JP2001239772A - 回転体の滑り検出装置、冊子の頁捲り装置および媒体取出装置 - Google Patents

回転体の滑り検出装置、冊子の頁捲り装置および媒体取出装置

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JP2001239772A JP2000054597A JP2000054597A JP2001239772A JP 2001239772 A JP2001239772 A JP 2001239772A JP 2000054597 A JP2000054597 A JP 2000054597A JP 2000054597 A JP2000054597 A JP 2000054597A JP 2001239772 A JP2001239772 A JP 2001239772A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】押圧力による内輪および外輪の偏芯を防止し、
圧電素子などの検出手段が本来捉えたい回転方向の力の
みを検出することができ、回転体の滑り検出が容易とな
る回転体の滑り検出装置を提供する。 【解決手段】頁を捲る捲りローラは、内輪61と、この
内輪61と同心円上に設けられた外輪62とから構成さ
れ、内輪61は駆動軸としてのアーム部11(12)の
先端部に固定されている。内輪61と外輪62とは、そ
れらの間に設けられた転がり軸受け63によって接合保
持されている。外輪62の表面は、摩擦係数の大きなゴ
ム材料64で被覆されている。内輪61の外周面には、
180度の間隔を介して板状の圧電素子66およびトル
ク伝達板67の各一端部が接着固定され、これら圧電素
子66およびトルク伝達板67の各他端部は、それらと
対応する外輪62の内面側に接着固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、書籍や
雑誌などの冊子の頁を捲りローラを用いて自動的に捲る
冊子の頁捲り装置において上記捲りローラの滑りを検出
する回転体の滑り検出装置、および、この回転体の滑り
検出装置を用いた冊子の頁捲り装置に関する。
【0002】また、本発明は、たとえば、複写機、プリ
ンタ、ATM(自動預出金機)、自動改札装置などに適
用され、複写用紙、紙幣、通帳、カード、定期券、乗車
券などの媒体を取出すもので、上記回転体の滑り検出装
置を用いた媒体取出装置に関する。
【0003】
【従来の技術】たとえば、書籍や雑誌などの冊子の頁を
自動的に捲る頁捲り装置は、自ら頁を捲ることのできな
い人々に読書機会を与える介助装置として、また、冊子
を連続的に複写するための複写装置のオプション装置と
してニーズが増大している。
【0004】冊子の頁を捲る技術は、ATMなどの通帳
プリンタでは実用レベルにあるが、この場合は、頁数が
少なく、サイズや紙質が一定のものを扱うものであっ
て、冊子の厚さ、サイズ、紙質が異なる場合でも、これ
らを自動的に捲る汎用的な頁捲り装置は無い状態であ
る。
【0005】これに関連する最近の技術としては、触覚
センサ付きローラを利用した冊子の頁捲り装置が開発さ
れつつある。触覚センサ付きローラは、ローラ内部に力
や振動を感知する圧電素子などのセンサを内蔵すること
により、ローラ自身に頁の捲り動作に成功したか、失敗
したかを判別する触覚機能を持たせたものである。
【0006】図22は、従来考えられた触覚センサ付き
ローラ(捲りローラ)の構成を詳細に示している。図2
2において、内輪101は、駆動源により回転される駆
動軸102に固定されている。外輪103は、その外周
面がゴム材料104により被覆されていて、このゴム材
料104を介して冊子Sの捲る頁S1の表面と接触す
る。内輪101と外輪103とは、複数の弾性体10
5,…によって接合されている。内輪101の外周面に
形成された溝部には、検出手段としての圧電素子106
の一端部が接着固定されている。圧電素子106の他端
部は、外輪103の内面側に形成された切起し部に接着
固定されている。
【0007】これにより、内輪101に対して弾性的に
接合された外輪103が、回転方向に力を受けると、圧
電素子106に圧縮応力が働き、所定の電圧が発生する
ようになっている。圧電素子106から出力される電圧
信号は、スリップリング装置107を介してコントロー
ラ108に送られる。
【0008】このように構成された捲りローラは、冊子
Sの捲る頁S1上と接触して頁を捲る方向に回転駆動さ
れることにより、頁S1を捲るようになっている。
【0009】ところで、頁S1の捲りに成功する場合
は、頁S1とその下の頁S2とが摩擦しており、一方、
頁S1の捲りに失敗する場合は、頁S1と外輪103表
面のゴム材料104とが摩擦している。すなわち、圧電
素子106は、この両者それぞれの摩擦に応じた振動の
差を感知し、その信号電圧を基に、コントローラ108
において、頁S1の捲りの成否を判別するようになって
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の触覚センサ付き
ローラ(捲りローラ)においては、上述したように、駆
動軸に固定された内輪と、媒体表面と接触する外輪とを
ゴムなどの弾性体によって接合する構造をとっている。
この構造は、外輪が弾性体を介して力を受ける回転方向
に弾性があるため、圧電素子の振動を増長させる働きを
持たせることができるが、同時に押圧力を受ける半径方
向にも弾性を持つことになり、ローラ自体が偏芯してし
まい、内輪と外輪の同軸度が保証されないという問題が
あった。
【0011】また、ローラが偏芯することにより、圧電
素子が本来感知すべき回転方向の力の他に半径方向の力
成分も捉えてしまうため、結果的に信号のノイズ成分が
大きくなり、捲り成否の判別が困難になってしまうとい
う問題につながる。
【0012】また、押圧力を過剰にかけると、ローラの
半径方向の弾性変形が大きくなり、圧電素子自体を破壊
してしまうという問題もあった。
【0013】一方、外輪と内輪との間に、回転方向の弾
性を持たない場合、圧電素子の振動が微弱になり、捲り
成否の差が現れないという問題があった。また、回転方
向に弾性がないと、回転速度が速い場合に、圧電素子が
破壊されやすいという問題もあった。
【0014】すなわち、回転方向には弾性を持ち、半径
方向には剛性が保証される構造が望まれている。
【0015】また、別の問題としては、圧電素子の感度
を上げるために、圧電素子の長手方向を内輪および外輪
の半径方向に取付けていたため、ローラ径の小形化に限
界があった。
【0016】そこで、本発明は、押圧力による内輪およ
び外輪の偏芯を防止し、圧電素子などの検出手段が本来
捉えたい回転方向の力のみを検出することができ、回転
体の滑り検出が容易となる回転体の滑り検出装置を提供
することを目的とする。
【0017】また、本発明は、押圧力による内輪および
外輪の偏芯を防止し、圧電素子などの検出手段が本来捉
えたい回転方向の力のみを検出することができ、冊子捲
りの成否判別が容易となり、かつ、捲りローラの小形化
が可能になる冊子の頁捲り装置を提供することを目的と
する。
【0018】また、本発明は、押圧力による内輪および
外輪の偏芯をを防止し、圧電素子などの検出手段が本来
捉えたい回転方向の力のみを検出することができ、取出
ローラの滑り検出が容易となり、かつ、取出ローラの小
形化が可能になる媒体取出装置を提供することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の回転体の滑り検
出装置は、駆動源からの動力が伝達されることにより回
転する内輪と、この内輪と同心円上に設けられ、前記内
輪からの動力が伝達されることにより回転し、被作動体
に動力を伝達する外輪と、前記内輪と前記外輪とを保持
する軸受けと、前記内輪と前記外輪との間に介在され、
前記外輪に加わる外力の影響を感知することにより、前
記外輪と前記被作動体とが相対運動したときの両者間の
滑りを検出する検出手段とを具備している。
【0020】また、本発明の回転体の滑り検出装置は、
前記内輪から前記外輪へ動力を伝達し、かつ、前記内輪
と前記外輪との間に回転方向への弾性を持たせる弾性体
をさらに具備したことを特徴とする。
【0021】また、本発明の回転体の滑り検出装置は、
駆動源からの動力が伝達されることにより回転する内輪
と、この内輪と同心円上に設けられ、前記内輪からの動
力が伝達されることにより回転し、被作動体に動力を伝
達する外輪と、前記内輪と前記外輪とを保持する保持手
段と、ほぼ長方形状で板状に形成されていて、その長手
方向が前記内輪の軸方向と一致するように、前記内輪と
前記外輪との間に介在され、前記外輪に加わる外力の影
響を感知することにより、前記外輪と前記被作動体とが
相対運動したときの両者間の滑りを検出する検出手段と
を具備している。
【0022】また、本発明の回転体の滑り検出装置は、
前記内輪と前記外輪との間に回転方向への弾性を持たせ
る弾性体をさらに具備したことを特徴とする。
【0023】また、本発明の冊子の頁捲り装置は、冊子
をその綴じ目を中心として開いた状態で載置する載置部
と、この載置部に載置された冊子の一方の頁に捲りロー
ラを接触させ、該捲りローラを回転させて頁を捲り上げ
た後、前記捲りローラを一方の頁側から前記綴じ目を超
えて他方の頁側に移動させることにより頁を捲る捲り手
段とを具備し、前記捲りローラは、駆動源からの動力が
伝達されることにより回転する内輪と、この内輪と同心
円上に設けられ、前記内輪からの動力が伝達されること
により回転し、前記冊子の頁上に接触する外輪と、前記
内輪と前記外輪とを保持する軸受けと、前記内輪と前記
外輪との間に介在され、前記外輪に加わる外力の影響を
感知することにより、前記外輪の表面と前記冊子の頁表
面とが相対運動したときの両者間の滑りを検出する検出
手段とを具備したことを特徴とする。
【0024】また、本発明の冊子の頁捲り装置は、前記
捲りローラは、前記内輪から前記外輪へ動力を伝達し、
かつ、前記内輪と前記外輪との間に回転方向への弾性を
持たせる弾性体をさらに具備したことを特徴とする。
【0025】また、本発明の冊子の頁捲り装置は、冊子
をその綴じ目を中心として開いた状態で載置する載置部
と、この載置部に載置された冊子の一方の頁に捲りロー
ラを接触させ、該捲りローラを回転させて頁を捲り上げ
た後、前記捲りローラを一方の頁側から前記綴じ目を超
えて他方の頁側に移動させることにより頁を捲る捲り手
段とを具備し、前記捲りローラは、駆動源からの動力が
伝達されることにより回転する内輪と、この内輪と同心
円上に設けられ、前記内輪からの動力が伝達されること
により回転し、前記冊子の頁上に接触する外輪と、前記
内輪と前記外輪とを保持する保持手段と、ほぼ長方形状
で板状に形成されていて、その長手方向が前記内輪の軸
方向と一致するように、前記内輪と前記外輪との間に介
在され、前記外輪に加わる外力の影響を感知することに
より、前記外輪の表面と前記冊子の頁表面とが相対運動
したときの両者間の滑りを検出する検出手段とを具備し
ている。
【0026】また、本発明の冊子の頁捲り装置は、前記
捲りローラは、前記内輪と前記外輪との間に回転方向へ
の弾性を持たせる弾性体をさらに具備したことを特徴と
する。
【0027】また、本発明の媒体取出装置は、媒体を重
合載置する載置手段と、この積載手段に載置された媒体
を回転することにより取出す取出ローラと、前記載置手
段を動作させて媒体を前記取出ローラに対して押し付け
る駆動手段と、前記取出ローラに設けられ、前記取出ロ
ーラによる媒体の取出時における前記取出ローラと媒体
との間の滑りを検出する検出手段と、この検出手段が前
記取出ローラと媒体との間の滑りを検出したとき、前記
駆動手段を動作させて前記取出ローラに対する媒体の押
圧力を可変制御する制御手段とを具備し、前記取出ロー
ラは、駆動源からの動力が伝達されることにより回転す
る内輪と、この内輪と同心円上に設けられ、前記内輪か
らの動力が伝達されることにより回転し、前記媒体の表
面に接触する外輪と、前記内輪と前記外輪とを保持する
軸受けとからなり、前記検出手段は、前記内輪と前記外
輪との間に介在され、前記外輪に加わる外力の影響を感
知することにより、前記外輪と前記媒体の表面とが相対
運動したときの両者間の滑りを検出することを特徴とす
る。
【0028】また、本発明の媒体取出装置は、前記取出
ローラは、前記内輪から前記外輪へ動力を伝達し、か
つ、前記内輪と前記外輪との間に回転方向への弾性を持
たせる弾性体をさらに具備したことを特徴とする。
【0029】また、本発明の媒体取出装置は、媒体を重
合載置する載置手段と、この積載手段に載置された媒体
を回転することにより取出す取出ローラと、前記載置手
段を動作させて媒体を前記取出ローラに対して押し付け
る駆動手段と、前記取出ローラに設けられ、前記取出ロ
ーラによる媒体の取出時における前記取出ローラと媒体
との間の滑りを検出する検出手段と、この検出手段が前
記取出ローラと媒体との間の滑りを検出したとき、前記
駆動手段を動作させて前記取出ローラに対する媒体の押
圧力を可変制御する制御手段とを具備し、前記取出ロー
ラは、駆動源からの動力が伝達されることにより回転す
る内輪と、この内輪と同心円上に設けられ、前記内輪か
らの動力が伝達されることにより回転し、前記媒体の表
面に接触する外輪と、前記内輪と前記外輪とを保持する
保持手段とからなり、前記検出手段は、ほぼ長方形状で
板状に形成されていて、その長手方向が前記内輪の軸方
向と一致するように、前記内輪と前記外輪との間に介在
され、前記外輪に加わる外力の影響を感知することによ
り、前記外輪の表面と前記媒体の表面とが相対運動した
ときの両者間の滑りを検出することを特徴とする。
【0030】さらに、本発明の媒体取出装置は、前記取
出ローラは、前記内輪と前記外輪との間に回転方向への
弾性を持たせる弾性体をさらに具備したことを特徴とす
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0032】まず、第1の実施の形態について説明す
る。
【0033】図1および図2は、第1の実施の形態に係
る回転体の滑り検出装置が適用される冊子の頁捲り装置
の構成を示すものである。この冊子の頁捲り装置1は、
装置本体2を有し、この装置本体2の上面部には冊子4
をその綴じ目4cを中心に開いた状態で載置する冊子置
台3が設けられている。冊子置台3の前端縁部には、図
3にも示すように長孔55が形成され、この長孔55内
には保持ばね56,56がスライド自在に取付けられて
いる。冊子4は、その表と裏の表紙が保持ばね56,5
6により保持される。
【0034】また、装置本体2内には電源回路6、およ
び、後述する捲り機構5の動作を制御する制御部7が内
蔵され、装置本体2の前面上部側には操作パネル9が設
けられている。操作パネル9には、後述する第1乃至第
3の初期位置センサ41〜43を全てオンさせて機構を
初期状態にリセットするリセットスイッチ71が設けら
れている。
【0035】また、操作パネル9には、冊子置台3に載
置される冊子4のサイズを指定するサイズセレクタ72
が設けられている。冊子4のサイズとしては、たとえ
ば、A4サイズ、B5サイズ、A5サイズ、文庫などの
サイズが指定される。
【0036】さらに、操作パネル9には、頁を綴じ目4
cを中心に右側から左側に捲る場合に使用する左捲りボ
タン74、頁を綴じ目4cを中心に左側から右側に捲る
場合に使用する右捲りボタン75が配設されている。
【0037】装置本体2には、冊子置台3と操作パネル
9との間に位置して凹所2aが形成され、この凹所2a
内には冊子4の頁捲りを行なうための捲り機構5が設け
られている。
【0038】捲り機構5は、首振りヘッド10を有し、
この首振りヘッド10には第1および第2のアーム部1
1,12が平行に取付けられている。第1および第2の
アーム部11,12の先端部には、第1および第2の捲
りローラ13,14が取付けられている。
【0039】首振りヘッド10は、駆動機構15を介し
てキャリッジ16上に搭載されている。キャリッジ16
は、ガイドロッド17とリードスクリュ18とによって
支持されている。ガイドロッド17とリードスクリュ1
8の両端部は、保持部材19,20によって保持され、
リードスクリュ18の一端部にはキャリッジ移動用の第
1の駆動モータ21が接続されている。
【0040】キャリッジ16の上面部には、首振りヘッ
ド昇降用の第2の駆動モータ23が備えられている。こ
の第2の駆動モータ23にはカム24が接続され、この
カム24の回動端は上下移動台30に当接されている。
上下移動台30は、4つのリンク25〜28を介してキ
ャリッジベース16に支持されている。
【0041】上下移動台30の上面中央部には、支軸3
1を介して首振りヘッド10が取付けられている。上下
移動台30には、首振り用の第3の駆動モータ33が取
付けられ、この第3の駆動モータ33は駆動ギヤ35お
よび従動ギヤ36を介して首振りヘッド10に接続され
ている。
【0042】このような構成において、第1の駆動モー
タ21が正逆回転されると、リードスクリュ18が正逆
回転されてキャリッジ16がガイドシャフト17に沿っ
て左右方向に移動し、首振りヘッド10が左右方向に移
動するようになっている。
【0043】また、第2の駆動モータ23が正逆回転さ
れると、カム24が正逆方向に回動し、上下移動台30
を上下動させて、首振りヘッド10を昇降させるように
なっている。
【0044】また、第3の駆動モータ33が正逆回転さ
れると、駆動ギヤ35および従動ギヤ36が正逆方向に
回動して、首振りヘッド10が左右方向に回動するよう
になっている。
【0045】図4は、首振りヘッド10の内部構成を示
すものである。首振りヘッド10の内部には、第1およ
び第2のアーム部11,12を回転させるための駆動機
構48が設けられている。第1および第2のアーム部1
1,12は、それぞれ中空状に成形され、その基端部が
首振りヘッド10内に挿入されて、軸受49,50によ
って回転自在に軸支されている。
【0046】第1および第2のアーム部11,12の末
端部は、カップリング51を介してスリップリング53
に接続されている。第1および第2のアーム部11,1
2の内部には、それぞれ後述する圧電素子の信号線(図
示しない)が通され、この信号線はスリップリング53
の可動側に接続されて、圧電素子の信号が外部に出力さ
れるようになっている。
【0047】また、第1および第2のアーム11,12
の軸受49,50の間に位置する部位には、ワンウエイ
クラッチ58,58(一方は図示しない)を介して従動
ギヤ59,59が取付けられている。従動ギヤ59,5
9間には、駆動ギヤ78が介在され、この駆動ギヤ78
は捲りローラ回転用の第4の駆動モータ79の駆動軸7
9aに接続されている。
【0048】駆動ギヤ78と従動ギヤ59,59とは噛
合され、左右の従動ギヤ59,59のワンウエイクラッ
チ58,58はそれぞれ逆向きに取付けられている。こ
のため、第4の駆動モータ79が反時計方向に回転する
と、第1の捲りローラ13だけが捲り方向に回転し、第
2の捲りローラ14は回転しないようになっている。一
方、第4の駆動モータ79が時計方向に回転すると、第
2の捲りローラ14だけが捲り方向に回転し、第1の捲
りローラ13は回転しないようになっている。
【0049】図5は、第1および第2の捲りローラ1
3,14の構成を詳細に示すものである。第1および第
2の捲りローラ13,14は、内輪61と、この内輪6
1と同心円上に設けられた外輪62とから構成され、内
輪61は第1および第2のアーム部11,12の先端部
に固定されている。内輪61と外輪62とは、それらの
間に設けられた転がり軸受け63によって接合されてい
る。外輪62の表面は、摩擦係数の大きな部材、たとえ
ば、厚さの薄いゴム材料64で被覆されており、これに
より、第1および第2の捲りローラ13,14の表面の
摩擦係数を上げて、冊子4との接触でスリップしにくく
している。
【0050】内輪61の外周面には、180度の間隔を
介して2つの溝部65,65が形成されていて、これら
溝部65,65内には、検出手段を構成する板状の圧電
素子66、および、内輪61から外輪62へのトルク伝
達を行なうトルク伝達板67の各一端部がそれぞれ接着
固定されている。圧電素子66およびトルク伝達板67
の各他端部は、それらと対応する外輪62の内面側に形
成された2つの凹部68,68内にそれぞれ接着固定さ
れている。
【0051】このように、トルク伝達板67に薄板状の
ものを使用することにより、内輪61から外輪62への
トルク伝達の役割に加えて、回転方向における板ばねの
働きをも持たせている。
【0052】すなわち、内輪61に対して回転方向に弾
性的に接合された外輪62が、その表面のゴム材料64
を介して回転方向に摩擦力を受けると、圧電素子66に
圧縮/引張応力が働き、所定の電圧が発生するようにな
っている。圧電素子66から発生した電圧信号は、スリ
ップリング53を介して外部へ導出される。
【0053】圧電素子66から出力される電圧信号の波
形例を図6および図7に示す。図6は頁捲りに失敗した
場合の波形例であり、図7は頁捲りに成功した場合の波
形例である。すなわち、冊子4の捲る頁S1の捲りに成
功する場合は、頁S1とその下の頁S2とが摩擦してお
り、一方、頁S1の捲りに失敗する場合は、頁S1と外
輪62表面のゴム材料64とが摩擦している。すなわ
ち、圧電素子66は、この両者それぞれの摩擦に応じた
振動の差を感知する。
【0054】このときの電圧波形は、押圧力が不足して
外輪62表面のゴム材料64が頁S1と摩擦しながら滑
っている状態では、図6に示すような波形となり、押圧
力がある程度に達して外輪62表面のゴム材料64が頁
S1をグリップして捲る、すなわち、頁S1と頁S2と
が摩擦している場合には、図7に示すような波形とな
る。このことは、捲りローラ13,14の表面が触覚を
持っていて、冊子4の頁S1との間の滑りの有無を判別
することができるということである。このような波形の
電圧信号を基に、頁捲りの成否を検出するようになって
いる。
【0055】図8は、頁捲り装置1の駆動制御系を示す
ものである。図8において、制御部7には、キャリッジ
移動用の第1の駆動モータ21、首振ヘッド昇降用の第
2の駆動モータ23、首振りヘッド回動用の第3の駆動
モータ33の各初期位置を検出する第1乃至第3の検出
センサ41〜43がそれぞれ接続されている。
【0056】また、制御部7には、ドライバ45を介し
て第1乃至第4の駆動モータ21,23,33,79が
それぞれ接続されているとともに、検出回路46、操作
パネル9および電源回路6がそれぞれ接続されている。
検出回路46には、捲りローラ13,14の各圧電素子
66,66がそれぞれ接続されている。
【0057】キャリッジ移動用の第1の駆動モータ21
はステッピングモータで、その初期状態では第1の初期
位置センサ41がオンする位置で待機しているが、冊子
4のサイズに対応したパルス数だけ回転することによっ
て、キャリッジ16を右方向に移動させることができる
ようになっている。
【0058】首振ヘッド昇降用の第2の駆動モータ23
もステッピングモータで、その初期状態では第2の初期
位置センサ42がオンする位置(図2に示すように上方
位置)で待機しているが、制御部7が指定するパルス数
だけ回転する。
【0059】首振ヘッド回動用の第3の駆動モータ33
もステッピングモータで、首振りヘッド10の初期位置
は第3の初期位置センサ43がオンする図1の右略45
度の位置で、左右略90度の範囲で回動できるようにな
っている。
【0060】検出回路46は、圧電素子66,66の各
出力信号により頁捲りの成否(捲りローラ13,14の
滑り)を検出するもので、たとえば、図9に示すように
構成されている。図9において、圧電素子66,66の
各出力信号は、それぞれ増幅回路46a,46bで増幅
された後、フィルタ回路46c,46dを介して判別部
46eへ送られる。
【0061】判別部46eは、フィルタ回路46c,4
6dから図6のような出力波形が得られた場合は、捲り
ローラ13,14が冊子4の頁S1と接触して滑ってい
る状態、すなわち、頁捲り失敗を表わす信号SG1を出
力し、フィルタ回路46c,46dから図7のような出
力波形が得られた場合は、捲りローラ13,14が冊子
4の頁S1をグリップしている状態、すなわち、頁捲り
成功を表わす信号SG2を出力するようになっている。
【0062】次に、頁捲り装置1の頁捲り動作につい
て、図10に示すフローチャートおよび図11乃至図1
5に示す動作説明図を参照して説明する。
【0063】電源投入後、第1乃至第3の初期位置セン
サ41〜43により、第1乃至第3の駆動モータ21,
23,33の各初期位置がチェックされ、第1乃至第3
の駆動モータ21,23,33がそれぞれ初期位置にあ
るか否かが判別される。第1乃至第3の駆動モータ2
1,23,33が初期位置にない場合には、駆動モータ
21,23,33を戻り側に回転させる。第1乃至第3
の初期位置センサ41〜43が全てオンして、第1乃至
第3の駆動モータ21,23,33が初期状態になれ
ば、操作パネル9の左捲りボタン74を押下する。これ
により、第1および第2の捲りローラ13,14は、図
11に示すように、冊子4の右側の頁4a(S1)の角
隅部に冊子4の綴じ目4cに対し斜めになる状態で対向
され、第1の捲りローラ13が回転される。
【0064】しかるのち、第2の駆動モータ23を駆動
させて、紙厚さより少ない僅かな量だけ下降するように
上下移動台30を移動させ、第1の捲りローラ13の圧
電素子66から図7の電圧信号、すなわち、検出回路4
6から頁捲り成功を表わす信号SG2が出力されるか否
かを判別する。信号SG2が出力されなければ、すなわ
ち、頁捲り失敗を表わす信号SG1が出力された場合
(頁捲りに失敗した場合)は、さらに第2の駆動モータ
23を駆動させて、上下移動台30を微少量下降させ、
信号SG2が出力されるまで上記動作を繰り返す。
【0065】この動作によって、第1の捲りローラ13
は、頁4a(S1)に対し時間を追って押圧力を増大す
るようになり、信号SG2が出力されたら下降を停止さ
せる。これにより、頁4aには第1の捲りローラ13が
固着して捲り上がる限界の弱い力しか発生しない。この
ことは、薄い頁の場合に過大な押圧力によって複数枚同
時に捲り上げてしまうようなことがなく、厚い頁の場合
には必要な押圧力を与えて、空回りを防止することがで
きるものである。
【0066】また、信号SG2が出力されたら、第1の
捲りローラ13が所定角度回転したのち停止する。この
停止後に、第2の駆動モータ23を駆動して、図12に
示すように、第2の位置センサ42がオンする最上位位
置まで上下移動台30を上昇させる。
【0067】次に、第3の駆動モータ33を駆動させ
て、図13に示すように、首振りヘッド10を矢印方向
に回動させてアーム部11,12を左方向に45度回動
させる。しかるのち、第1の駆動モータ21を駆動させ
て、図14に示すように、あらかしめ利用者がサイズセ
レクタ72で設定した冊子サイズに対応した距離だけ首
振りヘッド10を移動させる。この移動により、捲り上
げられた頁が、綴じ目4cを中心にして他方の頁側に回
動して捲られることになる。
【0068】このようにして頁を捲ったのちは、図15
に示すように、首振りヘッド10を矢印方向に60度回
動させる。これにより、第1および第2の捲りローラ1
3,14のうち、第1の捲りローラ13だけが頁を押さ
えた状態になる。この状態は、頁の左下の角隅部だけが
第1の捲りローラ13で遮られた状態となり、冊子4の
見開き全面が見やすい状態になっている。
【0069】なお、この状態から、操作部9の右捲りボ
タン75が押下された場合は、上記した動作とは逆の動
作によって左側から右側への捲り動作を行なうことがで
きる。
【0070】このように、第1の実施の形態によれば、
駆動軸に固定された内輪と被作動体としての冊子の頁表
面と接触する外輪とを剛性のある転がり軸受けなどで接
合保持することで、押圧力による内外輪の偏芯を防止
し、内外輪の同軸度が保証できる。同軸度が保証される
ことで、圧電素子は本来捉えたい外輪に加わる回転方向
の力の影響のみを感知することができ、かつ、信号のノ
イズ成分も低減でき、冊子の頁捲りの成否判別が容易と
なる。
【0071】また、従来では、押圧力が大きくなると弾
性変形による圧電素子の破壊の恐れがあったが、第1の
実施の形態の構成では押圧力による弾性変形が生じない
構造なので、圧電素子の破壊を防止できる。
【0072】さらに、内輪と外輪との間に板ばねなどに
より回転方向に弾性を持たせる構造になっているため、
圧電素子が振動成分を捉えやすくなり、圧電素子の見た
目の感度を上げることができる。
【0073】次に、第2の実施の形態について説明す
る。
【0074】第2の実施の形態は、第1および第2の捲
りローラ13,14の構成だけが第1の実施の形態と異
なり、その他の部分は第1の実施の形態と同一であるの
で、その同一部分の説明は省略し、異なる部分について
だけ説明する。なお、第1の実施の形態と同一部分には
同一符号を付して説明する。
【0075】図16は、第2の実施の形態に係る第1お
よび第2の捲りローラ13,14の構成を詳細に示すも
のである。第1および第2の捲りローラ13,14は、
内輪81と、この内輪81と同心円上に設けられた外輪
82とから構成され、内輪81は第1および第2のアー
ム部11,12の先端部に固定されている。内輪81と
外輪82とは、それらの間に設けられた転がり軸受け8
3によって接合されている。外輪82の表面は、摩擦係
数の大きな部材、たとえば、厚さの薄いゴム材料84で
被覆されており、これにより、第1および第2の捲りロ
ーラ13,14の表面の摩擦係数を上げて、冊子4との
接触でスリップしにくくしている。なお、符号85は軸
受けストッパである。
【0076】内輪81と外輪82とは、図17にも示す
ように、それらの先端部側で係合部86を介して係合さ
れ、内輪81の回転トルクが外輪82に伝達されるよう
になっている。係合部86は、次のように構成されてい
る。
【0077】すなわち、係合部86は、内輪81の先端
外周部に180度の間隔を介して外方に突出形成された
一対の係止片81a,81b、外輪82の先端周壁部を
その周方向に亘って所定間隔あけて切欠してなる切欠部
82a,82b、および、この切欠部82a,82bの
形成により突出形成される一対の突起部82c,82d
から構成されている。
【0078】内輪81の一対の係止片81a,81b
は、外輪82の先端側の切欠部82a,82b内にそれ
ぞれ挿入され、外輪82の一対の突起部82c,82d
の軸方向に沿う側面部82e,82fに対向されてい
る。
【0079】外輪82の一方の突起部82cの側面部8
2eには凹部82gが形成されているとともに、この凹
部82gを閉塞するように、検出手段を構成する圧電素
子87が固定的に設けられている。また、外輪82の他
方の突起部82dの側面部82fには凹部82hが形成
されているとともに、この凹部82hを閉塞するよう
に、回転方向に弾性を持たせるための弾性体としての板
ばね88が固定的に設けられている。
【0080】圧電素子87および板ばね88は、図17
に示すように、長方形状で板状に形成されていて、その
長手方向がアーム部11(12)の軸方向と平行な向き
に、突起部82c,82dの側面部82e,82fに設
けられている。
【0081】このように、板ばね88に薄板状のものを
使用することにより、内外輪の回転方向に弾性を持たせ
るとともに、内輪81から外輪82へのトルク伝達の役
割をも持たせている。
【0082】このような構成において、第1のアーム部
11あるいは第2のアーム部12が図示矢印方向(図1
7参照)に回転されると、内輪81が回転され、その一
方の係止片81aが圧電素子87を介して外輪82の一
方の突起部82cの側面部82eに当接して、圧電素子
87の凹部82g部と対応する部分を押圧するととも
に、他方の係止片81bが板ばね88を介して外輪82
の他方の突起部82dの側面部82fに当接して、板ば
ね88の凹部82h部と対応する部分を押圧することに
より、外輪82が回転される。
【0083】すなわち、内輪81に対して回転方向に弾
性的に接合された外輪82が、その表面のゴム材料84
を介して回転方向に摩擦力を受けると、圧電素子87に
圧縮/引張応力が働き、所定の電圧が発生するようにな
っている。圧電素子87から発生した電圧信号は、スリ
ップリング53を介して外部へ導出される。圧電素子8
7から出力される電圧信号の波形は、前述した第1の実
施の形態と同様、図6および図7に示すようになる。
【0084】このように、第2の実施の形態によれば、
前述した第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる
とともに、さらに、内外輪に挟持される圧電素子を長方
形状で板状に形成して、その長手方向が内外輪の軸方向
と平行な向きになるように設けることにより、捲りロー
ラ全体の径を小形化することが可能となる。
【0085】なお、上記第2の実施の形態では、回転方
向に弾性を設けるために、板ばね88を用いたが、これ
に限らず、たとえば、図18に示すように、係止片81
bと突起部82dとの間に引張りコイルばね91を設け
るか、図19に示すように、圧電素子87と係止片81
aとの間に圧縮コイルばね92を設けることにより、回
転方向に弾性を与える機構であってもよい。
【0086】次に、第3の実施の形態について説明す
る。
【0087】第3の実施の形態は、回転体の滑り検出装
置を紙幣などの媒体を取出す媒体取出装置に適用した場
合である。
【0088】図20は、紙幣などの媒体を取出す媒体取
出装置の構成を示すものである。図18において、紙幣
などの媒体Pを積層状態に載置する載置手段としてのバ
ックアップ板111は、リニアボールベアリングを内蔵
するホルダ112を介して支軸113に上下動自在に支
持されている。ホルダ112は、駆動手段を構成する駆
動ベルト114に連結され、駆動ベルト114は第1の
駆動モータ115とプーリ116との間に掛け渡されて
いる。
【0089】バックアップ板111上に載置された媒体
Pの上方部には、取出ローラ117が設けられ、この取
出ローラ117の媒体取出し側には分離手段を構成する
送りローラ118が設けられている。送りローラ118
の下部側には媒体1枚分の間隔を存して阻止ローラ11
9が固定的に対向配置されている。阻止ローラ119
は、媒体1枚の通過を可能とするが、媒体が2枚以上が
侵入すると最上位の媒体P1だけを通過させ、その次の
媒体P2以降の通過を阻止する機能を持っている。
【0090】取出ローラ117および送りローラ118
は、駆動ベルト120を介して第2の駆動モータ121
に連結され、これら取出ローラ117および送りローラ
118は同調して回転/停止されるようになっている。
【0091】取出ローラ117は、取付部材122の先
端部に取付けられ、この取付部材122は中途部が支軸
123によって回動自在に軸支されている。取付部材1
22の後端部は、スプリング124によって上方に付勢
され、取出ローラ117が後述するように上方に押圧さ
れて取出部材122がスプリング124の付勢力に抗し
て回動すると、取出部材122の後端側でマイクロスイ
ッチ125をオンする構造になっている。
【0092】また、送りローラ118の媒体送出側に
は、分離されて送り出される媒体Pを光学的に検知する
センサ126が設けられている。このセンサ126およ
び前記マイクロスイッチ125は、制御手段としてのコ
ントローラ127に接続され、このコントローラ127
には、図示しない駆動回路を介して前記バックアップ板
昇降用の第1の駆動モータ115と、取出ローラ117
および送りローラ118を回転させる第2の駆動モータ
121が接続されている。
【0093】なお、分離機構部とセンサ126との間に
は、図示しない駆動モータによって連続回転される搬送
ローラ対128が設けられている。搬送ローラ対128
は、繰り出されてくる媒体Pをクランプし、これを次の
搬送工程、たとえば、印字や磁気読取りなどの工程に送
り込むものである。
【0094】なお、取出ローラ117は、前述した第1
の実施の形態(図5参照)あるいは第2実施の形態(図
16、図17参照)と同様な構成である。また、圧電素
子の出力信号により取出ローラ117の滑りを検出する
検出回路も、前述した第1の実施の形態(図9参照)と
同様な構成である。したがって、それらの説明は省略す
る。
【0095】次に、媒体取出装置の媒体取出し動作につ
いて、図21に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0096】初期状態にあっては、複数枚の媒体P,…
を積載したバックアップ板111は下方位置に停止して
いる。取出し指令を受けると、コントローラ127によ
って、第1の駆動モータ115が正転駆動される。これ
により、バックアップ板111が上昇され、一番上の媒
体S1が取出ローラ117に押圧される。この押圧によ
り、取付部材122がスプリング124の付勢力に抗し
て回動され、その後端部によりマイクロスイッチ125
がオンされたか否かが判別される。
【0097】マイクロスイッチ125がオンされたと判
別されると、第1の駆動モータ115の駆動が停止され
る。この状態では、取出ローラ117と最上位の媒体S
1との間には、スプリング124とローラ系の自重に抵
抗するだけの僅かな力しか働いていない。すなわち、取
出ローラ117は弱い取出し力しか持っていない。
【0098】しかる後、取出し指定枚数がセットされ、
ここから媒体Pの取出し動作が開始する。すなわち、第
2の駆動モータ121が正回転されて、取出ローラ11
7が回転される。ついで、取出ローラ117と媒体S1
との間にスリップが発生しているか否かが判別される。
この判別により、検出回路からスリップなしの信号SG
2が得られれば、媒体S1は前方に移動しているので、
センサ126が「暗」であるか否かが判別される。
【0099】検知センサ126が「暗」であれば、第2
の駆動モータ121の回転が一旦停止され、媒体S1は
搬送ローラ対128の回転により、後工程に搬送され
る。ついで、センサ126が「明」になったか否かが判
別され、「明」になったら、次の取出し動作に入る。こ
の後、取出し指定枚数nが「0」よりも小さか否かが判
別され、「0」よりも小さい場合には取出しが終了さ
れ、「0」よりも大きい場合には、再び第2の駆動モー
タ121が正転駆動される。
【0100】次に、取出ローラ117と媒体S1との間
にスリップが発生しているか否かが判別される。この判
別により、検出回路からスリップありの信号SG1が得
られれば、バックアップ板111を微小量上昇させるよ
うに、第2の駆動モータ121を小ステップ回転させて
停止する。
【0101】この状態で、再び滑りの有無を検出し、滑
りなし信号SG2が出るまでこのループを繰り返す。こ
のループ動作によって、取出ローラ117と媒体S1と
の間には、滑りが発生しないための最少の摩擦力しか働
かない。この制御により、滑りなし信号SG2が得られ
れば、前記した滑りなし信号SG2発生後と同じ制御が
行なわれる。
【0102】以上の動作制御を所定枚数分繰り返すこと
で、取出ローラ117に媒体Pを強く押し付けないで、
1枚ずつ取出すことができ、また、媒体Pと取出ローラ
117との摩擦力が、摩耗や紙粉の発生によって変化し
ても、これを補う力を発生させて取出すことができる。
【0103】このように、第3の実施の形態によれば、
紙幣などの媒体を取出す媒体取出装置において、前述し
た第1、第2の実施の形態と同様な作用効果が得られ
る。
【0104】すなわち、駆動軸に固定された内輪と被作
動体としての媒体の表面と接触する外輪とを剛性のある
転がり軸受けなどで接合保持することで、押圧力による
内外輪の偏芯を防止し、内外輪の同軸度が保証できる。
同軸度が保証されることで、圧電素子は本来捉えたい外
輪に加わる回転方向の力の影響のみを感知することがで
き、かつ、信号のノイズ成分も低減でき、媒体取出しの
成否判別が容易となる。
【0105】また、圧電素子の破壊を防止できるととも
に圧電素子の見た目の感度を上げることができる点も第
1の実施の形態と同様である。
【0106】さらに、第2の実施の形態と同様に、内外
輪に挟持される圧電素子を長方形状で板状に形成して、
その長手方向が内外輪の軸方向と平行な向きになるよう
に設けることにより、取出ローラ全体の径を小形化する
ことが可能となる。
【0107】なお、前記実施の形態では、外輪と内輪と
の接合手段として転がり軸受けを用いたが、これに限ら
ず、たとえば、滑り軸受け、樹脂ブッシュなど、半径方
向に剛性があって回転方向の摩擦が小さい部材を用いる
ものであっても構わない。
【0108】また、前記実施の形態では、検出手段とし
て圧電素子を用いたが、紙と紙との摩擦、紙とゴムとの
摩擦の差による微少な加速力を検出し得るものであれ
ば、静電容量変化、歪ゲージなどのセンサを用いるもの
であってもよい。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、押
圧力による内輪および外輪の偏芯を防止し、圧電素子な
どの検出手段が本来捉えたい回転方向の力のみを検出す
ることができ、回転体の滑り検出が容易となる回転体の
滑り検出装置を提供できる。
【0110】また、本発明によれば、押圧力による内輪
および外輪の偏芯を防止し、圧電素子などの検出手段が
本来捉えたい回転方向の力のみを検出することができ、
冊子捲りの成否判別が容易となり、かつ、捲りローラの
小形化が可能になる冊子の頁捲り装置を提供できる。
【0111】また、本発明によれば、押圧力による内輪
および外輪の偏芯をを防止し、圧電素子などの検出手段
が本来捉えたい回転方向の力のみを検出することがで
き、取出ローラの滑り検出が容易となり、かつ、取出ロ
ーラの小形化が可能になる媒体取出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る回転体の滑り
検出装置が適用される冊子の頁捲り装置の構成を示す平
面図。
【図2】同じく冊子の頁捲り装置の構成を示す側面図。
【図3】載置台上に冊子を取り付けた状態を示す斜視
図。
【図4】首振りヘッドの構成を示す横断上面図。
【図5】捲りローラの構成を詳細に示すもので、(a)
図は縦断側面図、(b)図は正面図。
【図6】捲りローラが頁捲りに失敗した場合の圧電素子
から得られる出力信号波形例を示す波形図。
【図7】捲りローラが頁捲りに成功した場合の圧電素子
から得られる出力信号波形例を示す波形図。
【図8】頁捲り装置の駆動制御系を示すブロック図。
【図9】検出回路の構成を示すブロック図。
【図10】頁捲り動作を説明するフローチャート。
【図11】頁捲り動作を説明する図。
【図12】頁捲り動作を説明する図。
【図13】頁捲り動作を説明する図。
【図14】頁捲り動作を説明する図。
【図15】頁捲り動作を説明する図。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る捲りローラ
の構成を詳細に示すもので、(a)図は縦断側面図、
(b)図は正面図。
【図17】同じく捲りローラの要部構成を詳細に示す斜
視図。
【図18】捲りローラの変形例を示す正面図。
【図19】捲りローラの変形例を示す正面図。
【図20】本発明の第3の実施の形態に係る回転体の滑
り検出装置が適用される媒体取出装置の構成を模式的に
示す構成図。
【図21】媒体取出し動作を説明するフローチャート。
【図22】従来考えられた触覚センサ付きローラの構成
を示すもので、(a)図は側面図、(b)図は正面図。
【符号の説明】
1…冊子の頁捲り装置 3……冊子置台(載置部) 4……冊子 4c……綴じ目 S1,S2,4a……頁 11,12……アーム部(駆動軸) 13,14……捲りローラ 46……検出回路(検出手段) 61,81……内輪 62,82……外輪 63,83……転がり軸受け(軸受け、保持手段) 64,84……ゴム材料 66,87……圧電素子(検出手段) 67……トルク伝達板(弾性体) 88……板ばね(弾性体) P,P1,P2……媒体 111……バックアップ板(載置手段) 117……取出ローラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 9/00 436 G07D 9/00 436A Fターム(参考) 2F051 AA00 AB08 BA00 BA03 3E040 AA01 BA01 BA16 FD06 FG04 3F048 AA02 AB01 BB02 BB08 BD07 CC15 DA04 EB12 3F343 FA02 FB02 JA11 KB04 LA14 MA04 MA12 MA13 MA37 MA38 MA39 MB04 MB13 MC05 MC12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源からの動力が伝達されることによ
    り回転する内輪と、 この内輪と同心円上に設けられ、前記内輪からの動力が
    伝達されることにより回転し、被作動体に動力を伝達す
    る外輪と、 前記内輪と前記外輪とを保持する軸受けと、 前記内輪と前記外輪との間に介在され、前記外輪に加わ
    る外力の影響を感知することにより、前記外輪と前記被
    作動体とが相対運動したときの両者間の滑りを検出する
    検出手段と、 を具備したことを特徴とする回転体の滑り検出装置。
  2. 【請求項2】 前記内輪から前記外輪へ動力を伝達し、
    かつ、前記内輪と前記外輪との間に回転方向への弾性を
    持たせる弾性体をさらに具備したことを特徴とする請求
    項1記載の回転体の滑り検出装置。
  3. 【請求項3】 駆動源からの動力が伝達されることによ
    り回転する内輪と、 この内輪と同心円上に設けられ、前記内輪からの動力が
    伝達されることにより回転し、被作動体に動力を伝達す
    る外輪と、 前記内輪と前記外輪とを保持する保持手段と、 ほぼ長方形状で板状に形成されていて、その長手方向が
    前記内輪の軸方向と一致するように、前記内輪と前記外
    輪との間に介在され、前記外輪に加わる外力の影響を感
    知することにより、前記外輪と前記被作動体とが相対運
    動したときの両者間の滑りを検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とする回転体の滑り検出装置。
  4. 【請求項4】 前記内輪と前記外輪との間に回転方向へ
    の弾性を持たせる弾性体をさらに具備したことを特徴と
    する請求項3記載の回転体の滑り検出装置。
  5. 【請求項5】 冊子をその綴じ目を中心として開いた状
    態で載置する載置部と、 この載置部に載置された冊子の一方の頁に捲りローラを
    接触させ、該捲りローラを回転させて頁を捲り上げた
    後、前記捲りローラを一方の頁側から前記綴じ目を超え
    て他方の頁側に移動させることにより頁を捲る捲り手段
    とを具備し、 前記捲りローラは、 駆動源からの動力が伝達されることにより回転する内輪
    と、 この内輪と同心円上に設けられ、前記内輪からの動力が
    伝達されることにより回転し、前記冊子の頁上に接触す
    る外輪と、 前記内輪と前記外輪とを保持する軸受けと、 前記内輪と前記外輪との間に介在され、前記外輪に加わ
    る外力の影響を感知することにより、前記外輪の表面と
    前記冊子の頁表面とが相対運動したときの両者間の滑り
    を検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とする冊子の頁捲り装置。
  6. 【請求項6】 前記捲りローラは、前記内輪から前記外
    輪へ動力を伝達し、かつ、前記内輪と前記外輪との間に
    回転方向への弾性を持たせる弾性体をさらに具備したこ
    とを特徴とする請求項5記載の冊子の頁捲り装置。
  7. 【請求項7】 冊子をその綴じ目を中心として開いた状
    態で載置する載置部と、 この載置部に載置された冊子の一方の頁に捲りローラを
    接触させ、該捲りローラを回転させて頁を捲り上げた
    後、前記捲りローラを一方の頁側から前記綴じ目を超え
    て他方の頁側に移動させることにより頁を捲る捲り手段
    とを具備し、 前記捲りローラは、 駆動源からの動力が伝達されることにより回転する内輪
    と、 この内輪と同心円上に設けられ、前記内輪からの動力が
    伝達されることにより回転し、前記冊子の頁上に接触す
    る外輪と、 前記内輪と前記外輪とを保持する保持手段と、 ほぼ長方形状で板状に形成されていて、その長手方向が
    前記内輪の軸方向と一致するように、前記内輪と前記外
    輪との間に介在され、前記外輪に加わる外力の影響を感
    知することにより、前記外輪の表面と前記冊子の頁表面
    とが相対運動したときの両者間の滑りを検出する検出手
    段と、 を具備したことを特徴とする冊子の頁捲り装置。
  8. 【請求項8】 前記捲りローラは、前記内輪と前記外輪
    との間に回転方向への弾性を持たせる弾性体をさらに具
    備したことを特徴とする請求項7記載の冊子の頁捲り装
    置。
  9. 【請求項9】 前記捲りローラの前記外輪の外周面は摩
    擦係数の大きな部材で被覆されていることを特徴とする
    請求項5または請求項7記載の冊子の頁捲り装置。
  10. 【請求項10】 媒体を重合載置する載置手段と、 この積載手段に載置された媒体を回転することにより取
    出す取出ローラと、 前記載置手段を動作させて媒体を前記取出ローラに対し
    て押し付ける駆動手段と、 前記取出ローラに設けられ、前記取出ローラによる媒体
    の取出時における前記取出ローラと媒体との間の滑りを
    検出する検出手段と、 この検出手段が前記取出ローラと媒体との間の滑りを検
    出したとき、前記駆動手段を動作させて前記取出ローラ
    に対する媒体の押圧力を可変制御する制御手段とを具備
    し、 前記取出ローラは、 駆動源からの動力が伝達されることにより回転する内輪
    と、 この内輪と同心円上に設けられ、前記内輪からの動力が
    伝達されることにより回転し、前記媒体の表面に接触す
    る外輪と、 前記内輪と前記外輪とを保持する軸受けとからなり、 前記検出手段は、前記内輪と前記外輪との間に介在さ
    れ、前記外輪に加わる外力の影響を感知することによ
    り、前記外輪と前記媒体の表面とが相対運動したときの
    両者間の滑りを検出することを特徴とする媒体取出装
    置。
  11. 【請求項11】 前記取出ローラは、前記内輪から前記
    外輪へ動力を伝達し、かつ、前記内輪と前記外輪との間
    に回転方向への弾性を持たせる弾性体をさらに具備した
    ことを特徴とする請求項10記載の媒体取出装置。
  12. 【請求項12】 媒体を重合載置する載置手段と、 この積載手段に載置された媒体を回転することにより取
    出す取出ローラと、 前記載置手段を動作させて媒体を前記取出ローラに対し
    て押し付ける駆動手段と、 前記取出ローラに設けられ、前記取出ローラによる媒体
    の取出時における前記取出ローラと媒体との間の滑りを
    検出する検出手段と、 この検出手段が前記取出ローラと媒体との間の滑りを検
    出したとき、前記駆動手段を動作させて前記取出ローラ
    に対する媒体の押圧力を可変制御する制御手段とを具備
    し、 前記取出ローラは、 駆動源からの動力が伝達されることにより回転する内輪
    と、 この内輪と同心円上に設けられ、前記内輪からの動力が
    伝達されることにより回転し、前記媒体の表面に接触す
    る外輪と、 前記内輪と前記外輪とを保持する保持手段とからなり、 前記検出手段は、ほぼ長方形状で板状に形成されてい
    て、その長手方向が前記内輪の軸方向と一致するよう
    に、前記内輪と前記外輪との間に介在され、前記外輪に
    加わる外力の影響を感知することにより、前記外輪の表
    面と前記媒体の表面とが相対運動したときの両者間の滑
    りを検出することを特徴とする媒体取出装置。
  13. 【請求項13】 前記取出ローラは、前記内輪と前記外
    輪との間に回転方向への弾性を持たせる弾性体をさらに
    具備したことを特徴とする請求項12記載の媒体取出装
    置。
  14. 【請求項14】 前記取出ローラの前記外輪の外周面は
    摩擦係数の大きな部材で被覆されていることを特徴とす
    る請求項10または請求項12記載の媒体取出装置。
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