JP2002308467A - 媒体繰出装置 - Google Patents

媒体繰出装置

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JP2002308467A JP2001113427A JP2001113427A JP2002308467A JP 2002308467 A JP2002308467 A JP 2002308467A JP 2001113427 A JP2001113427 A JP 2001113427A JP 2001113427 A JP2001113427 A JP 2001113427A JP 2002308467 A JP2002308467 A JP 2002308467A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体繰出し不良となった場合、同じ繰出し動
作を再度実行することしかできず、同じ繰出し動作を繰
り返しても媒体を繰出しできる頻度が低いという問題が
あった。 【解決手段】 繰出しローラを移動可能とする駆動部を
設け、センサ検出部の検出結果に基づき繰出しローラを
移動し、繰出し不良と判定したときに繰出しローラを媒
体に徐々に押付け、繰出し動作を繰り返す、或いは媒体
を繰出後または繰出し不良と判定したときに繰出しロー
ラを一定時間振動させ媒体に振動を与え媒体を繰出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通帳発行装置等の
通帳収納部の通帳あるいは証書を順次繰出す媒体繰出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に顧客が銀行等で新規に口座を開設
する場合や発行済みの通帳を使い終わった場合に、通帳
や証書(以下「通帳証書」という)の発行が行われる
が、この通帳証書を発行するために通帳証書繰出装置が
使用される。この通帳証書繰出装置の内部には多数の通
帳証書を収納するための通帳証書収納部(以下「通帳カ
セット」という)、及び通帳証書を繰出すための繰出機
構が設けられている。
【0003】第2図は、従来の通帳証書繰出装置の構成
図である。通帳カセット1は、上部及び側面が開口して
おり両側に互いに平行に取り付けられたガイドシャフト
2には、軸方向に沿って自由に摺動するプレスプレート
3が取り付けられている。プレスプレート3の両側に
は、通帳カセット1の一端が掛けられたスプリング4の
一端が掛けられており、プレスプレート3が通帳カセッ
ト1とは別に固定して取り付けられた繰出しローラ5に
向かってストッパ6に平行に付勢するような構造になっ
ている。ストッパ6は繰出しローラ5が通帳証書7に接
触するようにローラに相当する部分が開口した構造にな
っている。繰出し口8の近傍には、繰出し時に通帳証書
を1冊ずつ分離するためのゲート9が設けられている。
【0004】上記のような従来の通帳証書繰出装置で
は、通帳証書7、7’、・・、7”がプレスプレート3
とストッパ6の間に概ね縦にセットされ、プレスプレー
ト3により、繰出しローラ5の方向に付勢され、繰出し
時には、プレスプレート3の押圧により通帳証書7と繰
出しローラ5間に摩擦力を発生させて通帳証書7の繰出
しが行なわれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の通帳証書発行装置では、仮に通帳証書7を繰出しでき
ない状態(以下「繰出し不良」という)となった場合、
同じ繰出し動作を再度実行することしかできず、同じ動
作を数回実行することにより装置エラーを低減させるよ
うにしているが、同じ繰出し動作を繰り返しても通帳証
書7を繰出しできる頻度が低いという問題があった。
【0006】また、第3図に示したように、収納された
通帳証書7、7’、・・、7”が少なくなってくるとス
プリング4が縮み、プレスプレート3の押圧力が低下す
るため通帳証書7が押圧されず、徐々に繰出しローラ5
の方向に倒れている場合があった。通帳証書7が倒れて
くると、ストッパ6が通帳証書7上部と接触し抵抗とな
り、繰出しローラ5と通帳証書7間に空間が発生するた
め、十分な押圧力を繰出しローラ5に与えられず繰出し
不良を発生させてしまう。逆に、通帳証書7、7’、・
・、7”が倒れないようにプレスプレート3の押圧力を
強くすると、通帳証書7、7’、・・、7”が多量に収
納されている場合に通帳証書7、7’、・・、7”間の
摩擦力が大きくなり、繰出しができない、あるいは一度
に2冊繰出す重走となってしまう問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈構成〉通帳証書を収納する通帳カセットから通帳証書
を繰出す通帳証書繰出装置において、通帳証書を通帳証
書繰出し口方向へ押圧するプレスプレートと、通帳証書
を支えるストッパと、通帳証書を繰出す繰出しローラを
備え、通帳証書が通帳カセットから繰出されたことを検
出する検出センサの検出結果に基づき、繰出しローラを
通帳証書に徐々に押付け、或いは一定時間振動を与える
ための繰出しローラ回転移動機構を設けた。ここで検出
センサは、繰出し口の上部の通帳証書搬送路の両側に設
けられた発光素子と受光素子とからなり発光素子より光
を発し受光素子で受光することにより通帳証書が通過し
た場合、光が遮られ受光されないことを検出することに
より通帳証書の通過状態を検出する検出部である。ま
た、繰出しローラ回転移動用モータは、直流モータで
も、比較的安価なパルスモータでもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明実施の形態を図面に
従って説明する。なお、各図面に共通する要素には同一
符号を付す。第1図は本発明実施形態の通帳証書繰出装
置を示す構成図である。本実施の形態では、媒体繰出装
置として通帳証書繰出装置を用いて説明する。
【0009】〈構成〉同図において、通帳カセット1
は、上部及び側面が開口している通帳カセットで、両側
に互いに平行に取り付けられたガイドシャフト2には、
軸方向に沿って自由に摺動するプレスプレート3が取り
付けられている。プレスプレート3の両側には、通帳カ
セット1に一端が掛けられたスプリング4の一端が掛け
られており、プレスプレート3が通帳カセット1とは別
に取り付けられている繰出しローラ15に向かって通帳
カセット1の繰出し口8側に取り付けられたストッパ6
に平行となるように付勢され、プレスプレート3とスト
ッパ6の間に概ね縦にセットされた通帳証書7、7'、
・・、7"は、プレスプレート3により繰出しローラ1
5の方向に付勢されるような構造になっている。
【0010】繰出し口8の近傍には、繰出し時に通帳証
書7を1冊ずつ分離するゲート9、及び通帳証書7を繰
出し口8に繰り出す繰出しローラ15と、繰出しローラ
15を回転駆動する図示しない繰出しローラ駆動用モー
タ10’と、繰出しローラ15を繰出しローラの回転軸
とは異なる軸位置50を軸として繰出しローラ15自体
を回転移動する繰出しローラ回転移動用モータ10が配
置され、繰出しローラ回転移動用モータ10のモータギ
ア10−1がアイドルギア10−2に噛み、繰出しロー
ラ15のギア10−3に噛みあうように構成されてい
る。繰出し口8の上部には繰出された通帳証書7をガイ
ドする搬送ガイド13と、繰出された通帳証書7をかみ
込み搬送する搬送ローラ11と図示しない搬送ローラ1
1を駆動する搬送ローラ駆動用モータ10”と、通帳証
書7が通帳カセット1から繰出された状態を検出する検
出センサ12、12’が配置されている。
【0011】第4図は本発明の通帳証書繰出装置の制御
系を示すブロック図である。なお、本図では通帳証書繰
出装置に含まれていても実施の形態の通帳証書繰出装置
に特に関係がない部分については要素の図示を省略し、
説明も省略する。同図において、制御部100は通帳証
書繰出装置の動作を制御するもので、マイクロプロセッ
サ等で構成されている。制御部100には端末装置10
1およびモータ駆動回路102が接続されている。端末
装置101は例えば銀行員等が操作し、通帳証書7の発
行指示等を行なう。モータ駆動回路102には前記繰出
しローラ回転移動用モータ10、繰出しローラ駆動用モ
ータ10’、搬送ローラ駆動用モータ10”等が接続さ
れており、制御部100の指令によりこれらのモータが
駆動される。また制御部100には、検出センサ12、
12’が接続されており、繰出される通帳証書の繰出し
状態を検出する。
【0012】〈〈実施形態1〉〉 〈動作〉実施形態1の通帳証書繰出装置の動作につい
て、第5図の実施形態1の通帳証書繰出し処理のフロー
チャートに従い動作を説明する。通帳証書7の繰出し指
示が端末装置101から出されると、制御部100は、
繰出しローラ15を通帳証書7に押付ける方向に繰出し
ローラ回転移動用モータ10を駆動し、軸位置50を軸
として繰出しローラ15を一定量θ1回転させる。(ス
テップS1) 次に図示しない別の繰出しローラ駆動用モータ10’を
駆動し、通帳証書を繰出し口8から搬送路13へ送り込
む。(ステップS2) 通帳証書7の先端が搬送ローラ11、11’にかみ込ま
れ、左上に搬送路に沿って走行し検出センサ12を通過
したことを検出すると、(ステップS3) 繰出しローラ回転移動用モータ10を逆回転させホーム
ポジションに戻し繰出しローラ15を次の通帳証書7'
から離し、2冊目の繰出しを防止する。そして繰出しロ
ーラ駆動用モータ10’を停止し、繰出し動作を終了す
る。(ステップS4)
【0013】予め設定した一定時間t1内に通帳証書7
が検出センサ12を通過せず繰出し不良と判定した場合
は、(ステップS5) 以降の繰出し不良と判定したときの繰出し処理の繰り返
し回数がm回目に達していない場合は、(ステップS
6) 一旦、繰出しローラ駆動用モータ10’の駆動を停止
し、(ステップS7) 通帳証書7側に繰出しローラが軸位置50を軸としΔθ
1回転するように繰出しローラ回転移動用モータ10を
予め決めたわずかな量だけ駆動し、繰出しローラ15を
さらに通帳証書7に押付け、前記繰出し動作(ステップ
S2)以降を繰り返し行なう。(ステップS8) 本動作(ステップS8)により繰出しローラ15と通帳
証書7との摩擦力が増大し、通帳証書7を繰出す頻度が
向上する。一方、繰出し不良の場合の繰出し動作の繰り
返しがm回目に達したと判定した場合は、(ステップS
6) 終了処理として繰出しローラ15をホームポジションに
戻し繰出しローラ駆動用モータ10’を停止し、装置エ
ラーとし終了する。(ステップ15)
【0014】〈効果〉以上のように、実施形態1の通帳
証書繰出装置によれば、繰出し不良が発生した場合、通
帳証書7への押圧力を付加することにより繰出しできる
頻度を増加させることができ、装置エラーの頻度を少な
くでき、安定した通帳証書繰出しができる。
【0015】〈〈実施形態2〉〉 〈動作〉実施形態2の通帳証書繰出装置の動作について
第6図の実施形態2の通帳証書繰出し処理のフローチャ
ートに従い動作を説明する。通帳証書7の繰出し指示が
端末装置101から出されると、制御部100は、繰出
しローラ15を通帳証書7に押付ける方向に繰出しロー
ラ回転移動用モータ10を駆動し、繰出しローラ15を
軸位置50を軸とし一定量回転させる。(ステップS
1) 次に図示しない別の繰出しローラ駆動用モータ10’を
駆動し、通帳証書を繰出し口8から搬送路13へ送り込
む。(ステップS2) 通帳証書7の先端が搬送ローラ11,11’にかみ込ま
れ、左上に搬送路に沿って走行し検出センサ12を通過
したことを検出すると(ステップS3) 繰出しローラ回転移動用モータ10を逆回転させホーム
ポジションに戻し繰出しローラ15を次の通帳証書7'
から離し、2冊目の繰出しを防止する。そして繰出しロ
ーラ駆動用モータ10’を停止し、繰出し動作を終了す
る。(ステップS4)
【0016】次に、通帳カセット1内の通帳証書7’、
・・、7”が倒れることを防止するために以下に説明す
るたたき動作を一定時間t2行う。(ステップ20) たたき動作は、通帳証書7が1冊繰出されると、次の通
帳証書7’とストッパ6の間に通帳証書1冊分の隙間が
発生し、通帳カセット1への通帳セット量が少なくなり
プレスプレート3の押圧力が弱くなると、通帳証書全体
を押付ける力も弱くなり、通帳証書7’、・・、7”の
重量による通帳証書7’、・・、7”下側の摩擦力によ
り通帳証書下側の位置が固定され、図3に示したような
通帳証書7、7'、・・、7”が倒れる状態となり通帳
証書上側がストッパ6側に倒れ、ストッパ6が通帳証書
7上部と接触し抵抗となり、繰出しローラ5と通帳証書
7間に空間が発生する。
【0017】この通帳証書7、7'、・・、7”が倒れ
ることを防止するために、繰出しローラ15を通帳証書
7に押し当て、離す振動を与える。この振動の一例とし
ては、繰出しローラ回転移動用モータ10が直流モータ
の場合は一定周波数ω1(周期T1)の正弦波のモータ
電流を加える。繰出しローラ回転移動用モータ10がパ
ルスモータの場合は移動量が上記一定周波数ω1(周期
T1)の正弦波となるように駆動する。これにより通帳
証書7、7'、・・、7”に強制的な振動を与える。通
帳証書7”は、常時、プレスプレート3により押圧され
ているので、倒れていた通帳証書の角度が徐々に立ち、
通帳証書7、7'、・・、7”の倒れた状態を徐々に修
正することができる。
【0018】ここで、前記一定周波数ω1(周期T1)
は、通帳証書の力学的固有振動に近いほど効果が得られ
る。固有振動ω1(周期T1)については日本規格協会
発行の「力学のおはなし」第1版、P132に記載され
ている棒振子の例のように(1)式で求められる。 T1=2π(2l/3g)1/2 (1) ここで、lは棒振子の長さ、gは重力加速度である。上
記棒振子の例は棒状の物についてであり、また、棒振子
の支点が上側に対し、通帳証書7は板状であり、通帳証
書7の支点は下側となるが、固有振動ω1(周期T1)
は概ね(1)式にて近似できる。例えば、通帳証書7が
10cmとすると(1)式により T1=2π((2*10cm)/(3*980cm/秒1/2 (2 ) となり、周期T1=約0.5秒の正弦波の振動を通帳証
書7に加えることにより通帳証書7が共振し、効果的に
通帳証書7、7'、・・、7”にも振動を与えることが
でき、倒れた状態を速やかに修正することができる。
【0019】また、通帳証書7に加える力、即ち、繰出
しローラ回転移動用モータ10のモータ電流の振幅値
は、第3図のように通帳証書7が倒れた状態の場合は通
帳証書7に通帳証書7'、・・、7”が倒れ掛けている
ので、比較的強い力で振動を与える必要があるが、本実
施形態2の通帳証書繰出装置では通帳証書7を1冊繰出
した後に通帳証書7'、・・、7”に振動を与えるの
で、通帳証書を最初にセットした状態と同様に通帳証書
7'、・・、7”は比較的立った状態であり、弱い力で
振動を与えるだけでよい。即ち、繰出しローラ回転移動
用モータ10のモータ電流の振幅を小とする。或いは、
モータ電流の振幅は固定で、たたき動作の時間t2を短
くすることでもよい。これにより繰出しローラ5の汚れ
が通帳証書7に付くことや、繰出しローラ5の摩擦によ
る傷等の発生を少なくすることができる。
【0020】一方、予め設定した一定時間t1内に通帳
証書7が検出センサ12を通過しない場合と判定した場
合は、(ステップS5) 繰出し不良と判定し、以降の繰出し不良と判定したとき
の繰出し処理の繰り返し回数がm回目に達していない場
合は(ステップS6) 一旦、繰出しローラ駆動用モータ10’の駆動を停止
し、(ステップS7) 通帳証書7側に繰出しローラが軸位置50を軸としΔθ
1回転するように繰出しローラ回転移動用モータ10を
予め決めたわずかな量だけ駆動し、繰出しローラ15を
さらに通帳証書7に押付け、前記繰出し動作(ステップ
S2)以降を繰り返し行なう。(ステップS8)
【0021】一方、繰出し不良と判定し、以降の繰出し
不良と判定したときの繰出し処理の繰り返し回数がm回
目に達している場合は、(ステップS6) 終了処理として繰出しローラ15をホームポジションに
戻し繰出しローラ駆動用モータ10’を停止し、装置エ
ラーとし終了する。(ステップ15)
【0022】〈効果〉以上のように、実施形態2の通帳
証書繰出装置によれば、実施形態1の媒体繰出装置の効
果に加え、通帳証書を繰出した後、繰出しローラで通帳
証書をたたく動作を行なうことにより、倒れかけている
通帳証書を立たすことができ、繰出し不良が発生する頻
度を減らし、繰出し不良が発生したときの繰出し動作を
繰り返す必要が少なくなるので繰出し時間を短くするこ
とができる。
【0023】〈〈実施形態3〉〉 〈動作〉実施形態3の通帳証書繰出装置の動作につい
て、第7図の実施形態3の通帳証書繰出し処理のフロー
チャートに従い動作を説明する。通帳証書7の繰出し指
示が端末装置101から出されると、制御部100は、
繰出しローラ15を通帳証書7に押付ける方向に繰出し
ローラ回転移動用モータ10を駆動し、軸位置50を軸
とし繰出しローラ15を一定量θ1回転させる。(ステ
ップS1) 次に図示しない別の繰出しローラ駆動用モータ10’を
駆動し、通帳証書を繰出し口8から搬送路13へ送り込
む。(ステップS2) 通帳証書7の先端が搬送ローラ11,11’にかみ込ま
れ、左上に搬送路に沿って走行し検出センサ12を通過
したことを検出すると(ステップS3) 繰出しローラ回転移動用モータ10を逆回転させホーム
ポジションに戻し繰出しローラ15を次の通帳証書7'
から離し、2冊目の繰出しを防止する。そして繰出しロ
ーラ駆動用モータ10’を停止し、繰出し動作を終了す
る。(ステップS4)
【0024】予め設定した一定時間t1内に通帳証書7
が検出センサ12を通過せず繰出し不良と判定した場合
は、(ステップS5) 繰出し不良と判定し、以降の繰出し不良と判定したとき
の繰出し処理の繰り返し回数がm回目に達していない場
合は(ステップS6) 一旦繰出しローラ駆動用モータ10’の駆動を停止し、
(ステップS7) 通帳証書7側に繰出しローラが軸位置50を軸としΔθ
1回転するように繰出しローラ回転移動用モータ10を
予め決めたわずかな量だけ駆動し、繰出しローラ15を
さらに通帳証書7に押付け、前記繰出し動作(ステップ
S2)以降を繰り返し行なう。(ステップS8)
【0025】一方、繰出し不良と判定し、以降の繰出し
不良と判定したときの繰出し処理の繰り返し回数がm回
目に達している場合は、(ステップS6) 通帳証書7’、・・、7”等が図3のように倒れている
と判断し、前記たたき動作による繰出し動作のリトライ
を既にn回以上繰り返していない場合は、(ステップS
9) 繰出しローラ駆動用モータ10’を一旦停止し、(ステ
ップ10) 前記たたき動作を一定時間t3を行なった(ステップS
20)後、前記繰出し動作(ステップS2)以降の繰出
し動作を行なう。前記たたき動作(ステップS20)に
おいて、通帳証書7に加える力、即ち、繰出しローラ回
転移動用モータ10のモータ電流の振幅値は、すでに繰
出し不良と判定し以降の繰出し不良と判定したときの繰
出し処理の繰り返し回数がm回目であることから、第3
図のように通帳証書7が倒れた状態の場合であり通帳証
書7に通帳証書7'、・・、7”が倒れ掛けていると判
定し、比較的強い力で振動を与える。即ち、繰出しロー
ラ回転移動用モータ10のモータ電流の振幅を大とす
る。或いは、モータ電流の振幅は固定で、たたき動作の
時間t3を長くすることでもよい。
【0026】一方、たたき動作を既にn回以上行なった
場合は、(ステップS9) 終了処理として繰出しローラ15をホームポジションに
戻し繰出しローラ駆動用モータ10’を停止し、装置エ
ラーとし終了する。(ステップ15)
【0027】〈効果〉以上のように、実施形態3の通帳
証書繰出装置によれば、実施形態1の通帳証書繰出装置
の効果に加え、繰出し不良が発生し繰出しローラを徐々
に通帳証書に押付け繰出し動作を繰り返しても通帳証書
を繰出せないときに、繰出しローラで通帳証書をたたく
動作を行ない、倒れかけている通帳証書を立たすことが
でき、通帳証書繰出しができる。従って、通帳証書繰出
し後、必ずたたき動作をしないため、繰出しローラの汚
れにより通帳証書を汚すことを極力少なくすることがで
きる。
【0028】なお、実施形態2、3の通帳証書繰出装置
の説明では、繰出しエラーが発生した場合に繰出しロー
ラを徐々に通帳証書に押付け、繰出し動作を繰り返す処
理(ステップ8)を行なうようにしているが、この動作
を省略しても、実施形態2、3各々の効果が得られる。
さらに、実施形態1、2、3の通帳繰出装置において、
最初に通帳証書をセットした後に、前記たたき動作を行
なうことにより、各実施形態の効果をさらに向上させる
ことができる。また、上記実施形態1、2、3の通帳証
書繰出装置の説明では、繰出しローラ5を軸位置50で
回転する機構で説明したが、通帳証書7の方向に直線的
に移動させる機構としても同様の効果が得られる。以上
説明したように実施形態1,2,3の通帳証書繰出装置
では繰出す媒体を通帳証書として記載したが、通帳証書
と同様の冊子状媒体やキャッシュカード類、厚紙の用紙
をカセットに縦に装填する装置でも同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の通帳証書繰出装置を示す構成
図である。
【図2】従来の通帳証書繰出装置の構成図である。
【図3】通帳証書が倒れる状態を示す図である。
【図4】本発明の通帳証書繰出装置の制御系を示すブロ
ック図である。
【図5】実施形態1の通帳証書繰出し処理のフローチャ
ートである。
【図6】実施形態2の通帳証書繰出し処理のフローチャ
ートである。
【図7】実施形態3の通帳証書繰出し処理のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 通帳カセット 2 ガイドシャフト 3 プレスプレート 4 スプリング 5、15 繰出しローラ 6 ストッパ 7、7’、7” 通帳証書 8 繰出し口 9 ゲート 10 繰出しローラ回転移動用モータ 10’ 繰出しローラ駆動用モータ 10” 搬送ローラ駆動用モータ 11 搬送ローラ 12、12’ 検出センサ 13 搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 桂 群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖 情報システムズ内 (72)発明者 村崎 学 群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖 情報システムズ内 (72)発明者 大山 円 群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖 情報システムズ内 Fターム(参考) 3E040 AA07 BA16 FD02 FG04 FG13 FG14 3F048 AA06 AB03 AB04 BA13 BA14 BB03 BB04 BB05 BD01 DA04 EB02 EB12 EB16 3F343 FA04 FA06 FA16 FB07 FC01 FC04 GA04 GC01 GD01 HD15 JA14 JD26 JD33 JD34 KB05 KB20 LA12 LA15 LA18 MA55 MB14 MC07 MC08 MC17 MC23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体を収納する媒体収納部と、媒体の繰
    出しを行なう繰出しローラと、収納された媒体を当該繰
    出しローラ方向に押圧する押圧部と、媒体の繰出し状態
    を検出するセンサ検出部を具備し、媒体を順次繰出す媒
    体繰出装置において、 前記繰出しローラを移動可能とする駆動部を設け、 前記センサ検出部の検出結果に基づき前記繰出しローラ
    を移動し媒体を繰出すことを特徴とした媒体繰出装置
  2. 【請求項2】 前記センサ検出部の検出結果に基づき、
    媒体の繰出しが失敗したと判定したとき、前記繰出しロ
    ーラを繰出す媒体に徐々に押付け、媒体の繰出しを繰り
    返すことを特徴とする請求項1記載の媒体繰出装置
  3. 【請求項3】 前記センサ検出部の検出結果に基づき、
    前記繰出しローラを媒体に押付け、前記繰出しローラを
    一定時間振動させ、媒体を繰出すことを特徴とする請求
    項1記載の媒体繰出装置
  4. 【請求項4】 媒体繰出し後、前記繰出しローラを一定
    時間振動させ、媒体を繰出すことを特徴とする請求項3
    記載の媒体繰出装置
  5. 【請求項5】 前記センサ検出部の検出結果に基づき、
    媒体の繰出しが失敗したと判定したとき、前記繰出しロ
    ーラを一定時間振動させ、媒体を繰出すことを特徴とす
    る請求項3記載の媒体繰出装置
  6. 【請求項6】 媒体を振動させる周波数を媒体の力学的
    固有振動数近傍としたことを特徴とする請求項3記載の
    媒体繰出装置
  7. 【請求項7】 媒体を振動させる振幅を、媒体繰出し後
    のときは小さく、媒体の繰出しが失敗したと判定したと
    きは大きくすることを特徴とする請求項3記載の媒体繰
    出装置
  8. 【請求項8】 媒体を振動させる時間を、媒体繰出し後
    のときは短く、媒体の繰出しが失敗したと判定したとき
    は長くすることを特徴とする請求項3記載の媒体繰出装
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