JP2002326227A - タイヤ加硫金型、タイヤの製造方法及びタイヤ - Google Patents
タイヤ加硫金型、タイヤの製造方法及びタイヤInfo
- Publication number
- JP2002326227A JP2002326227A JP2001135415A JP2001135415A JP2002326227A JP 2002326227 A JP2002326227 A JP 2002326227A JP 2001135415 A JP2001135415 A JP 2001135415A JP 2001135415 A JP2001135415 A JP 2001135415A JP 2002326227 A JP2002326227 A JP 2002326227A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- side plate
- vulcanizing mold
- forming
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/10—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated venting means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/0601—Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
- B29D30/0606—Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/0601—Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
- B29D30/0606—Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
- B29D2030/0607—Constructional features of the moulds
- B29D2030/0617—Venting devices, e.g. vent plugs or inserts
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S425/00—Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
- Y10S425/812—Venting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
るサイドウォール成形面4を具えたサイドプレート2を
有するタイヤ加硫金型1である。サイドプレート2は、
サイドプレート本体2aと、このサイドプレート本体2
aに嵌め込まれた嵌め込み片2bとを含む。サイドウォ
ール成形面4を、サイドプレート本体2aがなす主面4
aと、前記嵌め込み片2bがなす補助面4bとを含んで
形成する。サイドプレート本体2aと嵌め込み片2bと
の間に空気が通過可能な微小隙間を有する。
Description
ける空気の排出性を高めサイドウォール部の成形不良を
減じるのに役立つタイヤ加硫金型、タイヤの製造方法及
びタイヤに関する。
は、未加硫のゴムで成型した生カバーをタイヤ加硫金型
で加硫成形することにより製造される。タイヤ加硫金型
は成形面を具え、この成形面に生カバーのゴムを密着さ
せることで意図するタイヤ形状を得る。ところが、金型
の成形面と生カバーとの間に空気が介在すると、生カバ
ーのゴムが前記成形面に密着し得ない。このような場
合、成形されたタイヤには、あばた状をなすベアと称さ
れる成型不良が生じる。特に、タイヤのサイドウォール
部は、タイヤブランド名や製造メーカを示す文字、模様
等が凹凸によって形成されているため、成形面と生カバ
ーとの間に空気が溜まりやすく、ベアの発生が生じ易
い。
る方法として、成型面に空気抜き用のベントホール(直
径約0.1〜2mm)を多数穿設することが行われてい
る。しかしながら、この方法ではベントホール内に浸入
したゴムがタイヤの表面にひげ状のスピューとなって残
存するため、ベントホールをサイドウォール部の成型面
に主体的に用いるとタイヤの外観が損なわれ易い。
なされたもので、タイヤの外観を損ねることなく加硫中
における空気の排出性を高め、サイドウォール部の成形
不良を減じるのに役立つタイヤ加硫金型、タイヤの製造
方法及びタイヤを提供することを目的としている。
載の発明は、タイヤのサイドウォール部を成形するサイ
ドウォール成形面を具えたサイドプレートを有するタイ
ヤ加硫金型であって、前記サイドプレートは、サイドプ
レート本体と、このサイドプレート本体に嵌め込まれた
嵌め込み片とを含むとともに、前記サイドウォール成形
面を、前記サイドプレート本体がなす主面と、前記嵌め
込み片がなす補助面とを含んで形成し、しかもサイドプ
レート本体と前記嵌め込み片との間に空気が通過可能な
微小隙間を有することを特徴としている。
片は、前記補助面の表面積を50〜500mm2 とし、か
つこの補助面を貫通する空気抜き用のベントホールを有
していないことを特徴とする請求項1記載のタイヤ加硫
金型である。
は、前記主面に対して小深さdで凹むことにより、タイ
ヤのサイドウォール部に凸部を形成することを特徴とす
る請求項1又は2記載のタイヤ加硫金型である。
が0.1〜3.5mmであることを特徴とする請求項3記
載のタイヤ加硫金型である。
輪郭は、文字又は模様をなすことを特徴とする請求項1
乃至4のいずれかに記載のタイヤ加硫金型である。
6のいずれかに記載されたタイヤ加硫金型を用いてタイ
ヤを加硫成形することを特徴とするタイヤの製造方法で
ある。
6のいずれかに記載されたタイヤ加硫金型を用いて加硫
成形されたことを特徴とするタイヤである。
に基づき説明する。図1は本実施形態のタイヤ加硫金型
1の断面図、図2はその部分拡大図、図3はその要部斜
視図をそれぞれ示している。図においてタイヤ加硫金型
1は、一対のサイドプレート2、2と、そのタイヤ半径
方向外側に配されたトレッド成形リング3と、前記サイ
ドプレート2のタイヤ半径方向内側に配されたビード成
形リング6とを具えるものを例示している。
ヤ周方向に分割された複数個のセグメント3aを連結す
ることにより環状に形成されるものである。またトレッ
ド成形リング3は、少なくともタイヤTのトレッド部D
を成形しうるトレッド成形面7を具え、タイヤTに所望
のトレッドパターンを付与しうる。トレッド成形リング
3を構成する各セグメント3aは、図示しない移動機構
によってタイヤ半径方向内外に移動できる。
イヤ周方向に連続した一体ものを示しているが、トレッ
ド成形リング3と同様、分割された複数個のセグメント
を連結してタイヤ周方向に連続するものでも良い。この
サイドプレート2は、図示しない移動機構によりタイヤ
軸方向内外に移動でき、トレッド成形リング3の移動と
相まってタイヤTを該タイヤ加硫金型1から容易に取り
外しできる。
向内側面にタイヤTのサイドウォール部Sを成形するサ
イドウォール成形面4を具える。さらにサイドプレート
2は、本例ではタイヤ半径方向外端側が前記トレッド成
形リング3に連なりかつタイヤ半径方向内端側がタイヤ
Tのビード部Bを保持成形するビード成形リング6に連
なるサイドプレート本体2aと、このサイドプレート本
体2aに嵌め込まれた1以上の嵌め込み片2bとからな
るものを例示している。これらは適宜の金属材料で形成
され、本実施形態ではとも鉄を主体とした同一の金属材
料によって形成されたものを示すが、特に限定はされな
い。
ように、前記サイドプレート本体2aに形成した孔部1
1に例えばサイドウォール成形面4側から挿入されるこ
とにより嵌着されている。なお嵌め込み片2bは、前記
孔部11から取り外しすることができる。
本体2aをタイヤ軸方向内、外に貫通するとともに嵌め
込み片2bの外周面12と当接しうる内周面13を具え
た透孔として形成されたものを示す。また孔部11は、
図2に略示する如く、前記内周面13のうち、サイドウ
ォール成形面4に対する法線Nに対して小角度θでかつ
孔部11の開口面積を減じる向きに傾く少なくとも一つ
の狭持面14を具える。また嵌め込み片2bには、この
狭持面14に沿う嵌着面15を具え、該嵌め込み片2b
をサイドウォール成形面側から孔部11に挿入していく
ことにより、孔部11の内周面13と嵌め込み片2bの
外周面12と互い強く接触させ締まり嵌めしうる。なお
前記小角度θは、特に限定されないが、好ましくは0°
以上かつ3°以下とすることが望ましい。また孔部11
の構成は、上記態様に限定されるものではなく、嵌め込
み片2bを嵌め込みうるものであれば種々の態様を採用
しうる。例えば図8に示すように、孔部11の内周面1
3をサイドウォール成形面4に対して直角に形成する一
方、嵌め込み片2bの外周面12は、前記内周面13と
嵌合する小長さの平坦面23と、内周面13から離間す
る向きに傾く傾斜面24とで構成しても良い。この例で
は平坦面23の長さは0.5mm程度としている。また小
角度θは、前記範囲と同程度としている。
ドプレート本体2aのタイヤ軸方向内側面なす主面4a
と、前記嵌め込み片2bのタイヤ軸方向内側面がなす補
助面4bとを含んで形成される。またサイドプレート本
体2aと前記嵌め込み片2bとの間には、空気が通過可
能な微小隙間10が形成されている。本実施形態の微小
隙間10は、サイドプレート本体2aの孔部11と嵌め
込み片2bとの間に凹溝等の積極的な機械加工を施して
はおらず、サイドプレート本体2aの孔部11に嵌め込
み片11を密に嵌め込むような場合でも不可避的に生じ
る両者間の物理的な微小間隙を利用している。
タイヤT(ないし生カバーL)とサイドウォール成形面
4との間の空気を金型外部に排気できかつ該微小隙間1
0内への多量のゴムの浸入を防止できる。従って、この
ような嵌め込み片2bをサイドプレート本体2aの適所
の位置(例えば、タイヤ周方向及び/又はタイヤ半径方
向に間隔を隔てた位置)、さらには空気が溜まりやすい
位置に設けることにより、スピューをサイドウォール部
Sに形成することなし、或いはスピューの本数を減じつ
つ、サイドウォール部Sで空気の排気を可能としうる。
これによりタイヤTのサイドウォール部Sにおけるベア
等の成形不良を防止しうる。
が、その間隙が例えば0μmよりも大かつ100μm以
下、さらに好ましくは5〜10μmであるのが望まし
い。前記間隙が100μmを超えると、空気の排気効率
は向上するものの該隙間に多量のゴムが浸入し易くな
り、成形後のタイヤTに目立つバリが形成される傾向が
ある。逆に前記微小隙間10の間隙が5μm未満である
と、空気が通過する際の抵抗が大きく十分な排気をなし
得ない傾向がある。
片2bの周囲に沿って連続して形成されるのが望まし
く、これによって、より広範囲の位置から効率良く空気
の排出を可能としうる。また例えば孔部11の内周面1
3又は/及び嵌め込み片2bの外周面12の表面粗さ
を、主面4a及び補助面4bよりも大とすることによっ
て、両者の境界面により複雑な経路で微小隙間10を形
成することもできる。なお孔部11には、例えば真空ポ
ンプ等を連係させることにより、前記微小隙間10から
の強制的に吸気を行うことも好ましく実施しうる。
前記主面4aと補助面4bとは、実質的に連続して同一
平面ないし曲面を形成することもできるが、より好まし
くは図2、図に示す本実施形態のように、前記嵌め込み
片2bがなす補助面4bを、主面4aに対して小深さd
で凹ませることが望ましい。タイヤTのサイドウォール
部Sには、図4に示すように、タイヤブランド名、製造
メーカ名等が加硫成形によって凸模様15として形成さ
れる。このような凸模様15は、サイドウォール成形面
4に凹部を彫刻することで加硫成形される。しかし、サ
イドウォール成形面4に彫刻された凹部には空気が溜ま
りやすく、特にその表面積が大になるほど、この傾向が
顕著に現れる。
たように、実質的に平らな外表面で突出しているいわゆ
るベタ模様15Aの他、図5に示すように、文字、図形
等の輪郭線だけを小巾で突出させる袋文字模様ないし袋
図形模様15Bが知られている。模様のインパクトや立
体感を考慮すると、ベタ模様15Aが好ましいが、この
ようなベタ模様15Aを形成するサイドウォール成形面
4の凹部には特に空気が溜まりやすい傾向がある。従っ
て、一般には凸模様15をベタ模様15Aで形成する場
合、その表面積が100mm2 以上になると、図6に示す
ように該ベタ模様を形成する凹部20から貫通してのび
る1以上のベントホール21、21を設けることが必要
と考えられ、成形後にスピューが残存するものであっ
た。
面4bを上述の如く主面4aに対して小深さdで凹ませ
るとともに、該補助面4bの輪郭がタイヤTのサイドウ
ォール部Sに形成される凸模様15の輪郭とされてい
る。また補助面4bは、実質的に凹凸のない滑らかな平
坦面にて構成されている。タイヤ加硫金型1は、このよ
うな補助面4bを具えることにより、タイヤTのサイド
ウォール部Sに図4に示した前記小深さdに等しい高さ
の凸部15からなるベタ模様15Aを形成でき、しかも
このとき、前記サイドプレート本体2aと嵌め込み片2
bとの間の微小隙間10から空気を排気しうる結果、ベ
タ模様15Aであっても成形不良を生じることなく精度
よく成形しうる。
て補助面4bの表面積が100mm2以上であっても、こ
の補助面4bから貫通してのびる空気抜き用のベントホ
ールを形成することなしに精度良くベタ模様15Aが形
成されうることが判明している。但し、補助面4bの表
面積が著しく大きくなると、空気の排気が低下するた
め、500mm2 以下、より好ましくは300mm2 以下と
するのが望ましい。なお本発明では、嵌め込み片2bを
用いて袋文字模様15Bを成形することを排除するもの
ではない。
が、例えば0.1〜3.5mm、より好ましくは0.2〜
2.0mm、さらに好ましくは0.5〜1.5mmとするの
が望ましい。タイヤTのサイドウォール部Sに凸模様1
5を形成する場合、前記小深さdが0.1mm未満である
と、凸模様15の立体感を十分に発揮させ得ない傾向が
あり、逆に3.5mmを超えると、凸模様15の高さが著
しく大となって成形不良が生じやすくなる傾向がある。
凹ませる場合、図2に示したように、孔部11のサイド
ウォール成形面4側の周縁部11eを曲率半径Raの円
弧で面取りすることができる。前記曲率半径Raは、特
に限定されるものではないが、より好ましくは0.1〜
3.0mm、さらに好ましくは0.2〜2.0mmとし、し
かも前記小深さdよりも小とするのが望ましい。なお図
7に示す如く、孔部11の周囲にセレーション(縞模
様)形成用の凹凸部23がされているような場合には、
このような面取りを省略しても良い。
型を用いてタイヤを加硫成形することにより、タイヤT
のサイドウォール部Sを精度良く成形できる。特に近年
では軽量化を図るべくサイドウォール部Sのサイドウォ
ールゴムの厚さが小のタイヤ、より好ましくはサイドウ
ォールゴムの厚さtが1.0〜2.0mm程度に設定され
たものがあるが、このようなタイヤTはサイドウォール
部でのゴムの流れが少なくベアに対しては一般的に不利
となる。このようなタイヤに対して本発明を採用するこ
とにより、薄いサイドウォールゴムを有するタイヤでも
成形不良を減じて成形できる。
きには、この補助面4bを利用してサイドウォール部S
にベタ模様などを精度良く成形するのに好適である。ま
た上述のようなサイドウォール成形面4を採用するとき
には、該サイドウォール成形面4からベントホールを無
くすことや、或いはベントホールの数を減じることが可
能となるため、サイドウォール部Sへのスピューの本数
を従来に比して減じることが可能である。
が、本発明は上記の実施形態に限定されることなく種々
の変形が可能である。例えば、嵌め込み片2bは、例え
ば表面に凹凸を形成することによって、中抜き部分を有
する文字(例えば「R」、「O」など)についてもベタ
模様15A又は袋文字模様15Bなどで精度良く成形で
きる。また嵌め込み片2bは、2重以上の入れ子式とし
て形成することもでき、これによってより複雑な形状の
模様、文字等を成形するのに役立つ。また、本発明のタ
イヤ加硫金型1は、サイドプレート2以外の構成につい
ては、例示の実施形態に限定されることなく種々変形が
可能であるのは言うまでもない。
入りラジアルタイヤを本発明の方法に従って製造した。
実施例のものは、図3に示す形状の嵌め込み片を用いて
タイヤのサイドウォール部に反転同形状のベタ模様を形
成した。なお小深さdは1.0mmとし、補助面の表面積
は100mm2 である。また比較例として、図6に示した
ように、サイドウォール成形面に、実施例の補助面と同
形状の凹部を直接NCで彫り込んだタイヤ加硫金型で同
サイズのタイヤを試作した(ベントホールなし)。実施
例、比較例、それぞれ100本づつタイヤを加硫成形
し、ベタ模様の表面にベアが生じたタイヤの本数をそれ
ぞれ調べ、ベア発生率を求めた。比較例のタイヤ加硫金
型のベア発生率を100とすると、実施例のベア発生率
は「2」にまで抑えられており非常に良好な結果が得ら
れた。
は、サイドウォール成形面を、サイドプレート本体がな
す主面と、このサイドプレート本体に嵌め込まれた嵌め
込み片がなす補助面とで形成し、しかもサイドプレート
本体と前記嵌め込み片との間に空気が通過可能な微小隙
間を有することによって、金型内のサイドウォール部の
空気を排気できる。従って、タイヤの加硫成形に際して
サイドウォール部でベアが生じるのを防止でき成形不良
を減じうる。
め込み片は、その補助面の表面積を50〜500mm2 と
し、かつこの補助面を貫通する空気抜き用のベントホー
ルを有していないことにより、サイドウォール部でのス
ピューを減じるのに役立つ。
に、前記補助面は、前記主面に対して小深さdで凹むこ
とにより、ベアが生じ易かった例えばサイドウォール部
の凸模様を精度良く形成することができる。
補助面の輪郭を、文字又は模様としたときには、サイド
ウォール部にベアを生じることなく文字又は模様を凸部
で精度良く成形しうる。
を加硫成形することにより、またこのような加硫金型で
製造されたタイヤは、サイドウォール部の成形不良を減
じうる。
図である。
視図である。
斜視図である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】タイヤのサイドウォール部を成形するサイ
ドウォール成形面を具えたサイドプレートを有するタイ
ヤ加硫金型であって、 前記サイドプレートは、サイドプレート本体と、このサ
イドプレート本体に嵌め込まれた嵌め込み片とを含むと
ともに、 前記サイドウォール成形面を、前記サイドプレート本体
がなす主面と、前記嵌め込み片がなす補助面とを含んで
形成し、しかもサイドプレート本体と前記嵌め込み片と
の間に空気が通過可能な微小隙間を有することを特徴と
するタイヤ加硫金型。 - 【請求項2】前記嵌め込み片は、前記補助面の表面積を
50〜500mm2 とし、かつこの補助面を貫通する空気
抜き用のベントホールを有していないことを特徴とする
請求項1記載のタイヤ加硫金型。 - 【請求項3】前記補助面は、前記主面に対して小深さd
で凹むことにより、タイヤのサイドウォール部に凸部を
形成することを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ
加硫金型。 - 【請求項4】前記小深さdが0.1〜3.5mmであるこ
とを特徴とする請求項3記載のタイヤ加硫金型。 - 【請求項5】前記補助面の輪郭は、文字又は模様をなす
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のタ
イヤ加硫金型。 - 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載されたタ
イヤ加硫金型を用いてタイヤを加硫成形することを特徴
とするタイヤの製造方法。 - 【請求項7】請求項1乃至5のいずれかに記載されたタ
イヤ加硫金型を用いて加硫成形されたことを特徴とする
タイヤ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001135415A JP3699362B2 (ja) | 2001-05-02 | 2001-05-02 | タイヤ加硫金型、及びタイヤの製造方法 |
DE60214071T DE60214071T2 (de) | 2001-05-02 | 2002-04-30 | Reifenformwerkzeug |
EP02009805A EP1254750B1 (en) | 2001-05-02 | 2002-04-30 | Tire mold |
US10/136,493 US7021914B2 (en) | 2001-05-02 | 2002-05-02 | Tire mold |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001135415A JP3699362B2 (ja) | 2001-05-02 | 2001-05-02 | タイヤ加硫金型、及びタイヤの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002326227A true JP2002326227A (ja) | 2002-11-12 |
JP3699362B2 JP3699362B2 (ja) | 2005-09-28 |
Family
ID=18982885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001135415A Expired - Fee Related JP3699362B2 (ja) | 2001-05-02 | 2001-05-02 | タイヤ加硫金型、及びタイヤの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7021914B2 (ja) |
EP (1) | EP1254750B1 (ja) |
JP (1) | JP3699362B2 (ja) |
DE (1) | DE60214071T2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010533081A (ja) * | 2007-07-11 | 2010-10-21 | ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 車両タイヤを加硫およびモールド成形するための方法および装置 |
JP2011068044A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ用モールド |
JPWO2018061053A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2019-07-04 | Toyo Tire株式会社 | タイヤ加硫金型 |
JPWO2018061055A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2019-07-11 | Toyo Tire株式会社 | タイヤ加硫金型 |
US10870247B2 (en) | 2016-09-28 | 2020-12-22 | Toyo Tire Corporation | Tire vulcanization mold |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20070259063A1 (en) * | 2004-08-20 | 2007-11-08 | Bridgestone Corporation | Tire Vulcanizing Mold for Tire Forming and Method of manufacturing the Same |
BRPI0419248B1 (pt) | 2004-12-28 | 2014-12-02 | Pirelli | Método e aparelho para fabricar pneus para rodas de veículo |
KR101281665B1 (ko) * | 2004-12-28 | 2013-07-03 | 피렐리 타이어 소시에떼 퍼 아찌오니 | 차륜용 타이어 제조 방법 및 장치 |
US7530803B2 (en) * | 2007-05-08 | 2009-05-12 | Bridgestone Firestone North American Tire, Llc | Insert for a tire mold vent |
US7717691B2 (en) * | 2007-06-05 | 2010-05-18 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Tire mold with vent inlet disposed under mold rib |
CN101537678A (zh) * | 2008-05-30 | 2009-09-23 | 青岛联鑫机械有限公司 | 子午线轮胎活络模具胎侧板 |
JP6097193B2 (ja) * | 2013-10-04 | 2017-03-15 | 東洋ゴム工業株式会社 | タイヤ加硫金型及びタイヤの製造方法 |
EP2977023A1 (en) | 2014-07-24 | 2016-01-27 | 3M Innovative Properties Company | A container for storing and dispensing a liquid |
US20170361552A1 (en) * | 2014-12-22 | 2017-12-21 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Tire mold and vent insert having corresponding surfaces |
WO2016109037A1 (en) * | 2014-12-31 | 2016-07-07 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Sipe blade venting structure |
CN109789610B (zh) * | 2016-09-28 | 2021-05-11 | 通伊欧轮胎株式会社 | 轮胎硫化模具 |
JP6721700B2 (ja) * | 2016-09-28 | 2020-07-15 | Toyo Tire株式会社 | タイヤ加硫金型 |
JP7140652B2 (ja) * | 2018-11-28 | 2022-09-21 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ、タイヤ加硫金型、及び空気入りタイヤの製造方法 |
JP2020142459A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ加硫金型 |
EP3991956A3 (en) | 2020-10-30 | 2023-04-19 | Apollo Tyres Ltd. | Improved tyre mould having modified sectored sidewall plates |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4026512A (en) * | 1975-07-28 | 1977-05-31 | Kenneth Holt | Static mold vent |
AT363328B (de) * | 1979-05-29 | 1981-07-27 | Semperit Ag | Reifenvulkanisierform |
US4708609A (en) * | 1984-03-22 | 1987-11-24 | Bridgestone Corporation | Tire manufacturing mold |
JPS6321112A (ja) * | 1986-07-15 | 1988-01-28 | Hashiba Tekko Kk | タイヤ製造方法および装置 |
US4795331A (en) * | 1986-09-15 | 1989-01-03 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Mold vent plug |
JPS63264308A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-01 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ加硫成形用金型 |
IT1240295B (it) * | 1990-04-13 | 1993-12-07 | Pirelli | Stampo e metodo per la vulcanizzazione di pneumatici e metodo per fabbricare stampi |
EP0576892B1 (fr) * | 1992-07-02 | 1996-01-10 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin-Michelin & Cie | Moule pour pneumatique, son procédé de réalisation, et procédé de moulage d'un pneumatique au moyen d'un tel moule |
EP0591745A3 (fr) * | 1992-10-07 | 1994-10-12 | Michelin & Cie | Moule pour pneumatiques, et procédé de moulage de pneumatiques. |
FR2725933A1 (fr) * | 1994-10-20 | 1996-04-26 | Michelin & Cie | Eventation de moules |
JP3606411B2 (ja) * | 1996-07-10 | 2005-01-05 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ加硫成型用金型およびその製造方法 |
DE19628166C2 (de) * | 1996-07-12 | 1999-06-24 | Continental Ag | Verfahren zur Herstellung eines Stiftes zum Entlüften von Formmulden bei der Ausformung und/oder Vulkanisation von Gummiartikeln |
GB2339163B (en) * | 1998-05-27 | 2002-12-24 | Dunlop Tyres Ltd | Mould vents |
US6491854B1 (en) * | 1998-12-10 | 2002-12-10 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Metallic mold for tire curing and process for producing the same |
-
2001
- 2001-05-02 JP JP2001135415A patent/JP3699362B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-04-30 DE DE60214071T patent/DE60214071T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2002-04-30 EP EP02009805A patent/EP1254750B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-05-02 US US10/136,493 patent/US7021914B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010533081A (ja) * | 2007-07-11 | 2010-10-21 | ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 車両タイヤを加硫およびモールド成形するための方法および装置 |
JP2011068044A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ用モールド |
JPWO2018061053A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2019-07-04 | Toyo Tire株式会社 | タイヤ加硫金型 |
JPWO2018061055A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2019-07-11 | Toyo Tire株式会社 | タイヤ加硫金型 |
US10850432B2 (en) | 2016-09-28 | 2020-12-01 | Toyo Tire Corporation | Tire vulcanizing mold |
US10870247B2 (en) | 2016-09-28 | 2020-12-22 | Toyo Tire Corporation | Tire vulcanization mold |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20020162941A1 (en) | 2002-11-07 |
JP3699362B2 (ja) | 2005-09-28 |
US7021914B2 (en) | 2006-04-04 |
DE60214071T2 (de) | 2006-12-14 |
EP1254750A2 (en) | 2002-11-06 |
EP1254750A3 (en) | 2003-09-17 |
EP1254750B1 (en) | 2006-08-23 |
DE60214071D1 (de) | 2006-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002326227A (ja) | タイヤ加硫金型、タイヤの製造方法及びタイヤ | |
JP3391756B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4921790B2 (ja) | 金型に通気孔を設ける方法および装置 | |
US8342830B2 (en) | Metal mold for tire formation, plug used in vent hole of the metal mold for tire formation, and tire manufactured using the metal mold for tire formation | |
JP2008006805A (ja) | タイヤ加硫用成形金型 | |
JP2007083604A (ja) | タイヤ加硫用金型、空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ | |
JP6282873B2 (ja) | タイヤ加硫用金型及びタイヤ | |
JP3568321B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びそのタイヤ成形用金型 | |
BR9814128A (pt) | Câmara de ar de material elastomérico, roda de pneu, processos para fabricação de uma câmara de ar de material elastomérico, para assegurar a rodagem sob condições desinfladas para um pneu para rodas de veìculo e para fabricação de um pneu para rodas de veìculo, molde para fabricação de uma câmara de ar de material elástomérico, e, pneu para rodas de veìculo | |
JP2006168253A (ja) | タイヤ成形金型、タイヤ成形金型用のプラグ、及びこのタイヤ成形金型を用いて製造したタイヤ | |
JP5475437B2 (ja) | タイヤ用モールド | |
JP4615824B2 (ja) | 空気入りタイヤの製造方法及びそれに用いる加硫金型 | |
EP1125709A1 (en) | Mold for vulcanization and tire vulcanization method | |
JP2007022218A (ja) | 空気入りタイヤ及びその加硫金型 | |
JP2002166424A (ja) | 空気入りタイヤの加硫方法およびそれに用いる金型 | |
JP2006168191A (ja) | タイヤ成形金型、タイヤ成形金型用のプラグ、及びこのタイヤ成形金型を用いて製造したタイヤ | |
JP6743161B2 (ja) | タイヤ加硫金型 | |
JP2016097505A (ja) | 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ | |
JP2005306258A (ja) | 空気入りタイヤ | |
US10870248B2 (en) | Non-symmetrical tread ring parting line mold | |
JP2005178333A (ja) | タイヤ用のモールド及びタイヤ製造方法 | |
JP6720700B2 (ja) | タイヤの加硫金型及びこれを用いた空気入りタイヤの製造方法 | |
JP2006150603A (ja) | タイヤ成形金型、タイヤ成形金型用のプラグ、及びこのタイヤ成形金型を用いて製造したタイヤ | |
JP6996280B2 (ja) | タイヤの加硫金型及びタイヤの製造方法 | |
JP7187325B2 (ja) | タイヤモールド及びタイヤ製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040427 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050405 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050602 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050707 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080715 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090715 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |