JP6588482B2 - 身体支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、身体支持装置に関する。
従来から、下記特許文献1に示すような身体支持装置が知られている。この身体支持装置は、支持台と、架台と、アームレストと、を備える。支持台は、使用者を支持する。架台は、支持台を支持する。アームレストは、支持台に支持された使用者の腕を支持する。
特開2000−14724号公報
前記従来の身体支持装置では、例えば使用者の使用状況などに応じて、アームレストの左右方向の位置を調整することが望まれている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、アームレストの位置が調整し易く構造が簡素化な身体支持装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明に係る身体支持装置は、使用者を支持する支持台と、前記支持台に支持された使用者の腕を支持するアームレストと、前記支持台と前記アームレストとを連結し、前記アームレストが左右方向に移動可能に固定された連結機構と、前記連結機構と前記アームレストとを、鉛直方向に延びる回転軸回りに回転可能に連結する回転連結部と、を備え、前記アームレストの可動範囲を制限する係止部は、前記連結機構および前記アームレストのうちの一方に固定された第1係止部と、他方に設けられ内部に前記第1係止部が配置されるとともに前記第1係止部の左右方向への移動を規制する第2係止部と、を備え、前記係止部が、前記回転連結部よりも、前後方向に沿う前側に位置している
この場合、アームレストを連結機構に対して左右方向に移動させると、第1係止部が第2係止部内を左右方向に移動する。そして、第1係止部が第2係止部の左右方向の側端縁に係止することで、第1係止部の更なる左右方向への移動が規制される。これにより、アームレストの移動も規制され、アームレストの可動範囲が制限される。
この身体支持装置によれば、アームレストの可動範囲を制限しつつ、アームレストを左右方向に移動させることができる。これにより、アームレストが過度に左右方向に移動することが無く、アームレストの位置を調整し易くすることができる。
また、係止部として、第1係止部が第2係止部内に配置された構成を採用することで、アームレストの可動範囲を制限することができる。したがって、例えば、第2係止部として孔部(溝や貫通孔)を形成する等という簡素な構成により、アームレストの可動範囲の制限を実現することができる。これにより、身体支持装置の構造の簡素化を図ることができる。
係止部が、回転連結部よりも前側に位置している。したがって、例えば、回転連結部をアームレストの後端部に配置すること等が可能になり、使用者の肘を起点として指先が開閉するように、アームレストを左右方向に回転させることができる。これにより、例えば、使用者が支持台に乗り降りし易くなったり、支持台上の使用者に他者が処置(例えば、透析や点滴などの医療処置)をし易くなったりすることから、身体支持装置の利便性を向上させることができる。
係止部が、回転連結部よりも前側に位置している。したがって、例えば、係止部と回転連結部との前後方向の距離を適宜設定することで、第2係止部の左右方向の大きさを同等に維持しつつも、アームレストの可動範囲を変更することができる。これにより、例えば、アームレストの可動範囲を多様に設定すること等ができる。
(2)上記(1)に係る身体支持装置では、前記第1係止部が、前記連結機構に固定され、前記第2係止部が、前記アームレストに設けられている構成を採用してもよい。
この場合、第2係止部が、アームレストに設けられている。アームレストは、使用者の腕を支持するため、左右方向に一定の大きさの幅を持っている。したがって、例えば、このアームレストの左右方向の幅を利用して、第2係止部を左右方向に大きく形成すること等ができる。これにより、例えば、連結機構やアームレストを左右方向に大きくすることなく、第2係止部の左右方向の大きさを自由度高く設計することが可能になり、アームレストの可動範囲を多様に設定すること等ができる。
(3)上記(2)に係る身体支持装置では、前記第2係止部が、前記アームレストを貫通する貫通孔であり、前記第1係止部が、前記連結機構に螺着されている構成を採用してもよい。
この場合、第2係止部が、アームレストを貫通する貫通孔であり、第1係止部が、連結機構に螺着されている。したがって、アームレストを連結機構に組み付けるときに、アームレストを連結機構上に配置した状態で、アームレストに、連結機構の反対側から第1係止部を組み付けて、第1係止部を、第2係止部を通して連結機構に螺着させることができる。これにより、身体支持装置を製造し易くすることができる。
なお例えば、第1係止部が、頭部を有するボルトの場合、頭部と連結機構との間でアームレストを挟持することができる。この場合、第1係止部の連結機構に対する締結力(螺着力)を適宜調整し、第1係止部や連結機構に対するアームレストの摩擦力を調節することができる。これにより、アームレストを左右方向に移動させるために必要な操作力を調節し、例えば、この操作力を一定以上に設定すること等が可能になり、不意の外力によるアームレストの予期せぬ移動を抑えることができる。
)上記(1)から()のいずれか1つに係る身体支持装置では、前記連結機構に前記アームレストの反対側から当接する荷重受け部を更に備える構成を採用してもよい。
この場合、架台が荷重受け部を備えている。したがって、例えば、使用者が支持台に乗り降りするため、使用者がアームレストに寄りかかったときに、使用者からアームレストに作用する荷重を、連結機構を介して荷重受け部が受け止めることができる。これにより、例えば、アームレストの予期せぬがたつき等を抑え、アームレストを支持台の乗り降りの補助に利用することが可能になり、身体支持装置の利便性を向上させることができる。
)上記(1)から()のいずれか1つに係る身体支持装置では、前記支持台の形態が変更可能である構成を採用してもよい。
)上記()に係る身体支持装置では、前記支持台の形態が、座位姿勢の使用者を支持するチェアポジションと、仰臥位姿勢の使用者を支持するベッドポジションと、の間で変更可能である構成を採用してもよい。
(7)上記(1)から(6)のいずれか1つに係る身体支持装置では、この身体支持装置の上面視において、前記回転軸回りに左右方向の外側に移動した前記アームレストでは、このアームレストにおいて前側に位置する端部が、前記移動の前よりも、前記支持台から左右方向の外側に離間する構成を採用してもよい。
本発明によれば、アームレストの位置が調整し易く構造が簡素化な身体支持装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る身体支持装置であって、支持台がチェアポジションである状態を示す斜視図である。 図1に示す身体支持装置であって、カバーが架台から取り外されている状態を示す斜視図である。 図2に示す身体支持装置の側面図である。 図2に示す身体支持装置の上面図である。 図2に示す身体支持装置であって、支持台がベッドポジションである状態を示す斜視図である。 図5に示す身体支持装置の側面図である。 図5に示す身体支持装置の上面図である。 図1に示す身体支持装置の機能を説明する側面図であって、背もたれの昇降を説明する図である。 図1に示す身体支持装置の機能を説明する側面図であって、レッグレストの昇降を説明する図である。 図1に示す身体支持装置の機能を説明する側面図であって、支持台の昇降を説明する図である。 図1に示す身体支持装置の機能を説明する側面図であって、支持台のチェアポジションからベッドポジションおよびショックポジションへの変更を説明する図である。 図1に示す身体支持装置の機能を説明する側面図であって、支持台のショックポジションからチェアポジションへの変更を説明する図である。 図1に示す身体支持装置を構成するアームレストおよび第1リンク機構を含む要部の斜視図である。 図13に示す要部の上面図である。 図13に示す要部の側面図である。 図15に示す側面図における一部分の拡大断面図である。 本発明の一変形例に係る身体支持装置を構成する要部の拡大断面図であって、図16に相当する一部分の拡大断面図である。
以下、図1から図16を参照し、本発明の一実施形態に係る身体支持装置を説明する。
身体支持装置10は、例えば医療用チェアとして利用される。身体支持装置10は、例えば使用者が透析を受ける際に利用することができる。身体支持装置10は、電力に基づいて起伏調節可能であり、いわゆるリクライニング機能を具備している。
なお以下では、身体支持装置10が座位姿勢の使用者を支持した状態における使用者の前後方向および左右方向をそれぞれ、身体支持装置10の前後方向Xおよび左右方向Yとする。また、身体支持装置10が座位姿勢の使用者を支持した状態における使用者の前側および後側をそれぞれ、前後方向Xに沿う前側X1および後側X2という。前側X1および後側X2はそれぞれ、身体支持装置10が仰臥位姿勢の使用者を支持した状態における使用者の足側および頭側となる。
図1から図7に示すように、身体支持装置10は、支持台11と、架台12と、アームレスト13と、フットレスト14と、駆動部(不図示)と、を備えている。なお支持台11、アームレスト13およびフットレスト14は、外表面を形成する外皮部15と、外皮部15の内側に配置されたクッション材(不図示)と、をそれぞれ備えている。前記クッション材は、変形することで外力を吸収する。また図1に示すように、架台12の一部は、カバーCによって覆われているが、図2から図7では、架台12の内部構造の示すため、カバーCの図示を省略している。
支持台11は、使用者(使用者の胴体)を支持する。支持台11は、座面部21と、背もたれ22と、レッグレスト23と、を備えている。座面部21は、使用者の臀部を支持する。背もたれ22は、使用者の上半身を支持する。背もたれ22には、使用者の頭部を支持する枕24が取り付けられている。レッグレスト23は、使用者の脚部を支持する。
架台12は、支持台11、アームレスト13およびフットレスト14を支持する。架台12は、支持台11の形態を変更可能である。架台12は、支持台11の形態を、図1から図4に示すようなチェアポジションP1と、図5から図7に示すようなベッドポジションP2(フラットポジション)と、の間で変更可能である。
図1から図4に示すように、チェアポジションP1の支持台11は、座位姿勢の使用者を支持する。チェアポジションP1では、座面部21が上方を向いている。また背もたれ22が、座面部21の後側X2の端部から上側に向けて延びている。さらにレッグレスト23が、座面部21の前側X1の端部から前側X1斜め下側に向けて延びている。
図5から図7に示すように、ベッドポジションP2の支持台11は、仰臥位姿勢の使用者を支持する。ベッドポジションP2では、支持台11の全体(背もたれ22、座面部21およびレッグレスト23)が、前後方向Xに沿って一直線状に延び、水平方向に実質的に平行になっている。
なお架台12は、支持台11の形態を、チェアポジションP1とベッドポジションP2との間で連続的に変更可能であってもよく、間欠的に変更可能であってもよい。
支持台11の形態が、チェアポジションP1とベッドポジションP2との間で連続的に変更可能であることは、支持台11の形態を、チェアポジションP1やベッドポジションP2のみならず、チェアポジションP1やベッドポジションP2の間の任意の中間ポジションで保持可能であることを意味する。
支持台11の形態が、チェアポジションP1とベッドポジションP2との間で間欠的に変更可能であることは、支持台11の形態を、チェアポジションP1およびベッドポジションP2のみで、または、支持台11の形態を、チェアポジションP1およびベッドポジションP2に加えて、チェアポジションP1やベッドポジションP2の間の特定の(例えば数点の)中間ポジションで保持可能であることを意味する。
図1から図4に示すように、アームレスト13は、支持台11に支持された使用者の腕(肘から先の前腕)を支持する。アームレスト13は、支持台11の左右方向Yの両端部にそれぞれ設けられている。アームレスト13は、支持台11がチェアポジションP1である状態で、背もたれ22から前側X1に向けて水平に延びている。
アームレスト13は、架台12に、第1リンク機構25を介して連結されている。第1リンク機構25は、前後方向Xに延びる支持リンク部25aを備えている。図4に2点鎖線で示すように、アームレスト13は、支持リンク部25aに左右方向Yに移動可能に固定されている。
図3に2点鎖線で示すように、第1リンク機構25は、アームレスト13を、左右方向Yに延びる第1軸回りに回転可能に支持する。アームレスト13は、前記第1軸回りに上側に向けて回転させられることで、上側斜め後側X2に向けて移動する。これにより、使用者が外部から支持台11に接近するときや支持台11から降りるときに、アームレスト13が使用者の邪魔になることが抑えられる。
フットレスト14は、支持台11に支持された使用者の足先を支持する。フットレスト14は、支持台11よりも前側X1に設けられている。フットレスト14は、架台12に、第2リンク機構26を介して連結されている。図3に2点鎖線で示すように、第2リンク機構26は、フットレスト14を、左右方向Yに延びる第2軸回りに回転可能に支持する。
なお架台12は、支持台11の形態(位置)をチェアポジションP1とベッドポジションP2との間で変更するときに、第1リンク機構25および第2リンク機構26それぞれを介してアームレスト13およびフットレスト14を移動させる。アームレスト13およびフットレスト14は、支持台11の前記変更(チェアポジションP1とベッドポジションP2との間での形態の変更)に追従して変位する。図5から図7に示すように、支持台11がベッドポジションP2である状態で、アームレスト13は、座面部21に対して左右方向Yに並んだ状態で前後方向Xに沿って水平に延びている。またフットレスト14は、支持台11よりも上方に突出している。
前記駆動部は、架台12の内部に配置(架台12に内蔵)されている。前記駆動部は、操作部(不図示)からの入力に基づいて、架台12を介して支持台11の形態を変更させる。前記駆動部は、支持台11の形態を図8から図12に示すように変更することができる。
図8に示すように、前記駆動部は、チェアポジションP1の支持台11における背もたれ22を昇降可能である。これにより、背もたれ22の傾斜角度が変更される。
図9に示すように、前記駆動部は、チェアポジションP1の支持台11におけるレッグレスト23を昇降可能である。これにより、レッグレスト23の傾斜角度が変更される。
図10に示すように、前記駆動部は、支持台11の全体を昇降可能である。なお図10では、チェアポジションP1の支持台11を昇降させているが、ベッドポジションP2の支持台11を昇降させることもできる。
図11に示すように、前記駆動部は、チェアポジションP1の支持台11の座面部21、背もたれ22およびレッグレスト23を連動して移動させ、ベッドポジションP2の支持台11に変更可能である。なお、ベッドポジションP2の支持台11をさらに、支持台11が前後方向Xの後側X2斜め下側に向けて傾斜するショックポジションP3に変更することもできる。
図12に示すように、前記駆動部は、ショックポジションP3の支持台11の座面部21、背もたれ22およびレッグレスト23を連動して移動させ、チェアポジションP1の支持台11に変更可能である。本実施形態では、架台12が、支持台11の形態を、チェアポジションP1とベッドポジションP2との間だけでなく、チェアポジションP1とショックポジションP3との間で変更可能である。
図13から図16に示すように、身体支持装置10は、回転連結部40と、係止部50と、補助機構60と、を更に備えている。回転連結部40は、第1リンク機構25(連結機構)とアームレスト13とを、鉛直方向Zに延びる回転軸O回りに回転可能に連結する。回転連結部40は、アームレスト13の後端部に配置されている。本実施形態では、アームレスト13が、前記クッション材に覆われる中核部材13aを備えている。中核部材13aは、前後方向Xに長い偏平な直方体状に形成されている。回転連結部40は、中核部材13aの後端部に配置されている。
図16に示すように、中核部材13aの後端部には、回転連結部40が挿通される挿通孔41が形成されている。挿通孔41は、アームレスト13(中核部材13a)を貫通する貫通孔である。挿通孔41は、中核部材13aの上下両面それぞれに設けられた丸穴部41aによって形成されている。
回転連結部40は、支持リンク部25a(連結機構)に螺着されている。回転連結部40は、頭部71を有するボルト70によって形成されている。頭部71は、中核部材13aの上方に位置し、軸部72は、挿通孔41に挿通され、軸部72の下端部(回転連結部40の下端部)は、支持リンク部25aに螺着されている。本実施形態では、支持リンク部25aには、ナット73が設けられていて、軸部72はナット73に螺着されている。なお図示の例では、軸部72は、カラー74内に挿通され、軸部72とカラー74とが一体に挿通孔41に挿通されている。
図13から図15に示すように、係止部50は、第1リンク機構25(連結機構)およびアームレスト13それぞれに設けられている。係止部50は、互いに係止することでアームレスト13の可動範囲を制限する。係止部50は、回転連結部40よりも前側X1に位置している。係止部50は、中核部材13aにおける前後方向Xの中央よりも後側X2に配置されている。
係止部50は、第1係止部51と、第2係止部52と、を備える。第1係止部51は、第1リンク機構25およびアームレスト13のうちの一方に固定され、第2係止部52は、他方に設けられている。本実施形態では、第1係止部51が、第1リンク機構25に固定され、第2係止部52が、アームレスト13に設けられている。
第2係止部52は、孔部であり、図示の例では、アームレスト13(中核部材13a)を貫通する貫通孔である。第2係止部52は、左右方向Yに延びる長穴状に形成されている。第2係止部52は、アームレスト13の上面視において、回転連結部40(回転軸O)を中心とする円弧状に湾曲している。第2係止部52は、中核部材13aの上下両面それぞれに設けられた長穴部52aによって形成されている。
第1係止部51は、第2係止部52内部に左右方向Yに移動可能に配置されている。第1係止部51は、支持リンク部25aに螺着されている。第1係止部51は、頭部71を有するボルト70によって形成されている。頭部71は、中核部材13aの上方に位置し、軸部72は、第2係止部52に挿通され、軸部72の下端部(第1係止部51の下端部)は、支持リンク部25aに螺着されている。本実施形態では、支持リンク部25aには、ナット73が設けられていて、軸部72はナット73に螺着されている。なお図示の例では、軸部72は、カラー74内に挿通され、軸部72とカラー74とが一体に第2係止部52に挿通されている。
回転連結部40および第1係止部51はそれぞれ、頭部71と支持リンク部25aとの間で中核部材13aを挟持することができる。そのため、回転連結部40や第1係止部51の第1リンク機構25に対する締結力(螺着力)を適宜調整し、回転連結部40や第1係止部51、第1リンク機構25に対するアームレスト13の摩擦力を調節することができる。これにより、アームレスト13を左右方向Yに移動させるために必要な操作力を調節することができる。
補助機構60は、前記摩擦力の調節を補助する。補助機構60は、回転連結部40および第1係止部51にそれぞれ設けられている。回転連結部40に設けられた補助機構60も第1係止部51に設けられた補助機構60も、共通の構成を備えている。
補助機構60は、ブッシュ61と、ワッシャー62と、を備えている。ブッシュ61は、支持リンク部25a(ナット73)と中核部材13aとの間、およびボルト70の頭部71と中核部材13aとの間にそれぞれ配置されている。ブッシュ61は、鍔部61aと、筒部61bと、を備えている。鍔部61aは、ナット73の上面または頭部71の下面に当接している。筒部61bは、鍔部61aから鉛直方向Zに延びている。筒部61bには、ボルト70の軸部72が挿通されている。ブッシュ61は、例えば、軸部72(カラー74)と中核部材13aとの間の摩擦抵抗が過度に上昇することを抑える。例えば、ブッシュ61の表面は、樹脂コーティングすることができる。
ワッシャー62は、軸部72(カラー74)に挿通されている。本実施形態では、ワッシャー62は、筒部61bに挿通されている。ワッシャー62は、樹脂ワッシャー63と、金属ワッシャー64と、を備えている。樹脂ワッシャー63は、中核部材13aに当接している。金属ワッシャー64は、樹脂ワッシャー63と鍔部61aとの間に配置されている。
なお回転連結部40、係止部50および補助機構60それぞれにおいて、中核部材13aの上方に位置する部分は、前記クッション材により上方から覆われている。
図1から図3に示すように、架台12は、荷重受け部12aを備えている。荷重受け部12aは、第1リンク機構25にアームレスト13の反対側から当接する。荷重受け部12aは、支持台11よりも左右方向Yの外側に張り出している。支持台11がチェアポジションP1に位置する状態では、荷重受け部12aが、支持リンク部25aにおいて、アームレスト13よりも後側X2に位置する部分に下方から当接している。図5および図6に示すように、支持台11がベッドポジションP2に位置する状態では、荷重受け部12aが、支持リンク部25aにおいて、アームレスト13よりも後側X2に位置する部分と、アームレスト13の後端部に対応する部分と、にそれぞれ下方から当接している。
次に、前記身体支持装置10の作用について説明する。
図13に示すようなアームレスト13を第1リンク機構25に対して左右方向Yに移動させると、第1係止部51が第2係止部52内を左右方向Yに移動する。そして、第1係止部51が第2係止部52の左右方向Yの側端縁(内周縁)に係止することで、第1係止部51の更なる左右方向Yへの移動が規制される。これにより、アームレスト13の移動も規制され、アームレスト13の可動範囲が制限される。
以上説明したように、本実施形態に係る身体支持装置10によれば、アームレスト13の可動範囲を制限しつつ、アームレスト13を左右方向Yに移動させることができる。これにより、アームレスト13が過度に左右方向Yに移動することが無く、アームレスト13の位置を調整し易くすることができる。
また、係止部50として、第1係止部51が第2係止部52内に配置された構成を採用することで、アームレスト13の可動範囲を制限することができる。したがって、例えば本実施形態のような、第2係止部52として孔部(溝や貫通孔)を形成する等という簡素な構成により、アームレスト13の可動範囲の制限を実現することができる。これにより、身体支持装置10の構造の簡素化を図ることができる。
また、第2係止部52が、アームレスト13に設けられている。アームレスト13は、使用者の腕を支持するため、左右方向Yに一定の大きさの幅を持っている。したがって、例えば、このアームレスト13の左右方向Yの幅を利用して、第2係止部52を左右方向Yに大きく形成すること等ができる。これにより、例えば、第1リンク機構25やアームレスト13を左右方向Yに大きくすることなく、第2係止部52の左右方向Yの大きさを自由度高く設計することが可能になり、アームレスト13の可動範囲を多様に設定すること等ができる。
また、第2係止部52が、アームレスト13を貫通する貫通孔であり、第1係止部51が、第1リンク機構25に螺着されている。したがって、アームレスト13を第1リンク機構25に組み付けるときに、アームレスト13を第1リンク機構25上に配置した状態で、アームレスト13に、第1リンク機構25の反対側(例えば上側)から第1係止部51を組み付けて、第1係止部51を、第2係止部52を通して第1リンク機構25に螺着させることができる。これにより、身体支持装置10を製造し易くすることができる。
なお、例えば本実施形態のように、第1係止部51が、頭部71を有するボルト70の場合、頭部71と第1リンク機構25との間でアームレスト13を挟持することができる。この場合、第1係止部51の第1リンク機構25に対する締結力(螺着力)を適宜調整し、第1係止部51や第1リンク機構25に対するアームレスト13の摩擦力を調節することができる。これにより、アームレスト13を左右方向Yに移動させるために必要な操作力を調節し、例えば、この操作力を一定以上に設定すること等が可能になり、不意の外力によるアームレスト13の予期せぬ移動を抑えることができる。
また、係止部50が、回転連結部40よりも前側X1に位置している。したがって、例えば、回転連結部40をアームレスト13の後端部に配置すること等が可能になり、使用者の肘を起点として指先が開閉するように、アームレスト13を左右方向Yに回転させることができる。これにより、例えば、使用者が支持台11に乗り降りし易くなったり、支持台11上の使用者に他者が処置(例えば、透析や点滴などの医療処置)をし易くなったりすることから、身体支持装置10の利便性を向上させることができる。
さらに、係止部50が、回転連結部40よりも前側X1に位置している。したがって、例えば、係止部50と回転連結部40との前後方向Xの距離を適宜設定することで、第2係止部52の左右方向Yの大きさを同等に維持しつつも、アームレスト13の可動範囲を変更することができる。これにより、例えば、アームレスト13の可動範囲を多様に設定すること等ができる。
また、架台12が荷重受け部12aを備えている。したがって、例えば、使用者が支持台11に乗り降りするため、使用者がアームレスト13に寄りかかったときに、使用者からアームレスト13に作用する荷重を、第1リンク機構25を介して荷重受け部12aが受け止めることができる。これにより、例えば、アームレスト13の予期せぬがたつき等を抑え、アームレスト13を支持台11の乗り降りの補助に利用することが可能になり、身体支持装置10の利便性を向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態に係る補助機構60に代えて、図17に示す変形例に係る補助機構80を設けてもよい。なお本変形例では、ボルト70として、いずれも段付きボルトを採用していて、カラー74が設けられていない。
補助機構80では、ブッシュ61が、支持リンク部25aと中核部材13aとの間にのみ配置されていて、ボルト70の頭部71と中核部材13aとの間には配置されていない。またワッシャー62が、波ワッシャー62aと、平ワッシャー62bと、を備えている。波ワッシャー62aは、ボルト70の頭部71と中核部材13aとの間に配置されている。平ワッシャー62bは、頭部71の下面と波ワッシャー62aの上面との間、波ワッシャー62aの下面と中核部材13aの上面との間、中核部材13aの下面と鍔部61aの上面との間にそれぞれ設けられている。なおワッシャー62の材料には、例えば金属や合成樹脂を適宜採用することができる。
前記補助機構80では、前記締結力が調整されたときに、主に波ワッシャー62aの弾性変形量が調節される。これにより、補助機構80が無い場合に比べて、前記摩擦力を精度良く調節することが可能になり、前記摩擦力の調節を補助することができる。
補助機構60、80や荷重受け部12aが無くてもよい。
前記実施形態では、第2係止部52が、貫通孔であるが、第2係止部52が、アームレスト13(中核部材13a)を貫通しない溝であってもよい。
架台12が、支持台11の形態を変更可能でなくてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 身体支持装置
11 支持台
12 架台
12a 荷重受け部
13 アームレスト
25 第1リンク機構(連結機構)
40 回転連結部
50 係止部
51 第1係止部
52 第2係止部
O 回転軸
P1 チェアポジション
P2 ベッドポジション
X 前後方向
X1 前側
Y 左右方向

Claims (6)

  1. 使用者を支持する支持台と、
    前記支持台に支持された使用者の腕を支持するアームレストと、
    架台と前記アームレストとを連結し、前記アームレストが左右方向に移動可能に固定された連結機構と、
    前記連結機構と前記アームレストとを、鉛直方向に延びる回転軸回りに回転可能に連結する回転連結部と、を備え、
    前記アームレストの可動範囲を制限する係止部は、前記連結機構および前記アームレストのうちの一方に固定された第1係止部と、他方に設けられ内部に前記第1係止部が配置されるとともに前記第1係止部の左右方向への移動を規制する第2係止部と、を備え、
    前記係止部が、前記回転連結部よりも、前後方向に沿う前側に位置しており、
    前記アームレストと前記連結機構が同じ方向に延びるとき、前記第1係止部が前記第2係止部の内部の一端側に配置され、前記第2係止部の内部の他端側が前記支持台側に配置され
    前記連結機構に前記アームレストの反対側から当接する荷重受け部を更に備える
    身体支持装置。
  2. 前記第1係止部が、前記連結機構に固定され、
    前記第2係止部が、前記アームレストに設けられている請求項1に記載の身体支持装置。
  3. 前記第2係止部が、前記アームレストを貫通する貫通孔であり、
    前記第1係止部が、前記連結機構に螺着されている請求項2に記載の身体支持装置。
  4. 前記支持台の形態が変更可能である請求項1からのいずれか1項に記載の身体支持装置。
  5. 前記支持台の形態が、座位姿勢の使用者を支持するチェアポジションと、仰臥位姿勢の使用者を支持するベッドポジションと、の間で変更可能である請求項に記載の身体支持装置。
  6. この身体支持装置の上面視において、前記回転軸回りに左右方向の外側に移動した前記アームレストでは、このアームレストにおいて前側に位置する端部が、前記移動の前よりも、前記支持台から左右方向の外側に離間する請求項1からのいずれか1項に記載の身体支持装置。
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