JP7404192B2 - 膜端連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は膜端連結構造に係り、テント倉庫等の膜屋根構造の膜パネル分割部での膜端部の連結作業を安全かつ効率よく行えるようにした膜端連結構造に関する。
大型の膜屋根構造では、屋根架構を構成する梁やケーブルの配列位置に合わせた寸法の複数枚の膜パネルを連結しつつ張設して屋根全体を覆うようになっている。そのため、膜パネルの分割部では、膜パネルの膜端部に取り付けられたエッジロープを、梁上等に設けられた定着金物等で支持して膜パネルの連結を図っている(特許文献1)。
図5は、梁51が鋼管パイプで構築されたテント倉庫等の膜屋根構造の膜パネル分割部50を示している。同図に示したように、この膜パネル分割部50では、鋼管パイプ梁51上に束材52を介して面出し材53としての鋼管パイプが設けられ、この面出し材53上で隣接して張設される膜パネル54A、54Bの膜端部に設けられたハトメ孔56にロープ55を編み込んで連結されるようになっている。
膜パネル54A、54Bに所定のテンションを導入するラッキング作業は、膜パネル54A、54Bのそれぞれの下面に取り付けられたラッキング用パネル55A、55Bの膜端部に設けられたハトメ開孔58と面出し材53との間を往復する略螺旋状となるようにロープ59を編み込んで、ラッキング用パネル55A、55Bを介して行われる。
特開2001-499066号公報
特許文献1に示した定着金物による膜パネルの膜端部の定着作業も、図5に示した膜パネル分割部の膜パネルの膜端部の連結作業も、ともに作業員が膜屋根の上面に乗って行う危険を伴う屋外高所作業であり、膜屋根の上面位置への昇降や乗り移りのための昇降設備や屋根上面での安全通路等を設置する必要があった。このため、天候による作業中止による工程調整、墜落防止対策等の必要、設備コスト増等の問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は上述した従来の種々の問題点を解消し、安全で効率のよい膜パネル分割部での膜パネルの連結作業を行えるようにした膜端連結構造を提供することにある。
本発明の膜端連結構造は、膜屋根を構成する主膜パネル間の連結作業を行う分割位置が、前記主膜パネルの面出し材の軸芯位置から偏心して設けられ、前記主膜パネルの膜端が前記分割位置で連結されるとともに、前記主膜パネルの各下面に取り付けられた補助膜パネルを介し、連結された前記主膜パネル間に所定のテンションが導入されたことを特徴とする。
前記軸芯位置から前記分割位置側に張り出して前記面出し材に補助膜パネル定着部材が設けられることが好ましい。
一方の前記主膜パネルの補助膜パネルの膜端が第1補助膜パネル連結部材を介して前記面出し材に定着され、他方の前記主膜パネルの補助膜パネルの膜端が第2補助膜パネル連結部材を介して前記補助膜パネル定着部材に定着されることが好ましい。
前記第1及び第2補助膜パネル連結部材の調整により前記主膜パネル間に所定のテンションが導入されることが好ましい。
本発明の膜端連結構造の一実施形態の連結作業前の各膜パネルの状態を示した部分断面図。 図1に示した膜端連結構造の連結作業完了後の状態を示した部分断面図。 図2に示した膜端連結構造を矢視A方向に上方から見た膜上面図。 図2に示した膜端連結構造を矢視B方向に屋内側から見た膜下面図。 従来の膜端連結構造の一例を示した部分断面図。
以下、本発明の膜端連結構造の実施するための形態として、以下の構成について添付図面を参照して説明する。
図1は、膜屋根構造1の膜パネルの分割部2における各部の連結作業前の膜端連結構造10を示した一部断面図である。この膜端連結構造10は、膜屋根構造1の屋根トラス3近傍に設けられている。同図に示したように、角形鋼管からなる屋根トラス3の上弦材4の上面には、膜パネル11(以下、連結前の状態での膜パネル11では、2枚の膜パネルに符号11A、11Bを付して区別する。)の面出し位置に配置される面出し材5としての鋼管パイプが束材6を介して上弦材4の長手方向に沿って取り付けられている。面出し材5の側面にはレーシングバー7が、所定間隔をあけて面出し材5に取り付けられた連結プレート8を介して面出し材5と平行となるように延設されている。レーシングバー7には本実施形態では丸鋼棒(φ13)が用いられている。
面出し材5の長手方向形状は膜屋根構造1の屋根形状に倣った形状に加工されており、この面出し材5に沿って張設された膜パネル11は所定の膜屋根形状となる。膜屋根を構成する膜パネル11は、屋根形状に合わせて張設作業が効率よく行えるように裁断され、複数枚の膜パネル11を各分割位置で連結して張設することで膜屋根構造1全体を構築することができる。
本発明の膜端連結構造10では、図1に示したように、膜パネル11A、11Bの分割部2は架構部材としての屋根トラス3の軸芯位置上に設けられた面出し材5の中心位置からL(=250mm)だけ離れた位置に設けられている。膜パネル11Aの膜端はエンドロープ15A(以下、ロープと記す。)を包むように長手方向に沿って袋状に折り返され、膜端部からわずかな離れをとってラッキング用のハトメ孔16Aが長手方向に沿って所定間隔をあけて設けられている。本実施形態では、ハトメ孔16Aは長手方向に所定間隔をあけて配列されている。なお、本実施形態では、膜パネル11Aの膜端部には面出し材5の位置で、ハトメ孔26Aが形成された連結用パネル12が連結されている。この連結用パネル12と連結される隣接位置の膜パネル11Bもエンドロープ15B、ハトメ孔16Bが設けられた同様の構成となっており、一方の膜パネル11Aの連結用パネル12と、他方の膜パネル11Bのハトメ孔16A、16Bの位置は、図3に示したように、横に並ぶように配置されている。さらに、膜パネル11A、11B間の分割部2を下面側から覆うように、水切りパネル20が設けられている。この水切りパネル20は一端が膜パネル11Bの下面に熱風溶着接合され、他端は両面シールテープ21が設けられ、連結パネル12下面の所定位置に接着できるようになっている。
さらに、各膜パネル11A、11Bに所定の張力を導入するための、補助膜パネルとしてのラッキング用パネル22A、22Bがそれぞれの膜パネル11A、11Bの下面に熱風溶着接合されている。後述するように、膜パネル11A下面に取り付けられたラッキング用パネル22Aは、面出し材5とロープ32(図2)で結ばれ、膜パネル11Aに所定のテンションを導入する。膜パネル11B下面に取り付けられたラッキング用パネル22Bは、ラッキング用パネル22Bの面出し材5への定着部材としてのレーシングバー7とロープ33(図2)で結ばれ、膜パネル11Bに所定のテンションを導入する。
本発明では、膜屋根の膜面を構成する膜パネル11、水切りパネル20、ラッキング用パネル22には、その用途に応じて、ポリアミド系、ポリアラミド系、ポリエステル系、ポリビニルアルコール系、オレフィン系樹脂等の合成繊維を基布とし、その表面に塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ふっ素系樹脂等のコーティング材を塗布した膜材料を使用することができる。
ラッキング用のロープ31,32,33としては、各膜材に所要のテンションを導入するのに適正な直径、材質の天然繊維ロープ、合成繊維ロープが用いられる。天然繊維ロープの材質としては綿、麻等が適用可能であり、合成繊維ロープの材質としてはビニロン、ポリアミド(ナイロン(登録商標))、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等が適用可能である。
図2は、図1に示した膜端連結構造10の各部において、ロープ31,32,33によるラッキングを行って膜材の連結が完了した状態を示している。図3は、図2に示した膜端連結構造10を、膜屋根1の膜上面を上方から見た状態を示している。図4は、図2に示した膜端連結構造10を、膜屋根1の膜下面を屋内側から見た状態を示している。
以下、図2に示した膜端連結構造10における膜パネル11A、11Bの連結作業における各位置でのラッキング作業について簡単に説明する。各位置でのラッキング作業は、作業者がテント倉庫等の膜屋根を有する構造物内に配備された高所作業車のゴンドラからや、移動可能なキャスター付きの仮設足場に乗って作業を行うことができるため、屋根上の作業がなく、きわめて安全で効率的な作業が行える。
まず図3,4に示したように、先行する膜パネル11Aのラッキング用パネル22Aのハトメ孔26Aと面出し材5外周との間を往復する略螺旋状となるようにロープ32を編み込んで膜パネル11Aに所定のテンションを導入し、膜パネル11Aを面出し材5に定着させる。
次いで、膜パネル11Aの連結パネル12と、後続して取り付ける膜パネル11Bの膜端の連結作業を行う。この連結作業は、図3,4に示したように、両者のハトメ孔16A、16B間を往復する連続略Z字形状となるようにロープ31を用いて膜パネル11A(連結パネル12)と、膜パネル11Bとの間が均等になるように編み込む。さらに膜パネル11Bの下面に取り付けられている水切りパネル20の両面シールテープ21の付いている側が連結パネル12の下面に向くように折り返して連結パネル12の下面に面接着させて膜パネル分割部2を下面から覆う。
最後に図3,4に示したように、水切りパネル20の下側でラッキング用パネル22Bのハトメ孔26Bとレーシングバー7との間を往復した連続略Z字形状となるようにロープ33を編み込んで膜パネル11Bに所定のテンションを導入するとともに、水切りパネル20の下面を覆う。
このように、膜パネル分割部2を面出し材5の軸芯位置から所定距離だけ離れるようにずらして配置することにより、膜パネル11の連結作業、ラッキング作業を膜パネル11の下面側から行えるようになる。このため、屋根上からの作業が不要となり、各作業の安全性、施工性の向上を図ることができる。
図1に示した各部の構成では、レーシングバー7は面出し材5から膜パネル分割部2の側に張り出すように配置されたが、膜パネル11A側に配置することで、膜パネル11Aのテンション導入に利用し、膜パネル11B側のテンション導入に面出し材5を利用するようにしてもよい。また、レーシングバー7の設置位置を膜パネル11Aのラッキング用パネル22Aの延長線上に位置させることで、ラッキング用パネル22Aの膜端定着を面出し材5でなく、レーシングバー7で行うことも可能である。
各ラッキング作業におけるロープ31,32,33のハトメ孔への編み込みパターンは、図3,4に示したものに限られず、各部の膜材に有効なテンションを導入することができれば他のパターンでの編み込みを適用することや、ファスナー金物に設けられたネジ部の長さ調整や、フラットバーに設けられた長孔による位置調整等によっても所定のテンションを導入できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 膜屋根構造
2 膜パネル分割部
3 屋根トラス
4 上弦材
5 面出し材
7 レーシングバー
10 膜端連結構造
11,11A,11B 膜パネル
15A,15B ハトメ孔
16A,16B ハトメ孔
25A,25B ハトメ孔
26A,26B ハトメ孔
20 水切りパネル
22,22A,22B ラッキング用パネル
31,32,33 ロープ

Claims (4)

  1. 膜屋根を構成する主膜パネル間の連結作業を行う分割位置が、前記主膜パネルの面出し材の軸芯位置から偏心して設けられ、前記主膜パネルの膜端が前記分割位置で連結されるとともに、前記主膜パネルの各下面に取り付けられた補助膜パネルを介し、連結された前記主膜パネル間に所定のテンションが導入されたことを特徴とする膜端連結構造。
  2. 前記軸芯位置から前記分割位置側に張り出して前記面出し材に補助膜パネル定着部材が設けられた請求項1に記載の膜端連結構造。
  3. 一方の前記主膜パネルの補助膜パネルの膜端が第1補助膜パネル連結部材を介して前記面出し材に定着され、他方の前記主膜パネルの補助膜パネルの膜端が第2補助膜パネル連結部材を介して前記補助膜パネル定着部材に定着された請求項2に記載の膜端連結構造。
  4. 前記第1及び第2補助膜パネル連結部材の調整により前記主膜パネル間に所定のテンションが導入された請求項3に記載の膜端連結構造。
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