JP2002322760A - 膜材の定着部構造および定着方法並びにこれらに使用される膜材定着用形鋼 - Google Patents

膜材の定着部構造および定着方法並びにこれらに使用される膜材定着用形鋼

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JP2002322760A JP2001127923A JP2001127923A JP2002322760A JP 2002322760 A JP2002322760 A JP 2002322760A JP 2001127923 A JP2001127923 A JP 2001127923A JP 2001127923 A JP2001127923 A JP 2001127923A JP 2002322760 A JP2002322760 A JP 2002322760A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展張時において、膜材の定着部方向のシワ取り
調整が容易に行えるようにするとともに、膜材を順番に
1枚ずつ定着できる定着部構造とする。 【解決手段】アーチ状弦材3に予め固設されたピース状
アングル14と、下端部に部材長手方向に沿ってエッジ
ロープ呑込み溝部17a、18aが形成されるととも
に、上端側にボルト挿通孔17b、18bが形成された
2条1組の膜材定着用形綱17,18とを、前記ピース
状アングル14に形成されたボルト通孔14aおよび2
条1組の膜材定着用形鋼17,18に形成されたボルト
挿通孔17b、18bを貫いて挿入された定着用ボルト
19、前記2条1組の膜材定着用形綱17,18の間に
配設された中間締結用ナット20および2条1組の膜材
定着用形綱の外面側に配設された端部締結用ナット21
により夫々締結する定着構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側縁部にエッジロ
ープを備えた膜材同士を梁・柱パイプや躯体などの各種
構造支持体に同一箇所で定着するための定着部構造およ
び定着方法並びにこれらに使用される膜材定着用形鋼に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種膜構造物においては、屋根
材、天井膜、内幕または側壁材として用いられる膜材を
梁・柱パイプ、鋼材または躯体などの構造支持体に対し
て固定するために種々の定着構造が採用されている。た
とえば、図8および図9に示される定着構造の例では、
梁パイプ50の下面側に部材長手方向に沿って適宜の間
隔で、垂下片51を溶接等によって固着するとともに、
この垂下片51の下面に水平フランジ52を溶接等によ
って固着しておき、膜材60を展張するに当たって、前
記水平フランジ52の下面側にピース状アングル53を
ボルト・ナット54に連結固定する一方、側縁に沿って
エッジロープ61が設けられた膜材60、60の端部を
平板状定着プレート55,55によって挟み付けるとと
もに、前記平板状定着プレート55、55の長手方向に
適宜の間隔で形成されたボルト通孔および膜材60,6
0を貫通してボルト56を挿通し、中間ナット57によ
り締結した後、前記平板状定着プレート55、55の両
端部位置においてボルト56の軸部を前記ピース状アン
グル53の通孔に挿通し、端部ナット58によって締結
することにより膜材60を定着するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た膜材の定着構造の場合には、膜材60,60を平板状
定着プレート55,55によって挟み付けるとともに、
平板状定着プレート55、55の長手方向に適宜の位置
で膜材60、60を貫通するボルトによって固定する構
造であるため、膜材60が前記平板状定着プレート5
5、55によって伸張不能に完全に固定されてしまうた
め、膜材60を展張時において、膜材60の定着部方向
のシワ取り調整が出来ず、シワが残ったままとなってし
まうなどの問題があるとともに、隣接する2枚の膜材6
0,60を同時に定着しなければならず、施工が非常に
行いづらいなどの問題があった。
【0004】そこで本発明の主たる課題は、展張時にお
いて、膜材の定着部方向のシワ取り調整が容易に行える
ようにするとともに、膜材を順番に1枚ずつ定着するこ
とができる膜材の定着部構造および定着方法、並びにこ
れらに使用される膜材定着用形鋼を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1に係る本発明は、側縁部にエッジロープを備
えた膜材同士を略同一箇所にて構造支持体に固定するた
めの定着部構造であって、前記構造支持体側に予め固設
された定着部材用取付け部材と、下端部に部材長手方向
に沿ってエッジロープ呑込み溝部が形成されるととも
に、上端側にボルト挿通孔が形成された2条1組の膜材
定着用形綱とを、前記定着部材用取付け部材に形成され
たボルト通孔および2条1組の膜材定着用形鋼に形成さ
れたボルト挿通孔を貫いて挿入された定着用ボルト、前
記2条1組の膜材定着用形綱の中間に配設された中間締
結用ナットおよび2条1組の膜材定着用形綱の外面側に
配設された端部締結用ナットにより夫々締結し、一方側
膜材定着用形鋼の呑込み溝部内に膜材のエッジロープが
挿入され一方側膜材が展張されているとともに、他方側
膜材定着用形鋼の呑込み溝部内に膜材のエッジロープが
挿入され他方側膜材が展張されていることを特徴とする
ものである。
【0006】この場合において、前記2条1組の膜材定
着用形鋼はそれぞれ、前記エッジロープ呑込み溝部のス
リット開口が略相手側方向に向けて形成されているとと
もに、合わせ面側に中間締結用ナットの配設凹部が形成
され、対面合わせの状態で前記膜材定着用形鋼のエッジ
ロープ呑込み溝部の外面が密着していることが望まし
い。
【0007】次いで、膜材の定着方法に係る本発明は、
側縁部にエッジロープを備えた膜材同士を略同一箇所に
て構造支持体に固定するための定着方法であって、前記
構造支持体側に予め定着部材用取付け部材を固設してお
き、下端部に部材長手方向に沿ってエッジロープ呑込み
溝部が形成されるとともに、上端側にボルト挿通孔が形
成された2条1組の膜材定着用形綱を持ち込み、先ず、
一方側膜材定着用形鋼のエッジロープ呑込み溝部内に膜
材のエッジロープを挿入し、膜材を前記一方側の膜材定
着用形綱に保持させるとともに、前記一方側膜材定着用
形鋼を前記定着部材用取付け部材に位置決めし、前記定
着部材用取付け部材に形成されたボルト通孔および前記
一方側膜材定着用形鋼に形成されたボルト挿通孔に定着
用ボルトを挿通するとともに、中間締結用ナットにより
締結し、次いで、他方側膜材定着用形鋼のエッジロープ
呑込み溝部内に膜材のエッジロープを挿入し、膜材を前
記他方側膜材定着用形鋼に保持させるとともに、前記定
着用ボルトの軸部を他方側の膜材定着用形鋼のボルト挿
通孔に挿通しながら前記一方側膜材定着用形鋼に対面合
わせの状態で配置し、端部締結用ナットにより締結する
ことを特徴とするものである。
【0008】他方、膜材定着部材に係る本発明は、側縁
部にエッジロープを備えた膜材同士を略同一箇所に定着
するために使用される2条1組の膜材定着用形鋼であっ
て、下端部に部材長手方向に沿ってエッジロープ呑込み
溝部を備えるとともに、上端側にボルト挿通孔が形成さ
れ、かつ前記エッジロープ呑込み溝部のスリット開口が
略相手側方向に向けて形成されているとともに、合わせ
面側にナット配設凹部が形成され、対面合わせの状態で
前記膜材定着用形鋼のエッジロープ呑込み溝部の外面が
密着するようになっていることを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明においては、構造支持体に膜材端部
を定着するに当たり、使用される定着部材に膜材のエッ
ジロープの呑込み溝部を備えるようにし、このエッジロ
ープ呑込み溝部に膜材のエッジロープを挿入し膜材を支
持させた上で定着部材を構造支持体に順次、固定するよ
うにしている。したがって、膜材は定着部方向に拘束を
受けないため、展張時において、膜材の定着部方向のシ
ワ取り調整が容易に行えるようになるとともに、膜材を
1枚ずつ順番に定着できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳述する。図1は本発明に係る定
着構造を採用した膜構造物1の縦断面図であり、図2は
図1のII−II線矢視図(横断面図)である。
【0011】図1および図2に示されるように、膜構造
物1は中規模または大規模建築物1の室内天井側に一定
方向に間隔をおいて多数のアーチ状弦材3,3…が設け
られ、このアーチ状弦材3、3…を構造支持体として膜
材11,11…が展張されている。前記膜材11として
は、たとえばガラス繊維織物に四フッ化エチレン樹脂を
主成分とする樹脂をコーティングしたA種膜材、ガラス
繊維織物に塩化ビニル樹脂、クロロプレンゴム、クロロ
スルフォン化ポリエチレンゴムその他これに類するもの
をコーティングしたB種膜材、ポリアミド系、ポリアラ
ミド系、ポリエステル系又はポリビニルアルコール系繊
維織物に塩化ビニル樹脂、クロロプレンゴム、クロロス
ルフォン化ポリエチレンゴムその他これに類するものを
コーティングしたC種膜材などを使用することができ
る。
【0012】前記アーチ状弦材3は、室内の対面する一
方側壁面の上部位置に設けられた支承部4と、他方側壁
面の上部位置に設けられた支承部4とをそれぞれ支点と
して横架されているとともに、天井躯体5の下面側に上
端が支持された吊り補強面材6,6…によって中間点が
支持されている。
【0013】図2の横断面図に示されるように、前記吊
り補強面材6は、垂直支持材7(7A・7B)および斜
材9,9…によって面組みされた部材で、天井躯体5の
縦桁5a、5a…下面にボルト固定された吊り支持材1
0,10…により吊設されている。また前記垂直支持材
7は、相対的に寸法の大きい長尺側垂直支持材7Aと、
相対的に寸法の短い短尺側垂直支持材7Bとが交互に配
置され、前記膜材11は、短尺側垂直支持材7B、7B
間に1枚づつ展張されるとともに、膜材11,11…が
展張された状態で天井面がジグザグ状の波面を形成する
ようになっている。
【0014】膜材11が定着される短尺側垂直支持材7
B、7B…下端のアーチ状弦材3においては、図3およ
び図4に示されるように、アーチ状弦材3の部材長手方
向に適宜の間隔で、垂下片12が溶接等によって固着さ
れるとともに、この垂下片12の下端に水平フランジ1
3を溶接等によって固着されている。
【0015】膜材11を展張するに当たっては先ず、前
記水平フランジ13の下面側にピース状アングル14を
ボルト・ナット15に連結固定する。前記垂下片12,
水平フランジ13およびピース状アングル14の内、前
記ピース状アングル14が本発明における定着部材用取
付け部材に相当するものである。なお、上記例ではピー
ス状アングル14を垂下片12,水平フランジ等の中間
部材を介して間接的にアーチ状弦材3に固設するように
してあるが、アーチ状弦材3に直接的に設けるようにし
てもよい。
【0016】一方、膜材11は、図5に示されるよう
に、側縁端部を二重に折返し縫い合わせることによって
側縁に沿って袋部11aを形成し、この袋11a内部に
ポリエステル樹脂のマルチフィラメント単糸、すなわち
複数本の繊維を撚り合わせた単糸からなるエッジロープ
16が配設されている。
【0017】前記側縁部にエッジロープ16を備えた膜
材11を定着するには、後述の定着用ボルト19,中間
締結用ナット20および端部締結用ナット21ととも
に、図6に示されるように、2条1組の膜材定着用形鋼
17、18であって、下端部にエッジロープ呑込み溝部
17a、18aが形成されるとともに、上端側にボルト
挿通孔17b、18bが形成され、かつ前記エッジロー
プ呑込み溝部17a、18aのスリット開口が略相手側
方向に向けて形成されている形鋼が用いられる。これら
2条1組の膜材定着用形鋼17,18は、合わせ面側に
ナット配設凹部17c、18cが形成され、図4に示さ
れる設置状態では、対面合わせの状態で前記膜材定着用
形鋼17,18のエッジロープ呑込み溝部17a、18
aの外面が互いに密着するようになっている。
【0018】具体的には先ず、一方側の膜材定着用形鋼
17のエッジロープ呑込み溝部17a内に膜材11のエ
ッジロープ16を前記袋部11aと共に端面側から挿入
するし、膜材11を膜材定着用形鋼17に保持させる。
そして、図5に示されるように、ピース状アングル14
に位置決めするとともに、前記膜材定着用形鋼17の端
部側位置において、前記ピース状アングル14に形成さ
れたボルト通孔14aおよび前記膜材定着用形鋼17に
形成されたボルト挿通孔17bに定着用ボルト19を挿
入するとともに、中間締結用ナット20により締結し固
定する。
【0019】次いで、他方側の膜材定着用形鋼18のエ
ッジロープ呑込み溝部18a内に膜材11のエッジロー
プ16を袋部11aと共に端面側から挿入し、膜材11
を前記他方側の膜材定着用形鋼18に保持させるととも
に、前記定着用ボルト19の突出軸部を前記膜材定着用
形鋼18のボルト挿通孔18bに挿通しながら、既にボ
ルト固定されている前記一方側膜材定着用形鋼17に対
面合わせの状態で配置し、端部締結用ナット21により
締結する。なお、図示例では前記膜材定着用形鋼17,
18には図3に示されるように、長手方向に3箇所、具
体的には両端部および中間部にそれぞれボルト挿通孔1
7b、18bが形成され、両端部のボルト挿通孔17
b、18b位置においてピース状アングル14と締結さ
れ、中間部ボルト挿通孔17b、18bでは膜材定着用
形鋼17,18同士のみが相互に締結される。
【0020】また、膜材11の展張完了状態では図4に
示されるように、2条1組の膜材定着用形鋼17,18
は、対面合わせの状態で前記膜材定着用形鋼17,18
のエッジロープ呑込み部17a、18aの外面が密着す
る状態とされ、かつ前記エッジロープ呑込み溝17a、
18aのスリット開口を略相手側に向けて形成してある
あるため、膜材11の展張状態を室内側から視ると、隣
接する膜材の端縁が相互に密着し、境界線が1条の筋と
なって現れるのみで前記膜材定着用形鋼17,18は露
出しないようになっている。
【0021】一方、前記長尺側垂直支持材7A下端のア
ーチ状弦材3においては、図7に示されるように、アー
チ状弦材3の長手方向に適宜の間隔で設置された垂下部
材22,22…によって長手通しの膜材展張用支持パイ
プ23が支持され、膜材11が前記膜材展張用支持パイ
プ23によって突出した状態で支持されている。
【0022】ところで、本例では前記膜材定着用形鋼1
7,18は図3に示されるように、ピース状アングル1
4,14間に横架され、前記定着用ボルト19等によっ
て固定され、中間部では膜材定着用形鋼17,18のみ
がボルト・ナット(図示せず)によって締結されるよう
になっているが、前記膜材定着用形鋼17,18の長手
寸法が短い場合には中間部の締結を省略することができ
るし、また前記ピース状アングル14に代えて長手通し
のアングル(通しアングル)を用いるようにし、各ボル
ト挿通孔17b、18b…位置において通しアングルと
締結するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳説のとおり本発明によれば、展張
時において、膜材の定着部方向のシワ取り調整が容易に
行えるようになるとともに、膜材を順番に1枚ずつ定着
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着構造を採用した膜構造物1の
縦断面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図(横断面図)である。
【図3】膜材11の定着部構造を示す側面図である。
【図4】その拡大断面図である。
【図5】膜材11の定着手順を示す定着要領図である。
【図6】膜材定着用形鋼17,18を示す要部斜視図で
ある。
【図7】長尺側垂直支持材7A部における膜材11の支
持状態を示す横断面図である。
【図8】従来の膜材定着構造を示す要部側面図である。
【図9】その横断面図である。
【符号の説明】
1…膜構造物、2…建築物、3…アーチ状弦材、4…支
承部、5…天井躯体、6…吊り補強面材、7…垂直支持
材、9…斜材、10…吊り支持材、11…膜材、12…
垂下片、13…水平フランジ、14…ピース状アング
ル、15…ボルト・ナット、16…エッジロープ、17
・18…膜材定着用形鋼、17a・18a…エッジロー
プ呑込み溝部、17b・18b…ボルト挿通孔、17
c、18c…ナット配設凹部、19…定着用ボルト、2
0…中間締結用ナット、21…端部締結用ナット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側縁部にエッジロープを備えた膜材同士を
    略同一箇所にて構造支持体に固定するための定着部構造
    であって、 前記構造支持体側に予め固設された定着部材用取付け部
    材と、下端部に部材長手方向に沿ってエッジロープ呑込
    み溝部が形成されるとともに、上端側にボルト挿通孔が
    形成された2条1組の膜材定着用形綱とを、前記定着部
    材用取付け部材に形成されたボルト通孔および2条1組
    の膜材定着用形鋼に形成されたボルト挿通孔を貫いて挿
    入された定着用ボルト、前記2条1組の膜材定着用形綱
    の中間に配設された中間締結用ナットおよび2条1組の
    膜材定着用形綱の外面側に配設された端部締結用ナット
    により夫々締結し、 一方側膜材定着用形鋼の呑込み溝部内に膜材のエッジロ
    ープが挿入され一方側膜材が展張されているとともに、
    他方側膜材定着用形鋼の呑込み溝部内に膜材のエッジロ
    ープが挿入され他方側膜材が展張されていることを特徴
    とする膜材の定着部構造。
  2. 【請求項2】前記2条1組の膜材定着用形鋼はそれぞ
    れ、前記エッジロープ呑込み溝部のスリット開口が略相
    手側方向に向けて形成されているとともに、合わせ面側
    に中間締結用ナットの配設凹部が形成され、対面合わせ
    の状態で前記膜材定着用形鋼のエッジロープ呑込み溝部
    の外面が密着している請求項1記載の膜材の定着部構
    造。
  3. 【請求項3】側縁部にエッジロープを備えた膜材同士を
    略同一箇所にて構造支持体に固定するための定着方法で
    あって、 前記構造支持体側に予め定着部材用取付け部材を固設し
    ておき、下端部に部材長手方向に沿ってエッジロープ呑
    込み溝部が形成されるとともに、上端側にボルト挿通孔
    が形成された2条1組の膜材定着用形綱を持ち込み、 先ず、一方側膜材定着用形鋼のエッジロープ呑込み溝部
    内に膜材のエッジロープを挿入し、膜材を前記一方側の
    膜材定着用形綱に保持させるとともに、前記一方側膜材
    定着用形鋼を前記定着部材用取付け部材に位置決めし、
    前記定着部材用取付け部材に形成されたボルト通孔およ
    び前記一方側膜材定着用形鋼に形成されたボルト挿通孔
    に定着用ボルトを挿通するとともに、中間締結用ナット
    により締結し、 次いで、他方側膜材定着用形鋼のエッジロープ呑込み溝
    部内に膜材のエッジロープを挿入し、膜材を前記他方側
    膜材定着用形鋼に保持させるとともに、前記定着用ボル
    トの軸部を他方側の膜材定着用形鋼のボルト挿通孔に挿
    通しながら前記一方側膜材定着用形鋼に対面合わせの状
    態で配置し、端部締結用ナットにより締結することを特
    徴とする膜材の定着方法。
  4. 【請求項4】側縁部にエッジロープを備えた膜材同士を
    略同一箇所に定着するために使用される2条1組の膜材
    定着用形鋼であって、下端部に部材長手方向に沿ってエ
    ッジロープ呑込み溝部を備えるとともに、上端側にボル
    ト挿通孔が形成され、かつ前記エッジロープ呑込み溝部
    のスリット開口が略相手側方向に向けて形成されている
    とともに、合わせ面側にナット配設凹部が形成され、対
    面合わせの状態で前記膜材定着用形鋼のエッジロープ呑
    込み溝部の外面が密着するようになっていることを特徴
    とする膜材定着用形鋼。
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