JP2002316601A - 運転支援装置 - Google Patents

運転支援装置

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JP2002316601A
JP2002316601A JP2001121297A JP2001121297A JP2002316601A JP 2002316601 A JP2002316601 A JP 2002316601A JP 2001121297 A JP2001121297 A JP 2001121297A JP 2001121297 A JP2001121297 A JP 2001121297A JP 2002316601 A JP2002316601 A JP 2002316601A
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driving
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JP2001121297A
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English (en)
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Yoshiaki Miichi
善紀 見市
Susumu Masuda
奨 増田
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、自動車等の走行時にドライバの運
転の支援を行なう装置に関し、車両の状況認識の精度に
応じて可能な限りドライバの運転を支援することができ
るようにする。 【解決手段】 車両の走行状態や走行環境を認識する状
況認識手段50と、ドライバへ運転支援を行なう複数の
支援機能をそなえた運転支援手段51と、該状況認識手
段50からの状況認識情報に基づいて該運転支援手段5
1を制御する制御手段52と、該状況認識手段50によ
る状況認識精度を判定する状況認識精度判定手段53と
をそなえ、上記制御手段52が、該状況認識精度判定手
段53からの判定情報に応じて上記の支援機能を制限す
る機能制限手段54を備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の走行時
に、自車両の運転状況に応じてドライバの運転の支援を
行なう、運転支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の走行時に、走行中の道
路に対する自車両の位置,姿勢や、周囲の状況の把握を
行ない、これに基づいてドライバの運転の支援を行なう
技術(運転支援装置)が開発されている。このような運
転支援装置としては、例えば、車線逸脱防止装置あるい
はレーンキープサポートシステム(車線維持支援装置)
と称されるものがある。この装置は、自車両に備えられ
た車線検出センサ(カメラ)からの情報(画像)に基づ
いて白線認識を行ない、白線を逸脱する等の運転操作の
ミスが発生しそうな時、画像表示や音・ハンドル振動等
によりドライバに警報して運転を支援したり、さらに
は、車線内に車両をキープする方向へ操舵トルクを加え
てドライバの操作なしにレーンキープさせて運転支援を
するようになっている。
【0003】つまり、画像表示でドライバに情報を提供
して運転を支援する情報提供支援と、音・ハンドル振動
を与える等ドライバに警報を与えて運転を支援する警報
支援と、操舵トルクを加えてドライバの運転を支援する
制御支援との3種類の支援態様がある。これらの支援態
様のうち、制御支援がドライバへの働きかけの最も強い
支援(上位支援)であり、次に警報支援(中位支援)が
位置し、情報提供支援はドライバへの働きかけが最も軽
い支援(下位支援)とすることができる。
【0004】各支援態様で要求される状況認識の精度は
異なり、情報提供支援,警報支援,制御支援の順で、即
ち、上位の支援になるのに従って、要求される状況認識
の精度は次第に高まる。また、上位の支援機能を有する
装置には下位の支援機能が含まれるのが一般的であり、
制御支援を行なう装置には警報支援及び情報提供支援の
機能が含まれ、警報支援を行なう装置には情報提供支援
の機能が含まれる。
【0005】また、他の運転支援装置として、自車両に
備えられたレーダにより前方車両との車間距離を検出
し、所定の車間距離又は前方車両との干渉を防止できる
距離を維持するように支援する装置(車間距離維持支援
装置)等も考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、上位の支援機能を有する運転支援装置では下位の支
援機能も有するが、上位の支援機能を有する装置では、
状況認識の精度が下位の支援機能であれば作動できるレ
ベルであるにもかかわらず、上位の支援機能に必要な高
精度な状況認識ができない場合には、下位の支援機能も
作動しないようにしていた。
【0007】例えば、上述のように、画像表示による情
報提供支援(下位支援)や音・ハンドル振動等による警
報支援(中位支援)や操舵制御等による制御支援(上位
支援)とを行なう運転支援装置の場合、操舵制御等によ
る制御支援をするには、白線認識等の車両の走行状態や
走行環境等の状況認識の精度が高いレベルであることが
前提となり、状況認識の精度が制御支援に要求される高
いレベルにある場合のみ、上記の各支援(制御支援,警
報支援,情報提供支援)を実施するようにしていた。
【0008】しかしながら、画像表示等の情報提供支援
や音・ハンドル振動による警報支援といった下位の運転
支援を行なう場合、操舵制御等による制御支援といった
上位の運転支援を行なう場合ほど状況認識の精度は求め
られない。すなわち、操舵制御等による上位の運転支援
には適さないが、画像表示や音・ハンドル振動による下
位の運転支援には適する状況認識状態が発生する。
【0009】このような場合に、可能な限りドライバに
警報や情報等の画像表示や音・ハンドル振動による支援
を行なうことは、事故防止やドライバの負担軽減に極め
て有効である。本発明は、このような課題に鑑み創案さ
れたもので、車両の状況認識の精度に応じて可能な限り
ドライバの運転を支援することができるようにした、運
転支援装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の運転支援装置では、制御手段が、車両の走行
状態や走行環境を認識する状況認識手段からの状況認識
情報に基づいて、ドライバへ運転支援を行なう複数の支
援機能をそなえた運転支援手段を制御する。そして、機
能制限手段が、状況認識手段による状況認識精度を判定
する状況認識精度判定手段からの判定情報に応じて上記
の支援機能を制限するので、状況認識手段の状況認識精
度に応じた運転支援が行なわれる。
【0011】また、請求項2記載の本発明の運転支援装
置では、運転支援手段による支援機能として、ドライバ
への働きかけの比較的強い上位の支援機能から、ドライ
バへの働きかけの比較的弱い下位の支援機能までがそな
えられ、上位の支援機能ほど高レベルの状況認識精度し
きい値が設定される。そして、状況認識精度判定手段で
判定された状況認識精度が状況認識しきい値未満であれ
ば、機能制限手段が、対応する支援機能を制限するの
で、状況認識の精度に応じて適切な運転支援が行なわれ
る。
【0012】また、請求項3記載の本発明の運転支援装
置では、上記の複数の支援機能は、車両に運転操作を加
えることによりドライバの運転を支援する上位支援と、
ドライバに警報を与えて運転を支援する中位支援と、ド
ライバに情報を提供して運転を支援する下位支援とから
なる。これにより、走行状況に応じた運転支援が行なわ
れる。
【0013】また、請求項4記載の本発明の運転支援装
置では、操作手段が、機能制限手段とは別個に、上記の
各支援機能の一部又は全部をドライバの操作により制限
しうるので、ドライバが操作手段を操作することによ
り、機能制限手段が運転支援機能を制限していない場合
であっても、運転支援をすることができ、ドライバの好
みに応じた態様で運転支援を行なうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。図1〜図8は本発明の一実施
形態としての運転支援装置を示すものであり、これらの
図に基づいて説明する。本運転支援装置は、自動車にお
いて自車両が走行車線から逸脱しそうになるとこれを防
止するように、ドライバに注意を促すことにより運転を
支援する複数の運転支援機能を有しており、具体的に
は、ドライバに情報を提供して運転を支援する機能と、
ドライバに警報を与えて運転を支援する機能と、自車両
が走行車線から逸脱しないようにドライバに代わって自
動車の操舵を制御することにより運転を支援する機能と
を備えている。
【0015】つまり、本装置にかかる運転支援には、走
行車線に対する自車両の位置を認識して、車線逸脱のお
それが生じると、画像表示によって運転を支援する情報
提供支援と、音・ハンドル振動によってドライバに警報
を与える警報支援と、車両にそなえられた操舵アクチュ
エータによりドライバの加える操舵トルクとは別の操舵
トルク(この操舵トルクは、ドライバの加える操舵トル
クと区別するために操舵用制御トルクと呼ぶ)をステア
リングシャフトに与えて、レーンキープのためのドライ
バの操舵操作の不足を補う制御支援とが備えられてい
る。
【0016】そして、これらの運転支援のうち、制御支
援がドライバへの働きかけの最も強い支援(上位支援)
であり、次に警報支援(中位支援)が位置し、情報提供
支援はドライバへの働きかけが最も軽い支援(下位支
援)とすることができる。従って、以下、制御支援につ
いては上位支援、警報支援については中位支援、情報提
供支援については下位支援ともいう。
【0017】この場合、車線逸脱のおそれが生じたら、
操舵用制御トルクが加えられ車両の位置が修正される以
前に(つまり、上位支援が行なわれる以前に)、まず、
ドライバ自身の操舵によって車線逸脱を回避できるよう
に、ドライバにとって警報支援よりも比較的緩和な支援
である情報提供支援(画像表示、即ち、下位支援)を行
ない、さらに車線逸脱のおそれが強まったら情報提供支
援に加えて(あるいは代えて)警報支援(音・ハンドル
振動、即ち、中位支援)を行ない、ドライバに注意を喚
起させるようにしている。
【0018】そして、それでも、ドライバがレーンキー
プのための操舵操作を適切に行なわずに、車線逸脱のお
それが強まったら、ドライバの代わりに操舵用制御トル
クを加えて車両の挙動を積極的に修正する上位支援を行
なうようになっている。なお、上位支援の場合、ステア
リングシャフトに上記操舵用制御トルクTcを加えるた
め、ステアリングホイール(以下、ハンドルともいう)
20も回転することになり、車両の挙動を積極的に修正
する作用に加えて、ハンドル20の動きを通じてドライ
バに警告することにもなる。車線を逸脱しそうな車両の
位置を修正するのは、この操舵用制御トルクが加えられ
たことで車線を逸脱しそうなことを認識したドライバの
操舵操作によって行われるのが好ましい。
【0019】ところで、上位支援は、車両の挙動(ここ
では走行方向)に直接影響することから、車両の走行状
態や走行環境についてより正確な情報を把握して実行す
る必要がある。このため、上位支援が行なわれる際に
は、その上位支援を作動させるかどうかの判断材料や上
位支援を行なう場合の基礎データになる状況認識情報
(これについては後述する)の精度が高いことが要求さ
れる。ここでは、この状況認識精度が、上位支援を作動
させるための必要最低限レベル(ここでは第1のレベル
という)以上であれば上位支援を作動し、第1のレベル
未満であれば上位支援を制限する(即ち、禁止する)よ
うにしている。
【0020】一方、中位支援及び下位支援は、車両の挙
動に直接影響するものではないため、上位支援ほど上記
状況認識精度が要求されないが、適切な情報や警報を与
えるには一定の状況認識精度が要求される。特に、その
支援のドライバへの影響度合いから、中位支援である警
報支援の方が下位支援である情報提供支援よりも高い精
度が要求される。
【0021】そこで、中位支援及び下位支援の場合、第
1のレベル未満であっても(つまり、上位支援を作動さ
せるのに充分な状況認識精度が得られない場合でも)、
第1のレベルよりも低いある一定のレベル以上(これを
第2のレベルという)であれば中位支援及び下位支援を
作動させることは可能であり、さらに、第2のレベルよ
りも低い一定のレベル(これを第3のレベルという)以
上であれば下位支援のみを作動させることは可能であ
る。そこで、ここでは、状況認識精度が、第1のレベル
未満であるが第2のレベル以上であれば上位支援は制限
するが中位支援及び下位支援を許容し、第2のレベル未
満であるが第3のレベル以上であれば上位,中位支援を
制限するが下位支援を許容し、第3のレベル未満であれ
ば全支援を制限するようにしている。
【0022】したがって、本運転支援装置は、図1に示
すように、走行車線に対する自車両の位置を認識するた
めに車両1の走行状態や走行環境を検出する状況認識手
段50と、車両に運転操作を加えることによりドライバ
の運転を支援する上位支援(制御支援)とドライバに警
報を与えて運転を支援する中位支援(警報支援)とドラ
イバに情報を提供して運転を支援する下位支援(情報提
供支援)との各運転支援機能をそなえた運転支援手段5
1と、状況認識手段50からの状況認識情報に基づいて
運転支援手段51を制御する制御手段52と、状況認識
手段50による状況認識精度を判定する状況認識精度判
定手段53とを備えている。さらに、制御手段52は、
状況認識精度判定手段53からの判定情報に応じて上記
の支援機能を制限する機能制限手段54を備えて構成さ
れている。
【0023】状況認識手段50は、車両1の前方の道路
状態を撮像するカメラ2と、カメラ2からの画像情報を
適宜処理して前方道路上の左右の白線位置を認識する画
像情報処理手段3と、この画像情報処理手段3による白
線位置の画像情報から車両1の走行レーン(走行車線)
の基準位置に対する所定時間後における横ずれ量ΔYを
予測して算出する横ずれ量算出手段4Aとを備えてい
る。
【0024】なお、この横ずれ量ΔYは、車両1が車線
を逸脱しそうな度合いに関する判定パラメータに相当す
る。また、横ずれ量算出手段4Aは、自車両1に対する
走行車線(走行レーン)の相対位置を推定する走行レー
ン推定手段4内の機能要素として備えられている。画像
情報処理手段3は、カメラ2が撮像した自車両前方の道
路画像情報を適宜処理し、道路画像情報に含まれる白線
情報を抽出して白線を認識する(この白線認識方法につ
いては後述する)。
【0025】運転支援手段51は、状況認識情報に基づ
いて操舵用制御トルクTcをステアリングシャフトに与
えてドライバの運転を支援する上位支援部(制御支援
部)70と、ドライバへの運転支援のための警報を発す
る中位支援部(警報支援部)60bと、ドライバへの運
転支援のための情報を提供する下位支援部(情報提供支
援部)60aとからなる。
【0026】また、上記各支援は、横ずれ量算出手段4
Aにより算出される横ずれ量(横偏差)ΔY、即ち、車
線を逸脱しそうな度合いに基づいて、ドライバの運転を
支援するものである。上位支援部(又は制御支援部)7
0は、車線を逸脱しそうな度合いに基づいて、操舵用制
御トルクTcを算出する制御トルク算出手段5と、ドラ
イバの加える操舵トルクとは別に操舵用制御トルクTc
を操舵系に付与しうる操舵アクチュエータ21と、この
制御トルク算出手段5で算出された操舵用制御トルクT
cが横ずれ量ΔYを減らす方向に発生するように操舵ア
クチュエータ21を制御するコントローラ6とをそなえ
ている。
【0027】中位支援部(又は警報支援部)60bは、
例えば、スピーカ30と、ハンドル20内部に設けられ
た振動装置(ハンドル加振器)32と、これらを制御す
るコントローラ6b,6cとから構成され、車線を逸脱
しそうな時に、警報音を発するとともに安全な操舵を維
持できる範囲内でハンドル20を振動させてドライバに
警報を行なうものである。なお、ここでは、警報音とハ
ンドル振動とを一緒に作動させるようにしている。
【0028】下位支援部(又は情報提供支援部)60a
は、表示パネル31と、これを制御するコントローラ6
aとから構成されており、車線が逸脱するおそれがある
場合には表示パネル31に文字又は図形によりその旨を
表示する。これにより、上位支援では、車両1が車線を
逸脱しそうになると、制御トルク算出手段5がその横ず
れ量ΔYを減少させるのに必要な操舵用制御トルクTc
を算出し、コントローラ6が操舵アクチュエータ21を
制御して操舵用制御トルクTcを操舵系に与えるように
なっている。また、中位支援では、車線逸脱が予想され
るとき、ドライバに警報を与え、下位支援では、ドライ
バに情報を提供し、ドライバ自身の操舵によってそれを
回避するように運転支援を行なうようになっている。
【0029】また、本運転支援装置の作動・非作動をセ
ットするメインスイッチ23が備えられている。これに
より、ドライバが、本装置を作動させたい時はメインス
イッチ23をオンに、本装置を作動させたくない時はメ
インスイッチ23をオフにし、ドライバの好みに応じて
選択できるようになっている。さらに、メインスイッチ
23がオン状態(つまり、本運転支援装置が作動してい
る状態)であっても、ターンシグナルスイッチ22が点
灯している場合(オン状態の場合)には、運転支援装置
はオフ状態になるよう設定されている。
【0030】ところで、上述した画像情報処理手段3に
おける白線情報の抽出方法としては、例えば、特開平1
1−147481号公報にも開示されているように、以
下のような方法を用いることができる。まず、画像情報
処理手段3において、図2に示すように、カメラ2から
の原画像41を取り込み、この原画像41から道路白線
を抽出して、抽出した道路白線の画像を、鉛直上方から
見たような平面視画像42に変換する。次に、白線12
L,12Rの認識について図3を参照しながら説明す
る。なお、ここでは、走行レーン左端の路側線としての
白線12Lの認識について説明するが、走行レーン右端
の白線12Rを基準とする場合についても同様であるた
め、左端の白線12Lについては単に白線12と称する
ことにする。
【0031】次に、画像情報処理手段3では、図3
(a)に示すように、車両1に備えられたカメラ2によ
り平地において車両前方の範囲(例えば5m〜30m)
の白黒画像情報を取り込み、この画像情報から画面上で
縦方向の画像を一部省略する。そして、この画面上で等
間隔になるような複数の水平線11を設定する。この白
黒画像情報の取り込みは、微小な制御周期毎に更新され
るようになっており、図3(b)に示すように、それぞ
れの水平線11上において前回の画面での白線位置の左
右の所要の範囲(ここでは、左右50画素〔dot〕)
を白線探査エリア(処理対象領域)10として設定す
る。また、初回の画面は、直線路における白線位置を前
回の画面データとして利用する。
【0032】そして、図3(c)に示すように、各水平
線の明度をそれぞれ左から横方向に微分する。また、図
中の符号14はガードレールである。ところで、通常の
路面は輝度が低く、輝度変化も小さい。これに対して、
白線12は通常の路面に比較して輝度が非常に高いの
で、このように道路の明度を微分すると、通常の路面か
ら白線12への境界点で輝度変化がプラス、白線12か
ら通常の路面への境界点で輝度変化がマイナスとなるよ
うな微分データが得られる。このような微分データの一
例を図3(d)に示す。
【0033】そして、各水平線11のデータそれぞれに
ついて、微分値のピークが左からプラス,マイナスの順
に並んで現れ、且つそれぞれのピークの間隔が白線12
として妥当と思われる程度(プラスのピークからマイナ
スのピークまでの間隔が例えば30dot以内)に納ま
っている組み合わせを白線候補として抽出し、通常は、
図3(e)に示すように、その中点Mを白線候補点15
として保存する。
【0034】そして、これらの白線候補点15のうち、
画面中心に最も近いもののみを最終候補点として残す。
これは、例えば車両1が左側通行の場合、探索エリア1
0の中の右側が通常輝度変化の少ない道路面であり、こ
の通常の道路面に最も近い白線候補点15が白線12と
判断できる。したがって白線12よりもさらに左側に、
ノイズの原因となる物体(例えばガードレール14等)
が存在する場合であっても、カメラ2により撮像された
画像情報から白線12を確実に認識することができる。
【0035】そして、図3(f)に示すように、最後に
各水平線データにおける白線候補点15の上下方向の連
続性を画面の下方から順次検証していく。まず、事前に
前画面での白線12の上下端間の傾きを計算しておく。
そして、最下点15Aを白線12とすると、一本だけ上
の水平線11上の候補点15Bが、前回の白線12の傾
き分±50dotの範囲内に入っているかを検証する。
【0036】候補点15Bがこの範囲内に入っていれば
これを白線とし、入っていないときは候補点15Bは却
下されて、上述の傾きから補間計算した座標が白線位置
としてみなされる。そして、この検出を各水平線につい
て同様の作業を行なうことにより、連続した白線12を
認識することができるのである。このような白線認識の
作業は、所要の周期で継続して行なわれ、その都度白線
12の認識が更新されるようになっている。
【0037】走行レーン右端の路側線としての白線12
Rの認識についても、これと同様に行なわれる。走行レ
ーン推定手段4では、このように各認識周期で認識され
た原画像41上の白線12R,12Lを平面視画像42
に変換して、走行レーン左端の白線12Lから推定しう
る道路中心線LClと走行レーン右端の白線12Rから
推定しうる道路中心線LCrとに基づいて、道路中心線
LCの推定を行なうようになっている。そして、この道
路中心線LCに基づいて、横ずれ量算出手段4Aにより
現時点における横ずれ量ΔY0と偏角βとを算出する。
【0038】なお、偏角βとは、図4に示すように、屈
曲した道路中心線LCの接線と車両中心線方向とがなす
角であり、カメラ画像で得られる画像情報のうち車両1
に最も近い検出レベルである第1検出点(図中には近地
点と示す)における基準線位置情報と、この近地点より
もさらに車両1から所定距離Lだけ離れた第2検出点
(図中には遠地点と示す)における基準線位置情報とか
ら算出することができる。
【0039】つまり、偏角βは、これらの第1検出点と
第2検出点とを結んだ直線と、車両1の中心線とがなす
角として算出するようになっている。このようにして算
出される偏角は、第1検出点と第2検出点との中間地点
(図中×印)における偏角であり、少なくとも車両1か
ら一定以上前方の地点の偏角である。そして、この例で
は、車両1に最も近い地点である第1検出点における自
車両中心線(点P1参照)と道路中心線LC(点LC1
参照)との横方向距離(道路幅方向,即ちカメラ画像の
横方向の距離)を現時点における横ずれ量(現時点横偏
差)ΔY0として算出する。また、第2検出点は、第1
検出点から所定時間t後に到達すると予測できる地点
(LC2,P2)、つまり、第1検出点から現時点での
車速Vに所定時間tを乗じて得られる距離Lだけ離れた
地点としており、これらの第1検出点(LC1)と第2
検出点(LC2)とを結んだ直線と、車両1の中心線
(P1,P2)とがなす角を偏角βとして算出する。
【0040】横ずれ量算出手段4Aは、上述のごとく算
出された偏角βに車速センサ7で検出された車両の車速
Vと所定時間tとを乗算して所定時間t後における横ず
れ変化量Δy(Δy=β×V×t)を算出し、これに現
時点における横ずれ量(横偏差)ΔY0を加算して予測
横ずれ量(以下、単に横ずれ量という)ΔY(=ΔY0
+β×V×t)を算出する。また、道路中心線の画像情
報に基づいて走行レーンの曲率(道路曲率)ρを推定す
るようにもなっている。なお、所定時間tは運転手の一
般的なハンドル20の操作速度や、画像情報処理手段3
等による道路状況の認識速度を考慮して適宜の時間に設
定されている。また、車速Vに応じて可変にしてもよ
く、第1検出点から第2検出点までの距離Lが一定とな
るように所定時間tを設定してもよい。
【0041】制御トルク算出手段5では、このようにし
て算出される走行車線の基準位置(道路幅中央位置)に
対する車両の横ずれ量ΔYに基づいて操舵用制御トルク
Tcを設定する。この操舵用制御トルクTcは、車両の
操作操作の主体はドライバ自身にしたいため、操舵用制
御トルクTcは、ドライバの操舵操作を妨げない程度の
大きさに、つまり、ドライバが容易に打ち勝てる程度の
大きさに制限されている。
【0042】画像情報処理手段3では、このようにして
白線認識を行なうことができるが、本運転支援装置で
は、このようにして画像情報処理手段3で行なわれた白
線認識の状況認識精度を状況認識精度判定手段53によ
り判定して、状況認識精度判定手段53からの判定情報
に応じて機能制限手段54により運転支援機能を制限す
る。
【0043】例えば、図5に示すように、画像情報処理
手段3による白線認識の作業過程において、A〜Dのよ
うな輝度データが得られたとする。なお、ここでは便宜
上、A〜Dの輝度データのプラスピーク値とマイナスピ
ーク値の間隔はすべて30dot以内(それぞれのピー
クの間隔が白線12として妥当と思われる程度)である
と仮定して説明する。
【0044】白線認識においては、Aのような輝度デー
タが得られ確実に白線を抽出できることが望まれるが、
悪天候による検出不良(雲,雨や雪等の視界不良や雨に
よる路面反射,積雪による検出不良)又は道路状態(例
えば、白線が不鮮明)による検出不良等により、B〜D
で示すように輝度レベルの低い輝度データが得られる場
合がある。
【0045】前述のように、ドライバへ運転支援を行な
う場合には各支援に応じた状況認識情報の精度が必要と
なるので、状況認識精度判定手段53は、白線認識の輝
度データから、どの範囲で運転支援を行なうかに関する
状況認識精度レベルの判定をするようになっている。そ
こで、状況認識精度判定手段53は、各運転支援につい
て輝度ピークの高さの判定基準値を設定し、その判定基
準値を超えるような輝度ピーク値が得られる場合は対応
する支援を行ない、逆に、その判定基準値を満たさない
輝度ピーク値の場合は対応する支援を制限する(行なわ
ない)ように機能する。
【0046】なお、ここでは、図5に示すように、上位
支援を制限するか否かの判定基準値(状況認識精度しき
い値)を第1基準値S1として設定し、中位支援を制限
するか否かの判定基準値(状況認識精度しきい値)を第
2の基準値S2として設定し、下位支援を制限するか否
かの判定基準値(状況認識精度しきい値)を第3基準値
S3として設定している。
【0047】もちろん、第1基準値S1が最も大きく、
次いで第2基準値S2が大きく、第3基準値S3が最も
小さな値に設定されている。また、上述したように、こ
こでは、輝度データのプラスピーク値とマイナスピーク
値との画像横方向(道路幅方向)の間隔(ピーク間隔)
が白線12として妥当と思われる30dot以内である
という前提のもとに説明したが、この間隔が30dot
よりも大きい場合、状況認識精度判定手段53は、これ
を白線として判定しない。
【0048】つまり、状況認識精度判定手段53は、輝
度データのピーク間隔、及び、輝度ピーク値(基準値0
からそれぞれのピーク値までの距離)に基づいて状況認
識精度を判定するようになっている。そして、ピーク間
隔が30dot以内の前提条件のもとに、輝度ピーク値
が第1基準値S1未満なら状況認識精度が第1のレベル
未満であるとし、輝度ピーク値が第2基準値S2未満な
ら状況認識精度が第2のレベル未満であるとし、輝度ピ
ーク値が第3基準値S3未満なら状況認識精度が第3の
レベル未満であると判定するようになっている。
【0049】次に、機能制限手段54は、上述の状況認
識精度判定手段53による判定情報に基づいて、以下の
ように運転支援機能を制限することになる。機能制限手
段54は、状況認識精度判定手段53において判定され
る状況認識精度が第1のレベル未満の場合は上位支援を
制限し、状況認識精度が第2のレベル未満且つ第3のレ
ベル以上の場合は上位支援及び中位支援を制限し、状況
認識精度が第3のレベル未満の場合はすべての支援(上
位支援,中位支援,下位支援)を制限するように機能す
る。
【0050】したがって、機能制限手段54は、例え
ば、図5のAで示される輝度データが得られた場合はす
べての支援(上位支援,中位支援,下位支援)を制限せ
ず(つまり、すべての支援が作動可能な状態とし)、B
で示される輝度データが得られた場合は上位支援を制限
し、Cで示される輝度データが得られた場合は上位支援
及び中位支援を制限し、Dで示される輝度データが得ら
れた場合はすべての支援(上位支援,中位支援,下位支
援)を制限することになる。
【0051】また、横ずれ量算出手段4Aで算出された
横ずれ量ΔYに基づいて段階的に運転支援機能を行なう
ようになっている。つまり、例えば、横ずれ量が1.2
mの時をY1,1.5mの時をY2,1.8mの時をY
3(Y1<Y2<Y3)とした場合、横ずれ量ΔYがY
1以上になると、下位支援を行ない、ΔYがY2以上に
なるとさらに中位支援を行ない、ΔYがY3以上になる
とさらに上位支援を行なうようになっている。
【0052】ところで、ドライバによっては、あるいは
その時の運転状態によっては、運転支援の態様が変化す
るのを好まない場合がある。例えば、上位支援を制限す
る場合は、中位支援及び下位支援も同時に制限してしま
った方を好む場合がある。また、上位支援は制限する
が、中位支援と下位支援とを制限しない場合に、中位支
援と下位支援とのうち、いずれかの支援を選択して使用
したいとするドライバもいる。
【0053】そこで、この機能制限手段54より許可さ
れた支援をドライバが好みで制限する操作手段(以下、
設定スイッチという)8が、メインスイッチ23とは別
個に備えられている。なお、設定スイッチ8は、メイン
スイッチ23がオンの状態でのみ操作が有効となる。図
8に示すように、設定スイッチ8は、K,L,M,Nの
4つのモードを選択できるようになっており、モードK
は機能制限手段54に従って運転支援を制限するモー
ド、モードLは状況認識精度が第1のレベル未満の時に
中位支援及び下位支援をもすべて制限するモードであ
る。モードMは中位支援を制限(下位支援のみ実行)す
るモード、即ち、状況認識精度が第1のレベル未満の時
に上位支援とともに中位支援は制限するが下位支援は許
容するモードであり、モードNは下位支援を制限(中位
支援のみ実行)するモード、即ち、状況認識精度が第1
のレベル未満の時に上位支援とともに下位支援は制限す
るが中位支援は許容するモードである。
【0054】また、制御トルク算出手段5とコントロー
ラ6との間には、実際に操舵アクチュエータ21で発揮
される制御トルクが急変することなく滑らかに連続する
ように制御トルク算出情報の出力に対して平滑化処理す
るローパスフィルタ24が介装されている。なお、画像
情報処理手段3,走行レーン推定手段4(横ずれ量算出
手段4A),制御トルク算出手段5,制御手段52(状
況認識精度判定手段53,機能制限手段54),コント
ローラ6,6a,6b,6c等は、CPU,入出力イン
タフェース,ROM,RAM等をそなえてなる電子制御
ユニット(ECU)として構成されている。
【0055】本発明の一実施形態としての運転支援装置
は、上述のごとく構成されているので、状況認識精度の
判定の処理は、例えば、図6に示すように行なわれる。
この処理は設定スイッチ8がモードK、即ち、機能制限
手段に従う場合のものである。まず、輝度ピーク値及び
ピーク間隔が状況認識精度判定手段53に入力され(S
10)、白線認識でのピーク間隔が30dot以内であ
る場合(S12)、ピーク値が第1基準値S1未満であ
るかどうかを判別し(S14)、ピーク値が第1基準値
S1以上であれば第1のレベル以上と判定し(S2
0)、機能制限は行なわない(S30)。
【0056】また、S14において、ピーク値が第1基
準値S1未満である場合、ピーク値が第2基準値S2未
満であるかどうかを判別する(S40)。ピーク値が第
2基準値S2以上であれば第1のレベル未満且つ第2の
レベル以上と判定(S50)して上位支援のみ制限する
(S60)。そして、S40において、ピーク値が第2
基準値S2未満である場合、ピーク値が第3基準値S3
未満であるかどうかを判別する(S70)。ピーク値が
第3基準値S3以上であれば第2のレベル未満且つ第3
のレベル以上と判定(S80)して、さらに中位支援を
制限する(S90)。
【0057】最後に、S70において、ピーク値が第3
基準値S3未満である場合、ピーク値が第3のレベル未
満であると判定し(S100)、すべての支援を制限す
る(S110)。また、上述した白線認識のピーク値か
らの運転支援の機能制限のもとで、横ずれ量ΔYに基づ
いて運転支援を行なう場合、図7のフローチャートに示
すように行なわれる。
【0058】まず、白線の逸脱度合いを示す横ずれ量Δ
YがY3以上であるかどうかを判別し(T10)、Y3
以上である場合は上位支援の制限があるかどうかを判別
し(T20)、上位支援の制限がない場合は上位支援を
行なう(T30)。また、T10においてΔYがY3未
満で、Y2以上であるかどうかを判別し(T40)、Y
2以上である場合は中位支援の制限があるかどうかを判
別し(T50)、中位支援の制限がない場合は中位支援
を行なう(T60)。
【0059】そして、T40においてΔYがY2未満
で、Y1以上であるかどうかを判別し(T70)、Y1
以上である場合は下位支援の制限があるかどうかを判別
し(T80)、下位支援の制限がない場合は下位支援を
行なう(T90)。また、T70においてY1未満であ
る場合はすべての支援を行なわない(T100)。ま
た、設定スイッチ8の操作により、ドライバが好みに応
じて運転支援の機能を制限又は選択することができる。
【0060】例えば、ドライバは、機能制限をすべて自
動にする(機能制限手段に従う)場合は、設定スイッチ
8の操作によりモードKを選択する。また、通常、第1
のレベル未満の時は機能制限手段によって上位支援のみ
が制限されるが、ドライバがこのような場合に中位支援
及び下位支援も必要ないと判断した場合は、中位支援及
び下位支援も制限するモードLを選択する。そして、第
1のレベル未満の時に、中位支援のみを制限するモード
Mあるいは下位支援のみを制限するモードNを選択する
ことで、ドライバの好みに応じて適宜選択できる。
【0061】これにより、車両の状況認識の精度に応じ
て可能な限りドライバの運転(操舵)を支援することが
できるようになり、車両のレーンキープ走行を促進して
道路交通の安全性を高めることができるようになる。ま
た、設定スイッチ8を通じてドライバの簡単な操作によ
り運転支援の機能範囲を選択して作動させることができ
るので、ドライバの好みに応じた運転支援機能を提供す
ることができる。
【0062】さらに、走行状態及び走行環境の時々刻々
と変化する状況認識精度に応じた、その運転支援装置の
作用時点での最適な運転支援機能をドライバに提供する
ことができると共に、事前にドライバに運転支援の機能
範囲を適切に報知するのでドライバにわかり易く安全に
運転支援を行なうことができる。なお、支援制限の状態
が頻繁に変化するのが好ましくなければ、例えば、判定
精度が所定時間内に所定回数以上変化した場合に、その
旨をドライバに告知し、支援制限の制御を行なわない
(制限する場合は、すべての支援を制限する)ようにし
ても良い。
【0063】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。例えば、本実施形態では、状況認識
精度判定手段53が、輝度データのプラスピーク値とマ
イナスピーク値との間隔、及び、基準値0からそれぞれ
のピーク値までの高さ(距離)の程度によって状況認識
精度の判定を行なうが、さらに他の判定要素を追加して
状況認識精度の判定を高めるように構成することも可能
である。
【0064】また、設定スイッチ8はメインスイッチ2
3とは別個に設置されているが、設定スイッチ8及びメ
インスイッチ23が一体となって構成されていても良
い。また、設定スイッチ8の機能をもっと簡素化しても
良い。例えば、機能制限手段54に従うモードKと状況
認識精度が第1のレベル未満の時に中位支援及び下位支
援も制限するモードLとのうち、どちらかだけを選択で
きるものや、上記モードKと、状況認識精度が第1のレ
ベル未満の時に上位支援とともに中位支援は制限するが
下位支援は許容するモードMと、状況認識精度が第1の
レベル未満の時に上位支援とともに下位支援は制限する
が中位支援は許容するモードNとのうち、どれか1つだ
けを選択できるようにしても良い。
【0065】また、本実施形態では、便宜上、白線認識
において白線12として妥当と思われる程度のピーク間
隔を30dotとし、ピーク値の大きさが設定された基
準値を満たすか否かにより状況認識精度を判定したが、
ピーク間隔にもいくつかの基準値を設定し、その基準値
を満たすか否かにより状況認識精度を判定することも可
能であり、さらに状況認識精度を高めることができる。
【0066】例えば、ピーク間隔が例えば35dot以
上では上位支援を制限し、例えば40dotではさらに
中位支援を制限するように、ピーク値の大きさにおいて
設定される各基準値(ここでは、上述した第1基準値S
1,第2基準値S2,第3基準値S3)に対してそれぞ
れ設定するようにしても良い。また、本実施形態では、
画像表示,音・ハンドル振動,操舵制御による運転支援
機能について説明したが、本運転支援装置は他の運転支
援にも適用できる。
【0067】例えば、レーダで自車両と前方車両との距
離及び相対速度を検出し、その状況認識精度の度合いに
応じて車間距離に関する情報をドライバに与える下位支
援や、ドライバに警報を与えたりブレーキに予圧をかけ
たりする中位支援、さらには、ブレーキ圧をさらに高め
てブレーキ力を加える上位支援を行なってドライバに適
切な運転支援を提供することもできる。例えば、レーダ
としてレーザレーダを用いた場合、状況認識精度が天候
等に左右されるが、この場合も状況認識精度を判定して
状況認識精度が高い場合は上位支援を実行可能とし、状
況認識精度が低い場合は上位支援を制限して中位支援及
び下位支援のみを実行可能とするようにすることも考え
られる。
【0068】また、本実施形態の中位支援(警報支援)
では、警報音及びハンドル振動を一緒に行なうように構
成されているが、中位支援が行なわれる際、初めにドラ
イバに警報音を与えて車線逸脱の注意を促し、さらに車
線逸脱の度合いが高まったらハンドル振動を行なうよう
にしても良い。また、上記の実施形態では、上位支援,
中位支援,下位支援の3段階の運転支援が設けられてい
るが、本発明は、ドライバへの働きかけの強さに応じて
区分できる上位支援から下位支援までの運転支援機能を
有するものに適用でき、上位支援,下位支援のみ行なう
ものに適用しても良い。
【0069】また、上位支援から下位支援まで4段階以
上に区分できる運転支援機能を有するものに適用しても
良い。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の運転支援装置によれば、制御手段が、車両の走行
状態や走行環境を認識する状況認識手段からの状況認識
情報に基づいて、ドライバへ運転支援を行なう複数の支
援機能をそなえた運転支援手段を制御する。そして、機
能制限手段が、状況認識手段による状況認識精度を判定
する状況認識精度判定手段からの判定情報に応じて上記
の支援機能を制限するので、走行状態や走行環境に最も
適した運転支援をドライバに提供することができる。
【0071】また、請求項2記載の本発明の運転支援装
置によれば、運転支援手段による支援機能として、ドラ
イバへの働きかけの比較的強い上位の支援機能から、ド
ライバへの働きかけの比較的弱い下位の支援機能までが
そなえられ、上位の支援機能ほど高レベルの状況認識精
度しきい値が設定される。そして、状況認識精度判定手
段で判定された状況認識精度が状況認識しきい値未満で
あれば、機能制限手段が、対応する支援機能を制限する
ので、状況認識の精度に応じた適切な運転支援を行なう
ことができる。
【0072】また、請求項3記載の本発明の運転支援装
置によれば、上記の複数の支援機能において、上位支援
では車両に運転操作を加えることによりドライバの運転
を支援し、中位支援ではドライバに警報を与えて運転を
支援し、下位支援ではドライバに情報を提供して運転を
支援するので、状況認識の精度に対応してドライバに種
々の運転支援を提供することができる。
【0073】また、請求項4記載の本発明の運転支援装
置によれば、操作手段が、機能制限手段とは別個に、上
記の各支援機能の一部又は全部をドライバの操作により
制限しうるので、ドライバが操作手段を操作することに
より、機能制限手段が運転支援機能を制限していない場
合であっても、運転支援をすることができ、ドライバの
好みに応じた態様で運転支援を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての運転支援装置の構
成を模式的に示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる走行レーン認識の
ための画像処理を説明する図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる走行レーン認識を
(a)〜(f)の順で説明する模式図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる走行レーン認識を
説明する模式的な平面図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる走行レーン認識に
おける状況認識精度の判定方法を説明する図である。
【図6】本発明の一実施形態としての運転支援装置の動
作を説明するフローチャートで、状況認識精度判定によ
り行なわれる機能制限を示すものである。
【図7】本発明の一実施形態としての運転支援装置の動
作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態としての運転支援装置に備
えられたスイッチのモードを説明する図である。
【符号の説明】
1 車両 2 カメラ 3 画像情報処理手段 4 走行レーン推定手段 4A 横ずれ量算出手段 5 制御トルク算出手段 6,6a,6b,6c コントローラ 7 車速センサ 8 操作手段(設定スイッチ) 10 処理対象領域 11 水平線 12L 左側白線 12R 右側白線 14 ガードレール 15,15A〜15D 白線候補点 20 ステアリングホイール(ハンドル) 21 操舵アクチュエータ 22 ターンシグナルスイッチ 23 メインスイッチ 24 ローパスフィルタ 30 スピーカ 31 表示パネル 32 振動装置(ハンドル加振器) 41 原画像 42 平面視画像 50 状況認識手段 51 運転支援手段 52 制御手段 53 状況認識精度判定手段 54 機能制限手段 60a 下位支援部(情報提供支援部) 60b 中位支援部(警報支援部) 70 上位支援(制御支援部) Tc 操舵用制御トルク ΔY 横ずれ量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 B60R 21/00 624F 624G 626 626B 626D 626E B62D 6/00 B62D 6/00 G08B 21/00 G08B 21/00 U // G08G 1/16 G08G 1/16 C E B62D 101:00 B62D 101:00 119:00 119:00 Fターム(参考) 3D032 CC02 CC21 DA15 DA23 DA27 DA88 DC12 EB04 GG01 5C086 AA47 AA51 AA52 BA22 CA21 CA28 CB36 CB40 DA33 DA40 EA11 EA41 EA45 FA01 FA20 5H180 AA01 CC04 CC14 LL01 LL04 LL06 LL09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行状態や走行環境を認識する状
    況認識手段と、 ドライバへ運転支援を行なう複数の支援機能をそなえた
    運転支援手段と、 該状況認識手段からの状況認識情報に基づいて、該運転
    支援手段を制御する制御手段と、 該状況認識手段による状況認識精度を判定する状況認識
    精度判定手段とをそなえ、 上記制御手段は、該状況認識精度判定手段からの判定情
    報に応じて上記の支援機能を制限する機能制限手段を備
    えていることを特徴とする、運転支援装置。
  2. 【請求項2】 上記の複数の支援機能には、ドライバへ
    の働きかけの比較的強い上位の支援機能から、ドライバ
    への働きかけの比較的弱い下位の支援機能までをそな
    え、上位の支援機能ほど高レベルの状況認識精度しきい
    値が設定され、 該機能制限手段は、該状況認識精度判定手段で判定され
    た該状況認識精度が該状況認識しきい値未満であれば、
    対応する支援機能を制限することを特徴とする、請求項
    1記載の運転支援装置。
  3. 【請求項3】 上記の複数の支援機能は、 該車両に運転操作を加えることによりドライバの運転を
    支援する上位支援と、 ドライバに警報を与えて運転を支援する中位支援と、 ドライバに情報を提供して運転を支援する下位支援とか
    らなることを特徴とする、請求項1又は2記載の運転支
    援装置。
  4. 【請求項4】 該機能制限手段とは別個に、上記の各支
    援機能の一部又は全部をドライバの操作により制限しう
    る操作手段をそなえていることを特徴とする、請求項1
    〜3の何れかの項に記載の運転支援装置。
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