JP2002325654A - 椅子用アームレスト - Google Patents

椅子用アームレスト

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JP2002325654A
JP2002325654A JP2001130921A JP2001130921A JP2002325654A JP 2002325654 A JP2002325654 A JP 2002325654A JP 2001130921 A JP2001130921 A JP 2001130921A JP 2001130921 A JP2001130921 A JP 2001130921A JP 2002325654 A JP2002325654 A JP 2002325654A
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Japan
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armrest
pin
push nut
hole
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Hiroyuki Danjo
裕之 檀上
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Delta Kogyo Co Ltd
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Delta Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アームレスト組み付けの作業性を良好にする
とともに、各種の形状のアームレスト本体を対象として
表装部材を装着することができるようにする。 【解決手段】 着座席の側部に立設されたアームレスト
本体30と、このアームレスト本体30の上面に装着さ
れる表装板40とが備えられてなるアームレスト20に
おいて、アームレスト本体30の上面に所定個数の差込
みピン51を立設する一方、表装板40の下面に各差込
みピン51に対向した三段穴41をそれぞれ形成し、こ
の三段穴41に、差込みピン51の挿入方向へ向かう移
動を許容し、反挿入方向への移動を阻止するプッシュナ
ット52を装着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座席の側部に肘
掛け用として設けられる椅子用アームレストに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通常、肘掛け椅子には着座席の両側部に
肘掛け用としての、いわゆるアームレストが設けられて
いる。このアームレストは、着座席のフレームの側部か
ら立設された肘フレーム(アームレスト本体)によって
形成されているのが一般的であるが、単に肘フレームだ
けでアームレストを形成すると、見た目が殺風景で美観
に乏しいばかりか、快適に肘を載せることができない場
合があり、かかる不都合を解消するために肘フレームの
上面を肘パット(表装部材)でカバーするのが一般的で
ある。
【0003】従来、上記のような肘パットについては、
実公平7−37552号公報、実用新案登録第2560
041号公報あるいは特開平11−56524号公報に
記載されているものが知られている。これらの公報に記
載された肘パットは、肘フレームの上面に沿うように細
長く形状設定されているとともに、その下面側に下方に
向けて突出したブッシュが設けられて構成されている。
このブッシュには、その端面からねじ孔が螺設されてい
る。
【0004】一方、肘フレームには、肘パットのブッシ
ュに対応した部分に貫通孔が設けられている。従って、
ブッシュを貫通孔に挿通させた状態で、肘フレームの下
面から貫通孔にボルトを差し通してブッシュのねじ孔に
螺着し、締結することによって肘パットが肘フレームに
固定されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のアームレストにあっては、肘パットを肘フレー
ムに取り付けるに際し、ブッシュを肘フレームの貫通孔
に貫通させた上でそのねじ孔にボルトを差し込んで回転
させる螺着操作を行わなければならず、非常に面倒で作
業性が劣るという問題点を有していた。
【0006】また、肘フレームが外部に露出しているよ
うなアームレストにおいては、上記操作で肘パットを肘
フレームに取り付けることが可能であるが、肘フレーム
と着座席との間が詰まっていたり、トリムで覆われてい
るようなアームレストを対象として肘パットを肘フレー
ムに装着しようとしても、詰物やトリムが邪魔をしてボ
ルトをブッシュに螺着することができないという問題点
も存在した。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、ワンタッチで表装部材をア
ームレスト本体に装着することを可能としてアームレス
ト組み付けの作業性を良好にするとともに、各種形状の
アームレスト本体を対象として表装部材の装着が可能な
汎用性に富むアームレストを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
肘掛け用として設けられる椅子用アームレストであっ
て、着座席の側部に立設されるアームレスト本体と、こ
のアームレスト本体の上面に装着される表装部材とが備
えられ、上記アームレスト本体の上面および上記表装部
材の下面のいずれか一方側に所定個数の差込みピンが突
設されている一方、同他方側に上記各差込みピンに対向
した差込み穴が形成され、この差込み穴に、差込みピン
の挿入方向への移動を許容し、反挿入方向への移動を阻
止するプッシュナットが設けられていることを特徴とす
るものである。
【0009】この発明によれば、プッシュナットを差込
みピンに外嵌した状態で、表装部材をアームレスト本体
に向けて押圧することにより、プッシュナットが差込み
ピンの根本部分に向けて嵌まり込んでいき、これによっ
て表装部材がアームレスト本体に装着される。そして、
プッシュナットは差込みピンに対して反挿入方向に向か
う移動が阻止されるように構成さているため、一旦装着
された表装部材はアームレスト本体から外れることはな
く、確実にアームレスト本体に取り付けられた状態にな
る。
【0010】このように、表装部材をアームレスト本体
に対して押し付けるというワンタッチ操作のみによって
表装部材をアームレスト本体に取り付けることが可能に
なり、従来のボルト止め作業による表装部材の取り付け
作業に比べて作業性が大きく改善され、アームレストの
組み付け効率が大幅に向上する。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記差込みピンは先端が先細りに形成さ
れ、上記プッシュナットは差込みピンの軸心に直交する
方向に変位可能に設けられていることを特徴とするもの
である。
【0012】この発明によれば、差込みピンの先端が先
細りになっているため、プッシュナットの差込みピンに
対する位置合わせにおいて、プッシュナットの孔心と差
込みピンの軸心との間で若干の心狂いが生じても先細り
の傾斜に誘導されてプッシュナットを差込みピンに外嵌
することが可能であり、両者の位置合わせで高精度を要
することがなく、表装部材のアームレスト本体に対する
取り付け作業の作業性が向上する。
【0013】また、差込みピンとプッシュナットとの相
対位置関係において若干の製作誤差が生じても、プッシ
ュナットが差込み穴内で差込みピンに直交する方向に変
位可能になっているため、この変位によって上記製作誤
差が吸収され、表装部材がアームレスト本体に装着し得
なくなるような不都合の発生が有効に抑えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
アームレストの一実施形態が適用された椅子を例示する
斜視図であり、図1は、表装部材が装着される直前の状
態、図2は、表装部材が装着された状態をそれぞれ示し
ている。なお、図に示す椅子10は、背凭れ部12にマ
ッサージ用の機構が内装された、いわゆるマッサージャ
ーチェアーであり、本発明に係るアームレスト20は、
かかるマッサージャーチェアーへの適用が好適なもので
ある。
【0015】図1および図2に示すように、椅子10
は、着座者が腰を下ろす着座部11と、この着座部11
の後端部に傾倒可能に連結された背凭れ部12と、着座
部11の両側部に設けられた幅方向一対のアームレスト
20とを備えた基本構成を有している。
【0016】着座部11は、着座者の臀部が位置する臀
部支持部11aと、この臀部支持部11aの前方位置で
上方に膨出した平面視で円弧状の大腿支持部11bとか
らなっている。大腿支持部11bは発泡性合成樹脂等の
クッション材を上方に膨出させて形成され、着座者が着
座部11に着座した状態で大腿部から膝部にかけた部分
が大腿支持部11bに支持されることにより、快適な着
座性が得られるようになっている。
【0017】図3は、本発明に係るアームレストの一実
施形態を示す分解斜視図であり、図4は、その組立て斜
視図である。また、図5は、図4のA−A線断面図であ
る。これらの図に示すように、アームレスト20は、着
座部11の両側部に設けられたアームレスト本体30
と、このアームレスト本体30の頂部に取り付けられる
表装板(表装部材)40と、この表装板40と上記アー
ムレスト本体30との間に介設される両者を接続するた
めの接続構造50とからなっている。
【0018】上記アームレスト本体30は、着座部11
の図略の着座部フレームに固定された逆U字形状のアー
ムレストフレーム31と、このアームレストフレーム3
1の頂部に装着される肘フレーム32とからなってい
る。肘フレーム32は、後述する差込みピン51を取り
付けるためのものであり、かかる肘フレーム32がアー
ムレストフレーム31に固定された状態のアームレスト
本体30が、図1および図2に示すように、トリム13
によって全体的に被覆され、これによって椅子10の外
観視が美麗なものになるようにしている。
【0019】上記表装板40は、本実施形態において
は、木製のものが採用されている。かかる表装板40
は、後述するプッシュナット52およびこのプッシュナ
ット52より大径のワッシャ53を装着するために凹設
された、上記差込みピン51に対向する三段穴(差込み
穴)41を有している。この三段穴41は、ピン本体5
1aの径寸法より若干大きい径寸法を備えた小径穴42
と、プッシュナット52の外径寸法より若干大きい穴径
寸法を備えた中径穴43と、ワッシャ53の径寸法より
僅かに大きい径寸法を備えた大径穴44とからなってい
る。
【0020】上記接続構造50は、肘フレーム32に立
設されて三段穴41の小径穴42に遊嵌される差込みピ
ン51と、三段穴41の中径穴43に遊嵌されるプッシ
ュナット52と、三段穴41の大径穴44に嵌挿されて
固定されるワッシャ53とからなっている。
【0021】差込みピン51は、図5に示すように、円
柱状のピン本体51aと、このピン本体51aの下端部
に同心で一体に形成された頭部51bと、先端部が先細
りに形状設定されることにより形成した先細り部51c
からなっている。かかる差込みピン51は、ピン本体5
1aが肘フレーム32の幅方向の中央位置で前後二個所
に穿設された貫通孔33に裏面側から挿入された上でア
ーク溶接されることによって肘フレーム32に固定され
ている。そして、アームレストフレーム31には、上記
各差込みピン51に対応した位置に頭部51bより径寸
法が大きい逃し孔34が穿設され、これによって肘フレ
ーム32をアームレストフレーム31に重ね合わせた状
態で頭部51bが逃し孔34に嵌り込むようになってい
る。
【0022】図6は、プッシュナット52の一実施形態
を示す拡大斜視図であり、(イ)は、ピン本体51aが
嵌挿される前の状態、(ロ)は、ピン本体51aが嵌挿
された状態をそれぞれ示している。また、(ハ)は、プ
ッシュナットが表装板に装着された状態を示す断面図で
ある。プッシュナット52は、ばね材料によって一体に
形成され、図6に示すように、外径寸法が表装板40の
大径穴44より若干小さい環状基体52aと、この環状
基体52aの内周面から孔心に向かって延設された抜止
め部52bとからなっている。抜止め部52bの中心位
置にはピン本体51aの径寸法より小さく寸法設定され
た中心孔52cが設けられている。
【0023】上記抜止め部52bは、中心孔52cの孔
縁部から径方向の外方に向かって所定寸法切り込まれて
周方向等ピッチで形成した複数の切込み溝52eを有し
ており、これら各切込み溝52e間にそれぞれ係止片5
2fが形成されている。各係止片52fは、それぞれの
先端部が若干上方に向かうように基端部で折り曲げられ
ている。
【0024】このような抜止め部52bの構成によれ
ば、図6の(イ)に示す状態において、ピン本体51a
を下からプッシュナット52の中心孔52cに差し通す
と、ピン本体51aの先細り部51cの周面の傾斜が各
係止片52fを上方に向けて押圧し、これによる係止片
52fの弾性変形によって中心孔52cが拡径し、ピン
本体51aがプッシュナット52に貫通されることにな
る。
【0025】そして、ピン本体51aが一旦プッシュナ
ット52に貫通されると、図6の(ロ)に、および図6
の(ハ)に二点鎖線で示すように、各係止片52fの先
端縁部が上方に向かって反り返った状態でその弾性力に
よってピン本体51aを軸心方向に向けて押圧した状態
になっている。従って、ピン本体51aをプッシュナッ
ト52から下方に向けて引き抜こうとすると、係止片5
2fの先端の反り返りが元に戻ろうとしてさらに大きな
力でピン本体51aを締め付けるため、ピン本体51a
は、プッシュナット52から引き抜くことができなくな
る。
【0026】上記ワッシャ53は、図3に示すように、
中心位置に形成された、ピン本体51aの径寸法より相
当大きい孔径寸法を備えた中心孔53aと、この中心孔
53aの外側の点対称位置に穿設された一対の挿通孔5
3bとを有している。このようなワッシャ53は、プッ
シュナット52が中径穴43に嵌め込まれた状態で大径
穴44に嵌め込まれ、木ねじ54が挿通孔53bを介し
て表装板40にねじ込まれることにより、プッシュナッ
ト52およびワッシャ53が三段穴41に装着されるこ
とになる。
【0027】図7は、本実施形態に係る作用を説明する
ための説明図であり、(イ)は、表装板40をアームレ
スト本体30に装着する直前の状態、(ロ)は、表装板
40がアームレスト本体30に装着されつつある状態、
(ハ)は、表装板40がアームレスト本体30に装着さ
れた状態をそれぞれ示している。
【0028】まず、表装板40をアームレスト本体30
に装着するに際しては、図7の(イ)に示すように、各
ワッシャ53の中心孔53aを対応した各差込みピン5
1に対向させる。この状態で表装板40を緩やかに下降
させると、図7の(ロ)に示すように、差込みピン51
がワッシャ53の中心孔53aを介してプッシュナット
52の中心孔52cに嵌入される。
【0029】そして、特に差込みピン51が中心孔52
cに嵌入されるに際しては、ピン本体51aの先細り部
51cの傾斜面が中心孔52cを誘い込み、ピン本体5
1aが中心孔52cを押し広げて各係止片52fを上方
に向けて反らせるため、ピン本体51aは、そのまま小
径穴42の奥部にまで入り込んでいき、図7の(ハ)に
示すように、表装板40がアームレスト本体30に装着
された状態になる。
【0030】そして、一旦ピン本体51aが小径穴42
の奥部にまで嵌り込んでしまうと、先に図6に基いて説
明したように、ピン本体51aは係止片52fの弾性変
形でプッシュナット52に対して抜け止めされた状態に
なるため、表装板40がアームレスト本体30から外れ
るような不都合は確実に防止される。
【0031】本発明は、以上詳述したように、着座席の
側部に立設されたアームレスト本体30と、このアーム
レスト本体30の上面に装着される表装板40とが備え
られてなるアームレスト20において、アームレスト本
体30の上面に所定個数の差込みピン51を立設する一
方、表装板40の下面に各差込みピン51に対向した三
段穴41をそれぞれ形成し、この三段穴41に、差込み
ピン51の挿入方向へ向かう移動を許容し、反挿入方向
への移動を阻止するプッシュナット52を装着している
ため、表装板40の下面側をアームレスト本体30の上
面に向けて押圧することにより、プッシュナット52が
差込みピン51の根本部分に向けて嵌まり込んでいき、
これによって表装板40がアームレスト本体30に装着
された状態になる。
【0032】そして、プッシュナット52は差込みピン
51に対して反挿入方向に向かう移動が阻止されるよう
に構成されているため、一旦装着された表装板40はア
ームレスト本体30から外れることはなく、表装板40
を確実にアームレスト本体30に取り付けた状態にする
ことができる。
【0033】このように、表装板40をアームレスト本
体30に対して押し付けるというワンタッチ操作のみに
よって表装板40をアームレスト本体30に取り付ける
ことが可能になり、従来のボルト止め作業による表装板
40の取り付け作業に比べて作業性が大きく改善され、
アームレスト20の組み付け効率を大幅に向上させるこ
とができる。
【0034】また、差込みピン51の先端に先細りの先
細り部51cを形成しているとともに、プッシュナット
52は差込みピン51の軸心に直交する方向に変位可能
に三段穴41の中径穴43に遊嵌されているため、プッ
シュナット52の差込みピン51に対する位置合わせに
おいて、プッシュナット52の孔心と差込みピン51の
軸心との間で若干の心狂いが生じても先細りの傾斜に誘
導されてプッシュナット52を差込みピン51に外嵌す
ることが可能であり、両者の位置合わせで高精度を要す
ることがなく、表装板40のアームレスト本体30に対
する取り付け作業の作業性を向上させることができる。
【0035】また、差込みピン51とプッシュナット5
2との相対位置関係において若干の製作誤差が生じて
も、プッシュナット52が三段穴41の中径穴43内で
ピン本体51aに直交する方向に変位可能になっている
ため、この変位によって上記製作誤差が吸収され、表装
板40がアームレスト本体30に装着し得なくなるよう
な不都合の発生を有効に抑えることができる。
【0036】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0037】(1)上記の実施形態においては、アーム
レスト20がトリム13で覆われた椅子10を対象とし
てアームレスト本体30に表装板40が装着される例に
ついて説明したが、本発明は、表装板40がトリム13
で覆われたアームレスト20に適用することに限定され
るものではなく、アームレストフレーム31が外部に露
出した状態のアームレストにも適用可能である。
【0038】(2)上記の実施形態においては、表装板
40は、肘フレーム32を介してアームレストフレーム
31に取り付けられるようになっているが、こうする代
わりに表装板40をアームレストフレーム31に直接取
り付けるようにしてもよい。
【0039】(3)上記の実施形態においては、アーム
レスト本体30側に差込みピン51を設ける一方、表装
板40にプッシュナット52を取り付けているが、これ
を逆にしてアームレスト本体30側にプッシュナット5
2を設け、表装板40に差込みピン51を設けるように
してもよい。
【0040】(4)上記の実施形態においては、表装板
40として木製のものが採用されているが、本発明は、
表装板40が木製であることに限定されるものではな
く、合成樹脂製であってもよいし、金属製であってもよ
い。さらにこれら木製、合成樹脂製あるいは金属製のも
のの表面を布製などのトリムで被覆したものであっても
よい。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、表装部材
およびアームレスト本体のいずれか一方側に設けられた
差込みピンを他方側に設けられた差込み穴に嵌入した状
態で、表装部材をアームレスト本体に向けて押圧するこ
とにより、プッシュナットが差込みピンの根本部分に向
けて嵌まり込んでいき、これによって表装部材をアーム
レスト本体に装着することができる。そして、プッシュ
ナットは差込みピンに対して反挿入方向に向かう移動が
阻止されるように構成さているため、一旦装着された表
装部材はアームレスト本体から外れることはなく、表装
部材をアームレスト本体に確実に取り付けた状態にする
ことができる。
【0042】このように、表装部材をアームレスト本体
に対して押し付けるというワンタッチ操作のみによって
表装部材をアームレスト本体に取り付けることが可能に
なり、従来のボルト止め作業による表装部材の取り付け
作業に比べて作業性が大きく改善され、アームレストの
組み付け効率を大幅に向上させることができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、差込みピン
の先端が先細りになっているため、プッシュナットの差
込みピンに対する位置合わせにおいて、プッシュナット
の孔心と差込みピンの軸心との間で若干の心狂いが生じ
ても先細りの傾斜に誘導されてプッシュナットを差込み
ピンに外嵌することが可能であり、両者の位置合わせ精
度を高精度にする必要がなく、また、表装部材のアーム
レスト本体に対する取り付け作業の作業性を向上させる
ことができる。
【0044】また、差込みピンとプッシュナットとの相
対位置関係において若干の製作誤差が生じても、プッシ
ュナットが差込み穴内で差込みピンに直交する方向に変
位可能になっているため、この変位によって上記製作誤
差が吸収され、表装部材がアームレスト本体に装着し得
なくなるような不都合の発生を有効に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアームレストの一実施形態が適用
された椅子を例示する斜視図であり、表装部材が装着さ
れる直前の状態を示している。
【図2】本発明に係るアームレストの一実施形態が適用
された椅子を例示する斜視図であり、表装部材が装着さ
れた状態を示している。
【図3】本発明に係るアームレストの一実施形態を示す
分解斜視図である。
【図4】図3のアームレストの組立て斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】プッシュナットの一実施形態を示す拡大斜視図
であり、(イ)は、ピン本体が嵌挿される前の状態、
(ロ)は、ピン本体が嵌挿された状態をそれぞれ示して
いる。また、(ハ)は、プッシュナットが表装板に装着
された状態を示す断面図である。
【図7】本実施形態に係る作用を説明するための説明図
であり、(イ)は、表装板をアームレスト本体に装着す
る直前の状態、(ロ)は、表装板がアームレスト本体に
装着されつつある状態、(ハ)は、表装板がアームレス
ト本体に装着された状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
10 椅子 11 着座部 11a 臀部支持部 11b 大腿支持部 12 背凭れ部 13 トリム 20 アームレスト 30 アームレスト本体 31 アームレストフレーム 32 肘フレーム 33 貫通孔 34 逃し孔 40 表装板 41 三段穴 42 小径穴 43 中径穴 44 大径穴 50 接続構造 51 差込みピン 51a ピン本体 51b 頭部 51c 先細り部 52 プッシュナット 52a 環状基体 52b 抜止め部 52c 中心孔 52e 切込み溝 52f 係止片 53 ワッシャ 53a 中心孔 53b 挿通孔 54 木ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肘掛け用として設けられる椅子用アーム
    レストであって、着座席の側部に立設されるアームレス
    ト本体と、このアームレスト本体の上面に装着される表
    装部材とが備えられ、上記アームレスト本体の上面およ
    び上記表装部材の下面のいずれか一方側に所定個数の差
    込みピンが突設されている一方、同他方側に上記各差込
    みピンに対向した差込み穴が形成され、この差込み穴
    に、差込みピンの挿入方向への移動を許容し、反挿入方
    向への移動を阻止するプッシュナットが設けられている
    ことを特徴とする椅子用アームレスト。
  2. 【請求項2】 上記差込みピンは先端が先細りに形成さ
    れ、上記プッシュナットは差込みピンの軸心に直交する
    方向に変位可能に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の椅子用アームレスト。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1441134A1 (de) * 2003-01-24 2004-07-28 Sedus Stoll AG Steckverbindung
CN102171474A (zh) * 2008-10-04 2011-08-31 泰森克鲁普普里斯塔技术中心股份公司 分体式齿轮
JP2012141006A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Itoki Corp 木製部材の連結構造及びそれを用いた木製椅子
KR102262948B1 (ko) * 2019-12-09 2021-06-09 조효석 조립성이 향상된 프레임 의자

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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