JP2017224172A - 車両用運転支援装置 - Google Patents

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博充 浦野
泰亮 菅岩
Taisuke Sugaiwa
泰亮 菅岩
佐藤 国仁
Kunihito Sato
国仁 佐藤
市川 健太郎
Kentaro Ichikawa
健太郎 市川
金道 敏樹
Toshiki Kanemichi
敏樹 金道
文洋 奥村
Fumihiro Okumura
文洋 奥村
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Maiko Hirano
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【課題】ドライバが運転支援機能を容易に選択し選択結果を容易に入力することが可能な車両用運転支援装置を提供する。【解決手段】車両用運転支援装置は、複数の運転支援機能を実行可能な運転支援機能部12であって、前記複数の運転支援機能があらかじめ順序付けされている、前記運転支援機能部12と、ドライバが前記運転支援機能又は前記運転支援機能の順序を選択し選択結果を入力するための入力デバイス3であって、ドライバが前記複数の運転支援機能又は前記運転支援機能の順序を前記順序に従って選択可能であるように構成されている、前記入力デバイス3と、入力された前記選択結果に基づいて、前記運転支援機能の実行及び停止を制御するように構成されている運転支援制御部13と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は車両用運転支援装置に関する。
ドライバの運転を支援する車両用運転支援装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、運転支援機能として、ドライバに対し、進路上の交差点に関する情報が提供される。また、特許文献1では、ドライバにより許可されてから禁止されるまでの間において、運転支援機能が実行可能となる。この場合、特許文献1には明記されていないけれども、ドライバによる許可及び禁止は、ドライバがボタン、スイッチ等を操作することにより、運転支援装置に入力されると考えられる。
特開2009−151484号公報
ところで、運転支援機能には、ドライバへの情報の提供だけでなく、例えば、車両が走行すべき車線を逸脱したときにドライバに対し警報を発する車線逸脱警報機能、車両が車線内を走行し続けるように運転支援する車線維持支援機能、といった種々の運転支援機能が考えられる。したがって、複数の運転支援機能を実行可能な運転支援装置においては、複数の運転支援機能についてのドライバの許容及び禁止をそれぞれ運転支援装置に入力するために、複数のボタン等を設けることが考えられる。ところが、複数のボタンが無秩序に並べられていると、ドライバが許可又は禁止しようとする運転支援機能を特定又は選択するのが困難になる。
本発明の目的は、ドライバが運転支援機能を容易に選択し選択結果を容易に入力することが可能な車両用運転支援装置を提供することにある。
本発明によれば、複数の運転支援機能を実行可能な運転支援機能部であって、前記複数の運転支援機能があらかじめ順序付けされている、前記運転支援機能部と、ドライバが前記運転支援機能又は前記運転支援機能の順序を選択し選択結果を入力するための入力デバイスであって、ドライバが前記複数の運転支援機能又は前記運転支援機能の順序を前記順序に従って選択可能であるように構成されている、前記入力デバイスと、入力された前記選択結果に基づいて、前記運転支援機能の実行及び停止を制御するように構成されている運転支援制御部と、を備える、車両用運転支援装置が提供される。
ドライバが運転支援機能を容易に選択し選択結果を容易に入力することが可能な車両用運転支援装置を提供することができる。
本発明による第1実施例の車両用運転支援装置のブロック図である。 外部センサを説明する概略図である。 本発明による実施例の運転支援機能部の概略図である。 複数の運転支援機能の順序付けの一例を示す概略図である。 入力デバイスの一例を示す図である。 複数の運転支援機能の順序付けの好ましくない例を示す概略図である。 本発明による第1実施例の運転支援制御を実行するためのルーチンを示すフローチャートである。 複数の運転支援機能の順序付けの別の例を示す概略図である。 複数の運転支援機能の順序付けの更に別の例を示す概略図である。 複数の運転支援機能の別の例を示す概略図である。 複数の運転支援機能の順序の組み合わせの一例を模式的に示す図である。 本発明による第3実施例における複数の運転支援機能の順序付けの一例を示す概略図である。 図12に示される例における入力デバイス3の一例を示す図である。 本発明による第4実施例の車両用運転支援装置のブロック図である。 本発明による第4実施例における複数の運転支援機能の順序付けの一例を示す概略図である。 運転支援機能部から最上位選択部に送信される情報の一例を示す図である。 運転支援機能部から最上位選択部に送信される情報の別の例を示す図である。 フラグ情報を説明する概略図である。 入力デバイスの別の実施例を示す図である。 入力デバイスの別の実施例を示す図である。 入力デバイスの別の実施例を示す図である。 入力デバイスの別の実施例を示す図である。 入力デバイスの別の実施例を示す図である。 入力デバイスの別の実施例を示す図である。 入力デバイスの別の実施例を示す図である。 入力デバイスの別の実施例を示す図である。
図1は本発明による第1実施例の車両用運転支援装置のブロック図を示している。図1を参照すると、車両用運転支援装置は外部センサ1、内部センサ2、入力デバイス3、種々のアクチュエータ4、警報器5、及び電子制御ユニット(ECU,Electronic Computer Unit)10を備える。
外部センサ1は自車両の外部又は周囲の情報を検出するための検出機器である。外部センサ1はライダー(LIDAR:Laser Imaging Detection and Ranging)、レーダー(Radar)、及びカメラのうち少なくとも1つを備える。本発明による第1実施例では図2に示されるように、外部センサ1は、少なくとも1つのライダーSO1、少なくとも1つのレーダーSO2、及び少なくとも1つのカメラSO3を備える。
ライダーSO1はレーザー光を利用して自車両Vの外部の物体を検出する装置である。本発明による第1実施例では、物体は、移動不能な物体である静的物体(例えば、建物、道路など)、移動可能な物体である動的物体(例えば、他車両、歩行者など)、基本的には移動不能であるが容易に移動可能な物体である準静的物体(例えば、立て看板、ゴミ箱、樹木の枝など)を含む。図2に示される例では、4つのライダーSO1が車両Vの四隅においてバンパーにそれぞれ取り付けられる。ライダーSO1は、自車両Vの全周囲に向けてレーザー光を順次照射し、その反射光から物体に関する情報を計測する。この物体情報はライダーSO1から物体までの距離及び向き、すなわちライダーSO1に対する物体の相対位置を含む。ライダーSO1により検出された物体情報は電子制御ユニット10へ送信される。一方、レーダーSO2は、電波を利用して自車両Vの外部の物体を検出する装置である。図2に示される例では、4つのレーダーSO2が車両Vの四隅においてバンパーにそれぞれ取り付けられる。レーダーSO2は、レーダーSO2から自車両Vの周囲に電波を発射し、その反射波から自車両Vの周囲の物体に関する情報を計測する。レーダーSO2により検出された物体情報は電子制御ユニット10へ送信される。カメラSO3は図2に示される例では、車両Vのフロントガラスの内側に設けられた単一のステレオカメラを備える。ステレオカメラSO3は自車両Vの前方をカラー又はモノクロ撮影し、ステレオカメラSO3によるカラー又はモノクロ撮影情報は電子制御ユニット10へ送信される。
内部センサ2は、自車両Vの走行状態を検出するための検出機器である。自車両Vの走行状態は、自車両の速度、加速度、及び姿勢のうち少なくとも1つにより表される。内部センサ2は、車速センサ及びIMU(Inertial Measurement Unit)の一方又は両方を備える。本発明による第1実施例では内部センサ2は車速センサ及びIMUを備える。車速センサは、自車両Vの速度を検出する。IMUは例えば3軸のジャイロ及び3方向の加速度センサを備え、自車両Vの3次元の角速度及び加速度を検出し、それらに基づいて自車両Vの加速度及び姿勢を検出する。内部センサ2により検出された自車両Vの走行状態情報は電子制御ユニット10へ送信される。
入力デバイス3は、車両Vのドライバが運転支援機能又は運転支援機能の順序(後述する。)を選択し選択結果を入力するためのインターフェイスである。
アクチュエータ4は、電子制御ユニット10からの制御信号に応じて自車両Vの走行操作を制御するための装置である。車両Vの走行操作には車両Vの駆動、制動及び操舵が含まれる。アクチュエータ4は、駆動アクチュエータ、制動アクチュエータ、及び操舵アクチュエータのうちの少なくとも1つを備える。駆動アクチュエータは、車両Vの駆動力を提供するエンジン又は電気モータの出力を制御し、それにより車両Vの駆動操作を制御する。制動アクチュエータは、車両Vの制動装置を操作し、それにより車両Vの制動操作を制御する。操舵アクチュエータは、車両Vの操舵装置を操作し、それにより車両Vの操舵操作を制御する。なお、一例では、車両Vは、車両Vの走行操作である駆動、制動及び操舵のすべてがアクチュエータ4により制御される自動運転と、車両Vの走行操作の少なくとも1つがドライバにより行われるマニュアル運転とを切り換え可能な車両である。この場合、車両Vの自動運転は自動運転システムによって行われる。別の例では、車両Vはマニュアル運転のみが可能な車両である。
警報器5は、車両Vのドライバに警報を与える装置である。警報器5は例えば、ブザー音のような聴覚的警報を発するスピーカ、警報画像のような視覚的警報を表示するディスプレイ又はランプ、及び、振動のような体感的警報を発するデバイスの少なくとも1つを備える。
電子制御ユニット10は、双方向性バスによって相互に接続されたCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えたコンピュータである。図1に示されるように、本発明による第1実施例の電子制御ユニット10は、ROM及びRAMを有する記憶部11、運転支援機能部12、及び運転支援制御部13を備える。
運転支援機能部12は複数の運転支援機能を実行可能に構成されている。本発明による第1実施例では、運転支援機能部12は、複数の車両横方向の運転支援機能を実行可能に構成されている。具体的には、運転支援機能部12は図3に示されるように、車線逸脱警報機能(逸脱警報ともいう。)、車線変更支援機能(変更支援ともいう。)、車線維持支援機能(維持支援ともいう。)、及び、交差点支援機能(交差点支援ともいう。)を実行可能である。
車線逸脱警報機能は、自車両Vが走行すべき車線から逸脱したとき又は逸脱しそうなときにドライバに対し警報を発する機能である。例えば、車線逸脱警報機能は、外部センサ1からの検出情報(白線、黄線、縁石などの情報)に基づき、自車両Vが走行すべき車線を逸脱したか又は逸脱しそうであると判断したときに、警報器5を制御して、ドライバに対し警報を発する。
車線変更支援機能は、自車両Vが車線を変更すべきときに、自車両Vが車線変更するのを支援する機能である。例えば、マニュアル運転時には、ドライバがウインカを作動させかつドライバによるステアリングトルクがあらかじめ定められた閾値を越えたときに、車線変更支援機能は、アクチュエータ4を制御して、車線変更に必要なステアリングトルクの一部を補助的に発生する。一方、自動運転時には、自動運転システムが車線変更すべきと判断したときに、車線変更支援機能は、ウインカを作動させると共に、アクチュエータ4を制御して、車線変更に必要なステアリングトルクの全部を発生する。
車線維持支援機能は、自車両Vが走行すべき車線を維持するのを支援する機能である。例えば、車線維持支援機能は、外部センサ1からの検出情報に基づき、自車両Vが走行すべき車線を逸脱したか又は逸脱しそうであると判断したときに、アクチュエータ4を制御して、車線維持に必要なステアリングトルクの一部又は全部を発生する。
交差点支援機能は、自車両Vが交差点、T字路などにおいて左折、右折、又は直進することにより互いに隣接してない車線間を移動するのを支援する機能である。例えば、マニュアル運転時には、ドライバがウインカを作動させかつドライバによるステアリングトルクがあらかじめ定められた閾値を越えたときに、交差点支援機能は、アクチュエータ4を制御して、自車両Vが左折又は右折するのに必要なステアリングトルクの一部を補助的に発生する。一方、自動運転時には、自動運転システムが左折又は右折すべきと判断したときに、交差点支援機能は、ウインカを作動させると共に、アクチュエータ4を制御して、自車両Vが左折又は右折するのに必要なステアリングトルクの全部を発生する。
さて、本発明による第1実施例では、上述した運転支援機能が順序付けされて記憶されている。図4には順序付けの一例が示される。図4に示される例では、第1順序に車線逸脱警報機能が順序付けられる。第2順序に車線逸脱警報機能及び車線変更支援機能が順序付けられる。第3順序に車線逸脱警報機能、車線変更支援機能、及び、車線維持支援機能が順序付けられる。第4順序に車線逸脱警報機能、車線変更支援機能、車線維持支援機能、及び、交差点支援機能が順序付けられる。なお、図4に示される例では、順序を表す数字が大きくなるにつれて、当該順序がより上位にある。
図4に示される例では、より上位の運転支援機能がより下位の運転支援機能を含むように、言い換えると複数の運転支援機能が包含関係を有するように、順序付けがなされている。すなわち、第4順序の運転支援機能は第3順序の運転支援機能を含む。第3順序の運転支援機能は第2順序の運転支援機能を含む。第2順序の運転支援機能は第1順序の運転支援機能を含む。
一方、図5は、本発明による第1実施例の入力デバイス3の一例を示している。図5に示される例では、入力デバイス3は、運転支援機能の順序を表す数字が付されたボタン3a,3b,3c,3dを備える。図5に示される例では、より上位の運転支援機能がより上方に位置するように、あるいは、より下位の運転支援機能がより下方に位置するように、ボタン3a,3b,3c,3dが並べられる。その結果、ドライバは、より上位の運転支援機能を選択するときには、より上方に位置するボタン3a、3b,3C,3dを選択する。また、ドライバは、より下位の運転支援機能を選択するときには、より下方に位置するボタン3a、3b,3C,3dを選択する。このように、本発明による第1実施例では、入力デバイス3は、ドライバが複数の運転支援機能又は運転支援機能の順序を当該順序に従って選択可能であるように構成されている。このようにすると、ドライバは、入力デバイス3において、複数の運転支援機能又は運転支援機能の順序をより容易に把握することができ、したがって希望する運転支援機能又は運転支援機能の順序をより容易に選択することができ、選択結果をより容易に入力することができる。
しかも、本発明による第1実施例では上述したように、複数の運転支援機能が包含関係を有するように順序付けされている。したがって、ドライバは、入力デバイス3において、希望する運転支援機能をより容易に見付けることができる。言い換えると、ドライバは運転支援機能を容易に選択し、選択結果を入力デバイス3に容易に入力することができる。
図6は、運転支援機能の順序付けの好ましくない例を示している。図6に示される例では、第4順序と第3順序とが包含関係を有していない。その結果、入力デバイス3において、ドライバが希望する運転支援機能を見付けるのが困難となる。この場合、運転支援機能を無秩序にグループ分けした場合と何ら変わりがない。これに対して、本発明による第1実施例では、複数の運転支援機能が包含関係を有するように順序付けされているので、ドライバによる選択及び入力が容易化されている。
本発明による第1実施例では、ドライバは、運転支援機能の順序に対応するボタン3a,3b,3c,3dを押すことにより、運転支援機能又は運転支援機能の順序を選択し、選択結果を入力する。図5に示される入力デバイス3では、ボタン3a,3b,3c,3dのうちいずれか1つが押されると、当該押されたボタン3a,3b,3c,3dに対応する運転支援機能の順序が選択され、押されなかった他のボタン3a,3b,3c,3dに対応する運転支援機能の順序の選択状態が解除され又は非選択状態が維持される。言い換えると、図5に示される入力デバイス3では、押された1つのボタン3a,3b,3c,3dのみがオンとなり、押されなかった他のボタン3a,3b,3c,3dはオフに戻され又は維持される。
入力デバイス3に選択結果が入力されると、運転支援制御部13は、入力された選択結果に基づいて、運転支援機能の実行及び停止を制御する。本発明による第1実施例では、まず選択結果に基づいて、実行すべき運転支援機能が決定される。すなわち、本発明による第1実施例では、第1順序が入力されたときには、第1順序の運転支援機能が実行すべき運転支援機能に決定される。第2順序が入力されたときには、第2順序の運転支援機能が実行すべき運転支援機能に決定される。第3順序が入力されたときには、第3順序の運転支援機能が実行すべき運転支援機能に決定される。第4順序が入力されたときには、第4順序の運転支援機能が実行すべき運転支援機能に決定される。次いで、運転支援機能部12が制御され、実行すべき運転支援機能が実行される。一方、実行すべき運転支援機能に決定されなかった運転支援機能、すなわち実行すべきでない運転支援機能は停止される。
図7は、本発明による第1実施例の運転支援制御を実行するためのルーチンを示している。このルーチンは車両運転中に繰り返し行われる。図7を参照すると、ステップ100では入力デバイス3にドライバの選択結果が入力されたか否かが判別される。入力デバイス3への入力がないときには処理サイクルを終了する。入力デバイス3の入力があると、次いでステップ101に進み、入力された選択結果に基づいて、実行すべき運転支援機能が決定される。続くステップ102では、実行すべき運転支援機能が実行される。
図8は、複数の運転支援機能の順序付けの別の例を示している。図8に示される例では、第1順序に車線逸脱警報機能が順序付けられる。第2順序に車線逸脱警報機能及び車線維持支援機能が順序付けられる。第3順序に車線逸脱警報機能、車線維持支援機能、及び、車線変更支援機能が順序付けられる。第4順序に車線逸脱警報機能、車線維持支援機能、車線変更支援機能、及び、交差点支援機能が順序付けられる。
図8に示される例では、ドライバにより選択される頻度(回数、走行距離)がより高い運転支援機能がより下位の順序になるように、複数の運転支援機能が順序付けされる。すなわち、図8に示される例では、車線逸脱警報機能の選択頻度が最も高く、車線維持支援機能の選択頻度がその次に高く、車線変更支援機能の選択頻度がその次に高く、交差点支援機能の選択頻度が最も低い、との前提に基づいて、複数の運転支援機能が順序付けされる。このように選択頻度に応じて複数の運転支援機能を順序付けすると、ドライバが希望する運転支援機能をより容易に選択することが可能となる。
図9は、複数の運転支援機能の順序付けの更に別の例を示している。図9に示される例では、第1順序に車線逸脱警報機能が順序付けられる。第2順序に車線逸脱警報機能及び車線維持支援機能が順序付けられる。第3順序に車線逸脱警報機能、車線維持支援機能、及び、車線変更支援機能が順序付けられる。第4順序に車線逸脱警報機能、車線維持支援機能、及び、左折支援機能(後述する。)が順序付けられる。なお、左折支援機能は、自車両Vが交差点、T字路などにおいて左折することにより互いに隣接してない車線間を移動するのを支援する機能である。言い換えると、左折支援機能は、交差点支援機能のうち自車両Vの左折のみを支援する。
図9に示される例でも、選択頻度に応じて複数の運転支援機能が順序付けされる。すなわち、図9に示される例では、車線逸脱警報機能の選択頻度が最も高く、車線維持支援機能の選択頻度がその次に高く、車線変更支援機能の選択頻度がその次に高く、交差点支援機能の選択頻度が最も低い。この場合にも、ドライバが希望する運転支援機能をより容易に選択することが可能となる。なお、上述の図8に示される例では、複数の運転支援機能が選択頻度に応じて順序付けされると共に、すべての順序において包含関係を有するように順序付けされる。これに対し図9に示される例では、複数の運転支援機能は、選択頻度に応じて順序付けされるけれども、少なくとも一部の順序(図9の例では第4順序及び第3順序)において包含関係を有さないように順序付けされる。
図10は、複数の運転支援機能の別の例を示している。図10に示される例では、運転支援機能部12は、複数の車両縦方向又は走行方向の運転支援機能を実行可能に構成されている。具体的には、運転支援機能部12は、クルーズコントロール機能(CCともいう。)、アダプティブクルーズコントロール機能(ACCともいう。)、及び、信号機対応アダプティブクルーズコントロール機能(信号機対応ACCともいう。)を実行可能である。
CC機能は、ドライバが指定した目標車速でもって自車両Vが走行するのを支援する機能である。例えば、CC機能は、アクチュエータ4を制御して、自車両Vの速度が目標速度に維持されるのに必要な駆動力及び制動力の少なくとも一方を発生する。
ACC機能は、通常はドライバが指定した目標車速でもって自車両Vが走行し、自車両Vの前方の他車両が目標速度よりも低速で走行しているときには自車両Vが当該他車両の速度に合わせて走行するのを支援する機能である。例えば、ACC機能は、アクチュエータ4を制御して、自車両Vの速度が目標速度に維持されるのに必要な駆動力及び制動力の少なくとも一方を発生すると共に、外部センサ1からの検出情報(他車両など)に基づき駆動力及び制動力の少なくとも一方を制御する。
信号機対応ACC機能は、ACC機能に加えて、信号機の状態(例えば、青信号、赤信号、点滅、右折矢印など)に応じて自車両Vの停車、一時停止、及び通過のいずれかを支援する機能である。例えば、信号機ACC機能は、外部センサ1からの検出情報(信号機の状態)に基づき、アクチュエータ4を制御して、自車両Vの停車、一時停止、及び通過のいずれかに必要な駆動力及び制動力の少なくとも一方を発生する。
図10に示される例では、第1順序にCC機能が順序付けられる。第2順序にACC機能が順序付けられる。第3順序に信号機対応ACC機能が順序付けられる。ACC機能は、他車両に応じた運転支援機能をCC機能に付加したものと考えることができる。信号機ACC機能は、信号機の状態に応じた運転支援機能をACC機能に付加したものと考えることができる。そうすると、図10に示される例でも、包含関係を有するように、運転支援機能が順序付けされているということになる。
次に、本発明による第2実施例を説明する。以下では、本発明による第1実施例との相違点を説明する。上述した本発明による第1実施例では、運転支援機能部12が実行可能な運転支援機能は、互いに順序付けされた複数の運転支援機能からなる単一の運転支援機能群を備え、ドライバはこの運転支援機能群から1つの運転支援機能の順序を選択する。これに対し、本発明による第2実施例では、運転支援機能部12が実行可能な運転支援機能は、互いに順序付けされた複数の運転支援機能からなる複数の運転支援機能群を備え、ドライバは複数の運転支援機能群からそれぞれ1つの運転支援機能の順序を選択する。言い換えると、複数の運転支援機能の順序の組み合わせが選択される。
図11は、運転支援機能部12が実行可能な運転支援機能が第1の運転支援機能群及び第2の運転支援機能群を備える場合の、複数の運転支援機能の順序の組み合わせの一例を模式的に示している。第1の運転支援機能群は例えば、図4に示される4つの運転支援機能からなる。第2の運転支援機能群は例えば、図10に示される3つの運転支援機能からなる。図11に示される例では、横軸は第1の運転支援機能群の運転支援機能の順序を表す数字を示しており、縦軸は第2の運転支援機能群の運転支援機能の順序を表す数字を示している。この場合、ドライバは、第1の運転支援機能群から1つの運転支援機能の順序を選択し、第2の運転支援機能群から1つの運転支援機能の順序を選択する。図11における点Pは、ドライバが、第1の運転支援機能群から数字「3」で表される第2順序を選択し、第2の運転支援機能群から数字「2」で表される第3順序を選択した場合の組み合わせを示している。したがって、2種類の運転支援機能の選択がより容易になる。
次に、図12を参照して、本発明による第3実施例を説明する。以下では、本発明による第1実施例との相違点を説明する。図12を参照すると、第1順序に車線逸脱警報機能及び車線維持支援機能が順序付けられる。第2順序に車線逸脱警報機能、車線維持支援機能、及び、車線変更支援機能が順序付けられる。第3順序に車線逸脱警報機能、車線維持支援機能、車線変更支援機能、及び、交差点支援機能が順序付けられる。この場合、4つの運転支援機能が3つの順序に順序付けされる。すなわち、順序の数は運転支援機能の数よりも少ない。なお、図12に示される例でも、包含関係を有するように運転支援機能が順序付けされる。
図13は、図12に示される例における入力デバイス3の一例を示している。図13に示される例では、入力デバイス3は、運転支援機能の順序を表す上述の数字が付されたボタン3a,3b,3cを備える。このようにすると、例えば図5に示される例に比べて、ボタンの数を減少させることができる。したがって、ドライバの選択がより容易になる。
次に、本発明による第4実施例を説明する。以下では、本発明による第1実施例との相違点を説明する。本発明による第4実施例では図14に示されるように、電子制御ユニット10は、最上位選択部14を備える。
本発明による第4実施例では、運転支援機能部12は最上位選択部14に対し、運転支援機能の順序を表す情報、各運転支援機能が実行可能であるか否かを表す実行可否情報、及び、運転支援の内容を表す支援内容情報する。
実行可否情報について説明すると、本発明による第4実施例では、外部センサ1が白線等を検出できないときには、車線逸脱警報機能、車線維持支援機能、車線変更支援機能、及び、交差点支援機能はそれぞれ実行不可と判断され、車線逸脱警報機能、車線維持支援機能、車線変更支援機能、及び、交差点支援機能の実行可否情報はそれぞれ「不可」とされる。また、自車両Vの近くに交差点、T字路等が存在しないときには、交差点支援機能の実行可否情報は「不可」とされる。それ以外は、車線逸脱警報機能、車線維持支援機能、車線変更支援機能、及び、交差点支援機能はそれぞれ実行可能と判断され、車線逸脱警報機能、車線維持支援機能、車線変更支援機能、及び、交差点支援機能の実行可否情報はそれぞれ「可」とされる。
支援内容情報について説明すると、車線逸脱警報機能の支援内容情報は、例えばブザー音の発生といった警報器5の動作である。車線維持支援機能、車線変更支援機能、及び、交差点支援機能の支援内容情報は、一例では、それぞれの機能を達成するのに必要なステアリングトルクの向き及び大きさ(以下、トルク情報ともいう。)である。別の例では、当該支援内容情報は、上述のトルク情報に加えて、自車両Vの経路又は進路を表す情報(経路/進路情報ともいう。)である。
一方、本発明による第4実施例では図15に示されるように、第1順序に車線逸脱警報機能が順序付けられる。第2順序に車線維持支援機能が順序付けられる。第3順序に車線変更支援機能が順序付けられる。第4順序に交差点支援機能が順序付けられる。すなわち、この例でも、図8に示される例と同様に、選択頻度に応じて複数の運転支援機能が順序付けされる。
本発明による第4実施例では、上述した最上位選択部14は、運転支援機能部12からの上述の情報と、入力デバイス3により入力された運転支援機能の順序とに基づいて、実行可能な最上位の運転支援機能を選択する。このことを、図16を参照しながら説明する。
図16は、運転支援機能部12から最上位選択部14に送信される情報の一例を示している。図16に示される例では、第2順序の運転支援機能すなわち車線維持支援機能、及び、第4順序の運転支援機能すなわち交差点支援機能が実行可能であり、第1順序の運転支援機能すなわち車線逸脱警報機能、及び、第3順序の運転支援機能すなわち車線変更支援機能が実行不可である。また、運転支援機能が実行可能であるときには、当該運転支援機能の支援内容情報が送信される。運転支援機能が実行不可であるときには、当該運転支援機能の支援内容情報は送信されない。
本発明による第4実施例では、最上位選択部14は、入力デバイス3により入力された順序の運転支援機能を運転支援機能の順序に基づいて、実行可能な最上位の運転支援機能を選択する。すなわち、入力された順序の運転支援機能が実行可能な場合には、当該順序の運転支援機能が最上位の運転支援機能とされる。入力された順序の運転支援機能が実行不可の場合には、当該順序の運転支援機能よりも下位の運転支援機能のうち実行可能でかつより上位の運転支援機能が最上位の運転支援機能とされる。例えば、図16に示される例において、入力デバイス3に入力された運転支援機能の順序が第3順序である場合には、実行可能な最上位の運転支援機能は、第3順序である。
本発明による第4実施例では更に、最上位選択部14は、実行可能な最上位の運転支援機能の支援内容情報を運転支援制御部13に送信する。その結果、送信された支援内容情報に対応する運転支援機能が実行される。例えば、図16に示される例では、第2順序の運転支援機能すなわち車線維持支援機能の支援内容情報が運転支援制御部13に送信され、車線維持支援機能が実行される。その結果、ドライバの操作性がより高められる。
別の実施例では、最上位選択部14は、実行可能な最上位の運転支援機能の支援内容情報に加えて、実行可能な最上位の運転支援機能よりも下位でかつ実行可能な運転支援機能の支援内容情報を運転支援制御部13に送信する。例えば、図16に示される例では、第2順序の運転支援機能すなわち車線維持支援機能の支援内容情報が運転支援制御部13に送信され、車線維持支援機能が実行される。
図17は、運転支援機能部12から送信される情報の別の例を示している。図17に示される例でも、図16に示される例と同様に、第2順序の運転支援機能すなわち車線維持支援機能、及び、第4順序の運転支援機能すなわち交差点支援機能が実行可能であり、第1順序の運転支援機能すなわち車線逸脱警報機能、及び、第3順序の運転支援機能すなわち車線変更支援機能が実行不可である。図17に示される例では、図16に示される例と比較して、運転支援機能の実行可否情報が送信されない。また、実行不可の第1順序及び第3順序の順序情報も送信されない。したがって、通信負荷を低減することができる。
運転支援機能部12から送信される情報の更に別の例では、運転支援機能部12は、上述した実行可否情報に代えて、フラグ情報を送信する。このフラグ情報は、図18に示されるように、対応する運転支援機能が実行可能でありかつ当該運転支援機能の必要性があると判断されたときに1とされ、それ以外はゼロとされる。例えば、自車両Vが走行すべき車線から逸脱したとき又は逸脱しそうなときに、車線逸脱警報機能の必要性があり、それ以外は必要性がないと判断される。あるいは、自車両Vが車線を変更すべきときに、車線変更支援機能の必要性があり、それ以外は必要性がないと判断される。あるいは、自車両Vが走行すべき車線を逸脱したか又は逸脱しそうなときに、車線維持支援機能の必要性があり、それ以外は必要性がないと判断される。あるいは、自車両Vが左折又は右折するときに、交差点支援機能の必要性があり、それ以外は必要性がないと判断される。この例でも、通信負荷を低減できる。なお、仮に、運転支援機能の必要性を考慮しないとした例では、運転支援機能の必要性がある場合も必要性がない場合も、フラグ情報は1となる。
本発明による参考例では、ドライバは、入力デバイス3に最上位の順序のみを入力可能である。この場合、入力された順序の運転支援機能が実行される。入力された順序の運転支援機能が実行不可であれば、より下位のすべての運転支援機能が実行される。1つ下位の運転支援機能が実行不可であれば、より下位のすべての運転支援機能が実行される。例えば、第1順序にACC機能が順序付けられ、第2順序に車線維持支援機能が順序付けられ、第3順序に自動運転機能が順序付けられる例において、第3順序が選択された場合には、第3順序の自動運転機能が実行される。自動運転が実行不可の場合には、第2順序の車線維持支援機能及び第1順序のACC機能が実行される。車線維持支援機能が実行不可の場合には、第1順序のACC機能が実行される。
本発明による別の参考例では、例えば、運転支援機能が3つの順序に順序付けされた場合に、入力デバイス3は、第1順序の運転支援機能の選択を可能な第1の入力デバイスと、第2順序の運転支援機能の選択を可能な第2の入力デバイスと、を備える。第1の入力デバイスにおいて第1順序の運転支援機能が選択され、第2の入力デバイスにおいて第2順序の運転支援機能が選択された場合には、第3順序の運転支援機能が実行される。この別の参考例では、例えば、第1順序にACC機能が順序付けられ、第2順序に車線維持支援機能が順序付けられ、第3順序に自動運転機能が順序付けられる。
次に、本発明による第5実施例を説明する。以下では、本発明による第4実施例との相違点を説明する。入力された運転支援機能の順序にかかわらず、すべての順序の運転支援機能について、運転支援機能に必要な演算処理(以下、演算処理ともいう。)が行われると、電子制御ユニット10の演算負荷及び消費電力が過度に大きくなるおそれがある。ここで、演算処理は、当該運転支援機能が実行可能であるか否かの判断、当該運転支援機能の支援内容の算出又は決定、などを含み、電子制御ユニット10において行われる。
そこで、本発明による第5実施例では、まず、入力された順序の運転支援機能について演算処理が行われる。入力された順序の運転支援機能が実行可能であるときには、演算処理を終了する。一方、入力された順序の運転支援機能が実行不可であるときには、1つ下位の運転支援機能について演算処理が行われる。1つ下位の運転支援機能が実行可能であれば、演算処理を終了し、実行不可であれば、更に1つ下位の運転支援機能について演算処理が行われる。このようにすると、電子制御ユニット10の演算負荷及び消費電力が低減される。
本発明による別の実施例(図示しない)では、入力された順序の運転支援機能と、入力された順序よりも下位のすべての運転支援機能とについて、演算処理が行われる。この場合、入力された順序よりも上位の運転支援機能について、演算処理が行われない。したがって、すべての運転支援機能について演算処理が行われる場合に比べて、電子制御ユニット10の演算負荷及び消費電力が低減される。
ところで、例えば、第1順序にACC機能が順序付けられ、第2順序に車線維持支援機能が順序付けられ、第3順序に自動運転機能が順序付けられる場合であって、第3順序が入力された場合、本発明による第4実施例又は第5実施例では、自動運転機能が実行可能であれば自動運転が行われ、自動運転機能が実行不可であればマニュアル運転が行われる。ところが、自動運転機能が実行可能な状態と、自動運転機能が実行不可の状態とが頻繁に切り換わる場合には、ドライバが車両運転を自動運転システムに委ねる状態と、ドライバがステアリングを握る必要がある状態とが頻繁に切り換わることになり、好ましくない。そこで本発明による別の実施例では、自動運転機能が実行可能な状態と、自動運転機能が実行不可の状態とが頻繁に切り換わる場合には、第3順序よりも1つ下位の第2順序を選択する。その結果、自動運転機能が停止されるだけでなく、第2順序の車線維持支援機能及び第1順序のACC機能、又は、第1順序のACC機能が実行されつつ、マニュアル運転が行われる。
図19から図26は、入力デバイス3の種々の別の実施例を示している。
図19に示される例では、入力デバイス3は、例えば上下方向に並べて配置された2つのボタン3Xa,3Xbを備える。より上方に配置されたボタン3Xaがドライバにより押されると、より上位の順序が入力される。より下方に配置されたボタン3Xbがドライバにより押されると、より下位の順序が入力される。
図20に示される例では、入力デバイス3は、複数の停止位置を有するダイヤル3Yを備える。複数の停止位置は、順序に対応する停止位置と、運転支援機能の停止に対応する停止位置と、を含む。順序に対応する停止位置は、順序に従って並べられており、更に、最も下位の順序を表す数字が、運転支援機能の停止に対応する停止位置に隣接配置されている。順序に対応する停止位置にダイヤル3Yがドライバによりセットされると、当該順序が入力される。運転支援機能の停止に対応する停止位置にダイヤル3Yがドライバによりセットされると、運転支援機能が停止される。
図21に示される例では、入力デバイス3は、例えばステアリングコラムに設けられたレバー3Zを備える。レバー3Zは、一例では、上向き操作及び下向き操作が可能である。レバー3Zがドライバにより上向き操作されると、より上位の順序が入力される。レバー3Zがドライバにより下向き操作されると、より下位の順序が入力される。別の例では、レバー3Zは、順序に対応する停止位置を有する。順序に対応する停止位置にレバー3Zがドライバによりセットされると、当該順序が入力される。
図22から図26に示される例では、入力デバイス3は、タッチパネル3Wを備える。このタッチパネル3Wは例えば、ナビゲーションシステムのディスプレイ、ヘッドアップディスプレイなどから構成される。図22に示される例では、タッチパネル3Wにおいて、順序を表す数字が、順序に従って並べて表示される。順序を表す数字がドライバによりタッチされると、当該順序が入力される。一方、図23に示される例では、タッチパネル3Wにおいて、互いに逆向きの一対の矢印が表示される。一例では、一方の矢印がドライバによりタッチされると、より上位の順序が入力される。他方の矢印がドライバによりタッチされると、より下位の順序が入力される。別の例では、一方の矢印に従ってドライバがスワイプすると、より上位の順序が入力される。他方の矢印に従ってドライバがスワイプすると、より下位の順序が入力される。
図24に示される例では、タッチパネル3Wにおいて、複数の運転支援機能が順序に従って並べて表示される。図24に示される例では、最も上位の第4順序の交差点支援機能の表示領域が最も上方に配置され、次に上位の第3順序の車線変更支援機能の表示領域がその下に配置され、次に上位の第2順序の車線維持支援機能の表示領域がその下に配置され、次に上位の第1順序の車線逸脱警報機能の表示領域がその下に配置される。この場合、ドライバは、選択した順序の運転支援機能の表示領域をタッチし、当該順序を入力する。また、タッチパネル3Wにおいて、ドライバが選択した順序が表示される。図24に示される例では、図24にINPで示されるように、ドライバが選択した順序の運転支援機能が枠線によって囲まれる。更に、タッチパネル3Wにおいて、現在実行されている運転支援機能が表示される。図24に示される例では、図24にONで示されるように、現在実行されている運転支援機能が、対応する表示領域にドットを付すことにより表示される。
図25に示される例でも、タッチパネル3Wにおいて、複数の運転支援機能が順序に従って並べて表示される。また、ドライバが順序を入力していないときに、現在実行可能な運転支援機能が表示される。図25に示される例では、図25にAVLで示されるように、現在実行可能な運転支援機能の表示領域が枠線で囲まれる。
図11を参照して説明した場合、すなわち運転支援機能部12が実行可能な運転支援機能が第1の運転支援機能群及び第2の運転支援機能群を備える場合には、図26においてINPで示されるように、タッチパネル3Wにおいて、ドライバが選択した順序が枠線でもって表示される。また、図26においてONで示されるように、現在実行されている運転支援機能がドットでもって表示される。
次に、本発明による第6実施例を説明する。以下では、本発明による第4実施例との相違点を説明する。上述した第4実施例では、最上位選択部14は、実行可能な最上位の運転支援機能の支援内容情報を運転支援制御部13に送信する。その結果、送信された支援内容情報に対応する運転支援機能が実行される。この場合、複数の運転支援機能の支援内容情報が同時に運転支援制御部13に送られ、それによって複数の運転支援機能が同時に実行されると、ドライバが対応できないおそれがある。
そこで本発明による第6実施例では、最上位選択部14は、複数の運転支援機能の支援内容情報をあらかじめ定められた遅延時間が経過するごとに1つずつ運転支援制御部13に送信する。具体的には、最も下位の運転支援機能の支援内容情報から順に、遅延時間が経過するごとに、支援内容情報が送信される。すなわち、まず、最も下位の運転支援制御の支援内容情報が送信され、次いで遅延時間が経過すると、上位の運転支援機能の支援内容情報が送信される。次いで、遅延時間が経過すると、更に上位の運転支援機能の支援内容情報が送信され、これが繰り返される。このようにすると、複数の運転支援機能が徐々に実行され、ドライバは対応可能となる。また、ドライバが使い慣れていない自動運転を開始したときに、ドライバは習熟しやすくなる。更に、誤入力があった場合でも、ドライバが当該誤入力に気がつきやすくなる。
1 外部センサ
3 入力デバイス
4 アクチュエータ
10 電子制御ユニット
12 運転支援機能部
13 運転支援制御部

Claims (1)

  1. 複数の運転支援機能を実行可能な運転支援機能部であって、前記複数の運転支援機能があらかじめ順序付けされている、前記運転支援機能部と、
    ドライバが前記運転支援機能又は前記運転支援機能の順序を選択し選択結果を入力するための入力デバイスであって、ドライバが前記複数の運転支援機能又は前記運転支援機能の順序を前記順序に従って選択可能であるように構成されている、前記入力デバイスと、
    入力された前記選択結果に基づいて、前記運転支援機能の実行及び停止を制御するように構成されている運転支援制御部と、
    を備える、車両用運転支援装置。
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