JPH1134829A - 進行方向補正装置 - Google Patents
進行方向補正装置Info
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- JPH1134829A JPH1134829A JP9192462A JP19246297A JPH1134829A JP H1134829 A JPH1134829 A JP H1134829A JP 9192462 A JP9192462 A JP 9192462A JP 19246297 A JP19246297 A JP 19246297A JP H1134829 A JPH1134829 A JP H1134829A
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- Japan
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- vehicle
- control
- wheel brake
- yaw rate
- brake
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2201/00—Particular use of vehicle brake systems; Special systems using also the brakes; Special software modules within the brake system controller
- B60T2201/08—Lane monitoring; Lane Keeping Systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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- B60T2201/08—Lane monitoring; Lane Keeping Systems
- B60T2201/081—Lane monitoring; Lane Keeping Systems using distance control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2201/00—Particular use of vehicle brake systems; Special systems using also the brakes; Special software modules within the brake system controller
- B60T2201/08—Lane monitoring; Lane Keeping Systems
- B60T2201/083—Lane monitoring; Lane Keeping Systems using active brake actuation
Abstract
(57)【要約】
【課題】 進行方向自動補正を、走行状態との整合性が
高く方向修正の安定性が高いものとする。運転者に注意
力の高揚をうながす。 【解決手段】 レ−ンに対する逸脱量を検出するカメラ
10および画像処理ECU;車輪ブレ−キ51,52を
増圧しブレ−キ圧配分を制御するブレ−キ液回路30お
よび制御ECU10;報知器110および120;およ
びクル−ズ制御ECU;を備え、車両方向補正の可否を
検定し可であるとき、逸脱量が0m以上のときに1次警
報を発生し、絶対値が1m以上のときに2次警報を発生
するとともに逸脱補正用ヨ−レ−トyawSを振動ヨ−レ
−トyawS(1+sinωτ)に変更して速度vと半径Rに対応
するヨ−レ−トv/Rを加えた値yawO=v/R+yawS(1+
sinωτ)を目標値として、実ヨ−レ−トYを目標値に合
わせる車輪ブレ−キ圧配分を行なう。
高く方向修正の安定性が高いものとする。運転者に注意
力の高揚をうながす。 【解決手段】 レ−ンに対する逸脱量を検出するカメラ
10および画像処理ECU;車輪ブレ−キ51,52を
増圧しブレ−キ圧配分を制御するブレ−キ液回路30お
よび制御ECU10;報知器110および120;およ
びクル−ズ制御ECU;を備え、車両方向補正の可否を
検定し可であるとき、逸脱量が0m以上のときに1次警
報を発生し、絶対値が1m以上のときに2次警報を発生
するとともに逸脱補正用ヨ−レ−トyawSを振動ヨ−レ
−トyawS(1+sinωτ)に変更して速度vと半径Rに対応
するヨ−レ−トv/Rを加えた値yawO=v/R+yawS(1+
sinωτ)を目標値として、実ヨ−レ−トYを目標値に合
わせる車輪ブレ−キ圧配分を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行レ−ン
逸脱を自動監視し逸脱を生ずるときには、左右車輪ブレ
−キの少くとも一方のブレ−キ圧を自動増圧し、左右車
輪ブレ−キ圧の配分を自動調整して車両を走行レ−ン内
に戻す、車両進行方向の自動補正に関する。以下におい
て、左右車輪ブレ−キのブレ−キ圧配分の調整すなわち
差動ブレ−キングによる車両進行方向の変更をブレ−キ
ステアと称す。
逸脱を自動監視し逸脱を生ずるときには、左右車輪ブレ
−キの少くとも一方のブレ−キ圧を自動増圧し、左右車
輪ブレ−キ圧の配分を自動調整して車両を走行レ−ン内
に戻す、車両進行方向の自動補正に関する。以下におい
て、左右車輪ブレ−キのブレ−キ圧配分の調整すなわち
差動ブレ−キングによる車両進行方向の変更をブレ−キ
ステアと称す。
【0002】
【従来の技術】上記進行方向自動補正は、走行車両の前
方に対する運転者の注意が低下しているとき、例えば脇
見,居眠りあるいは眠り前後の不覚醒状態のとき、車両
走行の安全を一時的に確保するのに効果的である。
方に対する運転者の注意が低下しているとき、例えば脇
見,居眠りあるいは眠り前後の不覚醒状態のとき、車両
走行の安全を一時的に確保するのに効果的である。
【0003】Vehicle System Dynamics Supplement 25
(1996), pp.383-396 の、A warningand Intervention S
ystem to prevent Road-Departure Accidents は、車両
前方のシ−ンをテレビカメラで撮影し画像処理によって
走行レ−ンを検出し、車両上の他のセンサの検出情報か
ら車両挙動を推定し、走行レ−ンからの意図しない逸脱
を生じたときには、逸脱量を制御量とし操作量を車輪ブ
レ−キ圧配分とするフィ−ドバック制御により、走行レ
−ンに戻る方向に車両進行方向を自動調整する。
(1996), pp.383-396 の、A warningand Intervention S
ystem to prevent Road-Departure Accidents は、車両
前方のシ−ンをテレビカメラで撮影し画像処理によって
走行レ−ンを検出し、車両上の他のセンサの検出情報か
ら車両挙動を推定し、走行レ−ンからの意図しない逸脱
を生じたときには、逸脱量を制御量とし操作量を車輪ブ
レ−キ圧配分とするフィ−ドバック制御により、走行レ
−ンに戻る方向に車両進行方向を自動調整する。
【0004】1994年5月に発行された自動車技術会
の学術講演会前刷集941の第25〜28頁の「車両の
蛇行と覚醒度の相関について」には、車両前方のシ−ン
をテレビカメラで撮影し画像処理によって走行レ−ンを
区分する路上の白線を検出し、そして車両の横変位量を
算出して車両の蛇行状態を検出することが提示されてい
る。
の学術講演会前刷集941の第25〜28頁の「車両の
蛇行と覚醒度の相関について」には、車両前方のシ−ン
をテレビカメラで撮影し画像処理によって走行レ−ンを
区分する路上の白線を検出し、そして車両の横変位量を
算出して車両の蛇行状態を検出することが提示されてい
る。
【0005】本出願人は、走行レ−ンの検出とレ−ン
幅,カ−ブ,前方車両等の検出をすでに提示した(例え
ば特開平6−213660号公報)。また、車両前方シ
−ンを撮影するテレビカメラをレ−ンカ−ブに倣ってス
テアリングして前方走行レ−ンを追跡する技術を提示し
た(例えば特開平9−96507号公報)。更に、車輪
ブレ−キの配分制御技術を提示した(例えば特開平8−
207737号公報)。これらの技術を集成することに
より、上述の進行方向自動補正を実現することができ
る。
幅,カ−ブ,前方車両等の検出をすでに提示した(例え
ば特開平6−213660号公報)。また、車両前方シ
−ンを撮影するテレビカメラをレ−ンカ−ブに倣ってス
テアリングして前方走行レ−ンを追跡する技術を提示し
た(例えば特開平9−96507号公報)。更に、車輪
ブレ−キの配分制御技術を提示した(例えば特開平8−
207737号公報)。これらの技術を集成することに
より、上述の進行方向自動補正を実現することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、逸脱量を制
御量とし操作量を車輪ブレ−キ圧配分とするフィ−ドバ
ック制御は、逸脱量が大きいと車輪ブレ−キの増圧が高
く、小さいと低く、逸脱量を修正する効果は高いが、逸
脱量が大きいとき車両の方向変化が大きく、路面状態に
よっては、車輪ブレ−キ圧上昇が過大になって車輪がロ
ックするとか、車両の方向変化が急で車両がスピンを起
すなど、不安定な挙動を生じ易いと推察される。走行中
の車両の運転者によるステアリングは、一般的に車速,
カ−ブ半径および路面摩擦係数に対応したものである。
上述の進行方向自動補正のためのブレ−キステアも、車
速,カ−ブ半径および路面摩擦係数(これらを合せて走
行状態と称す)に対応する円滑なものとなるのが好まし
く、運転者の意志が反映されないブレ−キステアは、逸
脱量の迅速な矯正よりもむしろ車両の走行状態に合った
安定つか穏やかな方向修正にウェイトを置くべきと考え
られる。
御量とし操作量を車輪ブレ−キ圧配分とするフィ−ドバ
ック制御は、逸脱量が大きいと車輪ブレ−キの増圧が高
く、小さいと低く、逸脱量を修正する効果は高いが、逸
脱量が大きいとき車両の方向変化が大きく、路面状態に
よっては、車輪ブレ−キ圧上昇が過大になって車輪がロ
ックするとか、車両の方向変化が急で車両がスピンを起
すなど、不安定な挙動を生じ易いと推察される。走行中
の車両の運転者によるステアリングは、一般的に車速,
カ−ブ半径および路面摩擦係数に対応したものである。
上述の進行方向自動補正のためのブレ−キステアも、車
速,カ−ブ半径および路面摩擦係数(これらを合せて走
行状態と称す)に対応する円滑なものとなるのが好まし
く、運転者の意志が反映されないブレ−キステアは、逸
脱量の迅速な矯正よりもむしろ車両の走行状態に合った
安定つか穏やかな方向修正にウェイトを置くべきと考え
られる。
【0007】上記フィ−ドバック制御に、車速,カ−ブ
半径,ヨ−レ−ト等のパラメ−タを導入し、これらに応
じて操作量を修正することにより、走行状態に対するブ
レ−キステアの整合性と円滑性に改善が見られると推察
する。しかしながら、制御量が逸脱量であるため、逸脱
量が大きいと車輪ブレ−キの増圧が高く、方向変化が大
きいという特徴は、上記フィ−ドバック制御本来の目的
であるため、維持される。
半径,ヨ−レ−ト等のパラメ−タを導入し、これらに応
じて操作量を修正することにより、走行状態に対するブ
レ−キステアの整合性と円滑性に改善が見られると推察
する。しかしながら、制御量が逸脱量であるため、逸脱
量が大きいと車輪ブレ−キの増圧が高く、方向変化が大
きいという特徴は、上記フィ−ドバック制御本来の目的
であるため、維持される。
【0008】他車両の運転者から見ると、比較的に急速
な方向変化をする先行車両あるいは対向車両には不安を
おぼえる。他車両がレ−ン逸脱を生ずる場合、それが急
速にレ−ン内に戻る挙動を示すよりも、走行状態から見
て緩やかではあるが安定して次第にレ−ン内に戻る方
が、対処が容易である。
な方向変化をする先行車両あるいは対向車両には不安を
おぼえる。他車両がレ−ン逸脱を生ずる場合、それが急
速にレ−ン内に戻る挙動を示すよりも、走行状態から見
て緩やかではあるが安定して次第にレ−ン内に戻る方
が、対処が容易である。
【0009】ところで、車両上での走行レ−ンの検出の
信頼性は十分とは言えず、また、運転者の正常な判断に
よる、他車両又は障害物回避のための走行レ−ン逸脱や
走行レ−ン変更、あるいは、運転者の好みによる走行レ
−ンの変更は、比較的に頻繁に行なわれるが、このとき
の運転者の正常な意志と、ブレ−キステアとの整合性は
低い。したがって、上述の進行方向自動補正のためのブ
レ−キステア量は、それによって車両運転に支障を生じ
ないように、可及的に小さくするのが好ましい。その反
面、運転者の注意力低下(例えば居眠りや脇見)のとき
には、レ−ン逸脱を生ずるときブレ−キステアが強力に
効くのが好ましい。しかし、これらの課題を同時に、自
動制御にて実現することは現時点では困難である。
信頼性は十分とは言えず、また、運転者の正常な判断に
よる、他車両又は障害物回避のための走行レ−ン逸脱や
走行レ−ン変更、あるいは、運転者の好みによる走行レ
−ンの変更は、比較的に頻繁に行なわれるが、このとき
の運転者の正常な意志と、ブレ−キステアとの整合性は
低い。したがって、上述の進行方向自動補正のためのブ
レ−キステア量は、それによって車両運転に支障を生じ
ないように、可及的に小さくするのが好ましい。その反
面、運転者の注意力低下(例えば居眠りや脇見)のとき
には、レ−ン逸脱を生ずるときブレ−キステアが強力に
効くのが好ましい。しかし、これらの課題を同時に、自
動制御にて実現することは現時点では困難である。
【0010】本発明は、走行状態との整合性が高く方向
修正の安定性が高いブレ−キステアを提供することを第
1の目的とし、運転者に注意力の高揚をうながすブレ−
キステアを提供すること第2の目的とする。
修正の安定性が高いブレ−キステアを提供することを第
1の目的とし、運転者に注意力の高揚をうながすブレ−
キステアを提供すること第2の目的とする。
【0011】
(1)路上の走行レ−ンに対する該路上を走行中の車両
(CAR)の偏位量を検出する偏位検出装置(140,160);前記
車両の車輪ブレ−キ(51〜54)を増圧し車輪ブレ−キ圧配
分を制御する車輪ブレ−キ圧制御装置(10,30);およ
び、前記車輪ブレ−キ圧制御装置(10,30)に、ヨ−レ−
ト(Y),横方向速度および横方向加速度(GY)の少くとも
一者を指標とし前記偏位量を低減する方向の車両進行方
向の変更によって車両に現われる前記指標の値(yawS)
を道路カ−ブに沿った走行によって現われる前記指標の
値(v/R)に加えた値(v/R+yawS)を目標値とし車両に現
われる前記指標の値(Y)を該目標値(v/R+yawS)に合わ
せるための車輪ブレ−キ圧配分制御を指令する、クル−
ズ制御手段(100);を備える進行方向補正装置。なお、
理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述
する実施例の対応要素の記号,対応事項又は相当事項
を、参考までに付記した。
(CAR)の偏位量を検出する偏位検出装置(140,160);前記
車両の車輪ブレ−キ(51〜54)を増圧し車輪ブレ−キ圧配
分を制御する車輪ブレ−キ圧制御装置(10,30);およ
び、前記車輪ブレ−キ圧制御装置(10,30)に、ヨ−レ−
ト(Y),横方向速度および横方向加速度(GY)の少くとも
一者を指標とし前記偏位量を低減する方向の車両進行方
向の変更によって車両に現われる前記指標の値(yawS)
を道路カ−ブに沿った走行によって現われる前記指標の
値(v/R)に加えた値(v/R+yawS)を目標値とし車両に現
われる前記指標の値(Y)を該目標値(v/R+yawS)に合わ
せるための車輪ブレ−キ圧配分制御を指令する、クル−
ズ制御手段(100);を備える進行方向補正装置。なお、
理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述
する実施例の対応要素の記号,対応事項又は相当事項
を、参考までに付記した。
【0012】この車輪ブレ−キ圧配分制御すなわちブレ
−キステアは、偏位量(逸脱量)を制御量とするもので
はなく、ヨ−レ−ト(Y),横方向速度および又は横方向
加速度(GY)を制御量とするフィ−ドバック制御である。
図面を参照して後述する実施例では、ヨ−レ−ト(Y)を
指標としているので、この例に基づいて説明すると、ブ
レ−キステアは、ヨ−レ−ト(Y)を制御量とし、操作量
を車輪ブレ−キ圧とするフィ−ドバック制御である。ヨ
−レ−ト(Y)は、車両の走行状態に対応した値であるの
で、ブレ−キステアが作用していないときのヨ−レ−ト
(Y≒v/R)にブレ−キステア用のヨ−レ−ト(yawS)を加
えた値(v/R+yawS)を目標値として、実ヨ−レ−ト(Y:
検出値)が目標値(v/R+yawS)に合致するように車輪ブ
レ−キ圧配分を制御すると、車両にはバイアス分のヨ−
レ−ト(yawS)を発生するブレ−キステアが作用する。
−キステアは、偏位量(逸脱量)を制御量とするもので
はなく、ヨ−レ−ト(Y),横方向速度および又は横方向
加速度(GY)を制御量とするフィ−ドバック制御である。
図面を参照して後述する実施例では、ヨ−レ−ト(Y)を
指標としているので、この例に基づいて説明すると、ブ
レ−キステアは、ヨ−レ−ト(Y)を制御量とし、操作量
を車輪ブレ−キ圧とするフィ−ドバック制御である。ヨ
−レ−ト(Y)は、車両の走行状態に対応した値であるの
で、ブレ−キステアが作用していないときのヨ−レ−ト
(Y≒v/R)にブレ−キステア用のヨ−レ−ト(yawS)を加
えた値(v/R+yawS)を目標値として、実ヨ−レ−ト(Y:
検出値)が目標値(v/R+yawS)に合致するように車輪ブ
レ−キ圧配分を制御すると、車両にはバイアス分のヨ−
レ−ト(yawS)を発生するブレ−キステアが作用する。
【0013】このブレ−キステアによるステア量は、偏
位量(逸脱量)には依存せず、車速(v)や道路カ−ブ半
径(R)の如何にかかわらずバイアス分のヨ−レ−ト(yaw
S)を追加発生するものである。換言すると、車両に、
その走行状態に左右されず所期の方向変化をもたらす。
後述の実施例では、バイアス分のヨ−レ−トyawS=±
2°/secであり低い値である。このヨ−レ−ト値は、車
輪ブレ−キに実効圧を加えるための下限値以上かつ車両
方向変化が緩やかと見なしうる上限値以下の範囲内のも
のであり、しかも該下限値と上限値の間の中間値よりや
や低い値である。これにより、車両の方向変化が安定か
つ緩やかなものとなる。
位量(逸脱量)には依存せず、車速(v)や道路カ−ブ半
径(R)の如何にかかわらずバイアス分のヨ−レ−ト(yaw
S)を追加発生するものである。換言すると、車両に、
その走行状態に左右されず所期の方向変化をもたらす。
後述の実施例では、バイアス分のヨ−レ−トyawS=±
2°/secであり低い値である。このヨ−レ−ト値は、車
輪ブレ−キに実効圧を加えるための下限値以上かつ車両
方向変化が緩やかと見なしうる上限値以下の範囲内のも
のであり、しかも該下限値と上限値の間の中間値よりや
や低い値である。これにより、車両の方向変化が安定か
つ緩やかなものとなる。
【0014】
(2)進行方向補正装置は更に報知手段(110,120)を備
え、前記クル−ズ制御手段(100)は、前記偏位量が第1
設定値(0m)以上のときに1次警報を前記報知手段(110,1
20)にて発生し、第1設定値を越える第2設定値(1m)以
上のときに2次警報を前記報知手段にて発生し前記車輪
ブレ−キ圧制御装置(10,30)に、前記車輪ブレ−キ圧配
分制御を指令する。
え、前記クル−ズ制御手段(100)は、前記偏位量が第1
設定値(0m)以上のときに1次警報を前記報知手段(110,1
20)にて発生し、第1設定値を越える第2設定値(1m)以
上のときに2次警報を前記報知手段にて発生し前記車輪
ブレ−キ圧制御装置(10,30)に、前記車輪ブレ−キ圧配
分制御を指令する。
【0015】これによれば、車両偏位(逸脱量)がレ−ン
逸脱ぎみであるときに、1次警報すなわち予備警報が発
生される。そして、車両偏位(逸脱量)が大きいときに2
次警報すなわちブレ−キステア実施報知が発生され上記
(1)のブレ−キステアが自動的に実行される。
逸脱ぎみであるときに、1次警報すなわち予備警報が発
生される。そして、車両偏位(逸脱量)が大きいときに2
次警報すなわちブレ−キステア実施報知が発生され上記
(1)のブレ−キステアが自動的に実行される。
【0016】(3)前記指標はヨ−レ−ト(Y)である。
【0017】(4)路上の走行レ−ンに対する該路上を
走行中の車両(CAR)の偏位量を検出する偏位検出装置(14
0,160);前記車両の車輪ブレ−キ(51〜54)を増圧し車輪
ブレ−キ圧配分を制御する車輪ブレ−キ圧制御装置(10,
30);報知手段(110,120);および、前記偏位量が第1設
定値(0m)以上のときに1次警報を前記報知手段(110,12
0)にて発生し、第1設定値を越える第2設定値(1m)以上
のときに2次警報を前記報知手段にて発生し前記車輪ブ
レ−キ圧制御装置(10,30)に、前記偏位量を低減しかつ
時系列で前記偏位量を揺動するための車輪ブレ−キ圧配
分制御を指令する、クル−ズ制御手段(100);を備える
進行方向補正装置。
走行中の車両(CAR)の偏位量を検出する偏位検出装置(14
0,160);前記車両の車輪ブレ−キ(51〜54)を増圧し車輪
ブレ−キ圧配分を制御する車輪ブレ−キ圧制御装置(10,
30);報知手段(110,120);および、前記偏位量が第1設
定値(0m)以上のときに1次警報を前記報知手段(110,12
0)にて発生し、第1設定値を越える第2設定値(1m)以上
のときに2次警報を前記報知手段にて発生し前記車輪ブ
レ−キ圧制御装置(10,30)に、前記偏位量を低減しかつ
時系列で前記偏位量を揺動するための車輪ブレ−キ圧配
分制御を指令する、クル−ズ制御手段(100);を備える
進行方向補正装置。
【0018】これによれば、車両偏位(逸脱量)がレ−ン
逸脱ぎみであるときに、1次警報すなわち予備警報が発
生される。そして、車両偏位(逸脱量)が大きいときに2
次警報すなわちブレ−キステア実施報知が発生されブレ
−キステアが自動的に実行される。このブレ−キステア
が、レ−ン逸脱を低減しかつ時系列で偏位量を揺動する
ものであるので車両の進行方向がレ−ン内に戻る方向を
中心に左右に揺動し、これによって運転者にヨ−レ−ト
振動(横加速度振動)が加わる。これは定常走行中のヨ
−レ−トと異なり、運転者に対しては刺激となり、運転
者の注意力が高くなる。この車両挙動は、該車両に対し
て他車両が注目する(注意力を向ける)効果も期待され
る。
逸脱ぎみであるときに、1次警報すなわち予備警報が発
生される。そして、車両偏位(逸脱量)が大きいときに2
次警報すなわちブレ−キステア実施報知が発生されブレ
−キステアが自動的に実行される。このブレ−キステア
が、レ−ン逸脱を低減しかつ時系列で偏位量を揺動する
ものであるので車両の進行方向がレ−ン内に戻る方向を
中心に左右に揺動し、これによって運転者にヨ−レ−ト
振動(横加速度振動)が加わる。これは定常走行中のヨ
−レ−トと異なり、運転者に対しては刺激となり、運転
者の注意力が高くなる。この車両挙動は、該車両に対し
て他車両が注目する(注意力を向ける)効果も期待され
る。
【0019】(5)車両のヨ−レ−トを検出する手段(Y
A);を更に備え、前記車輪ブレ−キ圧制御装置(10,30)
は、前記偏位量を低減する方向の車両進行方向の変更に
よって車両に現われるヨ−レ−トの方向と同方向の偏位
補正用のヨ−レ−ト(yawS)に、時系列で増減する揺動
ヨ−レ−ト(sinωτ)を重ね合せた振動ヨ−レ−ト〔yaw
S(1+sinωτ)〕を算出し、前記ヨ−レ−ト検出手段(Y
A)が検出するヨ−レ−ト(Y)を該振動ヨ−レ−ト分変化
させる車輪ブレ−キ圧配分を行なう。
A);を更に備え、前記車輪ブレ−キ圧制御装置(10,30)
は、前記偏位量を低減する方向の車両進行方向の変更に
よって車両に現われるヨ−レ−トの方向と同方向の偏位
補正用のヨ−レ−ト(yawS)に、時系列で増減する揺動
ヨ−レ−ト(sinωτ)を重ね合せた振動ヨ−レ−ト〔yaw
S(1+sinωτ)〕を算出し、前記ヨ−レ−ト検出手段(Y
A)が検出するヨ−レ−ト(Y)を該振動ヨ−レ−ト分変化
させる車輪ブレ−キ圧配分を行なう。
【0020】(6)前記車輪ブレ−キ圧制御装置(10,3
0)は、車両速度(v)とカ−ブ半径(R)に対応して車両に発
生するヨ−レ−ト(v/R)に振動ヨ−レ−ト〔yawS(1+sin
ωτ)〕を加えた値を目標ヨ−レ−ト〔yawO=v/R+yaw
S(1+sinωτ)〕として、前記ヨ−レ−ト検出手段(YA)
が検出するヨ−レ−ト(Y)を目標ヨ−レ−ト(yawO)に合
わせる車輪ブレ−キ圧配分を行なう。
0)は、車両速度(v)とカ−ブ半径(R)に対応して車両に発
生するヨ−レ−ト(v/R)に振動ヨ−レ−ト〔yawS(1+sin
ωτ)〕を加えた値を目標ヨ−レ−ト〔yawO=v/R+yaw
S(1+sinωτ)〕として、前記ヨ−レ−ト検出手段(YA)
が検出するヨ−レ−ト(Y)を目標ヨ−レ−ト(yawO)に合
わせる車輪ブレ−キ圧配分を行なう。
【0021】(7)クル−ズ制御手段(100)は、進行方
向補正の可否を検定し、可である場合に、前記偏位量
(逸脱量)が第1設定値(0m)以上のときに1次警報を前記
報知手段(110,120)にて発生し、第1設定値を越える第
2設定値(1m)以上のときに2次警報を前記報知手段(11
0,120)にて発生し前記車輪ブレ−キ圧制御装置(10,30)
に偏位量(逸脱量)を低減するための車輪ブレ−キ圧配分
制御を指令する。
向補正の可否を検定し、可である場合に、前記偏位量
(逸脱量)が第1設定値(0m)以上のときに1次警報を前記
報知手段(110,120)にて発生し、第1設定値を越える第
2設定値(1m)以上のときに2次警報を前記報知手段(11
0,120)にて発生し前記車輪ブレ−キ圧制御装置(10,30)
に偏位量(逸脱量)を低減するための車輪ブレ−キ圧配分
制御を指令する。
【0022】これによれば、進行方向補正の可否を検定
するロジックに従って可が判定されしかも車両偏位(逸
脱量)がレ−ン逸脱ぎみであるときに、1次警報すなわ
ち予備警報が発生される。そして、進行方向補正の可否
を検定するロジックに従って可が判定されしかも車両偏
位(逸脱量)が大きいときに2次警報すなわちブレ−キス
テア実施報知が発生されブレ−キステアが自動的に実行
される。1次警報に応答して運転者が車両をレ−ン中央
に戻すと、1次警報が消え、ブレ−キステアはスタ−ト
しない。
するロジックに従って可が判定されしかも車両偏位(逸
脱量)がレ−ン逸脱ぎみであるときに、1次警報すなわ
ち予備警報が発生される。そして、進行方向補正の可否
を検定するロジックに従って可が判定されしかも車両偏
位(逸脱量)が大きいときに2次警報すなわちブレ−キス
テア実施報知が発生されブレ−キステアが自動的に実行
される。1次警報に応答して運転者が車両をレ−ン中央
に戻すと、1次警報が消え、ブレ−キステアはスタ−ト
しない。
【0023】進行方向補正の可否検定の結果、否である
と1次警報は発生せず、1次警報の信頼性が高く、運転
者に注意を喚起する効果が高い。クル−ズ制御手段(10
0)の自動介入によりブレ−キステアが働いているとき2
次警報があるので、運転者は、ブレ−キステアが作動し
たことを認識できる。進行方向自動補正に対する運転者
の信頼が高くなる。進行方向補正の可否検定を信頼性が
高いものとすることにより、運転者の運転に対する誤干
渉が少く、しかも車両走行状態に対するブレ−キステア
の整合性と円滑性が高くなる。例えば運転者が居眠りに
入っており1次警報および2次警報によって十分に覚醒
しなかったとき、車両の進行方向がレ−ン内に戻る方向
を中心に左右に揺動し、これによって運転者にヨ−レ−
ト振動(横加速度振動)が加わる。これは定常走行中の
ヨ−レ−トと異なり、運転者に対しては刺激となり、運
転者を覚醒させる効果が高い。
と1次警報は発生せず、1次警報の信頼性が高く、運転
者に注意を喚起する効果が高い。クル−ズ制御手段(10
0)の自動介入によりブレ−キステアが働いているとき2
次警報があるので、運転者は、ブレ−キステアが作動し
たことを認識できる。進行方向自動補正に対する運転者
の信頼が高くなる。進行方向補正の可否検定を信頼性が
高いものとすることにより、運転者の運転に対する誤干
渉が少く、しかも車両走行状態に対するブレ−キステア
の整合性と円滑性が高くなる。例えば運転者が居眠りに
入っており1次警報および2次警報によって十分に覚醒
しなかったとき、車両の進行方向がレ−ン内に戻る方向
を中心に左右に揺動し、これによって運転者にヨ−レ−
ト振動(横加速度振動)が加わる。これは定常走行中の
ヨ−レ−トと異なり、運転者に対しては刺激となり、運
転者を覚醒させる効果が高い。
【0024】(8)クル−ズ制御手段(100)は、運転者
による車両上機器の操作に応答して前記車輪ブレ−キ圧
制御装置(10,30)に該車輪ブレ−キ圧配分制御の中止を
指令する。これによれば、1次警報,2次警報あるいは
揺動ブレ−キステアで刺激されて運転者が車両上機器を
操作すると、進行方向補正が中止される。1次警報およ
び2次警報が運転者に注意を喚起し、運転者の機器操作
に対応して進行方向補正は止まるので、運転者の運転に
対する干渉が少く、運転者の信頼が高くなる。
による車両上機器の操作に応答して前記車輪ブレ−キ圧
制御装置(10,30)に該車輪ブレ−キ圧配分制御の中止を
指令する。これによれば、1次警報,2次警報あるいは
揺動ブレ−キステアで刺激されて運転者が車両上機器を
操作すると、進行方向補正が中止される。1次警報およ
び2次警報が運転者に注意を喚起し、運転者の機器操作
に対応して進行方向補正は止まるので、運転者の運転に
対する干渉が少く、運転者の信頼が高くなる。
【0025】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0026】
【実施例】図1に本発明の、1つの車両上に搭載された
一実施例を示す。GPS測位装置は、受信アンテナ20
1,GPS受信機202,GPS復調器203,表示装
置205,圧電振動ジャイロ206,高度センサ20
7,GPS情報処理ECU(電子制御装置)190及び
操作ボ−ド204を備えている。GPSの各衛星から送
られる1.5742GHzの電波が、受信アンテナ201を介
してGPS受信機202で受信され、電波に乗った情
報、即ち衛星の軌道を示す関数,時刻等の情報がGPS
復調器203で復調され、GPS情報処理ECU190
に入力される。GPS情報処理ECU190は、アルマ
ナックデ−タメモリ,地図デ−タメモリおよびデ−タバ
ッファ用のメモリならびに入出力インタ−フェ−ス(電
気,電子回路)を備える、マイクロプロセッサ(CP
U)を中心とするコンピュ−タシステムであり、CPU
が、GPS衛星から送られる情報に基づいて、自車の位
置を示す情報(緯度,経度,高度)を生成し、この位置
情報に基づいて地図デ−タメモリから、該位置を含む1
頁(1画面)の地図デ−タを読出してこれを表示装置2
05に表示して表示上の現在位置に現在位置指標を表示
する。受信アンテナ201,GPS受信機202,GP
S復調器203及び表示装置205の基本的な構成、な
らびにGPS情報処理ECU190の基本的な動作は、
既に市販されている公知の装置の各構成要素と同様であ
る。
一実施例を示す。GPS測位装置は、受信アンテナ20
1,GPS受信機202,GPS復調器203,表示装
置205,圧電振動ジャイロ206,高度センサ20
7,GPS情報処理ECU(電子制御装置)190及び
操作ボ−ド204を備えている。GPSの各衛星から送
られる1.5742GHzの電波が、受信アンテナ201を介
してGPS受信機202で受信され、電波に乗った情
報、即ち衛星の軌道を示す関数,時刻等の情報がGPS
復調器203で復調され、GPS情報処理ECU190
に入力される。GPS情報処理ECU190は、アルマ
ナックデ−タメモリ,地図デ−タメモリおよびデ−タバ
ッファ用のメモリならびに入出力インタ−フェ−ス(電
気,電子回路)を備える、マイクロプロセッサ(CP
U)を中心とするコンピュ−タシステムであり、CPU
が、GPS衛星から送られる情報に基づいて、自車の位
置を示す情報(緯度,経度,高度)を生成し、この位置
情報に基づいて地図デ−タメモリから、該位置を含む1
頁(1画面)の地図デ−タを読出してこれを表示装置2
05に表示して表示上の現在位置に現在位置指標を表示
する。受信アンテナ201,GPS受信機202,GP
S復調器203及び表示装置205の基本的な構成、な
らびにGPS情報処理ECU190の基本的な動作は、
既に市販されている公知の装置の各構成要素と同様であ
る。
【0027】圧電振動ジャイロ206及び高度センサ2
07が出力するアナログ信号は、それぞれGPS情報処
理ECU190に入力され、ECU190のCPUは、
A/D変換器を介してデジタルデ−タに変換して読込
む。GPS復調器203から出力される情報及びGPS
復調器203を制御する情報は、GPS情報処理ECU
190のI/Oポ−トを介してCPUに入力又はCPU
から出力される。
07が出力するアナログ信号は、それぞれGPS情報処
理ECU190に入力され、ECU190のCPUは、
A/D変換器を介してデジタルデ−タに変換して読込
む。GPS復調器203から出力される情報及びGPS
復調器203を制御する情報は、GPS情報処理ECU
190のI/Oポ−トを介してCPUに入力又はCPU
から出力される。
【0028】GPS情報処理ECU190は、「3衛星
測位演算」又は「4衛星測位演算」によって自車位置の
三次元座標Ux,Uy,Uzを算出する。
測位演算」又は「4衛星測位演算」によって自車位置の
三次元座標Ux,Uy,Uzを算出する。
【0029】「3衛星測位演算」では、予め定めた3元
連立方程式に、3個の衛星から受信した3組のデ−タを
それぞれパラメ−タとして代入し、この連立方程式を解
くことにより、未知数である受信点の緯度,経度,及び
受信側の時計の誤差を求める。受信点の高度は、この例
では高度センサ207が出力する信号から計算により求
め、既知デ−タとして上記方程式に代入する。また「4
衛星測位演算」では、予め定めた4元連立方程式に、4
個の衛星から受信した4組のデ−タをそれぞれパラメ−
タとして代入し、この連立方程式を解くことにより、未
知数である受信点の緯度,経度,高度,及び受信側の時
計の誤差を求める。また、これらのいずれかの測位演算
を実行することにより、受信側の時計の誤差が得られる
ので、この誤差情報に基づいて内部時計の時刻を校正す
る。
連立方程式に、3個の衛星から受信した3組のデ−タを
それぞれパラメ−タとして代入し、この連立方程式を解
くことにより、未知数である受信点の緯度,経度,及び
受信側の時計の誤差を求める。受信点の高度は、この例
では高度センサ207が出力する信号から計算により求
め、既知デ−タとして上記方程式に代入する。また「4
衛星測位演算」では、予め定めた4元連立方程式に、4
個の衛星から受信した4組のデ−タをそれぞれパラメ−
タとして代入し、この連立方程式を解くことにより、未
知数である受信点の緯度,経度,高度,及び受信側の時
計の誤差を求める。また、これらのいずれかの測位演算
を実行することにより、受信側の時計の誤差が得られる
ので、この誤差情報に基づいて内部時計の時刻を校正す
る。
【0030】GPS測位により得た位置情報に基づいて
地図デ−タメモリから、該位置を含む1頁(1画面)の
地図デ−タを読出してこれを表示装置205に表示して
表示上の現在位置に現在位置指標を表示すると、GPS
情報処理ECU190は、現在位置が含まれる道路の規
格および規制を表わす付加情報(以下道路情報)を読出
して、これを表わす情報を表示装置205に表示すると
共に、GPSデ−タ有効を示すデ−タと道路情報を、G
PS情報処理ECU190の内部のDMA転送用のメモ
リの、クル−ズ制御ECU100宛て出力デ−タ格納領
域に書込み、GPS測位が不成功のときには「無効」を
該領域に更新書込みし、GPS測位に成功し道路情報を
地図デ−タメモリから読出す度に、該領域に、GPSデ
−タ有効と道路情報を更新書込みする。クル−ズ制御E
CU100(のCPU)は、所要のときにDMA転送を
使用して、該領域のデ−タを読込むことができる。
地図デ−タメモリから、該位置を含む1頁(1画面)の
地図デ−タを読出してこれを表示装置205に表示して
表示上の現在位置に現在位置指標を表示すると、GPS
情報処理ECU190は、現在位置が含まれる道路の規
格および規制を表わす付加情報(以下道路情報)を読出
して、これを表わす情報を表示装置205に表示すると
共に、GPSデ−タ有効を示すデ−タと道路情報を、G
PS情報処理ECU190の内部のDMA転送用のメモ
リの、クル−ズ制御ECU100宛て出力デ−タ格納領
域に書込み、GPS測位が不成功のときには「無効」を
該領域に更新書込みし、GPS測位に成功し道路情報を
地図デ−タメモリから読出す度に、該領域に、GPSデ
−タ有効と道路情報を更新書込みする。クル−ズ制御E
CU100(のCPU)は、所要のときにDMA転送を
使用して、該領域のデ−タを読込むことができる。
【0031】回転機構170で支持されたテレビカメラ
160は、画像処理ECU140に接続されている。回
転機構170は、回転駆動用の電気モ−タおよび減速機
を内蔵するものであり、減速機の出力回転軸にカメラ1
60が固着されている。回転機構170は、フレ−ムで
支持され図2に示すように、車両MCRの車内のフロン
トウィンドウの中央上部付近に設置されており、テレビ
カメラ160は、車両前方のシ−ンを撮影して1フレ−
ム当り512×512画素のアナログ信号を出力する。
160は、画像処理ECU140に接続されている。回
転機構170は、回転駆動用の電気モ−タおよび減速機
を内蔵するものであり、減速機の出力回転軸にカメラ1
60が固着されている。回転機構170は、フレ−ムで
支持され図2に示すように、車両MCRの車内のフロン
トウィンドウの中央上部付近に設置されており、テレビ
カメラ160は、車両前方のシ−ンを撮影して1フレ−
ム当り512×512画素のアナログ信号を出力する。
【0032】道路がカ−ブしている場合は、カメラが路
面から外れた方向を撮影してしまう可能性が高い。した
がってこの実施例では、回転機構170でカメラ160
を支持して、画像処理ECU140により、車両前方の
走行レ−ン検出,レ−ンのカ−ブ半径Rの算出,レ−ン
幅算出,自車両MCRのレ−ン逸脱量(偏位量)算出,
先行車検出および先行車距離算出を行ない、先行車を検
出しないときには、カメラ160の視野中心をレ−ン中
央に合すように、カメラ160をステアリングする。カ
メラ視野内に車両(先行車)が存在するときは、該車両
を視野中心に置くようにステアリングする。
面から外れた方向を撮影してしまう可能性が高い。した
がってこの実施例では、回転機構170でカメラ160
を支持して、画像処理ECU140により、車両前方の
走行レ−ン検出,レ−ンのカ−ブ半径Rの算出,レ−ン
幅算出,自車両MCRのレ−ン逸脱量(偏位量)算出,
先行車検出および先行車距離算出を行ない、先行車を検
出しないときには、カメラ160の視野中心をレ−ン中
央に合すように、カメラ160をステアリングする。カ
メラ視野内に車両(先行車)が存在するときは、該車両
を視野中心に置くようにステアリングする。
【0033】カメラ160と画像処理ECU140の構
成と機能は、前記特開平6−213660号公報に、ま
た、カメラ160のステアリングに関する構成と機能
は、前記特開平9−96507号公報に提示したものと
類似である。カメラの撮影画像を画像処理して走行レ−
ンを区画する左,右白線を検出し、車幅中央の車両前後
軸と、左白線(検出線)との横方向距離XLおよび右白
線(検出線)との横方向距離XRを算出する。この処理
技術は、前記特開平6−213660号公報に開示され
たものである。この実施例では画像処理ECU140は
更に、走行レ−ンに対する車両の左側逸脱量〔(Vw/
2)−XL〕および右側逸脱量〔(Vw/2)−XR〕
を算出する。Vwは車幅(横幅)である。そして、左,
右逸脱量のうち、大きい値の方を、レ−ン逸脱量とす
る。
成と機能は、前記特開平6−213660号公報に、ま
た、カメラ160のステアリングに関する構成と機能
は、前記特開平9−96507号公報に提示したものと
類似である。カメラの撮影画像を画像処理して走行レ−
ンを区画する左,右白線を検出し、車幅中央の車両前後
軸と、左白線(検出線)との横方向距離XLおよび右白
線(検出線)との横方向距離XRを算出する。この処理
技術は、前記特開平6−213660号公報に開示され
たものである。この実施例では画像処理ECU140は
更に、走行レ−ンに対する車両の左側逸脱量〔(Vw/
2)−XL〕および右側逸脱量〔(Vw/2)−XR〕
を算出する。Vwは車幅(横幅)である。そして、左,
右逸脱量のうち、大きい値の方を、レ−ン逸脱量とす
る。
【0034】そしてこのレ−ン逸脱量およびそれが左
側,右側のいずれであるかの情報を、レ−ン検出デ−タ
有効,レ−ンカ−ブ半径R,先行車検出有無および先行
車両距離(先行車を検出したとき)を表わす情報と共
に、画像処理ECU140の内部のDMA転送用のメモ
リの、クル−ズ制御ECU100宛てデ−タ格納領域に
書込み、走行レ−ン検出が不成功のときには「無効」を
該領域に更新書込みし、走行レ−ン検出に成功しカ−ブ
半径R,車両逸脱量,先行車検出有無および先行車両距
離の算出あるいは検出を行なう度に、該領域に、それら
の情報を更新書込みする。クル−ズ制御ECU100
(のCPU)は、所要のときにDMA転送を使用して、
該領域のデ−タを読込むことができる。
側,右側のいずれであるかの情報を、レ−ン検出デ−タ
有効,レ−ンカ−ブ半径R,先行車検出有無および先行
車両距離(先行車を検出したとき)を表わす情報と共
に、画像処理ECU140の内部のDMA転送用のメモ
リの、クル−ズ制御ECU100宛てデ−タ格納領域に
書込み、走行レ−ン検出が不成功のときには「無効」を
該領域に更新書込みし、走行レ−ン検出に成功しカ−ブ
半径R,車両逸脱量,先行車検出有無および先行車両距
離の算出あるいは検出を行なう度に、該領域に、それら
の情報を更新書込みする。クル−ズ制御ECU100
(のCPU)は、所要のときにDMA転送を使用して、
該領域のデ−タを読込むことができる。
【0035】車輪ブレ−キ液回路30は、ブレ−キペダ
ル,バキュ−ムブ−スタおよびブレ−キマスタシリンダ
を含み、運転者のブレ−キペダル踏込み(踏力)に対応
するブレ−キ圧を発生する第1ブレ−キ圧源,モ−タ駆
動されるポンプにより第2圧力を発生する第2ブレ−キ
圧源、および、第1圧力と第2圧力の一方を選択的に車
輪ブレ−キ51〜54に供給する車輪ブレ−キ圧操作用
の電磁弁を含み、前記特開平8−207737号公報に
提示したものである。
ル,バキュ−ムブ−スタおよびブレ−キマスタシリンダ
を含み、運転者のブレ−キペダル踏込み(踏力)に対応
するブレ−キ圧を発生する第1ブレ−キ圧源,モ−タ駆
動されるポンプにより第2圧力を発生する第2ブレ−キ
圧源、および、第1圧力と第2圧力の一方を選択的に車
輪ブレ−キ51〜54に供給する車輪ブレ−キ圧操作用
の電磁弁を含み、前記特開平8−207737号公報に
提示したものである。
【0036】ブレ−キ制御ECU10は、車体ドリフト
量及び車体スピン量を推定し、その推定値に基づいて車
両旋回が過不足領域にあるかを判定し過不足領域にある
と車輪ブレ−キ圧を増圧する車輪ブレ−キを決定し、決
定した車輪ブレ−キに、車輪ブレ−キ液回路30を介し
て第2圧力を供給する。すなわち車輪ブレ−キ圧配分制
御を行なう。この配分制御には、全輪ブレ−キを対象と
する「B−STR制御」と後2輪のブレ−キを対象とす
る「2−BDC制御」とがあり、全輪ブレ−キを対象と
する「B−STR制御」には更に、オ−バステアを抑制
するための「B−STR−OS」制御とアンダ−ステア
を抑制するための「B−STR−US」制御の2つがあ
る。ブレ−キ制御ECU10は、更に、「ABS制御」
(アンチスキッド制御)および「TRC制御」(トラク
ションコントロ−ル)をも実行する。
量及び車体スピン量を推定し、その推定値に基づいて車
両旋回が過不足領域にあるかを判定し過不足領域にある
と車輪ブレ−キ圧を増圧する車輪ブレ−キを決定し、決
定した車輪ブレ−キに、車輪ブレ−キ液回路30を介し
て第2圧力を供給する。すなわち車輪ブレ−キ圧配分制
御を行なう。この配分制御には、全輪ブレ−キを対象と
する「B−STR制御」と後2輪のブレ−キを対象とす
る「2−BDC制御」とがあり、全輪ブレ−キを対象と
する「B−STR制御」には更に、オ−バステアを抑制
するための「B−STR−OS」制御とアンダ−ステア
を抑制するための「B−STR−US」制御の2つがあ
る。ブレ−キ制御ECU10は、更に、「ABS制御」
(アンチスキッド制御)および「TRC制御」(トラク
ションコントロ−ル)をも実行する。
【0037】前右,前左,後右および後左の車輪51〜
54それぞれの回転速度を車輪速度センサ41〜44の
それぞれが検知し、各車輪速度を表わす電気信号(車輪
速度信号)をブレ−キ制御ECU10に与える。ブレ−
キペダルの踏込み中閉となるブレ−キSW45が、その
開(ペダルの踏込みなし:オフ)/閉(ペダルの踏込み
あり:オン)を表わす電気信号をブレ−キ制御ECU1
0に与える。
54それぞれの回転速度を車輪速度センサ41〜44の
それぞれが検知し、各車輪速度を表わす電気信号(車輪
速度信号)をブレ−キ制御ECU10に与える。ブレ−
キペダルの踏込み中閉となるブレ−キSW45が、その
開(ペダルの踏込みなし:オフ)/閉(ペダルの踏込み
あり:オン)を表わす電気信号をブレ−キ制御ECU1
0に与える。
【0038】車体のヨ−レ−トをヨ−レ−トセンサYA
が検知し、ヨ−レ−ト(実ヨ−レ−ト)γを表わす電気
信号を発生してブレ−キ制御ECU10に与える。ステ
アリングホイ−ルの回転角度を前輪舵角センサθFが検
知し前輪舵角θfを表わす電気信号をブレ−キ制御EC
U10に与える。後輪の舵角は後輪舵角センサθRが検
知し後輪舵角θrを表わす電気信号をブレ−キ制御EC
U10に与える。前輪ステアリング機構に加わるステア
リングトルクTrをトルクセンサSTが検出してステア
リングトルクTrを表わす電気信号をブレ−キ制御EC
U10に与える。車体の前後加速度gxを加速度センサ
(GXセンサ)が検知し前後加速度を表わす電気信号を
ブレ−キ制御ECU10に与える。車体の横加速度gy
を加速度センサ(GYセンサ)が検知し横加速度を表わ
す電気信号をブレ−キ制御ECU10に与える。
が検知し、ヨ−レ−ト(実ヨ−レ−ト)γを表わす電気
信号を発生してブレ−キ制御ECU10に与える。ステ
アリングホイ−ルの回転角度を前輪舵角センサθFが検
知し前輪舵角θfを表わす電気信号をブレ−キ制御EC
U10に与える。後輪の舵角は後輪舵角センサθRが検
知し後輪舵角θrを表わす電気信号をブレ−キ制御EC
U10に与える。前輪ステアリング機構に加わるステア
リングトルクTrをトルクセンサSTが検出してステア
リングトルクTrを表わす電気信号をブレ−キ制御EC
U10に与える。車体の前後加速度gxを加速度センサ
(GXセンサ)が検知し前後加速度を表わす電気信号を
ブレ−キ制御ECU10に与える。車体の横加速度gy
を加速度センサ(GYセンサ)が検知し横加速度を表わ
す電気信号をブレ−キ制御ECU10に与える。
【0039】ブレ−キ制御ECU10は、これらのセン
サ,スイッチ等の情報を読込み、ABS制御,2−BD
C制御(後2輪のブレ−キを対象とした制動力配分制
御),TRC制御およびB−STR制御(4輪を対象と
した制動力配分制御)に使用するデ−タを算出し、それ
らに基づいて上述の各種制御の開始,継続,終了の要否
を判定し、そして、判定に応じて「ABS制御」,「2
−BDC制御」,「TRC制御」および/又は「B−S
TR制御」を実行してこれら各制御のための、車輪ブレ
−キ圧操作出力(電磁弁の開,閉およびタイミング)を
生成し、そして、上述の各種制御の優先順に基づいて車
輪ブレ−キ圧操作出力を調整して、車輪ブレ−キ液回路
30を操作する。すなわち電磁弁を操作する。制動力配
分制御によるステアリングが不十分となるきには、ブレ
−キ制御ECU10は、4WS制御ECU60にステア
リング指示を与え、また、スロットル制御ECU80に
サブスロットルの閉指令を与えて、後輪ステアリング駆
動器70にて補助ステアリングを行ない、スロットル駆
動器90にてエンジンのサブスロットルを閉じてエンジ
ン出力を下げる。これらの制御の内容は、前記特開平8
−207737号公報に提示したものである。
サ,スイッチ等の情報を読込み、ABS制御,2−BD
C制御(後2輪のブレ−キを対象とした制動力配分制
御),TRC制御およびB−STR制御(4輪を対象と
した制動力配分制御)に使用するデ−タを算出し、それ
らに基づいて上述の各種制御の開始,継続,終了の要否
を判定し、そして、判定に応じて「ABS制御」,「2
−BDC制御」,「TRC制御」および/又は「B−S
TR制御」を実行してこれら各制御のための、車輪ブレ
−キ圧操作出力(電磁弁の開,閉およびタイミング)を
生成し、そして、上述の各種制御の優先順に基づいて車
輪ブレ−キ圧操作出力を調整して、車輪ブレ−キ液回路
30を操作する。すなわち電磁弁を操作する。制動力配
分制御によるステアリングが不十分となるきには、ブレ
−キ制御ECU10は、4WS制御ECU60にステア
リング指示を与え、また、スロットル制御ECU80に
サブスロットルの閉指令を与えて、後輪ステアリング駆
動器70にて補助ステアリングを行ない、スロットル駆
動器90にてエンジンのサブスロットルを閉じてエンジ
ン出力を下げる。これらの制御の内容は、前記特開平8
−207737号公報に提示したものである。
【0040】この実施例では、ブレ−キ制御ECU10
には、センサ,スイッチ等の検出信号,デ−タならびに
ECU10が算出したデ−タおよび決定した制御モ−ド
を表わす情報をクル−ズ制御ECU100に与え、しか
も、クル−ズ制御ECU100からブレ−キステア指令
と指令値(目標ヨ−レ−ト)を受けるための、DMA転
送用のメモリがあり、ブレ−キ制御ECU10は、上述
の「2−BDC制御」および「B−STR制御」のいず
れかの車輪ブレ−キ圧制御を行なうとき、DMA転送用
のメモリの、指令受け領域に、クル−ズ制御ECU10
0からブレ−キステア指令と指令値(レ−ン逸脱量,カ
−ブ半径R)があるかをチェックして、あるときには、
指令値に基づいてブレ−キステア用の目標ヨ−レ−トya
wOを算出し、かつ、「2−BDC制御」および「B−
STR制御」用にECU10が生成した車輪ブレ−キ圧
配分制御の目標ヨ−レ−トを、クル−ズ制御ECU10
0が指示したブレ−キステア用の目標ヨ−レ−トyawO
分補正(バイアス)して、補正した目標ヨ−レ−トに対
応して車輪ブレ−キ圧配分を決定する。これにより、ク
ル−ズ制御ECU100が意図するブレ−キステアが、
ブレ−キ制御ECU10によって実行される。
には、センサ,スイッチ等の検出信号,デ−タならびに
ECU10が算出したデ−タおよび決定した制御モ−ド
を表わす情報をクル−ズ制御ECU100に与え、しか
も、クル−ズ制御ECU100からブレ−キステア指令
と指令値(目標ヨ−レ−ト)を受けるための、DMA転
送用のメモリがあり、ブレ−キ制御ECU10は、上述
の「2−BDC制御」および「B−STR制御」のいず
れかの車輪ブレ−キ圧制御を行なうとき、DMA転送用
のメモリの、指令受け領域に、クル−ズ制御ECU10
0からブレ−キステア指令と指令値(レ−ン逸脱量,カ
−ブ半径R)があるかをチェックして、あるときには、
指令値に基づいてブレ−キステア用の目標ヨ−レ−トya
wOを算出し、かつ、「2−BDC制御」および「B−
STR制御」用にECU10が生成した車輪ブレ−キ圧
配分制御の目標ヨ−レ−トを、クル−ズ制御ECU10
0が指示したブレ−キステア用の目標ヨ−レ−トyawO
分補正(バイアス)して、補正した目標ヨ−レ−トに対
応して車輪ブレ−キ圧配分を決定する。これにより、ク
ル−ズ制御ECU100が意図するブレ−キステアが、
ブレ−キ制御ECU10によって実行される。
【0041】「2−BDC制御」および「B−STR制
御」のいずれも不要なときにクル−ズ制御ECU100
からブレ−キステア指令と指令値を受けるとブレ−キ制
御ECU10は、このブレ−キステアのためのみの車輪
ブレ−キ圧配分制御を行なう。この内容は図8に示し後
述する。ブレ−キ制御ECU10は、所定周期でセン
サ,スイッチ等の検出信号を読込んで、所定のデ−タ処
理を行ない、算出又は整理したデ−タおよび決定した制
御モ−ドを表わす情報を、DMA転送用のメモリの、ク
ル−ズ制御ECU100宛てデ−タ記憶領域に書込む。
クル−ズ制御ECU100は、所要のときにDMA転送
を使用して、該領域のデ−タを読込むことができる。
御」のいずれも不要なときにクル−ズ制御ECU100
からブレ−キステア指令と指令値を受けるとブレ−キ制
御ECU10は、このブレ−キステアのためのみの車輪
ブレ−キ圧配分制御を行なう。この内容は図8に示し後
述する。ブレ−キ制御ECU10は、所定周期でセン
サ,スイッチ等の検出信号を読込んで、所定のデ−タ処
理を行ない、算出又は整理したデ−タおよび決定した制
御モ−ドを表わす情報を、DMA転送用のメモリの、ク
ル−ズ制御ECU100宛てデ−タ記憶領域に書込む。
クル−ズ制御ECU100は、所要のときにDMA転送
を使用して、該領域のデ−タを読込むことができる。
【0042】クル−ズ制御ECU100の主たる機能
は、クル−ズ制御(定速走行制御/車間距離制御)およ
びレ−ン逸脱制御である。
は、クル−ズ制御(定速走行制御/車間距離制御)およ
びレ−ン逸脱制御である。
【0043】図3に、クル−ズ制御ECU100の処理
機能の概要を示す。動作電圧が加わるとクル−ズ制御E
CU100(のCPU)は、内部レジスタ,入出力ポ−
トおよび内部タイマを初期状態に設定し、ECU100
内の入,出力インタ−フェイスを、待機時の入力読取接
続および出力信号レベルに設定する(ステップ1)。な
お、以下においては、カッコ内には「ステップ」という
語を省略して、ステップNo.数字のみを記す。
機能の概要を示す。動作電圧が加わるとクル−ズ制御E
CU100(のCPU)は、内部レジスタ,入出力ポ−
トおよび内部タイマを初期状態に設定し、ECU100
内の入,出力インタ−フェイスを、待機時の入力読取接
続および出力信号レベルに設定する(ステップ1)。な
お、以下においては、カッコ内には「ステップ」という
語を省略して、ステップNo.数字のみを記す。
【0044】そして、制御処理周期を定めるためのタイ
マTcをスタ−トして(2)、操作ボ−ド入力読取り
(3)から「DMAメモリのデ−タ更新」(7)までの
処理を実行してタイマTcのタイムオ−バを待ち
(8)、待っている間、ECU100内の電気回路の状
態をチェックして(9)、異常の有無を判定する(1
0)。異常が無く、タイマTcがタイムオ−バすると、
またタイマTcをスタ−トして(2)、操作ボ−ド入力
読取り(3)から「DMAメモリのデ−タ更新」(7)
までの処理を実行する。かくして、ECU100内の電
気回路に異常が無いと、ステップ2〜10を、実質上T
c周期で繰返し実行する。
マTcをスタ−トして(2)、操作ボ−ド入力読取り
(3)から「DMAメモリのデ−タ更新」(7)までの
処理を実行してタイマTcのタイムオ−バを待ち
(8)、待っている間、ECU100内の電気回路の状
態をチェックして(9)、異常の有無を判定する(1
0)。異常が無く、タイマTcがタイムオ−バすると、
またタイマTcをスタ−トして(2)、操作ボ−ド入力
読取り(3)から「DMAメモリのデ−タ更新」(7)
までの処理を実行する。かくして、ECU100内の電
気回路に異常が無いと、ステップ2〜10を、実質上T
c周期で繰返し実行する。
【0045】操作ボ−ド入力読取り(3)にて運転者が
操作するスイッチの状態(開,閉)を読込むと、後述の
クル−ズ制御(5)および「レ−ン逸脱制御処理」
(6)にて参照する状態情報およびデ−タを、DMA転
送で、GPS情報処理ECU190,画像処理ECU1
40およびブレ−キ制御ECU10から読込む(4)。
すなわち、これらのECU190,140,10の内部
のDMA転送用のメモリ上の、クル−ズ制御ECU10
0宛てのデ−タ書込領域のデ−タを、DMA転送で、ク
ル−ズ制御ECU100内の、DMA転送用のメモリに
書込み、そしてそれから読出してデ−タ処理用の参照デ
−タメモリ(RAM)に書込む。
操作するスイッチの状態(開,閉)を読込むと、後述の
クル−ズ制御(5)および「レ−ン逸脱制御処理」
(6)にて参照する状態情報およびデ−タを、DMA転
送で、GPS情報処理ECU190,画像処理ECU1
40およびブレ−キ制御ECU10から読込む(4)。
すなわち、これらのECU190,140,10の内部
のDMA転送用のメモリ上の、クル−ズ制御ECU10
0宛てのデ−タ書込領域のデ−タを、DMA転送で、ク
ル−ズ制御ECU100内の、DMA転送用のメモリに
書込み、そしてそれから読出してデ−タ処理用の参照デ
−タメモリ(RAM)に書込む。
【0046】次に「クル−ズ制御処理」(5)を実行す
る。ここでは、操作,表示ボ−ド110の定速走行指示
スイッチがオフからオンに切換わると、そのときの車速
(ブレ−キ制御ECU10が算出した車速デ−タ)を目
標車速レジスタに書込み、定速走行指示スイッチがオフ
に切換わるか、あるいは定速走行解除条件が成立するま
で、車速が目標車速(目標車速レジスタのデ−タ)に合
致するように、スロットル制御ECU80を介してエン
ジンのメインスロットルバルブを開閉制御する。操作,
表示ボ−ド110の車間距離制御指示スイッチがオフか
らオンに切換わると、それがオフに切換わるか又は車間
距離制御解除条件が成立するまで、画像処理ECU14
0が検出した先行車と自車との距離が、車速に対応付け
た距離となるように、スロットル制御ECU80を介し
てエンジンのメインスロットルバルブを開閉制御する。
なお、これらの制御は、「クル−ズ制御処理」(5)の
定周期Tcの繰返し実行により、実現するものである。
上述の定速走行制御又は車間距離制御を開始しそれを解
除するまで、ECU100はその実行中を表わす状態情
報(「1」)をクル−ズ状態レジスタに保持している。
る。ここでは、操作,表示ボ−ド110の定速走行指示
スイッチがオフからオンに切換わると、そのときの車速
(ブレ−キ制御ECU10が算出した車速デ−タ)を目
標車速レジスタに書込み、定速走行指示スイッチがオフ
に切換わるか、あるいは定速走行解除条件が成立するま
で、車速が目標車速(目標車速レジスタのデ−タ)に合
致するように、スロットル制御ECU80を介してエン
ジンのメインスロットルバルブを開閉制御する。操作,
表示ボ−ド110の車間距離制御指示スイッチがオフか
らオンに切換わると、それがオフに切換わるか又は車間
距離制御解除条件が成立するまで、画像処理ECU14
0が検出した先行車と自車との距離が、車速に対応付け
た距離となるように、スロットル制御ECU80を介し
てエンジンのメインスロットルバルブを開閉制御する。
なお、これらの制御は、「クル−ズ制御処理」(5)の
定周期Tcの繰返し実行により、実現するものである。
上述の定速走行制御又は車間距離制御を開始しそれを解
除するまで、ECU100はその実行中を表わす状態情
報(「1」)をクル−ズ状態レジスタに保持している。
【0047】「クル−ズ制御処理」(5)を経過すると
ECU100は、「レ−ン逸脱制御処理」(6)を実行
する。その内容を図4〜図6に示す。次に、「レ−ン逸
脱制御処理」(6)の定周期Tcの繰返し実行により実
現する制御の内容を説明する。
ECU100は、「レ−ン逸脱制御処理」(6)を実行
する。その内容を図4〜図6に示す。次に、「レ−ン逸
脱制御処理」(6)の定周期Tcの繰返し実行により実
現する制御の内容を説明する。
【0048】1.ブレ−キステア可否検定(図4の21
〜41): 1A.操作,表示ボ−ド110の逸脱警報メインSWが
運転者によってオンになると、ブレ−キステア可と判定
し(図4の21)、図5の逸脱警報要否検定(42〜5
5)に進む。
〜41): 1A.操作,表示ボ−ド110の逸脱警報メインSWが
運転者によってオンになると、ブレ−キステア可と判定
し(図4の21)、図5の逸脱警報要否検定(42〜5
5)に進む。
【0049】1B.逸脱警報メインSWがオフであると
きには、クル−ズ状態レジスタの状態情報が1(クル−
ズ実行中)であるかをチェックして(図4の22)、ク
ル−ズ実行中であると、ブレ−キステア可と判定し、図
5の逸脱警報要否検定(42〜55)に進む。
きには、クル−ズ状態レジスタの状態情報が1(クル−
ズ実行中)であるかをチェックして(図4の22)、ク
ル−ズ実行中であると、ブレ−キステア可と判定し、図
5の逸脱警報要否検定(42〜55)に進む。
【0050】1C.クル−ズ実行中でないと、ステップ
4で読込んだ、GPS情報処理ECU190のGPS測
位有効/無効を表わすデ−タをチェックして(23)、
それが有効であると、道路情報がクル−ズ許可道路を意
味するものかをチェックし(24)、これが是である
と、図5の逸脱警報要否検定(42〜55)に進む。な
お、クル−ズ許可道路であるか否かは、地図デ−タベ−
スに書込まれている道路情報で定まり、公的にクル−ズ
が許可されているか否かを意味するものではない。
4で読込んだ、GPS情報処理ECU190のGPS測
位有効/無効を表わすデ−タをチェックして(23)、
それが有効であると、道路情報がクル−ズ許可道路を意
味するものかをチェックし(24)、これが是である
と、図5の逸脱警報要否検定(42〜55)に進む。な
お、クル−ズ許可道路であるか否かは、地図デ−タベ−
スに書込まれている道路情報で定まり、公的にクル−ズ
が許可されているか否かを意味するものではない。
【0051】1D.GPS測位が無効のとき、また、有
効であっても道路情報にクル−ズ許可が含まれないとき
には、ステップ4で読込んだ、画像処理ECU140の
レ−ン検出有効/無効を表わすデ−タをチェックして
(25)、レ−ン検出有効であるとカ−ブ半径Rが90
0m以上かをチェックする(26a)。そしてカ−ブ半
径Rが900m以上であると、その継続時間を計測し
(26b〜c)、継続時間が5分以上になると(26e
〜26g)、図5の逸脱警報要否検定(42〜55)に
進む。
効であっても道路情報にクル−ズ許可が含まれないとき
には、ステップ4で読込んだ、画像処理ECU140の
レ−ン検出有効/無効を表わすデ−タをチェックして
(25)、レ−ン検出有効であるとカ−ブ半径Rが90
0m以上かをチェックする(26a)。そしてカ−ブ半
径Rが900m以上であると、その継続時間を計測し
(26b〜c)、継続時間が5分以上になると(26e
〜26g)、図5の逸脱警報要否検定(42〜55)に
進む。
【0052】1E.レ−ン検出が無効のとき、あるいは
有効であってもカ−ブ半径Rが900m未満のときに
は、ステップ4で読込んだ、ブレ−キ制御ECU10が
算出している車速が60Km/h以上であるかをチェッ
クする(27)。そして60Km/h以上であると、そ
の継続時間を計測し(28〜30)、継続時間が5分以
上になると(31〜33)、ブレ−キステア可と判定
し、図5の逸脱警報要否検定(42〜55)に進む。
有効であってもカ−ブ半径Rが900m未満のときに
は、ステップ4で読込んだ、ブレ−キ制御ECU10が
算出している車速が60Km/h以上であるかをチェッ
クする(27)。そして60Km/h以上であると、そ
の継続時間を計測し(28〜30)、継続時間が5分以
上になると(31〜33)、ブレ−キステア可と判定
し、図5の逸脱警報要否検定(42〜55)に進む。
【0053】1F.逸脱警報メインSWがオフ,クル−
ズ実行なし,GPS測位デ−タが無効又は有効であって
も道路情報にクル−ズ許可が含まれない,レ−ン検出が
無効又は有効であってもカ−ブ半径900m以上が5分
以上継続していない、および、車速60Km/h以上が
5分以上継続していないときには、ブレ−キステア不可
と判定し、図5の逸脱警報要否検定(42〜55)には
進まない。
ズ実行なし,GPS測位デ−タが無効又は有効であって
も道路情報にクル−ズ許可が含まれない,レ−ン検出が
無効又は有効であってもカ−ブ半径900m以上が5分
以上継続していない、および、車速60Km/h以上が
5分以上継続していないときには、ブレ−キステア不可
と判定し、図5の逸脱警報要否検定(42〜55)には
進まない。
【0054】この、ブレ−キステア不可との判定が成立
したとき、後述の逸脱警報要否検定(42〜55)と出
力設定(61〜72)により、すでに警報を発生しある
いは更にブレ−キステアを開始している場合があり得
る。そうであるときには、ブレ−キステア不可との判定
が成立したときに、警報を解除しブレ−キステアを中止
する。
したとき、後述の逸脱警報要否検定(42〜55)と出
力設定(61〜72)により、すでに警報を発生しある
いは更にブレ−キステアを開始している場合があり得
る。そうであるときには、ブレ−キステア不可との判定
が成立したときに、警報を解除しブレ−キステアを中止
する。
【0055】1G.すなわち、まず、上述の継続時間監
視用の状態レジスタVcF,RcF,LcFTおよびR
cFTをクリアする(34,35)。これは継続時間計
測の中止をもたらす。次に、全警報フラグ(状態レジス
タのデ−タ)をオフにして(36)、全警報を解除する
(37)。そして、ブレ−キステア実行中であるかを、
状態レジスタCcFのデ−タによりチェックして(3
8)、ブレ−キステア実行中(状態レジスタCcFのデ
−タが1)であると、ブレ−キ制御ECU10にブレ−
キステア中止を指令し(39)、制御解除を報知する解
除警報を操作,表示ボ−ド20に表示しかつブザ−12
0を解除警報モ−ドで付勢する設定を行なう(40)。
そして状態レジスタCcFをクリアする(41)。な
お、この解除警報設定のとき、タイマをスタ−トし、そ
の後このタイマがタイムオ−バすると警報を停止する。
視用の状態レジスタVcF,RcF,LcFTおよびR
cFTをクリアする(34,35)。これは継続時間計
測の中止をもたらす。次に、全警報フラグ(状態レジス
タのデ−タ)をオフにして(36)、全警報を解除する
(37)。そして、ブレ−キステア実行中であるかを、
状態レジスタCcFのデ−タによりチェックして(3
8)、ブレ−キステア実行中(状態レジスタCcFのデ
−タが1)であると、ブレ−キ制御ECU10にブレ−
キステア中止を指令し(39)、制御解除を報知する解
除警報を操作,表示ボ−ド20に表示しかつブザ−12
0を解除警報モ−ドで付勢する設定を行なう(40)。
そして状態レジスタCcFをクリアする(41)。な
お、この解除警報設定のとき、タイマをスタ−トし、そ
の後このタイマがタイムオ−バすると警報を停止する。
【0056】2.逸脱警報要否検定(図5の42〜5
5): 2A.画像処理ECU140のレ−ン検出有効/無効を
表わすデ−タをチェックして(42)、レ−ン検出が無
効であると、レ−ン逸脱量デ−タが無いか、あるいは信
頼性が低いので、逸脱警報要否検定をジャンプして、ブ
レ−キステア解除要否検定(図6の56〜60)に進
む。
5): 2A.画像処理ECU140のレ−ン検出有効/無効を
表わすデ−タをチェックして(42)、レ−ン検出が無
効であると、レ−ン逸脱量デ−タが無いか、あるいは信
頼性が低いので、逸脱警報要否検定をジャンプして、ブ
レ−キステア解除要否検定(図6の56〜60)に進
む。
【0057】レ−ン検出が有効であると、画像処理EC
U140が算出しているレ−ン逸脱量をチェックする
(43,45)。レ−ン逸脱量は、前述の通り、左側逸
脱量〔(Vw/2)−XL〕と右側逸脱量〔(Vw/
2)−XR〕のうち、大きい値の方であり、レ−ン逸脱
量デ−タには、逸脱量数値デ−タ(+,−を含む)およ
びそれが左側か右側かを示す方向デ−タが含まれる。レ
−ン逸脱量が0m以上(車両の側端がレ−ン区画線上又
はそれよりはみ出している)であると1次警報フラグレ
ジスタに1(1次警報要)を書込み(44)、レ−ン逸
脱量が−0.3m以下(車両の側端がレ−ン区画線より
0.3m以上レ−ン内に入った位置)であると、1次警
報フラグレジスタをクリアする(46)。これにより、
逸脱量が0m以上になったときに1次警報フラグオン
(1次警報フラグレジスタのデ−タ=1)になり、逸脱
量が−0.3m以下になると1次警報フラグオフ(1次
警報フラグレジスタのデ−タ=0)となる。逸脱量が0
m未満かつ−0.3m超の間は、1次警報フラグレジス
タのデ−タは変更されない。
U140が算出しているレ−ン逸脱量をチェックする
(43,45)。レ−ン逸脱量は、前述の通り、左側逸
脱量〔(Vw/2)−XL〕と右側逸脱量〔(Vw/
2)−XR〕のうち、大きい値の方であり、レ−ン逸脱
量デ−タには、逸脱量数値デ−タ(+,−を含む)およ
びそれが左側か右側かを示す方向デ−タが含まれる。レ
−ン逸脱量が0m以上(車両の側端がレ−ン区画線上又
はそれよりはみ出している)であると1次警報フラグレ
ジスタに1(1次警報要)を書込み(44)、レ−ン逸
脱量が−0.3m以下(車両の側端がレ−ン区画線より
0.3m以上レ−ン内に入った位置)であると、1次警
報フラグレジスタをクリアする(46)。これにより、
逸脱量が0m以上になったときに1次警報フラグオン
(1次警報フラグレジスタのデ−タ=1)になり、逸脱
量が−0.3m以下になると1次警報フラグオフ(1次
警報フラグレジスタのデ−タ=0)となる。逸脱量が0
m未満かつ−0.3m超の間は、1次警報フラグレジス
タのデ−タは変更されない。
【0058】2B.レ−ン逸脱量が1m以上になると2
次警報フラグレジスタに1を書込み(47,48)、レ
−ン逸脱量が0m以下であると、2次警報フラグレジス
タをクリアする(49,50)。これにより、逸脱量が
1m以上になったときに2次警報フラグオンになり、逸
脱量が0.m以下になると2次警報フラグオフとなる。
逸脱量が1m未満かつ0m超の間は、2次警報フラグレ
ジスタのデ−タは変更されない。
次警報フラグレジスタに1を書込み(47,48)、レ
−ン逸脱量が0m以下であると、2次警報フラグレジス
タをクリアする(49,50)。これにより、逸脱量が
1m以上になったときに2次警報フラグオンになり、逸
脱量が0.m以下になると2次警報フラグオフとなる。
逸脱量が1m未満かつ0m超の間は、2次警報フラグレ
ジスタのデ−タは変更されない。
【0059】2C.2次警報フラグレジスタのデ−タが
1であるときに、レ−ン逸脱量が2m以上になると、3
次警報フラグレジスタに1を書込み(51〜53)、2
次警報フラグレジスタのデ−タが0であるときに逸脱量
が0.m以下になると3次警報フラグレジスタをクリア
する(54,55)。これにより、2次警報フラグがオ
ンになってからレ−ン逸脱量が増えて2m以上になる
と、3次警報フラグオンとなり、レ−ン逸脱量が0m以
下になると3次警報フラグオフとなる。逸脱量が2m未
満かつ0m超の間は、3次警報フラグレジスタのデ−タ
は変更されない。 3.ブレ−キステア解除要否検定(図6の56〜6
0): 3A.前輪ステアリング角度θが、車速vおよびカ−ブ
半径Rに対応するステアリング角度すなわち車速vでカ
−ブ半径Rの走行をするためのステアリング角度A1
(v,R)よりも、更に10°以上大きい角度であるか
をチェックして(56,57)、そうであると、運転者
が意図的に(例えば他車両,障害物等の回避あるいは車
線変更のために)ステアリングしていると見なし、ブレ
−キステア解除要と判定し、ステップ34以下の解除処
理(34〜41)に進む。この解除処理の内容は、上記
1G.に記述の通りである。
1であるときに、レ−ン逸脱量が2m以上になると、3
次警報フラグレジスタに1を書込み(51〜53)、2
次警報フラグレジスタのデ−タが0であるときに逸脱量
が0.m以下になると3次警報フラグレジスタをクリア
する(54,55)。これにより、2次警報フラグがオ
ンになってからレ−ン逸脱量が増えて2m以上になる
と、3次警報フラグオンとなり、レ−ン逸脱量が0m以
下になると3次警報フラグオフとなる。逸脱量が2m未
満かつ0m超の間は、3次警報フラグレジスタのデ−タ
は変更されない。 3.ブレ−キステア解除要否検定(図6の56〜6
0): 3A.前輪ステアリング角度θが、車速vおよびカ−ブ
半径Rに対応するステアリング角度すなわち車速vでカ
−ブ半径Rの走行をするためのステアリング角度A1
(v,R)よりも、更に10°以上大きい角度であるか
をチェックして(56,57)、そうであると、運転者
が意図的に(例えば他車両,障害物等の回避あるいは車
線変更のために)ステアリングしていると見なし、ブレ
−キステア解除要と判定し、ステップ34以下の解除処
理(34〜41)に進む。この解除処理の内容は、上記
1G.に記述の通りである。
【0060】3B.前輪ステアリング機構のステアリン
グトルクが2Nm以上であるかをチェックして(5
8)、そうであると、運転者が意図的に強いステアリン
グ操作をしていると見なし、ブレ−キステア解除要と判
定し、ステップ34以下の解除処理(34〜41)に進
む。
グトルクが2Nm以上であるかをチェックして(5
8)、そうであると、運転者が意図的に強いステアリン
グ操作をしていると見なし、ブレ−キステア解除要と判
定し、ステップ34以下の解除処理(34〜41)に進
む。
【0061】3C.ウィンカドライバ130のウインカ
SWの状態をチェックして(59)、それがオン(ウイ
ンカ駆動)であると、ブレ−キステア解除要と判定し、
ステップ34以下の解除処理(34〜41)に進む。
SWの状態をチェックして(59)、それがオン(ウイ
ンカ駆動)であると、ブレ−キステア解除要と判定し、
ステップ34以下の解除処理(34〜41)に進む。
【0062】3D.ブレ−キSW45の状態をチェック
して(60)、それがオン(ブレ−キペダルの踏込みあ
り)であると、ブレ−キステア解除要と判定し、ステッ
プ34以下の解除処理(34〜41)に進む。
して(60)、それがオン(ブレ−キペダルの踏込みあ
り)であると、ブレ−キステア解除要と判定し、ステッ
プ34以下の解除処理(34〜41)に進む。
【0063】運転者のステアリング操作がなく、ウイン
カオフおよびブレ−キSWオフのときには、ブレ−キス
テア解除不要と判定してステップ61以下のブレ−キス
テア警報出力(61〜72)に進む。
カオフおよびブレ−キSWオフのときには、ブレ−キス
テア解除不要と判定してステップ61以下のブレ−キス
テア警報出力(61〜72)に進む。
【0064】4.ブレ−キステア警報出力: 4A.1次警報フラグのみオンのときすなわち1次〜3
次警報フラグレジスタの中の1次警報フラグレジスタの
デ−タのみが1のときには、1次警報を操作,表示ボ−
ド110に表示し、かつブザ−120を1次警報モ−ド
で鳴動付勢する(61〜64)。なお、この1次警報
は、1次警報フラグレジスタのデ−タがクリアされるま
で、すなわち1次警報フラグオフになるまで、継続す
る。
次警報フラグレジスタの中の1次警報フラグレジスタの
デ−タのみが1のときには、1次警報を操作,表示ボ−
ド110に表示し、かつブザ−120を1次警報モ−ド
で鳴動付勢する(61〜64)。なお、この1次警報
は、1次警報フラグレジスタのデ−タがクリアされるま
で、すなわち1次警報フラグオフになるまで、継続す
る。
【0065】4B.2次警報フラグオンのときは、警報
を2次警報に変更する。すなわち、2次警報を操作,表
示ボ−ド110に表示し、かつブザ−120を2次警報
モ−ドで鳴動付勢する(62,65)。なお、この2次
警報は、2次警報フラグレジスタのデ−タがクリアされ
るまで、すなわち2次警報フラグオフになるまで、継続
する。2次警報に変更すると、ブレ−キステア実行中
(レジスタCcFのデ−タが1)かをチェックして(6
6)、ブレ−ステア実行中でない(CcF=0)と、進
行方向補正すなわちブレ−キステアを開始する(6
7)。実際のブレ−キステア(車輪ブレ−キ圧の増圧と
配分制御)はブレ−キ制御ECU10が行なうので、こ
こではクル−ズ制御ECU100は、補正指令(車輪ブ
レ−キ圧制御指示,レ−ン逸脱量(+,−を含む値と、
それが車両の左側か右側かを示す方向デ−タ)およびカ
−ブ半径)を、DMA転送用のメモリの、ブレ−キ制御
ECU10宛てのデ−タ領域に書込む。そしてクル−ズ
制御ECU100はレジスタCcFに1(ブレ−キステ
ア実行中)を書込む(68)。なお、ブレ−キ制御EC
U10はこの補正指令に応答して、車輪ブレ−キ圧を増
圧し配分制御を行なう。すなわちブレ−キステアを行な
う。この内容は図7および図8を参照して後述する。
を2次警報に変更する。すなわち、2次警報を操作,表
示ボ−ド110に表示し、かつブザ−120を2次警報
モ−ドで鳴動付勢する(62,65)。なお、この2次
警報は、2次警報フラグレジスタのデ−タがクリアされ
るまで、すなわち2次警報フラグオフになるまで、継続
する。2次警報に変更すると、ブレ−キステア実行中
(レジスタCcFのデ−タが1)かをチェックして(6
6)、ブレ−ステア実行中でない(CcF=0)と、進
行方向補正すなわちブレ−キステアを開始する(6
7)。実際のブレ−キステア(車輪ブレ−キ圧の増圧と
配分制御)はブレ−キ制御ECU10が行なうので、こ
こではクル−ズ制御ECU100は、補正指令(車輪ブ
レ−キ圧制御指示,レ−ン逸脱量(+,−を含む値と、
それが車両の左側か右側かを示す方向デ−タ)およびカ
−ブ半径)を、DMA転送用のメモリの、ブレ−キ制御
ECU10宛てのデ−タ領域に書込む。そしてクル−ズ
制御ECU100はレジスタCcFに1(ブレ−キステ
ア実行中)を書込む(68)。なお、ブレ−キ制御EC
U10はこの補正指令に応答して、車輪ブレ−キ圧を増
圧し配分制御を行なう。すなわちブレ−キステアを行な
う。この内容は図7および図8を参照して後述する。
【0066】4C.3次警報フラグオンになったときに
は、2次警報フラグをクリアして(69,70)、制御
中止警告を操作,表示ボ−ド110に表示し、かつブザ
−120を中止警告で鳴動付勢し、この中止警告時間を
規定する警告タイマをスタ−トする(71)。その後
は、3次警報フラグオン,2次警報フラグオフであるの
で、警告タイマがタイムオ−バするのを待って(7
2)、タイムオ−バすると、ステップ34以下の解除処
理(34〜41)に進む。すなわち、3次警報フラグオ
ン(レ−ン逸脱量が2m以上)になると、ブレ−キステ
アによる方向補正を中止するために、まずは中止警告を
発生して、それから設定時間後にブレ−キステアを中止
する。
は、2次警報フラグをクリアして(69,70)、制御
中止警告を操作,表示ボ−ド110に表示し、かつブザ
−120を中止警告で鳴動付勢し、この中止警告時間を
規定する警告タイマをスタ−トする(71)。その後
は、3次警報フラグオン,2次警報フラグオフであるの
で、警告タイマがタイムオ−バするのを待って(7
2)、タイムオ−バすると、ステップ34以下の解除処
理(34〜41)に進む。すなわち、3次警報フラグオ
ン(レ−ン逸脱量が2m以上)になると、ブレ−キステ
アによる方向補正を中止するために、まずは中止警告を
発生して、それから設定時間後にブレ−キステアを中止
する。
【0067】図7に、ブレ−キ制御ECU10の処理機
能の概要を示す。動作電圧が加わるとブレ−キ制御EC
U10(のCPU)は、内部レジスタ,入出力ポ−トお
よび内部タイマを初期状態に設定し、ECU10内の
入,出力インタ−フェイスを、待機時の入力読取接続お
よび出力信号レベルに設定する(ステップ81)。
能の概要を示す。動作電圧が加わるとブレ−キ制御EC
U10(のCPU)は、内部レジスタ,入出力ポ−トお
よび内部タイマを初期状態に設定し、ECU10内の
入,出力インタ−フェイスを、待機時の入力読取接続お
よび出力信号レベルに設定する(ステップ81)。
【0068】そして、制御処理周期を定めるためのタイ
マTbをスタ−トして(82)、入力読取り(83)か
ら「DMAメモリのデ−タ更新」(87)までの処理を
実行してタイマTbのタイムオ−バを待ち(88)、待
っている間、ECU10内の電気回路の状態をチェック
して(89)、異常の有無を判定する(90)。異常が
無く、タイマTbがタイムオ−バすると、またタイマT
cをスタ−トして(82)、入力読取り(83)から
「DMAメモリのデ−タ更新」(87)までの処理を実
行する。かくして、ECU10内の電気回路に異常が無
いと、ステップ82〜90を、実質上Tb周期で繰返し
実行する。
マTbをスタ−トして(82)、入力読取り(83)か
ら「DMAメモリのデ−タ更新」(87)までの処理を
実行してタイマTbのタイムオ−バを待ち(88)、待
っている間、ECU10内の電気回路の状態をチェック
して(89)、異常の有無を判定する(90)。異常が
無く、タイマTbがタイムオ−バすると、またタイマT
cをスタ−トして(82)、入力読取り(83)から
「DMAメモリのデ−タ更新」(87)までの処理を実
行する。かくして、ECU10内の電気回路に異常が無
いと、ステップ82〜90を、実質上Tb周期で繰返し
実行する。
【0069】入力読取り(83)にて、操作,表示ボ−
ド20の入力ならびにセンサ41〜45,YA,θF,
θR,ST,GX,GYの検出信号を読込むと、後述の
ブレ−キ制御処理(85)および「方向補正処理」(8
6)にて参照する状態情報およびデ−タを、DMA転送
で、クル−ズ制御ECU100から読込む(84)。す
なわち、ECU100の内部のDMA転送用のメモリ上
の、ブレ−キ制御ECU10宛てのデ−タ書込領域のデ
−タを、DMA転送で、ブレ−キ制御ECU10内の、
DMA転送用のメモリに書込み、そしてそれから読出し
てデ−タ処理用の参照デ−タメモリ(RAM)に書込
む。
ド20の入力ならびにセンサ41〜45,YA,θF,
θR,ST,GX,GYの検出信号を読込むと、後述の
ブレ−キ制御処理(85)および「方向補正処理」(8
6)にて参照する状態情報およびデ−タを、DMA転送
で、クル−ズ制御ECU100から読込む(84)。す
なわち、ECU100の内部のDMA転送用のメモリ上
の、ブレ−キ制御ECU10宛てのデ−タ書込領域のデ
−タを、DMA転送で、ブレ−キ制御ECU10内の、
DMA転送用のメモリに書込み、そしてそれから読出し
てデ−タ処理用の参照デ−タメモリ(RAM)に書込
む。
【0070】次に「ブレ−キ制御処理」(85)を実行
する。この内容は前記特開平8−207737号公報に
開示のものと同様であるが、この実施例では、「2−B
DC制御」および「B−STR制御」のいずれかの車輪
ブレ−キ圧制御を行なうとき、フラグレジスタCpFの
デ−タが1(ECU100からの方向補正指令を受けて
いる)であると、ECU100からの指令値(レ−ン逸
脱量,カ−ブ半径R)に基づいてブレ−キステア用の目
標ヨ−レ−トyawOを算出し、かつ、「2−BDC制
御」および「B−STR制御」用にECU10が生成し
た車輪ブレ−キ圧配分制御の目標ヨ−レ−トを、クル−
ズ制御ECU100が指示したブレ−キステア用の目標
ヨ−レ−トyawO分補正(バイアス)して、補正した目
標ヨ−レ−トに対応して車輪ブレ−キ圧配分を決定す
る。これにより、クル−ズ制御ECU100が意図する
ブレ−キステアが、ブレ−キ制御ECU10によって実
行される。なお、ブレ−キステア用の目標ヨ−レ−トya
wOは、後述するステップ105〜107の計算と同様
な計算により算出する。
する。この内容は前記特開平8−207737号公報に
開示のものと同様であるが、この実施例では、「2−B
DC制御」および「B−STR制御」のいずれかの車輪
ブレ−キ圧制御を行なうとき、フラグレジスタCpFの
デ−タが1(ECU100からの方向補正指令を受けて
いる)であると、ECU100からの指令値(レ−ン逸
脱量,カ−ブ半径R)に基づいてブレ−キステア用の目
標ヨ−レ−トyawOを算出し、かつ、「2−BDC制
御」および「B−STR制御」用にECU10が生成し
た車輪ブレ−キ圧配分制御の目標ヨ−レ−トを、クル−
ズ制御ECU100が指示したブレ−キステア用の目標
ヨ−レ−トyawO分補正(バイアス)して、補正した目
標ヨ−レ−トに対応して車輪ブレ−キ圧配分を決定す
る。これにより、クル−ズ制御ECU100が意図する
ブレ−キステアが、ブレ−キ制御ECU10によって実
行される。なお、ブレ−キステア用の目標ヨ−レ−トya
wOは、後述するステップ105〜107の計算と同様
な計算により算出する。
【0071】「ブレ−キ制御処理」(85)を経過する
とECU10は、「方向補正処理」(86)に進む。こ
の内容を図8に示す。ここでECU10は、フラグレジ
スタCpFのデ−タが1(ECU100からの方向補正
指令をすでに受けている)かをチェックする(10
1)。フラグレジスタCpFのデ−タが0であると、ク
ル−ズ制御ECU100からブレ−キステア指令と指令
値(レ−ン逸脱量,カ−ブ半径R)があるかをチェック
して(102)、あるときには、フラグレジスタCpF
に1を書込み(103)、経過時間τの計測(計時)を
開始する(104)。そして、レ−ン逸脱量(+,−数
値と逸脱方向)とカ−ブ半径Rに基づいて、レ−ン逸脱
量を小さくするためのブレ−キステアの目標ヨ−レ−ト
yawOを算出する(105〜107)。
とECU10は、「方向補正処理」(86)に進む。こ
の内容を図8に示す。ここでECU10は、フラグレジ
スタCpFのデ−タが1(ECU100からの方向補正
指令をすでに受けている)かをチェックする(10
1)。フラグレジスタCpFのデ−タが0であると、ク
ル−ズ制御ECU100からブレ−キステア指令と指令
値(レ−ン逸脱量,カ−ブ半径R)があるかをチェック
して(102)、あるときには、フラグレジスタCpF
に1を書込み(103)、経過時間τの計測(計時)を
開始する(104)。そして、レ−ン逸脱量(+,−数
値と逸脱方向)とカ−ブ半径Rに基づいて、レ−ン逸脱
量を小さくするためのブレ−キステアの目標ヨ−レ−ト
yawOを算出する(105〜107)。
【0072】すなわち、レ−ン逸脱量デ−タ(+,−値
デ−タと逸脱方向デ−タ)の方向デ−タを参照して、逸
脱量を少くする方向の車両進行方向の変化によって生ず
るヨ−レ−トと同方向の補正用のヨ−レ−トyawSを決
定する(106A,106B)。この実施例では、補正
用のヨ−レ−ト(yawS)の値(絶対値)は、±2°/secに
定めている。次に、決定した補正用のヨ−レ−トyawS
より、それを中心として±yawSに振れる揺動ヨ−レ−
ト yawS・(1+sinωτ)を定めて、そのときの車速v
(m/sec)と車両進行のカ−ブ半径Rで現われるヨ−レ
−ト(v/R)すなわち現在の走行状態で発生している
と推定されるヨ−レ−ト(v/R)と揺動ヨ−レ−ト y
awS・(1+sinωτ)の和 yawO=(v/R)+yawS・
(1+sinωτ)を、ブレ−キステア用の目標ヨ−レ−ト
とする(107)。τは、ステップ104で開始した計
時の計時値(経過時間)である。なお、ω=2πfで、
この実施例ではf=1Hzにしている。
デ−タと逸脱方向デ−タ)の方向デ−タを参照して、逸
脱量を少くする方向の車両進行方向の変化によって生ず
るヨ−レ−トと同方向の補正用のヨ−レ−トyawSを決
定する(106A,106B)。この実施例では、補正
用のヨ−レ−ト(yawS)の値(絶対値)は、±2°/secに
定めている。次に、決定した補正用のヨ−レ−トyawS
より、それを中心として±yawSに振れる揺動ヨ−レ−
ト yawS・(1+sinωτ)を定めて、そのときの車速v
(m/sec)と車両進行のカ−ブ半径Rで現われるヨ−レ
−ト(v/R)すなわち現在の走行状態で発生している
と推定されるヨ−レ−ト(v/R)と揺動ヨ−レ−ト y
awS・(1+sinωτ)の和 yawO=(v/R)+yawS・
(1+sinωτ)を、ブレ−キステア用の目標ヨ−レ−ト
とする(107)。τは、ステップ104で開始した計
時の計時値(経過時間)である。なお、ω=2πfで、
この実施例ではf=1Hzにしている。
【0073】次に、レジスタObsFのデ−タが1
(「2−BDC制御」又は「B−STR制御」を実行
中)であるかをチェックする(108)。レジスタOb
sFのデ−タが1であるときには、この処理の直前又は
Tb後に実行する前述の「ブレ−キ制御処理」(85)
で目標ヨ−レ−ト yawO分のブレ−キステアを前述のよ
うに実行するので、今回実行中の「ブレ−キ制御処理」
(85)を終える。
(「2−BDC制御」又は「B−STR制御」を実行
中)であるかをチェックする(108)。レジスタOb
sFのデ−タが1であるときには、この処理の直前又は
Tb後に実行する前述の「ブレ−キ制御処理」(85)
で目標ヨ−レ−ト yawO分のブレ−キステアを前述のよ
うに実行するので、今回実行中の「ブレ−キ制御処理」
(85)を終える。
【0074】レジスタObsFのデ−タが0であるとき
には、ブレ−キステアのためのみの車輪ブレ−キ圧制御
が必要であるので、制御量dutyを算出する(10
9)。算出式をステップ109のブロック内に示す。こ
の算出式において、dutyは、それが正値であると、
車輪ブレ−キにポンプ吐出圧を与える増圧電磁弁の、開
(オン=通電:増圧)と閉(オフ=非通電:ホ−ルド)
の繰返しのオンデュ−ティ〔オン時間/(オン,オフ一
周期)〕(オンデュ−ティデ−タはオン時間値を表わ
す)、Kpは、制御エラ−量に与える比例係数(比例項
係数)、 yawOが目標ヨ−レ−トでYがヨ−レ−トセン
サYAの検出値で、(yawO−Y)が制御エラ−量、K
dは目標ヨ−レ−トの微分値dyawO/dt(変化速
度)に与える比例係数(微分項係数)である。
には、ブレ−キステアのためのみの車輪ブレ−キ圧制御
が必要であるので、制御量dutyを算出する(10
9)。算出式をステップ109のブロック内に示す。こ
の算出式において、dutyは、それが正値であると、
車輪ブレ−キにポンプ吐出圧を与える増圧電磁弁の、開
(オン=通電:増圧)と閉(オフ=非通電:ホ−ルド)
の繰返しのオンデュ−ティ〔オン時間/(オン,オフ一
周期)〕(オンデュ−ティデ−タはオン時間値を表わ
す)、Kpは、制御エラ−量に与える比例係数(比例項
係数)、 yawOが目標ヨ−レ−トでYがヨ−レ−トセン
サYAの検出値で、(yawO−Y)が制御エラ−量、K
dは目標ヨ−レ−トの微分値dyawO/dt(変化速
度)に与える比例係数(微分項係数)である。
【0075】すなわち、PD制御により、車両のヨ−レ
−トYを目標ヨ−レ−ト yawOに合わせるための、du
tyを算出する。そして、レ−ン逸脱の方向とduty
の極性に基づいて、増圧すべき車輪ブレ−キを決定し
て、決定した車輪ブレ−キに接続された増圧電磁弁を該
dutyを実現する時系列パタ−ンでオン/オフする
(113〜116)。これにより、時系列で比較的に長
時間の平均で見ると、左前又は右前車輪ブレ−キのみが
増圧され、左前車輪ブレ−キが増圧されたときには左方
向に、右前車輪ブレ−キが増圧されたときには右方向
に、車両の進行方向が変化し、レ−ン逸脱量が低下する
(車両がレ−ン中央に向けて移動する)。しかも、時系
列で比較的に短時間(瞬時値)で見ると、yawS・(1+s
inωτ)対応で進向方向が揺動し、運転者にはヨ−レ−
ト振動(横加速度振動)が加わり、これが運転者に対し
て、異常感を与える刺激となる。
−トYを目標ヨ−レ−ト yawOに合わせるための、du
tyを算出する。そして、レ−ン逸脱の方向とduty
の極性に基づいて、増圧すべき車輪ブレ−キを決定し
て、決定した車輪ブレ−キに接続された増圧電磁弁を該
dutyを実現する時系列パタ−ンでオン/オフする
(113〜116)。これにより、時系列で比較的に長
時間の平均で見ると、左前又は右前車輪ブレ−キのみが
増圧され、左前車輪ブレ−キが増圧されたときには左方
向に、右前車輪ブレ−キが増圧されたときには右方向
に、車両の進行方向が変化し、レ−ン逸脱量が低下する
(車両がレ−ン中央に向けて移動する)。しかも、時系
列で比較的に短時間(瞬時値)で見ると、yawS・(1+s
inωτ)対応で進向方向が揺動し、運転者にはヨ−レ−
ト振動(横加速度振動)が加わり、これが運転者に対し
て、異常感を与える刺激となる。
【0076】なお、例えば、逸脱方向が右であると車両
進行方向を左方向に補正するブレ−キステアが必要であ
り、左方向へのブレ−キステアは、左前車輪ブレ−キの
増圧(duty値正)又は右前車輪ブレ−キの減圧(d
uty値負)で実現しうる。本実施例では、ブレ−キス
テアが必要なとき、ブレ−キペダル踏込みによる車輪ブ
レ−キ圧は存在しない(ブレ−キペダル踏込中のブレ−
キステアは実行しない:車輪ブレ−キ51〜54にブレ
−キ圧はない)ので、車輪ブレ−キの減圧によるブレ−
キステアの実効は期待しえない。そこで、右前車輪ブレ
−キの減圧(duty値負)との判定となったときに
は、左前車輪ブレ−キの増圧とする(113)。なお、
いずれかの車輪ブレ−キの増圧要と判定したとき、EC
U10は、車輪ブレ−キ液回路30のブレ−キ液ポンプ
を駆動する。これは「ブレ−キ制御処理」(85)およ
び「方向補正処理」(86)に共通である。
進行方向を左方向に補正するブレ−キステアが必要であ
り、左方向へのブレ−キステアは、左前車輪ブレ−キの
増圧(duty値正)又は右前車輪ブレ−キの減圧(d
uty値負)で実現しうる。本実施例では、ブレ−キス
テアが必要なとき、ブレ−キペダル踏込みによる車輪ブ
レ−キ圧は存在しない(ブレ−キペダル踏込中のブレ−
キステアは実行しない:車輪ブレ−キ51〜54にブレ
−キ圧はない)ので、車輪ブレ−キの減圧によるブレ−
キステアの実効は期待しえない。そこで、右前車輪ブレ
−キの減圧(duty値負)との判定となったときに
は、左前車輪ブレ−キの増圧とする(113)。なお、
いずれかの車輪ブレ−キの増圧要と判定したとき、EC
U10は、車輪ブレ−キ液回路30のブレ−キ液ポンプ
を駆動する。これは「ブレ−キ制御処理」(85)およ
び「方向補正処理」(86)に共通である。
【0077】ステップ101で、レジスタCpFのデ−
タが1(ブレ−キステア実行中)を認知したときには、
ECU10は、クル−ズ制御ECU100が方向補正解
除指令を出力したかをチェックして(117)、それが
無く、ブレ−キステア指令と指令値(レ−ン逸脱量,カ
−ブ半径R)があると、上述のステップ105以下のブ
レ−キステア制御(105〜116)を実行する。
タが1(ブレ−キステア実行中)を認知したときには、
ECU10は、クル−ズ制御ECU100が方向補正解
除指令を出力したかをチェックして(117)、それが
無く、ブレ−キステア指令と指令値(レ−ン逸脱量,カ
−ブ半径R)があると、上述のステップ105以下のブ
レ−キステア制御(105〜116)を実行する。
【0078】クル−ズ制御ECU100が方向補正解除
指令を出力するとECU10は、レジスタCpFをクリ
アし(118)、レジスタObsFのデ−タをチェック
して(119)が1(「2−BDC制御」又は「B−S
TR制御」を実行中)であるときには、そこで解除処理
を終える。この場合、レジスタCpFがクリアされるの
で、以降に実行される「ブレ−キ制御処理」(85)に
おいて「2−BDC制御」および「B−STR制御」の
いずれかの車輪ブレ−キ圧制御を行なうとき、フラグレ
ジスタCpFのデ−タが0(ECU100からの方向補
正指令なし)であるので、ブレ−キステア用の目標ヨ−
レ−ト yawOは算出せず、「2−BDC制御」および
「B−STR制御」用にECU10が生成した車輪ブレ
−キ圧配分制御の目標ヨ−レ−トそのものに対応して車
輪ブレ−キ圧配分を決定する。
指令を出力するとECU10は、レジスタCpFをクリ
アし(118)、レジスタObsFのデ−タをチェック
して(119)が1(「2−BDC制御」又は「B−S
TR制御」を実行中)であるときには、そこで解除処理
を終える。この場合、レジスタCpFがクリアされるの
で、以降に実行される「ブレ−キ制御処理」(85)に
おいて「2−BDC制御」および「B−STR制御」の
いずれかの車輪ブレ−キ圧制御を行なうとき、フラグレ
ジスタCpFのデ−タが0(ECU100からの方向補
正指令なし)であるので、ブレ−キステア用の目標ヨ−
レ−ト yawOは算出せず、「2−BDC制御」および
「B−STR制御」用にECU10が生成した車輪ブレ
−キ圧配分制御の目標ヨ−レ−トそのものに対応して車
輪ブレ−キ圧配分を決定する。
【0079】レジスタObsFのデ−タが0(「2−B
DC制御」および「B−STR制御」を実行せず)のと
きには、他の「ABS制御」,「TRC制御」を実行し
ていないことを条件に、ポンプ駆動を停止し、電磁弁す
べてをオフにして、車輪ブレ−キ液回路30を、ブレ−
キマスタシリンダの出力圧のみを車輪ブレ−キに与える
回路接続に戻す(120)。
DC制御」および「B−STR制御」を実行せず)のと
きには、他の「ABS制御」,「TRC制御」を実行し
ていないことを条件に、ポンプ駆動を停止し、電磁弁す
べてをオフにして、車輪ブレ−キ液回路30を、ブレ−
キマスタシリンダの出力圧のみを車輪ブレ−キに与える
回路接続に戻す(120)。
【0080】なお、上述の実施例では、ヨ−レ−トYを
制御量として、それが目標値yawOに合致するように車
輪ブレ−キ圧配分を制御するが、制御量は、ステア量対
応の値となる他の物理量としてもよい。例えば上述の実
施例では横加速度センサGYを備えるので、横加速度g
yを制御量としてもよい。また、横加速度gyを積分し
て横移動速度を算出し、横移動速度を制御量としてもよ
い。いずれにしても、ステア量対応の値となるヨ−レ−
トY,横加速度gyおよび又は横移動速度を制御量とす
ることにより、車両の走行状態に整合した安定したブレ
−キステアが実現する。
制御量として、それが目標値yawOに合致するように車
輪ブレ−キ圧配分を制御するが、制御量は、ステア量対
応の値となる他の物理量としてもよい。例えば上述の実
施例では横加速度センサGYを備えるので、横加速度g
yを制御量としてもよい。また、横加速度gyを積分し
て横移動速度を算出し、横移動速度を制御量としてもよ
い。いずれにしても、ステア量対応の値となるヨ−レ−
トY,横加速度gyおよび又は横移動速度を制御量とす
ることにより、車両の走行状態に整合した安定したブレ
−キステアが実現する。
【図1】 本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すテレビカメラ160を装備した車
両の運転席の側面図である。
両の運転席の側面図である。
【図3】 図1に示すクル−ズ制御ECU100の処理
機能の概要を示すフロ−チャ−トである。
機能の概要を示すフロ−チャ−トである。
【図4】 図3に示す「レ−ン逸脱制御処理」(1)の
内容の一部を示すフロ−チャ−トである。
内容の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図5】 図3に示す「レ−ン逸脱制御処理」(1)の
内容の一部を示すフロ−チャ−トである。
内容の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図6】 図3に示す「レ−ン逸脱制御処理」(1)の
内容の残部を示すフロ−チャ−トである。
内容の残部を示すフロ−チャ−トである。
【図7】 図1に示すブレ−キ制御ECU10の処理機
能の概要を示すフロ−チャ−トである。
能の概要を示すフロ−チャ−トである。
【図8】 図7に示す「方向補正処理」(86)の内容
を示すフロ−チャ−トである。
を示すフロ−チャ−トである。
41〜44:車輪速度センサ 45:ブレ−キSW YA:ヨ−レ−トセンサ θF:前輪舵角センサ θR:後輪舵角センサ ST:前輪ステアリングトルクセンサ GX:前後加速度センサ GY:横加速度センサ 51〜54:車輪ブレ−キ
Claims (8)
- 【請求項1】路上の走行レ−ンに対する該路上を走行中
の車両の偏位量を検出する偏位検出装置;前記車両の車
輪ブレ−キを増圧し車輪ブレ−キ圧配分を制御する車輪
ブレ−キ圧制御装置;および、 前記車輪ブレ−キ圧制御装置に、ヨ−レ−ト,横方向速
度および横方向加速度の少くとも一者を指標とし前記偏
位量を低減する方向の車両進行方向の変更によって車両
に現われる前記指標の値を道路カ−ブに沿った走行によ
って現われる前記指標の値に加えた値を目標値とし車両
に現われる前記指標の値を該目標値に合わせるための車
輪ブレ−キ圧配分制御、を指令する、クル−ズ制御手
段;を備える進行方向補正装置。 - 【請求項2】進行方向補正装置は更に報知手段を備え、
前記クル−ズ制御手段は、前記偏位量が第1設定値以上
のときに1次警報を前記報知手段にて発生し、第1設定
値を越える第2設定値以上のときに2次警報を前記報知
手段にて発生しかつ前記車輪ブレ−キ圧配分制御を指令
する、請求項1記載の進行方向補正装置。 - 【請求項3】前記指標はヨ−レ−トである、請求項1又
は請求項2記載の進行方向補正装置。 - 【請求項4】路上の走行レ−ンに対する該路上を走行中
の車両の偏位量を検出する偏位検出装置;前記車両の車
輪ブレ−キを増圧し車輪ブレ−キ圧配分を制御する車輪
ブレ−キ圧制御装置;報知手段;および、 前記偏位量が第1設定値以上のときに1次警報を前記報
知手段にて発生し、第1設定値を越える第2設定値以上
のときに2次警報を前記報知手段にて発生し前記車輪ブ
レ−キ圧制御装置に、前記偏位量を低減しかつ時系列で
前記偏位量を揺動するための車輪ブレ−キ圧配分制御を
指令する、クル−ズ制御手段;を備える進行方向補正装
置。 - 【請求項5】車両のヨ−レ−トを検出する手段;を更に
備え、 前記車輪ブレ−キ圧制御装置は、前記偏位量を低減する
方向の車両進行方向の変更によって車両に現われるヨ−
レ−トの方向と同方向の偏位補正用のヨ−レ−トに、時
系列で増減するヨ−レ−トを重ね合せた振動ヨ−レ−ト
を算出し、前記ヨ−レ−ト検出手段が検出するヨ−レ−
トを該振動ヨ−レ−ト分変化させる車輪ブレ−キ圧配分
を行なう、請求項4記載の進行方向補正装置。 - 【請求項6】前記車輪ブレ−キ圧制御装置は、車両速度
とカ−ブ半径に対応して車両に発生するヨ−レ−トに振
動ヨ−レ−トを加えた値を目標ヨ−レ−トとして、前記
ヨ−レ−ト検出手段が検出するヨ−レ−トを目標ヨ−レ
−トに合わせる車輪ブレ−キ圧配分を行なう、請求項5
記載の進行方向補正装置。 - 【請求項7】クル−ズ制御手段は、進行方向補正の可否
を検定し、可であるときのみ、前記車輪ブレ−キ圧配分
制御を指令する、請求項1,請求項2,請求項3,請求
項4,請求項5又は請求項6記載の進行方向補正装置。 - 【請求項8】クル−ズ制御手段は、運転者による車両上
機器の操作に応答して前記車輪ブレ−キ圧制御装置に該
車輪ブレ−キ圧配分制御の中止を指令する、請求項1,
請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6又
は請求項7記載の進行方向補正装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9192462A JPH1134829A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 進行方向補正装置 |
US09/113,295 US6282478B1 (en) | 1997-07-10 | 1998-07-10 | Travelling direction correction apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9192462A JPH1134829A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 進行方向補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1134829A true JPH1134829A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16291709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9192462A Pending JPH1134829A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-17 | 進行方向補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1134829A (ja) |
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-
1997
- 1997-07-17 JP JP9192462A patent/JPH1134829A/ja active Pending
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