肪細胞懸濁液(脂肪組織
100mgの相当量)に4重量%BSAを含むHBSS
0.25ml、被検体(HBSSに溶解)0.25ml
およびadrenaline(最終濃度:1μg/m
l)0.25ml添加し、37℃、2時間インキュベー
トし、脂肪分解反応液中の遊離脂肪酸(FFA)量をN
EFAテストワコーにて測定した。
(1)で調製した片口鰯由来のコラーゲンペプチド凍結
乾燥品と豚皮ゼラチン由来ペプチドの凍結乾燥品を被検
体とした。
(標準誤差)で表し、有意差検定にはBonferro
ni/Dunnの多重比較検定(Multiple r
ange test)を用いた。
細胞からのアドレナリンによる脂肪動員の測定結果を示
した。脂肪細胞にアドレナリンを添加すると、9.54
±0.40μEq/g tissueのFFAが遊離し
た。そこで各被検体をこの系に共存させると、いずれの
被検体にもアドレナリンによる脂肪動員を抑制する作用
が認められた。作用強度を200μg/ml添加時で比
較すると、各被検体間に大きな差は見られなかったが、
50μg/ml添加時の効果で比較すると、片口鰯鱗の
ペプチド添加群の効果が強いことが分かった。
る脂肪動員 有意差; 印*=p<0.05,印**=p<0.01v
s.対照群
糖尿病作用試験 (3−1).使用試薬:streptozotocin
(STZ,Sigma)、グルコースCIIテストワコー
(和光純薬)
ar系雄性ラット(約200g)を用いた。飼育環境は
恒温恒湿、12時間明/12時間暗のサイクルの実験動
物飼育室で、市販の固形飼料(日本農産(株)製ラボM
Rストック)を用い、自由に水を摂取させ、購入後、実
験に供するまで1週間予備飼育し、健常なラットを用い
た。
(1)で調製した片口鰯由来のコラーゲンペプチド凍結
乾燥品および豚皮ゼラチン由来ペプチドの凍結乾燥品を
被検体とした。
Z)誘発糖尿病モデルラット試験:18時間絶食したS
lc:Wistar系雄性ラット(7週齢、170〜1
90g)にSTZ(pH4.5クエン酸緩衝液に溶解)
を50mg/Kgの用量で静脈内投与し、2日後に尾静
脈採血し、各群の血糖値の平均値がほぼ同等になる様に
再群構成し、被検体の経口投与を開始し、1日1回30
日間、連日経口投与した。体重は3日おきに測定した。
また、前日より18時間絶食したラットから、投与10
日ごとに尾静脈から採血し、血漿分離後、空腹時の血糖
値をグルコースCIIテストワコーを用いて測定し、血糖
値の変動をを観測した。さらに、最終投与の1時間後
に、ペントバルビタール(44.2mg/Kg,i.
p.)麻酔下で腹部大動脈から採血し、血漿分離後、血
糖値を測定した。また肝臓、膵臓、脾臓、腎臓などの肉
眼的所見及び主要臓器の体重比湿重量を測定した。
準誤差で表し、有意差検定にはBonferroni/
Dunnの多重比較検定(Multiple rang
e test)を用いた。
常群に比べ、STZ処置群は内臓が透けて見えるほど腹
壁が薄く、皮下および内臓脂肪がほとんど認められない
状態であった。盲腸はいずれの群においても肥大してお
り、小腸は内部が黒く見えるものが多数のラットに認め
られた。肝臓、腎臓および脾臓は正常群に比べ色が悪
く、肝臓は肝硬変化したような白っぽいものが数例認め
られ、また、脾臓は正常群に比べると萎縮していると観
察した。主要臓器の体重比湿重量を表2に示した。ST
Z処置群は肝臓、腎臓の体重比湿重量が正常群のそれら
に比較して増加した。脾臓は萎縮していた。肝臓と腎臓
の重量増加は見掛け上であり、実際には体重減少に基づ
く相対比重量の増加と思われる。しかし、STZ処置群
の脾臓は正常群に比べ、体重が減少しているにもかかわ
らず萎縮していた。このことから肝、腎、代謝系機能異
常のみならず、造血系の異常も惹起されているのではな
いかと推察された。豚皮ゼラチン由来ペプチドと片口鰯
鱗由来ペプチドのいずれも肝臓、腎臓、脾臓の肉眼的所
見および体重比湿重量には影響を及ぼさなかった。血糖
値の変動は表3に示した。STZ2日後の血糖値は正常
群のそれに比して約4倍に上昇し、30日後にはさらに
上昇した。片口鰯鱗由来ペプチド500mg/Kg投与
群には血糖値の上昇を有意に抑制する作用が認められた
が、豚皮ゼラチン由来ペプチドには血糖値上昇抑制作用
は認められなかった。
および脾臓体重比湿重量 有意差; 印##=p<0.01vs.正常群
<0.05vs.対照群
してペプチドを得た。片口鰯肉と骨由来のペプチドの製
造は、新鮮な片口鰯を手作業にて頭と内臓を取り除き、
次いで三枚におろして背骨と肉を分離する。肉部はカッ
ターナイフにて外皮を剥ぐと共に小骨のある腹部をカッ
トしてから水で洗浄した。背骨部は付着している肉を歯
ブラシにて奇麗にこそいで落とし、背骨に付随する神経
等を縫針等で丁寧に除去してから水で洗浄後に風乾し
た。水洗した片口鰯肉は微塵切りにし、2.5倍量のア
セトンにて3回繰り返し脱脂した。その後、この肉に水
を加えて振とう・ろ過する操作を繰り返し洗浄した。洗
浄した肉を風乾物当たり実施例1の倍の酵素量で倍の反
応時間にて加水分解した。加水分解液を遠心分離して未
分解物を分離した上澄液について、実施例1と同様、膜
濃縮・凍結乾燥して片口鰯肉由来のペプチド粉末を得
た。風乾した片口鰯骨部は8倍量のアセトンにて3回繰
り返し脱脂後、水を加えて振とう・ろ過操作を繰り返し
洗浄した。洗浄した骨は実施例1の鱗と同様に脱灰操作
を行った。脱灰残分であるコラーゲンは実施例1と同様
に操作して、酵素分解・膜濃縮・凍結乾燥して片口鰯骨
由来のコラーゲンペプチドを得た。
験) 試験方法は実施例1と同様に行った。 (2−1)結果 表4に片口鰯の各部位由来ペプチドの効果比較結果を示
した。脂肪細胞にアドレナリンを作用させると、9.1
±0.8(μEq/g tissue)のFFAが遊離し
た。そこで各被検体をこの系に共存させると、いずれの
被検体にもアドレナリンによる脂肪動員を抑制する作用
が認められた。濃度200 (μg/ml)で比較すると
活性の高い順に片口鰯骨部>片口鰯肉部>片口鰯鱗部で
あった。
る脂肪動員に及ぼす片口鰯各部位由来ペプチド間の効果
比較 n=4〜5、有意差; 印**=p<0.01vs. 対照
群
試験 STZ(薬剤)誘発糖尿病モデルはSTZにて膵臓のラ
ンゲルハンス島β細胞を特異的に破壊し、インスリン分
泌を減少させることにより、高血糖を示すモデルである
ことからインスリン依存型糖尿病モデルに近いと思われ
る。現代社会はライフスタイルが欧米化したことや運動
不足などから、内臓脂肪の蓄積(肥満)などが原因で誘
発されるインスリン非依存型糖尿病患者が急増している
と言われている。KKマウスは遺伝研究の目的で維持し
ていた尾曲がりを発現するマウスの中に、高血糖を呈す
る数個体が発見され、II型糖尿病(インスリン非依存
型)モデルとして注目された。KK-AyマウスはKKマ
ウスに肥満遺伝子Ayが導入され、KKマウスより早期
かつ重度に肥満・高血糖を発現するII型糖尿病モデルで
ある。この肥満KK(KK-Ay )での糖尿病変化はヒ
トの成人型糖尿病に類似している。かかる状況から、最
近の抗糖尿病薬の研究開発においては、種々の遺伝的糖
尿病モデル動物を用いた研究例が増加している。
由来のペプチドの4種である。片口鰯の各部位のペプチ
ドは実施例2に記した製造法にて、、真鰯鱗のペプチド
については片口鰯鱗と同様な製造法にて調製した。な
お、被検体はマウス体重10gあたり0.1mlの用量
で蒸留水に溶解し経口投与した。対照には蒸留水を用い
た。
ンスリン−EIAテスト、コレステロールCII−テスト
ワコー、トリグリセライドG−テストワコー、NEFA
C−テストワコー(和光純薬工業)を用いた。
g)を日本クレアより購入した。飼育環境は恒温恒湿、
12時間明/12時間暗のサイクルの実験動物飼育室
で、市販の固形飼料(CE-2、日本クレア)を用い、
自由に水を摂取させ、購入後、実験に供するまで約2週
間、単独予備飼育し、体重増加を指標に健常な動物を用
いた。
静脈叢からヘパリン処置キャピラリーにて採血し、遠心
分離後、血漿を得、血糖値を測定し、各群の平均血糖値
がほぼ同等になるように群構成し、被検体の経口投与を
開始した。その後、1日1回、14日間連日経口投与し
た。血糖値の経時変化として、投与開始7日および14
日後に被検体投与1時間後に採血し、血糖値を測定し
た。また、投与最終日にはペントバルビタール麻酔下で
開腹し、内臓の肉眼的解剖所見を行い、その後心臓から
採血を行い、血清を分離した。また、採血後に主要臓器
を摘出した。その後、体重比臓器湿重量、血清インスリ
ン量、中性脂肪量、総コレステロール量および遊離脂肪
酸量を測定した。なお、体重は3日おきに測定した。
体重増加に関して被検体群と対照群に有意な差はなかっ
た。血糖値の変動に及ぼす影響は、表5に示した。対照
群は被検体投与の7日および14日後において血糖値は
上昇した。経口投与7日後において、片口鰯鱗由来ペプ
チド500mg/kg投与群に血糖値の上昇を有意に抑制す
る作用が認められた。片口鰯の肉および骨由来ペプチド
投与群においても抑制傾向が認められた。片口鰯鱗と真
鰯鱗を比較すると真鰯鱗より片口鰯鱗由来ペプチドによ
り強い効果が認められた。経口投与14日後において
は、いずれの被検体においても抑制傾向にとどまった。
す鰯類ペプチドの影響 n=9〜10、有意差; 印*=p<0.05vs. 対照
群 主要臓器の体重比湿重量に及ぼす影響を検討した。その
結果を表6に示した。いずれの被検体も体重比肝臓、脾
臓、腎臓湿重量に影響を及ぼさなかった。
す鰯類ペプチドの影響 n=9〜10
した。糖尿病罹患時に変動すると言われているインスリ
ン量、総コレステロール量、中性脂肪量につき測定し
た。その結果は表7に示した。片口鰯の鱗と骨由来のペ
プチドは中性脂肪量を有意に抑制した。真鰯の鱗にも抑
制傾向が認められた。遊離脂肪酸量に対しては片口鰯の
肉由来ペプチドに抑制傾向が認められた。血中インスリ
ン量に対してはいずれの被検体も有意な影響を及ぼさな
かった。これは、インスリン量は血中グルコース量によ
って膵臓から分泌されるので、インスリン量が有意に増
加しなかったことが被検体のインスリン分泌促進作用を
否定する結果とは言えない。
に及ぼす鰯類ペプチドの影響 n=9〜10、 有意差; 印*=p<0.05vs.
対照群
値上昇抑制剤は、コラーゲンペプチドでありながら、同
じくコラーゲンペプチドである豚皮ゼラチン由来のペプ
チドに血糖値上昇抑制作用が認められないのに比べ、血
糖値上昇を抑制する効果が極めて高い血糖値上昇抑制剤
であり、かつ、糖尿病に随伴する高脂血症を改善する作
用を有する。したがって高脂血症改善作用を有する血糖
値上昇抑制用の飲料、食品もしくは健康食品等として好
適に使用することができる。
0)
標準誤差で表し、有意差検定にはBonferroni
/Dunnの多重比較検定(Multiplerang
e test)を用いた。
標準誤差で表し、有意差検定にはBonferroni
/Dunnの多重比較検定(Multiplerang
e test)を用いた。 以 上
Claims (19)
- 【請求項1】魚鱗および/もしくは魚骨を脱カルシウム
処理して得たコラ−ゲンもしくはゼラチンを加水分解し
て得られるペプチドを有効成分とする血糖値上昇抑制
剤。 - 【請求項2】ペプチドが、魚鱗および/もしくは魚骨
(以下、これらを総称して魚鱗類という)を脱カルシウ
ム処理して得たコラ−ゲンもしくはゼラチンとして、魚
肉、その他の夾雑物の含有量が魚鱗類乾燥物重量当たり
1重量%以下の魚鱗類から得られたコラ−ゲンもしくは
ゼラチンを加水分解して得られるペプチドである請求項
1記載の血糖値上昇抑制剤。 - 【請求項3】ペプチドが、鰯の魚鱗および/もしくは魚
骨を脱カルシウム処理して得たコラ−ゲンもしくはゼラ
チンを加水分解して得られるペプチドである請求項1も
しくは2のいずれか1項記載の血糖値上昇抑制剤。 - 【請求項4】ペプチドが、真鰯もしくは片口鰯の魚鱗お
よび/もしくは魚骨を脱カルシウム処理して得たコラ−
ゲンもしくはゼラチンを加水分解して得られるペプチド
である請求項1〜3のいずれか1項記載の血糖値上昇抑
制剤。 - 【請求項5】脱カルシウム処理が酸を用いた脱カルシウ
ム処理である請求項1〜4のいずれか1項記載の血糖値
上昇抑制剤。 - 【請求項6】酸が塩酸もしくは酢酸である請求項5記載
の血糖値上昇抑制剤。 - 【請求項7】加水分解が蛋白分解酵素を用いた加水分解
である請求項1〜4のいずれか1項記載の血糖値上昇抑
制剤。 - 【請求項8】蛋白分解酵素がバチルス(Bacillus)属由
来の細菌アルカリ性分解酵素である請求項7記載の血糖
値上昇抑制剤。 - 【請求項9】ペプチドが水溶性ペプチドである請求項1
〜8のいずれか1項記載の血糖値上昇抑制剤。 - 【請求項10】魚鱗および/もしくは魚骨を脱カルシウ
ム処理して得たコラーゲンもしくはゼラチンを加水分解
して得られるペプチドを有効成分とする糖尿病に随伴す
る高脂血症の改善作用を有する血糖値上昇抑制剤。 - 【請求項11】魚鱗および/もしくは魚骨(以下、これ
らを総称して魚鱗類という)を脱カルシウム処理して得
たコラーゲンもしくはゼラチンとして、魚肉、その他の
夾雑物の含有量が魚鱗類乾燥物重量当たり1重量%以下
の魚鱗類から得られたコラーゲンもしくはゼラチンを加
水分解して得られるペプチドである請求項10記載の糖
尿病に随伴する高脂血症の改善作用を有する血糖値上昇
抑制剤。 - 【請求項12】ペプチドが、鰯の魚鱗および/もしくは
魚骨を脱カルシウム処理して得たコラーゲンもしくはゼ
ラチンを加水分解して得られるペプチドである請求項1
0もしくは請求項11のいずれか1項記載の糖尿病に随
伴する高脂血症の改善作用を有する血糖値上昇抑制剤。 - 【請求項13】ペプチドが、真鰯もしくは片口鰯の魚鱗
および/もしくは魚骨を脱カルシウム処理して得たコラ
ーゲンもしくはゼラチンを加水分解して得られるペプチ
ドである請求項10〜12のいずれか1項記載の糖尿病
に随伴する高脂血症の改善作用を有する血糖値上昇抑制
剤。 - 【請求項14】ペプチドが、片口鰯の魚鱗を脱カルシウ
ム処理して得たコラーゲンもしくはゼラチンを加水分解
して得られるペプチドである請求項10〜13のいずれ
か1項記載の糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を有
する血糖値上昇抑制剤。 - 【請求項15】脱カルシウム処理が酸を用いた脱カルシ
ウム処理である請求項10〜14のいずれか1項記載の
糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を有する血糖値上
昇抑制剤。 - 【請求項16】脱カルシウム処理に用いる酸が塩酸もし
くは酢酸である請求項15項記載の糖尿病に随伴する高
脂血症の改善作用を有する血糖値上昇抑制剤。 - 【請求項17】加水分解が蛋白分解酵素を用いた加水分
解である請求項10〜14のいずれか1項記載の糖尿病
に随伴する高脂血症の改善作用を有する血糖値上昇抑制
剤。 - 【請求項18】蛋白分解酵素がバチルス(Bacillus)属
由来の細菌アルカリ性分解酵素である請求項17項記載
の糖尿病に随伴する高脂血症の改善作用を有する血糖値
上昇抑制剤。 - 【請求項19】ペプチドが水溶性ペプチドである請求項
10〜14のいずれか1項記載の糖尿病に随伴する高脂
血症の改善作用を有する血糖値上昇抑制剤。
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