JP2002309958A - 防音型発電機 - Google Patents

防音型発電機

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JP2002309958A
JP2002309958A JP2001115627A JP2001115627A JP2002309958A JP 2002309958 A JP2002309958 A JP 2002309958A JP 2001115627 A JP2001115627 A JP 2001115627A JP 2001115627 A JP2001115627 A JP 2001115627A JP 2002309958 A JP2002309958 A JP 2002309958A
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JP
Japan
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generator
cover
cooling
engine
air intake
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JP2001115627A
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Misao Suzuki
操 鈴木
Hideki Tomiyama
英樹 富山
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • F02B77/13Acoustic insulation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防音型のエンジン発電機におけるカバー内の
冷却効率を改善する。 【解決手段】 支持フレーム2内に、エンジン3や発電
体4、冷却ファン等を収容した発電機本体121の周囲
に合成樹脂製のカバー126等を着脱自在に設ける。発
電機本体121の下側には台車122が配設される。側
面カバー126,127の上部と下部には、それぞれ上
部空気取入口138a、下部空気取入口138bが形成
される。上部空気取入口138aから導入した冷却風は
専ら燃料タンクとエンジンを冷却する。下部空気取入口
138bから導入した冷却風は専らコントロールユニッ
トを冷却する。台車122の冷却風取入部132から導
入した冷却風は、装置本体121の底部からコントロー
ルユニット等に冷却風を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンとエンジ
ンにより駆動される発電体とを有してなるエンジン発電
機に関し、特に、エンジンや発電体をカバー内に収容し
て低騒音化を図った防音型発電機における冷却構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、深夜の工事現場などにおいて
は、近隣への騒音を極力少なくするため、低騒音タイプ
のいわゆる防音型発電機が使用されることが多い。この
防音型発電機としては、特開平5-195807号公報に示され
ているように、エンジン等を防音ケース内に収容したも
のが一般的である。そこでは、フレーム台板上にエンジ
ンや発電機、マフラ等を載置し、それらをケース内に収
容することにより遮音性の向上を図っている。この場
合、フレーム台板上には、前後に防音壁となる板状部材
が立設され、それらの間に上方から逆U字型の防音カバ
ーを被せ、エンジン等をその中に格納している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
防音型の発電機では、防音ケース内部に収容された部品
は外気に直接触れないため、部品の冷却性を確保するの
が難しいという問題がある。すなわち、フレーム型のエ
ンジン発電機では、部品は外気に直接触れており冷却性
を確保し易いものの、それをカバーにて覆うなどすると
カバー内に熱がこもりがちとなり、それが容易には放熱
されずその改善が望まれていた。
【0004】また、制御方式としてインバータ方式を採
用した場合には、コントロールユニットの発熱量が大き
く、冷却性が悪いと温度上昇により電子部品の動作安定
性が損なわれるおそれがある。このため、インバータ方
式の防音型発電機では、コントロールユニットの冷却性
が特に大きな問題となっていた。
【0005】本発明の目的は、防音型のエンジン発電機
におけるカバー内の冷却効率を改善することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の防音型発電機
は、パイプ状のフレーム部材を屈曲成形して形成される
支持フレーム内に、エンジンと、前記エンジンによって
駆動される発電体と、前記エンジンのクランクシャフト
に取り付けられた冷却ファンとを収容した発電機本体
と、前記発電機本体の周囲に着脱自在に取り付けられた
カバー部材とを有してなる防音型発電機であって、前記
カバー部材の上部に形成され、前記冷却ファンの回転に
伴って、前記支持フレーム内に配設された燃料タンクと
前記エンジンとを冷却する上部冷却風が導入される第1
空気取入口と、前記カバー部材の下部に形成され、前記
冷却ファンの回転に伴って、前記支持フレーム内に配設
され前記発電体の発電電圧を制御するコントロールユニ
ットを冷却する下部冷却風が導入される第2空気取入口
とを有することを特徴とする。
【0007】また、前記防音型発電機において、前記発
電機本体の下側に前記発電機本体が着脱自在に載置され
る台座を配設し、前記台座に前記冷却ファンの回転に伴
って前記発電機本体の下側から前記コントロールユニッ
トに対して底部冷却風を供給するための第3空気取入口
を設けても良い。
【0008】本発明にあっては、カバー部材の上下に空
気取入口を設けたので、カバー部材内部に配設された各
装置に的確に冷却風を供給することができる。すなわ
ち、上部空気取入口から導入した冷却風は専ら燃料タン
クとエンジンを冷却し、下部空気取入口から導入した冷
却風は専らコントロールユニットを冷却する。したがっ
て、発電機本体にやカバー部材を取り付けても、エンジ
ンや燃料タンク、コントロールユニットなどを効率良く
冷却することが可能となり、製品の信頼性や寿命を向上
させることができる。また、台座部分にも外気の取入口
を設け、そこからも発電機本体の底部に冷却風を供給す
れば、コントロールユニット等に底部から冷却風を当て
ることができ、冷却効率をさらに向上させることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施の形態である防音型
発電機の分解斜視図、図2は図1の発電機を正面側から
見た斜視図、図3は図1の発電機を背面側から見た斜視
図である。
【0011】本実施の形態に係る防音型発電機1は、図
1に示すように、支持フレーム2にエンジン3や発電体
4等を搭載して発電機本体121を形成し、それを台車
(台座)122上に載置するとともに、周囲に合成樹脂
製のカバー部材123〜127を装着した構成となって
いる。この場合、発電機本体121は、フレーム型のエ
ンジン発電機としても独立して使用でき、図1の発電機
は、この発電機本体121に、台車122とカバー部材
123〜127とからなる防音用装備を取り付けた形と
なっている。
【0012】防音型発電機1は、図2に示すように略直
方体形状のボックス形に形成され、正面A,背面B,上
面C,底面D,左側面E,右側面Fの6面を有してい
る。そして、正面Aには正面カバー123、背面Bには
背面カバー124、上面Cにはタンクカバー125、左
側面Eには側面カバー126、右側面Fには側面カバー
127がそれぞれ取り付けられている。本実施の形態で
は、各カバーは合成樹脂製の二重構造となっており、防
音効果の向上が図られている。
【0013】防音型発電機1の底面Dには台車122が
配されている。台車122は、底面Dを形成するフレー
ム台板128に、4個の車輪129を取り付けた構成と
なっており、防音型発電機1はこの車輪129により水
平方向に容易に移動できるようになっている。この場
合、フレーム台板128は、2枚の板金部材130,1
31を上下に接合して形成され、下側の板金部材130
には、スリット132aが形成された箱形の冷却風取入
部132(第3空気取入口)が突設されている。一方、
上側の板金部材131には、車輪129を格納するタイ
ヤハウス133が形成され、その上部にはブラケット1
34が設けられている。ブラケット134には、側面カ
バー126,127固定用のねじ孔134aが形成され
ており、このブラケット134を用いて側面カバー12
6,127の下部を支持フレーム2に固定できるように
なっている。
【0014】上側の板金部材131にはさらに、通風孔
135が形成されている。通風孔135は、板金部材1
30の冷却風取入部132内と連通しており、冷却風取
入部132から導入された外気は、この通風孔135を
介してカバー内に流入する。この通風孔135は、後述
するインバータユニット11の下方位置に形成されてい
る。
【0015】また、板金部材131の両側部には、フレ
ーム支持溝136が設けられている。このフレーム支持
溝136は、板金部材131の両側端部をU字形に屈曲
させて形成され、支持フレーム2をその中にて嵌合、支
持できるようになっている。
【0016】装置正面Aには、コントロールパネル7が
配されており、そこには、エンジンスイッチやオートス
ロットルスイッチ等のスイッチ類や、AC電源端子やD
C電源端子等の出力端子が設けられている。コントロー
ルパネル7の下部には、リコイルスタータ8(図8参
照)駆動用のリコイルノブ8aが設けられており、これ
を引くことによりエンジン3が起動されるようになって
いる。上面Cには燃料供給口が設けられており、そこに
は開閉自在に燃料キャップ10が取り付けられている。
また、上面Cの両側部には、支持フレーム2の一部によ
り把手137が形成されている。
【0017】側面E,Fに取り付けられた側面カバー1
26,127の上下には、上部空気取入口(第1空気取
入口)138aおよび下部空気取入口(第2空気取入
口)138bが形成されている。また、側面カバー12
6には、冷却風排出口139および排気孔140が形成
されている。さらに、側面カバー126,127には、
カバーを発電機本体121に取り付けるためのボルト孔
141が上下に2個ずつ設けられている。
【0018】一方、発電機本体121は、支持フレーム
2上に、エンジン3や冷却ファン52、発電体4等から
形成された発電ユニット5を複数の支持駒6によって弾
性支持した構成となっている。図4〜図7は発電機本体
121の構成を示す図であり、図1の発電機から台車1
22とカバー123〜127を取り外した状態を示して
いる。この場合、図4は発電機本体121の正面図、図
5は左側面図、図6は右側面図、図7は背面図である。
また、図8は、図1の防音型発電機にて使用される発電
ユニット5の構成を示す説明図であり、一部を断面にて
示したものである。
【0019】図4に示すように、発電機本体121の正
面Aには、前述のコントロールパネル7とリコイルノブ
8aが設けられている。また、発電機本体121の上部
には、エンジン3に供給される燃料を貯留するための燃
料タンク9が配設されており、その上面ほぼ中央には、
前述の燃料キャップ10が取り付けられている。さら
に、発電ユニット5の側部には、発電電圧制御用のコン
トロールユニットであるインバータユニット11が取り
付けられている。
【0020】ここで、当該防音型発電機1では、前述の
ようにインバータユニット11の下方には、台車122
の通風孔135が開口している。通風孔135は冷却風
取入部132と連通しており、冷却ファン52が作動す
ると、冷却風取入部132から外気が導入され、これが
底部冷却風WBとなって通風孔135を介してカバー内
に供給される。図9は、防音発電機におけるこのような
冷却風の流れを示す説明図であり、図9に示すように、
通風孔135近傍に配置されたインバータユニット11
は、装置底部から導入された底部冷却風WBにより冷却
される。
【0021】また、防音型発電機1では、側面カバー1
26,127の下部にも下部空気取入口138bが設け
られている。そして、図9に示すようにそこからも外気
が導入され下部冷却風WLが生成され、インバータユニ
ット11はこの外気によっても冷却される。
【0022】この場合、発電機本体121を単独でフレ
ーム型発電機として使用する場合には、インバータユニ
ット11は外気に直接触れており冷却性も確保し易い。
しかしながら、防音型発電機として構成した場合には、
周囲をカバーによって覆われるため、その冷却性を損な
うおそれがある。これに対し当該防音型発電機1では、
台車122に冷却風通路を形成するとともに、側面カバ
ー126,127の下部にも下部空気取入口138bを
設けたので、発電機本体121に台車122やカバー1
23〜127を取り付けても、装置下方には冷却風
B,WLが導入される。したがって、インバータユニッ
ト11の冷却効率の向上を図ることができ、電子部品の
動作安定性も確保される。
【0023】支持フレーム2は、鉄パイプ144を折り
曲げて矩形枠状に成形し、その端部同士を溶接して形成
され、図1に示すように、2つの上側水平部2aと、各
上側水平部2aの両端部に連なる4つの垂直部2bと、
各垂直部2bに連なる2つの下側水平部2cとから構成
されている。下側水平部2cの間には下補強枠2dが、
また、垂直部2bの間には、下補強枠2dと平行に上補
強枠2eが取り付けられている。そして、下補強枠2d
上に支持駒6が載置され発電ユニット5が支持される。
また、上補強枠2eには、側面カバー126,127の
ボルト孔141と対応してねじ孔142が形成され、こ
れにより側面カバー126,127の上部を支持フレー
ム2に固定できるようになっている。
【0024】一方、発電ユニット5は、エンジン3と発
電体4およびリコイルスタータ8とを一体化した構成と
なっている。エンジン3は、空冷単気筒のOHV型ガソ
リンエンジンであり、クランクケース31とその上側に
シリンダ32を備え、シリンダ32にはヘッドカバー3
3が取り付けられている。シリンダ32にはプラグキャ
ップが一体となったイグニッションコイル37が取り付
けられている。また、エンジン3の吸気側には図示しな
いキャブレターが設けられており、キャブレターにはエ
アクリーナ36を介して外気が導入され、そこでガソリ
ンとの混合気が作られエンジン3へと供給される。排気
側には、排気管13を介してマフラ14が接続されてお
り、エンジン3からの排気はマフラ14を通った後、排
気口15から排出される。マフラ14の外側にはマフラ
ーカバー143が取り付けられており、マフラーカバー
143の外側に側面カバー126が取り付けられ、排気
口15は排気孔140の内側に臨む形となる。
【0025】エンジン3は、クランクケース31内に組
み込まれたクランクシャフト34が図7において左右方
向に延びる形で配設されている。当該発電ユニット5で
は、クランクシャフト34の一端側がエンジン3の出力
軸となっており、図8に示すように、この出力軸側にフ
ライホイール51、冷却ファン52、リコイルスタータ
8、発電体4をこの順にて配置した構成となっている。
すなわち、エンジン3の次位にフライホイール51と冷
却ファン52が取り付けられ、フライホイール51に固
設されたアダプタ55を介してその先にリコイルスター
タ8と発電体4が配設される構成となっている。
【0026】エンジン3のクランクシャフト34は、図
8に示すように、その一端部34aはクランクケース3
1に取り付けられた軸受35によって支持されている。
クランクシャフト34の他端部もまた、その反対側の図
示しない軸受により支持されており、クランクケース3
1に対し回転自在となっている。一端部34aはクラン
クケース31の外部に突出し、フライホイール51が取
り付けられている。フライホイール51は、クランクシ
ャフト34にキーを介して固定されるボス部51aと、
ボス部51aから径方向に延在するディスク部51bと
から構成される。
【0027】ディスク部51bには、冷却ファン52が
取り付けられている。冷却ファン52はディスク部52
aと、ディスク部52aの表面に一体に設けられた多数
のファンブレード52bとを有している。冷却ファン5
2はエンジン3に固定されるファンカバー53により覆
われている。ファンカバー53はアルミニウムにより形
成され、側面には冷却風取入口となる多数のスリット5
4が設けられている。ファンカバー53は空気を案内す
るダクトとしての機能をも有しており、図8に示すよう
に、冷却ファン52の回転に伴い外気がスリット54か
らファンカバー53内に導入されると共に、冷却風とし
てエンジン3側に送出、案内される。この際、図8にお
いて上部の冷却風W1は、図9に示すように、エンジン
3のシリンダ32部分を冷却する。これに対し、下部の
冷却風W2は、エンジン3のクランクケース31下部を
冷却する。
【0028】フライホイール51の次位にはリコイルス
タータ8が配設されている。フライホイール51のボス
部51aには、アダプタ55を介してリコイルリング5
6が取り付けられ、その次位には、ディスク部57aと
円筒部57bが一体となったリコイルホルダ57が設け
られている。そして、円筒部57bの外側にはリコイル
ロープ58が巻き付けられるリコイルプーリ59が回転
自在に装着されている。
【0029】リコイルプーリ59には、図示しない係合
爪が設けられており、リコイルノブ8aを引いてリコイ
ルプーリ59をリコイルロープ58によって回転させる
と、この係合爪がリコイルリング56に係合する。これ
により、アダプタ55を介して連結されたクランクシャ
フト34が回転し、エンジン3が起動される。なお、リ
コイルホルダ57には図示しない巻き戻しばねが設けら
れており、リコイルロープ58は、ばね力によってリコ
イルプーリ59に巻き戻される。
【0030】リコイルスタータ8の次位には発電体4が
配設されている。当該防音型発電機1では、発電体4は
インナロータ型となっており、インナロータ41とステ
ータ42とから構成されている。インナロータ41は、
ロータシャフト43とロータディスク45とから構成さ
れ、ロータシャフト43は、アダプタ55のボス部55
a先端にスルーボルト60によって固定されている。こ
の場合、ボス部55aにはテーパ部55bが形成されて
おり、このテーパ部55bがロータシャフト43に設け
られたテーパ孔43aと嵌合するようになっている。一
方、ロータシャフト43の他端側は、発電体リアカバー
44に取り付けられた軸受61によって回転自在に支持
されている。インナロータ41の外側にはステータ42
が配設されており、ここではステータ42は、ファンカ
バー53と発電体リアカバー44との間に挟持される形
で取り付けられている。
【0031】インナロータ41の外周面には、複数個の
マグネット(図示せず)が周方向に沿って取り付けられ
ている。これに対しステータ42には、多数枚の鋼板を
積層したコア62が設けられており、その周囲にコイル
63が巻回されている。そして、クランクシャフト34
の回転に伴い、コイル63の内側でインナロータ41の
マグネットが回転することにより、コイル63に起電力
が生じ発電が行われる。
【0032】発電体リアカバー44は、通風孔64が形
成されたディスク部44aとこれと一体となった円筒部
44bとを有している。発電体リアカバー44は、円筒
部44bの部分でファンカバー53に固定され、その
際、ステータ42をファンカバー53との間で保持する
ようになっている。そして、図8に示すように、冷却フ
ァン52の回転に伴い外気が通風孔64から発電体リア
カバー44内に導入され、ステータ42等を冷却しつつ
エンジン3方向へと流通する。
【0033】この場合、冷却ファン52によって導入さ
れる外気は、側面カバー126,127の空気取入口1
38a,138bや冷却風取入部132のスリット13
2aから供給される。図9に示すように、スリット13
2aや下部空気取入口138bからの外気は底部冷却風
Bや下部冷却風WLとなって、前述のようにインバータ
ユニット11を冷却した後、通風孔64から発電ユニッ
ト5内に導入され、発電体4やエンジン3の冷却に供さ
れる。これに対して、上部空気取入口138aからの外
気は上部冷却風WUとなって、燃料タンク9を冷却した
後、カバー内を下方に流通し、通風孔64から発電ユニ
ット5内に導入される。
【0034】また、カバー内に導入された冷却風WU
B,WLは、通風孔64のみならず、ファンカバー53
の側方に形成されたスリット54からも発電ユニット5
内に流入する。この気流は、通風孔64から導入されス
テータ42等を冷却した冷却風と合流し、ファンカバー
53により案内されて、エンジン3の周囲に吹き付けら
れる。すなわち、冷却ファン52によって、スリット5
4と通風孔64の2系統の冷却風が生じ、これによって
発電体4とエンジン3の両方が冷却される。
【0035】そして、この冷却風は、前述のように冷却
風W1はシリンダ32部分を、また、冷却風W2はクラン
クケース31下部を冷却する。エンジン3に吹き付けら
れた冷却風は、その後、エンジン3の背後に回り込みマ
フラ14を冷却し、冷却風排出口139から装置外へと
排出される。
【0036】このように当該防音型発電機1では、側面
カバー126,127の上下に空気取入口138a,1
38bを設けることで、冷却風を確実にカバー内に導入
することができる。また、台車122にも外気の取入口
を設け、そこからも発電機本体121の底部に冷却風W
Bを供給し、冷却効率の向上が図られている。したがっ
て、発電機本体121に台車122やカバー123〜1
27を取り付けても、エンジン3や発電体4、燃料タン
ク9、インバータユニット11などを効率良く冷却する
ことが可能となる。
【0037】一方、当該防音型発電機1は、防音カバー
を取り付ける骨格としてフレーム型発電機のフレームを
利用し、需要に応じて適宜仕様を変えることができるよ
うになっており、次のようにして組み立てられる。すな
わち、まず、台車122上に発電機本体121を載置す
る。この際、台車122のフレーム支持溝136に支持
フレーム2の下側水平部2cを嵌合させ、台車122上
に発電機本体121を安定的に支持させる。
【0038】次に、燃料タンク9上にタンクカバー12
5を取り付け、その後、側面カバー126,127を取
り付ける。この際、側面カバー126,127の上部に
はそれぞれ係合部145が形成されており、これを支持
フレーム2の上側水平部2aに係合させる。これによ
り、前述の把手137が形成される。そして、ボルトを
4本ずつ使用して側面カバー126,127を固定す
る。この4本のボルトは、前述のように、上の2本は支
持フレーム2の上補強枠2eに形成されたねじ孔142
に、また、下の2本はブラケット134のねじ孔134
aに固定される。
【0039】側面カバー126,127を取り付けた
後、正面カバー123と背面カバー124を取り付け
る。この際、側面カバー126,127の側縁にはそれ
ぞれ、図10に示すような嵌合溝146が形成されてい
る。一方、正面カバー123と背面カバー124の周囲
には、この嵌合溝146に嵌る肉薄部147が形成され
ている。なお、図10は、側面カバー127と正面カバ
ー123との嵌合部を示しているが、他の部分も同様の
構成となっている。
【0040】そして、この肉薄部147を嵌合溝146
に上から滑り込ませるように嵌め込み、カバー123,
124の上面部がタンクカバー125の上面部とほぼ同
じ高さになる位置まで押し下げる。これにより、正面カ
バー123と背面カバー124は側面カバー126,1
27に取り付けられ、カバー取り付け作業が終了する。
なお、カバー123,124の上端部123a,124
aとタンクカバー125の上面部との間には、若干の隙
間が残るように設定されている(図2におけるG部)。
これにより、この隙間に指をかけてカバー123,12
4を容易に引き上げて外すことができ、発電機本体12
1のメンテナンスが容易にできるようになっている。
【0041】このように、発電機本体121には、台車
122やカバー126等の防音用装備を容易に取り付け
ることができ、フレーム型発電機としても使用できる発
電機本体121を容易に防音型発電機1に変更すること
ができる。たとえば、販売店などにおいては、フレーム
型発電機として発電機本体121を準備するとともにカ
バー等を別途用意しておけば、ユーザーの求めに応じ
て、フレーム型を適宜防音型に変更して組立販売するこ
とができる。したがって、二者択一的な生産や仕入れを
行う必要がなく、在庫や欠品を減少させることが可能と
なる。
【0042】また、ユーザーサイドにおいても、カバー
等の取り外しで形態を変更でき、両者を適宜使い分ける
ことが可能となる。たとえば、カバーを外せば軽量型の
フレーム発電機として使用でき、また、普段はカバーを
外しておき、夜間作業時にカバーを取り付けて防音型に
することにより、深夜作業の低騒音要求にも対応するこ
とができる。
【0043】さらに、カバーの取り外しが容易なため、
内部の保守点検等を容易に行うことができ、メンテナン
ス性の向上も図られる。加えて、フレーム型の発電機を
基本構成としているため、カバー自体には構造的強度を
それほど要求されず、カバーとして、軽量で防音性に優
れた合成樹脂材料を使用することが可能となる。また、
外部からの衝撃は支持フレーム2によって受けることが
できるため、装置としての強度も確保される。
【0044】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、発電機本体を覆うカバ
ー部材の上下に空気取入口を設けたので、上部空気取入
口から導入した冷却風にて専ら燃料タンクとエンジンを
冷却する一方、下部空気取入口から導入した冷却風にて
専らコントロールユニットを冷却するなど、カバー部材
内部に配設された各装置に的確に冷却風を供給すること
ができる。したがって、発電機本体にやカバー部材を取
り付けても、エンジンや燃料タンク、コントロールユニ
ットなどを効率良く冷却することが可能となり、製品の
信頼性や寿命を向上させることができる。また、台座部
分にも外気の取入口を設け、そこからも発電機本体の底
部に冷却風を供給することにより、コントロールユニッ
ト等に底部から冷却風を当てることができ、冷却効率を
さらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である防音型発電機の分
解斜視図である。
【図2】図1の発電機を正面側から見た斜視図である。
【図3】図1の発電機を背面側から見た斜視図である。
【図4】発電機本体の正面図である。
【図5】発電機本体の左側面図である。
【図6】発電機本体の右側面図である。
【図7】発電機本体の背面図である。
【図8】図1の防音型発電機にて使用される発電ユニッ
トの構成を示す説明図であり、一部を断面にて示したも
のである。
【図9】カバー内における冷却風の流れを示す説明図で
ある。
【図10】側面カバーと正面および背面カバーとの嵌合
部の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 防音型発電機 2 支持フレーム 3 エンジン 4 発電体 11 インバータユニット(コントロールユニット) 121 発電機本体 122 台車(台座) 123 正面カバー(カバー部材) 124 背面カバー(カバー部材) 125 タンクカバー(カバー部材) 126 側面カバー(カバー部材) 127 側面カバー(カバー部材) 132 冷却風取入部(第3空気取入口) 138a 上部空気取入口(第1空気取入口) 138b 下部空気取入口(第2空気取入口) WU 上部冷却風 WL 下部冷却風 WB 底部冷却風
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01P 5/06 510 F01P 5/06 510A 511 511A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ状のフレーム部材を屈曲成形して
    形成される支持フレーム内に、エンジンと、前記エンジ
    ンによって駆動される発電体と、前記エンジンのクラン
    クシャフトに取り付けられた冷却ファンとを収容した発
    電機本体と、前記発電機本体の周囲に着脱自在に取り付
    けられたカバー部材とを有してなる防音型発電機であっ
    て、 前記カバー部材の上部に形成され、前記冷却ファンの回
    転に伴って、前記支持フレーム内に配設された燃料タン
    クと前記エンジンとを冷却する上部冷却風が導入される
    第1空気取入口と、 前記カバー部材の下部に形成され、前記冷却ファンの回
    転に伴って、前記支持フレーム内に配設され前記発電体
    の発電電圧を制御するコントロールユニットを冷却する
    下部冷却風が導入される第2空気取入口とを有すること
    を特徴とする防音型発電機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防音型発電機において、
    前記発電機本体の下側には前記発電機本体が着脱自在に
    載置される台座が配設され、前記台座は、前記冷却ファ
    ンの回転に伴って、前記発電機本体の下側から前記コン
    トロールユニットに対して底部冷却風を供給するための
    第3空気取入口を有することを特徴とする防音型発電
    機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322410A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Shin Daiwa Kogyo Co Ltd 防音型作業機
JP2010007600A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Honda Motor Co Ltd エンジン駆動発電機
US8140208B2 (en) 2009-11-30 2012-03-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric drive vehicle
CN103016145A (zh) * 2012-12-27 2013-04-03 常州大道机械有限公司 车载式发电机组
CN111140346A (zh) * 2020-01-15 2020-05-12 宁德扬科狮虎进出口有限公司 一种框架轻便式变频发电机组

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