JP2002321827A - 非接触ic帳票とその使用方法 - Google Patents

非接触ic帳票とその使用方法

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JP2002321827A JP2001127367A JP2001127367A JP2002321827A JP 2002321827 A JP2002321827 A JP 2002321827A JP 2001127367 A JP2001127367 A JP 2001127367A JP 2001127367 A JP2001127367 A JP 2001127367A JP 2002321827 A JP2002321827 A JP 2002321827A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低価格で配送伝票等の物流管理に使用するこ
とができる非接触IC帳票とその使用方法を提供する。 【解決手段】 届け先を記入し、届け先に残される貼付
票10Cと、RF−ID100Aを含み、届け先に残さ
れるクーポン券10Bと、配達確認のため剥離予定線L
1から引き剥がされる配達票10Aとを備え、クーポン
券10Bは、切取予定線L2に沿って、剥離印刷層12
及び第2疑似接着剤層15との間で、貼付票10Cから
切り離せ、取次店で対価と交換可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触で外部と通
信して、情報の記憶、処理を行う非接触型IC媒体を備
えた非接触IC帳票とその使用方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の帳票は、記入及びその複写による
情報の他に、バーコードにより情報が管理されており、
例えば、配送業務で使用される配送伝票は、このバーコ
ードを読み取り、仕分け行程の自動化、配送物の管理等
を行っていた。しかし、バーコードを利用した従来の帳
票では、情報を書き換えることが不可能であり、また、
扱える情報量が少なかった。さらに、情報の読みとり
は、光学的な読み取り装置により行っていたので、バー
コードと読み取り装置とを近づける必要があり、配送物
の向きを合わせるなどの作業が必要であった。
【0003】これらの問題点を解決する手法として、コ
イルを通じて電磁誘導によりデータ通信を行う非接触型
の情報処理媒体(以下、非接触IC媒体)を帳票に使用
することが試みられている。非接触IC媒体は、JIS
やISO等の規格に合致した形状のクレジットカード
型、同形状をやや薄くしたプリペイドカード型、中〜長
距離での通信を目的とし樹脂によりパッケージしたタグ
型等、交通システムのゲートアクセス管理やFA管理に
用いられている。
【0004】図7は、従来の帳票において使用される非
接触IC媒体を示す図である。図7(a)に示すよう
に、非接触IC媒体100は、少なくとも1つのコイル
102とICチップ101が接続されており、コイル1
02を通じて、図示しない外部の通信機器であるリーダ
/ライタ(以下、R/W)との交流電磁波の送受信によ
り、電力供給及び信号送受信等、R/Wとの通信を行っ
ている。なお、コイル102は、巻線コイルに限らず、
導電インキなどを印刷したアンテナであってもよい(W
O99/65002等)。
【0005】図7(b)に示すように、非接触IC媒体
100−2は、ICチップ101−2と、ICチップ1
01−2に接続され、導電性のカーボンを含むインクで
印刷された2つのアンテナ部102−2,103−2と
を備えている。非接触IC媒体100−2は、静電結合
方式(容量プレートを対抗配置させ、静電誘導によって
交信する方式)によって、2つのアンテナ部102−
2,103−2との距離差により電位差を生じさせてI
Cチップ101−2を作動させ、アンテナ部102−
2,103−2を通じて外部のR/Wとの通信を行うこ
とができる。このような静電結合方式の非接触IC媒体
100−2は、例えば、モトローラ社の「BISTAT
IX」(商標名)を使用することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の非接触IC媒体100,100−2を使用した帳票
は、ICチップ101,101−2の価格が高いため
に、帳票の価格も高かった。また、帳票は、使い捨てさ
れるので、高価な従来の非接触IC媒体を使用した帳票
は、現実に使用できる分野が限られていた。特に、配送
伝票等の物流管理用途では、コストが高いために、採用
することができなかった。
【0007】本発明の課題は、低価格で配送伝票等の物
流管理に使用することができる非接触IC帳票とその使
用方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、少なくとも、配達確認をおこ
なう配達票(10A;10−2A;10−3A)と、届
け先に残される届け先票(10B,10C;10−2
C;10−3C,10−3D)とを備える帳票であっ
て、前記届け先票は、外部装置と非接触で情報の授受を
行う非接触IC媒体(100;100−2;100−
3)を備えることを特徴とする非接触IC帳票(10;
10−2;10−3)である。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の非接
触IC帳票において、前記届け先票は、クーポン票(1
0B;10−31C)及び/又はポイント票(111)
を含む交換票(10B;10−31C;111)を備
え、前記クーポン券及び前記ポイント票は、前記非接触
IC媒体又は前記非接触IC媒体のICチップ(10
1;101−2;101−3)を備えることを特徴とす
る非接触IC帳票(10;10−2;10−3)であ
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項2に記載の非接
触IC帳票において、前記交換票は、擬似接着剤層(1
5)と剥離印刷層(14;14−2)によって剥離可能
に形成されることを特徴とする非接触IC帳票(10;
10−2)である。
【0011】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
に記載の非接触IC帳票において、前記届け先票は、前
記クーポン票と、このクーポン票に連接され、届け先を
記入する貼付票(10C)とを備え、前記クーポン票
は、前記貼付票から分離可能であることを特徴とする非
接触IC帳票(10)である。
【0012】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載の非接触IC帳票において、
前記配達票は、擬似接着剤層(15)と剥離印刷層(1
4;14−2)によって剥離可能に形成され、前記配達
票及び前記届け先票が平面上に配置される1パート形式
の帳票であることを特徴とする非接触IC帳票(10;
10−2)である。
【0013】請求項6の発明は、請求項2から請求項5
までのいずれか1項に記載の非接触IC帳票において、
前記交換票は、前記非接触IC媒体又は前記ICチップ
を取り出すことができることを特徴とする非接触IC帳
票(10;10−2;10−3)である。
【0014】請求項7の発明は、請求項2から請求項6
までのいずれか1項に記載の非接触IC帳票を使用する
非接触IC帳票の使用方法において、前記交換票の対価
を提供する取次店で前記交換票の収集を行い(c)、収
集された前記交換票から前記非接触IC媒体又は前記I
Cチップを取り出して及び/又は収集された前記交換票
をそのまま再利用すること(e)を特徴とする非接触I
C帳票(10;10−2;10−3)の使用方法であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照しながら、本
発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明による非接触IC帳票
の第1実施形態を示す模式図である。第1実施形態の非
接触IC帳票10は、図1(a)に示すように、配送物
宅配業務で使用する1パート配送伝票を例にしたもので
あり、右側から順に、配達票10Aと、クーポン券10
Bと、貼付票10C等とが平面上に連接配置されてい
る。配達票10Aは、配達先で受領印をもらって運送会
社の配達員が持ち帰り、配達確認をするための帳票であ
る。クーポン券10Bは、取次店に持ち込む又は郵送す
ることにより、その対価を受けることができる引換券で
ある[後述する図2(c)参照]。貼付票10Cは、届
け先が記載されている荷札である。クーポン券10B及
び貼付票10Cは、届け先に配送物とともに残される。
【0016】この非接触IC帳票10は、図1(b)に
示すように、帳票基材11の裏面に、第1疑似接着剤層
12、RF−ID100A、貼り合わせ基材13、剥離
印刷層14、第2疑似接着剤層15、タック紙16を順
次積層して設けられたものである。タック紙16は、タ
ック基材161と粘着剤層162とが積層され、粘着剤
層162を保護するための剥離紙163を備えている。
【0017】帳票基材11は、配送必要事項を表示する
ためのものであり、シート状、連続状又はロール状のも
のからなり、一般用紙、上質紙、感圧紙や感熱紙等の機
能性用紙、複写用紙、クラフト紙、グラシン紙、パーチ
メント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィル
ムによりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられる
が、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)、発泡PET、延伸ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムであってもよい。
帳票基材11の厚さは、通常、20〜200μm程度が
好ましい。
【0018】第1疑似接着剤層12は、帳票基材11の
裏面に形成され、帳票基材11、RF−ID100A及
び貼り合わせ基材13を疑似接着させ、一定の剥離力に
より剥離可能な層である。RF−ID100Aは、図7
(a)で説明した非接触IC媒体100等を構成するチ
ップ付きアンテナシートをPETフィルム等でラミネー
トしたものである。貼り合わせ基材13は、第1疑似接
着剤層12によって帳票基材11と疑似接着されること
により、RF−ID100Aがクーポン券10Bに配置
されるように保持する。
【0019】剥離印刷層14は、帳票基材11の剥離さ
れる帳票部(配達票10A、クーポン券10B)を、配
送時又はクーポン券10B引き換え時に剥離可能とする
層である。この剥離印刷層14は、貼り合わせ基材13
の裏面の一部(剥離される帳票部)に、シリコーンアク
リレートを主成分とするUVインキによって、パターン
状にオフセット印刷、活版印刷等によって、厚さ、1.
5〜15μm程度に印刷されている。
【0020】第2疑似接着剤層15は、貼り合わせ基材
13及び剥離印刷層14の裏面に形成され、貼り合わせ
基材13,剥離印刷層14及びタック紙16を疑似接着
させ、一定の剥離力により剥離可能な層である。剥離印
刷層14及びタック紙16間における第2疑似接着剤層
15の接着力は、帳票基材11及び貼り合わせ基材13
間の第1疑似接着剤層12の接着力よりも小さく設定さ
れている。第2疑似接着剤層15は、第1疑似接着剤層
12と同様のものを使用することができる。
【0021】タック紙16は、この帳票10を配送物に
貼付するための層である。タック基材161は、帳票基
材11と同様のものを使用することができる。粘着剤層
162は、アクリル系接着剤、天然ゴム系接着剤、合成
ゴム系接着剤、シリコーンゴム系接着剤などが好適に用
いられる。粘着剤層142の塗布量・塗布厚は、特に限
定されないが、好ましくは、塗布量は0.1〜50g/
2 であり、塗布厚は0.1〜50μmである。配送物
などの被着体に対する粘着剤層162の接着力は、第2
疑似接着剤層15の接着力よりも大きい必要があり、荷
物等の被着体に応じて、適宜、調整するとよい。
【0022】剥離紙163は、粘着剤層162の下に配
置されている用紙であり、使用前に、粘着剤層162を
保護する層である。剥離紙163は、紙、織物、プラス
チックフィルムなどから形成されており、この上面、す
なわち、粘着剤層162の側の面には、シリコーン系離
型剤などにより剥離処理がなされている。剥離紙163
の厚さは、特に限定はされないが、通常20〜200μ
m、好ましくは40〜100μm程度である。
【0023】この非接触IC帳票10は、帳票基材1
1、第1疑似接着剤層12及び貼り合わせ基材13に
は、配達票10Aとクーポン券10Bとの境界線を剥離
予定線L1として、ハーフカットhcが施されている。
また、帳票基材11、第1疑似接着剤層12及び貼り合
わせ基材13には、クーポン券10Bと貼付票10Cと
の境界線を切取予定線L2として、ハーフミシンhmが
施されている。
【0024】図2は、第1実施形態に係る非接触IC帳
票10の使用方法を示す説明図である。非接触IC帳票
10は、配達票10Aや貼付票10Cなどにプリンタに
よって必要事項を印字した後に、剥離紙163を剥し
て、配送物30に貼付する[図2(a)]。運送会社の
配達員は、配達を行なう際に、配達票10Aを剥離予定
線L1に沿って、剥離印刷層12及び第2疑似接着剤層
15の間で引き剥がし、配達先で受領印をもらい、持ち
帰って保管する[図2(b)]。
【0025】配送物30を受け取った受取人は、クーポ
ン券10Bを切取予定線L2に沿って、剥離印刷層12
及び第2疑似接着剤層15の間で、貼付票13から切り
離し、クーポン券10Bの引き換え及び配送物の受付等
を行う取次店へ持ち込む。受取人は、クーポン券10B
をその枚数に応じて、配送料金の割引、取次店での買い
物におけるキャッシュバック等のサービスと引き換える
ことができる[図2(c)]。取次店は、運送会社及び
受取人の間でクーポン券10Bの回収を取り次ぐ。取次
店は、例えば、配送サービスの申込受付、商品の販売等
を行うコンビニエンスストア等の小売店等である。持ち
込まれたクーポン券10Bは、取次店で保管され、配送
物の集荷時に運送会社へ運ばれる[図2(d)]。クー
ポン券10Bは、運送会社で、帳票基材11及び貼り合
わせ基材13を、第1疑似接着剤層12で剥離すること
によって、RF−ID100Aを容易に取り出すことが
でき[図2(e)]、リサイクルが可能となる。
【0026】このように、本実施形態によれば、配送伝
票10の一部であり、配送物30に貼付されている貼付
票10Cと切り取り予定線L2で連接するクーポン券1
0Bに、RF−ID100Aを設けておくことによっ
て、非接触で複数の配送物30を同時に読み取ることが
できるので、運送会社は、作業の効率化が行なえ、配送
時に配達票10Aを紛失した場合でも、RF−ID10
0Aを紛失することを防止することが可能となった。ま
た、RF−ID100Aの回収が容易に行なえる形態と
なっているので、運送会社は、RF−ID100Aのリ
サイクルが可能となり、物流管理のコストダウンを図る
ことができる。さらに、例えば、クーポン券を配送料金
の割引に用いることにより、リピーターの増加を図るこ
とができる。さらにまた、この実施形態を適用した配送
伝票10は、1パート形式となっているため、連続プリ
ンタ(NIP、サーマルプリンタ)や、カット紙プリン
タ(レーザプリンタやインクジェットプリンタ等)での
印字対応が可能であり、必要に応じて、配達票10A等
を剥すこともできる。
【0027】一方、取次店は、クーポン券10Bを回収
することによって、集客力の増大を図ることができる。
【0028】(第2実施形態)図3は、本発明による非
接触IC帳票の第2実施形態を示す模式図である。な
お、前述した実施形態と同様な機能を果たす部分には、
共通の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。第
2実施形態における非接触IC帳票10−2は、図3
(a)に示すように、配達票10Aと、貼付票10−2
C等とが平面上に連接配置されている。この非接触IC
帳票10−2は、帳票基材11−2の裏面に、RF−I
D100−2A、剥離印刷層14−2、疑似接着剤層1
5、タック紙16を順次積層して設けられている。
【0029】帳票基材11−2は、貼付票10−2Cの
一部にポイントシール111を表示している。剥離印刷
層14−2は、ポイントシール111及び配達票10A
の帳票基材11−2の裏面に印刷されている。RF−I
D100−2Aは、図7(b)で説明した非接触IC媒
体100−2を印刷、接着等により、貼付票10−2C
の帳票基材11−2の裏面に形成したものである。非接
触IC媒体100−2のICチップ101−2は、ポイ
ントシール111の裏面に配置、接着され、その接着力
は、剥離印刷層14−2及び疑似接着剤層15の接着力
よりも大きく設定されている。
【0030】帳票基材11−2には、配達票10A及び
貼付票10−2Cの境界線を剥離予定線L1としてハー
フカットhcが施され、剥離予定線L1及び切取予定線
L2がポイントシール111を囲むように3方向にハー
フミシンhmが施されている。
【0031】図4は、第2実施形態に係る非接触IC帳
票10−2の使用方法を説明する図である。図4(c)
に示すように、配送物30を受け取った受取人は、ポイ
ントシール111を切取予定線L2に沿って、剥離印刷
層14−2及び疑似接着剤層15の間で、貼付票10−
2Cから切り離し、ポイントシール貼付用カード40へ
貼付する。ポイントシール111が一定枚数貯まった場
合には、受取人は、このポイントシール貼付用カード4
0を取次店へ持ち込み、貼付されているポイントシール
111の枚数に応じ、配送料金の割引、取次店での買い
物におけるキャッシュバック等と引き換えることができ
る。
【0032】持ち込まれたポイントシール貼付用カード
40は、取次店で保管され、配送物の集荷時に運送会社
へ運ばれる[図4(d)]。運送会社は、ポイントシー
ル貼付用カード40からポイントシール111を剥が
し、このポイントシール111からICチップ101−
2を剥離することによって[図4(e)]、リサイクル
を行う。
【0033】このように、本実施形態によれば、第1実
施形態の効果に加え、運送会社は、まとめてICチップ
101−2を回収することによって、リサイクルにかか
るコストの低減を図ることが可能となった。
【0034】(第3実施形態)図5は、本発明による非
接触IC帳票の第3実施形態を示す模式図である。第3
実施形態における非接触IC帳票10−3は、図5
(a)に示すように、複数の控えが袋に詰められた構造
を有する多重製袋型配送伝票であり、タック紙16に配
達票10−3A、中継控10−3B、お届け先控10−
3C及び貼付票10−3Dの順にその正面左縁が糊17
−1で貼付されている。貼付票10−3Dの上下縁は、
他の控えを上下から挟み、保持するため、タック紙16
に糊17−2で貼付されている。
【0035】中継控10−3Bは、配送センター等、配
送の拠点で非接触IC帳票10−3から剥がされ、保管
される控えである。お届け先控10−3Cは、裏面にR
F−ID100Aが接着され、その部分を分離可能なよ
うに、切取予定線L3にミシンが施されている。このR
F−ID100Aが接着された部分は、この切取予定線
L3で切り離すことによりクーポン券10−31Cとな
り、第1実施形態のクーポン券10Bと同様の役割を果
たす。配達票10−3A、中継控10−3B、お届け先
控10−3C及び貼付票10−3Dは、糊17−1を避
けた左縁で個々に切り離しができるように、切取予定線
L4にミシンが施されている。
【0036】このように、本実施形態によれば、多重製
袋型配送伝票である非接触IC帳票10−3において
も、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となっ
た。
【0037】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。例えば、図6
(a)に示すように、第1実施形態において、非接触I
C帳票10は、RF−ID100Aの代わりにRF−I
D100−2Aを備えていてもよい。
【0038】また、図6(b)に示すように、第2実施
形態において、非接触IC帳票10−2は、RF−ID
100−2Aの代わりに、共振回路を利用した非接触I
C媒体100−3が印刷、接着等により形成されたRF
−ID100−3Aを備えていてもよい。非接触IC媒
体100−3は、内部に外部通信用コイル102−3及
びコンデンサ104により構成される共振回路と、IC
チップ101−3及び内部通信用コイル103−3によ
り構成されるICモジュールを備えている。非接触IC
媒体100−3は、R/Wより送出される交流電磁波を
共振回路により効率よく受信し、共振回路とICモジュ
ールとの間において電磁結合により電力送信及び信号送
受信を行う。ICモジュールは、ポイントシール111
の裏面に接着され、共振回路は、R/Wとの通信品質を
考慮し、帳票基材11−2の裏面に貼付票10−2Cの
枠内で配置されている。共振回路を利用した非接触IC
媒体100−3を用いることで、第2実施形態の効果に
加え、R/Wとの通信品質を改善し、通信距離を伸ばす
ことが可能となる。また、回収したポイントシール11
1をそのまま新規の非接触IC帳票10−2に貼り付
け、新規の情報を書き込み、取次店で再利用することに
より、一層配送コストの削減を図ることが可能である。
【0039】第3実施形態において、非接触IC帳票1
0−3は、配送物の申込を行った申込者が保管するお客
様控えを備えていてもよい。また、非接触IC帳票10
−3は、届け先控10−3Cの代わりに、貼付票10−
3Dの裏面にRF−ID100Aを備え、その部分が切
り取り可能であってもよい。また、非接触IC帳票10
−3は、第2実施形態と同様に、RF−ID100Bを
備え、ポイントシールによって、ICチップ101−2
を回収してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、届け先票に非接触IC媒体を備えるた
め、非接触で複数の配送物を同時に読み取ることによ
り、作業の効率化を図ることができ、また、配達票を紛
失した場合に非接触IC媒体の紛失を防止することが可
能となった。
【0041】請求項2の発明によれば、非接触IC媒体
又はICチップを備えるクーポン票及び/又はポイント
票を備えるため、請求項1の発明の効果に加え、容易に
非接触IC媒体又はICチップの回収を行なうことが可
能となった。
【0042】請求項3の発明によれば、交換票は、疑似
接着剤層と剥離印刷層によって剥離可能に形成されるた
め、請求項2の発明の効果に加え、交換票を容易に届け
先票から分離することが可能となった。
【0043】請求項4の発明によれば、届け先票は、貼
付票に連接し、貼付票から分離可能なクーポン票を備え
るため、請求項2又は請求項3の発明の効果に加え、ク
ーポン票を容易に貼付票から分離することが可能となっ
た。
【0044】請求項5の発明によれば、配達票は、疑似
接着剤層と剥離印刷層によって剥離可能に形成されてお
り、配達票及び届け先票が平面上に配置される1パート
形式の帳票であるため、請求項1から請求項4までのい
ずれか1項の発明の効果に加え、様々な印字対応が可能
となった。
【0045】請求項6の発明によれば、交換票は、非接
触IC媒体又はICチップを取り出すことができるた
め、請求項2から請求項5までのいずれか1項の発明の
効果に加え、非接触IC媒体又はICチップのリサイク
ルが可能となった。
【0046】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
の効果に加え、取次店は、交換票を収集することによっ
て、集客力の増大を図ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非接触IC帳票の第1実施形態を
示す模式図である。
【図2】第1実施形態に係る非接触IC帳票の使用方法
を示す説明図である。
【図3】本発明による非接触IC帳票の第2実施形態を
示す模式図である。
【図4】第2実施形態に係る非接触IC帳票の使用方法
を説明する図である。
【図5】本発明による非接触IC帳票の第3実施形態を
示す模式図である。
【図6】本発明による非接触IC帳票の変形形態を示す
模式図である。
【図7】非接触IC媒体を説明する図である。
【符号の説明】
10,10−2,10−3 非接触IC帳票 10A,10−3A 配達票 10B,10−31C クーポン券 10−3C お届け先控 10C,10−2C,10−3D 貼付票 100,100−2,100−3 非接触IC媒体 100A,100−2A,100−3A RF−ID 101,101−2,101−3 ICチップ 11 帳票基材 111 ポイントシール 12,15 疑似接着剤層 14,14−2 剥離印刷層 16 タック紙 L1 剥離予定線 L2,L3,L4 切取予定線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、配達確認をおこなう配達票
    と、届け先に残される届け先票とを備える帳票であっ
    て、 前記届け先票は、外部装置と非接触で情報の授受を行う
    非接触IC媒体を備えることを特徴とする非接触IC帳
    票。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の非接触IC帳票におい
    て、 前記届け先票は、クーポン票及び/又はポイント票を含
    む交換票を備え、 前記クーポン券及び前記ポイント票は、前記非接触IC
    媒体又は前記非接触IC媒体のICチップを備えること
    を特徴とする非接触IC帳票。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の非接触IC帳票におい
    て、 前記交換票は、擬似接着剤層と剥離印刷層によって剥離
    可能に形成されることを特徴とする非接触IC帳票。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の非接触I
    C帳票において、 前記届け先票は、前記クーポン票と、このクーポン票に
    連接され、届け先を記入する貼付票とを備え、 前記クーポン票は、前記貼付票から分離可能であること
    を特徴とする非接触IC帳票。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載の非接触IC帳票において、 前記配達票は、擬似接着剤層と剥離印刷層によって剥離
    可能に形成され、 前記配達票及び前記届け先票が平面上に配置される1パ
    ート形式の帳票であることを特徴とする非接触IC帳
    票。
  6. 【請求項6】 請求項2から請求項5までのいずれか1
    項に記載の非接触IC帳票において、 前記交換票は、前記非接触IC媒体又は前記ICチップ
    を取り出すことができることを特徴とする非接触IC帳
    票。
  7. 【請求項7】 請求項2から請求項6までのいずれか1
    項に記載の非接触IC帳票を使用する非接触IC帳票の
    使用方法において、 前記交換票の対価を提供する取次店で前記交換票の収集
    を行い、 収集された前記交換票から前記非接触IC媒体又は前記
    ICチップを取り出して及び/又は収集された前記交換
    票をそのまま再利用することを特徴とする非接触IC帳
    票の使用方法。
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