JP2001078175A - 蛍光観察装置 - Google Patents

蛍光観察装置

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JP2001078175A
JP2001078175A JP2000114702A JP2000114702A JP2001078175A JP 2001078175 A JP2001078175 A JP 2001078175A JP 2000114702 A JP2000114702 A JP 2000114702A JP 2000114702 A JP2000114702 A JP 2000114702A JP 2001078175 A JP2001078175 A JP 2001078175A
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excitation light
light
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Tomonari Sendai
知成 千代
Katsumi Hayashi
克巳 林
Kazuo Hakamata
和男 袴田
Toshiro Hayakawa
利郎 早川
Yoji Okazaki
洋二 岡崎
Kenji Matsumoto
研司 松本
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光観察装置の光源において、半導体レー
ザの構成材料およびその駆動方式の設定を最適化するこ
とにより、強度の高い励起光を発生させる。 【解決手段】 励起光光源17から発せられた励起光L
eを生体組織1に照射する励起光照射手段200と、こ
の励起光の照射により生体組織1から発生した蛍光を測
光する蛍光測光手段300とを備えてなる蛍光観察装置
において、励起光光源17にGaN系の半導体レーザを
用いるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励起光の照射によ
り生体等から発せられる蛍光を測光し診断等に供する情
報を提供する蛍光観察装置に関し、詳細には半導体レー
ザを励起光光源として用いた蛍光観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、励起光の照射により生体等か
ら発生する蛍光の強度およびスペクトルを取得し、診断
に供する情報を得る診断装置等が知られている。これら
の診断装置は、生体組織に診断用励起光を照射した際に
発生する蛍光を検出する方式、あるいは蛍光診断薬を予
め吸収させた生体組織に励起光を照射することにより発
生した蛍光を検出する方式等があり、内視鏡、コルポス
コープおよび手術用顕微鏡等に組み込まれ蛍光画像の観
察に利用されている。
【0003】例えば、特開平9−327433号におい
ては、呼吸器官および胃腸器官から自家蛍光を発生させ
る為の励起光光源として水銀ランプを使用し、この水銀
ランプから発生した励起光の照射により生体組織から発
生した自家蛍光を検出することにより病変組織を検出す
るシステムが開示されている。生体組織から蛍光を発生
させるための励起光は、紫外から可視光の短波長領域に
属する波長であることが望ましく水銀ランプはこの波長
領域において高出力を得やすい。
【0004】また、特開昭59−40830号において
は、励起光光源にエキシマ・ダイレーザを用い、この光
源から発せられる励起光を腫瘍親和性のある光感受性物
質を予め投与した生体組織に照射し、前記生体組織から
発生した蛍光を観察する装置が開示されている。上記技
術は、生体組織から1/60秒毎に画像を得て、生体組
織を動画像として観察する装置で、通常像と蛍光像とを
動画像として同時に観察することができる装置である。
蛍光像の観察は、エキシマ・ダイレーザが発する励起光
を、1/60秒毎にパルス幅30nsecで被写体とな
る生体組織に照射して、この励起光の照射により生体組
織から発生した蛍光を蛍光像用の高感度撮像素子により
撮像することにより動画像を得ており、一方、通常画像
の観察は、前記パルス幅30nsecで1/60秒毎に
行われるエキシマ・ダイレーザの照射期間を避けて白色
光を1/60秒毎の周期で被写体となる生体組織に照射
することにより得られる像を通常像用の撮像素子により
撮像し動画像を得ている。
【0005】ここで、エキシマ・ダイレーザのパルス発
光は、その発光時間が30nsecであってもピーク尖
頭値の極めて高いパルス光として出力されるので、その
照射を受けた生体組織から発生する蛍光の発光強度は良
好な診断情報を得るのに十分な強度となり、また励起光
が生体組織へ照射されてから生体組織が蛍光を発生する
までの時間遅れは殆ど無く励起光の照射と蛍光の発生は
ほぼ同時と考えられるので、励起光の照射および蛍光像
の撮像と、白色光の照射および通常像の撮像との時間帯
が重複することはない。さらに蛍光像の撮像は通常像の
撮像の垂直ブランキング期間内に行われ短時間なので、
戸外の光および室内照明等の背景光がノイズとして蛍光
像と共に撮像される割合は極小さい。
【0006】上記のようにエキシマ・ダイレーザおよび
水銀ランプは励起光光源として有利な点も多いが、装置
が極めて大掛かりでコストも極めて高く、近年小型で低
価格な半導体レーザを励起光光源として用いることが検
討されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
レーザは、紫外から可視光の短波長領域に属する波長の
光を発生することが望まれる励起光光源として用いるに
は発光する光の強度が弱く、またパルス発振させて連続
最大定格出力値以上のピーク尖頭値を発生させようとす
るとCOD(光損傷:Catastrophic Optical Damage)
と呼ばれる現象が生じ、半導体レーザの活性層の端面が
破壊されてしまう。この現象は半導体レーザの活性層の
端面の欠陥が非発光再結合中心となり、非発光再結合の
エネルギーが格子の熱振動に消費され発熱し、この熱に
より端面温度が上昇し転移が増殖することにより更にバ
ンドギャップが狭まり、バンドギャップが狭まるとさら
に光を吸収して熱を発生し端面の温度上昇を促進して熱
暴走が生じついには端面の溶融を引き起こすものであ
る。特に励起光光源に使用される紫外近傍の波長領域の
光を発生するエネルギーギャップの大きい半導体レーザ
においては、大きな電流を注入して光出力を高めたり、
連続最大定格出力値以上のピーク尖頭値を備えたパルス
光を安定して発生させたりすることは難しい。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、半導体レーザの構成材料およびその駆動方式
の設定を最適化することにより、紫外から可視光の短波
長領域に属する波長を持つ強度の高い光、例えば、光強
度が高い連続光や、光強度が高いパルス状の光や、ピー
ク尖頭値の高いパルス光を励起光として発生させること
ができる小型で低価格な蛍光観察装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の蛍光観察装置
は、光源から発せられた励起光を生体等の試料に照射す
る励起光照射手段と、励起光の照射により試料から発生
した蛍光を測光する蛍光測光手段とを備えてなる蛍光観
察装置において、光源としてGaN系の半導体レーザを
用いたことを特徴とするものである。
【0010】前記励起光照射手段は、光源から発せられ
た連続状の励起光を生体等の試料に照射するものとする
ことができる。
【0011】前記励起光照射手段は、光源から発せられ
たパルス状の励起光を生体等の試料に照射するものとす
ることができる。
【0012】前記GaN系の半導体レーザは、InGa
N系の半導体レーザとすることができ、その場合半導体
レーザの活性層は、InGaN/InGaN量子井戸構
造とすることができる。
【0013】前記半導体レーザは、パルス注入電流によ
り該半導体レーザの連続最大出力値以上のピーク尖頭値
を有するパルス状の励起光を出力せしめられるものとす
ることができる。
【0014】また、前記半導体レーザは、該半導体レー
ザの単位時間当たりのパルス発振出力の積分値が該半導
体レーザの単位時間当たりの連続最大出力の積分値以下
となるように駆動されるものとすることが好ましい。
【0015】また、前記半導体レーザは、所定の温度以
下に温調する温調手段を備えることができる。
【0016】また、前記半導体レーザは、ブロードエリ
ア型の半導体レーザまたは面発光型の半導体レーザとす
ることができる。
【0017】また、前記半導体レーザは、アレイ型の半
導体レーザとすることができる。
【0018】また、前記蛍光観察装置は、試料に間欠的
に可視光を照射する可視光照射手段と、可視光により照
明された試料の通常の像を撮像する通常像撮像手段とを
更に備え、可視光の非照射期間にパルス状の励起光が照
射されるものとすることができる。
【0019】また、前記励起光の照射は、通常像撮像手
段の垂直ブランキング期間内に行われるものとすること
ができる。
【0020】また、前記パルス状の励起光は、複数のパ
ルスから形成されたものとすることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の蛍光観察装置によれば、光源か
ら発せられた励起光を生体等の試料に照射することによ
りこの試料から発生した蛍光を測光するにあたり、光源
としてGaN系の半導体レーザを用いたことにより、紫
外から可視光の短波長領域に属する波長において、強度
の高い励起光を容易に得ることができ、蛍光観察装置を
小型で低価格なものとすることができる。なぜなら、G
aN系の材料は、融点が1000℃と他の材料、例えば
ZnSe(融点400〜500℃)やGaAs(融点7
00℃前後)に比べて非常に高いので、非発光再結合が
起きても素子の破壊を免れることができ、また熱伝導係
数も他の材料、例えばZnSeやGaAsに比べて非常
に大きく素子内で発生した熱はすみやかに外部に吸収さ
れ端面温度の上昇による転移の増殖を抑制することがで
きるからである。さらに、GaN系の材料は、共有結合
ライクの構造となっているため、転移の易動度が他の材
料、例えばZnSe(イオン結合)やGaAs(イオン
結合と共有結合の中間的結合)に比べて極端に小さく非
発光再結合が起きても転移の増殖に起因する熱暴走の発
生を阻止することができる。
【0022】なお、前記励起光照射手段を、光源から発
せられた連続状の励起光を生体等の試料に照射するもの
とすれば、出力の大きな励起光を少ない駆動電流で高効
率に発生させることができる。
【0023】また、前記励起光照射手段を、光源から発
せられたパルス状の励起光を生体等の試料に照射するも
のとすれば、出力の大きなパルス状の励起光やピーク尖
頭値の高いパルス状の励起光を発生させることができ
る。なぜなら、GaN系の材料は、融点が1000℃と
他の材料、例えばZnSe(融点400〜500℃)や
GaAs(融点700℃前後)に比べて非常に高いの
で、非発光再結合が起きても素子の破壊を免れることが
でき、また熱伝導係数も他の材料、例えばZnSeやG
aAsに比べて非常に大きく素子内で発生した熱はすみ
やかに外部に吸収され端面温度の上昇による転移の増殖
を抑制することができるからである。さらに、GaN系
の材料は、共有結合ライクの構造となっているため、転
移の易動度が他の材料、例えばZnSe(イオン結合)
やGaAs(イオン結合と共有結合の中間的結合)に比
べて極端に小さく非発光再結合が起きても転移の増殖に
起因する熱暴走の発生を阻止することができる。
【0024】また、前記GaN系の半導体レーザを、I
nGaN系の半導体レーザとすれば、キャリアが非発光
再結合中心となる格子欠陥に捕獲される前にIn(イン
ジウム)等の組成不均一により形成された局在準位に不
可避的に捕獲され、そこで効率的に発光再結合されるた
め、転移等の欠陥が存在しても非発光再結合中心とはな
らず、注入した電流が光に変換されずに熱の発生を引き
起こすことを避けることができるので、活性層内に転移
等の欠陥が存在してもCOD(光損傷)の発生を防止す
ることができる。
【0025】また、前記半導体レーザの活性層を、In
GaN/InGaN量子井戸構造とすれば、量子井戸の
中に量子準位ができミニバンドの中にキャリアが集中す
るようになり、発光再結合の効率が良くなって発振閾値
電流が低下するので、大きな光出力を少ない駆動電流に
より得ることができるようになる。
【0026】また、前記半導体レーザを、該半導体レー
ザの単位時間当りのパルス発振出力が該半導体レーザの
単位時間当りの連続最大出力以下となるように駆動され
るものとすれば、熱損傷を起こさずに安定的にピーク尖
頭値の高いパルス発光を継続することができる。
【0027】また、前記半導体レーザを、所定の温度以
下に温調すれば、発振閾値電流を低下させることができ
ると共に、端面温度の上昇による転移の増殖を抑制する
ことができるので、最大出力が熱飽和で限定されずによ
り高い出力またはピークパワーを得ることができ寿命も
大幅に延ばすことができる。
【0028】また、前記半導体レーザを、ブロードエリ
ア型の半導体レーザまたは面発光型の半導体レーザとす
ればより安価に高出力の励起光光源を得ることができ
る。
【0029】また、前記半導体レーザをアレイ型の半導
体レーザとすれば、複数の場所から発生するレーザ光の
光出力を積算した出力値を持つ励起光を発生させること
ができるのでより安価に高出力の励起光光源を得ること
ができる。
【0030】また、前記蛍光観察装置が、前記可視光照
射手段と、通常像撮像手段とを更に備え、可視光の非照
射期間にパルス状の励起光を照射するようにすれば、可
視光と励起光とが干渉しないようにそれぞれの光を生体
等の試料に照射することができ、より正確に蛍光像と通
常像とを撮像することができる。
【0031】また、前記励起光の照射を通常像撮像手段
の垂直ブランキング期間内に行うようにすれば、通常像
の撮像を妨げることなく生体組織に励起光を照射するこ
とができる。
【0032】また、前記パルス状の励起光を、複数のパ
ルスから形成されたものとすれば、例えば前記パルス状
の励起光がQスイッチ等によるパルス駆動によって得ら
れた1つのパルスから形成されたものである場合には、
この1つのパルスと同等の出力を複数のパルスの出力の
和として得ることができるのでパルスの尖塔値を下げる
ことができ、半導体レーザの寿命を延ばすことができる
と共に、レーザ駆動用ドライバ回路の負担が軽減され、
より一層の装置コスト低減と小型化が可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を用いて説明する。
【0034】図1は、本発明を適用した第1の実施の形
態による蛍光観察装置の概略構成を示す図である。
【0035】第1の実施の形態による蛍光観察装置は、
励起光および可視光(白色光)の光源を備えた光源部1
00と、光源部100から導かれた白色光Whを生体組
織へ照射することにより得られる通常の像を撮像し、同
様に光源部100から導かれた励起光Leを生体組織へ
照射することにより得られる蛍光の像を光ファイバによ
り伝搬する屈曲自在な内視鏡先端部200と、内視鏡先
端部200で得られた上記通常像と蛍光像とを画像信号
として取り込み記憶する画像取込部300と、画像取込
部300によって記憶された画像信号を入力し演算して
癌組織と正常組織とを識別し、その結果を画像信号とし
て記憶し出力する演算機能と記憶機能とを備えた画像演
算メモリ13と、画像演算メモリ13から出力された画
像信号をビデオ信号に変換し出力するビデオ信号処理回
路14と、ビデオ信号処理回路14によって出力された
ビデオ信号を画像として表示する表示部15と、励起光
Leの照射、白色光Whの照射、通常像の読取り、蛍光
像の読取り等のタイミングを制御するコントロール部1
6とから構成されている。
【0036】光源部100の白色光光源19には、コン
トロール部16により制御される白色光電源20が接続
され、該白色光光源19は1/60秒周期で白色光Wh
を発生し、その白色光Whは白色集光レンズ22により
集光されて、多成分ガラスファイバで形成され光源部1
00に接続された白色光ライトガイド25−1に入射さ
れる。
【0037】一方、光源部100の励起光光源17に
は、多重量子井戸構造InGaN半導体レーザ(活性層
InGaN/InGaN)が用いられ、コントロール部
16により制御されるLD電源18によってパルス駆動
されることにより1/60秒周期でパルス状の励起光L
eを発生し、その励起光Leは励起光集光レンズ21に
より集光されて石英ガラスファイバで形成され光源部に
接続された励起光ライトガイド25−2に入射される。
【0038】なお、上記励起光光源17に用いられる半
導体レーザは、連続最大出力(連続最大定格出力)Pm
ax(mW)、連続最大動作電流Imax(mA)、発
振波長410nm(シングルモード)、発振閾値電流I
th(mA)(Ith<Imax)である(図2参
照)。その構造および組成は概略図3に示すような構成
からなるものである。
【0039】また、上記白色光ライトガイド25−1と
励起光ライトガイド25−2とはバンドルされており、
ケーブル状に一体化されている。
【0040】内視鏡先端部200には、上記ケーブル状
に一体化された白色光ライトガイド25−1および励起
光ライトガイド25−2が挿入され照明レンズ5を介し
て試料1(生態組織1)に向けて励起光Leまたは白色
光Whが照射されるように配設されている。白色光Wh
の照射により照明された生態組織1の像(通常像)は通
常観察用対物レンズ6によって通常観察用CCD撮像素
子7の受光面に結像され、通常観察用CCD撮像素子7
により電気的な画像信号に変換されてCCDケーブル2
7により画像取込部300に伝送される。一方、励起光
Leが照射されたときに試料1から発生する蛍光Keの
像(蛍光像)は蛍光観察用対物レンズ4によって蛍光像
イメージファイバ26の端面Kiに結像され、その像は
蛍光像イメージファイバ26内を伝搬して画像取込部3
00に接続された蛍光像イメージファイバ26の他方の
端面Koに導かれる。
【0041】画像取込部300には、CCDケーブル2
7によって伝送された電気的な画像信号をA/D変換す
る通常観察用A/D変換器8とA/D変換された画像を
記憶する通常画像メモリ9とが通常像の観察用に備えら
れ、一方蛍光像の観察用としては、蛍光像イメージファ
イバ26の端面Koに導かれた蛍光像を、波長410n
m近傍以下の波長を遮断する励起光カットフィルタ24
を介して蛍光用集光レンズ23により蛍光観察用高感度
撮像素子10の受光面に結像させるように構成された光
学系と、蛍光観察用高感度撮像素子10(冷却型裏面照
射CCD)と、蛍光観察用高感度撮像素子10によって
受光され変換された電気的な画像信号をA/D変換する
蛍光観察用A/D変換器11と、A/D変換された画像
を記憶する蛍光画像h1メモリ12−1、蛍光画像h2
メモリ12−2および蛍光画像h3メモリ12−3から
なる蛍光画像メモリ12とが備えられている。
【0042】なお、上記蛍光観察用高感度撮像素子10
の受光面には、図4に示すような波長領域h1(430
nm近傍から445nm近傍の間)、波長領域h2(4
45nm近傍から520nm近傍の間)、波長領域h3
(520nm近傍から700nm近傍の間)のみをそれ
ぞれ透過させる特性を備えた3種類のフィルタの集合体
からなる図5に示すようなカラーモザイクフィルタ10
aがオンチップされており、蛍光像は図4に示す3つの
領域の波長帯域に分離されて受光される。
【0043】次に、上記第1の実施の形態における作用
について説明する。
【0044】第1の実施の形態の蛍光観察装置は図6に
示すタイミングチャートに従ってコントローラ16によ
り制御されている。図6のタイミングチャートに示され
るように、白色光光源19から発せられた白色光Wh
は、白色光集光レンズ22および白色光ライトガイド2
5−1を介して内視鏡先端部200に導かれ照明レンズ
5を介して生体組織1を照明する。白色光Whによって
照明された生体組織1の像は、通常観察用対物レンズ6
により通常観察用CCD撮像素子7の受光面上に結像さ
れ、通常観察用CCD撮像素子7を構成する、光を電荷
に変換する多数の感光素子からなる感光部に露光され信
号電荷に変換されて蓄積される。白色光Whの照明が終
了すると、感光部に蓄積された信号電荷は通常観察用C
CD撮像素子7を構成する回路によって電気的な画像信
号に変換されて読み出され、通常観察用A/D変換器8
によりデジタル値に変換されて通常画像メモリ9に記憶
される。
【0045】上記白色光Whの照射が終了すると、次に
励起光光源17から発せられたパルス状の励起光Le
が、励起光集光レンズ21および励起光ライトガイド2
5−2を介して内視鏡先端部200に導かれ照明レンズ
5を介して生体組織1に向って照射される。
【0046】励起光Leの照射により生体組織1から発
せられた蛍光は蛍光観察用対物レンズ4によって蛍光像
イメージファイバ26の端面Kiに結像され他方の端面
Koに伝搬される。端面Koに伝搬された蛍光像は励起
光カットフィルタ24により測定対象となる蛍光Keに
混入する励起光Leが除去され、蛍光集光レンズ23に
よってモザイクフィルタ10aがオンチップされた蛍光
観察用高感度撮像素子10の受光面上に結像され、蛍光
観察用高感度撮像素子10の感光部に露光されて信号電
荷として蓄積される。励起光Leのパルス状の照射が終
了すると、感光部に蓄積された信号電荷は蛍光観察用高
感度撮像素子10を構成する回路によって電気的な画像
信号に変換されて読み出され、蛍光観察用A/D変換器
11によりデジタル値に変換されて、蛍光画像h1メモ
リ12−1、蛍光画像h2メモリ12−2および蛍光画
像h3メモリ12−3に記憶される。
【0047】このとき、モザイクフィルタ10aのh1
フィルタを透過し蛍光観察用A/D変換器11によりデ
ジタル値に変換された蛍光の強度値は蛍光画像h1メモ
リ12−1に記憶され、h2フィルタを透過し蛍光観察
用A/D変換器11によりデジタル値に変換された蛍光
の強度値は蛍光画像h2メモリ12−2に記憶され、h
3フィルタを透過し蛍光観察用A/D変換器11により
デジタル値に変換された蛍光の強度値は蛍光画像h3メ
モリ12−3に記憶される。
【0048】ここで、励起光光源17に用いられる多重
量子井戸構造InGaN半導体レーザ(活性層InGa
N/InGaN)の動作条件について詳細を説明する。
【0049】この半導体レーザは、単位時間当りの発振
出力の積分値が単位時間当りの連続最大出力の積分値以
下で駆動され、且つ、連続最大出力以上のピーク尖頭値
を得るようにパルス発振デューティ比が設定されてお
り、連続最大出力がPmax(mW)の上記半導体レー
ザを1/60秒の周期でパルス動作させるときの各単パ
ルスの単位時間当りの発振出力の積分値に相当するエネ
ルギーEを、単位時間当りの連続最大出力の積分値J以
下の値に設定する必要がある。ここで、単位時間は1/
60秒となるので、以下に示す条件を満たすことが必要
となる。
【0050】 単パルスの上記エネルギーE(mJ)≦Pmax/60 従って、例えば矩形波の電流の注入により発せられる矩
形波のパルス幅を0.5msecにするには、ピーク尖
頭値は下記の値に設定される(図7(a)参照)。
【0051】ピーク尖頭値Pp(mW)≦(1000/
0.5)×(Pmax/60) ∴ピーク尖頭値Pp(mW)≦(2000/60)×
(Pmax/60) ここで、 (2000/60)×(Pmax/60)≒33.3×
Pmax また、矩形波で駆動する場合のピーク尖頭値をPp(m
W)(Pp>Pmax)にするには、パルス幅が下記の
値となるようにデューティ比が設定される(図7(b)
参照)。
【0052】パルス幅Wd(sec)≦(1/Pp)×
(Pmax/60) ∴パルス幅Wd(sec)≦Pmax/(60×Pp) ここで、図8に示すようにInGaNは同一温度におけ
る転位の易動度がInGaAsPやGaAsに比べて1
0桁程度低い値となっており、さらに活性層をInGa
N/InGaN多重量子井戸構造とすることにより発振
の条件が緩和されているので(発振閾値電流を低下させ
温度依存性を小さくして発光効率が高められたので)上
記のように、連続最大出力よりも高いピーク尖頭値で発
振させてもCOD(光損傷:Catastrophic Optical Dam
age)が起こらず、ピーク尖頭値が高いパルスの発振を
安定的に継続させることができる。また、パルス駆動す
ることにより熱の発生が断続的になり放熱時間が増すの
で、結晶の発熱によりMg等のドーピング材が熱拡散し
て活性層を横切り短絡することによる劣化を防ぐことが
でき素子の寿命を延ばすことができる。
【0053】また、図6のタイミングチャートに示され
るように、通常像と蛍光像とを1/60秒毎に取り込
み、動画像を得るには、生体組織1への励起光Leの照
射と白色光Whの照射とは1/60秒の中で重複しない
ように時間を設定しそれぞれの光を露光する必要があ
る。例えば、励起光Leの生体組織への照射と生体組織
から発生する蛍光の露光は、白色光Wh光の照射が停止
され通常観察用CCD撮像素子7が垂直ブランキング期
間となっている間に実施するようなタイミングを設定す
る必要がある。そして、それぞれの撮像素子によって露
光され感光部に蓄積された信号電荷を読み出す場合に
は、一旦蓄積された信号電荷を撮像素子を構成する感光
部外の他の回路へ移動し退避させ、この退避した信号電
荷を読み出すことにより、次の周期の信号電荷の読出し
が始まるまでの約1/60秒間の余裕時間の間に信号電
荷を読み出すことができるので、ノイズの少ない画像信
号を得ることができる。
【0054】蛍光画像h1メモリ12−1、蛍光画像h
2メモリ12−2および蛍光画像h3メモリ12−3に
記憶された画像信号の値は、画像演算メモリ13に出力
され以下のような演算処理が施される。
【0055】図9に拡大して示すようにモザイクフィル
タ10aは4つの微小領域を備えた行列状の多数の区画
からなり、例えば区画M11の中の4つの微小領域M1
1(1,1)、M11(1,2)、M11(2,1)、
M11(2,2)には、図4に示すような波長領域h
1、波長領域h2、波長領域h3のみをそれぞれ透過さ
せるフィルタ特性を備えたh1フィルタ、h2フィル
タ、h3フィルタが配設され、微小領域M11(1,
1)にはh1フィルタ、微小領域M11(1,2)およ
びM11(2,1)にはh2フィルタ、微小領域M11
(2,2)にはh3フィルタが対応している。ここで、
一般に、癌組織と正常組織とのプロファイルを比較する
と、図4に示すように波長領域h2において正常組織は
癌組織と異なるプロファイルを有することが知られてい
るので、波長領域h2における蛍光強度を全波長領域の
蛍光強度で除算することにより、癌組織と正常組織との
識別が可能となる。すなわち、モザイクフィルタ10a
の区画M11の中の4つの微小領域M11(1,1)、
M11(1,2)、M11(2,1)、M11(2,
2)に対応する個々の感光素子から得られる蛍光の強度
値をそれぞれD11(1,1)、D11(1,2)、D
11(2,1)、D11(2,2)とすると、区画M1
1における識別値DD11は以下のように表される。す
なわち、 DD11=h2フィルタを透過した蛍光強度/全波長領域の蛍光強度 =h2フィルタを透過した蛍光強度/(h1フィルタを透過した蛍 光強度+h2フィルタを透過した蛍光強度+h3フィルタを透過した蛍光強度) =[{D11(1,2)+D11(2,1)}/2]/[D11(1 ,1)+{D11(1,2)+D11(2,1)}/2+D11(2,2)] このようにして求められた値をモザイクフィルタ10a
の全ての区画、すなわちM11、M12、M13、M1
4・・・に対応させて演算し、あらかじめ癌組織または
正常組織と判定された生体組織から上記と同様の手法に
よって求めた、基準識別値STと比較することにより癌
組織または正常組織との差異の度合いを値として求める
ことができ、その結果は識別差異値SSとして画像演算
メモリ13に記憶される。すなわち、区画Mxyにおけ
る識別差異値SSの値は以下の式によって求められる。
【0056】SS(x、y)=DDxy−ST 上記のようにして求められた識別差異値SSは画像演算
メモリ13から出力され、通常画像メモリ9から出力さ
れる通常画像の画像信号の値と共にビデオ信号処理回路
14に入力され、1画面に通常画像と蛍光画像とが同時
に表示されるように信号処理が施されて病変部の診断に
供する情報として表示器15に出力され表示される。
【0057】なお、図10に示すように1段ペルチェ素
子28を励起光光源17に密着して配設し多重量子井戸
構造InGaN半導体レーザ(活性層InGaN/In
GaN)の動作温度を10℃以下に冷却すれば発振閾値
電流は温度に依存して低下するので半導体レーザの寿命
を大幅に延ばすことができると共に、最大出力が熱飽和
で限定されずに、より高いピーク尖頭値を得ることがで
きる。さらに複数段のペルチェ素子を用いて−20℃ま
で冷却すれば上記の効果をさらに高めることができる。
【0058】なお、上記第1の実施の形態では半導体レ
ーザを多重量子井戸構造InGaN半導体レーザ(活性
層InGaN/InGaN)としたが、InGaN半導
体レーザおよび他のGaN系半導体レーザにおいても従
来より優れた上記のような効果を得ることができる。
【0059】図11は本発明による蛍光観察装置の第2
の実施の形態を示す概略構成図であり、生体組織に予め
光感受性色素であるフォトフリンを吸収させておき、
このフォトフリンを吸収させた生体組織に励起光を照
射することにより生体組織から発せられる蛍光の発光状
態の差により病変部の局在を診断する蛍光内視鏡に本発
明を適用したものである。
【0060】第2の実施の形態においては、励起光光源
17は発振波長400nmの多重量子井戸構造InGa
N半導体レーザ(活性層InGaN/InGaN)が用
いられ、発振閾値電流Ith(mA)以上のDCバイア
ス電流を加えながらパルス動作されている。
【0061】また、上記半導体レーザのパルス発振は、
図12に示すようにDCバイアス電流により発生するL
ED光(自然放出光)の単位時間当り(1/60秒当
り)の出力の積分値Boと単位時間当りのパルス発振出
力の積分値Eoが、単位時間当りの連続最大出力の積分
値Jo以下になるように駆動され、かつ連続最大出力以
上のピーク尖頭値を得るようにパルス発振デューティ比
が設定されている。すなわち、 Eo+Bo≦Jo となるようにパルス発振デューティ比が設定されてい
る。
【0062】さらに、上記半導体レーザは紫外領域〜可
視領域の波長を発振することが可能なので、想定する光
感受性色素の励起波長に応じて最適な波長を選択するこ
とができる。
【0063】なお、第2の実施の形態においては、内視
鏡先端部200にはCCDを備えておらず通常像と蛍光
像とは共にイメージファイバ25により画像取込部30
0に伝搬される。画像取込部300には、モータ30に
より回転される円盤状のフィルタ29と、白色光Whで
照明された生体組織1の像を撮像する通常観察用CCD
撮像素子7と励起光Leの照射により生体組織1から発
生した蛍光を撮像する蛍光観察用高感度撮像素子8が備
えられている。
【0064】フィルタ29は図13に示すように、通常
像の観察に必要な波長領域の光を反射する反射領域29
−1および蛍光像の観察に必要な波長領域の光を透過す
る透過領域29−2を備えている。その他の構成は実施
例1と同様である。
【0065】上記構成による第2の実施の形態の作用は
第1の実施の形態と同様に図6に示すタイミングチャー
トに従ってコントローラ16により制御されており、白
色光Whで生体組織1が照明されているときに得られる
通常像はフィルタ29の反射領域29−1によって反射
され通常観察用CCD撮像素子7の受光面に結像され
る。一方、励起光Leが生体組織1を照射しているとき
に得られる蛍光像はフィルタ29の透過領域29−2を
透過して蛍光観察用高感度撮像素子10の受光面に結像
される。通常観察用CCD撮像素子7の受光面に結像さ
れた通常像は信号電荷に変換され、さらに画像信号に変
換されて通常観察用A/D変換器8に出力され、通常観
察用A/D変換器8によってデジタル値に変換されて通
常画像メモリ9に記憶される。一方、蛍光観察用高感度
撮像素子10の受光面に結像された蛍光像は信号電荷に
変換され、さらに画像信号に変換されて蛍光観察用A/
D変換器11に出力され、蛍光観察用A/D変換器11
によってデジタル値に変換されて蛍光画像メモリ12に
記憶される。
【0066】通常画像メモリ9および蛍光画像メモリ1
2に記憶された画像信号はビデオ信号処理回路14に入
力され、1画面に通常画像と蛍光画像とが同時に表示さ
れるように信号処理され、病変部の局在を診断する情報
として表示器15に出力され表示される。その他の構成
および作用は第1の実施の形態と同様である。
【0067】なお、前記第1の実施の形態に補足して説
明したペルチェ素子28を励起光光源17に密着して配
設する温調方式は、冷却による結露を防ぐために、図1
4に示すようにペルチェ素子28から延びる冷却板28
aに半導体レーザ42を密着させて固定し、この半導体
レーザ42をカバー28bによって密閉し、その内部に
窒素を封入する方式とすることが好ましい。
【0068】図15は本発明による蛍光観察装置の第3
の実施の形態を示す概略構成図であり、第1の実施の形
態と共通の機能を有する構成については第1の実施の形
態と同一の符号を用いて示したものである。
【0069】第3の実施の形態における蛍光観察装置8
00は、蛍光観察用高感度撮像素子10の受光面上にオ
ンチップされるモザイクフィルタの構成を変更し、第1
の実施の形態の構成に含まれていた蛍光画像h3メモリ
12−3を除いたものであり、その他の構成は第1の実
施の形態の構成と同様である。第3の実施の形態におけ
るモザイクフィルタ10bは、図16に示されるような
波長領域h1(430nm近傍から740nm近傍の
間)、波長領域h2(445nm近傍から520nm近
傍の間)の光をそれぞれ透過させる特性を備えた2種類
のh1フィルタおよびh2フィルタを図17に示すよう
な格子状に並べた集合体からなるものである。
【0070】次に、上記第3の実施の形態における作用
について説明する。
【0071】第3の実施の形態の蛍光観察装置800は
図18に示すタイミングチャートに従ってコントローラ
16により制御されている。図18のタイミングチャー
トに示されるように、同じ矩形波形状を持つ3つの分割
パルスから形成されたパルス状の励起光Leが励起光光
源17から発せられ、励起光集光レンズ21および励起
光ライトガイド25−2を介して内視鏡先端部200に
導かれて照明レンズ5を介して生体組織1に向って照射
される。
【0072】励起光Leの照射により生体組織1から発
せられた蛍光は蛍光観察用対物レンズ4によって蛍光像
イメージファイバ26の端面Kiに結像され他方の端面
Koに伝搬される。端面Koに伝搬された蛍光像は励起
光カットフィルタ24により測定対象となる蛍光Keに
混入する励起光Leが除去され、蛍光集光レンズ23に
よってモザイクフィルタ10bがオンチップされた蛍光
観察用高感度撮像素子10の受光面上に結像され露光さ
れて、蛍光観察用高感度撮像素子10の感光部に信号電
荷として蓄積される。パルス状の励起光Leの照射が終
了すると、感光部に蓄積された信号電荷は蛍光観察用高
感度撮像素子10を構成する回路によって電気的な画像
信号に変換されて読み出され、蛍光観察用A/D変換器
11によりデジタル値に変換されて、蛍光画像h1メモ
リ12−1および蛍光画像h2メモリ12−2に記憶さ
れる。
【0073】このとき、モザイクフィルタ10bのh1
フィルタを透過し蛍光観察用A/D変換器11によりデ
ジタル値に変換された蛍光の強度値は蛍光画像h1メモ
リ12−1に記憶され、h2フィルタを透過し蛍光観察
用A/D変換器11によりデジタル値に変換された蛍光
の強度値は蛍光画像h2メモリ12−2に記憶される。
【0074】ここで、励起光光源17に用いられる多重
量子井戸構造InGaN半導体レーザ(活性層InGa
N/InGaN)の動作条件について詳細を説明する。
【0075】この半導体レーザは、単位時間当りの発振
出力の積分値が単位時間当りの連続最大出力の積分値以
下で駆動され、且つ、連続最大出力以上のピーク尖頭値
を得るようにパルス発振デューティ比が設定されてお
り、連続最大出力がPmaxの上記半導体レーザを1/
60秒の周期でパルス動作させるときのパルス状の励起
光の単位時間当りの発振出力の積分値に相当するエネル
ギーEを単位時間当りの連続最大出力の積分値J以下の
値に設定する必要がある。ここで、単位時間は1/60
秒(動画像の1フレーム分の時間)であり、連続最大出
力(連続発振における最大定格出力)はPmax=10
mW、パルス状の励起光を形成する分割パルス数=3と
すれば、以下に示す条件を満たすことが必要となる。
【0076】各分割パルスのエネルギーE1(mJ)≦
10/60/3 従って、例えば矩形波である分割パルスのパルス幅Wd
を0.1μsecとすると、分割パルスのピーク尖頭値
Ppは以下に示す条件を満たすことが必要となる。(図
19参照)。
【0077】ピーク尖頭値Pp(mW)≦E1/Wd=
(10/60/3)×(1/0.1×10−6) ∴ピーク尖頭値Pp(mW)≦(1/18)×(1/1×1
−7) ここで、 (1/18)×(1/1×10−7)(単位mW)≒5.6
×10(単位W) となり、実際に半導体レーザを駆動する場合には、半導
体レーザを破壊しないように、0〜1の間の適当な安全
係数αを上記値に乗じた値をピーク尖頭値として設定す
るので、 ピーク尖頭値Pp(W)≦α×5.6×10 となる。
【0078】上記のようなパルス状の励起光の設定下に
おいて撮像され、蛍光画像h1メモリ12−1および蛍
光画像h2メモリ12−2に記憶された画像信号の値
は、画像演算メモリ13に出力され画像演算メモリ13
において以下のような演算処理が施される。
【0079】図20に拡大して示すようにモザイクフィ
ルタ10aは4つの微小領域を備えた行列状の多数の区
画からなり、例えば区画M11の中の4つの微小領域に
は、図16に示す波長領域h1、波長領域h2をそれぞ
れ透過させるフィルタ特性を備えたh1フィルタ、h2
フィルタが配設され、微小領域M11(1,1)および
M11(2,2)にはh1フィルタ、微小領域M11
(1,2)およびM11(2,1)にはh2フィルタ、
が対応している。ここで、一般に、癌組織と正常組織と
のプロファイルを比較すると、図16に示したように波
長領域h1と波長領域h2において正常組織と癌組織と
は異なるプロファイルを有することが知られているの
で、波長領域h2における蛍光強度を全波長領域の蛍光
強度で除算することにより、癌組織と正常組織との識別
が可能となる。すなわち、モザイクフィルタ10bの区
画M11の中の4つの微小領域M11(1,1)、M1
1(1,2)、M11(2,1)、M11(2,2)に
対応する個々の感光素子から得られる蛍光の強度値をそ
れぞれD11(1,1)、D11(1,2)、D11
(2,1)、D11(2,2)とすると、区画M11に
おける識別値DD11は以下のように表される。すなわ
ち、 DD11=h2フィルタを透過した蛍光強度/全波長領域を透過した蛍光強 度 =h2フィルタを透過した蛍光強度/h1フィルタを透過した蛍光 強度 =[{D11(1,2)+D11(2,1)}]/[D11(1,1 )+D11(2,2)] このようにして求められた値をモザイクフィルタ10b
の全ての区画、すなわちM11、M12、M13、M1
4・・・に対応させて演算し、あらかじめ癌組織または
正常組織と判定された生体組織から上記と同様の手法に
よって求めた基準識別値STと比較することにより癌組
織または正常組織との差異の度合いを値として求めるこ
とができ、その結果は識別差異値SSとして画像演算メ
モリ13に記憶される。
【0080】上記のようにして求められた識別差異値S
Sは画像演算メモリ13から出力され、通常画像メモリ
9から出力される通常画像の画像信号の値と共にビデオ
信号処理回路14に入力され信号処理が施されて、通常
画像と蛍光画像とがそれぞれ異なる表示器15aおよび
表示器15bに表示される。その他の作用については第
1の実施の形態と同様である。
【0081】なお、上記第3の実施の形態においては、
同じ矩形波形状を持つ3つの分割パルスから形成される
パルス状の励起光を生体組織1に照射する例を示した
が、パルス状の励起光は3つの分割パルスから形成され
るものに限らず、複数の分割パルスから形成されるもの
であればよく、さらにパルス形状およびピーク尖頭値等
が各分割パルス毎に異なっていてもかまわない。
【0082】また、上記第1から第3の実施の形態にお
ける生体組織へのパルス状の励起光の照射は必ずしも通
常観察用CCD撮像素子7の垂直ブランキング期間に行
う必要はないが、パルス状の励起光の照射を通常観察用
CCD撮像素子7の垂直ブランキング期間に行えば、1
フレーム1/60秒の期間内に蛍光像と通常像とをより
高い品質で撮像することができる図21は本発明による
蛍光観察装置の第4の実施の形態を示す概略構成図であ
り、第1の実施の形態と共通の機能を有する構成につい
ては第1の実施の形態と同一の符号を用いて示したもの
である。
【0083】第4の実施の形態における蛍光観察装置8
00は、第1の実施の形態において撮像素子の受光面上
にオンチップされたモザイクフィルタの構成を変更し、
通常像と蛍光像とを共に撮像素子10によって撮像する
ように構成したものであり、内視鏡先端部200の通常
観察用対物レンズ6、通常観察用CCD撮像素子7、C
CDケーブル27および画像取込部300の通常観察用
A/D変換器8、通常画像メモリ9等の通常像観察用の
構成要素等は取り除かれ、その他の構成を第1の実施の
形態の構成と同様にしたものである。
【0084】モザイクフィルタ10cは、第3の実施例
において説明した図16に示されるような波長領域h1
(430nm近傍から750nm近傍の間)、波長領域
h2(445nm近傍から520nm近傍の間)の光を
それぞれ透過させる特性を備えた2種類のh1、h2フ
ィルタおよび可視光(白色光)を透過させるh3フィル
タが図22に拡大して示すような格子状に並んだ集合体
からなるものである。区画M11における微小領域M1
1(1,1)にはh1フィルタ、微小領域M11(1,
2)およびM11(2,1)にはh2フィルタ、微小領
域M11(2,2)にはh3フィルタが対応している。
【0085】次に、上記第4の実施の形態における作用
について説明する。
【0086】h1フィルタおよびh2フィルタを通して
撮像素子10によって撮像され出力された画像信号は、
A/D変換器11によってデジタル値に変換され蛍光画
像h1メモリ12−1および蛍光画像h2メモリ12−
2に一旦記憶された後、画像演算メモリ13に出力され
画像演算メモリ13において以下のような演算処理が施
される。
【0087】すなわち、モザイクフィルタ10cの区画
M11の中の4つの微小領域に対応する撮像素子10の
個々の感光素子から得られる光の受光強度値を表す画像
信号をそれぞれD11(1,1)、D11(1,2)、
D11(2,1)、D11(2,2)とすると、 DD11=h2フィルタを透過した蛍光強度/全波長領域を透過した蛍光強 度 =h2フィルタを透過した蛍光強度/h1フィルタを透過した蛍光 強度 =[{D11(1,2)+D11(2,1)}/2]/[D11(1 ,1)] このようにして求められた値をモザイクフィルタ10b
の全ての区画、すなわちM11、M12、M13、M1
4・・・に対応させて演算し、あらかじめ癌組織または
正常組織と判定された生体組織から求めた基準識別値S
Tと比較することにより癌組織または正常組織との差異
の度合いを値として求めることができ、その結果は識別
差異値SSとして画像演算メモリ13に記憶される。
【0088】一方、h3フィルタを透過した可視光の強
度はM11(2,2)に対応する感光素子から得られる
信号電荷は、蛍光観察用A/D変換器11によりデジタ
ル値に変換された画像信号D11(2,2)は蛍光画像
h3メモリ12−3に一旦記憶され画像演算メモリ13
に出力され記憶される。
【0089】上記のようにして求められ画像演算メモリ
13に記憶された識別差異値SSと可視光によって照明
された通常像を表す画像信号の値とは共にビデオ信号処
理回路14に入力され信号処理が施されて通常画像と蛍
光画像とがそれぞれ異なる表示器15aおよび表示器1
5bに表示される。その他の作用については第1の実施
の形態と同様である。
【0090】また、上記第4の実施の形態において、モ
ザイクフィルタ10cをオンチップした撮像素子10を
図23に示すように内視鏡先端部200に配置し、蛍光
観察用対物レンズ4によって結像された蛍光像を、蛍光
像イメージファイバ26を介さずに撮像素子10によっ
て直接撮像するようにすることもできる。なお、上記生
体組織1の像を撮像する光学系は、撮像素子10を内視
鏡先端部200に容易に収容できるようにするために、
蛍光観察用対物レンズ4によって伝播される生体組織1
の像をプリズム31によって略90度折り曲げて撮像素
子10上に結像させるように構成されている。
【0091】図24は本発明による蛍光観察装置の第5
の実施の形態を示す概略構成図であり、第1の実施の形
態と共通の機能を有する構成については第1の実施の形
態と同一の符号を用いて示したものである。
【0092】第5の実施の形態における蛍光観察装置8
00は、励起光光源17として量子井戸構造InGaN
半導体レーザ(発光層InGaN/InGaN)を10
本備え、また通常観察用CCD撮像素子7が内視鏡先端
部200に容易に収容できるように、生体組織1の像を
伝播させる光路をプリズム41によって略90度折り曲
げて通常観察用CCD撮像素子7上に結像させるように
したものであり、その他の構成は第1の実施の形態の構
成と同様である。
【0093】なお、10本の半導体レーザから構成され
る励起光光源17は、図25に示すように各半導体レー
ザ42の射出口にマイクロレンズ43が装着され、各半
導体レーザ42から射出された励起光Leをマイクロレ
ンズ43によって平行光束として射出するものである。
そして、この平行光束として射出された励起光Leは励
起光集光レンズ21によって集光され励起光ライトガイ
ド25−2の端面Riに入射される。
【0094】次に、上記第5の実施の形態における作用
について説明する。
【0095】上記第1から第4の実施の形態において
は、コントロール部16によって半導体レーザをパルス
駆動させ、1/60秒周期でパルス状の励起光Leを照
射する例を示したが、第5の実施の形態においては半導
体レーザをパルス駆動させずに、すなわちQスイッチ等
の手法により連続最大出力(連続最大定格出力)を超え
る出力を発生させるパルス駆動は行わずに、連続発振駆
動(以後CW駆動と呼ぶ)させることにより連続最大出
力以内の出力でレーザを発振させている状態と、レーザ
の発振を停止させている状態とを交互に作り出すことに
より(またはCW駆動のON/OFFを行うことによ
り)パルス状の励起光を発生させている。
【0096】第5の実施の形態の蛍光観察装置は図26
に示すタイミングチャートに従ってコントローラ16に
より制御されており、白色光光源19から発せられた白
色光(可視光)はフレーム1の期間において約1/30
秒間生体組織1を照射し、この白色光Whにより照明さ
れた通常像を受光した通常観察用CCD撮像素子7から
はフレーム2の期間において受光した蛍光像が画像信号
として読み出される。
【0097】一方、励起光光源17から発せられたCW
駆動による励起光はフレーム2の期間において約1/3
0秒間生体組織1を照射し、この励起光Leの照射によ
って生体組織1から発生した蛍光は、モザイクフィルタ
10aがオンチップされた蛍光観察用高感度撮像素子1
0の受光面上に結像され露光されて、蛍光観察用高感度
撮像素子10の感光部に信号電荷として蓄積される。励
起光Leのパルス状の照射が終了すると、感光部に蓄積
された信号電荷はフレーム3の期間内に蛍光観察用高感
度撮像素子10を構成する回路によって電気的な画像信
号に変換されて読み出される。
【0098】このように白色光Whと励起光Leとを約
1/30秒間づつ生体組織1に交互に照射することによ
り蛍光像および通常像を1フレーム/(1/15)秒の
動画像として撮像することができる。その他の作用は第
1の実施の形態と同様である。
【0099】また、蛍光観察用高感度撮像素子10の受
光面にオンチップされたモザイクフィルタ10aの代わ
りに、波長領域h1(430nm近傍から445nm近
傍の間)、波長領域h2(445nm近傍から520n
m近傍の間)、波長領域h3(520nm近傍から75
0nm近傍の間)の光をそれぞれ透過させる、モザイク
フィルタ10aと同等の波長透過特性を備えた扇形状の
h1、h2およびh3フィルタを120度分づつ結合さ
せた図27に示すような回転フィルタ44を、図28に
示すようにモータ45の回転軸に取り付けて蛍光観察用
高感度撮像素子10と蛍光用集光レンズ23との間に配
置し、1/30秒で一回転する速さで回転させることに
より、図26のタイミングチャートのフレーム2、フレ
ーム4等の偶数フレームのときに蛍光観察用高感度撮像
素子10の受光面に入射する蛍光を時分割的に分光し撮
像することもできる。
【0100】また、回転フィルタ44の代わりに、上記
と同様の波長透過特性を備えた扇形状のh1、h2およ
びh3フィルタをそれぞれ60度分づつ結合させ、さら
に可視光を透過させる半円状のh4フィルタを結合させ
た図29に示すような回転フィルタ44´をモータ45
に取り付け蛍光観察用高感度撮像素子10と蛍光用集光
レンズ23との間に配置し1/15秒で一回転する速さ
で回転させることにより、図26のタイミングチャート
のフレーム2、フレーム4等の偶数フレームのときに蛍
光観察用高感度撮像素子10の受光面に入射する蛍光を
h1、h2およびh3フィルタによって時分割的に分光
し蛍光像を撮像する共に、フレーム1、フレーム3等の
奇数フレームのときにh4フィルタによって可視光の波
長領域を透過させ通常像を撮像することもできる。な
お、上記の場合には通常像を撮像するための通常観察用
対物レンズ6、通常観察用CCD撮像素子7等の構成要
素は不要となり、回転フィルタ44´中のh4フィルタ
を通して蛍光観察用高感度撮像素子10によって撮像さ
れ出力された通常像を表す画像信号は通常観察用A/D
変換器8に入力され通常画像メモリ9を経由してビデオ
信号処理回路14に出力される。
【0101】図30は本発明による蛍光観察装置の第6
の実施の形態の概略構成図であり、第5の実施の形態と
共通の機能を有する構成については第5の実施の形態と
同一の符号を用いて示したものである。
【0102】第6の実施の形態における蛍光観察装置の
光源部100には、モータ46の回転軸に固定された光
源回転フィルタ47が励起光集光レンズ21と励起光光
源17との間に配設されており、その他の構成は第5の
実施の形態と同様であるなお、光源回転フィルタ47
は、430nm近傍から750nm近傍の間の光を透過
させるf1フィルタと光を遮断するf2フィルタとが図
31に示すように半円状に180度分づつ結合されたも
のであり、モータ46により1/15秒で1回転する速
度で回転している。
【0103】次に、上記第6の実施の形態における作用
について説明する。
【0104】上記第5の実施の形態においては、10本
のInGaN半導体レーザからなる励起光光源17をC
W駆動させることにより連続最大出力以内でレーザを発
振させている状態と、レーザの発振を停止させている状
態とを交互に作り出すことにより(またはCW駆動のO
N/OFFを行うことにより)パルス状の励起光を発生
させていたが、第6の実施の形態においては10本のI
nGaN半導体レーザを常にCW駆動させ、すなわちC
W駆動のON/OFFをせず常にONの状態で駆動さ
せ、光源回転フィルタ47を1/15秒で1回転させる
ことにより、パルス状の励起光を発生させている。
【0105】そして光源部100の白色光光源19およ
び励起光光源17は、前記と同様に図26に示すタイミ
ングチャートに従ってコントローラ16により制御さ
れ、白色光光源19から発せられた白色光Whはフレー
ム1の期間を含む奇数フレームにおいて約1/30秒間
生体組織1を照射し、一方、励起光光源17から常にC
W駆動により射出されてる励起光は光源回転フィルタ4
7によりフレーム2の期間を含む偶数フレームにおいて
約1/30秒間生体組織1を照射する。
【0106】このように白色光Whと励起光Leとを交
互に約1/30秒間づつ生体組織1に照射することによ
り蛍光像および通常像を1フレーム/(1/15)秒の
動画像として撮像することができる。その他の作用は第
5の実施の形態と同様である。
【0107】図32は本発明による蛍光観察装置の第7
の実施の形態の概略構成図であり、第1の実施の形態と
共通の機能を有する構成については第1の実施の形態と
同一の符号を用いて示したものである。
【0108】第7の実施の形態における蛍光観察装置8
00は、第1の実施の形態における白色光Whを生体組
織1に照射するための白色光光源等の構成要素と通常像
を撮像する通常観察用CCD等の構成要素とを取り除い
た構成からなる。
【0109】次に、上記第7の実施の形態における作用
について説明する。
【0110】上記第1から第6の実施の形態において
は、パルス状の励起光Leを生体組織1に照射していた
が、第7の実施の形態においては図33のタイミングチ
ャートに示すように励起光光源17の半導体レーザを常
にCW駆動させることにより、すなわちCW駆動のON
/OFFを行うことなく、かつ上記第6の実施の形態の
ように半導体レーザから発生した励起光を間欠的に遮断
することなく連続状の励起光を生体等の試料に照射する
ものであり、蛍光像のみが撮像され表示される。その他
の作用については第1の実施の形態と同様である。
【0111】なお、前記第1から第7の各実施の形態に
おいては、活性層がInGaN/InGaN多重量子井
戸構造のInGaN半導体レーザを励起光光源として用
いた例を主に示したが、上記半導体レーザとしてその他
のInGaN系の半導体レーザあるいはGaN系の半導
体レーザを用いても同様の効果を得ることができる。
【0112】また、前記半導体レーザとしてGaNブロ
ードエリア型半導体レーザやGaN面発光型半導体レー
ザを用いてもよい。これらの半導体レーザを用いること
により安価で高出力な励起光光源を得ることができる。
また、1個の半導体レーザで出力が不足する場合は、複
数のレーザ発光点を持つアレイ型半導体レーザを用いた
り、第5の実施の形態に示したように複数個の半導体レ
ーザを並列に駆動して所望の出力を得ることもできる。
【0113】また、前記第1の実施の形態において説明
した温調方式は、その他の各実施の形態にも適用するこ
とができ同様の効果を得ることができる。
【0114】また、前記実施の形態においては、本発明
による蛍光観察装置を内視鏡へ適用し癌組織を診断する
例を主に説明したが、本発明による蛍光観察装置は手術
用顕微鏡およびコルポスコープ等に適用することもでき
癌組織以外の病変組織の診断にも応用することができ
る。
【0115】上記のように本発明によれば、半導体レー
ザの構成材料およびその駆動方式の設定等を最適化する
ことにより、高出力な励起光を照射することができる光
源を備えた蛍光観察装置を小型化および低価格化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による蛍光観察装置
の概略構成図
【図2】半導体レーザの特性を示す図
【図3】半導体レーザの内部構造を示す図
【図4】測定波長領域および生体組織から発生する蛍光
のプロファイルを示す図
【図5】モザイクフィルタ10aの構造を示す図
【図6】励起光と白色光の照射のタイミングを示すタイ
ミングチャート図
【図7】(a)パルス幅0.5mmで半導体レーザを駆
動する条件を示した図 (b)ピーク尖頭値200mWで半導体レーザを駆動す
る条件を示した図
【図8】転位の温度依存性を示した図
【図9】モザイクフィルタ10aの拡大図
【図10】光源をペルチェ素子で冷却する構成とした図
【図11】本発明の第2の実施の形態による蛍光観察装
置の概略構成図
【図12】LED光出力値、連続最大出力値およびピー
ク尖頭値の関係を示す図
【図13】円盤形状のフィルタの構造を示す図
【図14】半導体レーザの温調手段の詳細を示す図
【図15】第3の実施の形態の概略構成を示す図
【図16】波長領域h1と波長領域h2とを示す図
【図17】モザイクフィルタ10bの構成を示す図
【図18】励起光と白色光の照射のタイミングを示すタ
イミングチャート図
【図19】連続最大出力値と分割パルスのピーク尖頭値
との関係を示す図
【図20】モザイクフィルタ10bの拡大図
【図21】本発明の第4の実施の形態による蛍光観察装
置の概略構成を示す図
【図22】モザイクフィルタ10cの拡大図
【図23】撮像素子を内視鏡先端部に配置した構造を示
す図
【図24】本発明の第5の実施の形態による蛍光観察装
置の概略構成を示す図
【図25】10本の半導体レーザから構成される励起光
光源の構造を示す図
【図26】励起光と白色光の照射のタイミングを示すタ
イミングチャート図
【図27】3つのフィルタからなる回転フィルタの構成
を示す図
【図28】回転フィルタが配置される位置を示す図
【図29】4つのフィルタからなる回転フィルタの構成
を示す図
【図30】本発明の第6の実施の形態による蛍光観察装
置の概略構成を示す図
【図31】光源回転フィルタの構成を示す図
【図32】本発明の第7の実施の形態による蛍光観察装
置の概略構成を示す図
【図33】励起光照射のタイミングを示すタイミングチ
ャート図
【符号の説明】 1 試料 4 蛍光観察用対物レンズ 5 照明レンズ 6 通常観察用対物レンズ 7 通常観察用CCD 8 通常観察用A/D変換器 9 通常画像メモリ 10 蛍光観察用高感度撮像素子 11 蛍光観察用A/D変換器 12 蛍光画像メモリ 13 画像演算メモリ 14 ビデオ信号処理回路 15 表示部 16 コントロール部 17 励起光光源 18 LD電源 19 白色光光源 20 白色光電源 21 励起集光レンズ 22 白色集光レンズ 23 蛍光用集光レンズ 24 励起光カットフィルタ 25−1 白色光ライトガイド 25−2 励起光ライトガイド 26 蛍光像イメージファイバ 27 CCDケーブル 100 光源部 200 内視鏡先端部 300 画像取込部 Wh 白色光 Le 励起光 Ki 端面 Ko 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 21/00 G02B 21/00 23/24 23/24 B 23/26 23/26 B H01S 5/024 H01S 5/024 5/18 5/18 5/343 5/343 5/40 5/40 (72)発明者 袴田 和男 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 早川 利郎 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 岡崎 洋二 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 松本 研司 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA00 CA02 CA11 GA01 GA10 2H052 AC12 AC26 AC30 AC34 AF14 4C061 AA01 BB02 BB05 CC06 LL02 LL08 NN01 QQ02 QQ04 QQ07 QQ09 RR04 RR26 XX02 5C054 AA01 CA04 CA06 CB03 CC07 EB05 GA04 GB01 HA12 5F073 AA45 AA74 AB05 AB16 AB21 AB27 AB28 BA09 CA07 FA25 GA21

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から発せられた励起光を生体等の
    試料に照射する励起光照射手段と、前記励起光の照射に
    より前記試料から発生した蛍光を測光する蛍光測光手段
    とを備えてなる蛍光観察装置において、 前記光源としてGaN系の半導体レーザを用いたことを
    特徴とする蛍光観察装置。
  2. 【請求項2】 前記励起光照射手段が光源から発せられ
    た連続状の励起光を生体等の試料に照射するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の蛍光観察装置。
  3. 【請求項3】 前記励起光照射手段が光源から発せられ
    たパルス状の励起光を生体等の試料に照射するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の蛍光観察装置。
  4. 【請求項4】 前記GaN系の半導体レーザがInGa
    N系の半導体レーザであることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれか1項記載の蛍光観察装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体レーザの活性層がInGaN
    /InGaN量子井戸構造であることを特徴とする請求
    項4記載の蛍光観察装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体レーザが、パルス注入電流に
    より該半導体レーザの連続最大出力値以上のピーク尖頭
    値を有するパルス状の励起光を出力せしめられるもので
    あることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項記
    載の蛍光観察装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体レーザが、該半導体レーザの
    単位時間当たりのパルス発振出力の積分値が該半導体レ
    ーザの単位時間当たりの連続最大出力の積分値以下とな
    るように駆動されるものであることを特徴とする請求項
    6記載の蛍光観察装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体レーザを所定の温度以下に温
    調する温調手段を備えてなることを特徴とする請求項1
    から7のいずれか1項記載の蛍光観察装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体レーザがブロードエリア型の
    半導体レーザであることを特徴とする請求項1から8の
    いずれか1項記載の蛍光観察装置。
  10. 【請求項10】 前記半導体レーザが面発光型の半導体
    レーザであることを特徴とする請求項1から8のいずれ
    か1項記載の蛍光観察装置。
  11. 【請求項11】 前記半導体レーザがアレイ型の半導体
    レーザであることを特徴とする請求項1から10のいず
    れか1項記載の蛍光観察装置。
  12. 【請求項12】 前記蛍光観察装置が、前記試料に間欠
    的に可視光を照射する可視光照射手段と、前記可視光に
    より照明された前記試料の通常の像を撮像する通常像撮
    像手段とを更に備え、前記可視光の非照射期間に前記パ
    ルス状の励起光が照射されることを特徴とする請求項3
    から11のいずれか1項記載の蛍光観察装置。
  13. 【請求項13】 前記励起光の照射が前記通常像撮像手
    段の垂直ブランキング期間内に行われることを特徴とす
    る請求項12記載の蛍光観察装置。
  14. 【請求項14】 前記パルス状の励起光が、複数のパル
    スから形成されたものであることを特徴とする請求項3
    から13のいずれか1項記載の蛍光観察装置。
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