JPH102132A - 二重膜の同時張設施工方法 - Google Patents

二重膜の同時張設施工方法

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JPH102132A
JPH102132A JP17864596A JP17864596A JPH102132A JP H102132 A JPH102132 A JP H102132A JP 17864596 A JP17864596 A JP 17864596A JP 17864596 A JP17864596 A JP 17864596A JP H102132 A JPH102132 A JP H102132A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二重膜を同時施工することで、膜の張設工程を
低減し、高所作業を少なくして、張設効率及び安全性の
向上を図り、併せて、コストダウンを得ようとするもの
である。 【解決手段】工場乃至現場サイトにて、外膜と内膜とを
重ねて一緒にロール状に巻き取り、この巻き取りロール
を取り付け現場に搬入し、該取り付け現場にて、その巻
き取りロールから上記外膜と内膜とを同時に引き出して
膜材張設架構に展張することで、相互間に空間を有する
二重膜構造を同時に張設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根を外膜と内膜
との二重構造とした膜構造物における二重膜の同時張設
施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋根を外膜と内膜との二重構造とした膜
構造物は、既に知られているが、このように二重膜とす
る主な理由は、外膜の内面に生ずる結露の雫を内膜に受
けて排除すること、外膜上に積もる雪を外膜と内膜との
間に暖気を通すことで滑落させること等にある。この場
合の二重膜の張設施工は、通常、膜材張設用鉄骨架構に
おいて、まず、内膜のみを張設し、次いで、外膜を張設
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような施
工では、 平面上の同じ場所を同様の方法で二度施工する必要
があり、取り付けに要する工数が大きい。 膜工事は高所での作業となることが多い上に、上述
のように平面上同じ場所を二度施工するので、作業の危
険性が高い。 膜張設工程に長時間を要するため、内部仕上げ工事
に対し雨水侵入等の悪影響を及ぼし易い。 大型揚重機の拘束時間が長くなる。 総じて、かなりのコスト高となる。 等の問題点があつた。そこで、本発明は、二重膜を同時
施工することで、膜の張設工程を低減し、高所作業を少
なくして、張設効率及び安全性の向上を図り、併せて、
コストダウンを得ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の発明は、工場乃至現場サイトにて、外膜と内膜
とを重ねて一緒にロール状に巻き取り、この巻き取りロ
ールを取り付け現場に搬入し、該取り付け現場にて、そ
の巻き取りロールから上記外膜と内膜とを同時に引き出
して膜材張設架構に展張することで、相互間に空間を有
する二重膜構造を同時に張設することを特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、工場乃至現場サイトに
て、張設に要する所定幅で幅方向に一体の外膜と幅方向
に二分割した内膜とを相互に外縁を揃えて重ねて一緒に
ロール状に巻き取り、この巻き取りロールを取り付け現
場に搬入し、該取り付け現場にて、その巻き取りロール
から上記外膜と内膜とを同時に引き出して両膜の外縁を
共に膜材張設架構に架設した後、その外膜の中間部を下
方へと引き込みし、かつ、上記内膜の左右両内縁を接合
させて下方へと引き込みすることで、相互間に空間を有
する二重膜構造を同時に張設することを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、上記請求項1又は請求
項2の発明にあって、巻き取りロールを移動式スプレッ
ダーに装備させて、該移動式スプレッダーを膜材張設架
構上に位置させるとともに、その膜材張設架構に沿って
移動させつつ外膜と内膜とを上記巻き取りロールから同
時に引き出して膜材張設架構に張設することを特徴とす
る。
【0007】請求項4の発明は、上記請求項1、請求項
2又は請求項3の発明にあって、巻き取りロールを吊上
げ式スプレッダーに装備させて、該吊上げ式スプレッダ
ーを揚重機で吊り上げて膜材張設架構の上方に位置させ
るとともに、その膜材張設架構に沿って移動させつつ外
膜と内膜とを上記巻き取りロールから同時に引き出して
膜材張設架構に張設することを特徴とする。
【0008】また、請求項5の発明は、上記請求項1、
請求項2、請求項3又は請求項4の発明にあって、巻き
取りロールから同時に引き出した外膜と内膜との外縁
を、膜材張設架構に対して、膜定着ボルト・ナットでま
ず仮止めし、所要範囲の仮止め終了後、各部につき総合
的に位置調整をし、次いで、それらの膜定着ボルト・ナ
ットを本締めして架設することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図面は、上記請求項1乃至請求項
5の発明に係る実施の形態を示している。図1は、外膜
1を張設に要する所定幅で幅方向に一体のものとし、内
膜2を幅方向に二分割体としたものについての作業手順
を示している。これを図1に従って説明する。 (1) 工場乃至現場サイトにて、張設に要する所定幅で、
幅方向に一体の外膜1と、幅方向に二分割した内膜2と
を、相互に外縁を揃えて重ねて一緒にロール状に巻き取
り、この巻き取りロール3を取り付け現場に搬入する。 (2) 取り付け現場では、その巻き取りロール3から外膜
1と内膜2とを同時に引き出して両膜1,2の外縁を共
に膜材張設架構4の上位部材5に架設した後、その外膜
1の中間部を膜材張設架構4の下位部材6から起立させ
たタイロッド7等により外膜用押さえケーブル8等を介
して下方へと引き込みする。 (3) 続いて、内膜2における左右の内膜材9,10の両内
縁を水密に接合させるとともに、内膜用押さえケーブル
11等を介して上記タイロッド7等の中間点に連繋させる
ことにより下方へと引き込みし、もって、外膜1と内膜
2とが大小に角度の異なるV字状をなし、かつ、相互間
に空間12を有する二重膜構造を同時に張設する。 なお、ここでは、内膜2を二分割体としたが、一体のも
のでも同様に施工できる。ただし、この場合には、外膜
1に比較して広幅の内膜2は、適宜に畳み込んでロール
状に巻き取る必要がある。また、タイロッド7等、外膜
用押さえケーブル8等を組み付けるためには、内膜2の
要所にスリット等を形成すればよい。
【0010】取り付け現場での展張用手段には、その一
つとして、図2、図3に示す移動式スプレッダー13によ
る場合がある。この場合は、上記巻き取りロール3を移
動式スプレッダー13に装備させて、該移動式スプレッダ
ー13を膜材張設架構4の上位部材5上に位置させるとと
もに、該上位部材5上を膜材張設架構4に沿ってチルク
ライマー14によりゆっくりと移動させつつ、外膜1と内
膜2とをその巻き取りロール3から同時に引き出して、
膜材張設架構4に張設する。この移動式スプレッダー13
は、傾斜の度合いが比較的小さい箇所に適している。
【0011】展張用手段の他の一つとして、図4に示す
吊上げ式スプレッダー18による場合がある。この場合
は、上記巻き取りロール3を吊上げ式スプレッダー18に
装備させて、該吊上げ式スプレッダー18を揚重機19で吊
り上げて膜材張設架構4の上方に位置させるとともに、
その膜材張設架構4に沿って移動させつつ、外膜1と内
膜2とをその巻き取りロール3から同時に引き出して、
膜材張設架構4に張設する。この吊上げ式スプレッダー
18は、移動式スプレッダー13の使用が困難な、傾斜の度
合いが比較的大きな箇所に適している。
【0012】なお、移動式スプレッダー13及び吊上げ式
スプレッダー18の移動は、常に移動方向に対し直角を維
持させ、これを確認しながら5m程度を1単位として行
うとよい。移動式スプレッダー13において、膜材張設架
構4の上位部材5の間隔が変化する場合には、車輪幅を
適時に調整して行く。図2、図3、図4において、15,
16,17は、仮設吊り足場である。
【0013】如上の同時張設施工方法を適用する構造物
の具体例としては、図5乃至図16に示す各種競技施
設、体育館等に適したドーム型の膜構造物がある。この
ドーム型膜構造物は、図5乃至図7に示すように、鉄骨
によるドーム型の膜材張設架構4を構築し、この膜材張
設架構4の上に前述のようにして外膜1と内膜2とを同
時に張設する。この膜材張設架構4は、図6乃至図8に
示すように、それぞれ一対の平行部材から成る上弦材2
1、下弦材22と(図3参照)、それらの平行部材間に挟
着状に組み付けた束材23及びブレース材24とから成る大
小の彎曲トラス20を、所定間隔に配列するとともに、各
束材23の中間部において、それぞれ一対の平行部材から
成る短辺アーチ材25を直交させて、全体形状をドーム型
に形成する。各上弦材21の上には、それぞれ桁材26を付
設し、これらの桁材26を前記上位部材5とし、かつ、そ
れらの短辺アーチ材25を前記下位部材6として、外膜1
と内膜2とを同時張設する。図5、図6において、27
は、適所に設けた頂部換気口部である。
【0014】桁材26には、図9に示すように、上面の縁
部に所定ピッチで多数の膜定着ボルト28を溶接にて植設
し、また、これらの桁材26の上面にベースゴムシート29
を敷設する。なお、移動式スプレッダー13を使用する桁
材26では、ベースゴムシート29を左右の二分割体とし
て、移動式スプレッダー13の車輪を載せ得るようにする
とよい。
【0015】張設する重ねた外膜1と内膜2には、張設
の強度、安定性等を確保するため、予め、両者の外縁に
共用のロープ30(図9)を、外膜1の幅方向中央部に専
用のロープ31(図13)を、また、内膜2における左右
の内膜材9,10の両内縁にもそれぞれの専用のロープ3
2,33(図15)を、各々材長方向に付設しておく。
【0016】そして、かかる外膜1と内膜2とによる巻
き取りロール3を移動式スプレッダー13又は吊上げ式ス
プレッダー18により5m程度を単位として前述のように
して展張するが、この展張の際には、重ねた外膜1と内
膜2とを同時に引き出し、図9に示すように、両者の外
縁部を桁材26のベースゴムシート29上に載置するととも
に、両者の外縁部にそれぞれの膜定着ボルト28を貫通さ
せ、これらの膜定着ボルト28にゴムシート34、押さえ板
35等を嵌め、ナット36を螺合させて、まずはその外縁部
を仮止めし、次いでスプレッダーの移動した分だけ順次
に位置調整して本締めして行く。また、それらの上をフ
ラップ膜37等で覆う。
【0017】外膜1の中間部には、図10、図11、図
13、図14に示すように、上面に補強布38を当てて、
該補強布38共々下面両側から横帯状の外膜定着プレート
39を、ゴムシート40を介して断面Y字状となるように挟
着させる。この挟着には、タイロッド7の位置において
はUプレート41(図10、図11)を、その他の各所で
はU型吊り金物42(図13、図14)を、それぞれ両側
の外膜定着プレート39の外側に当ててボルト・ナット43
により締着する。それらのU型吊り金物42には、図1
3、図14に示すように、外膜用押さえケーブル8を通
し、この外膜用押さえケーブル8の適所には、図10、
図11に示すように、ケーブルクランプ44を締め付け、
該ケーブルクランプ44にはタイロッド7の上端に連設し
た羽子板プレート45を、ダンパープレート46を介してボ
ルト・ナット47,48で接合し、そのタイロッド7の下端
を膜材張設架構4の下位部材6たる短辺アーチ材25の適
所に固定したアンカーベース49に、ナット50によりゴム
ワッシャー51及び平座金52を介して高さ調整可能に連繋
させて、外膜用押さえケーブル8従って外膜1の中間部
を下方へ引き込みする。
【0018】内膜2における左右の内膜材9,10の内縁
部は、タイロッド7の位置以外においては、図15に示
すように、両側から防水シール53を介して水密に突き合
わせ、両外側に横帯状の内膜定着プレート55をゴムシー
ト54を介して挟着させる。この挟着には、各所でU型プ
レート56をそれぞれ両側の内膜定着プレート55の外側に
当ててボルト・ナット57により定着する。また、タイロ
ッド7の位置では、図10乃至図13に示すように、防
水シール53の中間に上記羽子板プレート45を直交状に挿
通させる。ただし、該部では、羽子板プレート45の存在
で厚みが増すので、内膜定着プレート55を部分的に分割
体とし、これらを別途にボルト・ナット58で直接的に締
結する。そして、それらのU型プレート56には、図1
5、図16に示すように、内膜用押さえケーブル11を通
し、この内膜用押さえケーブル11を上記羽子板プレート
45にワイヤークリップ59で固定して、内膜用押さえケー
ブル11従って内膜2の中間部をタイロッド7により下方
へと引き込みする。ただし、外膜1と内膜2との間の調
整は、上記ダンパープレート46と羽子板プレート45との
連繋深度を調整することで行う。
【0019】このように断面V字状の二重構造となった
膜屋根の外膜1と内膜2との間の空間12には、暖気を通
すようにする。これにより、外膜1上に積もる雪を滑落
させることができる。また、内膜2は、外膜1の内面に
生ずる結露の雫を受けて排除し、膜構造物内部へ垂れる
のを防止する。
【0020】
【発明の効果】請求項1乃至請求項5の発明によれば、
外膜及び内膜の取り付け現場において、外膜と内膜とを
重ねて一緒に巻き取った巻き取りロールから外膜と内膜
とを同時に引き出して膜材張設架構に展張し、相互間に
空間を有する二重膜構造を同時に張設するので、 平面上の同じ場所を同様の方法で二度施工する必要
はなく、取り付けに要する工数を大幅に削減することが
できる。 高所での作業が少なくなり、作業の危険性を低減さ
せることができる。 膜張設工程を大幅に削減できて、工期を短縮でき、
内部仕上げ工事における雨水侵入等の悪影響を少なくで
きる。 大型揚重機の拘束時間を短縮でき、延べ台数を減ら
すことができる。 仮設工事を大幅に低減できる。 総じて、大幅にコストダウンできる。 類似工事への水平展開が期待できる。
【0021】加えて、請求項2の発明によれば、内膜を
二分割にしているので、内膜の張設に要する幅が広くと
も、ロール状の巻き取りに当たり外膜と内膜を支障なく
容易に重ねることができ、かつ、その巻き取りも容易に
行える。しかも、二分割体の自在性から張設作業が容易
に行える。
【0022】更に、請求項3の発明によれば、巻き取り
ロールを移動式スプレッダーに装備させて、該移動式ス
プレッダーを膜材張設架構上で該膜材張設架構に沿って
移動させつつ外膜と内膜とを上記巻き取りロールから同
時に引き出して膜材張設架構に張設するので、傾斜の度
合いが比較的小さな箇所において、その展張作業を機械
的に円滑に、容易に、迅速に、しかも、安全に行える。
【0023】また、請求項4の発明によれば、巻き取り
ロールを吊上げ式スプレッダーに装備させて、該吊上げ
式スプレッダーを揚重機で吊り上げて膜材張設架構の上
方に位置させるとともに、その膜材張設架構に沿って移
動させつつ外膜と内膜とを上記巻き取りロールから同時
に引き出して膜材張設架構に張設するので、傾斜の度合
いが大きい箇所であっても、その展張作業を機械的に円
滑に、容易に、迅速に、かつ、安全に行える。
【0024】そして、請求項5の発明によれば、巻き取
りロールから同時に引き出した外膜と内膜との外縁を、
膜材張設架構に対して、膜定着ボルト・ナットでまず仮
止めし、所要範囲の仮止め終了後、各部につき総合的に
位置調整をし、次いで、それらの膜定着ボルト・ナット
を本締めして架設するので、外膜及び内膜をバランスよ
く適正に張設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の二重膜の同時張設施工方法に係る実
施の形態を示す作業手順説明図である。
【図2】 同実施の形態における移動式スプレッダーに
よる作業状態を示す説明斜視図である。
【図3】 図2における截断正面図である。
【図4】 同実施の形態における吊上げ式スプレッダー
による作業状態を示す説明斜視図である。
【図5】 本発明の二重膜の同時張設施工方法を採用し
たドーム型の膜構造物を示す平面図である。
【図6】 図5のA−A線断面図である。
【図7】 図5のB−B線断面図である。
【図8】 図6の一部を拡大して示す截断正面図であ
る。
【図9】 図8の要部を更に拡大して示す截断正面図で
ある。
【図10】図8の他の要部を更に拡大して示す截断正面
図である。
【図11】図10に示す部分の截断側面図である。
【図12】図11のC−C線拡大断面図である。
【図13】同膜構造物の外膜の幅方向中央部分でかつタ
イロッド非接合部における拡大縦断正面図である。
【図14】図13に示す部分の截断側面図である。
【図15】同膜構造物の内膜の幅方向中央部分でかつタ
イロッド非接合部における拡大縦断正面図である。
【図16】図15に示す部分の截断側面図である。
【符号の説明】
1…外膜 2…内膜 3…巻き取りロール 4…膜材張設架構 5…上位部材 6…下位部材 7…タイロッド 8…外膜用押さえケ
ーブル 9,10…内膜材 11…内膜用押さえケ
ーブル 12…空間 13…移動式スプレッ
ダー 14…チルクライマー 15,16,17…仮設吊
り足場 18…吊上げ式スプレッダー 19…揚重機 20…彎曲トラス 21…上弦材 22…下弦材 23…束材 24…ブレース材 25…短辺アーチ材 26…桁材 27…頂部換気口部 28…膜定着ボルト 29…ベースゴムシー
ト 30,31,32,33…ロープ 34…ゴムシート 35…押さえ板 36…ナット 37…フラップ膜 38…補強布 39…外膜定着プレート 40…ゴムシート 41…Uプレート 42…U型吊り金物 43…ボルト・ナット 44…ケーブルクラン
プ 45…羽子板プレート 46…ダンパープレー
ト 47,48…ボルト・ナット 49…アンカーベース 50…ナット 51…ゴムワッシャー 52…平座金 53…防水シール 54…ゴムシート 55…内膜定着プレー
ト 56…U型プレート 57,58…ボルト・ナ
ット 59…ワイヤークリップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工場乃至現場サイトにて、外膜と内膜と
    を重ねて一緒にロール状に巻き取り、この巻き取りロー
    ルを取り付け現場に搬入し、該取り付け現場にて、その
    巻き取りロールから上記外膜と内膜とを同時に引き出し
    て膜材張設架構に展張することで、相互間に空間を有す
    る二重膜構造を同時に張設することを特徴とする二重膜
    の同時張設施工方法。
  2. 【請求項2】 工場乃至現場サイトにて、張設に要する
    所定幅で幅方向に一体の外膜と幅方向に二分割した内膜
    とを相互に外縁を揃えて重ねて一緒にロール状に巻き取
    り、この巻き取りロールを取り付け現場に搬入し、該取
    り付け現場にて、その巻き取りロールから上記外膜と内
    膜とを同時に引き出して両膜の外縁を共に膜材張設架構
    に架設した後、その外膜を中間部にて下方へと引き込み
    し、かつ、上記内膜の左右両内縁を接合させて下方へと
    引き込みすることで、相互間に空間を有する二重膜構造
    を同時に張設することを特徴とする二重膜の同時張設施
    工方法。
  3. 【請求項3】 巻き取りロールを移動式スプレッダーに
    装備させて、該移動式スプレッダーを膜材張設架構上に
    位置させるとともに、その膜材張設架構に沿って移動さ
    せつつ外膜と内膜とを上記巻き取りロールから同時に引
    き出して膜材張設架構に張設する請求項1又は請求項2
    記載の二重膜の同時張設施工方法。
  4. 【請求項4】 巻き取りロールを吊上げ式スプレッダー
    に装備させて、該吊上げ式スプレッダーを揚重機で吊り
    上げて膜材張設架構の上方に位置させるとともに、その
    膜材張設架構に沿って移動させつつ外膜と内膜とを上記
    巻き取りロールから同時に引き出して膜材張設架構に張
    設する請求項1又は請求項2記載の二重膜の同時張設施
    工方法。
  5. 【請求項5】 巻き取りロールから同時に引き出した外
    膜と内膜との外縁を、膜材張設架構に対して、膜定着ボ
    ルト・ナットでまず仮止めし、所要範囲の仮止め終了
    後、各部につき総合的に位置調整をし、次いで、それら
    の膜定着ボルト・ナットを本締めして架設する請求項
    1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の二重膜の同
    時張設施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014115757A1 (ja) * 2013-01-23 2014-07-31 日立造船株式会社 膜材の接合方法
CN108412046A (zh) * 2018-05-17 2018-08-17 中建局集团第二建筑有限公司 一种伞状膜整体的张拉结构体系及其施工方法
KR102410108B1 (ko) * 2021-12-15 2022-06-22 (주)타이가 티자형 조인트, 이를 이용한 단열성을 갖는 에어돔 및 단열성을 갖는 에어돔의 시공방법

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