JP2002322122A - カルボン酸エステルの製造方法、ならびにその“オニウム”塩および塩混合物 - Google Patents

カルボン酸エステルの製造方法、ならびにその“オニウム”塩および塩混合物

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JP2002322122A
JP2002322122A JP2002083118A JP2002083118A JP2002322122A JP 2002322122 A JP2002322122 A JP 2002322122A JP 2002083118 A JP2002083118 A JP 2002083118A JP 2002083118 A JP2002083118 A JP 2002083118A JP 2002322122 A JP2002322122 A JP 2002322122A
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alkyl
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Solvay Fluor und Derivate GmbH
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルコールとカルボン酸、カルボン酸塩化
物、カルボン酸臭化物とから、カルボン酸エステルを製
造するための改良された方法。 【解決手段】 相当するカルボン酸と1,5−ジアザ−
ビシクロ[4.3.0]−ノン−2−エン(“DB
N”)または1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4.0]
−ウンデク−7−エン(“DBU”)とののアダクト
(“オニウム”塩)の存在下で操作するか、あるいは、
相当するカルボン酸および相当するカルボン酸の“オニ
ウム”塩の存在下で操作することによって“オニウム”
塩の沈殿を回避しながらエステル化を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルボン酸エステ
ルの製造方法に関する。
【0002】カルボン酸エステルは、たとえば溶剤とし
て有用である。また、これは化学合成中の中間生成物で
ある。
【0003】
【従来の技術】米国特許第5405991号明細書で
は、使用されるカルボン酸塩化物に相当するカルボン酸
のオニウム塩の存在下で、酸塩化物と相当するアルコー
ルとから、トリフルオロ酢酸およびクロロジフルオロ酢
酸のエステルを製造する方法が開示されている。ドイツ
特許第19732031号明細書では、生成物の単蒸留
の目的のために、2相形成下で相当する“オニウム”塩
の存在下での、トリフルオロ酢酸およびクロロジフルオ
ロ酢酸のエステルの製造方法を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、アル
コールとカルボン酸、カルボン酸塩化物、カルボン酸臭
化物とから、カルボン酸エステルを製造するための改良
された方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】これらの課題は、以下の
方法によって達成される。
【0006】アルコールとカルボン酸、カルボン酸塩化
物またはカルボン酸臭化物とから、カルボン酸エステル
を製造するための本発明による方法は、相当するカルボ
ン酸と1,5−ジアザ−ビシクロ[4.3.0]−ノン
−2−エン(“DBN”)または1,8−ジアザ−ビシ
クロ[5.4.0]−ウンデク−7−エン(“DB
U”)とのアダクト(“オニウム”塩)の存在下で操作
するか、あるいは、相当するカルボン酸および相当する
カルボン酸の“オニウム”塩の存在下で操作することに
よって“オニウム”塩の沈殿を回避しながらエステル化
を実施するものである。
【0007】好ましくは、本発明による方法は、アルコ
ールとカルボン酸塩化物とから、カルボン酸エステルを
製造する。本発明による方法の利点は、固体(本質的に
は、“オニウム”−カチオンのハロゲン化水素化物塩)
の沈殿を回避することにある。沈殿した固体は、反応混
合物の変換および後処理の際に好ましくない。“アルコ
ール”の概念は、トリアルコールを含み、“カルボン
酸、カルボン酸塩化物、カルボン酸臭化物”の概念は、
相当するチオカルボン酸ないしチオカルボン酸誘導体を
含む。
【0008】また、本発明による方法は、カルボン酸塩
化物の好ましい使用についても詳細に記載する。
【0009】好ましくは、一般式(I) R−C(O)−OR (I) または一般式(II) R−C(O)−CH−C(O)−OR (II) [式中、Rは、C〜C−アルキル、または少なく
とも1個のハロゲン原子によって置換されたC〜C
−アルキルを示し、かつ、RはC〜C−アルキ
ル、少なくとも1個のハロゲン原子によって置換された
〜C−アルキル、アリールまたはベンジルを示
す]のカルボン酸エステルが得られる。この場合、R
はアリール、たとえば、フェニルの意味であってもよ
い。
【0010】特に好ましくは、Rはメチル、エチルま
たは少なくとも1個のハロゲン原子によって置換された
メチルまたはエチルである。
【0011】殊に好ましくは、C〜C−アルコール
と、ハロゲン化酢酸およびハロゲン化アセチル酢酸に基
づく酸塩化物とを用いてのエステル化である。殊に好ま
しくは、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、
トリフルオロ酢酸、ジフルオロ酢酸またはクロロジフル
オロ酢酸の相当するアルキルエステル、またはトリアセ
チル酢酸、ジフルオロアセチル酢酸またはクロロジフル
オロアセチル酢酸、特に、トリフルオロアセチル酢酸の
相当するアルキルエステルが製造される。
【0012】本発明は、2つの変法にしたがって実施す
ることができる。第1の変法は、2個の特別なアミン、
DBNないしDBUの“オニウム”塩を使用する。ここ
では、付加的な塩を使用することはない。第2の変法で
は、遊離カルボン酸の存在下で変換される。この第2の
変法の場合にも、任意の窒素をベースにした“オニウ
ム”塩、ならびにDBNおよびDBUの“オニウム”塩
が使用されてもよい。この第2の変法は、第1の変法よ
りもより詳細に記載される。
【0013】前記変法にしたがって、エステル化は、相
当する酸(特に、ハロゲン化酢酸またはハロゲン化アセ
チル酢酸)の“オニウム”塩および、付加的に、相当す
る(遊離)酸(特に、ハロゲン化酢酸または(遊離)ハ
ロゲン化アセチル酢酸)の存在下で実施される。したが
って、混合物中に、相当する“オニウム”塩と一緒に遊
離酸が存在する。これは、相当するハロゲン化酸の一部
分が、他のカルボン酸または鉱酸によって置換されうる
ことが考えられる。しかしながら、酸塩化物の場合には
“オニウム”塩を形成するために使用される酸と、同じ
酸であることが好ましい。
【0014】“オニウム”塩と(遊離)カルボン酸との
モル比は、有利には1:0.2〜1:3である。良好な
結果は、たとえば、比が1:0.2〜1:2である場合
に達成される。“オニウム”塩の濃度は、反応体(溶剤
は計算しない)の5〜20モル%に達する。
【0015】遊離カルボン酸の存在は、これを反応混合
物へ添加することによって生じる。これは、水を反応混
合物へ添加することによって、その場で生じるものであ
り、それというのも、酸塩化物と水とが反応し、相当す
る遊離カルボン酸を形成するためである。
【0016】この方法は、連続的に実施することができ
る。
【0017】“オニウム”の概念は、前記変法におい
て、正電荷の窒素でのカチオン、たとえば、プロトン性
芳香族窒素塩基、たとえば、ピリジニウムまたはプロト
ン性アルキルアンモニウムカチオン、ジアルキルアンモ
ニウムカチオンまたはトリアルキルアンモニウムカチオ
ンであるか、あるいは、シクロアルキル置換されたアン
モニウム化合物または脂環式窒素塩基、たとえば、ピペ
リジニウムまたは第4級アンモニウムカチオンを示す。
【0018】カルボン酸塩として極めて適しているの
は、“オニウム”塩であり、その際、“オニウム”は、
式R′R″R′″R″″Nを示す。R′、R″、
R′″およびR″″は、互いに独立して、水素、C1〜
20アルキル、アリールまたはアルアルキルを示す。
R′およびR″またはR′″およびR″″、あるいは
R′R″およびR′″、あるいはR′、R″、R′″お
よびR″″は、さらに、場合によっては窒素原子を含有
することによって、飽和または不飽和の環系を形成して
いてもよい。“アリール”は、ここでは特に、フェニル
かまたは1個またはそれ以上のC〜C−アルキル基
によって置換されたフェニルを意味する。特に、アンモ
ニウムの“オニウム塩”、ピリジニウムまたはR1′R
2′R3′R4′N であることが好ましく、その際、
R1′、R2′、R3′およびR4′は、互いに独立し
て水素、C1〜15−アルキル、フェニルまたはベンジ
ルを示す。このようなカチオンに関する例としては、ピ
リジニウム、ピペリジニウム、N−メチルピペリジニウ
ム、アニリニウム、ベンジルトリエチルアンモニウムお
よびトリエチルアンモニウムが挙げられる。
【0019】さらに、ヒドロキシ基によって置換された
アミンが有用であり、特に脂環式アミン、殊にヒドロキ
シ置換されたピペリジンおよびN−Cl−C4−アルキ
ルピペリジンが有用である。適しているのは、たとえ
ば、4個の炭素原子によって置換されたピペリジン、た
とえば、4−ヒドロキシピペリジン、N−メチル−4−
ヒドロキシピペリジン、N−エチル−4−ヒドロキシピ
ペリジンおよびN−プロピル−4−ヒドロキシピペリジ
ンである。
【0020】アミンからのカチオンが有用であり、この
場合、これは、先に刊行されたドイツ特許公開公報(1
0104663.4)では開示されていない。これは、
少なくとも2個の窒素原子を有する単環式化合物または
二環式化合物をベースとする“オニウム”カチオンに関
するものであり、この場合、少なくとも1個の窒素原子
が、環系中に組み込まれている。
【0021】したがって、単環式化合物に基づく“オニ
ウム”−カチオンが使用されてもよい。これは、飽和ま
たは不飽和の5員環、6員環または7員環化合物を含
む。少なくとも1個の窒素原子が、環中に組み込まれて
いる。これは、他の窒素原子をさらに組み込んでいても
よい。二者択一的にかまたは付加的に、環は、一つまた
はそれ以上のアミノ基によって置換されてもよい。好ま
しくは、ジアルキルアミノ基であり、その際、アルキル
基は、同じかまたは異なって、1〜4個の炭素原子を含
んでいてもよい。アミノ基は、さらに、飽和環系、たと
えば、ピペリジノ基を示していてもよい。極めて有用な
単環式の環の典型的なものは、ジアルキルアミノピリジ
ン、ジアルキルアミノピペリジンおよびジアルキルアミ
ノピペラジンである。
【0022】さらに、二環式化合物の“オニウム”−カ
チオンが使用されてもよい。さらに、ここで、1個、2
個またはそれ以上の窒素原子を環系中に組み入れること
ができる。この化合物は、一つまたはそれ以上のアミノ
基によって置換されてもよい。好ましくは、またジアル
キルアミノ基であり、その際、アルキル基は、同じまた
は異なって、1個〜4個の炭素原子を含むかまたは窒素
原子と一緒になって、飽和環系、たとえば、特に、ピペ
リジニル基を形成する。
【0023】したがって、前記実施態様の場合に、少な
くとも2個の窒素原子を有する有用な化合物が塩基性の
性質を示すことは明らかであり、結合の性質に応じて、
2個または3個の炭素原子と結合する。
【0024】殊に好ましくは、カルボン酸と二環式アミ
ジン、特に1,5−ジアザ−ビシクロ[4.3.0]ノ
ン−5−エン(DBN)および1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−ウンデク−7−エン(DBU)との
“オニウム”塩である。これらの塩は、遊離カルボン酸
と一緒に使用することができ、たとえば、これらは、前
記“オニウム”塩と一緒に使用することができる。
【0025】他の本発明の変法は、相当するカルボン酸
および1,5−ジアザビシクロ−[4.3.0]−ノン
−2−エンまたは1,8−ジアザビシクロ−[5.4.
0]−ウンデク−7−エンとのアダクト(“オニウム”
塩)の存在下で試みられた。この変法が実施される場合
には、付加的な遊離カルボン酸を用いることはない。
【0026】前記“オニウム”化合物は、アミンと相当
する酸とを反応させることによって予め製造される。
【0027】本発明による方法での反応温度は、室温
(約20℃)〜混合物の沸点、たとえば100℃までで
実施される。これは、大気圧(約1バール 絶対圧)か
または必要に応じて高められた圧力で、たとえば、5バ
ール 絶対圧下で実施される。
【0028】方法は、回分的にかまたは連続的に実施さ
れる。精製したエステルを生産するための後処理は、た
とえば、蒸留によっておこなわれてもよい。
【0029】選択的な実施形態において、2つの相の形
成は有用である。これらは、たとえば、反応混合物を低
い温度に冷却することによって生じる。一つの相は、し
ばしば極めて精製されたエステル相を作り出す。
【0030】他のエステルの場合は、室温においてすで
に相分離がおこなわれている。これは、たとえば、ドイ
ツ特許第19732031号明細書で、トリフルオロ酢
酸、ないしはクロロジフルオロ酢酸のメチルエステルお
よびエチルエステルが開示されている。適切には、アル
コールと酸塩化物とのモル比は、前記ドイツ特許明細書
中に記載されているように、1.01:1〜5:1で装
入される。好ましくは、メタノールとトリフルオロアセ
チルクロリドとのモル比は、約1.03:1〜4:1で
あり、エタノールとトリフルオロアセチルクロリドとの
モル比は、約1.01:1〜5:1であり、メタノール
とクロロジフルオロアセチルクロリドとのモル比は、約
1.06:1〜2.5:1であり、かつエタノールとク
ロロジフルオロアセチルクロリドとのモル比は、約1.
02:1〜2.5:1である。
【0031】本発明による方法の場合には、使用の際
に、酸塩化物からHClを遊離させる。遊離したHCl
は、アルキルクロリド形成下で、アルコールと反応され
うる。アルキルクロリド形成は、非芳香族の“オニウ
ム”塩、特にトリアルキルアンモニウム化合物を使用す
る場合に十分に抑制されることができ、有利には、分離
した触媒相(“オニウム”カルボン酸塩を含有する)
を、アルコールとHClが一接触する状態である反応器
の構成部材(Bauteil)中、たとえば、ストリッパー中
かまたは還流下で反応混合物の蒸発成分を凝縮する構成
部材中にフィードバックすることによって、特に、連続
的な工程によるアルキルクロリド形成の抑制および反応
器の塔底から2相混合物の取り出しに成功することが明
らかになった。
【0032】他の本発明の目的は、本発明によるエステ
ル化法の触媒として使用可能な、新規“オニウム”塩で
ある。これは、カルボン酸アニオンと、少なくとも1個
の窒素原子が環系中に組み込まれている、少なくとも2
個の窒素原子を含有する単環式化合物または二環式化合
物に基づく“オニウム”−カチオンとから成る塩を示
す。好ましくは、カルボン酸アニオンは、さらに前記の
ような一般式(I)および(II)のカルボン酸エステ
ルに相当するものである。特に好ましいものは、前記の
好ましいカルボン酸エステル以外のものに相当するカル
ボン酸アニオンである。有用かつ好ましい“オニウム”
−カチオンは、さらに前記に示されている。特に好まし
くは、カチオンとして、ジアルキルアミノピリジニウム
カチオン、ジアルキルアミノピペリジニウムカチオン、
ジアルキルアミノピペラジニウムカチオン、ヒドロキシ
置換された前記ピペリジニウムカチオン、DBNおよび
DBUに基づくプロトン性カチオンと、トリフルオロア
セテート、ジフルオロアセテート、クロロジフルオロア
セテート、トリフルオロアセチルアセテート、クロロジ
フルオロアセチルアセテートおよびジフルオロアセチル
アセテートとの“オニウム”塩である。殊に好ましく
は、DBNおよびDBUに基づくプロトン性カチオンと
トリフルオロアセテートとから形成された塩である。こ
れらの塩は、本発明による方法における触媒として使用
されてもよい。
【0033】本発明による他の目的は、カルボン酸と、
“オニウム”−カチオンとカルボン酸との窒素をベース
にした塩とを含有する混合物である。“オニウム”塩と
カルボン酸とのモル比は、1:0.2〜1:3である。
好ましくは、“オニウム”カチオン(1個または少なく
とも2個の窒素原子を含有する)は、さらに挙げられ
る。好ましくは、カルボン酸アニオンは、同様に前記に
挙げられているものである。また、本発明による“オニ
ウム”塩とカルボン酸との混合物は、本発明によるエス
テル化法での触媒として使用可能である。本発明による
方法の利点は、良好な操作性であり、それというのも、
固体の沈殿が回避され、かつ、副生成物の形成を減少さ
せることが可能であるからであり、特に、エステル化中
でカルボン酸塩化物を使用することによって、アルキル
クロリド形成を減少させるからである。
【0034】以下の例は、本発明を、その範囲を制限す
ることなくさらに詳細に説明するものである。
【0035】
【実施例】エチルクロリド不含のトリフルオロ酢酸エチ
ルエステルの製造 例1:オニウムアセテート、トリフルオロ酢酸および水
を使用する。
【0036】 材料: 1.0モル エタノール 32.05g 0.1モル トリフルオロ酢酸 11.40g 0.1モル トリエチルアミン 10.10g 1.0モル トリフルオロアセチルクロリド 132.47g 0.025モル 水 0.45g 構成および実施:250mlの三口フラスコ中に、アル
コールを装入し、かつ、アミンを計量供給し、、その後
にトリフルオロ酢酸を注意深く滴加した。その後に、さ
らに水を添加し、2相系を生じさせた。フラスコには還
流冷却器(−40℃)が備えられており、かつ、油浴中
で約55℃に調節した。この温度で、攪拌しながらTF
ACを装入した。TFAC27g〜30gの(〜20m
ol%)で、溶液は混濁し、かつ、2つの相が生じた
(上相は触媒を含んでいた)。試料01は、液状のエス
テル相から取り出し、かつ、試料2は反応混合物の上方
に存在するガス相から取り出した。
【0037】TFAC 70.1gでは、上相は、約2
mmの厚さしかなかった。これを試料3とした(エステ
ル相)。80g(〜60モル%)の場合には一つの相の
みが存在していた。
【0038】結果(それぞれGC面積%での分析結果)
【0039】
【表1】
【0040】エチルクロリドは、ガス相中でのみ検出さ
れた。
【0041】例2:DBNを使用した。
【0042】 材料 :1.0モル エタノール 32.05g 0.1モル トリフルオロ酢酸 11.40g 0.1モル 1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン 12.40g 1.0モル トリフルオロアセチルクロリド 132.47g 構成および実施:250mlの三口フラスコ中に、アル
コールを装入し、かつアミンを計量供給し、その後に注
意深くトリフルオロ酢酸を滴加した。DBNは、ピリジ
ンよりも激しくTFAと反応する。フラスコは還流冷却
器(−40℃)を備えており、かつ、油浴中で、約55
℃に調節した。この温度で、攪拌しながらTFACを装
入した。
【0043】使用されるエタノール量にしたがって、T
FAC 約33g(〜20モル%)を添加した際には、
溶液は混濁し、40gでは、透明な第2相(上相はエス
テル相であった)が形成された。試料01は、液状のエ
ステル相から取り出し、試料02は、反応混合物の上方
に存在するガス相から取り出した。
【0044】88g(〜68mol%)では、一つの相
のみが存在していた。
【0045】結果:
【0046】
【表2】
【0047】試料03は、全TFAC量を装入した後に
初めて取り出したものであり、かつ、加水分解によって
処理された。
【0048】例3:4−ヒドロキシ−N−メチルピペリ
ジンを使用した。
【0049】 材料: 1.0mol エタノール 32.05g 0.1mol トリフルオロ酢酸 11.40g 0.1mol 4−ヒドロキシ−N−メチルピペリジン 11.50g 1.0mol トリフルオロアセチルクロリド 132.47g 0.093mol 水 1.68g 構成および実施:250mlの三口フラスコ中に、アル
コールを装入し、かつアミンを計量供給した。その後
に、トリフルオロ酢酸を注意深く滴加した。さらに、水
を加え、2相系を生じさせた。4−ヒドロキシ−N−メ
チルピペリジンは、DBNと比べて、TFAとはあまり
激しく反応しない。フラスコは、還流冷却器(−40
℃)を備えており、かつ、油浴中で約55℃に調節し
た。この温度で、攪拌下でTFACを装入した。TFA
C約40g(〜30モル%)では、溶液は混濁し、か
つ、透明な第2相が生じた(“オニウム”塩は上相を形
成した)。これを試料01とする。
【0050】78g(〜60モル%)では、2相(試料
02/03)、それぞれは“脂肪滴(Fettaugen)”、
たとえば厚手のパール、がなおも存在していた。さらに
装入することで、“パール状の触媒(Katalysatorperle
n)”が下方に沈降し、2つの相はそのまま存在してい
るが、しかしながら、エステル相中にTFAおよびアミ
ンが拡散していた。
【0051】結果:
【0052】
【表3】
【0053】試料04は、1:1の装入後に初めて取り
出したものであり、加水分解された。
【0054】試料01、02および04は、液状エステ
ル相から取り出され、試料03は、反応混合物上方に存
在するガス相から取り出された。
【0055】 例4: 材料: 1.0mol エタノール 32.05g 0.1mol トリフルオロ酢酸 11.40g 0.1mol N−メチルピペリジン 9.92g 1.0mol トリフルオロアセチルクロリド 132.47g 0.025mol 水 0.45g 構成および実施 250mlの三口フラスコ中において、アルコールを装
入し、かつアミンを計量供給した。その後に、トリフル
オロ酢酸を注意深く滴加した。引き続いて、水を滴加し
2相系を生じさせた。N−メチルピペリジンは、DBN
と比べて、TFAとあまり激しく反応しない。フラスコ
はドライアイス冷却器(−70℃)を備えており、か
つ、油浴中で約55℃に調節した。この温度で、攪拌下
で、TFACを装入した。
【0056】TFAC約30g(〜23mol%)で
は、溶液は混濁し、かつ、透明な第2相が形成された
(触媒相は上相)。試料01/02において、この試料
01は、約1時間の後に、もう一度分析したが、触媒相
は完全には分離しなかった(これを試料03とする)。
【0057】89g(〜67モル%)では、なおも2相
が存在しており、これを試料04とした。
【0058】約72モル%で相が一体化した。
【0059】結果:
【0060】
【表4】
【0061】試料01および03は、液状のエステル相
から成り、試料02は、混合物上に存在するガス相から
成り、試料04は、反応完了時に相が一緒になった後の
ものであった。
【0062】例5:DBUを使用する。
【0063】 材料: 1.0mol エタノール 32.05g 0.2mol トリフルオロ酢酸 22.80g 0.1mol 1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7− エン 15.20g 0.5mol トリフルオロアセチルクロリド 66.2g 0.1mol 水 1.8g 構成および実施:250mlの三口フラスコ中に、アル
コールを装入し、かつ、アミンを計量供給した。その後
にトリフルオロ酢酸を注意深く滴加した。DBUは、T
FAと、ピリジンよりも激しく反応する。フラスコは還
流冷却器(−40℃)を備えており、かつ、油浴中で約
55℃に調節した。この温度で、攪拌下でTFACを装
入した。
【0064】約13gのTFAC(〜10mol%)の
際に、溶液は混濁し、かつ、厚い黄色のフレークが沈殿
した(試料01)。
【0065】88g(〜68mol%)では、一つの相
のみが存在していた。
【0066】さらに等量のTFAを添加した後に沈殿を
生じた。これを試料02とした。
【0067】さらなる装入はさらなる沈殿を引き起こ
し、したがって、また0.1molの水のみを加え、1
時間の放置した後に、生じるエステル相から試料03を
取り出した。
【0068】結果:
【0069】
【表5】
【0070】試料01および03は、液状のエステル相
から取り出され、試料02は反応混合物上方のガス相か
ら取り出された。
【0071】例6:過剰量のトリフルオロ酢酸を使用す
る。
【0072】 材料:1.0mol エタノール 32.05g 0.25mol トリフルオロ酢酸 28.50g 0.1mol ピペリジン 8.50g 1.0mol トリフルオロアセチルクロリド 132.47g 構成および実施:250mlの三口フラスコ中に、アル
コールを装入し、アミンを計量供給した。その後に、
0.1molトリフルオロ酢酸を注意深く滴加した。フ
ラスコは、還流冷却器(−40℃)を備えており、か
つ、室温で、攪拌下で、TFACを装入し、その際、温
度は30℃を上廻ることはなかった。TFAC約1.3
gを装入した場合には、溶液が混濁し、かつ結晶が沈殿
した。23.4gの後に装入は中断され、それというの
もフラスコ内部に粉末が生じるためであり、かつ、70
℃に調節された油浴中にフラスコを置いた。この温度
で、残りのTFA(約18g)を加えた。この塩は溶解
したが、しかしながら、さしあたって第2相は形成され
なかった。その後に、前記TFAC量の50%の装入後
に、相分離が生じた。これを試料01として取り出し
た。
【0073】約80%の際に、試料02は、冷却器前方
のガス相から取り出され、試料04は冷却器後方のガス
相から取り出され、試料03はこの時点のエステル相か
ら構成された。
【0074】さらなるTFACの装入は、結果として、
相の一体化を生じ、すなわち、約85%のTFAC量の
装入で、二相系が消失する。一緒になった相から、試料
05を取り出した(加水分解)。
【0075】結果:
【0076】
【表6】
【0077】試料01および03は、液状のエステル相
から成り、試料02は反応混合物上方のガス相から成
り、試料04は、備えられた冷却器の後方のものであ
る。
【0078】例7: DBN×3TFAでの、トリフルオロ酢酸エチルエステ
ル(TFAEt)の製造 反応式:COH+CFCOCl→CFCOEt+HCl 材料:46.07g(1.0mol) エタノール 34.20g(0.3mol) トリフルオロ酢酸(TFA) 12.40g(0.1mol) DBN 132.47g(1.0mol) トリフルオロアセチルクロリド (TFAC) 構成および実施:250mlの三口フラスコ中に、アル
コールおよびアミンを計量供給した。その後にTFAを
注意深く滴加した。DBNをTFAと激しく反応させ
た。フラスコはドライアイス冷却器を備えており、か
つ、油浴中で約50℃に調節した。達成された温度で、
強い攪拌下でTFACを装入した。約40gのTFAC
(約30モル%)で、溶液は混濁した。42gの場合に
は、透明な第2相が形成された(触媒相は上相)。
【0079】TFAC94モル%(約125g)では、
一つの相のみが存在していた(淡黄色、透明)。有機相
中の2つの相の範囲内でのTFAEt純度は、後精製す
ることなくすでに98%であった。TFAEtへの変換
率は、定量的であった。
【0080】この例は、DBNとトリフルオロ酢酸との
アダクト、ならびに付加的な遊離酸の使用下で変換が効
果的であることを証明している。
【0081】例8: DBN×3TFAでの、メチルクロリド不含のトリフル
オロ酢酸メチルエステル(TFAMe)の製造 反応式:CHOH+CFCOCl→CFCOCH+HCl 材料: 32.04g(1.0mol)メタノール 34.20g(0.3mol)トリフルオロ酢酸 12.40g(0.1mol)DBN 132.47g(1.0mol)TFAC 構成および実施:250mlの三口フラスコ中で、アル
コールおよびそのアミンを計量供給した。その後に、T
FAを注意深く滴加した。引き続いてDBNとTFAを
激しく反応させた。フラスコはドライアイス冷却器を備
えており、かつ、油浴中で約50℃に調節した。この温
度で、強く攪拌しながらTFACを装入した。
【0082】TFAC 約26g(約20モル%)で
は、溶液は混濁した。28gの場合には、透明な第2相
が形成された(触媒相は上相)。
【0083】TFAC 92モル%(約121g)で
は、一つの相のみが存在していた(淡黄色、透明)。有
機相中の2つの相の範囲内でのTFAMe純度は、後精
製することなく、すでに99%であった。TFAMeへ
の変換率は定量的であった。
【0084】例は、DBNとトルフルオロ酢酸とのアダ
クト、ならびに付加的な遊離酸の使用によって、メチル
クロリド不含の生成物が製造されることを証明した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カースティン アイヒホルツ ドイツ連邦共和国 ランゲンハーゲン シ ューレンブルガー ミューレ 24 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC48 BA32 BA34 BM10 BM71 BM72 BM73 BS90 FG20 KA14 KF10 4H039 CA66 CD20 CD30

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルコールとカルボン酸、カルボン酸塩
    化物またはカルボン酸臭化物とからカルボン酸エステル
    を製造する方法において、相当するカルボン酸と1,5
    −ジアザ−ビシクロ[4.3.0]−ノン−2−エンま
    たは1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4.0]−ウンデ
    ク−7−エンとのアダクト(オニウム塩)の存在下で操
    作するか、あるいは、相当するカルボン酸および相当す
    るカルボン酸のオニウム塩の存在下で操作することによ
    って、“オニウム”塩の沈殿を回避しながらエステル化
    を実施することを特徴とする、アルコールとカルボン
    酸、カルボン酸塩化物またはカルボン酸臭化物とからカ
    ルボン酸エステルを製造する方法。
  2. 【請求項2】 2相(液−液相)領域で操作する、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 一般式(I) R−C(O)−OR (I) または一般式(II) R−C(O)−CH−C(O)−OR (II) [式中、Rはアリール、C〜C−アルキルまたは
    少なくとも1個のハロゲン原子によって置換されたC
    〜C−アルキルを示し、かつ、RはC〜C −ア
    ルキル、少なくとも1個のハロゲン原子によって置換さ
    れたC〜C−アルキル、アリールまたはベンジルを
    示す]のカルボン酸エステルを製造する、請求項1に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 Rがメチル、エチルまたは少なくとも
    1個のハロゲン原子によって置換されたメチルまたはエ
    チルを示す、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 酸塩化物から出発する、請求項1に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 相当するハロゲン化酢酸またはハロゲン
    化アセチル酢酸のオニウム塩の存在下で、酸塩化物とア
    ルキルアルコールとからハロゲン化酢酸およびハロゲン
    化アセチル酢酸のアルキルエステルを製造する、請求項
    5に記載の方法において、“オニウム”塩としての、ハ
    ロゲン化酢酸またはハロゲン化アセチル酢酸と1,5−
    ジアザ−ビシクロ[4.3.0]−ノン−5−エンまた
    は1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4.0]−ウンデク
    −7−エンとのアダクトの存在下でか、あるいは、相当
    するハロゲン化酢酸またはハロゲン化アセチル酢酸の
    “オニウム”塩および相当するハロゲン化酢酸またはハ
    ロゲン化アセチル酢酸の存在下で操作することを特徴と
    する、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ハロゲン化酢酸またはハロゲン化アセチ
    ル酢酸を、その場で、反応混合物に水を添加することに
    よって製造する、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 トリフルオロ酢酸、ジフルオロ酢酸また
    はクロロジフルオロ酢酸またはトリフルオロアセチル酢
    酸のアルキルエステルを製造する、請求項6に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 オニウム塩と酸とのモル比が、1:0.
    2〜1:3である、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 非芳香族“オニウム”塩を使用するこ
    とによって、アルキルクロリドの形成を減少させる、請
    求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 トリアルキルアミンのオニウム塩を使
    用する、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ピペリジン、N−アルキルピペリジ
    ン、ヒドロキシピペリジンまたはN−アルキル−ヒドロ
    キシピペリジンのオニウム塩を使用する、請求項1に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 C〜C−アルキルアルコールを使
    用する、請求項1から12までのいずれか1項に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 メチルアルコールまたはエチルアルコ
    ールを使用する、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 カルボン酸と、少なくとも1個の窒素
    原子が環系に組み込まれている、少なくとも2個の窒素
    原子を有する単環式化合物または二環式化合物をベース
    とする“オニウム”塩。
  16. 【請求項16】 カルボン酸と、窒素をベースにしたカ
    ルボン酸の“オニウム”塩とを含有する混合物。
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