JP2002319296A - 半導体装置及びシステム及び方法 - Google Patents

半導体装置及びシステム及び方法

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JP2002319296A
JP2002319296A JP2001120853A JP2001120853A JP2002319296A JP 2002319296 A JP2002319296 A JP 2002319296A JP 2001120853 A JP2001120853 A JP 2001120853A JP 2001120853 A JP2001120853 A JP 2001120853A JP 2002319296 A JP2002319296 A JP 2002319296A
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memory
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Shinichi Shionoya
信一 塩野谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランダムアクセスメモリ等を搭載する論理集積
回路装置等の製品出荷後の欠陥救済を可能にし、コンピ
ュータシステムの信頼性を高め、メモリブロックの設計
変更なしにメモリ冗長化を実現する装置の提供。 【解決手段】メモリブロック10〜10を冗長に搭
載し、論理回路12によるブロック単位のメモリテスト
の結果を基に、アクセスするメモリブロックを変更可能
な冗長アドレスデコーダ11を備え、メモリテストの結
果からデコード規則を定義し、欠陥素子を含むメモリブ
ロックへのアクセスを回避してアクセスすることで、製
品出荷後の欠陥救済を可能としており、メモリブロック
レベルで冗長化を行っており、メモリブロック自体の冗
長回路の有無に依らずに、メモリの冗長化を実現してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びシ
ステムに関し、特に、冗長メモリを具備する論理集積回
路装置の欠陥救済回路及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ランダムアクセスメモリ等の半導体メモ
リを搭載するASIC(ApplicationSpecific Integra
ted Circuits)等の論理集積回路装置は、近年、搭載
するメモリ容量が増大し、一つの論理集積回路装置内で
半導体メモリの占める割合が、面積、トランジスタ数と
も増大している。
【0003】半導体メモリ装置は、該装置を構成する多
数のメモリセルのうち1つでも欠陥があれば、メモリ装
置として適正に機能しない。このため、半導体メモリを
搭載するASICでも、メモリセルに1つでも欠陥があ
れば、不良品として処理される。したがって、半導体メ
モリの欠陥は、半導体メモリを搭載するASICの歩留
まりを低下させることになる。
【0004】このような問題を解決するために、大容量
のメモリを搭載するASICでは、メモリ部分に冗長回
路が備えられている。
【0005】一般に、冗長回路は、欠陥の生じたメモリ
セルを置換するための冗長メモリセルと、冗長メモリセ
ルを駆動するための駆動ラインと、欠陥の生じたセルの
アドレスが入力された時に冗長セル駆動ラインを選択す
るための冗長デコーダと、を具備する。さらに、欠陥の
生じたメモリセルのアドレスがアドレス入力端子を介し
て入力された時に冗長メモリセル駆動ラインをイネーブ
ル状態にするポリシリコンや金属よりなるヒューズから
なる別途のヒューズボックスを備える。
【0006】この冗長回路では、ウェハテスト後のヒュ
ーズ切断工程において、不良のメモリセルを冗長セルに
置換する。欠陥セルを冗長メモリセルに置換することに
より、大容量メモリを搭載するASICの歩留まりを大
幅に向上させることができる。
【0007】しかしながら、この方法は、ヒューズが一
度切断されると、その状態が固定されてしまうため、正
常セルが不良セルに変化するような進行性の不良に対処
することはできない。
【0008】さらに、ウェハ状態でのみ欠陥の救済が可
能であるため、パッケージされた後に生じ得る不良に対
しては、対応できない、という問題がある。
【0009】このような問題に対処するために、例えば
特開平10−242288号公報に開示されているよう
に、搭載するメモリを診断する組み込みセルフテスト回
路と冗長アドレス切り替え回路により、使用する段階で
冗長セルへのアクセスを可能にするシステムが提案され
ている。
【0010】上記公報に開示された技術は、例えば図6
に示すように、Xアドレス方向またはYアドレス方向に
冗長素子を設けた半導体メモリよりなるランダムアクセ
スメモリ(RAM)600を搭載する論理集積回路装置
LSIに、ビルトインセルフテスト回路(Built-In Se
lf Test;「BIST」とも略記される)602と、ビ
ルトインセルフテスト回路(BIST)602によるパ
ワーオンリセット時の機能試験結果に応じて、障害とな
った欠陥素子を自動的に冗長素子と置き換える欠陥救済
回路、つまり冗長アドレス切り換え回路(RAXC)6
03とを備えており、パッケージの後に冗長素子へのア
クセスを可能にしている。なお、図6において、論理回
路(LC)601は、CPU等よりなる。
【0011】しかしながら、図6に示した従来の技術で
は、ASICに搭載する半導体メモリブロックに予め設
けられているXアドレスまたはYアドレス方向の冗長素
子を利用しており、メモリのブロックレベルの不良に対
しては、救済の効果がない(すなわち、欠陥救済を有効
に行うことができない)。
【0012】さらに、図6に示した従来の技術では、半
導体メモリブロックに予め冗長素子が組み込まれていな
い場合や、冗長素子数が不十分である場合には、冗長素
子を加える方向で、メモリブロックを再設計しなくては
ならない。また、製造技術の向上により、半導体メモリ
ブロックに予め組み込まれていた冗長素子の規模が過剰
になった場合には、冗長素子を減らす方向で、メモリブ
ロックを再設計することにもなる。すなわち、冗長素子
数の変更は、メモリブロックへの回路変更を伴うため、
設計変更のリスクが大きく、設計期間の増大やコストが
上昇する、という問題もある。
【0013】なお、後に説明される、デコード規則を可
変としたデコーダに関連する刊行物として、例えば特開
昭59−69854号公報には、異なったデコード規則
をもつデコーダを備え、デコーダ選択信号により、デコ
ーダを選択し、同じアドレスで異なったメモリセルにア
クセス可能とした記憶回路が提案されている。しかしな
がら、後の説明でも明らかとされるように、本発明は、
デコーダを選択することで、デコード規則を可変させる
ものではない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
が解決しようとする課題は、メモリ回路を搭載する論理
集積回路装置等の製品出荷後の欠陥救済を、セル不良、
ワード方向不良、ビット方向不良、さらに、ブロックレ
ベル不良にまで、適用可能とし、論理集積回路装置、ひ
いては、これを含むコンピュータ等の信頼性を高める、
装置及びシステム及び方法を提供することにある。後の
説明からも明らかとされるように、本発明によれば、メ
モリブロックそのものを設計変更することなく、メモリ
冗長化を実現する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段の一つとして、複数のブロックよりなりこのうち
少なくとも一つのブロックが冗長ブロックとされるメモ
リ回路のブロック単位の試験結果に応じたデコード規則
情報に従い、デコード規則が可変とされており、前記メ
モリ回路をアクセスするアドレス信号に基づき、少なく
とも前記メモリ回路の不良ブロックへのアクセスを、良
品ブロックへのアクセスに置き換える回路手段を、半導
体装置又はコンピュータシステム等に具備することで、
本発明は、上記課題を解決することができる。
【0016】上記課題を解決するための手段の他のアス
ペクト(aspect)として、メモリ回路を構成する複数の
メモリブロックのうち、少なくとも一つのメモリブロッ
クを冗長メモリブロックとし、前記メモリ回路の複数の
メモリブロックのブロック単位での試験結果に応じて決
定されるデコード規則信号に従い、前記メモリ回路への
アクセスアドレス信号に応じて、不良メモリブロックへ
のアクセスを不許可とするとともに、前記不良メモリブ
ロックへのアクセスを、不良メモリブロック以外の良品
メモリブロックへのアクセスにブロック単位で置き換え
るための制御信号を生成して前記複数のメモリブロック
にそれぞれ供給することで、前記不良メモリブロックへ
のアクセスを回避する、という方法によっても、上記課
題を解決することができる。さらに、以下の説明でも明
らかとされるように、本願特許請求の範囲の各請求項に
それぞれ記載される発明によっても、上記課題を解決す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】[発明の概要]本発明は、複数の
ブロック(メモリブロック)よりなり、このうち少なく
とも一つのブロックが冗長とされるメモリ回路(図1の
RAMB0、RAMB1、RAMB2、RAMB3、R
AMB4)と、例えばCPU等の論理回路(図1の1
2)と、複数のブロックからなるメモリ回路のブロック
単位の試験結果に応じて、前記メモリ回路に含まれる欠
陥を有するブロックを選択的に回避する欠陥救済回路
と、を具備する。この欠陥救済回路は、CPU等の論理
回路(図1の12)によるブロック単位のメモリテスト
の結果を基に、例えば論理回路から出力されるデコード
規則信号(図1の17)に基づき、そのデコード規則が
プログラマブル(可変自在)とされており、アクセスす
るメモリブロックを変更する冗長アドレスデコーダ(図
1の11)を備えている。
【0018】冗長アドレスデコーダ(図1の11)は、
入力されたアドレス信号をデコードするデコーダ(図2
の111)の出力信号と、デコーダ規則信号を入力し、
前記メモリ回路を構成する複数のメモリブロックのそれ
ぞれに対する選択許可信号を出力するマルチプレクサ群
(例えば図2の112〜112)を備える。
【0019】この冗長アドレスデコーダ(図1の11)
は、入力されるデコード規則信号(図1の17)に基づ
きデコード規則が変更自在とされており、このため、ブ
ロック単位のメモリテストの結果を基に、デコード規則
を定義し直し、欠陥素子を含むメモリブロックへのアク
セスを回避し、正常なメモリブロックに切り替えて、ア
クセスすることができる。
【0020】あるいは、メモリブロック(図4のRAM
B0、RAMB1、RAMB2、RAMB3、RAMB
4)は、それぞれビルトインセルフテスト回路(図4の
20 〜20)を備え、ビルトインセルフテスト回路
から出力されるメモリ試験結果信号(図4の21)を入
力とし、デコード規則信号(図4の15)を生成するデ
コード規則信号生成回路(図4の19)を備え、冗長ア
ドレスデコーダ(図4の11)は、アドレス信号をデコ
ードするデコーダ(図2の111)の出力信号と、デコ
ード規則信号生成回路(図4の19)からのデコード規
則信号(図4の17)に基づき、複数のメモリブロック
のそれぞれに対する選択許可信号をマルチプレクサ(図
2の112〜112)から出力する構成としてもよ
い。
【0021】ブロックレベルで冗長化された半導体メモ
リと、冗長アドレスデコーダにより、論理集積回路装置
等が劣化性・進行性の欠陥を有し、製品出荷後に障害と
なった場合でも、欠陥救済回路によりこれを救済するこ
とができるため、論理集積回路装置や、論理集積回路装
置を含むコンピュータシステム等の信頼性を高めること
ができる。また、メモリブロックレベルで冗長化してい
るため、メモリブロックを再設計することなく、ブロッ
ク不良まで救済可能な欠陥救済機能を実現することがで
きる。
【0022】
【実施例】上記課題、あるいはその他の課題、本発明の
特徴および利点を明確にすべく、添付図面を参照しなが
ら、本発明の実施例について詳細に説明する。図1は、
本発明の一実施例の構成を示す図である。この実施例に
おいて、論理集積回路装置の用途は、特に制限されない
が、他の複数の機能ブロック(図示されない)ととも
に、所定のコンピュータシステムを構成するものとす
る。
【0023】図1を参照すると、この論理集積回路装置
は、複数の内部回路たる半導体メモリとして、複数ブロ
ックのランダムアクセスメモリ(メモリブロックRAM
B0〜RAMB4)10〜10と、例えば多数のゲ
ートアレイセル又はスタンダードセルが組み合わされて
構成される論理回路(LC)12と、を備える。論理回
路(LC)12は、コンピュータの中央処理装置であっ
てもよい。
【0024】この論理集積回路装置は、ランダムアクセ
スメモリ(RAMB0〜RAMB4)10〜10
および論理回路(LC)12の間に設けられた冗長アド
レスデコーダ(RDEC)11を備える。
【0025】ランダムアクセスメモリ(RAMB0〜R
AMB4)10〜10は、冗長素子およびヒューズ
に代表される冗長回路を具備していても、具備していな
くてもよい。すなわち、本発明においては、メモリブロ
ックが不良セル救済用の冗長回路を具備することは、必
要とされていない。
【0026】論理回路(LC)12は、アドレス信号
(ADDR)13、および制御信号(CTL)15を有
し、複数のランダムアクセスメモリ(RAMB0〜RA
MB4)10〜10に結合(電気的に接続)され
る。論理回路(LC)12は、データ信号(DATA)
14を有し、データバス(DBUS)16を介して、複
数のランダムアクセスメモリ(RAMB0〜RAMB
4)10〜10に結合される。
【0027】論理回路(LC)12は、アドレス信号
(ADDR)13のうちの例えば上位2ビット(例えば
最上位ビット(MSB)と一つ下位のビット)、および
デコード規則信号(RUL)17を、冗長アドレスデコ
ーダ(RDEC)11に、供給する。
【0028】冗長アドレスデコーダ(RDEC)11か
ら出力される許可信号(ENR0〜ENR4)18
18は、ランダムアクセスメモリ(RAMB0〜RA
MB4)10〜10にそれぞれ供給される。ランダ
ムアクセスメモリ(RAMB0〜RAMB4)10
10の5つのブロックのうち1つが冗長ブロックとさ
れており、冗長アドレスデコーダ(RDEC)11に入
力される2ビットのアドレス信号は4つのブロックの一
つを選択するためのものであり、冗長アドレスデコーダ
(RDEC)11は、入力される2ビットのアドレス信
号、およびデコード規則信号(RUL)17に応じて、
5つのメモリブロック(RAMB0〜RAMB4)10
〜10の各々について、選択許可/不許可の許可信
号を出力する。
【0029】図2は、図1の冗長アドレスデコーダ(R
DEC)11の構成の一例を示す図である。図2を参照
すると、この冗長アドレスデコーダ(RDEC)11
は、アドレス信号(ADDR)13のうちの2ビットの
アドレス信号ADDR0およびADDR1を入力とし、
5ビットの許可信号ENR0〜ENR4を出力する。
【0030】冗長アドレスデコーダ(RDEC)11
は、2入力4出力の非冗長デコーダ(NRDEC)11
1と、3入力マルチプレクサ(MUX0〜MUX4)1
12〜112を具備する。2入力4出力のデコーダ
111は、冗長な信号を出力しないため「非冗長デコー
ダ」という。
【0031】非冗長デコーダ(NRDEC)111は、
入力される2ビットのアドレス信号ADDR0およびA
DDR1に応じて、許可信号EN0〜EN3のいずれか
一つを論理High(”H”)に活性化する。
【0032】3入力マルチプレクサ(MUX0〜MUX
4)112〜112は、選択信号s1と選択信号s
0の組合せのうち、選択信号s1=0、かつ選択信号s
0=0で第1の入力端子iaを選択し、選択信号s1=
1、かつ選択信号s0=0で第2の入力端子ibを選択
し、選択信号s1=1、かつ選択信号s0=1で第3の
入力端子icを選択し、選択された各端子に入力される
信号を出力端子oaに伝達して出力する。
【0033】3入力マルチプレクサ(MUX0〜MUX
4)112〜112において、選択信号s1、s0
の値の組合せの一つ、s1=0、かつs0=1で選択さ
れる入力信号は問わない。すなわち、選択信号s1=
0、かつ選択信号s0=1は、想定外のパターンであ
り、第1乃至第3の入力端子のいずれを選択してもよ
い。
【0034】非冗長デコーダ(NRDEC)111から
出力される許可信号EN0は、3入力マルチプレクサ
(MUX0)112の第1の入力端子iaおよび3入
力マルチプレクサ(MUX1)112の第3の入力端
子icに入力される。
【0035】非冗長デコーダ(NRDEC)111の許
可信号EN1は、3入力マルチプレクサ(MUX1)1
12の第1の入力端子iaおよび3入力マルチプレク
サ(MUX2)112の第3の入力端子icに入力さ
れる。
【0036】非冗長デコーダ(NRDEC)111の許
可信号EN2は、3入力マルチプレクサ(MUX2)1
12の第1の入力端子iaおよび3入力マルチプレク
サ(MUX3)112の第3の入力端子icに入力さ
れる。
【0037】非冗長デコーダ(NRDEC)111の許
可信号EN3は、3入力マルチプレクサ(MUX3)1
12の第1の入力端子iaおよび3入力マルチプレク
サ(MUX4)112の第3の入力端子icに入力さ
れる。
【0038】3入力マルチプレクサ(MUX0)112
の第2、および第3の入力端子ib、ic、3入力マ
ルチプレクサ(MUX1)112の第2の入力端子i
b、3入力マルチプレクサ(MUX2)112の第2
の入力端子ib、3入力マルチプレクサ(MUX3)1
12の第2の入力端子ib、3入力マルチプレクサ
(MUX4)112の第1、および第2の入力端子i
a、ibは、いずれも、固定電位のLowレベル(グラ
ンド電位)が常時供給される。
【0039】デコード規則信号(RUL0)17は、
3入力マルチプレクサ(MUX0)112に選択信号
s1として入力され、3入力マルチプレクサ(MUX
1)112に選択信号s0として入力される。
【0040】デコード規則信号(RUL1)17は、
3入力マルチプレクサ(MUX1)112に選択信号
s1として入力され、3入力マルチプレクサ(MUX
2)112に選択信号s0として入力される。
【0041】デコード規則信号(RUL2)17は、
3入力マルチプレクサ(MUX2)112に選択信号
s1として入力され、3入力マルチプレクサ(MUX
3)112に選択信号s0として入力される。
【0042】デコード規則信号(RUL3)17は、
3入力マルチプレクサ(MUX3)112に選択信号
s1として入力され、3入力マルチプレクサ(MUX
4)112に選択信号s0として入力される。
【0043】デコード規則信号(RUL4)17は、
3入力マルチプレクサ(MUX4)112に選択信号
s1として入力される。
【0044】3入力マルチプレクサ(MUX0)112
の選択信号s0は、常に論理Lowが供給される。
【0045】3入力マルチプレクサ(MUX0)112
、3入力マルチプレクサ(MUX1)112、3入
力マルチプレクサ(MUX2)112、3入力マルチ
プレクサ(MUX3)112、および3入力マルチプ
レクサ(MUX4)112のそれぞれの出力信号oa
は、許可信号(ENR0)18、許可信号(ENR
1)18、許可信号(ENR2)18、許可信号
(ENR3)18、および許可信号(ENR4)18
である。
【0046】図1のランダムアクセスメモリ(RAMB
0〜RAMB4)10〜10は、許可信号(ENR
0〜ENR4)18〜18が活性化されているとき
に(入力される許可信号が論理Highのとき)、制御
信号(CTL)15の値に応じた読み出し動作もしくは
書き込み動作を、アドレス信号ADDRで指定された記
憶素子(メモリブロックのメモリセルアレイ内のロウア
ドレスとカラムアドレスで指定されたメモリセル)に対
して行う。
【0047】読み出されたデータもしくは書き込みデー
タは、データバス(DBUS)16を介して論理回路1
2に伝達される。
【0048】ランダムアクセスメモリ(RAMB0〜R
AMB4)10〜10は、公知の半導体メモリで構
成される。この実施例では、4ブロックのランダムアク
セスメモリに対して、1ブロックのランダムアクセスメ
モリが冗長に搭載されている場合について説明するが、
これは、あくまで説明を簡単化するためのものである。
一般に、nブロックのランダムアクセスメモリに対し、
mブロックのランダムアクセスメモリを冗長に搭載する
場合、許可信号は(n+m)ビット必要になり、この許可
信号を生成するのに必要な冗長アドレスデコーダが要す
るアドレスのビット数は、「底が2のnの対数」(lo
g2(n))以上の最小の整数値となる。
【0049】次に、本発明の一実施例の動作について説
明する。図5は、上記した論理集積回路装置による半導
体メモリの欠陥救済方法を示すフローチャートである。
以下、図5と、図1および図2も参照して、本実施例の
動作について説明する。
【0050】まず、パワーオン時やリセット後、または
論理集積回路装置の動作開始後の所望のある時点におい
て、搭載する全メモリに対して、集積回路内でセルフテ
スト動作を実施する(図5のステップS1)。
【0051】例えば図1では、論理回路(LC)12が
ランダムアクセスメモリ(RAMB0〜RAMB4)1
〜10をテストする。
【0052】次に、セルフテストした各メモリセルに不
良が存在するかどうかを判断する。すなわち、メモリブ
ロック毎の良/不良情報を収集する(図5のステップS
2)。この実施例では、メモリブロック単位で、良/不
良を判別する。すなわち、メモリブロックの中に一つで
もメモリセル不良が存在した場合には、当該メモリブロ
ックを不良ブロックとして扱い、不良メモリブロック情
報を、論理回路(LC)12に保持する。
【0053】メモリブロック単位の良/不良情報を基
に、冗長アドレスデコーダ(RDEC)11のデコード
規則を生成する(図5のステップS3)。すなわち、メ
モリ不良が存在しているブロックの情報から、図1に示
すデコード規則信号(RUL)17を決定し、冗長アド
レスデコーダ(RDEC)11の動作を決定する。
【0054】4つのメモリブロックに対して1つの冗長
メモリブロックを設けた場合の冗長アドレスデコーダ
(RDEC)11(図2参照)を例に、デコード規則信
号RUL0〜RUL4の決定方法について説明する。
【0055】搭載する全メモリブロックに全く欠陥がな
い場合、アドレス信号ADDR0=0、かつアドレス信
号ADDR1=0では、許可信号ENR0が活性化さ
れ、論理Highとなる。アドレス信号ADDR0=
1、かつアドレス信号ADDR1=0では、許可信号E
NR1が活性化され、論理Highとなる。アドレス信
号ADDR0=0、かつアドレス信号ADDR1=1で
は、許可信号ENR2が活性化され、論理Highとな
る。アドレス信号ADDR0=1、かつアドレス信号A
DDR1=1では、許可信号ENR3が活性化され、論
理Highとなる。
【0056】搭載する全メモリブロックに全く欠陥がな
い場合には、冗長メモリブロック(RAMB4)10
の許可信号ENR4は、活性化されることなく、論理L
owである。従って、デコード規則信号(RUL0〜R
UL4)17〜17は、すべて論理Lowとすれば
よい。マルチプレクサ(MUX0〜MUX4)112
〜112はいずれも第1の入力端子iaの信号を選択
出力する。
【0057】次に、許可信号ENR1により活性化され
るメモリブロック(RAMB1)10に欠陥が存在し
ている場合について説明する。この場合、許可信号EN
R1は活性化させずに、アドレス信号ADDR0=0、
かつアドレス信号ADDR1=0では、許可信号ENR
0が活性化し、論理Highに、アドレス信号ADDR
0=1、かつアドレス信号ADDR1=0では、許可信
号ENR2が活性化し論理Highに、アドレス信号A
DDR0=0、かつアドレス信号ADDR1=1では、
許可信号ENR3が活性化し、論理Highに、アドレ
ス信号ADDR0=1、かつアドレス信号ADDR1=
1では、冗長メモリブロック10の許可信号であるE
NR4が活性化し、論理Highに、なるように、デコ
ード規則信号(RUL0〜RUL4)17〜17
決定することで、欠陥メモリブロック(RAMB1)1
を回避してアクセスすることができる。
【0058】すなわち、図2に示す構成において、許可
信号EN0は、許可信号ENR0に、許可信号ENR1
は、常に論理Lowに、許可信号EN1は、許可信号E
NR2に、許可信号EN2は、許可信号ENR3に、許
可信号EN3は、許可信号ENR4に、ぞれぞれの値に
設定される。
【0059】この場合、デコード規則信号(RUL0)
17は、論理Lowに、デコード規則信号(RUL1
〜RUL4)17〜17は、論理Highにすれば
よい。マルチプレクサ(MUX0)112は第1の入
力端子iaを選択し、マルチプレクサ(MUX1)11
は第2の入力端子ibの信号を選択し、マルチプレ
クサ(MUX2〜MUX4)112〜112は第3
の入力端子icの信号を選択出力する。
【0060】以上のように、冗長アドレスデコーダ(R
DEC)11のデコード生成規則を決定したのち、通常
モードで動作させることで、欠陥メモリブロックを回避
してメモリアクセスするシステムが実現できる(図5の
ステップS4)。
【0061】上記の通り、デコード規則信号(RUL0
〜RUL4)17〜17は、次のように決定され
る。
【0062】いずれのメモリブロック10〜10
も欠陥がない場合、デコード規則信号(RUL0〜RU
L4)17〜17をすべて論理Low(0)にす
る。
【0063】許可信号ENRn(nは0、1、2、3、
4のいずれか)により活性化される1つのメモリブロッ
クに欠陥が存在する場合、デコード規則信号(RULn
〜RUL4)17〜17を論理Highに、その他
のデコード規則信号は論理Lowにする。
【0064】なお、図2では、2ビットのアドレス信号
に対し、5ビットの許可信号を扱う冗長アドレスデコー
ダの構成について説明したが、これは説明を簡単化する
ためのものであり、本発明はかかる構成に限定されるも
のでない。nビットのアドレス信号に対し、2+1の
許可信号を扱う場合にも、そのまま適用できる。
【0065】より一般的なnビットのアドレス信号に対
し、2+mの許可信号を扱う場合でも、冗長アドレス
デコーダの構成を基に、拡張することで対応できる。
【0066】図3は、上記した実施例の変形例を示す図
である。図3には、図2の構成を拡張して、2ビットの
アドレス信号に対して、6ビットの許可信号を扱うよう
にした冗長アドレスデコーダ、すなわち、4つのメモリ
ブロックに対して、さらに2つの冗長メモリブロックを
設けた場合の冗長アドレスデコーダ(RDEC)11A
の構成が示されている。
【0067】2つの冗長メモリブロックを有するため、
デコード規則信号として、デコード規則信号RUL10
〜RUL14と、デコード規則信号RUL20〜RUL
25の2組が用いられる。デコード規則信号(RUL1
0〜RUL14)1710〜1714およびデコード規
則信号(RUL20〜RUL25)1720〜17
の決定について以下に説明する。図3の非冗長デコーダ
(NRDEC)111は、2入力4出力であり、図2の
非冗長デコーダ(NRDEC)111と同じ構成であ
る。
【0068】3入力マルチプレクサ(MUX10〜MU
X14)11210〜11214および3入力マルチプ
レクサ(MUX20〜MUX25)11220〜112
25は、選択信号s1と選択信号s0の組合せのうち、
選択信号s1=0、かつ選択信号s0=0で第1の入力
端子iaを選択し、選択信号s1=1、かつ選択信号s
0=0で第2の入力端子ibを選択し、選択信号s1=
1、かつ選択信号s0=1で第3の入力端子icを選択
して、出力端子oaに伝達する。なお、選択信号s1=
0、かつ選択信号s0=1の組合せで選択する入力端子
は問わない。
【0069】搭載する全メモリブロックに全く欠陥がな
い場合、アドレス信号ADDR0=0、かつアドレス信
号ADDR1=0では、ENR20が活性化され、論理
Highに、アドレス信号ADDR0=1、かつアドレ
ス信号ADDR1=0では、ENR21が活性化され、
論理Highに、アドレス信号ADDR0=0、かつア
ドレス信号ADDR1=1では、ENR22が活性化さ
れ、論理Highに、アドレス信号ADDR0=1、か
つアドレス信号ADDR1=1では、ENR23が活性
化され、論理Highになるものとする。
【0070】搭載する全メモリブロックに全く欠陥がな
い場合には、冗長メモリブロックの許可信号ENR24
およびENR25は活性化されず、論理Lowである。
従って、図3のデコード規則信号(RUL10〜RUL
14)1710〜1714およびデコード規則信号(R
UL20〜RUL25)1720〜1725はすべて論
理Lowにすればよい。
【0071】許可信号ENR21により活性化されるメ
モリブロック(RAMB1)10に欠陥が存在してい
るとする。この場合、メモリブロック(RAMB1)1
の許可信号ENR21、および二つの冗長メモリブ
ロックの一方のブロックの許可信号ENR25は活性化
させずに、アドレス信号ADDR0=0、かつアドレス
信号ADDR1=0では、許可信号ENR20が活性化
され、論理Highに、アドレス信号ADDR0=1、
かつアドレス信号ADDR1=0では、許可信号ENR
22が活性化され、論理Highに、アドレス信号AD
DR0=0、かつアドレス信号ADDR1=1では、許
可信号ENR23が活性化され、論理Highに、アド
レス信号ADDR0=1、かつアドレス信号ADDR1
=1では、冗長メモリブロックの許可信号ENR24が
活性化され、論理Highになるように、デコード規則
信号(RUL10〜RUL14)1710〜1714
およびデコード規則信号(RUL20〜RUL25)1
20〜1725を決定することで、欠陥メモリブロッ
クを回避してアクセスすることができる。
【0072】すなわち、図3に示す構成をとる場合、許
可信号EN0は、許可信号EN10を経て許可信号EN
R20に、許可信号ENR21は常に論理Lowに、許
可信号EN1は許可信号EN12を経て許可信号ENR
22に、許可信号EN2は許可信号EN13を経て許可
信号ENR23に、許可信号EN3は許可信号EN14
を経て許可信号ENR24に、許可信号ENR25は常
に論理Lowに、各々の信号がなるようにする。
【0073】この場合、デコード規則信号(RUL1
0)1710は論理Lowに、デコード規則信号(RU
L11〜RUL14)1711〜1714はすべて論理
Highに、かつ、デコード規則信号(RUL20〜R
UL25)1720〜1725はすべて論理Lowにす
ればよい。
【0074】次に、許可信号ENR21により活性化さ
れるメモリブロックと、許可信号ENR23により活性
化されるメモリブロックの2つに欠陥が存在していると
する。この場合、二つの冗長メモリブロックが選択され
る。
【0075】すなわち、許可信号ENR21およびEN
R23は活性化させずに、アドレス信号ADDR0=
0、かつアドレス信号ADDR1=0では、ENR20
が活性化され、論理Highに、アドレス信号ADDR
0=1、かつアドレス信号ADDR1=0ではENR2
2が活性化され、論理Highに、アドレス信号ADD
R0=0、かつアドレス信号ADDR1=1ではENR
24が活性化され、論理Highに、アドレス信号AD
DR0=1、かつアドレス信号ADDR1=1ではEN
R25が活性化され、論理Highになるように、デコ
ード規則信号(RUL10〜RUL14)1710〜1
14、およびデコード規則信号(RUL20〜RUL
25)1720〜1725を決定することで、欠陥メモ
リブロックを回避してアクセスすることができる。
【0076】すなわち、図3に示す構成の場合、許可信
号EN0は許可信号ENR10を経て許可信号ENR2
0に、許可信号ENR21は常に論理Lowに、許可信
号EN1は許可信号ENR12を経て許可信号ENR2
2に、許可信号ENR23は常に論理Lowに、許可信
号EN2は許可信号ENR13を経て許可信号ENR2
4に、許可信号EN3は許可信号ENR14を経て許可
信号ENR25に、各々の信号がなるようにする。
【0077】この場合、デコード規則信号(RUL1
0)17は論理Lowに、デコード規則信号(RUL
11〜RUL14)1711〜1714はすべて論理H
ighに、かつ、デコード規則信号(RUL20〜RU
L22)1720〜1722はすべて論理Lowに、デ
コード規則信号(RUL23〜RUL25)1720
1725はすべて論理Highにすればよい。
【0078】図3に示す冗長アドレスデコーダ(RDE
C)11Aの、メモリブロック欠陥とデコード規則信号
(RUL10〜RUL14)1710〜1714および
デコード規則信号(RUL20〜RUL25)1720
〜1725の関係について説明する。デコード規則信号
(RUL10〜RUL14)1710〜1714および
デコード規則信号(RUL20〜RUL25)1720
〜1725は次のように決定される。
【0079】いずれのメモリブロックにも欠陥がない場
合、デコード規則信号(RUL10〜RUL14)17
10〜1714およびデコード規則信号(RUL20〜
RUL25)1720〜1725をすべて論理Lowに
する。
【0080】許可信号ENRn(ただし、nは、0、
1、2、3、4のいずれか)により活性化される1つの
メモリブロックに欠陥が存在する場合、デコード規則信
号(RUL1n〜RUL14)171n〜1714を論
理Highに、その他のデコード規則信号は論理Low
にする。
【0081】許可信号ENRn(ただし、nは0、1、
2、3、4のいずれか)および許可信号ENRm(ただ
し、mは0、1、2、3、4、5のいずれかであり、n
<m)により活性化される2つのメモリブロックに欠陥
が存在する場合、デコード規則信号(RUL1n〜RU
L14)171n〜1714を論理Highに、デコー
ド規則信号(RUL2m〜RUL25)172m〜17
25を論理Highに、その他のデコード規則信号は論
理Lowにする。
【0082】本実施例では、かかる構成の冗長アドレス
デコーダを用いることで、デコード規則信号の生成規則
を単純とすることができる。デコーダ冗長化にともなう
許可信号の伝播遅延も、冗長メモリブロック1つにつ
き、高々2入力1出力マルチプレクサ1段分で抑えられ
る。
【0083】本発明の他の実施例について説明する。前
記実施例では、図5のステップS1、S2に示すメモリ
テストとその結果情報の収集を、論理回路(LC)12
で行っていたが、メモリテスト専用回路により行うこと
もできる。
【0084】図4は、本発明の第2の実施例の構成を示
す図である。図4を参照すると、この実施例は、メモリ
ブロックのメモリテストを行うビルトインセルフテスト
回路(BIST0〜BIST4)20〜20を備え
ており、複数ブロックのランダムアクセスメモリ(RA
MB0〜RAMB4)10A〜10Aと、例えば多
数のゲートアレイセル又はスタンダードセルが組み合わ
されてなる論理回路(LC)12と、を備える。論理回
路(LC)12は、前記実施例と同様、コンピュータの
中央処理装置であってもよい。この実施例の論理集積回
路装置は、ランダムアクセスメモリ(RAMB0〜RA
MB4)10A〜10Aと論理回路(LC)12の
間に設けられた冗長アドレスデコーダ(RDEC)11
を備えており、さらに、ランダムアクセスメモリ(RA
MB0〜RAMB4)10A〜10Aと冗長アドレ
スデコーダ(RDEC)11の間に設けられたデコード
規則生成回路)RULG)19を備えている。ランダム
アクセスメモリ(RAMB0〜RAMB4)10A
10Aは、冗長素子およびヒューズに代表される冗長
回路の有無を問わない。
【0085】論理回路(LC)12は、アドレス信号
(ADDR)13および制御信号(CTL)15を有
し、複数のランダムアクセスメモリ(RAMB0〜RA
MB4)10A〜10Aに結合される。論理回路
(LC)12は、データ信号(DATA)14を有し、
データバス(DBUS)16を介して、複数のランダム
アクセスメモリ(RAMB0〜RAMB4)10A
10Aに結合される。
【0086】論理回路(LC)12は、アドレス信号
(ADDR)13の上位2ビットを介して冗長アドレス
デコーダ(RDEC)11に結合される。複数のランダ
ムアクセスメモリ(RAMB0〜RAMB4)10A
〜10Aは、それぞれビルトインセルフテスト回路
(BIST0〜BIST4)20〜20が生成する
メモリテスト結果信号(MTRSLT)21を介して、
デコード規則生成回路(RULG)19に結合される。
【0087】デコード規則生成回路(RULG)19
は、デコード規則信号(RUL)17を介して、冗長ア
ドレスデコーダ(RDEC)11に結合される。
【0088】冗長アドレスデコーダ(RDEC)11か
らの許可信号(ENR0〜ENR4)18〜18
は、ランダムアクセスメモリ(RAMB0〜RAMB
4)10A〜10Aにそれぞれ伝達される。
【0089】冗長アドレスデコーダ(RDEC)11
は、前記実施例と同様、図2に示すような基本構成をも
つ。図5のステップS1、S2におけるメモリテストと
その結果情報の収集は、ビルトインセルフテスト回路
(BIST0〜BIST4)20 〜20がそれぞれ
実行し、欠陥を有するメモリブロックを検出する。
【0090】ビルトインセルフテスト回路(BIST0
〜BIST4)20〜20が生成したメモリテスト
の結果をメモリテスト結果信号(MTRSLT)21と
する。
【0091】図5のステップS3に示す、冗長アドレス
デコーダ(RDEC)11の、デコード規則の生成に必
要なデコード規則信号(RUL)17の生成は、デコー
ド規則生成回路(RULG)19で行う。メモリブロッ
クの不良の有無とデコード規則信号(RUL)17の決
定の仕方の関係は、前述した通りである。
【0092】デコード規則生成回路(RULG)19
は、メモリテスト結果信号(MTRSLT)21を、冗
長アドレスデコーダ(RDEC)11が扱えるデコード
規則信号(RUL)17に変換する。
【0093】この実施例でも、冗長アドレスデコーダ
(RDEC)11は、図3に示す構成とされており、メ
モリブロック欠陥とデコード規則信号RULの関係は、
前記実施例と同様である。
【0094】この実施例では、さらに、図5のステップ
S1に示すメモリテストを、例えばビルトインセルフテ
スト回路(BIST)のような専用の回路で行うこと
で、本発明を利用したコンピュータシステムを、汎用的
な構成とすることができる。
【0095】なお、本発明は、上記各実施例の構成に限
定されるものではなく、特許請求の範囲の発明の範囲内
において、当業者であればなし得るであろう各種変形、
修正を含むことは勿論である。
【0096】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ランダムアクセスメモリ等の半導体メモリを搭載す
る論理集積回路装置あるいはシステムにおいて、デコー
ド規則がプログラマブル(可変)なアドレスデコーダに
よるメモリアクセスにより、例えばCPUやBIST回
路による機能試験で判明した欠陥のあるメモリブロック
へのアクセスを回避し、正常に機能するメモリブロック
にアクセスすることで、メモリブロックそのものの冗長
セルの有無によらずに、欠陥を救済することができる、
という効果を奏する。
【0097】また本発明によれば、論理集積回路装置等
が劣化性もしくは進行性の欠陥を有し、製品出荷後にメ
モリ不良等の障害時でも、これを救済することができ、
コンピュータシステムの信頼性を向上する、という効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例における冗長アドレスデコー
ダRDECの構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例における冗長アドレスデコー
ダRDECの他の構成例を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例の構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】従来技術の構成を示す図である。
【符号の説明】
10〜10 ランダムアクセスメモリ(RAMB0
〜RAMB4) 11 冗長アドレスデコーダ(RDEC) 12 論理回路(LC) 13 アドレス信号(ADDR) 14 データ信号(DATA) 15 制御信号(CTL) 16 データバス(DBUS) 17 デコード規則信号(RUL) 17〜17 デコード規則信号(RUL0〜RUL
4) 1710〜1714 デコード規則信号(RUL10〜
RUL14) 1720〜1725 デコード規則信号(RUL20〜
RUL25) 18〜18 許可信号(ENR0〜ENR4) 19 デコード規則生成回路(RULG) 20〜20 ビルトインセルフテスト回路(BIS
T0〜BIST4) 21 メモリテスト結果信号(MTRSLT) 111 非冗長デコーダ(NRDEC) 112〜112 マルチプレクサ(MUX0〜MU
X4) 11210〜11214 マルチプレクサ(MUX10
〜MUX14) 11220〜11225 マルチプレクサ(MUX20
〜MUX25) ADDR0、ADDR1 アドレス信号(2ビットアド
レス信号) EN0〜EN3 許可信号 EN10〜EN14 許可信号 ENR20〜ENR25 許可信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01R 31/28 G01R 31/28 B V Fターム(参考) 2G132 AA08 AA13 AH07 AK07 AK29 AL00 5B018 GA03 HA21 HA35 JA21 KA15 NA08 QA13 5L106 CC01 CC11 CC14 CC16 DD25 FF08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のブロックよりなり、このうち少なく
    とも一つのブロックが冗長とされるメモリ回路と、 論理回路と、 前記論理回路による、前記メモリ回路の試験の結果に応
    じて、前記メモリ回路の前記複数のブロックのうち欠陥
    を有するブロックを選択的に回避する欠陥救済回路と、 を具備する、ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】複数のブロックよりなり、このうち少なく
    とも一つのブロックが冗長とされるメモリ回路と、 前記メモリ回路のそれぞれの前記ブロックの試験を自律
    的に実行するテスト回路と、 前記テスト回路による、前記メモリ回路の試験の結果に
    応じて、前記メモリ回路の前記複数のブロックのうち欠
    陥を有するブロックを選択的に回避する欠陥救済回路
    と、 を具備する、ことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】前記メモリ回路の試験、及び、前記欠陥を
    有するブロックの選択的な回避が通常動作の前に行われ
    るものである、ことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記欠陥救済回路が、 前記論理回路から出力されるアドレス信号を入力とする
    デコーダと、 前記デコーダの出力信号と、前記論理回路から出力され
    る前記メモリ回路の試験結果信号とを入力とし、前記メ
    モリ回路を構成する前記複数のブロックのそれぞれに対
    する選択許可信号を出力する、一段又は複数段のマルチ
    プレクサと、 を備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の半導
    体装置。
  5. 【請求項5】前記欠陥救済回路が、 論理回路から出力されるアドレス信号を入力とするデコ
    ーダと、 前記デコーダの出力信号と、前記テスト回路から出力さ
    れる前記メモリ回路の試験結果信号とを入力とし、前記
    メモリ回路を構成する前記複数のブロックのそれぞれに
    対する選択許可信号を出力する、一段又は複数段のマル
    チプレクサと、 を備えている、ことを特徴とする請求項2に記載の半導
    体装置。
  6. 【請求項6】複数のブロックよりなり、このうち少なく
    とも一つのブロックが冗長とされるメモリ回路と、 前記メモリ回路の前記複数のブロックの試験結果に応じ
    たデコード規則情報に従いデコード規則が可変とされて
    おり、前記メモリ回路をアクセスするアドレス信号に基
    づき、少なくとも前記メモリ回路の不良ブロックへのア
    クセスを、良品ブロックへのアクセスに置き換えるデコ
    ード回路と、 を備えている、ことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】複数のブロックよりなり、このうち少なく
    とも一つのブロックが冗長とされるメモリ回路と、 論理回路と、 前記論理回路による、前記メモリ回路の試験の結果に応
    じて、前記メモリ回路の複数のブロックのうち欠陥を有
    するブロックを選択的に回避する欠陥救済回路と、 を具備する、ことを特徴とするシステム。
  8. 【請求項8】複数のブロックよりなり、このうち少なく
    とも一つのブロックが冗長とされるメモリ回路と、 前記メモリ回路の各ブロックの試験を自律的に実行する
    テスト回路と、 前記テスト回路による、前記メモリ回路の試験の結果に
    応じて、前記メモリ回路の前記複数のブロックのうち欠
    陥を有するブロックを選択的に回避する欠陥救済回路
    と、 を具備する、ことを特徴とするシステム。
  9. 【請求項9】前記メモリ回路の試験、及び、前記メモリ
    回路における欠陥を有するブロックの選択的な回避が、
    通常動作の前に行われるものである、ことを特徴とする
    請求項7又は8に記載のシステム。
  10. 【請求項10】前記欠陥救済回路が、 前記論理回路から出力されるアドレス信号を入力とする
    デコーダと、 前記デコーダの出力信号と、前記論理回路から出力され
    る前記メモリ回路の試験結果信号とを入力とし、前記メ
    モリ回路を構成する前記複数のブロックのそれぞれに対
    する選択許可信号を出力する、一段又は複数段のマルチ
    プレクサと、 を備えている、ことを特徴とする請求項7記載のシステ
    ム。
  11. 【請求項11】前記欠陥救済回路が、 論理回路から出力されるアドレス信号を入力とするデコ
    ーダと、 前記デコーダの出力信号と、前記テスト回路から出力さ
    れる前記メモリ回路の試験結果信号とを入力とし、前記
    メモリ回路を構成する前記複数のブロックのそれぞれに
    対する選択許可信号を出力する、一段又は複数段のマル
    チプレクサと、 を備えている、ことを特徴とする請求項8に記載の半導
    体装置。
  12. 【請求項12】複数のメモリブロックよりなり、少なく
    とも一つの冗長メモリブロックを含むメモリ回路と、 アドレス信号、データ信号、および制御信号を介して前
    記メモリ回路に接続される論理回路と、 前記論理回路からそれぞれ出力される、アドレス信号の
    所定のビット、および、デコード規則信号を入力とし、
    前記デコード規則信号に基づき、デコード規則が可変と
    されており、前記複数のメモリブロックのそれぞれに対
    するアクセスの許可信号を生成する冗長アドレスデコー
    ダと、 を備え、 前記メモリブロックのブロック単位の試験結果情報に基
    づき前記論理回路から出力される前記デコード規則信号
    に従い、前記冗長アドレスデコーダは、入力された前記
    アドレス信号の所定のビットに対して、不良のメモリブ
    ロック以外のメモリブロックにアクセスするような前記
    許可信号を生成する、ことを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】複数のメモリブロックよりなり、少なく
    とも一つの冗長メモリブロックを含むメモリ回路と、 アドレス信号、データ信号、および制御信号を介して前
    記メモリ回路に接続される論理回路と、を備え、 前記複数のメモリブロックはそれぞれテスト回路を備え
    ており、 前記複数のメモリブロックのそれぞれの前記テスト回路
    が生成するメモリテスト結果情報を受け取り、デコード
    規則信号を生成するデコード規則生成回路を備え、 前記論理回路から出力されるアドレス信号の所定ビッ
    ト、および、前記デコード規則生成回路から出力される
    前記デコード規則信号を入力とし、前記デコード規則信
    号に基づき、デコード規則が可変とされており、前記複
    数のメモリブロックのそれぞれに対するアクセスの許可
    信号を生成する冗長アドレスデコーダと、 を備え、 前記テスト回路による前記メモリブロックのブロック単
    位の試験結果に基づき前記デコード規則生成回路で生成
    出力される前記デコード規則信号に従い、前記冗長アド
    レスデコーダは、入力された前記アドレス信号の所定の
    ビットに対して、不良メモリブロック以外のメモリブロ
    ックにアクセスするような前記許可信号を生成する、こ
    とを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】前記冗長アドレスデコーダが、前記アド
    レス信号の所定ビットを入力してデコードし、デコード
    結果に応じた値をそれぞれ有する複数本の出力信号を出
    力するデコーダと、 前記冗長メモリブロックを含む前記複数のメモリブロッ
    クのそれぞれに対応して設けられており、それぞれが、
    複数の入力端子と一つの出力端子と選択信号入力端子と
    を少なくとも有する複数のマルチプレクサであって、前
    記デコーダの前記複数本の出力信号のうちの一つの出力
    信号と固定値とを前記複数の入力端子から入力するか、
    あるいは、前記デコーダの前記複数本の出力信号のうち
    の一つの出力信号と前記一つの出力信号に隣接する他の
    出力信号と固定値とを前記複数の入力端子から入力し、
    前記選択信号入力端子に入力される前記デコード規則信
    号の値に基づき、前記複数の入力端子の一つを選択し
    て、前記出力端子から、対応する前記メモリブロックに
    対して、アクセス可又は不可を示す値の許可信号をそれ
    ぞれ出力する複数のマルチプレクサと、 を備えている、ことを特徴とする請求項12又は13記
    載の半導体装置。
  15. 【請求項15】前記冗長アドレスデコーダが、前記アド
    レス信号の所定ビットを入力してデコードし、デコード
    結果に応じた値をそれぞれ有する複数本の出力信号を出
    力するデコーダと、 それぞれが、複数の入力端子と一つの出力端子と選択信
    号入力端子とを少なくとも有する複数のマルチプレクサ
    であって、前記デコーダの出力信号の本数よりも少なく
    とも一つ冗長に設けられており、前記デコーダの前記複
    数本の出力信号のうちの一つの出力信号と固定値とを前
    記複数の入力端子から入力するか、あるいは、前記デコ
    ーダの前記複数本の出力信号のうちの一つの出力信号と
    前記一つの出力信号に隣接する他の出力信号と固定値と
    を前記複数の入力端子から入力し、前記選択信号入力端
    子に入力される第1群のデコード規則信号に基づき、前
    記複数の入力端子の信号の一つを選択して前記出力端子
    から出力する第1群のマルチプレクサと、 前記複数の冗長メモリブロックを含む複数のメモリブロ
    ックのそれぞれに対応して設けられており、それぞれ
    が、複数の入力端子と一つの出力端子と選択信号入力端
    子とを少なくとも有する複数のマルチプレクサであっ
    て、前記第1群のマルチプレクサのうちの一つのマルチ
    プレクサの出力信号と固定値とを前記複数の入力端子か
    ら入力するか、あるいは、前記第1群のマルチプレクサ
    回路のうちの一つのマルチプレクサの出力信号と該一つ
    のマルチプレクサに隣接する他のマルチプレクサの出力
    信号と固定値とを前記複数の入力端子から入力し、前記
    選択信号入力端子に入力される第2群のデコード規則信
    号に基づき、前記複数の入力端子の信号の一つを選択し
    て前記出力端子から、対応するメモリブロックに対し
    て、アクセス可又は不可を示す値の許可信号を出力する
    第2群のマルチプレクサ回路と、 を備えたことを特徴とする請求項12又は13記載の半
    導体装置。
  16. 【請求項16】少なくとも一つの冗長メモリブロックを
    含む複数のメモリブロックを有するメモリ回路と、 アドレス信号とデコード規則信号とを少なくとも出力す
    る論理回路と、 前記論理回路から出力されるアドレス信号の所定ビッ
    ト、および前記デコード規則信号を入力とし、前記デコ
    ード規則信号に基づき、デコード規則が可変とされてお
    り、前記複数のメモリブロックに対するアクセスの許可
    信号を生成する冗長アドレスデコーダと、 を備え、 前記メモリブロックのブロック単位の試験結果に基づき
    前記論理回路で生成出力される前記デコード規則信号に
    応じて、前記冗長アドレスデコーダは、入力された前記
    アドレス信号の所定のビットに対して、不良セルを含む
    メモリブロック以外のメモリブロックにアクセスするよ
    うな組合せの許可信号を生成する、ことを特徴とするコ
    ンピュータシステム。
  17. 【請求項17】少なくとも一つの冗長メモリブロックを
    含む複数のメモリブロックを有するメモリ回路と、 アドレス信号を少なくとも出力する論理回路と、 を備え、 前記複数のメモリブロックはそれぞれテスト回路を備え
    ており、 前記複数のメモリブロックのそれぞれのビルトインセル
    フテスト回路が生成するメモリテスト結果信号を受け取
    り、デコード規則信号を生成するデコード規則生成回路
    と、 前記論理回路から出力されるアドレス信号の所定ビッ
    ト、および、前記デコード規則生成回路から出力される
    前記デコード規則信号を入力とし、前記デコード規則信
    号に基づき、デコード規則が可変とされており、前記複
    数のメモリブロックに対するアクセスの許可信号を生成
    する冗長アドレスデコーダと、 を備え、 前記ビルトインセルフテスト回路による前記メモリブロ
    ックのブロック単位の試験結果に基づき前記デコード規
    則生成回路で生成出力される前記デコード規則信号に応
    じて、前記冗長アドレスデコーダは、入力された前記ア
    ドレス信号の所定のビットに対して、不良セルを含むメ
    モリブロック以外のメモリブロックにアクセスするよう
    な組合せの許可信号を生成する、ことを特徴とするコン
    ピュータシステム。
  18. 【請求項18】前記冗長アドレスデコーダが、前記アド
    レス信号の所定ビットを入力してデコードし、デコード
    結果に応じた値をそれぞれ有する複数本の出力信号を出
    力するデコーダと、 前記冗長メモリブロックを含む前記複数のメモリブロッ
    クのそれぞれに対応して設けられており、それぞれが、
    複数の入力端子と一つの出力端子と選択信号入力端子と
    を少なくとも有する複数のマルチプレクサであって、前
    記デコーダの前記複数本の出力信号のうちの一つの出力
    信号と固定値とを前記複数の入力端子から入力するか、
    あるいは、前記デコーダの前記複数本の出力信号のうち
    の一つの出力信号と前記一つの出力信号に隣接する他の
    出力信号と固定値とを前記複数の入力端子から入力し、
    前記選択信号入力端子に入力される前記デコード規則信
    号の値に基づき、前記複数の入力端子の一つを選択し
    て、前記出力端子から、対応する前記メモリブロックに
    対して、アクセス可又は不可を示す値の許可信号をそれ
    ぞれ出力する複数のマルチプレクサと、 を備えている、ことを特徴とする請求項16又は17記
    載のコンピュータシステム。
  19. 【請求項19】前記冗長アドレスデコーダが、前記アド
    レス信号の所定ビットを入力してデコードし、デコード
    結果に応じた値をそれぞれ有する複数本の出力信号を出
    力するデコーダと、 それぞれが、複数の入力端子と一つの出力端子と選択信
    号入力端子とを少なくとも有する複数のマルチプレクサ
    であって、前記デコーダの出力信号の本数よりも少なく
    とも一つ冗長に設けられており、前記デコーダの前記複
    数本の出力信号のうちの一つ出力信号と固定値とを前記
    複数の入力端子から入力するか、あるいは、前記デコー
    ダの前記複数本の出力信号のうちの一つの出力信号と前
    記一つの出力信号に隣接する他の出力信号と固定値とを
    前記複数の入力端子から入力し、前記選択信号入力端子
    に入力される第1群のデコード規則信号に基づき、前記
    複数の入力端子の信号の一つを選択して前記出力端子か
    ら出力する第1群のマルチプレクサと、 前記複数の冗長メモリブロックを含む複数のメモリブロ
    ックのそれぞれに対応して設けられており、それぞれ
    が、複数の入力端子と一つの出力端子と選択信号入力端
    子とを少なくとも有する複数のマルチプレクサであっ
    て、前記第1群のマルチプレクサのうちの一つのマルチ
    プレクサの出力信号と固定値とを前記複数の入力端子か
    ら入力するか、あるいは、前記第1群のマルチプレクサ
    回路のうちの一つのマルチプレクサの出力信号と該一つ
    のマルチプレクサに隣接する他のマルチプレクサの出力
    信号と固定値とを前記複数の入力端子から入力し、前記
    選択信号入力端子に入力される第2群のデコード規則信
    号に基づき、前記複数の入力端子の信号の一つを選択し
    て前記出力端子から、対応するメモリブロックに対し
    て、アクセス可又は不可を示す値の許可信号を出力する
    第2群のマルチプレクサ回路と、 を備えている、ことを特徴とする請求項16又は17記
    載のコンピュータシステム。
  20. 【請求項20】メモリ回路を構成する複数のメモリブロ
    ックのうち、少なくとも一つのメモリブロックを、冗長
    メモリブロックとし、 前記メモリ回路の前記複数のメモリブロックのブロック
    単位での試験結果に応じて決定されるデコード規則信号
    に従い、前記メモリ回路へのアクセスアドレス信号に応
    じて、不良メモリブロックへのアクセスを不許可とする
    とともに、前記不良メモリブロックへのアクセスを前記
    不良メモリブロック以外の良品メモリブロックへのアク
    セスにブロック単位で置き換えるための制御信号を生成
    して前記複数のメモリブロックにそれぞれ供給すること
    で、前記不良メモリブロックへのアクセスを回避する、
    ことを特徴とするメモリアクセス制御方法。
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