JP2002323448A - フルオロメーター検出システム - Google Patents

フルオロメーター検出システム

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JP2002323448A
JP2002323448A JP2002065185A JP2002065185A JP2002323448A JP 2002323448 A JP2002323448 A JP 2002323448A JP 2002065185 A JP2002065185 A JP 2002065185A JP 2002065185 A JP2002065185 A JP 2002065185A JP 2002323448 A JP2002323448 A JP 2002323448A
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time
fluorometer
histogram
laser diode
detector
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JP2002065185A
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Robert M Studholme
ロバート・マーリン・スタッドホルム
David A Blau
デビッド・アーサー・ブラウ
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Hyperion Inc
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    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • G01N21/6408Fluorescence; Phosphorescence with measurement of decay time, time resolved fluorescence
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    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • G01N21/645Specially adapted constructive features of fluorimeters
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    • G01N21/645Specially adapted constructive features of fluorimeters
    • G01N21/6456Spatial resolved fluorescence measurements; Imaging

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムの感度および精度を増大させるため
の高速検出エレクトロニクスを備えた、比較的高出力
で、比較的高繰返し速度の光源(10)を利用する改良
された蛍光検出システムを提供する。 【解決方法】 1の具体例において、時間ウィンドウの
位置を変更させて、発蛍光団の減衰プロフィールを編集
する。もう1つの具体例において、光量子の検出の時間
を用いて、減衰プロフィールを編集する。本発明の1の
態様において、形状の予備ヒストグラムを測定し、それ
に事象の合計数の比を乗じ、予備ヒストグラムからなる
事象数で除することによって、蛍光減衰のヒストグラム
を発生させる。本発明のもう1つの態様において、それ
までの事象を検出し、データを貯蔵した後のごとく、光
量子の励起の後に検出の時間をランダム時間から出発す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、溶液または表面からの蛍光の検出に関する。
さらに詳しくは、本発明は、過渡状態イムノアッセイの
測定に適する。
【0002】発明の背景 蛍光は分析、特徴付けまたはイメージング(imaging)の
ために、対象からの蛍光放射をモニタする過程である。
典型的には、放射の励起パルスは、試料の表面または内
部に向けられ、続いて、試料の蛍光が発せられ、次いで
蛍光放射が検出される。検出した蛍光は試料の分析、特
徴付けまたはイメージングに使用される。イムノアッセ
イの場合、試料の分析は、典型的には、蛍光性タッグで
所望の種をマークし、試料を励起し、該タッグからの蛍
光をモニタすることによってなされる。
【0003】理論的には、フルオロメトリーは、すべて
の分析器具のうちで最も感度のあるものとされ得る。単
一の光量子事象を検出することができ、また発蛍光団を
再励起し、分析を確認することが可能である。しかしな
がら、蛍光に不利益を与えてきた問題は、注目する蛍光
信号を系におけるバックグラウンド放射から識別するこ
とにあった。しばしば、「バックグラウンド」放射から
の信号は、注目する蛍光信号の強度の10,000倍も
大きくなり得る。望まないバックグラウンド放射の検出
は、画像の質および検出の精度を低下させる。
【0004】バックグラウンド放射によって引き起こさ
れる問題は生物学的系において特に鋭敏である。例え
ば、血漿の分析において、ビリベルジンのごとき天然に
存在する蛍光性物質の存在は、実質的なバックグラウン
ド放射を引き起こす。望ましくないバックグラウンド放
射の他の源は、周囲の放射、速蛍光発光性物質からの放
射(一般に、1ないし1.5ナノ秒のオーダーの減衰半
減期であると考えられている)、およびラマン散乱バン
ドのごとき種々の散乱機構を包含する。
【0005】バックグラウンド放射の問題を克服するた
めの初期の試みは、少ししか成功しなかった。第1の技
術は、波長に基づいてバックグラウンド放射から区別す
ることを含む。一般に、フィルタを用いて、すべてであ
るが、狭く規定される波長バンドにおいて検出される放
射を除く。この技術は、一義的に成功したというもので
は到底なかった。何故ならば、バックグラウンド放射は
所望の蛍光信号と同一の波長におけるものでもあり得る
ものであり、従って、フィルタを通過し、検出されるか
らである。
【0006】バックグラウンドから所望の蛍光信号を区
別しようとする第2の技術は、いわゆる時間ゲートアプ
ローチである。ここに、蛍光信号は励起後の短いタイム
ウィンドウで観察される。該タイムウィンドウは、その
長さおよび開始時間共に変更し得る。種々のタイムウィ
ンドウを使用することにより、検出される放射は、検出
感度に最適の時間において観察され得る。歴史的には、
この技術は、注目する蛍光信号の検出前にバックグラウ
ンド蛍光を実質的に減衰させることを可能とする(1,
000ナノ秒のごとき)非常に長い減衰時間の発蛍光団
を使用してきた。しかしながら、一般に、長減衰時間の
発蛍光団は、短減衰時間の発蛍光団よりも望ましくな
い。何故ならば、それは比較的感度が低く、総じて解析
に長時間を要するからである。
【0007】歴史的には、過渡状態蛍光分析について、
2つの励起パルスフォーマットがあった。1のフォーマ
ットは、発蛍光団を励起する単一の比較的高出力パルス
を利用する。過渡状態は、典型的には、時間の関数とし
ての電流を表すアナログ信号をモニタすることによって
高速光電子増倍管によりモニタされる。単一のパルス系
は、非常に多数の蛍光性分子を励起して検出を信頼性の
おけるものとするのに十分な高出力を要する。過渡状態
蛍光分析についての他の主要なフォーマットは、繰返し
励起パルスを利用する。通常、比較的短く、典型的には
ナノ秒間持続するマイクロワット範囲の出力を持つ光の
パルスを、1ないし10,000Hzで変化させて試料
に繰返し適用する。通常、励起源はキセノンランプのご
ときランプである。しばしば、減衰曲線は、フォトンの
受容に対する時間を測定することによってデジタル的に
決定される。1の商業的に入手可能な系は、(5,000
Hzのごとき)繰返しパルスを使用し、時間依存性強度
信号を得るために、フラッシュ後に時間を徐々に増大さ
せて、光電子増倍管をストローブする。かかる系におけ
る検出は、非常に時間がかかり、かつ感度が低いことが
判明している。単一の分析は、比較的高い蛍光性染料濃
度においてさえ(例えば、10−6M)、1時間のオー
ダーかかり得る。
【0008】最近、蛍光性染料の領域において、重要な
進展がなされた。1の態様において、赤色および赤外波
長におけるごとく、長波長放射によって励起され得る染
料が今や入手できる。出願人は、1991年5月15日
に出願され、発明の名称が「蛍光マーカー構成要素およ
び蛍光プローブ(Fluoresacent Marker Components and
Fluorescent Probes)」であるアレニウス(Arrhenius)
の(1990年5月15日に出願され米国特許出願第5
23,601号の一部継続出願である)米国特許出願第
701,449号、および1991年5月15日に出願
され、発明の名称が「凝集および血清結合の無い蛍光染
料(Fluorescent Dyes Free of Aggregation and Serum
Binding)」であるダンドライカー(Dandlinker)および
シュー(Hsu)の(1990年5月15日に出願された米
国特許出願第524,212号の一部継続出願である)
米国特許出願第701,465号を引用して本明細書の
一部とみなす。感度における重要な改良が、以前の染料
よりも優れたこれらのモダンな染料の使用を通じて達成
されている。
【0009】さらに重要な進歩が、データ収集および解
析技術を通じて感度の増大においてなされた。ダンドラ
イカー(Dandlinker)の、発明の名称が「フルオロメー
ター(Fluorometer)」である米国特許第4,877,96
5号に記載されているごとく、時間ゲート技術が、デー
タ収集および解析技術と組み合わせて用いられて、バッ
クグラウンドに対する信号が改良されている。一般に、
ダンドライカー(Dandliker)らは、所望の信号源、およ
び種々の望まないバックグラウンド源を含めた、種々の
源からの信号から構成されるべき時間の関数としての検
出強度を考慮している。所望の信号の最適化は、データ
収集および解析技術を介して達成されている。
【0010】イムノアッセイにおいて関連材料を測定す
る能力において、さらに重要な進歩がなされている。例
えば、ここに出典明示して本明細書の一部とみなす、1
990年3月6日に出願され、発明の名称が「過渡状態
ルミネッセンスアッセイ(Transient State Luminescen
ce Assays)」であるダンドライカー(Dandliker)らの
(1989年6月13日に出願された米国特許出願第3
65,420号の一部継続出願である)米国特許出願第
490,770号においては、ホモジニアスアッセイに
おける物質の結合形および遊離形が決定できる。一般
に、該技術は、平行および垂直偏光成分の強度の時間依
存性減衰を測定することを必要とする。種々の偏光状態
の時間依存性減衰を測定することによって、ホモジニア
ス解析フォーマットにおいてハプテン、ペプチド、また
は小蛋白のごとき物質の結合形および遊離形を測定する
ことができる。重要なことには、結合物質と遊離物質と
の分離は必要とされない。
【0011】蛍光性染料の分野においてなされた重要か
つ有望な改良にもかかわらず、データ解析の局面におい
て、蛍光を達成しそれを検出する現実の方法および装置
は、従来、比較的変化しないままであった。最も感度が
良好で優れた装置を使用しても、物質の高濃度において
さえ、解析には1時間あるいはそれ以上の時間を要す
る。フルオロメトリーを臨床におけるイムノアッセイに
用いる場合、解析および適当な診断のための時間は、絶
対的に重要であり得る。患者の生存は、正確で適宜な解
析に依存し得る。加えて、迅速なテストは、患者を長時
間待たせることなく再テストすることを可能とし、その
結果、より迅速で正確な診断ができる。感度に関して
は、微量の蛍光性物質を検出できるのが極めて望まし
い。しかしながら、試料中の蛍光性物質の量が増加する
につれて、所望の信号に対する望まないバックグラウン
ド信号の大きさの比は増加する。さらに、解析のための
時間は、検出器から受容した蛍光放射の量に依存するの
で、一般に、低濃度は解析に実質的により長い時間を要
する。
【0012】従来、解析に要する時間はかなり長かっ
た。公知の方法および装置は、試料の迅速で正確な診断
ならびに解析を供することができなかった。これは、フ
ルオロメトリーの明確で知られた要望の使用にも拘わら
ずそうであった。
【0013】発明の概要 改良された蛍光検出システムは、系の感度および精度を
高めるために、高速検出エレクトロニクスを装備した、
比較的高出力で、比較的高い繰返し速度の光源を利用す
る。好ましくは、該光源はレーザダイオードである。高
速検出エレクトロニクスは、単一事象光量子の計数を可
能とする。
【0014】1の具体例において、光源、好ましくは、
レーザダイオードを用いて、タイムウィンドウの位置を
変更することによって、発蛍光団の減衰プロフィールが
得られる。過渡状態検出は、発蛍光団を反復して励起
し、はっきりとしたタイムウィンドウ内で検出器によっ
て受容された事象数をモニターすることによって達成さ
れる。レーザダイオードは、有利には、(5ないし10
0ミリワットのごとく)比較的高出力、長寿命を有し、
(10MHzのごとく)比較的高繰返し速度でパルスを
発生できるするものを用いる。比較的高出力の励起パル
スと比較的高繰返し速度とを組み合わせると、実質的に
迅速でより正確な蛍光測定ができることとなる。
【0015】好ましい具体例において、高出力の光源、
好ましくは、レーザダイオードを用いて、光量子の受容
に対する時間を測定し、そのデータからのヒストグラム
を編集することによって、発蛍光団の減衰プロフィール
が得られる。ハードウェアのカウンタは、モニタ時間内
の合計検出事象数を測定する。蛍光減衰曲線の形状は、
光量子の受容の時間のヒストグラムを発生させることに
よって決定される。好ましい具体例において、事象検出
の時点においてランプ電圧をサンプリングし、該電圧を
保存してヒストグラムを編集する。一旦、それまでの事
象が検出され、かつデータが貯蔵されたならば、次の事
象の検出のために、モニタリングを再開する。減衰曲線
の形を決定した後、検出された合計事象数の比を乗じ、
ヒストグラムからなる合計事象数で除することによっ
て、正しい強度を決定できる。好ましくは、暗電流を測
定し、該比を決定する前に、合計カウントおよびヒスト
グラムカウントから減じる。この技術は、ダンドライカ
ー(Dandliker)らの米国特許第4,877,965号のデ
ータ解析技術を直接適用できるヒストグラムの直接的発
生を可能とする。
【0016】本発明のもう1つの態様において、改良さ
れた感度は、励起パルス後直ちに受容されたデータを無
視することによって達成される。1の具体例において、
データ獲得ウィンドウを、最初の過渡事象が終わった後
の時点で始まるように設定する。もう1つの具体例にお
いて、データは獲得されるが、データ解析の間には使用
されない。
【0017】従って、大いに促進された感度を有する改
良されたフルオロメーターを提供するのが本発明の主目
的である。本発明のさらにもう1つの目的は、しばしば
数秒以内の、迅速で正確な測定を実現できるフルオロメ
ーターを提供することにある。
【0018】本発明のさらにもう1つの目的は、極端に
低濃度の蛍光性物質を測定できるシステムを提供するこ
とにある。本発明の目的は、比較的コンパクトで、比較
的低コストであって比較的厳格である点で、臨床にて有
用なフルオロメーターを提供することにある。本発明の
さらなる目的は、新しい世代のより長波長の蛍光性染料
を開発するのに特に適したフルオロメーターを提供する
ことにある。
【0019】詳細な記載 本発明によると、時間の関数としての蛍光強度は迅速か
つ正確に測定され得る。該システムは、時間の関数とし
ての合計強度を測定するか、あるいは時間の関数として
の信号の種々の偏光成分の強度を測定するよう設計でき
る。さらに、定常状態および過渡状態分析共に可能であ
る。しかしながら、好ましい具体例において、過渡状態
蛍光は定常状態蛍光よりも優先的にモニタされる。過渡
状態蛍光測定は、散乱バンドおよび速蛍光発光体からの
寄与を減じる傾向にある。
【0020】一般的に言えば、本発明のシステムは、試
料の表面または内部に向けられるべき励起放射源、およ
び試料からの蛍光を測定するための検出系からなる。当
業者によく知られたように、フィルタおよび偏光子のご
とき通常のオプティックスを本発明のシステムと組み合
わせて使用することができる。
【0021】励起放射源は、比較的高出力であって、比
較的高繰返し速度で操作できることによって特徴付けら
れる。レーザダイオードはこの両要件に適合する。一般
に、通常の閃光ランプフルオロメーターよりおおざっぱ
に言って1000倍高出力の100ミリワットの範囲ま
での出力を持つ通常のレーザダイオードを利用できる。
かかるデバイスの出力レベルは増大し続けると期待され
る。さらに、通常のレーザダイオードは10MHz範囲
またはそれ以上にて容易に操作でき、閃光ランプシステ
ムおよびレーザシステムと比較して、1000倍を超え
る繰返し速度の増加を提供する。現在、レーザダイオー
ドは、いずれの数の離散的出力波長にても利用でき、こ
れは商業的に入手可能な蛍光染料に匹敵する。例えば、
670nm、685nm、720nm、750nmおよ
び780nmの波長を有するレーザダイオードが利用で
きる。これらの範囲の蛍光性染料は、前記にて出典明示
して本明細書の一部とみなしたアレニウス(Arrhenius)
およびダンドライカー(Dandliker)およびシュー(Hsu)
の出願、および出典明示して本明細書の一部とみなす、
本出願と同日に出願された「凝集および血清結合の無い
蛍光染料を用いる蛍光イムノアッセイ(Fluorescence I
mmunoassays Using Fluorescent DyesFree of Aggregat
ion and Serum Binding)」に提供されている技術に従っ
て製造される。一般に、これらの染料はケージド・ジカ
ルボキシシリコンフトシアニン(caged dicarboxy soli
con phthocyanine)をいい、ジゴキシンプローブを用い
る場合、ケージド・ジカルボキシシリコンフトシアニン
−ジゴキシゲニンをいう。さらに、それらの出力を増大
させるために、レーザダイオードをオーバーライドさせ
ることも可能であるが、それらをオーバーヒートさせて
該ダイオードを損傷させないものとする。さらに、本発
明と組み合わせて、チューナブルレーザダイオードを用
いることもできる。例えば、量子井戸ダイオードは出力
波長のチューニング性を与える。
【0022】一般に、当該検出システムは、単一の光量
子事象の検出を可能とする。高バンド幅デバイスが商業
的に入手可能であり、検出された事象をモニタするのに
使用される。後記する特別の具体例は、本明細書中に記
載する検出方法と組み合わせて有利であることが判明し
た。重要なことには、超高速事象は、かなり低い操作ス
ピードの検出エレクトロニクスでもって測定できる。
【0023】本発明の重要な態様は、バックグラウンド
事象によって比較的影響されない試料についての蛍光測
定を行うことである。極端に一時的な事象を考慮から排
除することによって、所望の蛍光信号の検出において重
要な改良がなされ得る。後記する実験結果セクションに
詳細に記載するごとく、通常の方法のほぼ100倍の改
良が達成される。この排除はいずれの方法で行うもので
あってもよい。例えば、極端に一時的な事象が実質的に
終わった後に開始するように時間ゲートを設定すること
により、時間ゲート技術によって当該データを排除する
ことができる。別法として、該データを収集するが、デ
ータの解析の間には考慮しないとすることができる。さ
らに、放射の偏光もモニタすることができ、それによ
り、データ解析を可能とすることができる。該システム
の感度における重要な改良が本発明のシステムによって
達成され得る。
【0024】総じて、解析の速度および感度における重
要な改良が本発明のシステムによって達成される。各々
がほぼ1000のオーダーだけ繰返し速度および励起パ
ルスの出力を増大させることによって、実質的改良が検
出感度においてなされ、解析のための時間を劇的に減少
させる。検出は、従前は数時間かかっていたのを数秒間
でなすことができる。さらに、速検出エレクトロニクス
の使用は、単一光量子事象の計数を可能とし、なおさら
にシステムの感度および精度を増大させる。
【0025】第1図は本発明の1の具体例の概略を示
す。その開始時間またはその持続のいずれか、あるいは
双方に関して、タイムウィンドウを変更することによっ
て、発蛍光団の減衰プロフィールが得られる。構造的に
は、主要構成要素は励起源、試料ホールダ、関連オプテ
ィックス、および検出器からなる。例えば、コンピュー
タによって、随意のプロセッシングおよびディスプレイ
の可能性が供される。
【0026】好ましい具体例においては、3つの主要な
印刷回路ボード、レーザ駆動機PCB10、検出器PC
B12、および主要PCB14がある。レーザ駆動機P
CB10は、好ましくは、レーザダイオードおよびある
種のオプティックスを含有する。レーザ駆動機PCB1
0は、好ましくは、ダイオードレーザの偏光の向きを変
更できるように回転可能とする。レーザ駆動機PCB1
0上のレーザダイオード(示さず)は、反応セル16内
に含有される物質の励起を引き起こすために該反応セル
16に向けられる。蛍光放射は検出器PCB12によっ
て検出される。好ましくは、検出器は出力放射から直角
の角度に配置する。主要PCB14はレーザ駆動機PC
B10および検出器PCB12に連結され、それとコン
ピュータ18と連絡する。所望により、フィルタ20、
レンズ22、および/または開口24のごときオプティ
ックスを光の経路内に置くことができる。当業者によく
知られたごとく、偏光子の種々の組合せを利用すること
ができ、共に主要PCB14から制御される回転可能偏
光子26を含む。所望により、反応セル16にはスター
ラー、最も好ましくは電磁タイプのスターラーを設ける
こともできる。
【0027】コンピュータ18は、使用者が制御、プロ
セッシング、およびディスプレイ機能についてのシステ
ムと干渉できる1の方法を提供する。コンピュータ18
は、当業者に知られているごとく、スタンド−アローン
型であるか、あるいはその必要な機能を別々の構成要素
の集合として設置することもできる。第1図におけるコ
ンピュータ18は、時間の関数としての発蛍光団の過渡
状態減衰の特徴的ディスプレイを備える。コンピュータ
18は、多数の機能を制御することができるが、それ
は、レーザのオン−タイム、レーザ出力、レーザのオン
−オフ制御、PMT高電圧設定点、PMT電流検出閾値
設定点、PMTのオン−オフ、検出ウィンドウの開始の
遅延、検出ウィンドウの終了の遅延、実験当たりのサイ
クル数、偏光子の平行−垂直、スターラーのオン−オ
フ、およびレーザダイオードの操作温度のごとき機能の
制御を提供する。
【0028】第2図は、主要PCB14の詳細なブロッ
クダイアグラムを示す。マイクロプロセッサー30はボ
ードの操作を制御する。好ましい具体例において、マイ
クロプロセッサー30は80C32プロセッサーであ
り、メモリ32は32KバイトのROMおよび32Kバ
イトのRAMである。所望により、RS232ポートの
ごときインターフェース34により、ディスプレイ36
用のコンピュータへの接続を可能とすることもできる。
直接的には示さないが、マイクロプロセッサー30は、
高電圧出力供給制御、閾値コンパレーター電圧制御、お
よび偏光子モーターを供する。該偏光子モーター(示さ
ず)は、偏光子を回転させて、種々の偏光の向きの検出
を可能とするために供される。
【0029】励起源はレーザおよびオプティックスブロ
ック40によって供される。励起光は試料42を照射
し、蛍光放射はオプティックスおよび偏光子44を通過
して検出器46に至る。
【0030】操作では、マイクロプロセッサー30はタ
イマ/マスタカウンタ50をセットして、レーザ40に
ついてオンタイムを設定し、レーザオフカウンター52
をセットしてレーザ40をオフとする時間を決定する。
さらに、マイクロプロセッサー30は、ウィンドウオー
プンカウンタ54をセットしてデータ獲得ウィンドウの
開口に対応させ、ウィンドウクローズドカウンタ56を
セットしてデータ獲得ウィンドウの閉鎖に対応させる。
ゲート58は検出器46の出力を受容し、データ獲得ウ
ィンドウの間にそれを該カウンタ60へと通過させる。
ゲート58についての制御は、ウィンドウオープンカウ
ンタ54から到来し、それは検出器46からのパルス
の、該カウンタ60、およびゲート58を閉じるウィン
ドウクローズドカウンタ56への通過を可能とし、検出
器46からカウンタ60へ通過するデータを排除する。
後のプロセッシング、解析、およびディスプレイのた
め、マイクロプロセッサー30の制御下に、カウンタ6
0におけるカウント値をメモリ32に移す。
【0031】第3図は、第2図の回路の一般的タイミン
グ態様を示す。システムクロック62は、全体としての
システムの同調および制御を供する。システムクロック
振動数の例は10MHzとすることができる。その振動
数において、サイクル時間は100nsであり、最大5
0nsの周期を与える。レーザパルスの持続は、タイマ
/マスタカウンタ50およびレーザオフカウンター52
によって制御される。好ましくは、システムクロック6
2の立ち上がりはレーザパルス64の発生をトリガす
る。レーザパルスの立ち下がりは、レーザオフカウンタ
ー52に設定された時間によって決定される。第3図の
波形66は、レーザオフカウンター状態を示し、レーザ
パルス64を終了させるべき場合は低く変化させる。ウ
ィンドウオープンカウンタパルス68は、データ獲得ウ
ィンドウ72の開始まで一定時間作動させる。ウィンド
ウクローズドカウンタパルス70はウィンドウオープン
カウンタパルス68よりも長く作動させ、ウィンドウク
ローズドカウンタパルス70の立ち下がりはデータ獲得
ウィンドウパルス72の立ち下がりを決定する。データ
獲得ウィンドウパルス72は、データが検出器46(第
2図)からカウンタ60に供給される時間周期を決定す
る。複合蛍光信号74は、最初の定常状態部分76、続
いての強度減衰部分78を有する。現実には、いずれの
所与の単一レーザパルスについても、光量子はいずれの
データ獲得ウィンドウについても検出されないというの
でないよりもあり得る。従って、蛍光信号74は、多数
のレーザパルスが種々のデータ獲得ウィンドウ時間内に
発っせられた後は、事象の編集となろう。
【0032】第4図は、検出器PCB12の詳細を示
す。好ましくは、単一の光量子事象を検出できる検出エ
レクトロニクスを用いる。好ましい具体例において、光
電子増倍管(「PMT」)80は、試料(示さず)から
の蛍光を検出する向きとする。最適には、PMT80
は、低い暗電流および100MHzのごとき高いバンド
幅を有する。高電圧出力供給82は、PMT80へ出力
を供給する。主要PCB14(第2図に示す)からの高
電圧出力供給制御信号84は、出力供給82からPMT
80への高電圧供給値を決定する。PMT80の出力
は、要すれば、増幅する。好ましくは、コンパレータ8
8は、所望のパルス振幅の選択を可能とし、増幅器86
におけるオフセットを補償する。コンパレータ88は、
好ましくは、(第2図からの)閾値コンパレータ電圧制
御によって制御される。コンパレータ88の出力はゲー
ト58を介してカウンタ60(第2図)に至る。好まし
くは、主要PCB14から検出器PCB12へのケーブ
ル接合は、その長さが12インチ未満に保たれた65オ
ームの保護されたリボンケーブルである。
【0033】第5図は、レーザPCB10の詳細を示
す。レーザダイオード90は、好ましくは、ビームコリ
メータ95に収容され、レーザPCB10に直接取り付
けられる。便宜には、ソケットアセンブリを用いてレー
ザダイオードの交換を容易とすることができる。好まし
くは、コリメータアセンブリ92およびレーザダイオー
ド90は、さらに、乾燥剤(示さず)を入れた密封した
区画94に収容される。温度制御回路96は、サーミス
タ98を介してレーザダイオード90の温度をモニタす
る。ヒータ100は、レーザダイオード90を加熱する
ために温度コントロール96によって制御される。(第
2図からの)温度設定点コントロールは、温度コントロ
ール96が調節する温度を決定する。レーザダイオード
90の温度を変化させることによって、ダイオードの発
光波長のチューニングを行うことができる。一般には、
波長は1度摂氏当たり0.3ナノメーターシフトする。
温度を変化させることによって、レーザ波長は、個々の
蛍光性染料について最も有利な波長へ変化させることが
できる。通常、個々のレーザダイオードおよび所望の波
長に応じて、レーザは25℃から50℃で作動させる。
しかしながら、所望により、通常の冷蔵技術を用いてレ
ーザを冷却することもできる。レーザダイオード駆動機
102は、レーザダイオード90への駆動出力を供す
る。レーザダイオード駆動機102への制御入力は、レ
ーザオンオフ制御およびレーザ出力レベル設定を含み、
その両者共に主要PCB14から到来する。典型的に
は、レーザダイオード90は10MHzのパルス繰返し
速度および平均定格出力のほぼ6ないし7倍のピーク出
力にて作動させる。ピークベースに基づく定格出力を超
えることも可能である。何故ならば、レーザーパルスは
短くて、通常の失敗のメカニズム、熱ミラーの失敗は、
平均出力が典型的な連続作動出力未満であるので起こら
ないからである。
【0034】第6図は、全操作についてのフローチャー
トを示す。マイクロプロセッサー30はレーザのオンタ
イム104およびレーザのオフタイム106を設定す
る。データ獲得ウィンドウの開始への遅延時間は、マイ
クロプロセッサー30によって設定され、出発減衰10
8として標識される。一旦データ獲得ウィンドーが開か
れたならば、マイクロプロセッサー30によって設定さ
れた閾値レベルを超えるパルスがステップ110にてカ
ウントされる。これらの事象はカウント112として合
計される。データ獲得についての時間が終了していない
と、決定ブロック114がサイクルの再度の開始を指示
し、もう1つのレーザパルスおよびカウンティングの開
始を引き起こす。該決定ブロック114がデータ獲得時
間が完了したことを示すと、結果は、コンピュータまた
は他のデータ処理デバイスに提供される。
【0035】データ獲得ウィンドウの位置を変更するこ
とによって、時間の関数としての強度のヒストグラムを
編集することができる。所望により、好ましくは、ダン
ドライカー(Dandliker)の米国特許第4,877,965
号のデータ収集および解析技術を用いてデータの質をさ
らに改良することもできる。
【0036】システムのタイミング分解能を正確に望む
ように設定することができる。好ましい具体例におい
て、400ピコ秒のタイミング分解能を選択して2ナノ
秒もの短い蛍光減衰時間の正確な形成を可能とすること
ができた。従って、データ獲得ウィンドウはタイミング
分解能値の倍数として採られる。
【0037】第7図は、光量子の検出の時間を決定する
ように設計した本発明のフルオロメーターのシステム幅
の図である。検出サイクルの多数の反復の後、時間の関
数としての事象の数のヒストグラムを得る。好ましい具
体例において、75ナノ秒を超える1,024の時間ビ
ンまたは間隔の結果、75ピコ秒のビン幅となる。レー
ザPCBおよび入力オプティックスボード120は、レ
ーザビームを反応セル124へ向ける。反応セル124
からの蛍光は検出器PCB126によって検出され、そ
の入力は増幅器PCB130によって増幅され、その信
号はコンパレータPCB132に供給され、最終結果は
データ獲得PCB128に供給される。データ獲得PC
B128からの結果は、コンピュータ134または他の
機能が同様のデータ処理デバイスに供給することができ
る。所望により、インターフェースPCB136はデー
タ獲得PCB128とレーザPCB120との間の接合
に供する。さらに、熱コントロールPCB138はレー
ザダイオードの温度をモニタし、制御する(示さず)。
加えて、当業者に公知のごとく、かつ前記した具体例に
関連して述べたごとく、光学フィルタ140、偏光子1
42、レンズ144、および開口146を用いることが
できる。
【0038】操作において、レーザPCB120は反応
セル124へのレーザパルス列を供する。検出器PCB
126は、もしあれば、フォトンの受容を検出し、増幅
器PCB130によって増幅された後、コンパレータP
CB132につき設定されたレベルを超える信号につい
ては、事象はデータ獲得PCB128によって検出され
ると考えられる。一般的に言えば、次いで、事象の検出
は2つの方法で用いられる。第1に、事象の合計数の実
行カウントは注目する時間周期の間になされる。好まし
い具体例において、注目する時間周期は、検出周期の間
連続して実行される。第2に、事象の検出は事象が起こ
った時間を決定するのに用いられる。
【0039】本明細書にて利用する装置および方法をよ
り詳細に理解するために、第8図および第9図を参照さ
れたい。マイクロプロセッサー140およびメモリ42
はデータ獲得PCB128に基づいて作動してシステム
を制御する。好ましくは、RS232ポートのごときイ
ンターフェース144は、コンピュータ146または他
のデータ処理デバイスまたはディスプレイデバイスとの
連結を可能とする。マイクロプロセッサー140は、典
型的にはデジタルからアナログへのコンバータ150を
介して、偏光子コントロール128に対する制御、PM
T高電圧制御、およびICONT信号のごとき多数の制
御信号を供する。
【0040】総括クロック信号152は、好ましくは、
10MHzのオーダのものとする。これは、100ナノ
秒のサイクル時間を提供する。タイミング回路154は
レーザ駆動パルス156を発生し、これは、形状160
を有するレーザパルスの発生を引き起こす。さらに、タ
イミング回路154は遅延回路156の活性化を引き起
こし、これは、所定の遅延の後、ランプ発生器158を
活性化する。ランプ電圧162は一定時間の遅延で始ま
り(第9図参照)、次いで、ランプ部分を開始させる。
好ましい具体例において、遅延時間は25ナノ秒であ
る。検出事象信号164の受容に際し、ランプ電圧16
2の値はフリップ−フロップ166によるごとくにラッ
チされる。ランプ発生器158からの電圧のラッチされ
た値はアナログからデジタルへのコンバータ168で変
換され、メモリ142での貯蔵のためにマイクロプロセ
ッサー140に提供される。加えて、検出事象信号16
4はカウンタ170に提供され、これはすべての検出さ
れた事象のカウント実行を維持する。
【0041】好ましい具体例において、いずれのサイク
ルにて検出されたかに拘わらず、カウンタ170は検出
されたすべての事象をカウントする。特に、カウンタ1
70は、暗電流周期の間、レーザパルス時間の間、また
は過渡状態蛍光周期の間いずれかに拘わらず、検出され
た事象をカウントする。別法として、カウンタ170は
所望の時間の間でのみ活性化でき、例えば、暗電流時間
の間は活性化されない。
【0042】操作において、検出された事象164がデ
ータ獲得PCB128によって受容されると(第8
図)、検出事象の時間を測定し、それを処理し、それを
蓄えるのにある量の時間を要する。このプロセスを続け
つつ、時間検出システムは、従前に受容された光量子時
間が完了するまで新しい光量子または事象を無視する。
選択した個々のハードウェアに応じて、新しい光量子が
無視される間の時間は30マイクロ秒のオーダーとでき
る。もしクロック振動数が10MHzであると、ほぼ3
00のレーザパルスが無視される。一般に、これは最高
濃度の発蛍光団を除いたすべてにおいて重要でない。通
常の濃度において、PMTからの光量子事象の典型的な
入力速度は1秒当たりほぼ10,000である。従っ
て、光量子はおおざっぱに言って毎1,000パルスご
とに検出される。より高濃度の発蛍光団については、パ
ルス速度は大きさのオーダーによって増大させ得る。直
線性を維持するためには、レーザダイオードピーク出力
を低下させるか、あるいは開口を検出経路中にに置くこ
とができる。別法として、より大きいパルス速度につい
ては、カウンター170は、検出される事象のタイミン
グとは独立して、すべての検出された事象をモニタす
る。
【0043】この方法を通じて、ヒストグラムの形状
を、非常に多数の試料についての検出事象の時間を測定
することによって決定できる。しかしながら、ある事象
はプロセッシング時間の間は無視できるので、カウンタ
170は、時間の関数としての発蛍光団減衰の強度の真
実の測定を与えるために、スケールファクターの計算を
与える。好ましい方法において、暗電流信号レベル(レ
ーザパルスまたは蛍光減衰が無い場合にさえ存在する電
流または検出事象のレベル)を検出する。次に、暗電流
の値を、各ビンにおけるカウントの合計数から差し引
く。このようにして、その時間ビンの間に起こる検出事
象の数の真実の測定を設定する。次に、時間ビンにおけ
るカウントの合計数を合わせて、検出事象の合計数の測
定が得られる。次に、カウンタ170によりカウントさ
れた事象およびビンカウント(暗電流未満)のすべてを
統合することによって見い出された事象の数の比を各ビ
ンの値に乗ずる。このようにして、カウンタ170によ
って貯蔵された検出事象によって示されるごとく、解析
の間に起ったが、(恐らくは、事象が処理されつつあっ
たので)ランプ電圧162からの値のサンプリングによ
って検出されたヒストグラムの一部を形成しなかった事
象について補償がなされる。
【0044】すべての時間ビンについての事象の検出に
等しい重みを与えることが必要である。もしシステムが
レーザパルスの後に最初に検出された事象を常に記録す
るならば、不釣合な数の事象がヒストグラムに初期に検
出され、それにより、ヒストグラムの結果をゆがめてし
まう。ヒストグラムにおけるかかる歪みを回避する1の
方法は、検出につきランダム開始時間を採用することで
ある。好ましい具体例において、この時間は、それまで
の事象の貯蔵に直接的に続いてのいずれかの時間に対す
るランプ電圧160を測定する能力を再度可能ならしめ
ることによって測定できる。このようにして、休止時間
は発生せず、データの獲得および貯蔵のための比較的長
い周期が与えられたならば、引き続いて検出された事象
についてのモニターリングの再開の正確な時間は実質的
にランダムである。
【0045】レーザPCB120についての詳細なブロ
ックダイアグラムは第10図に示す。レーザPCB12
0はデータ獲得プロセッサーボード(第8図)からレー
ザ駆動パルス158を採り、レーザ光パルスを発生す
る。好ましい具体例において、パルスの持続は数ナノ秒
のオーダーであり、比較的高出力である。レーザ駆動パ
ルス158における次の上昇端はレーザフラッシュの発
生を引き起こす。入力ロジック170、174、および
176は、非常にシャープな上昇端を発生させ、これは
高出力デジタル駆動機178に供給される。デジタル駆
動機178はレーザダイオード178にパワーを供給す
る。レーザダイオード180によって使用される電流
は、データ獲得PCBからの信号ICONTによって設
定される(第8図)。レーザパルスの持続は遅延172を
変更することによって変えることができる。さらに、レ
ーザパルスの振幅は電流値ICONTを設定することに
よって変更される。参照ダイオード182はレーザ出力
の長期安定性をモニタする。好ましくは、参照ダイオー
ド182はレーザビームが通過するオプティックスおよ
びフィルタの下流に位置させる。このようにして、試料
に向けられる合計入力をモニタすることができる。合計
入力に影響する種々の因子は、レーザの性能または質低
下、光学構成要素のクリーンさまたはレーザフィルタの
質低下を包含する。光電流モニタ184はレーザダイオ
ード180の光電流をモニタする。パルスの長さおよび
繰返し速度は分かっているので、レーザダイオード18
0によって発生されるべき平均出力は計算できる。この
出力の読み、標識されたVMONはデータ獲得PCBに
フィードバックされる(第8図)。
【0046】加えて、随意のヒータ186ならびにサー
ミスタおよび温度制御188は、レーザダイオード18
0に対する温度制御を供する。温度設定点はデータ獲得
PCBからヒータ186および制御188に供給され
る。第1の具体例に関連して記載したごとく、温度を変
化させると、レーザダイオード180の波長を変化させ
る。
【0047】検出器PCB126は第11図に詳細に記
載する。光電子増倍管190は試料からの蛍光放射を受
容する。増幅器196としてのPMT高電圧制御信号1
94の制御下、高電圧発生器192はPMT190に対
して高電圧を供する。PMT190の出力は増幅器19
2を通過し、コンパレータ194を通って送られる。も
し検出され増幅された値が参照値を超えると、コンパレ
ータは該信号をデータ獲得PCBへの出力として通過さ
せる。好ましくは、微分シグナルを与えるデュアル共軸
ケーブルによって、増幅器192はコンパレータ194
に接続する。コンパレータ194は同様に共軸ケーブル
を介してデータ獲得PCBに接続される。
【0048】第12図は、操作の好ましい方法について
のフローチャートを示す。初期化相200の間、以下の
事項:PMT電圧、レーザ強度、データ獲得時間、液晶
偏光子(「LCP」)サイクル、およびLCPを平行し
て設定する。次に、データ獲得は202をスタートさせ
る。レーザパルス204および遅延206の後、ランプ
208が開始する。光量子が検出されたならば(21
0)、ランプ電圧は凍結され(212)、高さを測定
し、デジタルに変換する(214)。該データは適当な
ビンを更新する(216)。データ獲得時間決定が許容
される時間を超えると(218)、ハードウェアカウン
タは停止する。データ獲得時間がそのままであると、レ
ーザパルス列が再度開始される。データ獲得時間が完了
すると、カウンタからのデータが貯蔵される(22
0)。所望により、偏光子を代わりに他の向きに変更す
ることもできる(222)。
【0049】実験結果 本明細書に記載したデバイスおよび方法を、多数の系、
特に生物学的系からの蛍光測定で用いた。本明細書で報
告するデータは、検出システムの時間にて得られたもの
である。
【0050】アレニウス(Arrhenius)およびダンドライ
カー(Dandliker)およびシュー(Hsu)に対する同時係属
出願に記載されている蛍光性染料と組み合わせて用いた
場合、本明細書に記載したフルオロメトリーシステム
は、通常の技術の100倍を超える信号検出の改良とな
る。以下の表は、所望の信号の強度がバックグラウンド
の強度と等しくなる時点における染料の検出可能な濃度
レベルをリストする。使用した緩衝液は1%のウシ血清
アルブミンを含有する。データは以下の通りである。
【0051】
【表1】
【0052】長波長を持つ染料を選択することによっ
て、および本明細書に記載した時間ゲートおよび検出の
時間の技術を利用することによって、検出シグナル強度
における重要な改良が達成される。
【0053】直線性に関し、第13図はジゴキシンプロ
ーブ濃度の関数としての強度のlog−logプロット
を示す。結果は、システムが4桁の大きさにわたって直
線性であることを示す。さらに、1リットル当たりほぼ
10−13モルもの低い濃度が検出され得る。正確なシ
ステムはかかる直線性応答を有するはずである。という
のは、蛍光性物質の濃度が減少するにつれ、検出される
カウント数の対応する直線的減少があるはずだからであ
る。
【0054】試料からの現実のデータを第14図に示
す。強度(10秒当たりのカウント数)を1000単位
にてy軸に示す。x軸は時間ビン数を示し、各ビンは7
5ピコ秒間隔に対応する。散乱曲線は蛍光曲線のピーク
の左側にわずかにピークを持つ。暗電流カウントは、一
般に、ビン数200からビン数約300の時間の内に示
される。時間の関数としての蛍光曲線の減衰は、ダンド
ライカー(Dandliker)らの米国特許第4,877,965
号に開示されているごときデータ解析技術を組み合わせ
て用いることができるヒストグラムを与える。
【0055】前記にて詳細に記載したごとく、検出シス
テムの時間は、強度曲線の形状を正確に描き、従ってそ
の形状が時間の関数としての強度の絶対的測定を与える
ヒストグラムを形成する。好ましい具体例において、用
いる方法は、高速ハードウェアカウンタでカウントの合
計数をモニタすること、およびそれらのカウントを統合
することによって形状ヒストグラムからなるカウントの
合計数を決定することである。次いで、ヒストグラム形
状曲線に、合計統合カウントに対するハードウェアカウ
ントの比を乗じる。第15図は高速カウンタのカウント
の関数としての統合したタイミングシステムのカウント
を示す。1秒当たり最大33,000のカウントをタイ
ミングシステムカウンタによって検出することができ
る。しかしながら、これは、選択された特別のハードウ
ェアの関数である。当業者がデザインを選択できるごと
く、専用のプロセッサーまたはより速いプロセッサーを
選択するならば、事象の受容の時間を貯蔵するのに必要
な時間が減少し、従って、1秒当たりのカウント数を増
大させることができる。
【0056】第16図は、2つの曲線につき、(リット
ル×1010当たりのモルで表した)プローブ濃度の関
数としての(100万単位での)強度を示す。上側の曲
線は正規化したカウントを示し、下側の曲線は生のカウ
ントを示す。前記した技術の使用を通じて、生のカウン
トを正規化したカウントに変換し、それにより、プロー
ブ濃度の関数としての強度の直線性を得ることができ
る。
【0057】受容システムの時間において、ハードウェ
アカウンタ補償と組み合わせたレーザーダイオードの高
繰返し速度は、最良に有用なデータを与えた。好ましく
は、光量子のフラックスは比較的低い。光量子フラック
スが比較的低いと、2つの光量子が同時にPMTにヒッ
トする確率は実質的に減少し、それにより、システムの
非直線性は回避される。発蛍光団の濃度が減少するに従
い、レーザ出力および/または繰返し速度は速度データ
獲得まで増大させることができる。
【0058】第17図は、過渡状態偏光−対−ジゴキシ
ン濃度のグラフを示す。既知レベルのジゴキシンを含有
する20マイクロリットルの試料を、100マイクロリ
ットルの緩衝液中、25マイクロリットルのウサギ抗ジ
ゴキシン抗体と共に5分間インキュベートした。次い
で、蛍光標識したジゴキシンプローブ20マイクロリッ
トル(濃度5×10−11M)を添加し、さらに5分間
インキュベートした。最終的に、溶液を緩衝液1ミリリ
ットルで希釈した。次いで、蛍光信号を検出ハードウェ
ア装置の時間を用いて読み取った。特別の好ましい具体
例に関連して本発明を記載してきたが、多くの変形およ
び修飾は当業者に直ちに明らかであろう。従って、添付
の請求の範囲は、多くのかかる変形および修飾を含むよ
うに、先行技術を考慮して、できる限り広く解釈される
べきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 時間ゲート過渡状態蛍光減衰測定システムの
概略を示す。
【図2】 時間ゲートシステムのブロックダイアグラム
を示す。
【図3】 時間ゲートシステムの態様についての代表的
なタイミングダイアグラムを示す。
【図4】 時間ゲートシステムのための検出器印刷回路
ボードについてのブロックダイアグラムの詳細を示す。
【図5】 時間ゲートシステムにおけるレーザ印刷回路
ボードについてのブロックダイアグラムの詳細を示す。
【図6】 時間ゲートシステムにおける検出系について
のフローチャートを示す。
【図7】 事象の受容の時間の検出についてのフルオロ
メーターシステムの概略図を示す。
【図8】 検出システムの時間についてのデータ獲得プ
ロセッサーボードのブロックダイアグラムの詳細を示
す。
【図9】 検出システムの時間についてのタイミングダ
イアグラムを示す。
【図10】 検出システムの時間のレーザーPCBにつ
いての詳細なブロックダイアグラムを示す。
【図11】 検出システムの時間についての検出器印刷
回路ボードの詳細なブロックダイアグラムを示す。
【図12】 検出システムの時間についての検出システ
ムの操作のフローチャートである。
【図13】 検出システムの時間を利用する感度および
直線性を示すグラフであり、ジゴキシンプローブ濃度の
対数値の関数としての、計数強度の対数値を示す。
【図14】 検出システムの時間を利用するジゴキシン
血清アッセイを示すグラフであり、散乱および蛍光曲線
についての生データを示し、時間ビン数に対し、100
0単位で表した強度(カウント/秒)を示す。
【図15】 検出システムの時間についての100万単
位で表した高速カウンタ(カウント/10秒)に対し
て、1000単位で表したタイミングシステムカウンタ
(カウント/10秒)のグラフを示す。
【図16】 検出システムの時間についての生カウント
および正規化したカウントのグラフを示し、プローブ濃
度(1×10−10リットル当たりのモル)に対して、
100万単位で表した強度を示す。
【図17】 ジゴキシン濃度に対する過渡状態偏光のグ
ラフを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・マーリン・スタッドホルム アメリカ合衆国カリフォルニア州95070、 サラトガ、スコットランド・ドライブ 19661番 (72)発明者 デビッド・アーサー・ブラウ アメリカ合衆国カリフォルニア州95014、 キューパーティノ、スタンディング・オー ク・コート23005番 Fターム(参考) 2G043 AA01 BA16 CA03 DA01 EA01 FA03 GA25 GB21 HA01 HA07 JA02 KA01 KA02 KA05 KA08 KA09 LA02 MA01 MA03 MA12 NA02 NA04 NA05

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光の事象を検出し、 検出した事象の合計数をカウントし、 ヒストグラムの形状の予備ヒストグラムを決定し、 該予備ヒストグラムを含む事象の数をカウントし、次い
    で、 該予備ヒストグラムに、事象の合計数のカウントおよび
    該予備ヒストグラムを含む事象の数のカウントの比を乗
    じる工程からなることを特徴とする過渡態蛍光測定につ
    いての時間の関数として強度のヒストグラムを発生させ
    る方法。
  2. 【請求項2】 さらに、暗電流を測定し、カウンティン
    グおよび乗じる工程に先立って、予備ヒストグラムから
    暗電流の寄与を減じる工程を含む請求の範囲第1項記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 a)検出された事象をモニタし、 b)事象に際し、検出された事象の発生の時間を測定
    し、 c)工程bで測定した時間を貯蔵し、工程bの目的のた
    めに、この工程を行う間、他の検出された事象を無視
    し、 d)工程cの完了に際し、励起パルスの時間に関係しな
    い工程cの完了後の時点で工程aにおけるモニタリング
    を再度行い、 e)工程cで貯蔵した時間を用いてヒストグラムを発生
    させる工程からなることを特徴とする過渡態フルオロメ
    トリーシステムにおいて励起パルスから検出された事象
    のヒストグラムを発生させる方法。
  4. 【請求項4】 工程dにおいて、工程aにおけるモニタ
    リングを工程cの完了後直ちに測定する請求の範囲第3
    項記載の方法。
  5. 【請求項5】 a)検出された事象をモニタリングし、 b)事象に際し、ランプ電圧をサンプリングすることに
    よって検出された事象の発生の時間を測定し、 c)工程bで測定した時間を貯蔵し、工程bの目的のた
    めに、この工程を行う間、他の検出された事象を無視
    し、 d)工程cの完了に際し、工程cの完了後の時点で工程
    aにおいてモニタリングを再度行い、次いで e)工程cで貯蔵した時間を用いてヒストグラムを発生
    させる工程からなることを特徴とする過渡態フルオロメ
    トリーシステムにおいて検出された事象のヒストグラム
    を発生させる方法。
  6. 【請求項6】 ランプ電圧をサンプリングした後に、該
    電圧をデジタル表示に変換する請求の範囲第5項記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 工程cの完了後の時間がランダム時間で
    ある請求の範囲第3項記載の方法。
  8. 【請求項8】 試料を励起するためのレーザダイオー
    ド、 蛍光発光を受容するように位置させた検出器、および蛍
    光発光の受容の時間を測定するための手段からなり、こ
    こに該手段は遅延発生器を含むことを特徴とする発蛍光
    団を含有する試料を励起させ、該試料からの蛍光発光を
    検出するためのフルオロメーター。
  9. 【請求項9】 さらに、遅延蛍光ならびにレーザダイオ
    ードによる励起の間および直後に生じるバックグラウン
    ドを無視するための手段を含む請求の範囲第8項記載の
    フルオロメーター。
  10. 【請求項10】 時間ゲートを用いて、遅延蛍光および
    放射のパルスの直後のバックグラウンドを排除する請求
    の範囲第9項記載のフルオロメーター。
  11. 【請求項11】 さらに、該検出器の出力を受容するよ
    うに検出器に作動可能に連結したカウンタを含む請求の
    範囲第8項記載のフルオロメーター。
  12. 【請求項12】 さらに、時間ゲート発生器を含む請求
    の範囲第11項記載のフルオロメーター。
  13. 【請求項13】 該時間ゲート発生器が検出器の出力を
    ゲートする請求の範囲第12項記載のフルオロメータ
    ー。
  14. 【請求項14】 さらに、検出器の出力を入力として受
    容し、時間ゲート発生器の出力によって制御されるゲー
    トを含む請求の範囲第12項記載のフルオロメーター。
  15. 【請求項15】 該時間ゲート発生器がカウンタを含む
    請求の範囲第12項記載のフルオロメーター。
  16. 【請求項16】 該時間ゲート発生器がウィンドウオー
    プンカウンタおよびウィンドウクローズドカウンタを含
    む請求の範囲第15項記載のフルオロメーター。
  17. 【請求項17】 該検出器が光電子増倍管である請求の
    範囲第16項記載のフルオロメーター。
  18. 【請求項18】 該検出器が赤色感受性である請求の範
    囲第11項記載のフルオロメーター。
  19. 【請求項19】 該検出器が赤外線感受性である請求の
    範囲第11項記載のフルオロメーター。
  20. 【請求項20】 該レーザダイオードが試料に対して回
    転可能である請求の範囲第11項記載のフルオロメータ
    ー。
  21. 【請求項21】 該レーザダイオードが赤色ないし赤外
    線範囲で放射する請求の範囲第11項記載のフルオロメ
    ーター。
  22. 【請求項22】 該レーザダイオードが可変波長を有す
    る請求の範囲第11項記載のフルオロメーター。
  23. 【請求項23】 さらに、温度変更デバイスを含む請求
    の範囲第22項記載のフルオロメーター。
  24. 【請求項24】 該レーザダイオードがチューナブルレ
    ーザダイオードである請求の範囲第22項記載のフルオ
    ロメーター。
  25. 【請求項25】 該レーザダイオードが量子井戸レーザ
    ダイオードである請求の範囲第24項記載のフルオロメ
    ーター。
  26. 【請求項26】 さらに、オプティックスを含む請求の
    範囲第11項記載のフルオロメーター。
  27. 【請求項27】 さらに、ディスプレイを含む請求の範
    囲第11項記載のフルオロメーター。
  28. 【請求項28】 該蛍光発光が、ケージド・ジカルボキ
    シシリコンフタロシアニン−ジゴキシゲニン染料を含む
    染料からである請求の範囲第8項記載のフルオロメータ
    ー。
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