JP2001006389A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001006389A JP17130399A JP17130399A JP2001006389A JP 2001006389 A JP2001006389 A JP 2001006389A JP 17130399 A JP17130399 A JP 17130399A JP 17130399 A JP17130399 A JP 17130399A JP 2001006389 A JP2001006389 A JP 2001006389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の選択線の一部に欠陥が生じた場合に冗
長選択線を用いてシフト冗長を行う機能を備えた半導体
記憶装置に関し、半導体チップに発生した3本以上の欠
陥選択線を救済してチップ製造の歩留り向上を図ること
を目的とする。 【解決手段】 複数の選択線の一端に位置する2本以上
の第1の冗長選択線と、他端に位置する2本以上の第2
の冗長選択線と、デコード信号線を選択線や冗長選択線
に切替可能に接続する2段の第1および第2のスイッチ
部 2-1, 2-2 とを備え、欠陥選択線が生じた場合、第1
のスイッチ部にてデコード信号線の1本以上を第1の冗
長選択線の方向にシフトさせる第1の切替動作を行う
か、第2の冗長選択線の方向にシフトさせる第2の切替
動作を行うか、第2のスイッチ部にてデコード信号線の
1本以上を第1の冗長選択線の方向にシフトさせる第3
の切替動作を行うか、第2の冗長選択線の方向にシフト
させる第4の切替動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のメモリセル
から特定のメモリセルを選択してデータの書き込みまた
は読み出しを行うための複数の選択線の一部に欠陥が発
生した場合に、冗長選択線を使用して欠陥を救済するた
めのシフト冗長機能を備えた半導体記憶装置に関する。
【0002】近年のダイナミック・ランダム・アクセス
・メモリ(DRAM)や、スタティック・ランダム・ア
クセス・メモリ(SRAM)や、フラッシュメモリや、
強誘電体ランダム・アクセス・メモリ(FRAM、すな
わち、Ferromagnatic RAM)等のよう
な大容量の半導体記憶装置を量産する場合、選択線等に
欠陥が全くない半導体チップ(半導体集積回路)を製造
することは事実上困難である。特に、量産初期の段階で
は欠陥が発生する確率が高いために、この半導体チップ
を最悪廃棄しなければならなくなり、チップ製造上の歩
留りが低下するおそれがある。このチップ製造上の歩留
りの低下をできる限り抑えるために、半導体チップ内に
予め設けられた冗長選択線等の冗長回路要素を利用する
ことにより欠陥を救済する対策を講じることが不可欠に
なる。
【0003】
【従来の技術】半導体チップ内の冗長回路要素を利用し
た冗長方式として、現在さまざまな方式が採用されてい
るが、この中のシフト冗長方式は、アクセス速度が速
い、消費電流(消費電力)が小さい等の特徴を有してお
り、近年の大容量の半導体記憶装置に対し有効な手段と
考えられる。これまでは、選択線同士のショート等が存
在して1本または2本の欠陥選択線が生じた場合に、1
ビットまたは2ビットのシフト冗長を行って欠陥選択線
を救済するようなシフト冗長方式の半導体記憶装置が公
知になっている。
【0004】図21は、上記のような従来の2ビット
(または1ビット)のシフト冗長機能を有する半導体記
憶装置の構成例を示すブロック図であり、図22は、図
21に係る2ビットのシフト冗長動作を説明するための
模式図である。ただし、ここでは、複数の選択線(例え
ば、n本(nは2以上の任意の正の整数))に対して2
ビット(または1ビット)のシフト冗長機能を有する半
導体記憶装置の構成を概略的に示すこととする。さら
に、ここでは、2本の選択線sl2およびsl(n−
3)に欠陥が発生した場合を例示することとする。
【0005】図21および図22に示すような従来の2
ビットのシフト冗長機能を有する半導体記憶装置の構成
例は、例えば、平成10年11月9日付け出願済みの先行特
許出願である特願平10-318164 号の明細書に開示されて
いる。図21に示す半導体記憶装置には、外部から供給
されるアドレス信号Addをデコードするデコーダ回路
500が設けられている。さらに、この半導体記憶装置
では、このデコーダ回路500から出力されるデコード
信号Sdecのアドレスに基づき、複数のメモリセルか
ら特定のメモリセルを選択してデータの書き込みまたは
読み出しを行うための複数の選択線sl0〜sl(n−
3)(nは2以上の任意の正の整数)を配置すると共
に、上記複数の選択線に欠陥がない場合は、上記デコー
ド信号Sdecが転送される複数のデコード信号線のい
ずれにも接続されない2本の冗長選択線slj0、sl
j1を、上記複数の選択線の中で一方の端の位置、およ
び他方の端の位置にそれぞれ配置している。
【0006】さらに、図21においては、上記複数のデ
コード信号線と、上記複数の選択線および冗長選択線と
の接続関係を制御するシフト冗長回路100を設けてい
る。このシフト冗長回路100は、複数のスイッチ素子
を含むスイッチ部200と、上記複数の選択線および冗
長選択線に対応して設けられる複数のヒューズを有する
シフト冗長ヒューズ回路部400とを備えている。スイ
ッチ部200は、複数のスイッチ素子のオン/オフ動作
により、複数のデコード信号線を、複数の選択線および
冗長選択線に切替可能に接続するためのものである。シ
フト冗長ヒューズ回路部400は、上記複数の選択線に
1本または2本の欠陥が発生した場合に、これらの欠陥
が発生した欠陥選択線に対応するヒューズ、および、上
記冗長選択線に対応する冗長選択用ヒューズを切断する
ものである。ここで、シフト冗長ヒューズ回路部400
から出力された信号は、シフト冗長制御回路部300に
入力される。さらに、このシフト冗長制御回路部300
から出力された信号は、スイッチ部200を制御するた
めのシフト制御信号として使用される。
【0007】さらに、図21のシフト冗長回路100
は、上記シフト冗長ヒューズ回路部400からの出力結
果に応じて、上記欠陥選択線を上記デコード信号線のい
ずれにも接続させない非選択状態にし、上記複数の選択
線の中で一方の端(例えば、左端)に位置する第1の冗
長選択線slj0の方向に、1本の選択線の分(すなわ
ち、1ビット分)だけ上記複数のデコード信号線をシフ
トさせたり、上記複数の選択線の中で他方の端(例え
ば、右端)に位置する第2の冗長選択線slj1の方向
に、1本の選択線の分だけ上記複数のデコード信号線を
シフトさせたりするように、上記複数のスイッチ素子の
切替動作を制御するシフト冗長制御回路部300を備え
ている。換言すれば、図21の半導体記憶装置は、第1
の冗長選択線の方向、もしくは、第2の冗長選択線の方
向、またはその両方の方向にシフトさせることにより、
1ビットまたは2ビットのシフト冗長を行うように構成
される。ここで、「デコード信号線をシフトさせる」と
は、選択線とデコード信号線との接続の状態をシフトさ
せることを意味する。
【0008】さらに、図21に示す半導体記憶装置で
は、スイッチ部200内の複数のスイッチ素子の各々
が、上記第1の冗長選択線slj0の方向へのシフト動
作(すなわち、後述の左方向シフト)を行うモード、上
記第2の冗長選択線の方向へのシフト動作(すなわち、
後述の右方向シフト)を行うモード、またはシフト動作
を行わないモード(すなわち、後述のシフトなし)を選
択することが可能な3方向性のスイッチ素子により構成
される。
【0009】つぎに、図22の模式図により、2ビット
のシフト冗長動作の概略を説明する。図22において、
clj0およびclj1は、シフト冗長動作時に使用さ
れる冗長選択線(例えば、冗長選択用カラム選択線)を
示し、cl0〜cl63は、通常動作時に使用される通
常選択用の選択線(例えば、カラム選択線)を示す。こ
れらの選択線は、スイッチ部200内の複数のスイッチ
素子を介して半導体チップの外部より与えられるアドレ
ス信号をデコードしたデコード信号線d0〜d63と接
続している。シフト冗長処理前または選択線等に欠陥が
存在しない場合、cl0とd0、cl1とd1、…cl
62とd62、cl63とd63が接続されるように、
スイッチ素子によって制御される。選択線cl#とデコ
ード信号線d#(#:0〜63)が接続されるような場
合をNS(Non-Shift :シフトなし)とよぶ。
【0010】図22の模式図は、2本の選択線cl2、
cl57に欠陥が存在し、かつ、これらの欠陥に対しシ
フト冗長を行う場合を説明するためのものである。デコ
ード信号線d0、d1およびd2は、冗長選択線clj
0、選択線cl0、および選択線cl1にそれぞれ接続
される(SL(Shift Left):左方向シフト)。選択線
cl2,cl57は、どのデコード信号線にも接続され
ず、常に非選択状態となる。選択線cl3〜cl56
は、NSの状態になっており、選択線、cl58〜cl
63、および冗長選択線clj1は、デコード信号線d
57〜d63にそれぞれ接続される(SR(Shift Righ
t):右方向シフト)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、図21
に示したような従来の2ビットのシフト冗長機能を有す
る半導体記憶装置においては、複数の選択線の中の2本
に欠陥が発生した場合に、一方の冗長選択線の方向、お
よび他方の冗長選択線の方向にデコード信号線をシフト
させることにより、2ビットのシフト冗長を行って2本
の欠陥選択線(2個の欠陥)を救済することが可能にな
る。また一方で、複数の選択線の中の1本に欠陥が発生
した場合には、2本の冗長選択線のいずれか一方の方向
にデコード信号線をシフトさせることにより、1ビット
のシフト冗長を行って1本の欠陥選択線(1個の欠陥)
を救済することも可能である。
【0012】しかしながら、DRAMやSRAMやフラ
ッシュメモリ等の量産を目的として半導体チップを製造
する場合、実際には、製造プロセスの異常等により選択
線のピッチよりも大きなゴミが発生して半導体チップ上
に付着することがある。このようなときには、半導体チ
ップ上のある一部に集中して3本以上の欠陥選択線(3
個以上の欠陥)が発生するような群不良が少なからず存
在する。特に、量産初期の段階では、この群不良が発生
する可能性が比較的高い傾向にある。
【0013】それゆえに、上記のような群不良等によっ
て半導体チップ上に3個以上の欠陥が発生した場合に
は、従来の2ビットのシフト冗長方式を用いても上記の
欠陥を救済することが不可能になっていた。この結果、
特に量産初期の段階でチップ製造上の歩留りの向上が抑
えられるという問題が生じてきた。本発明は上記問題点
に鑑みてなされたものであり、半導体チップ上に3本以
上の欠陥選択線が生じた場合に、このような欠陥選択線
を救済してチップ製造上の歩留りの飛躍的な向上を可能
にするシフト冗長方式の半導体記憶装置を提供すること
を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成を示すブロック図である。ここでは、複数の選択線R
0〜R(n−1)(この場合も、nは2以上の任意の正
の整数とする)を有する本発明の半導体記憶装置の構成
を概略的に示すこととする。さらに、ここでは、4本の
選択線Rl、R3、R(n−4)、およびR(n−2)
に欠陥が発生した場合のスイッチ部の切替動作の様子を
図示することとする。
【0015】上記問題点を解決するために、本発明の半
導体記憶装置は、図1に示すように、外部から供給され
るアドレス信号Addに基づき、複数のメモリセルから
特定のメモリセルを選択してデータの書き込みまたは読
み出しを行うための複数の選択線R0〜R(n−1)
(すなわち、リアル選択線)を配置しており、上記複数
の選択線の中で、一方の端に位置する少なくとも2本の
第1の冗長選択線(例えば、左端の2本の冗長選択線J
L0、JL1)、および他方の端に位置する少なくとも
2本の第2の冗長選択線(例えば、左端の2本の冗長選
択線JR0、JR1)と、上記アドレス信号をデコード
した複数のデコード信号線を、上記複数の選択線および
上記冗長選択線に切替可能に接続するために、少なくと
も2段に配置された第1のスイッチ部2−1および第2
のスイッチ部2−2とを備えている。これらの第1およ
び第2のスイッチ部2−1、2−2は、後述の4ビット
のシフト冗長機能を有するシフト冗長回路1の主要部を
構成する。
【0016】上記のような第1および第2のスイッチ部
2−1、2−2を備えた構成において、上記複数の選択
線内に欠陥が発生した場合に(図1では、4本の選択線
に欠陥が発生している)、上記第1のスイッチ部2−1
により、上記デコード信号線の少なくとも1本を上記第
1の冗長選択線の方向にシフトさせる第1の切替動作を
行うか、または、上記デコード信号線の少なくとも1本
を上記第2の冗長選択線の方向にシフトさせる第2の切
替動作を行うか、または、上記第1の切替動作と上記第
2の切替動作の双方の切替動作を行うようにし、上記第
2のスイッチ部2−2により、上記第1の切替動作を行
った上記デコード信号線の少なくとも1本を、さらに上
記第1の冗長選択線の方向にシフトさせる第3の切替動
作を行うか、または、上記第2の切替動作を行った上記
デコード信号線の少なくとも1本を、さらに上記第2の
冗長選択線の方向にシフトさせる第4の切替動作を行う
か、または、上記第3の切替動作と上記第4の切替動作
の双方の切替動作を行うか、または、上記第3の切替動
作と上記第4の切替動作のいずれの切替動作も行わない
ようにしている。ここで、「デコード信号線をシフトさ
せる」とは、「従来の技術」の項にても述べたように、
選択線とデコード信号線との接続の状態をシフトさせる
ことを意味する。
【0017】好ましくは、上記複数の選択線内の4本の
選択線に欠陥が発生した場合に、上記第1のスイッチ部
による上記第1の切替動作と上記第2の切替動作の双方
の切替動作を行うと共に、上記第2のスイッチ部による
上記第3の切替動作と上記第4の切替動作の双方の切替
動作を行うように構成される。さらに、好ましくは、上
記複数の選択線内の3本の選択線に欠陥が発生した場合
に、上記第1のスイッチ部による上記第1の切替動作と
上記第2の切替動作の双方の切替動作を行うと共に、上
記第2のスイッチ部による上記第3の切替動作と上記第
4の切替動作のいずれか一方の切替動作を行うように構
成される。
【0018】さらに、好ましくは、上記複数の選択線内
の2本の選択線に欠陥が発生した場合に、上記第1のス
イッチ部による上記第1の切替動作と上記第2の切替動
作のいずれか一方の切替動作を行うと共に、上記第2の
スイッチ部による上記第3の切替動作と上記第4の切替
動作のいずれか一方の切替動作を行うように構成され
る。
【0019】さらに、好ましくは、上記複数の選択線内
の2本の選択線に欠陥が発生した場合に、上記第1のス
イッチ部による上記第1の切替動作と上記第2の切替動
作の双方の切替動作を行い、上記第2のスイッチ部によ
る上記第3の切替動作と上記第4の切替動作のいずれの
切替動作も行わないように構成される。さらに、好まし
くは、上記複数の選択線内の1本の選択線に欠陥が発生
した場合に、上記第1のスイッチ部による上記第1の切
替動作と上記第2の切替動作のいずれか一方の切替動作
を行い、上記第2のスイッチ部による上記第3の切替動
作と上記第4の切替動作のいずれの切替動作も行わない
ように構成される。
【0020】さらに、好ましくは、上記切替動作によ
り、上記第1の冗長選択線および上記第2の冗長選択線
の少なくとも1本を上記デコード信号線に接続する場合
に、上記複数の選択線に近い側に位置する冗長選択線
(例えば、内側の冗長選択線JL0、JR0)を優先し
て使用するようにしている。さらに詳しく説明すると、
図1に示す半導体記憶装置は、外部から供給されるアド
レス信号Addをデコードするデコーダ回路5を備えて
いる。このデコーダ回路5は、図21のデコーダ回路5
00とほぼ同じ機能を有するものである。さらに、図1
に示す半導体記憶装置では、このデコーダ回路5から出
力されるデコード信号Sdecのアドレスに基づき、複
数のメモリセルから特定のメモリセルを選択してデータ
の書き込みまたは読み出しを行うための複数の選択線R
0〜R(n−1)(nは2以上の任意の正の整数)を配
置している。さらに、図1に示す半導体記憶装置におい
ては、上記デコード信号Sdecが転送される複数のデ
コード信号線のいずれにも接続されない2本の第1の冗
長選択線JL0、JL1を、上記複数の選択線の中で一
方の端の位置(例えば、左端の位置)に配置し、かつ、
上記複数のデコード信号線のいずれにも接続されない2
本の第2の冗長選択線JR0、JR1を、上記複数の選
択線の中で他方の端の位置(例えば、右端の位置)に配
置している。
【0021】さらに、図1においては、上記複数のデコ
ード信号線と上記複数の選択線R0〜R(n−1)との
接続関係や、上記複数のデコード信号線と第1および第
2の冗長選択線JL0、JL1、JR0およびJR1と
の接続関係を制御するシフト冗長回路1を設けている。
このシフト冗長回路1は、複数のデコード信号線を、上
記複数の選択線と第1および第2の冗長選択線に切替可
能に接続するための複数のスイッチ素子を含む第1のス
イッチ部2−1および第2のスイッチ部2−2を有す
る。これらの第1のスイッチ部2−1および第2のスイ
ッチ部2−2の各々は、好ましくは2ビットのシフト冗
長機能を備えており、これらの第1のスイッチ部2−1
および第2のスイッチ部2−2の複数のスイッチ素子を
2段かつ直列に接続することによって、最高4ビットの
シフト冗長が可能になる。
【0022】より具体的には、複数のデコード信号線に
直接接続される一端部を有するスイッチ部を第1のスイ
ッチ部2−1とし、この第1のスイッチ部の他端部と複
数の選択線(欠陥選択線が生じた場合は、複数の選択線
と第1および第2の冗長選択線)との間に接続されるス
イッチ部を第2のスイッチ部2−2として、2段構えの
スイッチ回路が形成される。ここで、第1および第2の
冗長選択線の全てまたはその一部を、対応するデコード
信号線に接続する場合、上記複数の選択線に近い側に位
置する冗長選択線(内側の冗長選択線JL0、JR0)
を最初に使用し、上記複数の選択線から離れた側に位置
する冗長選択線(外側の冗長選択線JL1、JR1)を
次に使用するようにしている。
【0023】さらに、上記シフト冗長回路1は、上記複
数の選択線と第1および第2の冗長選択線に対応して設
けられる複数のヒューズを有するシフト冗長ヒューズ回
路部4を有する。このシフト冗長ヒューズ回路部4は、
上記複数の選択線に欠陥が発生した場合に、これらの欠
陥が発生した欠陥選択線に対応するヒューズ、および、
上記第1および第2の冗長選択線の全てまたはその一部
に対応する冗長選択用ヒューズを切断する。このシフト
冗長ヒューズ回路部4は、図21のシフト冗長ヒューズ
回路部400とほぼ同じ機能を有するものである。
【0024】ここで、シフト冗長ヒューズ回路部4から
出力された信号は、後述の第1のシフト冗長制御回路部
3−1および第2のシフト冗長制御回路部3−2に入力
される。さらに、第1のシフト冗長制御回路部3−1か
ら出力された信号は、第1のスイッチ部2−1を制御す
るための第1のシフト制御信号として使用される。また
一方で、第2のシフト冗長制御回路部3−2から出力さ
れた信号は、第2のスイッチ部2−2を制御するための
第2のシフト制御信号として使用される。
【0025】図1に示す半導体装置では、説明を簡単に
するために、2ビットのシフト冗長機能を有するスイッ
チ回路を2段に配置して最高4ビットのシフト冗長を実
行する構成(すなわち、第1および第2のスイッチ部2
−1、2−2の各々における複数のスイッチ素子を互い
に直列に接続した構成)を開示しているが、このような
スイッチ回路をN段(Nは3以上の任意の正の整数)構
えに配置すれば、最高2Nビットのシフト冗長(0、1
ビット、2ビット、……、2(N−1)ビット、または
2Nビットのシフト冗長)が可能になることに注目すべ
きである。
【0026】さらに、図1のシフト冗長回路1は、シフ
ト冗長ヒューズ回路部4からの出力結果に応じて、第1
のスイッチ部2−1および第2のスイッチ部2−2内の
複数のスイッチ素子の切替動作をそれぞれ制御する第1
のシフト冗長制御回路部3−1および第2のシフト冗長
制御回路部3−2を備えている。より具体的にいえば、
第1のシフト冗長制御回路部3−1は、少なくとも1個
の欠陥が発生した場合に、この欠陥に対応する欠陥選択
線を複数のデコード信号線のいずれにも接続させない非
選択状態にするために、左端の第1の冗長選択線の中で
内側に位置する第1の冗長選択線JL0の方向に、1本
の選択線の分(すなわち、1ビット分)だけ上記複数の
デコード信号線をシフトさせたり、右端の第2の冗長選
択線の中で内側に位置する第2の冗長選択線JR0の方
向に、1本の選択線の分だけ上記複数のデコード信号線
をシフトさせたりするように、2ビットのシフト冗長機
能を有する第1のスイッチ部2−1内の複数のスイッチ
素子の切替動作を制御する。好ましくは、第1のシフト
冗長制御回路部3−1は、第1のスイッチ部2−1内の
複数のスイッチ素子にそれぞれ対応して設けられる複数
の第1のシフト制御回路を備えている。
【0027】また一方で、第2のシフト冗長制御回路部
3−2は、2個〜4個の欠陥が発生した場合に、この欠
陥に対応する欠陥選択線を複数のデコード信号線のいず
れにも接続させない非選択状態にするために、左端の第
1の冗長選択線の中で外側に位置する第1の冗長選択線
JL1の方向に、1本の選択線の分(すなわち、1ビッ
ト分)だけ上記複数のデコード信号線をさらにシフトさ
せたり、右端の第2の冗長選択線の中で外側に位置する
第2の冗長選択線JR1の方向に、1本の選択線の分だ
け上記複数のデコード信号線をさらにシフトさせたりす
るように、2ビットのシフト冗長機能を有する第2のス
イッチ部2−2内の複数のスイッチ素子の切替動作を制
御する。好ましくは、第2のシフト冗長制御回路部3−
2は、第2のスイッチ部2−2内の複数のスイッチ素子
にそれぞれ対応して設けられる複数の第2のシフト制御
回路を備えている。
【0028】換言すれば、第1のシフト冗長制御回路部
3−1は、複数の第1のシフト制御回路によって、複数
の選択線に近い側に位置する2本の冗長選択線JL0、
JR0を選択するために使用される第1のスイッチ部2
−1の第1の切替動作と第2の切替動作を制御する。ま
た一方で、第2のシフト冗長制御回路部3−2は、複数
の第2のシフト制御回路によって、複数の選択線から離
れた側に位置する2本の冗長選択線JL1、JR1を選
択するために使用される第2のスイッチ部2−2の第3
の切替動作と第4の切替動作を制御する。これらの第1
および第2のスイッチ部2−1、2−2の第1〜第4の
切替動作を適切に制御することによって、1ビット〜4
ビットのシフト冗長機能が実現される。
【0029】なお、このような1ビット〜4ビットのシ
フト冗長の対象となる複数の選択線として、半導体記憶
装置内のワード選択線や、カラム選択線や、またはデー
タバス用の選択線等が考えられる。要約すれば、本発明
では、少なくとも2ビットのシフト冗長機能を有するス
イッチ部を2段かつ直列に配置し、各々のスイッチ部に
対して、一方の冗長選択線の方向もしくは他方の冗長選
択線の方向または双方の冗長選択線の方向にデコード信
号線をシフトさせる切替動作を行わせることにより、半
導体チップ上に3本以上の欠陥選択線が発生した場合
に、3ビット以上のシフト冗長動作を行って上記の欠陥
選択線を救済することが可能になる。また一方で、2段
に配置されたスイッチ部の少なくとも一方のスイッチ部
に対して、一方の冗長選択線の方向もしくは他方の冗長
選択線の方向または双方の冗長選択線の方向に切替動作
を行わせることにより、半導体チップ上に1本または2
本の欠陥選択線が発生した場合でも、これらの欠陥選択
線を救済することも可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面(図2〜図20)
を参照しながら、本発明の好ましい実施例を説明する。
ここでは、まず、複数の選択線に1本〜4本の欠陥が発
生した場合の本発明の第1および第2のスイッチ部2−
1、2−2の具体的な切替動作について説明することと
する。
【0031】図2は、4本の選択線に欠陥が生じた場合
のスイッチ部の動作を示す模式図であり、図3は、3本
の選択線に欠陥が生じた場合のスイッチ部の動作の第1
例を示す模式図であり、図4は、3本の選択線に欠陥が
生じた場合のスイッチ部の動作の第2例を示す模式図で
ある。さらに、図5は、2本の選択線に欠陥が生じた場
合のスイッチ部の動作の第1例を示す模式図であり、図
6は、2本の選択線に欠陥が生じた場合のスイッチ部の
動作の第2例を示す模式図であり、図7は、2本の選択
線に欠陥が生じた場合のスイッチ部の動作の第3例を示
す模式図である。
【0032】さらに、図8は、1本の選択線に欠陥が生
じた場合のスイッチ部の動作の第1例を示す模式図であ
り、図9は、1本の選択線に欠陥が生じた場合のスイッ
チ部の動作の第2例を示す模式図であり、図10は、選
択線に欠陥がない場合のスイッチ部の動作を示す模式図
である。ただし、図2〜図10においては、スイッチ部
の切替動作の説明を簡単にするために、スイッチ部およ
び複数の選択線の構成を簡略化して示す。なお、これ以
降、前述した構成要素と同一のものについては、同一の
参照番号を付して表すこととする。
【0033】図2〜図10においては、通常動作時に使
用される通常選択用の8本の選択線R0〜R7と、2本
の第1の冗長選択線JL0、JL1と、2本の第2の冗
長選択線JR0、JR1が設けられている。通常選択用
の選択線R0〜R7は、図10に示すように、第2のス
イッチ部2−2の複数のスイッチ素子に接続される。さ
らに、この第2のスイッチ部2−2の複数のスイッチ素
子は、第1のスイッチ部2−1の複数のスイッチ素子に
接続される。さらに、この第1のスイッチ部2−1の複
数のスイッチ素子は、半導体チップの外部より与えられ
るアドレス信号をデコードした8本のデコード信号線
(図示していない)に接続される。シフト冗長処理前ま
たは選択線等に欠陥が存在しない場合、選択線R0〜R
7と対応するデコード信号線とが接続されるように、第
1および第2のスイッチ部の複数のスイッチ素子が動作
する(シフトなし)。すなわち、図10の場合、第1お
よび第2のスイッチ部2−1、2−2は、冗長選択線の
方向にデコード信号線をシフトさせる切替動作を行わな
いので、4本の冗長選択線がデコード信号線に接続され
ていない状態になっている。
【0034】図2は、4本の選択線R1、R3、R5お
よびR7に欠陥が存在し、かつ、これらの欠陥に対し4
ビットのシフト冗長を行う場合を説明するためのもので
ある。図2において、第1のスイッチ部2−1は、左側
の4本のデコード信号線が、通常選択用の選択線R0に
近い側に位置する第1の冗長選択線JL0の方向にシフ
ト(1ビットシフト)するように、対応する4本のスイ
ッチ素子の切替動作を行う(左方向シフト)。さらに、
第1のスイッチ部2−1は、右側の3本のデコード信号
線が、通常選択用の選択線R7に近い側に位置する第2
の冗長選択線JR0の方向にシフト(1ビットシフト)
するように、対応する3本のスイッチ素子の切替動作を
行う(右方向シフト)。さらに、第1のスイッチ部2−
1および第2のスイッチ部2−2は、左方向シフトおよ
び右方向シフトのいずれも行うことなく、デコード信号
線と選択線R4とが接続されるように、スイッチ素子を
動作させる(シフトなし)。
【0035】さらに、図2において、第2のスイッチ部
2−2は、左側の3本のデコード信号線が、通常選択用
の選択線R0から離れた側に位置する第1の冗長選択線
JL1の方向にさらにシフト(1ビットシフト)するよ
うに、対応する3本のスイッチ素子の切替動作を行う
(左方向シフト)。さらに、第2のスイッチ部2−2
は、右側の2本のデコード信号線が、通常選択用の選択
線R7から離れた側に位置する第2の冗長選択線JR1
の方向にさらにシフト(1ビットシフト)するように、
対応する2本のスイッチ素子の切替動作を行う(右方向
シフト)。さらに、第2のスイッチ部2−2は、左方向
シフトおよび右方向シフトのいずれも行うことなく、第
1のスイッチ部2−1のスイッチ素子と選択線R2とが
接続されるように、スイッチ素子を動作させる(シフト
なし)。さらに、第2のスイッチ部2−2は、左方向シ
フトおよび右方向シフトのいずれも行うことなく、第1
のスイッチ部のスイッチ素子と選択線R6とが接続され
るように、スイッチ素子を動作させる(シフトなし)。
この場合、4個の欠陥に対応する欠陥選択線R1、R
3、R5およびR7は、どのデコード信号線にも接続さ
れず、常に非選択状態となる。
【0036】換言すれば、図2においては、通常選択用
の選択線に近い側に位置する冗長選択線JL0、JR0
を使用して2ビットのシフト冗長を行うと共に、通常選
択用の選択線から離れた側に位置する冗長選択線JL
1、JR1を使用して2ビットのシフト冗長を行うこと
により、最終的に4ビットのシフト冗長を行うことが可
能になる。
【0037】図3は、3本の選択線R1、R3およびR
6に欠陥が存在し、かつ、これらの欠陥に対し3ビット
のシフト冗長を行う場合の第1例を説明するためのもの
である。図3において、第1のスイッチ部2−1は、左
側の4本のデコード信号線が、通常選択用の選択線R0
に近い側に位置する第1の冗長選択線JL0の方向にシ
フトするように、対応する4本のスイッチ素子の切替動
作を行う(左方向シフト)。さらに、第1のスイッチ部
2−1は、右側の2本のデコード信号線が、通常選択用
の選択線R7に近い側に位置する第2の冗長選択線JR
0の方向にシフトするように、対応する2本のスイッチ
素子の切替動作を行う(右方向シフト)。さらに、第1
のスイッチ部2−1および第2のスイッチ部2−2は、
左方向シフトおよび右方向シフトのいずれも行うことな
く、デコード信号線と選択線R4、R5とが接続される
ように、スイッチ素子を動作させる(シフトなし)。
【0038】さらに、図3において、第2のスイッチ部
2−2は、左側の3本のデコード信号線が、通常選択用
の選択線R0から離れた側に位置する第1の冗長選択線
JL1の方向にさらにシフトするように、対応する3本
のスイッチ素子の切替動作を行う(左方向シフト)。さ
らに、第2のスイッチ部2−2は、左方向シフトおよび
右方向シフトのいずれも行うことなく、第1のスイッチ
部のスイッチ素子と、選択線R2、R7および第2の冗
長選択線JR0とが接続されるように、スイッチ素子を
動作させる(シフトなし)。この場合、3個の欠陥に対
応する欠陥選択線R1、R3およびR6は、どのデコー
ド信号線にも接続されず、常に非選択状態となる。さら
に、通常選択用の選択線R7から離れた側に位置する第
2の冗長選択線JR1も、デコード信号線に接続されて
いない状態になっている。
【0039】図4は、3本の選択線R1、R3およびR
6に欠陥が存在し、かつ、これらの欠陥に対し3ビット
のシフト冗長を行う場合の第2例を説明するためのもの
である。図4において、第1のスイッチ部4−1は、左
側の2本のデコード信号線が、通常選択用の選択線R0
に近い側に位置する第1の冗長選択線JL0の方向にシ
フトするように、対応する2本のスイッチ素子の切替動
作を行う(左方向シフト)。さらに、第1のスイッチ部
2−1は、右側の5本のデコード信号線が、通常選択用
の選択線R7に近い側に位置する第2の冗長選択線JR
0の方向にシフトするように、対応する5本のスイッチ
素子の切替動作を行う(右方向シフト)。さらに、第1
のスイッチ部2−1および第2のスイッチ部2−2は、
左方向シフトおよび右方向シフトのいずれも行うことな
く、デコード信号線と選択線R2とが接続されるよう
に、スイッチ素子を動作させる(シフトなし)。
【0040】さらに、図4において、第2のスイッチ部
2−2は、右側の3本のデコード信号線が、通常選択用
の選択線R7から離れた側に位置する第2の冗長選択線
JR1の方向にさらにシフトするように、対応する3本
のスイッチ素子の切替動作を行う(右方向シフト)。さ
らに、第2のスイッチ部2−2は、左方向シフトおよび
右方向シフトのいずれも行うことなく、第1のスイッチ
部2−1のスイッチ素子と、選択線R0、R4、R5お
よび第1の冗長選択線JL0とが接続されるように、ス
イッチ素子を動作させる(シフトなし)。この場合、3
個の欠陥に対応する欠陥選択線R1、R3およびR6
は、どのデコード信号線にも接続されず、常に非選択状
態となる。さらに、通常選択用の選択線R0から離れた
側に位置する第2の冗長選択線JL1も、デコード信号
線に接続されていない状態になっている。
【0041】換言すれば、図3および図4においては、
通常選択用の選択線に近い側に位置する冗長選択線JL
0、JR0を使用して2ビットのシフト冗長を行うと共
に、通常選択用の選択線から離れた側に位置する冗長選
択線JL1、JR1のいずれか一方を使用して1ビット
のシフト冗長を行うことにより、最終的に3ビットのシ
フト冗長を行うことが可能になる。
【0042】図5は、2本の選択線R2、R5に欠陥が
存在し、かつ、これらの欠陥に対し2ビットのシフト冗
長を行う場合の第1例を説明するためのものである。図
5において、第1のスイッチ部2−1は、左側の6本の
デコード信号線が、通常選択用の選択線R0に近い側に
位置する第1の冗長選択線JL0の方向にシフトするよ
うに、対応する6本のスイッチ素子の切替動作を行う
(左方向シフト)。さらに、第1のスイッチ部2−1お
よび第2のスイッチ部2−2は、左方向シフトおよび右
方向シフトのいずれも行うことなく、デコード信号線と
選択線R6、R7とが接続されるように、スイッチ素子
を動作させる(シフトなし)。
【0043】さらに、図5において、第2のスイッチ部
2−2は、左側の4本のデコード信号線が、通常選択用
の選択線R0から離れた側に位置する第1の冗長選択線
JL1の方向にさらにシフトするように、対応する4本
のスイッチ素子の切替動作を行う(左方向シフト)。さ
らに、第2のスイッチ部2−2は、左方向シフトおよび
右方向シフトのいずれも行うことなく、第1のスイッチ
部2−1のスイッチ素子と選択線R3、R4とが接続さ
れるように、スイッチ素子を動作させる(シフトな
し)。この場合、2個の欠陥に対応する欠陥選択線R
2、R5は、どのデコード信号線にも接続されず、常に
非選択状態となる。さらに、通常選択用の選択線R7の
側に位置する冗長選択線JR0、JR1のいずれも、デ
コード信号線に接続されていない状態になっている。
【0044】図6は、2本の選択線R2、R5に欠陥が
存在し、かつ、これらの欠陥に対し2ビットのシフト冗
長を行う場合の第2例を説明するためのものである。図
5において、第1のスイッチ部2−1は、左側の3本の
デコード信号線が、通常選択用の選択線R0に近い側に
位置する第1の冗長選択線JL0の方向にシフトするよ
うに、対応する3本のスイッチ素子の切替動作を行う
(左方向シフト)。さらに、第1のスイッチ部2−1
は、右側の3本のデコード信号線が、通常選択用の選択
線R7に近い側に位置する第2の冗長選択線JR0の方
向にシフトするように、対応する3本のスイッチ素子の
切替動作を行う(右方向シフト)。さらに、第1のスイ
ッチ部2−1および第2のスイッチ部2−2は、左方向
シフトおよび右方向シフトのいずれも行うことなく、デ
コード信号線と選択線R3、R4とが接続されるよう
に、スイッチ素子を動作させる(シフトなし)。
【0045】さらに、図6において、第2のスイッチ部
2−2は、左方向シフトおよび右方向シフトのいずれも
行うことなく、第1のスイッチ部2−1のスイッチ素子
と、選択線R0、R1、R6、R7、内側の第1の冗長
選択線JL0、および内側の第2の冗長選択線JR0が
接続されるように、スイッチ素子を動作させる(シフト
なし)。この場合、2個の欠陥に対応する欠陥選択線R
2、R5は、どのデコード信号線にも接続されず、常に
非選択状態となる。さらに、外側の第1の冗長選択線J
L1、および外側の第2の冗長選択線JR1は、デコー
ド信号線に接続されていない状態になっている。
【0046】図7は、2本の選択線R2、R5に欠陥が
存在し、かつ、これらの欠陥に対し2ビットのシフト冗
長を行う場合の第3例を説明するためのものである。図
7において、第1のスイッチ部2−1は、右側の6本の
デコード信号線が、通常選択用の選択線R7に近い側に
位置する第2の冗長選択線JR0の方向にシフトするよ
うに、対応する6本のスイッチ素子の切替動作を行う
(右方向シフト)。さらに、第1のスイッチ部2−1お
よび第2のスイッチ部2−2は、左方向シフトおよび右
方向シフトのいずれも行うことなく、デコード信号線と
選択線R0、R1とが接続されるように、スイッチ素子
を動作させる(シフトなし)。
【0047】さらに、図7において、第2のスイッチ部
2−2は、右側の4本のデコード信号線が、通常選択用
の選択線R7から離れた側に位置する第2の冗長選択線
JR1の方向にさらにシフトするように、対応する4本
のスイッチ素子の切替動作を行う(右方向シフト)。さ
らに、第2のスイッチ部2−2は、左方向シフトおよび
右方向シフトのいずれも行うことなく、第1のスイッチ
部2−1のスイッチ素子と選択線R3、R4とが接続さ
れるように、スイッチ素子を動作させる(シフトな
し)。この場合、2個の欠陥に対応する欠陥選択線R
1、R3およびR6は、どのデコード信号線にも接続さ
れず、常に非選択状態となる。さらに、通常選択用の選
択線R0の側に位置する冗長選択線JL0、JL1のい
ずれも、デコード信号線に接続されていない状態になっ
ている。
【0048】換言すれば、図6においては、内側の第1
の冗長選択線JL0および第2の冗長選択線JR0を使
用して2ビットのシフト冗長を行うことが可能になる。
この場合、第1のスイッチ部のスイッチ素子のみが、デ
コード信号線を冗長選択線の方向にシフトさせるための
切替動作を行うようになっている。また一方で、図5お
よび図7においては、左端の2本の冗長選択線、または
右端の2本の冗長選択線を使用して2ビットのシフト冗
長を行うことが可能になる。この場合、第1のスイッチ
部のスイッチ素子が、左端または右端の内側に位置する
冗長選択線の方向にデコード信号線をシフトさせるため
の切替動作を行うと共に、第2のスイッチ部のスイッチ
素子が、同じ端の外側に位置する冗長選択線の方向にデ
コード信号線をシフトさせるための切替動作を行うよう
になっている。
【0049】図8は、1本の選択線R2に欠陥が存在
し、かつ、これらの欠陥に対し1ビットのシフト冗長を
行う場合の第1例を説明するためのものである。図5に
おいて、第1のスイッチ部2−1は、左側の3本のデコ
ード信号線が、通常選択用の選択線R0に近い側に位置
する第1の冗長選択線JL0の方向にシフトするよう
に、対応する3本のスイッチ素子の切替動作を行う(左
方向シフト)。さらに、第1のスイッチ部2−1および
第2のスイッチ部2−2は、左方向シフトおよび右方向
シフトのいずれも行うことなく、デコード信号線と選択
線R3〜R7とが接続されるように、スイッチ素子を動
作させる(シフトなし)。
【0050】さらに、図8において、第2のスイッチ部
2−2は、左方向シフトおよび右方向シフトのいずれも
行うことなく、第1のスイッチ部2−1のスイッチ素子
と、選択線R0、R1および第1の冗長選択線JL0と
が接続されるように、スイッチ素子を動作させる(シフ
トなし)。この場合、1個の欠陥に対応する欠陥選択線
R2は、どのデコード信号線にも接続されず、常に非選
択状態となる。さらに、通常選択用の選択線R0の側に
位置する第1の冗長選択線JL1、および通常選択用の
選択線R7の側に位置する第2の冗長選択線JR0、J
R1のいずれも、デコード信号線に接続されていない状
態になっている。
【0051】図9は、1本の選択線R2に欠陥が存在
し、かつ、これらの欠陥に対し1ビットのシフト冗長を
行う場合の第2例を説明するためのものである。図9に
おいて、第1のスイッチ部2−1は、右側の6本のデコ
ード信号線が、通常選択用の選択線R7に近い側に位置
する第2の冗長選択線JR0の方向にシフトするよう
に、対応する6本のスイッチ素子の切替動作を行う(右
方向シフト)。さらに、第1のスイッチ部2−1および
第2のスイッチ部2−2は、左方向シフトおよび右方向
シフトのいずれも行うことなく、デコード信号線と選択
線R0、R1とが接続されるように、スイッチ素子を動
作させる(シフトなし)。
【0052】さらに、図9において、第2のスイッチ部
2−2は、左方向シフトおよび右方向シフトのいずれも
行うことなく、第1のスイッチ部2−1のスイッチ素子
と、選択線R3〜R7および第2の冗長選択線JR0と
が接続されるように、スイッチ素子を動作させる(シフ
トなし)。この場合、1個の欠陥に対応する欠陥選択線
R2は、どのデコード信号線にも接続されず、常に非選
択状態となる。さらに、通常選択用の選択線R0の側に
位置する第1の冗長選択線JL0、JL1、および通常
選択用の選択線R7の側に位置する第2の冗長選択線J
R1のいずれも、デコード信号線に接続されていない状
態になっている。
【0053】換言すれば、図8および図9においては、
通常選択用の選択線に近い側に位置する冗長選択線JL
0、JR0のいずれか一方を使用して1ビットのシフト
冗長を行うことが可能になる。この場合、第1のスイッ
チ部のスイッチ素子のみが、デコード信号線をいずれか
1本の冗長選択線の方向にシフトさせるための切替動作
を行うようになっている。
【0054】図11は、4本の選択線に欠陥が生じた場
合にスイッチ部の動作による各部の信号レベルを示す図
であり、図12は、3本の選択線に欠陥が生じた場合に
スイッチ部の動作による各部の信号レベルを示す図であ
る。ここでは、2本の第1の冗長選択線JL0、JL
1、2本の第1の冗長選択線JR0、JR1、および8
本の通常選択用の選択線R0〜R7が設けられている半
導体記憶装置において、4本または3本の選択線に欠陥
が生じた場合に、第1および第2のスイッチ部が切替動
作を行ったときの各部の信号レベルを示すこととする。
図11は、前述の図2のようなスイッチ部の切替動作を
行ったときの各部の信号レベルを示し、図12は、前述
の図3のようなスイッチ部の切替動作を行ったときの各
部の信号レベルを示している。
【0055】図1に示したシフト冗長ヒューズ回路部4
は、通常動作時に使用される通常選択用のヒューズ回
路、冗長選択時に使用される冗長選択用ヒューズ回路、
および、冗長選択線に不良がないか否かを確認するため
の強制冗長時に使用される強制冗長用ヒューズ回路を有
する。これらの通常選択用のヒューズ回路は、対応する
ヒューズを切断した場合に低電圧レベル(“L”レベ
ル)を出力し、切断しない場合には高電圧レベル
(“H”レベル)を出力する。また一方で、冗長選択用
ヒューズ回路(および強制冗長用ヒューズ回路)は、そ
れとは逆に、ヒューズ(冗長選択用ヒューズ)を切断し
た場合に“H”レベルを出力し、切断しない場合には
“L”レベルを出力する。この場合、1ビットのシフト
冗長に対し、欠陥選択線に対応するヒューズ回路のヒュ
ーズと、第1および第2の冗長選択線中のいずれか1本
の冗長選択線に対応する冗長選択用ヒューズ回路のヒュ
ーズの2本が切断される。したがって、図11のように
4ビットのシフト冗長を行う場合は、4本の欠陥選択線
に対応する4本のヒューズと、4本の第1および第2の
冗長選択線の全てに対応する冗長選択用ヒューズ回路の
ヒューズ(冗長選択用ヒューズ)の計8本が切断され
る。また一方で、図12のように3ビットのシフト冗長
を行う場合は、3本の欠陥選択線に対応する3本のヒュ
ーズと、第1および第2の冗長選択線の中で内側に位置
する2本のヒューズと、外側に位置する1本のヒューズ
の計6本が切断される。
【0056】さらに、第1のシフト冗長制御回路部3−
1内の複数のシフト制御回路は、図16にて後述するよ
うに、一方の第1の入力信号uin0と一方の第1の出
力信号uout0を接続すると共に、他方の第1の入力
信号lin0と他方の第1の出力信号lout0を接続
することによって、後述の図19に示すように、直列接
続された回路を2段構えにした構成になっている。また
一方で、第2のシフト冗長制御回路部3−2内の複数の
シフト制御回路もまた、図16にて後述するように、一
方の第2の入力信号uin1と一方の第2の出力信号u
out1、および、他方の第2の入力信号lin1と他
方の第2の出力信号lout1を接続することによっ
て、後述の図19に示すように、直列接続された回路を
2段構えにした構成になっている。
【0057】第1のスイッチ部2−1内の各々のスイッ
チ素子の切替動作は、第1のシフト冗長制御回路部3−
1から出力される第1の出力信号uout0と第1の出
力信号lout0の“H”レベルおよび“L”レベルの
組み合わせにより制御される。ヒューズを切断しない場
合、第1の出力信号uout0および第1の出力信号l
out0の出力レベルは全て“L”レベルになる。さら
に、このとき、シフト冗長ヒューズ回路部4において、
冗長選択線以外の選択線に対応するヒューズ回路の出力
は“H”レベルになり、冗長選択線に対応する冗長選択
用ヒューズ回路の出力は“L”レベルになる。この場合
は、シフト冗長動作はないと判断する。
【0058】また一方で、第2のスイッチ部2−2内の
各々のスイッチ素子の切替動作は、第2のシフト冗長制
御回路部3−2から出力される第2の出力信号uout
1と第2の出力信号lout1の“H”レベルおよび
“L”レベルの組み合わせにより制御される。ヒューズ
を切断しない場合、第2の出力信号uout1および第
2の出力信号lout1の出力レベルは全て“L”レベ
ルになる。
【0059】ここで、図11に示すように、4本の欠陥
選択線R1、R3、R5およびR7にそれぞれ対応する
ヒューズを切断すると共に、4本の第1および第2の冗
長選択線JL0、JL1、JR0およびJR1にそれぞ
れ対応する冗長選択用ヒューズ回路の4本のヒューズ
(冗長選択用ヒューズ)を切断した場合について考察す
る。このときに、切断した4本の欠陥選択線R1、R
3、R5およびR7にそれぞれ対応するヒューズ回路の
出力は“L”レベルになり、切断した4本の冗長選択線
JL0、JL1、JR0およびJR1にそれぞれ対応す
る冗長選択用ヒューズ回路の出力は“H”レベルにな
る。
【0060】この場合、第1のシフト冗長制御回路部3
−1は、左側の4本のデコード信号線が、通常選択用の
選択線R0に近い側に位置する第1の冗長選択線JL0
の方向にシフトするように、第1のスイッチ部2−1の
切替動作を制御する(左方向シフト←)。さらに、第1
のシフト冗長制御回路部3−1は、右側の3本のデコー
ド信号線が、通常選択用の選択線R7に近い側に位置す
る第2の冗長選択線JR0の方向にシフトするように、
第1のスイッチ部2−1の切替動作を制御する(右方向
シフト→)。さらに、第1のシフト冗長制御回路部3−
1および第2のシフト冗長制御回路部3−2は、左方向
シフトおよび右方向シフトのいずれも行うことなく、デ
コード信号線と選択線R4とが接続されるように、第1
のスイッチ部2−1および第2のスイッチ部2−2の動
作を制御する(シフトなし↑)。さらに、第1のシフト
冗長制御回路部3−1および第2のシフト冗長制御回路
部3−2は、欠陥選択線R3、R5がデコード信号線に
接続されない非選択状態になるように(図11の第1お
よび第2のシフト冗長制御回路部3−1、3−2の欄の
“X”(ただし、欠陥選択線R3、R5に関係する部
分)に対応する)、第1のスイッチ部2−1および第2
のスイッチ部2−2の動作を制御する。
【0061】さらに、図11に示すように、第2のシフ
ト冗長制御回路部3−2は、左側の3本のデコード信号
線が、通常選択用の選択線R0から離れた側に位置する
第1の冗長選択線JL1の方向にさらにシフトするよう
に、第2のスイッチ部2−2の切替動作を制御する(左
方向シフト←)。さらに、第2のシフト冗長制御回路部
3−2は、右側の2本のデコード信号線が、通常選択用
の選択線R7から離れた側に位置する第2の冗長選択線
JR1の方向にさらにシフトするように、第2のスイッ
チ部2−2の切替動作を制御する(右方向シフト→)。
さらに、第2のシフト冗長制御回路部3−2は、左方向
シフトおよび右方向シフトのいずれも行うことなく、デ
コード信号線と選択線R2、R6とが接続されるよう
に、第2のスイッチ部2−2の切替動作を制御する(シ
フトなし↑)。さらに、第2のシフト冗長制御回路部3
−2は、2本の欠陥選択線R1、R7がデコード信号線
に接続されない非選択状態になるように(図11の第2
のシフト冗長制御回路部3−2の欄の“X”(ただし、
欠陥選択線R1、R7に関係する部分)に対応する)、
第2のスイッチ部2−2の動作を制御する。このように
して、4本の欠陥選択線R1、R3、R5およびR7
を、どのデコード信号線にも接続されない非選択状態に
することにより、これらの欠陥選択線を救済することが
可能になる。
【0062】このとき、第1のシフト冗長制御回路部3
−1において、左方向シフトが行われる通常選択用のヒ
ューズおよび冗長選択用ヒューズからの信号が入力され
る位置の第1の出力信号uout0のみ“H”レベルに
なっており、それ以外の位置の第1の出力信号uout
0は全て“L”レベルになるため、一方の第1の出力信
号uout0=“H”で他方の第1の出力信号lout
0=“L”の状態を左方向シフトと判定すればよい。ま
た一方で、第2のシフト冗長制御回路部3−2におい
て、左方向シフトが行われる通常選択用のヒューズおよ
び冗長選択用ヒューズからの信号が入力される位置の第
2の出力信号uout1のみ“H”レベルになってお
り、それ以外の位置の第2の出力信号は全て“L”レベ
ルになるため、一方の第2の出力信号uout1=
“H”で他方の第2の出力信号lout1=“L”の状
態を左方向シフトと判定すればよい。
【0063】さらに、第1のシフト冗長制御回路部3−
1において、右方向シフトが行われる通常選択用のヒュ
ーズおよび冗長選択用ヒューズからの信号が入力される
位置の第1の出力信号lout0のみ“H”レベルにな
っており、それ以外の位置の第1の出力信号lout0
は全て“L”レベルになるため、一方の第1の出力信号
uout0=“L”で他方の第1の出力信号lout0
=“H”の状態を右方向シフトと判定すればよい。また
一方で、第2のシフト冗長制御回路部3−2において、
右方向シフトが行われる通常選択用のヒューズおよび冗
長選択用ヒューズからの信号が入力される位置の第2の
出力信号lout1のみ“H”レベルになっており、そ
れ以外の位置の第2の出力信号lout1は全て“L”
レベルになるため、一方の第2の出力信号uout1=
“L”で他方の第2の出力信号lout1=“H”の状
態を右方向シフトと判定すればよい。
【0064】また一方で、図12に示すように、3本の
欠陥選択線R1、R3およびR6にそれぞれ対応するヒ
ューズを切断すると共に、2本の第1の冗長選択線JL
0、JL1、および1本の第2の冗長選択線JR0(す
なわち、3本の冗長選択線)にそれぞれ対応する冗長選
択用ヒューズ回路の3本のヒューズ(冗長選択用ヒュー
ズ)を切断した場合について考察する。このときに、切
断した3本の欠陥選択線R1、R3およびR6にそれぞ
れ対応するヒューズ回路の出力は“L”レベルになり、
切断した3本の冗長選択線JL0、JL1およびJR0
にそれぞれ対応する冗長選択用ヒューズ回路の出力は
“H”レベルになる。
【0065】この場合、第1のシフト冗長制御回路部3
−1は、左側の4本のデコード信号線が、通常選択用の
選択線R0に近い側に位置する第1の冗長選択線JL0
の方向にシフトするように、第1のスイッチ部2−1の
切替動作を制御する(左方向シフト←)。さらに、第1
のシフト冗長制御回路部3−1は、右側の2本のデコー
ド信号線が、通常選択用の選択線R7に近い側に位置す
る第2の冗長選択線JR0の方向にシフトするように、
第1のスイッチ部2−1の切替動作を制御する(右方向
シフト→)。さらに、第1のシフト冗長制御回路部3−
1および第2のシフト冗長制御回路部3−2は、左方向
シフトおよび右方向シフトのいずれも行うことなく、デ
コード信号線と選択線R4、R5とが接続されるよう
に、第1のスイッチ部2−1および第2のスイッチ部2
−2の動作を制御する(シフトなし↑)。さらに、第1
のシフト冗長制御回路部3−1および第2のシフト冗長
制御回路部3−2は、欠陥選択線R3、R6がデコード
信号線に接続されない非選択状態になるように(図12
の第1および第2のシフト冗長制御回路部3−1、3−
2の欄の“X”(ただし、欠陥選択線R3、R6に関係
する部分)に対応する)、第1のスイッチ部2−1およ
び第2のスイッチ部2−2の動作を制御する。
【0066】さらに、図12に示すように、第2のシフ
ト冗長制御回路部3−2は、左側の3本のデコード信号
線が、通常選択用の選択線R0から離れた側に位置する
第1の冗長選択線JL1の方向にさらにシフトするよう
に、第2のスイッチ部2−2の切替動作を制御する(左
方向シフト←)。さらに、第2のシフト冗長制御回路部
3−2は、左方向シフトおよび右方向シフトのいずれも
行うことなく、デコード信号線と、選択線R2、R7お
よび第2の冗長選択線JR0とが接続されるように、ス
イッチ素子を動作させる(シフトなし)。さらに、第2
のシフト冗長制御回路部3−2は、1本の欠陥選択線R
1がデコード信号線に接続されない非選択状態になるよ
うに(図12の第2のシフト冗長制御回路部3−2の欄
の“X”(ただし、欠陥選択線R1に関係する部分)に
対応する)、第2のスイッチ部2−2の動作を制御す
る。このようにして、3本の欠陥選択線R1、R3およ
びR6を、どのデコード信号線にも接続されない非選択
状態にすることにより、これらの欠陥選択線を救済する
ことが可能になる。
【0067】このとき、第1のシフト冗長制御回路部3
−1においては、図11の場合と同じように、左方向シ
フトが行われる通常選択用のヒューズおよび冗長選択用
ヒューズからの信号が入力される位置の第1の出力信号
uout0のみ“H”レベルになっており、それ以外の
位置の第1の出力信号uout0は全て“L”レベルに
なるため、一方の第1の出力信号uout0=“H”で
他方の第1の出力信号lout0=“L”の状態を左方
向シフトと判定すればよい。また一方で、第2のシフト
冗長制御回路部3−2においても、図11の場合と同じ
ように、左方向シフトが行われる通常選択用のヒューズ
および冗長選択用ヒューズからの信号が入力される位置
の第2の出力信号uout1のみ“H”レベルになって
おり、それ以外の位置の第2の出力信号は全て“L”レ
ベルになるため、一方の第2の出力信号uout1=
“H”で他方の第2の出力信号lout1=“L”の状
態を左方向シフトと判定すればよい。
【0068】ついで、本発明の1ビット〜4ビットのシ
フト冗長機能を有する半導体記憶装置の一実施例の主要
部の構成を順次説明する。図13は、本発明の一実施例
における通常選択用のヒューズ回路の構成を示す回路図
である。図13の通常選択用のヒューズ回路(ただし、
強制冗長時に冗長される選択線用のヒューズ回路は除
く)60は、図1に示したような選択線R0〜R3、R
6〜R(n−7)、およびR(n−4)〜R(n−1)
と一対一に対応して設けられるシフト冗長ヒューズ回路
部4内の複数のヒューズ回路の一つを示すものである。
【0069】図13において、sttxは、例えば、電
源投入時、電源が立ち上がるまでは“H”レベルであ
り、電源が立ち上がった後は“L”レベルになる制御信
号で、cfsはヒューズ回路60の出力信号である。図
13に示すヒューズ回路60は、制御信号sttxが入
力されるPチャネル型トランジスタ41およびNチャネ
ル型トランジスタ42と、Nチャネル型トランジスタ4
4と、2つのインバータ43、45とを備えている。ヒ
ューズ40が切断されていない場合、電源が立ち上がっ
た後は、ヒューズ回路の出力信号cfsは“H”レベル
になる。ヒューズ40が切断されている場合、ヒューズ
回路の出力信号cfsは“L”レベルになる。
【0070】図14は、本発明の一実施例における冗長
選択用ヒューズ回路の構成を示す回路図である。図14
の冗長選択用ヒューズ回路60jは、図1のシフト冗長
ヒューズ回路部4内の第1および第2の冗長選択線JL
0、JL1、JR0およびJR1に使用される冗長選択
用ヒューズ回路の各々に対応するものである。図14に
おいて、ftpzは、冗長選択線に不良がないか否かを
確認するための強制冗長を行う際に“H”レベルになる
制御信号である。図14に示す冗長選択用ヒューズ回路
60jは、制御信号sttxが入力されるPチャネル型
トランジスタ41rおよびNチャネル型トランジスタ4
3rと、制御信号ftpzが入力されるPチャネル型ト
ランジスタ42rおよびNチャネル型トランジスタ44
rと、Nチャネル型トランジスタ45rと、インバータ
46rとを備えている。ヒューズ(冗長選択用ヒュー
ズ)40rが切断されておらず、かつ、強制冗長を行わ
ない場合(制御信号ftpz=“L”)場合、冗長選択
用ヒューズ回路の出力信号cfsjは“L”レベルにな
る。また一方で、ヒューズ40rを実際に切断した場
合、冗長選択用ヒューズ回路の出力信号cfsjは
“H”レベルになる。
【0071】さらに、図14において、ヒューズ40r
が切断されておらず、かつ、強制冗長を行った場合(制
御信号ftpz=“H”)、Pチャネル型トランジスタ
42rがオフ状態になり、Nチャネル型トランジスタ4
4rがオン状態になってノードn03が“L”レベルに
なる。この結果、冗長選択用ヒューズ回路の出力信号c
fsjは“H”レベルになる。この場合は、ヒューズ4
0rが見かけ上切断された状態になり、後述の図15の
強制冗長選択用ヒューズ回路と共に強制冗長を行うこと
によって、冗長選択線に不良がないか否かを確認するこ
とができる。
【0072】図13の通常選択用のヒューズ回路、およ
び図14の冗長選択用ヒューズ回路のいずれにおいて
も、冗長の対象とする選択線に対応するヒューズ回路の
ヒューズと、冗長選択線に対応する冗長選択用ヒューズ
回路のヒューズとを切断している。図15は、本発明の
一実施例における強制冗長選択用ヒューズ回路の構成を
示す回路図である。図14に示す強制冗長選択用ヒュー
ズ回路60pjは、図1のシフト冗長ヒューズ回路部4
内の4本の強制冗長選択線(例えば、選択線R4、R
5、R(n−6)およびR(n−5)のように、冗長選
択線と隣接しておらず、かつ、冗長選択線に近い位置に
ある選択線)に使用される強制冗長用ヒューズ回路の各
々に対応するものである。
【0073】図15において、ftpzは、前述したよ
うに、強制冗長を行う際に“H”レベルになる制御信号
である。図15に示す強制冗長用ヒューズ回路60pj
は、制御信号sttxが入力されるPチャネル型トラン
ジスタ41fおよびNチャネル型トランジスタ43f
と、制御信号ftpzが入力されるPチャネル型トラン
ジスタ42fおよびNチャネル型トランジスタ44f
と、Nチャネル型トランジスタ45fと、2つのインバ
ータ46f、47fとを備えている。強制冗長時のヒュ
ーズ40fを切断したように見せかけた場合、強制冗長
ヒューズ回路の出力信号cfsは“L”レベルになる。
この状態で、シフト冗長の対象とする選択線に対応する
ヒューズを切断する前に、冗長選択線に不良がないか否
かを確認することが可能である。
【0074】さらに詳しく説明すると、強制冗長を行う
場合には、Pチャネル型トランジスタ42fおよびNチ
ャネル型トランジスタ44fの各々のゲートに対し、
“H”レベルの制御信号ftpzを入力する。このよう
にすれば、Pチャネル型トランジスタ42fがオフ状態
になり、Nチャネル型トランジスタ44fがオン状態に
なってインバータ46fの入力レベルが“L”レベルに
なる。この結果、インバータ47fの出力レベルが
“L”レベルになり、“L”レベルの出力信号cfsが
生成されることになる。
【0075】また一方で、強制冗長を行わない場合には
(制御信号ftpz=“L”)、Pチャネル型トランジ
スタ42fがオン状態になり、Nチャネル型トランジス
タ44fがオフ状態になってインバータ46fの入力レ
ベルが“H”レベルになる。この結果、インバータ47
fの出力レベルが“H”レベルになり、“H”レベルの
出力信号cfsが生成されることになる。さらに、ヒュ
ーズ40fを実際に切断した場合、Nチャネル型トラン
ジスタ45fがオフ状態になってインバータ46fの入
力レベルが“L”レベルになる。この結果、インバータ
47fの出力レベルが“L”レベルになり、“L”レベ
ルの出力信号cfsが生成されることになる。
【0076】図16は、本発明の一実施例における第1
および第2のシフト制御回路の構成を示す回路図であ
る。ここでは、第1のスイッチ部2−1(図1参照)の
切替動作を制御する第1のシフト冗長制御回路部3−1
(図1参照)を構成する複数の第1のシフト制御回路の
各々を示すと共に、第2のスイッチ部2−2(図1参
照)の切替動作を制御する第2のシフト冗長制御回路部
3−2(図1参照)を構成する複数の第2のシフト制御
回路の各々を示す。
【0077】図16において、uout0は第1のシフ
ト冗長制御回路部3−1の各々の第1のシフト制御回路
における一方の出力信号を示し、lout0は上記第1
のシフト制御回路における他方の出力信号を示す。さら
に、uout1は第2のシフト冗長制御回路部3−2の
各々の第2のシフト制御回路における一方の出力信号を
示し、lout1は上記第2のシフト制御回路における
他方の出力信号を示す。cfsは前述の図13および図
14のヒューズ回路60(および冗長選択用ヒューズ回
路60j)の出力信号を示す。
【0078】さらに、図16において、各々の第1のシ
フト制御回路30−1は、上記のヒューズ回路の出力信
号cfsを受けて第1のスイッチ部2−1の各々のスイ
ッチ素子を制御する回路であり、左シフト用の第1のシ
フト制御回路30−1−lと右シフト用の第1のシフト
制御回路30−1−rを含む。左シフト用の第1のシフ
ト制御回路30−1−lは、2つのNANDゲート31
−1、32−1が図16のように接続された回路により
構成されている。さらに、右シフト用の第1のシフト制
御回路30−1−rもまた、2つのNANDゲート33
−1、34−1が図16のように接続された回路により
構成されている。
【0079】ここでは、第1のシフト冗長制御回路部3
−1内の複数のシフト制御回路は、左シフト用の第1の
シフト制御回路30−1−lにおける一方の第1の入力
信号uin0と一方の第1の出力信号uout0を接続
すると共に、右シフト用の第1のシフト制御回路30−
1−rにおける他方の第1の入力信号lin0と他方の
第1の出力信号lout0を接続することによって、直
列接続された回路を2段構えにした構成になっている。
上記の第1のシフト冗長制御回路部3−1の中で、一方
の端に位置する左シフト用の第1のシフト制御回路の入
力信号uin0、および、他方の端に位置する右シフト
用の第1のシフト制御回路の入力信号lin0は、それ
ぞれ高電圧側の電源(電源電圧Vii)に接続されてお
り、“H”レベルの電圧が入力される。
【0080】さらに、図16において、各々の第2のシ
フト制御回路30−2は、前述の通常選択用のヒューズ
回路60(および冗長選択用ヒューズ回路60j)の出
力信号cfsを受けて第2のスイッチ部2−2の各々の
スイッチ素子を制御する回路であり、左シフト用の第2
のシフト制御回路30−2−lと右シフト用の第2のシ
フト制御回路30−2−rを含む。左シフト用の第2の
シフト制御回路30−2−lは、NANDゲート31−
2およびインバータ32−2が図16のように接続され
た回路により構成されている。さらに、右シフト用の第
2のシフト制御回路30−2−rもまた、NANDゲー
ト33−2およびインバータ34−2が図16のように
接続された回路により構成されている。
【0081】ここでは、第2のシフト冗長制御回路部3
−2内の複数のシフト制御回路は、左シフト用の第2の
シフト制御回路30−2−lにおける一方の第2の入力
信号uin1と一方の第2の出力信号uout1を接続
すると共に、右シフト用の第2のシフト制御回路30−
2−rにおける他方の第2の入力信号lin1と他方の
第2の出力信号lout1を接続することによって、直
列接続された回路を2段構えにした構成になっている。
上記の第2のシフト冗長制御回路部3−2の中で、一方
の端に位置する左シフト用の第2のシフト制御回路の入
力信号uin1、および、他方の端に位置する右シフト
用の第2のシフト制御回路の入力信号lin1は、それ
ぞれ高電圧側の電源(電源電圧Vii)に接続されてお
り、“H”レベルの電圧が入力される。
【0082】第1のスイッチ部2−1内の各々のスイッ
チ素子の切替動作は、第1のシフト冗長制御回路部3−
1から出力される第1の出力信号uout0と第1の出
力信号lout0の“H”レベルおよび“L”レベルの
組み合わせにより制御される。さらに、第2のスイッチ
部2−2内の各々のスイッチ素子の切替動作は、第2の
シフト冗長制御回路部3−2から出力される第2の出力
信号uout1と第2の出力信号lout1の“H”レ
ベルおよび“L”レベルの組み合わせにより制御され
る。
【0083】さらに、図16において、左シフト用の第
2のシフト制御回路30−2−lのNANDゲート31
−2の出力端子が、左シフト用の第1のシフト制御回路
30−1−lのNANDゲート32−1の一方の入力端
子に接続されている。同様にして、右シフト用の第2の
シフト制御回路30−2−rのNANDゲート33−2
の出力端子が、右シフト用の第1のシフト制御回路30
−1−rのNANDゲート34−1の一方の入力端子に
接続されている。このような回路構成においては、第2
のシフト制御回路による第2のスイッチ部2−2のスイ
ッチ素子の右方向シフト動作または右方向シフト動作を
行う場合は、第1のシフト制御回路による第1のスイッ
チ部2−1のスイッチ素子の同方向のシフト動作を必ず
行うようになっているので、第1および第2のスイッチ
部2−1、2−2によるシフト冗長用の切替動作を誤り
なく実行することが可能になる。
【0084】図17は、本発明の一実施例における第1
のスイッチ部の構成を示す回路図であり、図18は、本
発明の一実施例における第2のスイッチ部の構成を示す
回路図である。ここでは、第1のスイッチ部2−1およ
び第2のスイッチ部2−2における複数のスイッチ素子
の各々の回路構成を示す。この場合、第1および第2の
スイッチ部2−1、2−2の複数のスイッチ素子は、既
述したように、2段かつ直列に接続されている。上記の
第1および第2のスイッチ部2−1、2−2は、各々の
スイッチ素子に対応する回路要素を含むものであり、選
択線の負荷が大きくなった場合に当該選択線を駆動して
所定の出力電圧を供給する機能も有する。
【0085】図17に示すように、1段目の第1のスイ
ッチ部2−1における各々のスイッチ素子には、第1の
シフト冗長制御回路部3−1の各々の第1のシフト制御
回路における第1の出力信号uout0が入力され、か
つ、上記第1のシフト制御回路における第1の出力信号
lout0が入力される。cfsは、前述のヒューズ回
路60(図13参照)の出力信号を表し、pcll0、
pclm0およびpclr0は、それぞれ、複数のデコ
ード信号線の中で隣接する3つのデコード信号線d(♯
−1)、d♯、およびd(♯+1)からのデコード信号
に相当する。ここで、♯は、所定のデコード信号線の番
号を表す。pcl1は第1のスイッチ部2−1の任意の
スイッチ素子の出力信号であり、2段目の第2のスイッ
チ部2−2のいずれか一つのスイッチ素子に供給され
る。
【0086】好ましくは、図17に示す第1のスイッチ
部2−1の各々のスイッチ素子は、第1のシフト冗長制
御回路部3−1の各々の第1のシフト制御回路における
第1の出力信号uout0、lout0の組み合わせに
応じて、第1の冗長選択線JL0の方向へのシフト動作
(すなわち、左方向シフト)を行うモード、上記第2の
冗長選択線JR0の方向へのシフト動作(すなわち、右
方向シフト)を行うモード、またはシフト動作を行わな
いモード(すなわち、シフトなし)を選択することが可
能である。
【0087】さらに、図17に示す第1のスイッチ部2
−1の各々のスイッチ素子は、ヒューズ回路の出力信号
cfsをインバータ20−1により反転した信号、第1
のシフト制御回路の一方の出力信号uout1、および
第1のシフト制御回路の他方の出力信号lout1を3
つの入力信号とするNORゲート(否定論理和ゲート)
21−1と、3つのインバータ22−1、24−1およ
び26−1と、3つのトランスファゲート23−1、2
5−1および27−1からなる3方向性のスイッチ素子
とを備えている。
【0088】さらに詳しく説明すると、第1のシフト制
御回路の出力信号uout0およびlout0が共に
“L”レベルで、ヒューズ回路の出力信号cfsが
“H”レベルである場合、シフト冗長動作を行わないモ
ードが選択されて第2番目のトランスファゲート25−
1がオン状態になる。第1のシフト制御回路の出力信号
uout0およびlout0がそれぞれ“H”レベルお
よび“L”レベルで、ヒューズ回路の出力信号cfsが
“H”レベルである場合、一方の方向へのシフト冗長動
作を行うモードが選択されて第1番目のトランスファゲ
ート23−1がオン状態になる。第1のシフト制御回路
の出力信号uout0およびlout0がそれぞれ
“L”レベルおよび“H”レベルで、ヒューズ回路の出
力信号cfsが“H”レベルである場合、他方の方向へ
のシフト冗長動作を行うモードが選択されて第3番目の
トランスファゲート27−1がオン状態になる。
【0089】また一方で、図18に示すように、2段目
の第2のスイッチ部2−2における各々のスイッチ素子
には、第2のシフト冗長制御回路部3−2の各々の第2
のシフト制御回路における第2の出力信号uout1が
入力され、かつ、上記第2のシフト制御回路における第
2の出力信号lout1が入力される。cfsは、前述
のヒューズ回路60(図13参照)の出力信号を表し、
pcll1、pclm1およびpclr1は、それぞ
れ、第1のスイッチ部2−1の複数のスイッチ素子の中
で隣接する3つのスイッチ素子からの出力信号(図17
のpcl1)に相当する。cslは第2のスイッチ部2
−2の任意のスイッチ素子の出力信号であり、任意の1
本の選択線に供給される。
【0090】好ましくは、図18に示す第2のスイッチ
部2−2の各々のスイッチ素子は、第2のシフト冗長制
御回路部3−2の各々の第2のシフト制御回路における
第2の出力信号uout1、lout1の組み合わせに
応じて、第2の冗長選択線JL1の方向へのシフト動作
(すなわち、左方向シフト)を行うモード、上記第2の
冗長選択線JL0の方向へのシフト動作(すなわち、右
方向シフト)を行うモード、またはシフト動作を行わな
いモード(すなわち、シフトなし)を選択することが可
能である。
【0091】さらに、図18に示す第2のスイッチ部2
−2の各々のスイッチ素子は、ヒューズ回路の出力信号
cfsをインバータ20−2により反転した信号、第2
のシフト制御回路の一方の出力信号uout1、および
第2のシフト制御回路の他方の出力信号lout1を3
つの入力信号とするNORゲート(否定論理和ゲート)
21−2と、3つのインバータ22−2、24−2およ
び26−2と、3つのトランスファゲート23−2、2
5−2および27−2からなる3方向性のスイッチ素子
とを備えている。
【0092】さらに詳しく説明すると、第2のシフト制
御回路の出力信号uout1およびlout1が共に
“L”レベルで、ヒューズ回路の出力信号cfsが
“H”レベルである場合、シフト冗長動作を行わないモ
ードが選択されて第2番目のトランスファゲート25−
2がオン状態になる。第2のシフト制御回路の出力信号
uout1およびlout1がそれぞれ“H”レベルお
よび“L”レベルで、ヒューズ回路の出力信号cfsが
“H”レベルである場合、一方の方向へのシフト冗長動
作を行うモードが選択されて第1番目のトランスファゲ
ート23−2がオン状態になる。第2のシフト制御回路
の出力信号uout1およびlout1がそれぞれ
“L”レベルおよび“H”レベルで、ヒューズ回路の出
力信号cfsが“H”レベルである場合、他方の方向へ
のシフト冗長動作を行うモードが選択されて第3番目の
トランスファゲート27−2がオン状態になる。
【0093】さらに、第2のシフト制御回路の出力信号
uout1およびlout1が共に“L”レベルで、ヒ
ューズ回路の出力信号cfsが“L”レベルである場
合、3個のトランスファゲート23−1、25−1およ
び27−1のいずれもオフ状態になる。このときに、P
チャネル型トランジスタ28−2がオン状態になって
“H”レベルの電圧がインバータ29−2に入力され
る。このインバータ29−2は出力ドライバとして機能
し、同出力ドライバの出力電圧は“L”レベルになる。
すなわち、この出力ドライバ29−2に接続された選択
線が欠陥選択線である場合、この欠陥選択線を常に非選
択状態にすることができる。
【0094】図19および図20は、それぞれ、本発明
の一実施例に係る全体的な回路構成を示すブロック図の
その1およびその2を示すものである。ここでは、前述
の図13の通常選択用のヒューズ回路や、図14の冗長
選択用ヒューズ回路や、図16の第1および第2のシフ
ト制御回路や、図17および図18の第1および第2の
スイッチ部等からなる複数の子回路を互いに結線するこ
とによって、64本の選択線R0〜R63、および4本
の第1および第2の冗長選択線JL0、JL0、JR0
およびJR1を配置してなる半導体記憶装置(親回路)
を形成した場合を例示している。
【0095】図19は、このような親回路の左端部を示
し、図20は上記親回路の右端部を示している。図19
および図20においては、複数の通常選択用のヒューズ
回路(例えば、1番目のヒューズ回路60−0〜64番
目のヒューズ回路60−63)が、複数の第1のシフト
制御回路にそれぞれ接続されている。これらの第1のシ
フト制御回路は、1番目の左シフト用の第1のシフト制
御回路30−1−l0〜64番目の左シフト用の第1の
シフト制御回路30−1−l63と、1番目の右シフト
用の第2のシフト制御回路30−1−r0〜64番目の
右シフト用の第1のシフト制御回路30−1−r63と
を有する。
【0096】さらに、これらの第1のシフト制御回路か
らの出力信号(uout0およびlout0)は、第1
のスイッチ部2−1の複数のスイッチ素子の切替動作を
制御するために使用される。さらに、図1に示したデコ
ーダ回路のデコード信号線は、第1のスイッチ部2−1
の複数のスイッチ素子に接続されており、上記デコーダ
回路から出力されるデコード信号Sdecは、第1のス
イッチ部2−1の複数のスイッチ素子に供給される。な
お、前述したように、第1のスイッチ部2−1の複数の
スイッチ素子の各々は、これらのスイッチ素子に対応す
る回路要素を含むものである。
【0097】さらに、図19および図20においては、
複数の通常選択用のヒューズ回路が、複数の第2のシフ
ト制御回路にもそれぞれ接続されている。これらの第2
のシフト制御回路は、1番目の左シフト用の第2のシフ
ト制御回路30−2−l0〜64番目の左シフト用の第
2のシフト制御回路30−2−l63と、1番目の右シ
フト用の第2のシフト制御回路30−2−r0〜64番
目の右シフト用の第1のシフト制御回路30−2−r6
3とを有する。
【0098】さらに、これらの第2のシフト制御回路か
らの出力信号(uout1およびlout1)は、第2
のスイッチ部2−2の複数のスイッチ素子の切替動作を
制御するために使用される。さらに、図1に示した第1
のスイッチ部2−1の複数のスイッチ素子は、第2のス
イッチ部2−2の複数のスイッチ素子に接続されてお
り、上記デコーダ回路から出力されるデコード信号Sd
ecは、第1のスイッチ部2−1の複数のスイッチ素子
を介して、第2のスイッチ部2−2の複数のスイッチ素
子に供給される。なお、ここでも、第2のスイッチ部2
−2の複数のスイッチ素子の各々は、これらのスイッチ
素子に対応する回路要素を含むものである。
【0099】さらに、図19および図20においては、
左端の選択線R0に近い側に位置する冗長選択用ヒュー
ズ回路60j−l0が、左シフト用の第1の冗長選択用
のシフト制御回路30−1−jll0に接続されてい
る。また一方で、右端の選択線R63に近い側に位置す
る冗長選択用ヒューズ回路60j−r0が、右シフト用
の第1の冗長選択用のシフト制御回路30−1−jrr
0に接続されている。
【0100】さらに、図19および図20においては、
左端の選択線R0に近い側に位置する冗長選択用ヒュー
ズ回路60j−l0が、左シフト用の第2の冗長選択用
のシフト制御回路30−2−jll0と、右シフト用の
第2の冗長選択用のシフト制御回路30−2−jlr0
に接続されている。さらに、左端の選択線R0から離れ
た側に位置する冗長選択用ヒューズ回路60j−l1
が、左シフト用の第2の冗長選択用のシフト制御回路3
0−2−jll1に接続されている。また一方で、右端
の選択線R63に近い側に位置する冗長選択用ヒューズ
回路60j−r0が、左シフト用の第2の冗長選択用の
シフト制御回路30−2−jrl0と、右シフト用の第
2の冗長選択用のシフト制御回路30−2−jrr0に
接続されている。さらに、右端の選択線R63から離れ
た側に位置する冗長選択用ヒューズ回路60j−r1
が、右シフト用の第2の冗長選択用のシフト制御回路3
0−2−jrr1に接続されている。
【0101】さらに、図19および図20のシフト制御
回路は、互いに隣接する左シフト用の第1のシフト制御
回路における一方の第1の入力信号uin0と一方の第
1の出力信号uout0を接続すると共に、互いに隣接
する右シフト用の第1のシフト制御回路における他方の
第1の入力信号lin0と他方の第1の出力信号lou
t0を接続することによって、直列接続された回路を2
段構えにした構成になっている。左端に位置する左シフ
ト用の第1の冗長選択用のシフト制御回路30−1−j
ll0の入力信号uin0、および、右端に位置する右
シフト用の第2の冗長選択用のシフト制御回路30−1
−jrr0の入力信号lin0は、それぞれ高電圧側の
電源(電源電圧Vii)より“H”レベルの電圧が入力
される。
【0102】さらに、図19および図20のシフト制御
回路は、互いに隣接する左シフト用の第2のシフト制御
回路における一方の第2の入力信号uin1と一方の第
2の出力信号uout1を接続すると共に、右シフト用
の第2のシフト制御回路における他方の第2の入力信号
lin1と他方の第2の出力信号lout1を接続する
ことによって、直列接続された回路を2段構えにした構
成になっている。左端に位置する左シフト用の第2の冗
長選択用のシフト制御回路30−2−jll1の入力信
号uin1、および、右端に位置する右シフト用の第2
の冗長選択用のシフト制御回路30−2−jrr1の入
力信号lin1は、それぞれ高電圧側の電源(電源電圧
Vii)より“H”レベルの電圧が入力される。
【0103】上記の実施例においては、1ビット〜4ビ
ットのシフト冗長処理を行うために、複数の選択線に対
し一対一対応でヒューズを設ける必要がある。それゆえ
に、選択線の数が増加するにつれてヒューズの数も増大
する。例えば、64本の選択線が配置された半導体記憶
装置においては、64本の選択線、および4本の冗長選
択線にそれぞれ対応する合計68個のヒューズを半導体
チップ上にレイアウトしなければならない。
【0104】このような点を考慮し、必要なヒューズの
数をできる限り節減するようにするために、複数のヒュ
ーズの組み合わせにより生成される信号をデコードする
ことによってヒューズデコード信号を生成することもで
きる。例えば、64本の選択線にそれぞれ対応するヒュ
ーズデコード信号を生成する場合、6本(26 =64)
のヒューズを組み合わせることによって64通りのヒュ
ーズデコード信号が生成されるので、4本の冗長選択用
ヒューズを含めても16本のヒューズを用意すればよい
ことになる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置によれば、少なくとも2ビットのシフト冗長機能
を有するスイッチ部を2段かつ直列に配置し、各々のス
イッチ部に対して、一方の端の冗長選択線の方向もしく
は他方の端の冗長選択線の方向または双方の冗長選択線
の方向にデコード信号線をシフトさせる切替動作を行わ
せることにより、群不良等に起因して半導体チップ上に
3本以上の欠陥選択線が発生した場合に、3ビット以上
のシフト冗長動作を行って上記の欠陥選択線を救済する
ことがすることができるので、チップ製造上の歩留りが
向上する。
【0106】さらに、本発明の半導体記憶装置によれ
ば、2段に配置されたスイッチ部の少なくとも一方のス
イッチ部に対して、一方の冗長選択線の方向もしくは他
方の冗長選択線の方向または双方の冗長選択線の方向に
切替動作を行わせることにより、半導体チップ上に1本
または2本の欠陥選択線が発生した場合でも、これらの
欠陥選択線を救済することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示すブロック図である。
【図2】4本の選択線に欠陥が生じた場合のスイッチ部
の動作を示す模式図である。
【図3】3本の選択線に欠陥が生じた場合のスイッチ部
の動作の第1例を示す模式図である。
【図4】3本の選択線に欠陥が生じた場合のスイッチ部
の動作の第2例を示す模式図である。
【図5】2本の選択線に欠陥が生じた場合のスイッチ部
の動作の第1例を示す模式図である。
【図6】2本の選択線に欠陥が生じた場合のスイッチ部
の動作の第2例を示す模式図である。
【図7】2本の選択線に欠陥が生じた場合のスイッチ部
の動作の第3例を示す模式図である。
【図8】1本の選択線に欠陥が生じた場合のスイッチ部
の動作の第1例を示す模式図である。
【図9】1本の選択線に欠陥が生じた場合のスイッチ部
の動作の第2例を示す模式図である。
【図10】選択線に欠陥がない場合のスイッチ部の動作
を示す模式図である。
【図11】4本の選択線に欠陥が生じた場合にスイッチ
部の動作による各部の信号レベルを示す図である。
【図12】3本の選択線に欠陥が生じた場合にスイッチ
部の動作による各部の信号レベルを示す図である。
【図13】本発明の一実施例における通常選択用のヒュ
ーズ回路の構成を示す回路図である。
【図14】本発明の一実施例における冗長選択用ヒュー
ズ回路の構成を示す回路図である。
【図15】本発明の一実施例における強制冗長用ヒュー
ズ回路の構成を示す回路図である。
【図16】本発明の一実施例における第1および第2の
シフト制御回路の構成を示す回路図である。
【図17】本発明の一実施例における第1のスイッチ部
の構成を示す回路図である。
【図18】本発明の一実施例における第2のスイッチ部
の構成を示す回路図である。
【図19】本発明の一実施例に係る全体的な回路構成を
示すブロック図(その1)である。
【図20】本発明の一実施例に係る全体的な回路構成を
示すブロック図(その2)である。
【図21】従来の2ビットのシフト冗長機能を有する半
導体記憶装置の構成例を示すブロック図である。
【図22】図21に係る2ビットのシフト冗長動作を説
明するための模式図である。
【符号の説明】
1…シフト冗長回路 2−1…第1のスイッチ部 2−2…第2のスイッチ部 3−1…第1のシフト冗長制御回路部 3−2…第2のシフト冗長制御回路部 4…シフト冗長ヒューズ回路部 5…デコーダ回路 20−1、20−2…インバータ 21−1、21−2…NORゲート 22−1、24−1および26−1…インバータ 22−2、24−2および26−2…インバータ 23−1、25−1および27−1…トランスファゲー
ト 23−2、25−2および27−2…トランスファゲー
ト 28−2…Pチャネル型トランジスタ 30−1…第1のシフト制御回路 30−1−l…左シフト用の第1のシフト制御回路 30−1−r…右シフト用の第1のシフト制御回路 30−2…第2のシフト制御回路 30−2−l…左シフト用の第2のシフト制御回路 30−2−r…右シフト用の第2のシフト制御回路 31−1、31−2…NANDゲート 32−1…NANDゲート 32−2…インバータ 33−1、33−2…NANDゲート 34−1…NANDゲート 34−2…インバータ 40…ヒューズ 41…Pチャネル型トランジスタ 42、44…Nチャネル型トランジスタ 43、45…インバータ 60…ヒューズ回路 60j…冗長選択用ヒューズ回路 60pj…強制冗長用ヒューズ回路 100…シフト冗長回路 200…スイッチ部 300…シフト冗長制御回路部 400…シフト冗長ヒューズ回路部 500…デコーダ回路 R0〜R(n−1)…選択線 JL0、JL0、JR0およびJR1…冗長選択線 sl0〜sl(n−1)…選択線 slj0、slj1…冗長選択線 cl0〜sl63…選択線 clj0、clj1…冗長選択線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 16/06 G11C 17/00 639A 5L106 (72)発明者 菊竹 陽 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B015 JJ00 KB44 KB91 NN09 QQ15 5B018 GA06 KA14 MA32 NA02 NA03 NA06 NA10 PA03 RA13 5B024 AA15 BA18 BA29 CA17 5B025 AD02 AD13 AE00 5B060 MB02 5L106 AA01 AA02 AA10 CC12 CC17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給されるアドレス信号に基づ
    き、複数のメモリセルから特定のメモリセルを選択して
    データの書き込みまたは読み出しを行うための複数の選
    択線を配置してなる半導体記憶装置において、 前記複数の選択線の中で、一方の端に位置する少なくと
    も2本の第1の冗長選択線、および他方の端に位置する
    少なくとも2本の第2の冗長選択線と、 前記アドレス信号をデコードした複数のデコード信号線
    を、前記複数の選択線および前記冗長選択線に切替可能
    に接続するために、少なくとも2段に配置された第1の
    スイッチ部および第2のスイッチ部とを備え、 前記複数の選択線内に欠陥が発生した場合に、前記第1
    のスイッチ部により、前記デコード信号線の少なくとも
    1本を前記第1の冗長選択線の方向にシフトさせる第1
    の切替動作を行うか、または、前記デコード信号線の少
    なくとも1本を前記第2の冗長選択線の方向にシフトさ
    せる第2の切替動作を行うか、または、前記第1の切替
    動作と前記第2の切替動作の双方の切替動作を行うよう
    にし、 前記第2のスイッチ部により、前記第1の切替動作を行
    った前記デコード信号線の少なくとも1本を、さらに前
    記第1の冗長選択線の方向にシフトさせる第3の切替動
    作を行うか、または、前記第2の切替動作を行った前記
    デコード信号線の少なくとも1本を、さらに前記第2の
    冗長選択線の方向にシフトさせる第4の切替動作を行う
    か、または、前記第3の切替動作と前記第4の切替動作
    の双方の切替動作を行うか、または、前記第3の切替動
    作と前記第4の切替動作のいずれの切替動作も行わない
    ようにすることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の選択線内の4本の選択線に欠
    陥が発生した場合に、前記第1のスイッチ部による前記
    第1の切替動作と前記第2の切替動作の双方の切替動作
    を行うと共に、前記第2のスイッチ部による前記第3の
    切替動作と前記第4の切替動作の双方の切替動作を行う
    ように構成される請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の選択線内の3本の選択線に欠
    陥が発生した場合に、前記第1のスイッチ部による前記
    第1の切替動作と前記第2の切替動作の双方の切替動作
    を行うと共に、前記第2のスイッチ部による前記第3の
    切替動作と前記第4の切替動作のいずれか一方の切替動
    作を行うように構成される請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数の選択線内の2本の選択線に欠
    陥が発生した場合に、前記第1のスイッチ部による前記
    第1の切替動作と前記第2の切替動作のいずれか一方の
    切替動作を行うと共に、前記第2のスイッチ部による前
    記第3の切替動作と前記第4の切替動作のいずれか一方
    の切替動作を行うように構成される請求項1記載の半導
    体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の選択線内の2本の選択線に欠
    陥が発生した場合に、前記第1のスイッチ部による前記
    第1の切替動作と前記第2の切替動作の双方の切替動作
    を行い、前記第2のスイッチ部による前記第3の切替動
    作と前記第4の切替動作のいずれの切替動作も行わない
    ように構成される請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の選択線内の1本の選択線に欠
    陥が発生した場合に、前記第1のスイッチ部による前記
    第1の切替動作と前記第2の切替動作のいずれか一方の
    切替動作を行い、前記第2のスイッチ部による前記第3
    の切替動作と前記第4の切替動作のいずれの切替動作も
    行わないように構成される請求項1記載の半導体記憶装
    置。
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