JP7251497B2 - 車両用シート装置 - Google Patents
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Description
同構成によれば、シートクッションに連結されるガーニッシュの上面によって支持部を構成することができる。
同構成によれば、回動軸を中心としてアームレストを第1位置から第2位置に回動させると、アームレストのうちシート本体から離れる部分はシート本体から離れるにしたがって乗降口へと近づく。したがって、乗員が車両に乗降する際、乗降口側に向いた上記部分の上面に手を付くことによってアームレストを乗降の補助とすることができる。
同構成によれば、乗員は、乗降口よりも車両の外側に位置するアームレストの前端部に手を付くことができることから、車両に乗降しやすくなる。
同構成によれば、ドアが開かれることに連動してアームレストが第1位置から第2位置に回動される。したがって、乗降の補助とするために乗員が自らアームレストを第1位置から第2位置へと回動する手間を省くことができる。
同構成によれば、制御部によって駆動部の駆動が制御されることにより、アームレストが回動される。このため、乗員がアームレストを手動により回動操作しなくて済む。したがって、アームレストの回動操作を容易に行うことができる。
まず、車両10の基本構成について説明する。なお、以降において、車両10の前後方向Lの前方及び後方を単に前方及び後方として説明する。また、車両10の幅方向Wにおいて、後方から前方を見たときの右方及び左方を単に右方及び左方として説明する。また、車両10が水平面上に位置するときの車両10の上下方向Hの上方及び下方を単に上方及び下方として説明する。
乗降口11a,11bには、乗降口11a,11bをそれぞれ開閉するドア12a,12bが設けられている。なお、前側のドア12aは、ドア12aの前縁部に設けられたヒンジを介して乗降口11aを開閉するヒンジドアである。後側のドア12bは、車両10の前後方向Lに沿ってスライドして開閉するスライドドアである。また、図示は省略するが、車両10の右側の側部にも、左側の側部10Aと同様にして、車両10の内外を連通する2つの乗降口11a,11b及びドア12a,12bが前後に隣り合って設けられている。
車室内には、一対のシート装置13が左右に隣り合って設けられている。なお、一対のシート装置13は、左右対称の構造を有している。このため、以降においては、左側のシート装置13について詳細に説明することで右側のシート装置13については説明を省略する。
シートクッション21の左側には、略直方体状のガーニッシュ23が設けられている。ガーニッシュ23は、硬質合成樹脂製であり、シートクッション21の左側側面に連結されている。
固定アームレスト30Aは、シートクッション21の右側側面に連結されたガーニッシュと一体に設けられている。
図3に示すように、ガーニッシュ23の上壁23aの後端部には、上方に向かって突出する回動軸31が連結されている。
車両10には、リモコンやスイッチなどの操作部から入力される操作信号に基づいて、ドア12bを開閉すべくドア駆動部の駆動を制御する制御部40が設けられている。
すなわち、制御部40は、ドア12bが閉じられており、可動アームレスト30Bが第1位置にある状態から、ドア12bが開けられることに連動して可動アームレスト30Bを第2位置まで回動させるべくモータ33aを駆動する。
図4及び図5に示すように、ドア12bが開かれることに連動して可動アームレスト30Bが第1位置から第2位置に回動される。
(1)可動アームレスト30Bは、第1位置と、回動軸31を中心として回動することで第1位置よりもシート本体20から部分的に離れる第2位置との間で変位可能に設けられており、可動アームレスト30Bの下方には、可動アームレスト30Bの下面を支持する支持部としてのガーニッシュ23が設けられている。
こうした構成によれば、シートクッション21に連結されるガーニッシュ23の上面によって支持部を構成することができる。
こうした構成によれば、回動軸31を中心として可動アームレスト30Bを第1位置から第2位置に回動させると、可動アームレスト30Bのうちシート本体20から離れる部分はシート本体20から離れるにしたがって乗降口11bへと近づく。したがって、乗員が車両10に乗降する際、乗降口11b側に向いた上記部分の上面に手を付くことによって可動アームレスト30Bを乗降の補助とすることができる。
こうした構成によれば、乗員は、乗降口11bよりも車両10の外側に位置する可動アームレスト30Bの前端部30bに手を付くことができることから、車両に乗降しやすくなる。
こうした構成によれば、ドア12bが開かれることに連動して可動アームレスト30Bが第1位置から第2位置に回動される。したがって、乗降の補助とするために乗員が自ら可動アームレスト30Bを第1位置から第2位置へと回動する手間を省くことができる。
こうした構成によれば、制御部40によって駆動部の駆動が制御されることにより、可動アームレスト30Bが回動される。このため、乗員が可動アームレスト30Bを手動により回動操作しなくて済む。したがって、可動アームレスト30Bの回動操作を容易に行うことができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・本実施形態では、一対のアームレスト30のドア12bと隣り合うアームレスト30に対して本発明を適用したが、ドア12bとは反対側のアームレスト30に対して本発明を適用することもできる。また、一対のアームレスト30の双方に対して本発明を適用してもよい。
・支持部は、シートクッション21の左側側面に連結されたガーニッシュ23に限定されるものではなく、シートクッション21とは独立して設けられるものであってもよい。要するに、可動アームレスト30Bの下方に設けられて可動アームレスト30Bの下面を支持するものであればよい。
10A…側部
11a,11b…乗降口
12a,12b…ドア
13…シート装置
20…シート本体
21…シートクッション
22…シートバック
23…ガーニッシュ
23a…上壁
30…アームレスト
30A…固定アームレスト
30B…可動アームレスト
30b…前端部
31…回動軸
32…下壁
33…駆動部
33a…モータ
34…締付ナット
40…制御部
L…前後方向
W…幅方向
H…上下方向
Claims (7)
- シート本体と、前記シート本体に対して前記シート本体の幅方向の少なくとも一側に隣り合って設けられたアームレストと、を備える車両用シート装置において、
前記アームレストは、第1位置と、回動軸を中心として回動することで前記第1位置よりも前記シート本体から部分的に離れる第2位置との間で変位可能に設けられており、
前記アームレストの下方には、前記アームレストの下面を支持する支持部が設けられている、
車両用シート装置。 - 前記支持部は、前記シート本体を構成するシートクッションに連結されるガーニッシュである、
請求項1に記載の車両用シート装置。 - 前記シート本体の前後方向の前側及び後側を前側及び後側とするとき、
前記回動軸は、上下方向に延在するものであり、
前記アームレストは、前記第1位置においては前記前後方向に延在する一方、前記第2位置においては、前記回動軸を中心に回動されることで、前記第1位置よりも前記アームレストの前端部が前記幅方向の外側に位置するものである、
請求項1または請求項2に記載の車両用シート装置。 - 乗降口を開閉するドアを備える車両に適用され、
前記アームレストは、前記ドアと隣り合って設けられる、
請求項3に記載の車両用シート装置。 - 前記アームレストの前端部は、前記第2位置において前記乗降口よりも前記車両の外側に位置する、
請求項4に記載の車両用シート装置。 - 前記アームレストは、前記ドアが開かれることに連動して前記第1位置から前記第2位置に回動される、
請求項4または請求項5に記載の車両用シート装置。 - 前記アームレストを回動させる駆動部と、
操作信号に基づいて前記駆動部の駆動を制御する制御部と、を備える、
請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の車両用シート装置。
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