JPH0722835U - 自動車のシート装置 - Google Patents
自動車のシート装置Info
- Publication number
- JPH0722835U JPH0722835U JP057923U JP5792393U JPH0722835U JP H0722835 U JPH0722835 U JP H0722835U JP 057923 U JP057923 U JP 057923U JP 5792393 U JP5792393 U JP 5792393U JP H0722835 U JPH0722835 U JP H0722835U
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- Japan
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- entrance
- exit
- auxiliary
- auxiliary seat
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 補助シートを、座席の前後の調整とは無関係
に、直立状態から外方に倒すことにより水平状態にし
て、その先部を乗降口より外方に突出させることができ
るばかりか、補助シートが乗降口より内方に在る場合
は、この補助シートを座席に座した乗員の肘掛けにする
ことができる自動車のシート装置を提供する。 【構成】 助手席3の側面3aと乗降口7の下側部位と
の間に、直立状態では前記乗降口7より内方に位置し、
且つ直立状態イから外方に倒すことにより水平状態ロに
なると共に、先部が前記乗降口7より外方に突出する補
助シート11を、前記助手席3とは別構成で設置した。
に、直立状態から外方に倒すことにより水平状態にし
て、その先部を乗降口より外方に突出させることができ
るばかりか、補助シートが乗降口より内方に在る場合
は、この補助シートを座席に座した乗員の肘掛けにする
ことができる自動車のシート装置を提供する。 【構成】 助手席3の側面3aと乗降口7の下側部位と
の間に、直立状態では前記乗降口7より内方に位置し、
且つ直立状態イから外方に倒すことにより水平状態ロに
なると共に、先部が前記乗降口7より外方に突出する補
助シート11を、前記助手席3とは別構成で設置した。
Description
【0001】
本考案は、自動車のシート装置に関するものである。
【0002】
従来の自動車のシート装置として、実開平3−55332号公報に開示してあ るように、シートの向きが降車時にはハンドル側からドア側に、乗車時にはドア 側からハンドル側に回転する回転式シートがある。
【0003】 この回転式シートの場合には、シートを乗降口より外方に突出させることがで きず、身障者等が前記シートに乗り込む場合には不便であるという欠点があった 。
【0004】 この欠点を補うものとして、実開平3−83124号公報に開示してあるよう に、シートの座部の少なくとも一部を、座部の支持体に対して横方向に摺動可能 に設けた可動部とし、ドアを開けて、前記可動部を横方向に移動して、この可動 部の先部を乗降口より外方に突出させるようにした自動車のシート装置がある。
【0005】 この自動車のシート装置にあっては、身障者等が前記シートに乗り込む場合に は、前記可動部の先部に腰掛けた後、シートに移行することができて、身障者等 にとって便利である。
【0006】
しかしながら、上記従来の自動車のシート装置にあっては、シート自体が前後 方向に調整可能に設置してあるために、このシートを前後に動かすと、前記可動 部も一緒に動くようになり、前記シートを後方に移動した状態で、前記可動部を 横方向に移動する場合、まず、前記シートを前側に移動させて、前記可動部を前 記乗降口の略中央部に位置させなければならないという問題点があった。
【0007】 本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とすると ころは、補助シートを、座席の前後の調整とは無関係に、直立状態から外方に倒 すことにより水平状態にして、その先部を乗降口より外方に突出させ、身障者等 が座席に乗り込む場合に、身障者等にとって便利なシート構造を簡単な構成で実 現できる自動車のシート装置を提供することにある。
【0008】
上記の目的を達成するために、本考案は、助手席の側面と乗降口の下側部位と の間に、車体側に固着して取付台座を設け、この取付台座の上部にヒンジアッシ ーを介して補助シートを前記乗降口側に回動可能に取り付け、この補助シート下 面を前記乗降口の下部で支持可能にし、前記補助シートの先部を前記乗降口より 外方に突出させた状態で水平状態に保つことが可能であることを特徴とする。
【0009】
本考案の構成により、前記補助シートは、前記座席とは別構成であって、座席 とは機構的に関連性がないために、この座席の前後調整とは無関係に、前記補助 シートを直立状態から外方に倒すことにより水平状態にして、その先部を前記乗 降口より外方に突出させる。
【0010】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係わる自 動車のシート装置において、補助シートを水平状態にして、この補助シートの先 部を乗降口より外方に突出させた状態を示す斜視図、図2は同シート装置の分解 斜視図、図3は同シート装置の縦断面図、図4は同シート装置における補助シー トの斜視図、図5は図4のX方向からの矢視図である。
【0011】 自動車の車室1の床部2の前部には、右側に座席である運転席(図示せず)が 、左側に座席である助手席3がそれぞれ前後方向に位置調整可能に配置してあり 、また、自動車の左サイドボディ4の前部にはフロントアッパーピラー5とセン ターピラー6との間に乗降口7が形成されていて、この乗降口7には、前記フロ ントアッパーピラー5側にドアヒンジ(図示せず)及びドアチェックリンク8を 介してドア21が設けてある。
【0012】 そして、前記助手席3の左側面3aと前記乗降口7の下側部位、すなわちシル 7aとの間に、本考案に係わる自動車のシート装置Aが設けてある。このシート 装置Aは、図2に示すように取付座台9と、この取付座台9に保持されるヒンジ アッシーである支軸10と、補助シート11とより構成してあり、前記取付座台 9は、前後一対の座体9aを有し、これらの座体9aには軸貫通孔12と取付部 13とが形成してある。
【0013】 また、前記補助シート11は、図2、図4に示すようにこれの外形に相似のシ ートフレーム14に表皮15を張って構成されている。そして、このシートフレ ーム14の内部には、前後に補強フレーム16が固設してあり、これらの補強フ レーム16の内端側にはプレート17が固着してあって、これらのプレート17 には支承孔18が形成してある。また、前記補助シート11の内端側には、前記 プレート17に沿うようにして切り込み部19が形成してある。
【0014】 そして、前記取付座台9の前後の座体9aが、これの前記取付部13で前記シ ル7aの車体中心側の面部20にねじ止めされており、前記補助シート11が、 これの前記切り込み部19に前記座体9aを挿入し、前記プレート17の支承孔 18に、前記座体9aに保持された支軸10を挿入して、前記シル7aに保持さ れている。したがって、前記補助シート11は、前記助手席3の左側面3aと前 記乗降口7の下側部位、すなわちシル7aとの間に位置していて、直立状態イで は、前記乗降口7の内方で且つ前記助手席3の左側方に、この助手席3のシート 面3bに対してほぼ直角に位置している。
【0015】 そして、前記補助シート11は、直立状態イから外方に倒すことにより、前記 補助シート11のシートフレーム15の補強フレーム16が前記乗降口7の下側 部位に、すなわちシル7aに当接し水平状態ロになるものである。
【0016】 次に、上記のように構成された自動車のシート装置の動作を説明する。停車し て、助手席3に座した乗員が降りる場合には、図1,図3に示すように前記ドア 21を開けて、前記補助シート11を、直立状態イから外方に倒すことにより、 この補助シート11のシートフレーム15の補強フレーム16を前記乗降口7の 下側部位に当てて補助シート11を水平状態ロにする。この場合、この補助シー ト11のシート面11aは、前記助手席3のシート面3bとほぼ同一高さになる と共に、補助シート11の先部は、前記乗降口7より外方に突出するようになる 。
【0017】 また、身障者等が前記助手席3に乗り込む場合には、上記のように補助シート 11を水平状態ロにして、その先部を乗降口7より外方に突出させた状態にすれ ば、この補助シート11に腰掛けた後、助手席3に移行することができて、身障 者等にとって便利である。
【0018】 また、前記補助シート11は、前記取付台座9に支軸10を介して取り付けて あって、助手席3とは機構的に関連性がないために、補助シート11に関係なく 、この助手席3を前後に調整することが可能である。
【0019】 また、前記補助シート11は、直立状態イにして、前記乗降口7より内方に位 置させて、前記助手席3に座した乗員の肘掛けにする。
【0020】
以上説明したように、本考案は、助手席の側面と乗降口の下側部位との間に、 車体側に固着して取付台座を設け、この取付台座の上部にヒンジアッシーを介し て補助シートを前記乗降口側に回動可能に取り付け、この補助シート下面を前記 乗降口の下部で支持可能にし、前記補助シートの先部を前記乗降口より外方に突 出させた状態で水平状態に保つようにしたから、前記補助シートは、前記座席と は別構成であって、座席とは機構的に関連性がないために、この座席を前後に調 整のために移動した状態で、前記補助シートを直立状態から外方に倒すことによ り水平状態にして、その先部を前記乗降口より外方に突出させることができ、身 障者等が前記座席に乗り込む場合に、身障者等にとって便利なシート構造を簡単 な構成で実現できる。
【0021】 また、前記補助シートを直立状態にして前記乗降口より内方に位置させて、座 席に座した乗員の肘掛けにすることができる。
【図1】本考案に係わる自動車のシート装置において、
補助シートを水平状態にして、この補助シートの先部
を、乗降口より外方に突出させた状態を示す斜視図であ
る。
補助シートを水平状態にして、この補助シートの先部
を、乗降口より外方に突出させた状態を示す斜視図であ
る。
【図2】同シート装置の分解斜視図である。
【図3】同シート装置の縦断面図である。
【図4】同シート装置における補助シートの斜視図であ
る。
る。
【図5】図4のX方向からの矢視図である。
3 助手席(座席) 3a 側面 7 乗降口 11 補助シート
Claims (1)
- 【請求項1】 助手席の側面と乗降口の下側部位との間
に、車体側に固着して取付台座を設け、この取付台座の
上部にヒンジアッシーを介して補助シートを前記乗降口
側に回動可能に取り付け、この補助シート下面を前記乗
降口の下部で支持可能にし、前記補助シートの先部を前
記乗降口より外方に突出させた状態で水平状態に保つこ
とが可能であることを特徴とする自動車のシート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP057923U JPH0722835U (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 自動車のシート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP057923U JPH0722835U (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 自動車のシート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722835U true JPH0722835U (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=13069530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP057923U Pending JPH0722835U (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 自動車のシート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722835U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021126988A (ja) * | 2020-02-13 | 2021-09-02 | トヨタ車体株式会社 | 車両用シート装置 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP057923U patent/JPH0722835U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021126988A (ja) * | 2020-02-13 | 2021-09-02 | トヨタ車体株式会社 | 車両用シート装置 |
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