JP3156115B2 - 椅子の肘当取付装置 - Google Patents

椅子の肘当取付装置

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JP3156115B2
JP3156115B2 JP03952194A JP3952194A JP3156115B2 JP 3156115 B2 JP3156115 B2 JP 3156115B2 JP 03952194 A JP03952194 A JP 03952194A JP 3952194 A JP3952194 A JP 3952194A JP 3156115 B2 JP3156115 B2 JP 3156115B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子の座シェルに対す
る肘当の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子の座席や背凭れの傾動機構を、座席
の下面に設けた合成樹脂製の座シェルで体裁よく覆った
椅子は公知である。
【0003】この種の椅子に肘当を取り付ける手段とし
て、実開平3−45750号公報には、座シェルの左右両側
部に下方より大きな凹入部を設け、その中に、肘当の下
端に設けた支持板を嵌合して、ボルトにより座シェルに
締着したものが記載されている。
【0004】また、肘当の下部に設けた取付け部を、座
シェルと同一曲面として、座シェルの外面に重合し、ボ
ルトをもって締着したものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の前者の
装置では、通常曲面で形成される座シェルに、1対の大
きな凹入部を設けるため、座シェルの曲面の連続性が損
なわれて、椅子の外観が不良となり、また部品の共通化
のため、この座シェルを肘当無しの椅子に使用すると、
椅子の外観が見苦しくなる。
【0006】また後者の装置では、座シェルと肘当の取
付部が曲面同士であるため、肘当の取付位置の決定が困
難である。
【0007】本発明は、座シェルの外面の連続性を損な
うことなく、肘当無しの椅子に使用することができ、か
つ肘当の取付け位置を容易に決定できるようにした、椅
子の肘当取付装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の椅子の肘当取付装置は、椀状をなす座シェ
ルの曲面状の左右側端部の下面に、上面がほぼ水平をな
すとともに、高さを異にする複数の凹入部を下方より
け、かつ肘当の下端における前記座シェルの曲面状の側
部下面に重合して取付けられる取付部に、前記各凹入部
と対向するとともに、各凹入部と補形をなす突部を設
け、これら各突部を前記凹入部に嵌合して、肘当の取付
部と座シェルの外側面とを、締着手段により締着したこ
とを特徴としている。
【0009】締着手段は、肘当の取付部に設けた突部
と、座シェルの外側端部における凹入部とを貫通するボ
ルトと、座シェルの凹入部の上方において、前記ボルト
と螺合するナットとからなるものとするのがよい。この
ナットは、座シェルの上向凹入部の上部に埋め込んでお
くのがよい。
【0010】上記ナットに代えて、座シェルの上面に配
設され、かつ左右の側端部に、前記ボルトと螺合する螺
孔が穿設された取付板を用いると、さらによい。
【0011】
【作用】肘当の取付部に設けた突部を、座シェルの曲面
状の外側面に設けた凹入部に嵌合することにより、肘当
は、座シェルの所定の位置に位置決めされ、かつその状
態で、座シェルと肘当の取付部とを締着することによ
り、肘当は座シェルに簡単に取付けられる。
【0012】
【実施例】図4は、本発明を適用した肘掛椅子を示すも
ので、脚(1)の中央より立設した脚杆(2)の上部には、
方形枠状の支基(3)が、脚杆(2)まわりに回動自在に枢
設されている。支基(3)の上面には、座席(4)の下部を
形成する中央部が椀状に凹入したほぼ方形の座シェル
(5)が固着されている。支基(3)の両側部には、背凭れ
(6)を支持し、かつ下部が前向きに湾曲する背杆(7)の
前端が、背凭れ(6)が後傾しうるように枢支されてい
る。
【0013】合成樹脂製の座シェル(5)の下面両側部に
は、側面形がほぼ方形枠状の合成樹脂製の肘当(8)の下
端における取付部(9)が、次のようにして固着されてい
る。
【0014】図1〜図3は、本発明の第1実施例を示す
もので、椀状をなす座シェル(5)の後部下面の左右側端
部の内外には、それぞれ、上面がほぼ水平をなす凹入部
(10)1個および2個が、平面視三角形状に並んで下方よ
設けられ、各凹入部(10)のほぼ中央には、垂直の通孔
(11)が貫設されている。
【0015】座シェル(5)の後部下面両側部には、肘当
(8)の下部に設けた内方を向く取付部(9)が重合され、
取付部(9)に設けた前記各凹入部(10)と補形をなす突部
(12)は、前記凹入部(10)に弛みなく嵌合している。各突
部(12)のほぼ中央には、上記通孔(11)と合致しうる取付
孔(13)が貫設されている。
【0016】肘当(8)は、取付孔(13)と通孔(11)へ下方
より挿入したボルト(14)とナット(15)(締着手段)によ
り、座シェル(5)に取り付けられている。
【0017】図5は、本発明の第2実施例を示すもの
で、前実施例と同一の部材には、同一の符号を付して説
明を省略する。
【0018】第2実施例においては、座シェル(5)に形
成した凹入部(10)に設けた垂直の通孔(21)内の上部に
は、ナット(22)、座シェル(5)成形時に一体に埋め込ま
れている。取付孔(13)と通孔(21)へ下方より挿入したボ
ルト(16)とナット(22)とにより、締着手段が形成されて
いる。
【0019】第2実施例においても、第1実施例と同様
に、座シェル(5)の両側下面に肘当(8)の取付部(9)を
重合して、座シェル(5)の下面における凹入部(10)に、
取付部(9)に設けた突部(12)を嵌合させ、取付孔(13)と
通孔(21)へ挿入したボルト(16)とナット(22)により、肘
当(8)を座シェル(5)に取り付けることができる。
【0020】図6と図7は、本発明の第3実施例を示す
もので、第1、第2実施例と同様の部材には、同一の符
号を付して説明を省略する。
【0021】第3実施例においては、上記ナット(15)(2
2)に代えて、座シェル(5)の後部上面に嵌合しうる横長
の鋼板製の取付板(31)を使用している。
【0022】取付板(31)は、両側端部に段部を有し、こ
の段部により、中央部(31a)と、それより若干高位の端
部(31b)が形成されている。中央部(31a)の両端および端
部(31b)は、座シェル(5)の凹入部(10)の上面に重合し
ている。中央部(31a)および端部(31b)には、それぞれ通
孔(11)と合致する螺孔(32)が穿設されている。
【0023】第3実施例においても、前記実施例と同様
に、座シェル(5)に肘当(8)の取付部(9)を重合して、
凹入部(10)に取付部(9)における突部(12)を嵌合させ、
取付孔(13)と通孔(11)へ下方より挿入したボルト(14)
を、取付板(31)の螺孔(32)に螺合すれば、肘当(8)を座
シェル(5)に取り付けることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、椅子に肘当を取り付け
る際、座シェルの下面に設けた凹入部に肘当の取付部の
突部を嵌合させ、座シェルに肘当の取付部を重合させる
ことにより、それらの面が曲面であっても、肘当は、正
しい位置に位置決めされて、容易に正しく取り付けられ
る(全請求項)。
【0025】また、凹入部や突部を、小寸のものとする
ことができるので、座シェルの曲面の連続性が損なわれ
ず、従って座シェルの外観は良好であり、肘当無しの椅
子にも支障なく使用することができる(全請求項)。
【0026】締付手段のナットを座シェルの要所に埋め
込めば、座シェルに肘当を取り付ける際、ナットを保持
する必要がなく、肘当の取り付け作業が簡単になる(請
求項3)。
【0027】ナットに代えて取付板を使用すれば、椅子
に肘当を取り付けた時、座シェルが取付板と肘当の取付
部に挾持されるので、椅子使用時に肘当に大きな荷重が
掛かっても、座シェルが取付板により強力に補強される
ので、座シェルが破損したり側方に傾いたりすることは
ない(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の椅子の座シェルと肘当の
一部省略正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2に示す部分の分解斜視図である。
【図4】第1実施例を備えた肘掛椅子の側面図である。
【図5】本発明の第2実施例における上記図2に相当す
る図である。
【図6】第3実施例における上記図1に相当する図であ
る。
【図7】同じく上記図2に相当する図である。
【符号の説明】
(1)脚 (2)脚杆 (3)支基 (4)座席 (5)座シェル (6)背凭れ (7)背杆 (8)肘当 (9)取付部 (10)凹入部 (11)通孔 (12)突部 (13)取付孔 (14)ボルト(締着手段) (15)ナット(締着手段) (21)通孔 (22)ナット(締着手段) (31)取付板(締着手段) (31a)中央部 (31b)端部 (32)螺孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/54 A47C 3/026

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椀状をなす座シェルの曲面状の左右側端
    部の下面に、上面がほぼ水平をなすとともに、高さを異
    にする複数の凹入部を下方より設け、かつ肘当の下端に
    おける前記座シェルの曲面状の側部下面に重合して取付
    けられる取付部に、前記各上向凹入部と対向するととも
    に、各凹入部と補形をなす突部を設け、これら各突部を
    前記凹入部に嵌合して、肘当の取付部と座シェルの外側
    面とを、締着手段により締着したことを特徴とする椅子
    の肘当取付装置。
  2. 【請求項2】 締着手段が、肘当の取付部に設けた突部
    と、座シェルの側端部における凹入部とを貫通するボル
    トと、座シェルの凹入部の上方において、前記ボルトと
    螺合するナットとからなる請求項1記載の椅子の肘当取
    付装置。
  3. 【請求項3】 ナットが、座シェルの凹入部の上部に埋
    め込まれている請求項2記載の椅子の肘当取付装置。
  4. 【請求項4】 締着手段が、肘当の取付部の突部と、座
    シェルの側端部の凹入部とを貫通するボルトと、座シェ
    ルの上面に配設され、かつ左右の側端部に、前記ボルト
    と螺合する螺孔が穿設された取付板とからなる請求項1
    記載の椅子の肘当取付装置。
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JP5611541B2 (ja) * 2009-05-25 2014-10-22 株式会社イトーキ 椅子
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