JP4377541B2 - 往復配送伝票シート、往復配送伝票、使用方法及び往復配送管理システム - Google Patents

往復配送伝票シート、往復配送伝票、使用方法及び往復配送管理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ゴルフセットやスキーセットのように、自宅から遊技施設等に送付した後、再び、自宅へ送り返す往復宅配便に好適に使用される往復配送伝票シート、往復配送伝票、使用方法及び往復配送管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の往復配送伝票を示す図である。
従来より、この種の往復配送伝票70は、裏カーボン複写紙の帳票等を使用して、往路伝票71に記入された内容を、復路伝票72に感圧複写するものが広く使用されている。往路伝票71、復路伝票72は、それぞれ、往路管理バーコード71a、復路管理バーコード72aを有する。
【0003】
図10は、往復宅配便の物流システムを示す図であり、図11は、往復宅配便の物流フローを示す図である。
なお、図10中、矢印は、荷物の往路の配送経路を示す。復路は、往路の逆であるため、矢印を省略する。
物流システムSは、複数の配送基地(A、B、・・・・)と、その配送基地の営業所(a1、a2、a3、・・・・、b1、b2、b3、・・・・)と、その営業所の所属ドライバ(α1、α2、α3、・・・・、β1、β2、β3、・・・・)とを備え、ホストコンピュータHによって、管理されている。
【0004】
各配送基地(A、B、・・・・)、各営業所(a1、a2、a3、・・・・、b1、b2、b3、・・・・)、各ドライバ(α1、α2、α3、・・・・、β1、β2、β3、・・・・)は、往復配送伝票70のバーコード71a,72aを読み取るバーコードリーダをそれぞれ備えており、そのバーコードリーダで読み取った情報は、情報ネットワークを介して運送会社のホストコンピュータHに送られて管理されている。
なお、各バーコードリーダは、情報ネットワークによってホストコンピュータHに接続されているが、本図においては、図面の煩雑を避けるため、情報ネットワークによる接続線を省略している。
【0005】
荷物の往路配送は、以下のようにして行う。
荷物の往復配送を希望する顧客(発送元)は、電話等で、配送申し込みを行う(ステップ(以下「S」という。)201)。
すると、運送会社の担当ドライバα1が、荷物を引き取りにくる。
荷物は、担当ドライバα1によって、梱包、大きさ、配送先の宛名等が確認されて、代金が徴収され、往復配送伝票70が貼付され、往路管理バーコード71aが読み取られて、配送受付される(S202)。この読み取られた往路管理バーコード情報により、配送受付の済んだことが情報ネットワーク上で管理される。
【0006】
担当ドライバα1によって配送受付の済んだ荷物は、営業所a1に持ち帰られて集荷され、往路管理バーコードが読み取られて、基地Aに送られる(S203)。この読み取られた往路管理バーコード情報により、営業所a1に集荷され基地Aに送られたことが情報ネットワーク上で管理される。
【0007】
発送営業所a1から送られた荷物は、基地Aに到着すると、発送先ごとに仕分けされて、往路管理バーコードが読み取られて、基地Bに送られる(S204)。この読み取られた往路管理バーコード情報により、基地Bに発送されたことが情報ネットワーク上で管理される。
【0008】
基地Aから送られた荷物は、基地Bに到着すると、営業所ごとに仕分けされ、往路管理バーコードが読み取られ、営業所b1に送られる(S205)。この読み取られた往路管理バーコード情報により、営業所b1に発送されたことが情報ネットワーク上で管理される。
【0009】
基地Bから送られた荷物は、営業所b1に到着すると、ドライバの巡回ルートごとに仕分けされ、ドライバβ1によって持ち出されて配達される(S206)。ドライバβ1は、荷物を引き渡すときに、受領印を受け、往路管理バーコードを読み取り、往路配達完了報告を行う。この読み取られた往路管理バーコード情報により、往路配達が完了したことが情報ネットワーク上で管理される。
このようにして、荷物は、届け先に到着する(S207)。
【0010】
荷物の復路配送は、以下のようにして行う。
基本的には、往路の逆ルートで同様な作業を経ながら、顧客の元へ配送する。
すなわち、復路の配送申し込みを受けると、担当ドライバβ1が、荷物を引き取りにくる。引き取られた荷物は、営業所b1に持ち帰られて、基地B、基地Aを経由して、営業所a1に送られ、ドライバα1によって、顧客の自宅に届けられる。各基地、営業所等間を移動する際には、バーコードが読み取られて、情報ネットワーク上で管理される。
【0011】
ただし、復路便を受け付けに際しては、荷物を引き取るドライバβ1によって、以下の点が、十分に確認される。
a.荷物について、荷物の梱包、大きさ、個数、取扱制限品目の有無など
b.配送伝票について、伝票の有無、復路有効期限等の伝票記入内容など
前払い済の場合、復路では伝票そのものが現金と同じ意味を持つため、重要だからである。
【0012】
また、復路伝票が紛失した場合は、再発行を行う。このときは以下の作業を行う。
a.往路伝票の問い合わせ(往路控片より確認可能である)
b.復路が未利用であることの確認
c.配達代金の種別確認(前払い済であるか未収であるか)
d.復路伝票番号の確認・記入(往路伝票番号から追跡可能である)
【0013】
なお、復路受付後、往路発送実績がない場合は、顧客に連絡の上、着払い発送に切り替える。すなわち、悪意のある人が、往路伝票を廃棄し、無料で復路を利用することを防止するためである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の裏カーボン複写紙の往復配送伝票70は、往路配送申し込み時に往路伝票71に書いた情報が、そのまま、復路伝票72に複写されるため、依頼主を表示する荷送人欄73と、届け先を表示する荷受人欄74との位置関係が、往路伝票71と、復路伝票72とで、逆になってしまう(図9)。このため、荷送人、荷受人の誤認識されるおそれがあった。このような場合、荷受人に届けるべき荷物を、荷送人に誤配してしまう可能性がある。
また、従来は、復路の配送受付時に、往路配送実績の有無を確認していないたため、往路配送が済んでいない荷物が、何らかの事故によって、復路配送される可能性があった。
さらに、従来は、往路の途中で往路伝票が剥がれるなどして復路伝票が表出することは全く想定されていなかったため、万一、そのような事態に陥っても、何ら、対応することができない。
【0015】
本発明の課題は、荷送人と荷受人との誤認を防止し、また、万一、往路の途中で往路伝票が剥がれるなど、何らかの事故が生じても、その事態を迅速に発見して、往路配送及び復路配送を確実に行うことができる往復配送伝票シート、往復配送伝票、使用方法及び往復配送管理システムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、少なくとも、復路用第1票部(21)、その復路用第1票部(21)に谷折り予定線(b)を介して連接された復路用第2票部(22)、その復路用第2票部(22)に山折り予定線(c)を介して連接された往路用第1票部(23)及びその往路用第1票部(23)に切り離し予定線(23e)を介して連接された往路用第2票部(24)を有する伝票基材(20)と、前記伝票基材(20)に形成され、少なくとも前記復路用第1票部(21)を剥離可能に接着する接着層(30)と、前記接着層(30)に形成され、前記伝票基材(20)を保持する基材保持層(41)と、前記基材保持層(41)を貼付可能にする粘着層(42)と、前記粘着層(42)のうち前記復路用第2票部(22)の粘着層に剥離可能に接着された剥離紙(43)とを備える往復配送伝票シートである。
【0017】
請求項2の発明は、請求項1に記載の往復配送伝票シートにおいて、前記復路用第1票部(21)は、復路配達完了時に捺印される復路用配達票部であり、前記復路用第2票部(22)は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される復路用貼付票部であり、前記往路用第1票部(23)は、往路配達完了時に捺印される往路用配達票部であり、前記往路用第2票部(24)は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される往路用貼付票部であることを特徴とする往復配送伝票シートである。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の往復配送伝票シートにおいて、前記接着層(30)は、前記往路用第1票部(23)も剥離可能に接着することを特徴とする往復配送伝票シートである。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の往復配送伝票シートにおいて、前記接着層(30)は、前記往路用第2票部(24)も剥離可能に接着することを特徴とする往復配送伝票シートである。
【0020】
請求項5の発明は、少なくとも、復路用第1票部(21)、その復路用第1票部(21)に谷折り予定線(b)を介して連接された復路用第2票部(22)、その復路用第2票部(22)に山折り予定線(c)を介して連接された往路用第1票部(23)及びその往路用第1票部(23)に切り離し予定線(23e)を介して連接された往路用第2票部(24)を有する伝票基材(20)と、前記伝票基材(20)に形成され、少なくとも前記復路用第1票部(21)及び前記往路用第1票部(23)を剥離可能に接着する接着層(30)と、前記接着層(30)に形成され、前記伝票基材(20)を保持する基材保持層(41)と、前記基材保持層(41)を貼付可能する粘着層(42)とを備える往復配送伝票シートである。
【0021】
請求項6の発明は、請求項5に記載の往復配送伝票シートにおいて、前記復路用第1票部(21)は、復路配達完了時に捺印される復路用配達票部であり、前記復路用第2票部(22)は、復路発送時に切り取られて復路発送人の控えとなる復路用控え片であり、前記往路用第1票部(23)は、往路配達完了時に捺印される往路用配達票部であり、前記往路用第2票部(24)は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される往路復路兼用貼付票部であることを特徴とする往復配送伝票シートである。
【0022】
請求項7の発明は、少なくとも、往路用第1票部(23)、その往路用第1票部(23)に切り離し予定線(24d)を介して連接された往路用第2票部(24)、その往路用第2票部(24)に山折り予定線(c)を介して連接された復路用第1票部(21)及びその復路用第1票部(21)に谷折り予定線(b)を介して連接された復路用第2票部(22)を有する伝票基材(20)と、前記伝票基材(20)に形成され、少なくとも前記往路用第1票部(23)及び前記復路用第1票部(21)を剥離可能に接着する接着層(30)と、前記接着層(30)に形成され、前記伝票基材(20)を保持する基材保持層(41)と、前記基材保持層(41)を貼付可能にする粘着層(42)と、前記粘着層(42)のうち、前記復路用第1票部(21)に形成された粘着層(42)に接着された剥離紙(43)とを備える往復配送伝票シートである。
【0023】
請求項8の発明は、請求項7に記載の往復配送伝票シートにおいて、前記往路用第1票部(23)は、往路配達完了時に捺印される往路用配達票部であり、前記往路用第2票部(24)は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される往路用貼付票部であり、前記復路用第1票部(21)は、復路配達完了時に捺印される復路用配達票部であり、前記復路用第2票部(22)は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される復路用貼付票部であることを特徴とする往復配送伝票シートである。
【0024】
請求項9の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の往復配送伝票シートによって作製される往復配送伝票であって、前記谷折り予定線(b)で谷折りされて前記復路用第1票部(21)に前記復路用第2票部(22)が重ね合わされ、前記山折り予定線(c)で山折りされて前記復路用第2票部(22)に接着された剥離紙(43)に前記往路用第1票部(23)が貼付されて作製されることを特徴とする往復配送伝票である。
【0025】
請求項10の発明は、請求項5又は請求項6に記載の往復配送伝票シートによって作製される往復配送伝票であって、前記谷折り予定線(b)で谷折りされて前記復路用第1票部(21)に前記復路用第2票部(22)が重ね合わされ、前記山折り予定線(c)で山折りされて前記復路用第2票部(22)に前記往路用第1票部(23)が貼付されて作製されることを特徴とする往復配送伝票である。
【0026】
請求項11の発明は、請求項7又は請求項8に記載の往復配送伝票シートによって作製される往復配送伝票であって、前記谷折り予定線(b)で谷折りされて前記復路用第2票部(22)に前記復路用第1票部(21)が重ね合わされ、前記山折り予定線(c)で山折りされて前記復路用第1票部(21)に接着された剥離紙(43)に前記往路用第2票部(22)が貼付されて作製されることを特徴とする往復配送伝票である。
【0027】
請求項12の発明は、請求項9に記載の往復配送伝票を使用する往復配送伝票の使用方法であって、往路配達後、前記往路用第1票部(23)に配達確認印を受領後、その往路用第1票部(23)を保持する基材保持層(41)とともに、その基材保持層(41)に貼付されている剥離紙(43)を剥離して、前記復路用第2票部(22)の粘着層(42)を露出させ、前記復路用第2票部(22)を折り返して表出させて前記粘着層(42)を貼付して復路用配送伝票にすることを特徴とする往復配送伝票の使用方法である。
【0028】
請求項13の発明は、請求項10に記載の往復配送伝票を使用する往復配送伝票の使用方法であって、往路配達後、前記往路用第1票部(23)を剥離した後、前記復路用第2票部(22)を分離して前記復路用第1票部(21)を表出させて復路用配送伝票にすることを特徴とする往復配送伝票の使用方法である。
【0029】
請求項14の発明は、請求項11に記載の往復配送伝票を使用する往復配送伝票の使用方法であって、往路配達後、前記往路用第1票部(23)を剥離した後、前記往路用第2票部(24)を、基材保持層(41)及びその基材保持層(41)が貼付する剥離紙(43)とともに剥離して、前記復路用第1票部(21)の粘着層(42)を露出させ、前記復路用第1票部(21)を折り返して表出させて前記粘着層(42)を貼付して復路用配送伝票にすることを特徴とする往復配送伝票の使用方法である。
【0030】
請求項15の発明は、往路用票部及び復路用票部を有する往復配送伝票で荷物の往復配送を管理する往復配送管理システムであって、前記往路用票部に表示され、荷物の往路受付から配達完了までを管理する往路管理情報、及び、前記復路用票部に表示され、荷物の復路受付から配達完了までを管理する復路管理情報を関連付けて往復配送伝票シートを発行する発行部(H1)と、前記往路管理情報及び/又は前記復路管理情報を読み取る読取部(RA,RB,Ra1,Rb1,Rα1,Rβ1)と、前記読取部で読み取った前記往路管理情報及び前記復路管理情報に基づく受付実績及び配達実績を記録する記録部(H2)と、前記読取部の読み取った情報が復路管理情報であるか否か判断し、復路管理情報であるときは、さらに、その復路管理情報に関連付けられた往路管理情報についての配送実績が前記記録部に記録されているか否か判断し、記録されているときは、復路配送業務を受け付ける配送管理部(H3)とを備えることを特徴とする往復配送管理システムである。
【0031】
請求項16の発明は、請求項15に記載の往復配送管理システムにおいて、前記配送管理部(H3)は、前記読取部(RA,RB,Ra1,Rb1,Rα1,Rβ1)の読み取った情報が復路管理情報であるか否か判断し、復路管理情報であるときは、さらに、その復路管理情報に関連付けられた往路管理情報についての配送実績が前記記録部(H2)に記録されているか否か判断し、記録されていないときは、さらに、その往路管理情報についての受付実績が前記記録部に記録されているか否か判断し、記録されているときは、前記発行部(H1)に、往復配送伝票シートを再発行させることを特徴とする往復配送管理システムである。
【0032】
請求項17の発明は、請求項15又は請求項16に記載の往復配送管理システムにおいて、請求項9から請求項11までに記載の往復配送伝票を使用することを特徴とする往復配送管理システムである。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の実施の形態について、さらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による往復配送伝票シートの第1実施形態を示す図であり、図1(A)は平面図、図1(B)は断面図である。
往復配送伝票シート10は、伝票基材20と、接着層30と、タック紙40とを備える。往復配送伝票シート10は、後述のように、折り畳まれて、往復配送伝票50になる。
【0034】
伝票基材20は、復路用配達票部21と、復路用貼付票部22と、往路用配達票部23と、往路用貼付票部24とを備え、荷受人の氏名等の配送に必要な情報(配送情報)等を表示する。伝票基材20は、シート状物からなり、一般用紙、上質紙、感圧紙や感熱紙等の機能性用紙、複写用紙、クラフト紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられるが、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、発泡PET、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムであってもよい。伝票基材20の厚さは、通常、20〜200μm程度が好ましい。
【0035】
復路用配達票部21は、復路配達完了時に確認印が捺印される。復路用配達票部21には、復路荷受人欄21aと、復路荷送人欄21bと、復路受領印欄21cと、バーコード欄21dとが設けられている。バーコード欄21dは、復路管理バーコードを表示する。復路用配達票部21の裏面には、シリコーンアクリレートを主成分とするUVインキによって、オフセット印刷、活版印刷等によって、厚さ、1.5〜15μm程度に印刷されて形成された剥離層21eが設けられており(図1(B))、剥離可能となっている。また、復路用配達票部21の天地部分は、切り離し予定線aより切り離し可能な余白部20aとなっている。
【0036】
復路用貼付票部22は、荷物に貼付されたまま復路荷受人に引き渡される。復路用貼付票部22は、谷折り予定線bを介して復路用配達票部21に連接されている。復路用貼付票部22には、復路荷受人欄22aと、復路荷送人欄22bと、バーコード欄22cとが設けられている。バーコード欄22cは、復路用配達票部21のバーコード欄21dに表示されているものと同一の復路管理バーコードを表示する。また、復路用貼付票部22の天地部分も、余白部20aとなっている。
【0037】
往路用配達票部23は、往路配達完了時に確認印が捺印される。往路用配達票部23は、山折り予定線cを介して復路用貼付票部22に連接されている。往路用配達票部23には、切り離し予定線23eで切り離し可能な往路用配達票片23fが設けられている。往路用配達票片23fには、往路荷受人欄23aと、往路荷送人欄23bと、往路受領印欄23cと、バーコード欄23dとが設けられている。バーコード欄23dは、往路管理バーコードを表示する。なお、往復配送伝票50は、ある人が、例えば、ゴルフ場等に荷物を発送し、再度、自宅に送り返すというように使用されるので、往路荷送人欄23bには、復路荷受人欄21aと、同一の情報が印字される。
【0038】
往路用貼付票部24は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される。往路用貼付票部24には、往路荷受人欄24aと、往路荷送人欄24bと、バーコード欄24cとが設けられている。バーコード欄24cは、往路用配達票部23のバーコード欄23dに表示されているものと同一の往路管理バーコードを表示する。
【0039】
接着層30は、伝票基材20をタック紙40に貼付する。この接着層30は、例えば、アクリル系接着剤、天然ゴム系接着剤又は合成ゴム系接着剤等が好適に使用される。なお、上述の通り、復路用配達票部21の裏面には、剥離層21eが形成されているため、剥離可能である。
【0040】
タック紙40は、タック紙上紙41と、粘着層42と、剥離紙43とを備える。タック紙上紙41は、上質紙、NIP上質紙、OCR紙等の基材である。
粘着層42は、この往復配送伝票50を配送荷物に貼付するための層である。粘着層42は、アクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが好適に用いられる。粘着層42の塗布量・塗布厚は、特に限定されないが、好ましくは、塗布量0.1〜50g/m2 、塗布厚0.1〜50μmである。荷物等の被着体に対する粘着層42の粘着力は、剥離層21eと接着層30との接着力よりも大きい必要があり、荷物等の被着体に応じて、適宜、調整するとよい。
【0041】
剥離紙43は、粘着層42の下に配置されている基材であり、使用前の粘着層42を保護する。剥離紙43は、紙、織物、プラスチックフィルムなどから形成されており、この上面、すなわち、粘着層42の側の面には、シリコーン系やアクリル系、PVA系などの離型剤によって剥離処理がなされている。剥離紙43の厚さは、特に限定はされないが、通常20〜200μm、好ましくは40〜100μm程度である。
【0042】
図2は、本発明による往復配送伝票シートから、往復配送伝票を作製する方法を示す断面図である。
往復配送伝票シート10に、荷受人の氏名等の配送情報を印字した後、切り離し予定線aより、余白部20aを切り離す。続いて、復路用配達票部21、往路用配達票部23及び往路用貼付票部24の下面から剥離紙43を剥離し、粘着層42を露出させる(図2(A))。
次に、谷折り予定線bで谷折りし、復路用配達票部21に復路用貼付票部22を重ね合わせ、山折り予定線cで山折りし(図2(A)矢印)、剥離紙43が貼付されたままの復路用貼付票部22を、往路用配達票部23の粘着層42に貼付する(図2(B))。
以上により、往復配送伝票50が完成する。
【0043】
図3は、本発明による往復配送伝票シートから作製した往復配送伝票の使用方法を示す図である。
往路配送ドライバは、荷物を引き渡すときに、往復配送伝票50から往路用配達票片23fを剥がして、受領印欄23cに捺印を受け、往路管理バーコード23dを読み取り、配達完了報告を行う。なお、この往路用配達票片23fを剥がしたときに、復路用貼付票部22の剥離紙43が往路用配達票片23fとともに剥がれ、復路用貼付票部22の粘着層42が露出するので、復路用貼付票22を折り返して表出させて、往路用貼付票部24に貼付すると、復路用配送伝票になる(図3(B))。
【0044】
図4は、本発明による往復配送管理システムを示すブロック図である。
往復配送管理システムSは、ホストコンピュータHと、各配送基地(A、B、・・・・)に設けられたバーコードリーダ(RA、RB、・・・・)と、各営業所(a1、a2、a3、・・・・、b1、b2、b3、・・・・)に設けられたバーコードリーダ(Ra1、Ra2、Ra3、・・・・、Rb1、Rb2、Rb3、・・・・)と、各ドライバ(α1、α2、α3、・・・・、β1、β2、β3、・・・・)の有するバーコードリーダ(Rα1、Rα2、Rα3、・・・・、Rβ1、Rβ2、Rβ3、・・・・)とを備える。
【0045】
ホストコンピュータHは、発行部H1と、記録部H2と、配送管理制御部H3とを備える。
発行部H1は、往路用票部23,24に表示され、荷物の往路受付から配達完了までを管理する往路管理情報と、復路用票部21,22に表示され、荷物の復路受付から配達完了までを管理する復路管理情報を関連付けて、往復配送伝票シートを発行する。
記録部H2は、バーコードリーダ(Rα1、Rα2、Rα3、・・・・、Rβ1、Rβ2、Rβ3、・・・・)で読み取った往路管理情報及び復路管理情報に基づく荷物の受付実績及び配達実績を記録する。
配送管理制御部H3は、本システム全体を管理・制御する。配送管理制御部H3は、各バーコードリーダ(RA、Ra1、Rα1、・・・・)の読み取った情報が復路管理情報であるか否か判断し、復路管理情報であるときは、さらに、その復路管理情報に関連付けられた往路管理情報についての配送実績が記録部H2に記録されているか否か判断する。ここで、記録されているときは、その復路管理情報を有効化し、復路配送業務を受け付け、一方、記録されていないときは、さらに、その往路管理情報についての受付実績が記録部H2に記録されているか否か判断し、記録されていれば、発行部H1に、往復配送伝票シートを再発行させる。
【0046】
図5は、本発明による往復配送管理システムの動作を説明するフローチャートである。
ホストコンピュータHの動作を中心として、本発明の実施形態に係る往復配送管理システムの動作を説明する。
ホストコンピュータHは、往路便での伝票発行時に、往路伝票の管理番号(往路管理バーコード)と、復路伝票の管理番号(復路管理バーコード)とを発行する(S101)。なお、往路伝票の管理番号と、復路伝票の管理番号とは、一定の規則によって関連付けられている。
【0047】
往路荷物引取ドライバーによって、荷物が引き取られて往復配送伝票50が受け付けられ(S102)、バーコードリーダ(読取部)で、バーコードが読み取られると(S103)、ホストコンピュータHは、そのバーコードが、復路管理バーコードであるか否かを判断する(S104)。往路管理バーコードであれば、往路処理が終了するまで繰り返す(S105)。すなわち、各営業所a1,b1、各配送基地A,B等において、バーコードが読み取られるたびに(S103)、そのバーコードが、復路管理バーコードであるか否か判断する(S104)。往路処理が終了したら(S105)、往路実績を記録して(S106)、往路処理を終了する(S130)。
【0048】
なお、S104において、読み取ったバーコードが、復路管理バーコードであると判断したときは、ネットワークにアクセスして、その復路管理バーコードに関連付けされた往路管理バーコードの往路便の配送実績の有無を判断する(S110)。配送実績がないときは、ホストコンピュータHは、さらに、配送履歴を追跡し、往路の受付実績の有無を判断する(S111)。受付実績があるときは、配送中の伝票脱落事故と判断し、往復配送伝票50を再発行し(S112)、その再発行された往復配送伝票50にて、配達業務を再開するが、受付実績がないときは、何らかの事故、不正使用等の可能性があるため(S113)、本処理を中止する(S130)。そして、受取人払いであれば、配送可能である旨を通知の上、配達業務が進められることとなる。
【0049】
復路荷物引取ドライバーによって、荷物が引き取られて往復配送伝票50が受け付けられ(S102)、バーコードが読み取られたときも(S103)、そのバーコードが、復路管理バーコードであるか否かを判断し(S104)、ネットワークにアクセスして、関連付けされた往路便の配送実績の有無を判断し(S110)、ネットワーク上で受付けし、復路伝票の管理番号(復路管理バーコード)を有効にする(S120)。そして、各営業所a1,b1、各配送基地A,B等において、バーコードを読み取り(S121)、復路処理が終了するまで繰り返し、復路処理が終了したら(S122)、復路実績を記録して(S123)、復路処理を終了する(S130)。
【0050】
本実施形態によれば、全ての票部21〜24において、荷送人と荷受人の表示欄が同様の位置関係で配置されているので、誤認識による誤配のおそれがない。
また、往復配送伝票シート10は、見開き状であるので、ノンインパクトプリンタ(NIP)を使用することができるため、高速に印字することができるとともに、低コストで実施可能である。
さらに、往路用配達票片23fを剥がすだけで復路用貼付票部22の粘着層42が露出するので、復路用配送伝票を容易に作製することができる。
さらにまた、往路配送中で、バーコードを読み取るたびに、そのバーコードが、復路管理バーコードであるか否かが判断され、また、復路管理バーコードを読み取ったときは、往路実績の有無が判断されるので、万一、往路配送中に、往路配送伝票が脱落しても、その事態が、迅速に明確にされる。
【0051】
(第2実施形態)
図6は、本発明による往復配送伝票シートの第2実施形態を示す図である。
なお、以下に示す各実施形態では、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
本実施形態の往路用配達票片23f及び往路用貼付票部24の裏面には、復路用配達票部21の裏面の剥離層21eと同様の剥離層23g,24dが形成され、剥離可能となっている。
本実施形態の往復配送伝票シート10を、第1実施形態と同様に折り畳んで、往復配送伝票50を作製し、以下のように使用する。
荷物を送り届けた宅配人は、往路用配達票片23fを剥がして、受領印をもらって、持ち帰る。
次に、復路の配送を依頼する依頼者は、往路用貼付票部24を剥がして控え片として保管し、往路用配達票片23fを貼付していたタック紙上紙41を剥がす。タック紙上紙41を剥がすと、復路用貼付票部22に貼付されている剥離紙43がタック紙上紙41とともに剥がれるので、復路用貼付票部22の粘着層42が露出する。そこで、復路用貼付票22を折り返して表出させて貼付すると、復路用配送伝票となる。
【0052】
本実施形態によれば、往路用配達票片23fに剥離層23gが形成されているので、往路用配達票片23fのみを剥がすことができ、不用意に復路用貼付票部22の粘着層42を露出させることがない。
また、往路用貼付票部24に剥離層24dが形成されているので、剥離可能であり、控え片として利用することができる。
【0053】
(第3実施形態)
図7は、本発明による往復配送伝票シートの第3実施形態を示す図である。
伝票基材20は、復路用配達票部21と、復路用控え片部22と、往路用配達票部23と、往路復路兼用貼付票部24とを備える。
なお、本実施形態の復路用控え片部22の裏面には、第1実施形態等と異なり、剥離紙43は貼付されていない。また、本実施形態の往路用配達票部23の裏面には、復路用配達票部21の裏面の剥離層21eと同様の剥離層23gが形成され、剥離可能となっている。
本実施形態の往復配送伝票シート10を、第1実施形態と同様に折り畳んで、往復配送伝票50を作製し、以下のように使用する。
荷物を送り届けた宅配人は、往路用配達票片23fを剥がして、受領印をもらって、持ち帰る。
次に、復路の配送を依頼する依頼者は、復路用控え片部22を折り返して、復路用配達票部21を表出させた後、復路用控え片部22を切り離して控えにする。このようにして、復路用配送伝票が完成し、荷物を送り返す。
【0054】
本実施形態によれば、復路用控え片部22は、粘着層42で貼り合わされたタック紙上紙41に接着されているので、丈夫であり、破断しにくい。
【0055】
(第4実施形態)
図8は、本発明による往復配送伝票シートの第4実施形態を示す図である。
本実施形態の往復配送伝票シート10は、左側より、往路用配達票部23、往路用貼付票部24、復路用配達票部21、復路用貼付票部22の順に連接する。
復路用配達票部21及び往路用配達票部23の裏面には、剥離層21e,23gが形成されており、剥離可能となっている。
また、往路用貼付票部24には、切り離し予定線24eが設けられており、この切り離し予定線24eから往路用貼付票片24fを切り離すことができる。
【0056】
このような往復配送伝票シート10を使用して、以下のように、往復配送伝票50を作製する。
往復配送伝票シート10に、荷受人の氏名等の配送情報を印字した後、切り離し予定線aより、余白部20aを切り離す。続いて、復路用貼付票部22、往路用配達票部23及び往路用貼付票部24の下面から剥離紙43を剥離し、粘着層42を露出させる。
次に、谷折り予定線bで谷折りし、復路用貼付票部22に復路用配達票部21を重ね合わせ、山折り予定線cで山折りし、剥離紙43が貼付されたままの復路用配達票部21を、往路用貼付票部24の粘着層42に貼付する。
以上により、往復配送伝票50が完成する。
【0057】
上述のようにして完成した往復配送伝票50を以下のように使用する。
荷物を送り届けた宅配人は、往路用配達票部23を剥がして、受領印をもらって、持ち帰る。
次に、復路の配送を依頼する依頼者は、往路用貼付票片24fを剥がして控え片として保管する。このとき、往路用貼付票片24fを剥がすと、復路用配達票部21に貼付されていた剥離紙43が往路用貼付票片24dfともに剥がれ、復路用配達票部21の粘着層42が露出する。そして、復路用配達票部21を折り返して表出させて貼付すると、復路用配送伝票になる。
【0058】
本実施形態によれば、往路用貼付票片24fを剥がすだけで復路用配達票部21の粘着層42が露出するので、復路用配送伝票を容易に作製することができる。
【0059】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、上記各実施形態では、伝票基材20の各票部21〜24ごとに荷受人欄や荷送人欄等が形成され、各票部ごとに、独立した役割を有する場合を例にして説明したが、必要に応じて、2つの票部にまたがって、1つの欄を形成するような形態であってもよい。
また、例えば、配送中継所用の控票など、必要に応じて、他の票部が付加されていてもよい。
さらに、伝票基材20の各票部21〜24の大きさは、用途に応じて、変更してよく、また、各票部の大きさは、必ずしも揃っている必要はなく、票部ごとに大きさが異なっていても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0060】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、請求項1の発明によれば、伝票基材は、復路用第1票部、復路用第2票部、往路用第1票部及び往路用第2票部を連接するので、ノンインパクトプリンタ(NIP)を使用して、低コストかつ高速印字処理可能である。
【0061】
請求項2の発明によれば、復路用第1票部は、復路配達完了時に捺印される復路用配達票部であり、復路用第2票部は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される復路用貼付票部であり、往路用第1票部は、往路配達完了時に捺印される往路用配達票部であり、往路用第2票部は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される往路用貼付票部であるので、往復宅配便に好適に使用することができる。
【0062】
請求項3の発明によれば、接着層は、往路用第1票部も剥離可能に接着するので、往路用第1票部を控え片として使用することができる。
【0063】
請求項4の発明によれば、接着層は、往路用第2票部も剥離可能に接着するので、往路用第2票部を控え片として使用することができる。
【0064】
請求項5の発明によれば、伝票基材は、復路用第1票部、復路用第2票部、往路用第1票部及び往路用第2票部を連接するので、ノンインパクトプリンタ(NIP)を使用して、低コストかつ高速印字処理可能である。
【0065】
請求項6の発明によれば、復路用第1票部は、復路配達完了時に捺印される復路用配達票部であり、復路用第2票部は、復路発送時に切り取られて復路発送人の控えとなる復路用控え片であり、往路用第1票部は、往路配達完了時に捺印される往路用配達票部であり、往路用第2票部は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される往路復路兼用貼付票部であるので、往復宅配便に好適に使用することができる。
【0066】
請求項7の発明によれば、伝票基材は、往路用第1票部、往路用第2票部、復路用第1票部及び復路用第2票部を連接するので、ノンインパクトプリンタ(NIP)を使用して、低コストかつ高速印字処理可能である。
【0067】
請求項8の発明によれば、往路用第1票部は、往路配達完了時に捺印される往路用配達票部であり、往路用第2票部は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される往路用貼付票部であり、復路用第1票部は、復路配達完了時に捺印される復路用配達票部であり、復路用第2票部は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される復路用貼付票部であるので、往復宅配便に好適に使用することができる。
【0068】
請求項9の発明によれば、谷折り予定線で谷折りされて復路用第1票部に復路用第2票部が重ね合わされ、山折り予定線で山折りされて復路用第2票部に接着された剥離紙に往路用第1票部が貼付されて作製されるので、往路用第1票部を剥がすだけで復路用第2票部の粘着層が露出するため、復路用配送伝票の作製が容易である。
【0069】
請求項10の発明によれば、谷折り予定線で谷折りされて復路用第1票部に復路用第2票部が重ね合わされ、山折り予定線で山折りされて復路用第2票部に往路用第1票部が貼付されて作製されるので、復路用第2票部を分離すると、その復路用第2票部丈夫であり、破断しにくい。
【0070】
請求項11の発明によれば、谷折り予定線で谷折りされて復路用第2票部に復路用第1票部が重ね合わされ、山折り予定線で山折りされて復路用第1票部に接着された剥離紙に往路用第2票部が貼付されて作製されるので、往路用第1票部を剥がして、復路用配送伝票を容易に作製することができる。
【0071】
請求項12の発明によれば、往路配達後、往路用第1票部に配達確認印を受領後、その往路用第1票部を保持する基材保持層とともに、その基材保持層に貼付されている剥離紙を剥離して、復路用第2票部の粘着層を露出させ、復路用第2票部を折り返して表出させて粘着層を貼付して復路用配送伝票にするので、復路用配送伝票を容易に作製することができる。
【0072】
請求項13の発明によれば、 往路配達後、往路用第1票部を剥離した後、復路用第2票部を分離して復路用第1票部を表出させて復路用配送伝票にするので、復路用配送伝票を簡単に作製可能である。
【0073】
請求項14の発明によれば、往路配達後、往路用第1票部を剥離した後、往路用第2票部を、基材保持層及びその基材保持層が貼付する剥離紙とともに剥離して、復路用第1票部の粘着層を露出させ、復路用第1票部を折り返して表出させて粘着層を貼付して復路用配送伝票にするので、復路用配送伝票を迅速に作製することができる。
【0074】
請求項15の発明によれば、往路用票部に表示され、荷物の往路受付から配達完了までを管理する往路管理情報、及び、復路用票部に表示され、荷物の復路受付から配達完了までを管理する復路管理情報を関連付けて往復配送伝票シートを発行する発行部と、往路管理情報及び/又は復路管理情報を読み取る読取部と、読取部で読み取った往路管理情報及び復路管理情報に基づく受付実績及び配達実績を記録する記録部と、読取部の読み取った情報が復路管理情報であるか否か判断し、復路管理情報であるときは、さらに、その復路管理情報に関連付けられた往路管理情報についての配送実績が前記記録部に記録されているか否か判断し、記録されているときは、復路配送業務を受け付ける配送管理部とを備えるので、往路配送中の荷物を、誤配で復路配送することを防止できる。
【0075】
請求項16の発明によれば、配送管理部は、読取部の読み取った情報が復路管理情報であるか否か判断し、復路管理情報であるときは、さらに、その復路管理情報に関連付けられた往路管理情報についての配送実績が記録部に記録されているか否か判断し、記録されていないときは、さらに、その往路管理情報についての受付実績が記録部に記録されているか否か判断し、記録されているときは、発行部に、往復配送伝票シートを再発行させるので、万一、往路配送中に、事故が生じても、確実に荷物を配送することができる。
【0076】
請求項17の発明によれば、請求項15又は請求項16に記載の往復配送管理システムにおいて、請求項9から請求項11までに記載の往復配送伝票を使用するので、低コストで、実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による往復配送伝票シートの第1実施形態を示す図である。
【図2】本発明による往復配送伝票シートから、往復配送伝票を作製する方法を示す断面図である。
【図3】本発明による往復配送伝票シートから作製した往復配送伝票の使用方法を示す図である。
【図4】本発明による往復配送管理システムを示すブロック図である。
【図5】本発明による往復配送管理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明による往復配送伝票シートの第2実施形態を示す図である。
【図7】本発明による往復配送伝票シートの第3実施形態を示す図である。
【図8】本発明による往復配送伝票シートの第4実施形態を示す図である。
【図9】従来の往復配送伝票を示す図である。
【図10】往復宅配便の物流システムを示す図である。
【図11】往復宅配便の物流フローを示す図である。
【符号の説明】
10 往復配送伝票シート
20 伝票基材
21 復路用配達票部
22 復路用貼付票部
23 往路用配達票部
24 往路用貼付票部
30 接着層
40 タック紙
50 往復配送伝票

Claims (17)

  1. 少なくとも、復路用第1票部、その復路用第1票部に谷折り予定線を介して連接された復路用第2票部、その復路用第2票部に山折り予定線を介して連接された往路用第1票部及びその往路用第1票部に切り離し予定線を介して連接された往路用第2票部を有する伝票基材と、
    前記伝票基材に形成され、少なくとも前記復路用第1票部を剥離可能に接着する接着層と、
    前記接着層に形成され、前記伝票基材を保持する基材保持層と、
    前記基材保持層を貼付可能にする粘着層と、
    前記粘着層のうち前記復路用第2票部の粘着層に剥離可能に接着された剥離紙と
    を備える往復配送伝票シート。
  2. 請求項1に記載の往復配送伝票シートにおいて、
    前記復路用第1票部は、復路配達完了時に捺印される復路用配達票部であり、
    前記復路用第2票部は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される復路用貼付票部であり、
    前記往路用第1票部は、往路配達完了時に捺印される往路用配達票部であり、
    前記往路用第2票部は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される往路用貼付票部である
    ことを特徴とする往復配送伝票シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の往復配送伝票シートにおいて、
    前記接着層は、前記往路用第1票部も剥離可能に接着する
    ことを特徴とする往復配送伝票シート。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の往復配送伝票シートにおいて、
    前記接着層は、前記往路用第2票部も剥離可能に接着する
    ことを特徴とする往復配送伝票シート。
  5. 少なくとも、復路用第1票部、その復路用第1票部に谷折り予定線を介して連接された復路用第2票部、その復路用第2票部に山折り予定線を介して連接された往路用第1票部及びその往路用第1票部に切り離し予定線を介して連接された往路用第2票部を有する伝票基材と、
    前記伝票基材に形成され、少なくとも前記復路用第1票部及び前記往路用第1票部を剥離可能に接着する接着層と、
    前記接着層に形成され、前記伝票基材を保持する基材保持層と、
    前記基材保持層を貼付可能する粘着層と
    を備える往復配送伝票シート。
  6. 請求項5に記載の往復配送伝票シートにおいて、
    前記復路用第1票部は、復路配達完了時に捺印される復路用配達票部であり、
    前記復路用第2票部は、復路発送時に切り取られて復路発送人の控えとなる復路用控え片であり、
    前記往路用第1票部は、往路配達完了時に捺印される往路用配達票部であり、
    前記往路用第2票部は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される往路復路兼用貼付票部である
    ことを特徴とする往復配送伝票シート。
  7. 少なくとも、往路用第1票部、その往路用第1票部に切り離し予定線を介して連接された往路用第2票部、その往路用第2票部に山折り予定線を介して連接された復路用第1票部及びその復路用第1票部に谷折り予定線を介して連接された復路用第2票部を有する伝票基材と、
    前記伝票基材に形成され、少なくとも前記往路用第1票部及び前記復路用第1票部を剥離可能に接着する接着層と、
    前記接着層に形成され、前記伝票基材を保持する基材保持層と、
    前記基材保持層を貼付可能にする粘着層と、
    前記粘着層のうち、前記復路用第1票部に形成された粘着層に接着された剥離紙と
    を備える往復配送伝票シート。
  8. 請求項7に記載の往復配送伝票シートにおいて、
    前記往路用第1票部は、往路配達完了時に捺印される往路用配達票部であり、
    前記往路用第2票部は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される往路用貼付票部であり、
    前記復路用第1票部は、復路配達完了時に捺印される復路用配達票部であり、
    前記復路用第2票部は、荷物に貼付されたまま荷受人に引き渡される復路用貼付票部である
    ことを特徴とする往復配送伝票シート。
  9. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の往復配送伝票シートによって作製される往復配送伝票であって、
    前記谷折り予定線で谷折りされて前記復路用第1票部に前記復路用第2票部が重ね合わされ、前記山折り予定線で山折りされて前記復路用第2票部に接着された剥離紙に前記往路用第1票部が貼付されて作製される
    ことを特徴とする往復配送伝票。
  10. 請求項5又は請求項6に記載の往復配送伝票シートによって作製される往復配送伝票であって、
    前記谷折り予定線で谷折りされて前記復路用第1票部に前記復路用第2票部が重ね合わされ、前記山折り予定線で山折りされて前記復路用第2票部に前記往路用第1票部が貼付されて作製される
    ことを特徴とする往復配送伝票。
  11. 請求項7又は請求項8に記載の往復配送伝票シートによって作製される往復配送伝票であって、
    前記谷折り予定線で谷折りされて前記復路用第2票部に前記復路用第1票部が重ね合わされ、前記山折り予定線で山折りされて前記復路用第1票部に接着された剥離紙に前記往路用第2票部が貼付されて作製される
    ことを特徴とする往復配送伝票。
  12. 請求項9に記載の往復配送伝票を使用する往復配送伝票の使用方法であって、
    往路配達後、前記往路用第1票部に配達確認印を受領後、その往路用第1票部を保持する基材保持層とともに、その基材保持層に貼付されている剥離紙を剥離して、前記復路用第2票部の粘着層を露出させ、前記復路用第2票部を折り返して表出させて前記粘着層を貼付して復路用配送伝票にする
    ことを特徴とする往復配送伝票の使用方法。
  13. 請求項10に記載の往復配送伝票を使用する往復配送伝票の使用方法であって、
    往路配達後、前記往路用第1票部を剥離した後、前記復路用第2票部を分離して前記復路用第1票部を表出させて復路用配送伝票にする
    ことを特徴とする往復配送伝票の使用方法。
  14. 請求項11に記載の往復配送伝票を使用する往復配送伝票の使用方法であって、
    往路配達後、前記往路用第1票部を剥離した後、前記往路用第2票部を、基材保持層及びその基材保持層が貼付する剥離紙とともに剥離して、前記復路用第1票部の粘着層を露出させ、前記復路用第1票部を折り返して表出させて前記粘着層を貼付して復路用配送伝票にする
    ことを特徴とする往復配送伝票の使用方法。
  15. 往路用票部及び復路用票部を有する往復配送伝票で荷物の往復配送を管理する往復配送管理システムであって、
    前記往路用票部に表示され、荷物の往路受付から配達完了までを管理する往路管理情報、及び、前記復路用票部に表示され、荷物の復路受付から配達完了までを管理する復路管理情報を関連付けて往復配送伝票シートを発行する発行部と、
    前記往路管理情報及び/又は前記復路管理情報を読み取る読取部と、
    前記読取部で読み取った前記往路管理情報及び前記復路管理情報に基づく受付実績及び配達実績を記録する記録部と、
    前記読取部の読み取った情報が復路管理情報であるか否か判断し、復路管理情報であるときは、さらに、その復路管理情報に関連付けられた往路管理情報についての配送実績が前記記録部に記録されているか否か判断し、記録されているときは、復路配送業務を受け付ける配送管理部と
    を備えることを特徴とする往復配送管理システム。
  16. 請求項15に記載の往復配送管理システムにおいて、
    前記配送管理部は、前記読取部の読み取った情報が復路管理情報であるか否か判断し、復路管理情報であるときは、さらに、その復路管理情報に関連付けられた往路管理情報についての配送実績が前記記録部に記録されているか否か判断し、記録されていないときは、さらに、その往路管理情報についての受付実績が前記記録部に記録されているか否か判断し、記録されているときは、前記発行部に、往復配送伝票シートを再発行させる
    ことを特徴とする往復配送管理システム。
  17. 請求項15又は請求項16に記載の往復配送管理システムにおいて、
    請求項9から請求項11までに記載の往復配送伝票を使用する
    ことを特徴とする往復配送管理システム。
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