JP2532172Y2 - 自動車のシート構造 - Google Patents

自動車のシート構造

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JP2532172Y2
JP2532172Y2 JP1990098560U JP9856090U JP2532172Y2 JP 2532172 Y2 JP2532172 Y2 JP 2532172Y2 JP 1990098560 U JP1990098560 U JP 1990098560U JP 9856090 U JP9856090 U JP 9856090U JP 2532172 Y2 JP2532172 Y2 JP 2532172Y2
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享 山口
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は自動車のシート構造に係り、特に例えば運転
シートとコンソールボックスとを車体前後方向に一体的
にスライド移動可能とした自動車のシート構造の改良に
関する。
《従来の技術》 一般に自動車のシートは、車室内のフロア上にスライ
ドレール装置を介して前後方向に位置調整可能に配設さ
れている。一方、コンソールボックスは通常、このシー
トよりも車室中央側、つまり、フロアトンネル上に配設
されている。
ところで、例えば運転シートの位置を前後方向に調整
する場合、普通、長身の運転者はシートを後方に移動
し、反対に背の低い運転者はシートを前方に移動する。
このような状況を考慮して、一般に運転シートは、シー
ト支持用のスライドレールを前方が高く、後方が低くな
る傾斜配置とし、シート前方移動時には背の低い人の運
転に便利なようにシート高さが高くなり、シート後方移
動時には背の高い人の運転に便利なようにシート高さが
低くなるように設定されている。
ところが、コンソールボックスが固定式であると、前
記のようにシート位置を前後に調整した場合、コンソー
ルボックスとシートとの相対位置関係が、前後方向位置
ばかりでなく、高さまでも変化するため、運転者に対し
てコンソールボックスが適正な相対位置からずれてしま
う等の不都合がある。
そこで従来、例えば実開昭57−202353号公報等に記載
されているように、運転シートにコンソールボックスを
一体的に取付け、このコンソールボックスをフロアトン
ネル上にスライドレール装置を介してスライド自在に設
けることが考えられている。これにより、シートの位置
調整に伴ってコンソールボックスも移動し、両者の前後
方向の相対的な位置ずれが解消される。なお後輪駆動車
では一般に、プロペラシャフトが車体の前方で高く、後
方で低い傾斜をもって配置されるので、シートのスライ
ドレール装置とコンソールボックスのスライドレール装
置とはほぼ同一の傾斜角度に設定することが容易であ
る。したがって、このような構成のもとでは、シートと
コンソールボックスとの上下方向のいずれも解消され
る。
《考案が解決しようとする課題》 ところが、コンソールボックスを前後方向に移動可能
とした自動車のシート装置では、コンソールボックスを
前方に移動させている状態において、後部シートの乗員
がそのコンソールボックスの移動範囲内でフロアトンネ
ルの上等に足を置いていると、例えば運転者が運転シー
トを後方に移動させたときに、運転シートと共に移動す
るコンソールボックスとフロアトンネルとの間に後部乗
員の足が挾み込まれるおそれがあった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、コ
ンソールボックスの後方移動時に後部乗員の足が挾み込
まれることを防止でき、これにより足に作用する荷重を
緩和して、車内での快適性の向上を図れる自動車のシー
ト構造を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 請求項1の考案は、車室内のフロア上に車体前後方向
にスライド可能に支持された第1シートと、該第1シー
トの側方に一体的に連結されたコンソールボックスと、
上記第1シートの後方のフロア上に設けられた第2シー
トとを有する自動車のシート構造において、上記コンソ
ールボックスの後部に、上記第1シートの後方へのスラ
イドの際、上記第2シートに着座した乗員の上記コンソ
ールボックスと上記フロアとの間への挾込みを規制する
挾込み防止部を設けたことを特徴とする。
請求項2の考案は、挾込み防止部が、コンソールボッ
クスの後部下面に、フロアから上方へ間隔を隔てるよう
に形成された凹部であることを特徴とする。
《作用》 本考案によれば、コンソールボックスを前方に移動さ
せている状態において、第1シート後方の第2シートに
着座している乗員がコンソールボックスの移動範囲でフ
ロアの上に足などを置いている場合に、第1シートを後
方に移動させたとしても、コンソールボックスの後部に
挾込み防止部が設けられているので、コンソールボック
スの後部とフロアとの間に乗員が挾み込まれることがな
くなる。したがって、第2シートの乗員に作用する荷重
緩和により、車内での快適性の向上を図れるようにな
る。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
本実施例では、第1シートとして運転シートを例示して
説明する。
本実施例は基本的には、車室内のフロア2上に車体前
後方向にスライド可能に支持された運転シート1と、運
転シート1の側方に一体的に連結されたコンソールボッ
クス10と、運転シート1の後方のフロア2上に設けられ
た第2シートとしての図示しない後部シートを有する自
動車のシート構造において、コンソールボックス10の後
部に、運転シート1の後方へのスライドの際、後部シー
トに着座した乗員のコンソールボックス10とフロア2、
例えばフロアトンネル9との間への挾込みを規制する挾
込み防止部17を設けて構成される。殊に挾込み防止部17
は、コンソールボックス10の後部下面に、フロア2、図
示例ではフロアトンネル9から上方へ間隔を隔てるよう
に形成された凹部17aで構成される。
本実施例による自動車のシート構造では、第3図およ
び第4図に示すように、運転シート1が車室内のフロア
2上に、スライドレール装置3を介して前後方向に位置
調整可能に設けられている。
スライドレール装置3は、フロア2のシート両側下方
位置に一対配設されており、それぞれアッパレール4お
よびロアレール5を有する上下2段式の支持構造とされ
ている。この各スライドレール装置3上に、シート1の
下面両側部に設けられたサイドフレーム6がそれぞれ支
持され、これによりシート1が前後方向にスライド可能
に支持されている。なお、スライドレール装置3には図
示しないが、シート1を所定位置でロックするロック装
置が設けられている。また、第1図に示すように、サイ
ドフレーム6とシート1との間にリフトアップ装置7が
設けられ、これにより同図に実線および仮想線で示すよ
うに、シート1の高さを一定範囲で任意に調節し得るよ
うになっている。
なお、助手シート8もフロア2上に前記と同様のスラ
イドレール装置によって、前後方向に位置調整可能に設
けられている。
一方、運転シート1の車室中央側、つまりフロアトン
ネル9上に、コンソールボックス10がスライドレール装
置11を介して前後方向に移動可能に設けられている。ス
ライドレール装置11は前記シート1のスライドレール装
置3と同様に、アッパレール12およびロアレール13を有
する上下2段式の支持構成となっている。このスライド
レール装置11のアッパーレール12上に、コンソールボッ
クス10の下端面に設けられたコンソールロアフレーム14
が支持されている。そしてコンソールロアフレーム14
は、運転シート1の車室中央側のサイドフレーム6に一
体的に連結され、これにより運転シート1と一体的に前
後方向に移動可能とされている。
ところで、コンソールボックス10は第1図および第2
図に示すように、複数の収納部15a,15b,15cを有するボ
ックス本体15と、このボックス本体15の各収納部15a〜1
5cを覆う複数のリッド16a,16bとを有する構成とされて
いる。なお、前部に位置するリッド16aはヒンジ部20aを
支点として前方(第2図左方)に回動し、後部に位置す
るリッド16bはヒンジ部20bを支点として側方(同図下
方)に回動するようになっている。
そして、ボックス本体15は、その後部が運転シート1
の後端部に並ぶ程度に、車室前後方に延長された構成と
なっており、このボックス本体15の後部に、後部シート
の乗員の足の挾み込みを規制する挾込み防止部17が設け
られている。
この挾込み防止部17は例えば第1図に示すように、コ
ンソールボックス10のボックス本体15の後部下面に、フ
ロアトンネル9から上方へ間隔を隔ててフロアトンネル
9と対向するように湾曲形成された凹部17aによって構
成される。つまり、凹部17aは人の足の甲の上下厚さよ
りも十分に大きい上下高さ寸法を有しており、後部シー
トの乗員がそのコンソールボックス10の移動範囲内でフ
ロアトンネル9上に足を置いていた場合において、運転
者が運転シート1を後方に移動させたとしても、乗員の
足が、コンソールボックス10のボックス本体15とフロア
トンネル9との間に挾み込まれないようになっている。
したがって、このように構成された本実施例によれ
ば、コンソールボックス10を前方に移動させている状態
において、後部シートの乗員がコンソールボックス10の
移動範囲内でフロアトンネル9の上に足を置いていると
きに、運転者が運転シート1を後方に移動させたとして
も、コンソールボックス10の後部とフロアトンネル9と
の間に乗員の足が挾み込まれることがないので、乗員の
足に作用する荷重を緩和することができ、これにより車
内での快適性の向上を図ることができる。
なお、上記実施例ではコンソールボックス10の挾込み
防止部17を、ボックス本体15の後部下面に形成した凹部
17aによって構成したが、本発明の挾込み防止部17とし
ては、このような実施例以外の種々の形状、構成を採用
することができるものである。
《考案の効果》 以上のように本考案によれば、第1シートと一体的に
前後移動するコンソールボックスの後部に、第1シート
の後方へのスライドの際、第2シートに着座した乗員の
コンソールボックスとフロアとの間への挾込みを規制す
る挾込み防止部を設けたので、コンソールボックスが前
方に移動されているときに、コンソールボックスの移動
範囲内に第2シートの乗員が足などを置いている場合で
あっても、コンソールボックスを後方に移動するとき
に、コンソールボックスの後部とフロアとの間に乗員が
挾み込まれることを防止することができる。従って、乗
員に作用する荷重を緩和することができ、これにより車
内での快適性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適な一実施例を示す要部の側断面
図、第2図はその平面図、第3図は全体構成を示す斜視
図、第4図はその正面図である。 1…運転シート(第1シート) 2…フロア、9…フロアトンネル 10…コンソールボックス 17…挾込み防止部、17a…凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 和弘 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 実願 昭56−89462号(実開 昭57− 202353号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭55−138120号(実開 昭57− 60842号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内のフロア上に車体前後方向にスライ
    ド可能に支持された第1シートと、該第1シートの側方
    に一体的に連結されたコンソールボックスと、上記第1
    シートの後方のフロア上に設けられた第2シートとを有
    する自動車のシート構造において、上記コンソールボッ
    クスの後部に、上記第1シートの後方へのスライドの
    際、上記第2シートに着座した乗員の上記コンソールボ
    ックスと上記フロアとの間への挾込みを規制する挾込み
    防止部を設けたことを特徴とする自動車のシート構造。
  2. 【請求項2】上記挾込み防止部が、コンソールボックス
    の後部下面に、フロアから上方へ間隔を隔てるように形
    成された凹部であることを特徴とする請求項1記載の自
    動車のシート構造。
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