JPH10272031A - 椅子の座の傾動方法および傾動自在の座を備えた椅子 - Google Patents

椅子の座の傾動方法および傾動自在の座を備えた椅子

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JPH10272031A
JPH10272031A JP9096421A JP9642197A JPH10272031A JP H10272031 A JPH10272031 A JP H10272031A JP 9096421 A JP9096421 A JP 9096421A JP 9642197 A JP9642197 A JP 9642197A JP H10272031 A JPH10272031 A JP H10272031A
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Japan
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seat
mounting frame
backrest
chair
tilting
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Koichi Kokayu
功一 小粥
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IKO CO Ltd
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AIKO KK
IKO CO Ltd
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    • A47C31/12—Means, e.g. measuring means for adapting chairs, beds or mattresses to the shape or weight of persons
    • A47C31/126—Means, e.g. measuring means for adapting chairs, beds or mattresses to the shape or weight of persons for chairs
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    • A47C1/031—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
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    • A47C1/03272—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means with coil springs

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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】椅子の取付枠の外方からのメンテナンスが容易
に行え、種々の椅子の脚部への装着を可能とする。 【解決手段】背当て１０を後方へ傾動させることにより
座５２の背当て１０側を上方へ傾動させる方法および椅
子において、脚部１２上端に止着された下方が開口した
取付枠２２の一側に、傾動自在に軸支されてなる背当て
取付体３８に取付られた背当て１０を後方へ傾動させる
ことにより、背当て取付体３８の先端突出部３６を取付
枠２２上から突出させ、取付枠２２の他側上に傾動自在
に取付られると共に取付枠２２側に付勢させてなる座受
板４２の背当て１０側の裏面に当接させると共に、押上
げ、座受板４２に取付けられた座５２の背当て１０側
を、上方へ傾動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、着座時に背当て側の座
を上方へ傾動させることができる椅子の座の傾動方法お
よび傾動自在の座を備えた椅子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の例として、本願出願人が
先に出願した特開平７−２７５０７２号公報記載の椅子
の座の傾動方法および傾動自在の座を備えた椅子が知ら
れている。
【０００３】本例は、底板と側板とからなる上方が開口
した取付枠の一側に、背当て取付体を、傾動自在に軸支
させると共に、取付枠の底板側へ付勢させ、取付枠の他
側に座受板を傾動自在に軸支させ、背当て取付体に取付
けた背を後方へ傾動させることにより、背当て取付体の
先端の押上部材が、座受板に取付けられた座を、座受板
と共に上方へ傾動させるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来例は、上方が開口
した取付枠を使用していたため、各構成物のボルト、ナ
ット、ビス、ピン等の取付手段の緩み、外れが生じた場
合には、座を座受板から取外し、座受板を取付枠から取
外した後、取付手段の締付け、固定を行う必要があり、
取付枠の外方（下側）から、そのままの状態でメンテナ
ンスすることが不可能であることが問題となっていた。
【０００５】また、椅子の脚部の支柱との先端と、取付
枠との止着にはテーパー状ブッシュまたはストレート状
ブッシュを取付枠に溶接により固着させ、１種類の椅子
の脚部にのみ対応させて行っていたため、取付枠に固着
させた止着具の交換が不可能であり、テーパーの寸法の
違うパーツ、支柱を備えた種々の椅子の脚部に対応させ
ることが不可能であることが問題となっていた。
【０００６】本発明は、このような欠点に鑑み、取付枠
の外方からのメンテナンスが容易に行え、種々の椅子の
脚部への装着が可能な椅子の座の傾動方法および傾動自
在の座を備えた椅子を提供することを目的とするもので
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、背当て
を後方へ傾動させることにより座の背当て側を上方へ傾
動させる方法において、脚部の上端に止着された天板と
側板とからなり、下方が開口した取付枠の一側に、後方
へ傾動自在に軸支されてなる背当て取付体に取付けられ
た背当てを後方へ傾動させることにより、背当て取付体
の先端突出部を取付枠の天板から突出させ、取付枠の他
側の天板上に上方へ傾動自在に取付けられると共に、取
付枠の天板側へ付勢させてなる座受板の背当て側の裏面
に当接させると共に押上げ、座受板に取付けられた座の
背当て側を、上方へ傾動させることを特徴とするもの、
または必要に応じて脚部と取付枠との止着部分に、内径
が脚部と対応した止着具を着脱自在に装着させ、椅子の
脚部の種類毎に交換し、多種類の椅子の脚部と止着可能
としたことを特徴とするものである。
【０００８】本発明の椅子は、背当てを後方へ傾動させ
ることにより座の背当て側を上方へ傾動させる椅子にお
いて、脚部に立設された支柱の上端に、突出孔が形成さ
れてなる天板と、側板とからなる下方が開口した取付枠
が、取付られ、この取付枠の一側に、先端に突出部が形
成されてなる背当て取付板が後方へ傾動自在に軸支さ
れ、取付枠の他側の天板上に、座受板が、上方へ傾動自
在に取付けられると共に、取付枠の天板側へ付勢させ、
背当て取付体に背当てが、座受板に座が、それぞれ取付
けられてなり、背当てを後方へ傾動させることにより、
背当て取付枠の先端突出部を取付枠の天板の突出孔から
突出させ、背当て側の座受板の裏面に当接させると共に
押上げ、座を上方へ傾動させることを特徴とするもの、
または必要に応じて脚部と取付枠との止着部分に、内径
が脚部の支柱と対応した止着具を着脱自在に装着させ、
椅子の脚部の種類毎に交換し、多種類の脚部と止着可能
としたことを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明に係る傾動自在の座を備え
た椅子は、背当て１０を後方へ傾動自在としたものであ
り、図１〜図２０に示すように、以下の構成からなるも
のである。
【００１０】また、本発明で使用する椅子の脚部１２に
は、ガススプリング、螺子機構等による昇降機能か内装
されたものである。
【００１１】脚部１２に立設された支柱１４の上端に、
突出孔１６が形成されてなる平板状の天板１８と、平板
状の側板２０とからなる下方が開口した取付枠２２が、
取付られている。
【００１２】天板１８の突出孔１６は後述の背当て取付
体３８の先端の突出部３６を突出させ、座受板４２の裏
面に当接させると共に、座受板４２を押上げ、座受板４
２に取付けられた座５２を上方へ傾動させると共に、座
受板４２に設けられた案内片５０を天板１８の突出孔１
６内に嵌挿し、座受板４２を上方に傾動させる際に案内
させるためのものである。
【００１３】脚部１２と取付枠２２との止着部分には、
図１３〜図１７に示すように、第１円筒体２４の下部に
第１円筒体２４より大径の第２円筒体２６とからなる本
体２８の第２円筒体２６の垂直方向に取付孔３０が穿孔
されると共に、第１円筒体２４と第２円筒体２６との連
結部分の垂直方向に取外ネジ孔３２が穿孔されてなる止
着具３４が装着されている。
【００１４】本例において、止着具３４を取付枠２２に
取付ける場合、取付孔３０にネジ３１を挿入し、取付枠
２２に螺着させ、また止着具３４を取付枠２２から取外
す場合、ネジ３１を取付枠２２から取り外した後、この
ネジ３１を止着具３４の取外ネジ孔３２に螺合させるこ
とにより、取付枠２２に嵌合された状態の止着具３４を
取付枠２２から離間させて取外す。
【００１５】この止着具３４を交換することにより、脚
部１２の支柱１４の径が相違しても、種々の椅子の脚部
１２に適合させることができ、また内径が異なる複数の
止着具３４を用意しておくことにより、より多数の椅子
の脚部１２に適合させることができる（図１７参照）。
【００１６】この取付枠２２の一側に、先端に突出部３
６が形成されてなる背当て取付板３８が後方へ傾動自在
に軸支されている。
【００１７】本例において、背当て取付体３８は略Ｌ字
型のものであり、また取付枠２２への軸支手段は支持ピ
ン４０によるものである。
【００１８】取付枠２２の他側の天板１８上に、座受板
４２が、上方へ傾動自在に取付けられると共に、取付枠
２２の天板１８側へ付勢させてある。
【００１９】本例において、座受板４２の取付枠２２の
天板１８への取付けは、天板１８に設けられたスリット
状の係止孔４４内に、座受板４２の裏面側へ突設された
Ｌ型の係止片４６を係止させることにより取付けられて
いる。
【００２０】この取付手段により、取付枠２２の一側の
上面と、座受板４２の一側の裏面と、の間が極小間隙と
なり、取付枠２２の天板１８からの座受板４２の上方へ
の傾動距離（高さ）を少なくなるように制御できる。
【００２１】また、取付枠２２の一側の上面に座受板４
２の一側の裏面が当接することにより、座受板４２の上
方への傾動が停止し、座受板４２がそれ以上上方に傾動
することが制止される。
【００２２】本例において、座受板４２の取付枠２２の
天板１８側への付勢手段はコイルバネ４８である。
【００２３】また、座受板４２の取付枠２２の天板１８
の突出孔１６に対応する位置に、下方に向けて案内片５
０が突設されている。
【００２４】背当て取付体３８に背当て１０が、座受板
４２に座５２が、それぞれ取付けられている。
【００２５】なお、図中５４は支持ボルト、５６は固定
ナット、５８はキャップ、６０は昇降レバー、６２はレ
バーつまみを示す。
【００２６】本例の椅子の座を傾動させる方法を以下に
説明する。
【００２７】座受板４２の取付枠２２の天板１８側への
付勢力（コイルバネ４８の弾性力）に抗して背当て１０
を後方へ傾動させることにより、背当て取付体３８の先
端の突出部３６が、てこの原理により、取付枠２２の天
板１８の突出孔１６から、突出し、背当て１０側の座受
体４２の裏面に、背当て取付体３８の先端の突出部３６
が当接すると共に押上げ、座受体４２および座５２が、
取付枠２２の軸支部を支点として上方へ約３度（最適と
されている角度）傾動し、背の角度が従来の８度から１
０度になり、着座者が背を当てた際の座り心地がさらに
向上する。
【００２８】また、背当て１０を後方へ傾動させる際、
座受板４２が取付枠２２の天板１８側へ付勢させてある
ため、背当て１０が取付けられた背当て取付体３８の先
端の突出部３６が、取付枠２２側へ付勢され、背当て１
０が前方に付勢された状態となり、着座者の体重が重い
ほど、背当て１０の前方への付勢による弾性力が強く作
用し、着座者の背に対する背当ての作用力（背荷重）が
増大し、また着座者の体重が軽いほど弾性力が弱く作用
し、着座者の背に対する背当ての作用力（背荷重）が減
少するので、着座者の背に対する背当ての作用力が着座
者の体重に対応して一定に作用し、着座者が背当てが柔
らかい、あるいは硬いと感じることがなく、座り心地が
良い。
【００２９】従って、着座者の背筋が直線的に伸長さ
れ、かかとが床面から浮き上がることがないため、ふく
らはぎ部の緊張を回避でき、また着座者の荷重を大腿部
裏側全域に分散させることにより、膝に近い大腿部の裏
側の圧迫感が解消されるため、血行が促進され、疲労お
よび冷え性を解消できる。
【００３０】また、座の傾動手段が内装された取付枠２
２が下方に開口しているため、各構成物のボルト、ナッ
ト、ビス、ピン等の止着手段の緩み、外れが生じた場合
にも取付枠の外方から容易にメンテナンスを行うことが
できる。
【００３１】なお、本例において、座受板４２と取付枠
２２との軸支手段は、取付枠２２の天板１８に設けられ
たスリット状の係止孔４４内に、座受板４２の一側の裏
面側に突設されたＬ型の係止片４６を係止させるもので
あるが、ピンによるものでもよく、取付枠２２に対して
座受板４２が上方へ傾動可能な他の軸支手段でもよい。
【００３２】また、取付枠２２の外側下方に座裏カバー
を装着させることは自由である。
【００３３】
【発明の効果】本発明に係る椅子の座の傾動方法および
傾動自在の座を備えた椅子によれば、座の傾動手段が内
装された取付枠を下方に開口させてあるため、各構成物
のボルト、ナット、ビス、ピン等の止着手段の緩み、外
れが生じた場合にも、取付枠から座受板を取外すことな
く、取付枠の外方（下側）から、そのままの状態で容易
にメンテナンスを行うことができる。
【００３４】また、座の傾動機構が、取付枠、取付枠側
へ付勢させた座受板、背当て取付体とからなる簡易構造
であるため、製造工程数の減少、作業時間の短縮、製造
コストの激減を図ることができる。
【００３５】また、背当ての後方への傾動と連動させ
て、背当て側の座を上方へ傾動させるため、着座者の背
筋が直線的に伸長され、かかとが床面から浮き上がるこ
とがないため、ふくらはぎ部の緊張を回避でき、また着
座者の荷重を大腿部裏側全域に分散させることにより、
膝に近い大腿部の裏側の圧迫感が解消されるため、血行
が促進され、疲労および冷え性を解消できる。
【００３６】また、脚部と取付枠との止着部分に、内径
が脚部の支柱と対応した止着具を着脱自在に装着させる
ことにより、椅子の脚部の支柱の径が相違しても、止着
具を交換することにより、種々の椅子の脚部に適合させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る傾動自在の座を備えた椅子の一部
破断正面図。
【図２】取付枠の正面図。
【図３】同、平面図。
【図４】同、右側面図。
【図５】同、左側面図。
【図６】同、縦断面図。
【図７】座受板の正面図。
【図８】同、平面図。
【図９】同、右側面図。
【図１０】同、左側面図。
【図１１】同、縦断面図。
【図１２】取付枠と座受板との組付状態を示す分解斜視
図。
【図１３】止着具の正面図。
【図１４】同、平面図。
【図１５】図１３のＡ−Ａ線断面図。
【図１６】図１３のＢ−Ｂ線断面図。
【図１７】止着具の取外し工程を示す正面断面図。
【図１８】本発明の要部拡大正面図。
【図１９】同、未使用状態を示す要部拡大正面図。
【図２０】同、使用状態を示す要部拡大正面図。
【符号の説明】
１０ 背当て １２ 脚部 １４ 支柱 １６ 突出孔 １８ 天板 ２０ 側板 ２２ 取付枠 ３４ 止着具 ３６ 突出部 ３８ 背当て取付体 ４２ 座受板 ４８ コイルバネ ５２ 座

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 背当て(10)を後方へ傾動させることによ
    り座(52)の背当て(10)側を上方へ傾動させる方法におい
    て、 脚部(12)の上端に止着された天板(18)と側板(20)とから
    なり、下方が開口した取付枠(22)の一側に、後方へ傾動
    自在に軸支されてなる背当て取付体(38)に取付けられた
    背当て(10)を後方へ傾動させることにより、背当て取付
    体(38)の先端突出部(36)を取付枠(22)の天板(18)から突
    出させ、取付枠(22)の他側の天板(18)上に上方へ傾動自
    在に取付けられると共に、取付枠(22)の天板(18)側へ付
    勢させてなる座受板(42)の背当て(10)側の裏面に当接さ
    せると共に押上げ、座受板(42)に取付けられた座(52)の
    背当て(10)側を、上方へ傾動させることを特徴とする椅
    子の座の傾動方法。
  2. 【請求項２】 脚部(12)と取付枠(22)との止着部分に、
    内径が脚部(12)と対応した止着具(34)を着脱自在に装着
    させ、椅子の脚部(12)の種類毎に交換し、多種類の椅子
    の脚部(12)と止着可能としたことを特徴とする請求項１
    記載の椅子の座の傾動方法。
  3. 【請求項３】 背当て(10)を後方へ傾動させることによ
    り座(52)の背当て(10)側を上方へ傾動させる椅子におい
    て、 脚部(12)に立設された支柱(14)の上端に、突出孔(16)が
    形成されてなる天板(18)と、側板(20)とからなる下方が
    開口した取付枠(22)が、取付られ、この取付枠(22)の一
    側に、先端に突出部(36)が形成されてなる背当て取付板
    (38)が後方へ傾動自在に軸支され、取付枠(22)の他側の
    天板(18)上に、座受板(42)が、上方へ傾動自在に取付け
    られると共に、取付枠(22)の天板(18)側へ付勢させ、背
    当て取付体(38)に背当て(10)が、座受板(42)に座(52)
    が、それぞれ取付けられてなり、 背当て(10)を後方へ傾動させることにより、背当て取付
    枠(38)の先端突出部(36)を取付枠(22)の天板(18)の突出
    孔(26)から突出させ、背当て(10)側の座受板(42)の裏面
    に当接させると共に押上げ、座(52)を上方へ傾動させる
    ことを特徴とする傾動自在の座を備えた椅子。
  4. 【請求項４】 脚部(12)と取付枠(22)との止着部分に、
    内径が脚部(12)の支柱(14)と対応した止着具(34)を装着
    させ、椅子の脚部(12)の種類毎に交換し、多種類の椅子
    の脚部(12)と止着可能としたことを特徴とする請求項３
    記載の傾動自在の座を備えた椅子。
JP9096421A 1997-03-31 1997-03-31 椅子の座の傾動方法および傾動自在の座を備えた椅子 Pending JPH10272031A (ja)

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