JP2002310110A - 取付孔構造 - Google Patents

取付孔構造

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JP2002310110A
JP2002310110A JP2001112846A JP2001112846A JP2002310110A JP 2002310110 A JP2002310110 A JP 2002310110A JP 2001112846 A JP2001112846 A JP 2001112846A JP 2001112846 A JP2001112846 A JP 2001112846A JP 2002310110 A JP2002310110 A JP 2002310110A
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JP
Japan
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diameter
hole
holes
mounting hole
resin member
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Application number
JP2001112846A
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English (en)
Inventor
Naoto Nishimoto
直人 西本
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Tokyo Roki Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Roki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の樹脂製部材の製造および組み立てに高
い精度が要求されない取付孔構造を提供する。 【解決手段】 組立品10を構成し重ね合わせられた複
数の樹脂製部材11,12がそれぞれ貫通孔15,16
を備えている。この貫通孔15,16は互いに連通し、
その内部に高剛性の管材19が挿通される。一つの樹脂
製部材11、12の貫通孔15、16は他の樹脂製部材
12,11の貫通孔16,15より小径に形成されてい
る。前記管材19は前記小径の貫通孔15,16の直径
より大きな直径をなし、その軸方向に沿ってスリット2
0を備えるとともに、拡縮方向にバネ性を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の樹脂製部
材が重ね合わせられた組立品の取付孔構造に関し、特に
各樹脂製部材に設けられた貫通孔が互いに連通され、そ
れらの内部に管材が挿通される取付孔構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の組立品は、これを構成する
複数の樹脂部材にそれぞれ設けられた貫通孔が互いに連
通して取付孔をなし、この取付孔に挿通されたボルト等
を被取付部に締め込んで取り付けられる。このとき、こ
の組立品が可動部を支持して高いトルクを受ける部材で
あったり、大きな荷重を受ける部材である場合には、ボ
ルトを強固に締め込む必要がある。ところが、この組立
品は樹脂製であるため、強固に締め込むとそのボルト軸
力によって損傷を受ける虞がある。このため、その取付
孔の内部には金属等の高い剛性を備えた管材が設けられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の取付孔構造
において、複数の樹脂製部材の貫通孔を互いに連通さ
せ、その内部に管材を挿通させるためには、各々の樹脂
製部材の正確な位置に高い精度の貫通孔を形成し、さら
にそれらを組み立てる際の位置合わせにも高い精度が要
求される。
【0004】しかしながら、樹脂製の部材はコストを低
減するために一般的には型成形され、型成形による加工
は収縮を伴うため精度が確保し難い。また、複数の部材
を組み合わせる場合には、組み立てによる誤差も生じ、
必ずしも各々の貫通孔の位置が一致するとは限らない。
さらに、このような貫通孔が各部材に複数存在し、それ
らをそれぞれ正確に整合させることは極めて難しい。こ
のため、重ね合わせて一体とした組立品の貫通孔が正確
に整合されていない場合には、その内部にリーマを通す
等の別工程の加工が必要となり、製造コストが高騰して
しまうという課題があった。
【0005】本発明はかかる従来の課題に鑑みて、複数
の樹脂製部材の製造および組み立てに高い精度が要求さ
れない取付孔構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、貫通孔を備えた少なくとも
2つの樹脂製部材を重ね合わせて形成した組立品の前記
貫通孔が互いに連通してその内部に高剛性の管材が挿通
される取付孔構造であって、一つの樹脂製部材の前記貫
通孔は他の樹脂製部材の貫通孔より小径に形成されてい
ることを特徴とする。
【0007】以上の構成によれば、一つの樹脂製部材に
設けられた貫通孔だけが小径をなしているので、この直
径に対応させた管材を用いることによって、他の樹脂製
部材の貫通孔を挿通させることができる。また、小径の
貫通孔と大径の貫通孔とは当然直径に差が生じ、この直
径の差分において、貫通孔の加工誤差および複数の樹脂
製部材の組み立て誤差を吸収させることができる。した
がって、樹脂製部材の製造や組立品の組み立てにおける
位置合わせにおいて高い精度が要求されないので、製造
コストを大幅に削減することができる。
【0008】また、請求項2に係る発明は、前記管材は
前記小径の貫通孔の直径より大きな直径をなし、その軸
方向に沿ってスリットを備えるとともに、拡縮方向にバ
ネ性を有していることを特徴とする。
【0009】すなわち、前記貫通孔に管材を挿通する際
には、管材をバネ性の許容範囲内でスリット分だけ縮径
方向に変形させ、貫通孔に挿入した後に変形を解除し、
そのバネ性によって前記小径の貫通孔に管材を保持させ
ることができる。よって、管材は貫通孔に嵌合されるの
で、この組立品を取り付ける際に管材が抜け落ちる虞は
なく、容易に取り付けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
として、例えば2つの樹脂製部材でなるケーシングを備
えたフィルタ装置の取付孔構造を図1〜3を用いて詳細
に説明する。ケーシングには、複数の取付孔が設けられ
ているが、構成・作用効果等は同様であるため、そのう
ちの1つの取付孔について説明する。
【0011】図1は本発明の取付孔構造の一実施形態を
示す断面図、図2は取付孔の内部に設けられる管材の断
面図、図3は管材の平面図である。
【0012】本実施形態の取付孔18が設けられている
ケーシング10は、いずれも樹脂製でなる上ケース11
と下ケース12とで構成されている。これら上ケース1
1と下ケース12とには、両者が重ね合わせられてケー
シング20をなす状態で、互いに連通する貫通孔15,
16がそれぞれ設けられている。上ケース11の上貫通
孔15の直径は、下ケース12の下貫通孔16の直径よ
り小さく形成されている。ここで、上貫通孔15の直径
と下貫通孔16の直径との差は、上下ケース11,12
の製造工程における貫通孔15,16の位置決め誤差お
よび貫通孔15,16の寸法誤差、上下ケース11,1
2の組み立て工程における位置合わせ誤差など、ケーシ
ング10を組み立てた状態で発生しうる誤差の累積を勘
案して、その累積誤差を吸収できるように設定されてい
る。
【0013】前記取付孔18には、管材をなす金属製の
円筒管19が勘合される。この円筒管19は前記取付孔
18の深さと同等の長さをなし、その軸方向にスリット
20が設けられるとともに拡縮方向にバネ性を有してい
る。また、その外径寸法は前記上貫通孔15の直径より
僅かに大きく形成されている。
【0014】そして、この円筒管19は前記バネ性の許
容範囲内で縮径方向に小径に変形するように押圧され、
取付孔18内に挿通されてた後に前記押圧力が解除され
る。押圧力が解除された円筒管19は、そのバネ性によ
ってその外周面が上貫通孔15の内面に押し当てられる
ので、脱落しないように保持される。よって、このフィ
ルタ装置を取り付ける際に円筒管19が抜け落ちる虞は
なく、容易に取り付けることができる。
【0015】以上の構成によれば、上貫通孔15の直径
は下貫通孔16の直径より小さく形成されているので、
それら貫通孔15,16の直径差分だけ加工誤差および
上下ケース11,12の組み立て誤差を吸収させること
ができる。すなわち、直径の小さな上貫通孔15は下ケ
ース12によって塞がれることはなく、円筒管は19上
貫通孔15側から容易に挿通することができる。よっ
て、上下ケース11,12の製造や加工およびそれらの
組み立てにおける位置合わせに、高い精度が要求されな
いので、製造コストを大幅に削減することができる。
【0016】
【発明の効果】以上の構成によれば、一つの樹脂製部材
の貫通孔が小径をなしているので、小径の貫通孔と大径
の貫通孔との直径の差分において、樹脂製部材の製造誤
差および複数の樹脂製部材の組み立て誤差を吸収させる
ことができる。したがって、各々の樹脂製部材やそれら
の組み立てにおいて高い精度が要求されず、製造コスト
を大幅に削減することができる。
【0017】また、前記管材がスリットを備え拡縮方向
にバネ性を有していると、取付孔を構成する小径の貫通
孔に管材を保持させることができ、この組立品を容易に
取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる取付孔構造の一実施形態を示す
断面図である。
【図2】取付孔に挿通される管材の一実施形態を示す断
面図である。
【図3】図2の平面図である。
【符号の説明】
11 上ケース(樹脂製部材) 12 下ケース(樹脂製部材) 15,16 貫通孔 18 取付孔 19 円筒管(管材) 20 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を備えた少なくとも2つの樹脂製
    部材を重ね合わせて形成した組立品の前記貫通孔が互い
    に連通してその内部に高剛性の管材が挿通される取付孔
    構造であって、 一つの樹脂製部材の前記貫通孔は他の樹脂製部材の貫通
    孔より小径に形成されていることを特徴とする取付孔構
    造。
  2. 【請求項2】 前記管材は前記小径の貫通孔の直径より
    大きな直径をなし、その軸方向に沿ってスリットを備え
    るとともに、拡縮方向にバネ性を有していることを特徴
    とする請求項1に記載の取付孔構造。
JP2001112846A 2001-04-11 2001-04-11 取付孔構造 Pending JP2002310110A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013124691A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Panasonic Corp 締結具用スペーサおよびそれを用いたledユニット
WO2016078867A1 (de) * 2014-11-20 2016-05-26 Mahle International Gmbh Batteriekühleinrichtung mit batteriekühlplatte

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