JP2874899B2 - 冊子類の頁めくり装置 - Google Patents

冊子類の頁めくり装置

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JP2874899B2 JP1172880A JP17288089A JP2874899B2 JP 2874899 B2 JP2874899 B2 JP 2874899B2 JP 1172880 A JP1172880 A JP 1172880A JP 17288089 A JP17288089 A JP 17288089A JP 2874899 B2 JP2874899 B2 JP 2874899B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、冊子類の頁めくり装置に関し、より詳しく
は、預金通帳等の如き複数頁を有する冊子類の頁めくり
を行う頁めくり装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の頁めくり装置においては、第10図に示
すような構成を有するものがある。この頁めくり装置
は、切替アーム201をモータ(例えば図示しないパルス
モータ)を駆動することにより回動し、めくりローラ20
2を通帳Pへ圧接させる。この後めくりローラ202を回転
させめくり動作を行い、膨らみを検出すると、切替アー
ム201を圧接から解放する方向へ回動し、中立位置に戻
すものであった。中立位置は、切替アーム201の回動軸2
03に固定されたスリット204を有する円盤205と、このス
リット204により切替アーム201が中立位置にあるとき明
になる透過形センサ206により検出される。
(発明が解決しようとする課題) 例えば、めくり機構の初期化において、切替アームを
中立位置に復帰させようとしたとき、切替アームの位置
が中立位置しかできないために、切替アームが中立位置
にないとき、いずれの方向に回動させてよいのかわから
ないという問題があった。
そこで本発明は、頁めくり用の回動部の中立位置への
復帰動作の確実化を図ることができる冊子類の頁めくり
装置を提供することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、複数枚の紙葉を綴じ合せた冊子類に対し各
紙葉の頁めくりを行う冊子類の頁めくり装置において、
前記冊子の頁と接触して頁めくりを行うめくりローラ
と、一端側が回動可能に支持されているとともに前記め
くりローラを他端側において回転可能に支持し前記めく
りローラが冊子類の頁と接触して頁めくりを行なうめく
り位置と冊子類の頁と接触しない冊子類の上方の中立位
置との間を移動可能とする切替アームと、この切替アー
ムを駆動して前記めくりローラをめくり位置及び中立位
置に移動させめ駆動手段と、前記切替アームが回動限界
位置に到達したことを検出するように配置されたセンサ
とを具備し、前記めくりローラが前記中立位置となるよ
うに前記切替アームの位置を初期化する場合には、前記
駆動手段により前記切替アームを回動限界位置側へ駆動
し前記センサにより切替アームが回動限界位置側に到達
したことが検出された場合に前記切替アームを回動限界
位置側とは反対方向へ所定量駆動して前記めくりローラ
が前記中立位置となるように前記切替アームを回動駆動
し、その後前記めくりローラがめくり位置となるように
前記切替アームを駆動するようにしたものである。
(作用) 本発明においては、めくりローラが中立位置となるよ
うに切替アームの位置を初期化する場合には、駆動手段
により切替アームを回動限界位置側へ駆動しンサにより
切替アームが回動限界位置側に到達したことが検出され
た場合に切替アームを回動限界位置側とは反対方向へ所
定量駆動してめくりローラが前記中立位置となるように
前記切替アームを回動駆動するため、めくりローラの中
立位置への初期化が確実に行なえる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は、本発明の実施例である冊子類の頁めくり装
置(以下「頁めくり装置」という)3を含む冊子類発行
装置1の全体構成を示すものである。
前記冊子類発行装置1は、第2図(a),(b)に示
すような冊子類としての通帳(預金通帳)P(詳細は後
述する)を折畳み状態で収容し一冊ずつ送出する通帳類
送出手段2と、この通帳類送出手段2から送られてくる
通帳Pを取込んでページめくり処理を行い、次段へ送り
出す頁めくり装置3と、この頁めくり装置3によりペー
ジめくりされた通帳Pに対し詳細は後述する文字情報
と、副印鑑及びサインからなる情報とからなる通帳発行
に必要な情報を印刷し印刷後の通帳Pを後段へ送り出す
印刷手段4と、この印刷手段4から送られてくる通帳P
を取込んで後述するような重合接着処理を行う接着手段
5と、この接着手段5による重合接着処理後の通帳Pに
対し折畳み処理,集積処理を行う集積処理手段6とを有
している。
ここで、この装置1で取扱う冊子類としての通帳Pに
ついて第2図(a),(b)を参照して説明する。
この通帳Pは、表紙10及び中紙11と、表紙10,中紙11
間に介在させた透明プラスチック製の透明部材であるラ
ミネート片12とを綴じ込むことにより構成し、綴じ合せ
部分で折畳み可能となっている。
次に、前記冊子類発行装置1の各構成要素の概要を各
々説明する。
尚、本実施例において、前記通帳類送出手段2,頁めく
り装置3及び印刷手段4のうちの文字印刷部4Aを第1ス
テージ部と称し、印刷手段4のうちの副印鑑・サイン印
刷部4Bを第2ステージ部と称し、接着手段5及び集積処
理手段6を第3ステージ部と称するものとして以下の説
明を行う。
前記通帳類送出手段2は、ホッパー20と、通帳Pを送
り出す送りローラ25と、第1の搬送ローラ対26とを具備
している。
前記頁めくり装置3は、前記通帳類送出手段2から送
られてくる各通帳Pのページマーク(従来例と同様なバ
ーコード203や文字情報,印鑑情報)を検知するページ
マーク検出部30と、通帳Pの各ページのめくりを行うペ
ージめくり部31とを具備している。
ページマーク検出部30は、第2の搬送ローラ対32と、
光学読取部33とを具備している。
前記表紙・ページめくり部31は、第3図に示すよう
に、第3,第4の搬送ローラ対34,35と、この両搬送ロー
ラ対34,35間に配置しためくり機構部36及び通帳反り部3
7とを具備している。
めくり機構部36は、第3図,第4図に示すように両搬
送ローラ対34,35の中央部下方に配置した支軸38と、こ
の支軸38により一端側が軸支されると共に他端側を両搬
送ローラ対34,35の中間位置に臨ませた回動部を構成す
る切替アーム39と、この切替アーム39の他端側に軸支し
ためくりローラ40と、前記支軸38により軸支された回動
用ローラ41及び回転用ローラ42と、前記めくりローラ40
の上方に配置した回動駆動プーリ43(駆動用パルスモー
タは図示せず)と、前記支軸38の側方に配置した回転駆
動プーリ44(駆動用パルスモータは図示せず)と、前記
回動用プーリ41と回動駆動プーリ43とに張設された第1
のベルト45と、前記回転用ローラ42と回転駆動プーリ44
とに張設された第2のベルト46と、前記回転用ローラ42
とめくりローラ40とに張設された第3のベルト47と、前
記回動用ローラ41に設けたスリット41a及びスリット41a
の回転領域に配置した透過形のセンサ151からなる検出
手段150とを具備している。
前記スリット41aの位置は、切替アーム39が後述する
正回動限界位置「A」に至るときこのスリット41aが光
センサ151に対応するように設定されている。
前記通帳反り部37は、前記切替アーム39に取付けた押
上げ揺動レバー48を具備している。
そして、第3図に示すように、前記回動駆動プーリ43
を図示しないパルスモータにより反時計方向に回転さ
せ、この回転力を前記第1のベルト45,回動用ローラ41,
支軸38を介して切替アーム39に伝達し、この切替アーム
39,めくりローラ43及び押上げ揺動レバー48を第6図に
「A」を付して示す正回動限界位置まで変位させるよう
になっている。このときの変位角はθ1である。
また、図示しないパルスモータにより回動駆動プーリ
43を時計方向に回転させ上述した場合とは反対に切替ア
ーム39,めくりローラ43及び押上げ揺動レバー48を第6
図に「B」を付して示す逆回動限界位置まで変位させる
ようになっている。このときの変位角はθ2である。
尚、前記切替アーム39は通常状態においては、第3図
に実線で示す中立位置に待機しており、この状態で回動
揺動プーリ43側のパルスモータに微小電流を流し、その
励磁トルクで左右に揺れない安定状態に保持するように
なっている。
また、上述した如くめくりローラ40が正回動限界位置
「A」に変位した段階で、前記スリット41aが光センサ1
51により検出され、この検出結果により動作する制御手
段としての機構制御部132の制御の基に動作する前記回
動駆動ローラ44側のパルスモータによりこの回転駆動ロ
ーラ44を第6図に示す矢印方向に回転させ、第2のベル
ト46,回転用ローラ42,第3のベルト47を介してめくりロ
ーラ43に矢印方向の回転力を付与することにより通帳P
の頁めくりを行うようになっている。
尚、第6図中、49a,49bは発光源,受光素子であり、
これらによりふくらみ検出部49を構成している。
次に、前記印刷手段4について説明する。印刷手段4
における文字印刷部4Aは、第1図に示すようにヘッド受
ローラ51と文字印刷ヘッド50と、第5の搬送ローラ対52
とを具備し、文字印刷ヘッド50により第2図(a)に示
す如く中紙11に対しページマークとしてのバーコード20
3,氏名204,案内情報205等を印刷すると共に、表紙10に
対し支店名206,電話番号207,銀行名208等の文字情報を
印刷するようになっている。
印刷手段4における副印鑑・サイン印刷部4Bは、第8
図に示すように、第6,第7の搬送ローラ対55,56と、こ
の両搬送ローラ対55,56の間に配置されたプラテンロー
ラ57と、サーマルヘッド60と、通帳Pの振分けを行う振
分けゲート76等を具備している。
前記接着手段5は、前記副印鑑・サイン印刷部4Bの振
分ゲート76により振分けられて搬送されてくる通帳類P
を検出するラミネート検出部80と、第8,第9の搬送ロー
ラ対81,82と、この両搬送ローラ対81,82の間に配置され
たラミネート部83とを有している。
次に、前記集積処理手段6について説明する。
集積処理手段6は、通帳Pの印刷状態の正常異常を検
出する検出部91と、通帳類Pの折畳み処理を行う折畳み
部92と、前記検出部91の検出結果に応じて通帳類Pを正
常,異常に分けて区分集積する区分集積部93とを有して
いる。
前記検出部91は、第10の搬送ローラ対94と、この第10
の搬送ローラ対により搬送されてくる通帳類手Pの表紙
10,中紙11及びラミネート片12の印刷情報を読取る読取
り光学系95と、読取光学系95に対峙させたバックアップ
機能を有する支持ローラ96とを具備している。
前記折畳み部92は、第11の搬送ローラ対100と、この
第11の搬送ローラ対100が形成する搬送路の延長線下方
において所定の間隔(通帳Pの開ページ状態の全長程
度)をもって配置した一対の支持軸101a,101bと、両支
持軸101a,101bにより左右対称状態に対向支持された一
対の支持アーム102a,102bと、両支持アーム102a,102bの
突出端に各々回転可能に取付けた折畳みローラ103a,103
bと、前記支持アーム102a,102bと一体的に回動する押圧
用アーム104a,104bと、この押圧用アーム104a,104bに対
し回転可能に取付けられ、且つ、各々前記折畳みローラ
103a,103bに接触させた押圧ローラ105a,105bと、両押圧
ローラ105a,105bに対し折畳みローラ103a,103b側への押
圧力を付与する付勢ばね106a,106bと、前記両折畳みロ
ーラ103a,103bの中間位置下方に配置した一対のプレッ
シャローラ107a,107bとを具備している。
次に第5図を参照し、冊子類発行装置1の制御系につ
いて説明する。
この制御系は、全体制御部121と、第1ステージ部122
と、第2ステージ部123と、第3ステージ部124とからな
る4ブロックに別かれている。
全体制御部121と各ステージ部122,123,124とは各々イ
ンターフェース部125及び通信回線を介して接続されて
おり、動作コマンド及びレスポンス(動作結果)等のデ
ータ転送をしながら各ステージ部122,123,124が動作す
るようになっている。
全体制御部121は、全体の制御を行う主制御部126と、
この装置1の動作プログラムを記憶したメモリ127と、
前記インターフェース部125と、操作情報の入力を行う
操作パネル128とを具備している。
前記第1ステージ部122は、前記インターフェース部1
25に接続された第1ステージ制御部130と、この第1ス
テージ制御部130により制御される文字発生器131及び本
実施例の制御手段としての機構制御部132と、文字発生
器131が発生する印刷すべき文字情報を取込み文字印刷
ヘッド50を制御するヘッド制御部133と、機構制御部132
により制御される前記送り機構部22,ページマーク検出
部30,表紙・ページめくり部32とを具備している。
前記第2ステージ部123は、前記インターフェース部1
25に接続された第2ステージ制御部134と、この第2ス
テージ制御部134により制御されるヘッド制御部135及び
機構制御部136と、前記ヘッド制御部135に接続された前
記サーマルヘッド68と、前記機構制御部136により制御
される前記サーマルヘッド機構部60,リボンフィード部6
2,チャッキング部63,プラテンローラ57を具備してい
る。
前記第3ステージ124は、前記インターフェース部125
に接続された第3ステージ制御部137と、この第3ステ
ージ制御部137により制御される機構制御部138及び前記
検出部91と、機構制御部138により制御される前記ラミ
ネート部83,折畳み部92及び区分集積部93と、前記検出
部91の一部を構成する読取光学系95とを具備している。
次に上記構成の装置1の作用を頁めくり装置3の動作
を主にして、且つ、第6図(a),(b),(c)、第
7図(a)乃至(h)を参照して説明する。
例えば、表紙10の正めくりの場合について説明する
と、閉じた状態の通帳Pを通帳検出器49Cが検知する
と、第4の搬送ローラ対35が停止してこれに伴い通帳P
も停止する。この状態を第7図(a)に示す。
次に前記回動駆動プーリ43を図示しないパルスモータ
により反時計方向に回転させ、この回転力を前記第1の
ベルト45,回動用ローラ41,支軸38を介して切替アーム39
に伝達し、この切替アーム39,めくりローラ43及び押上
げ揺動レバー48を第6図に「A」を付して示す正回動限
界位置まで変位させる。このとき押上げ揺動レバー48の
左側へ回動で通帳Pの略中心を上方に向けて反らせこの
状態でパルスモータを停止する。これにより通帳Pの表
紙10の後部はめくりローラ40に圧接されめくり易くな
る。この状態を第7図(b)に示す。
上述した如くめくりローラ40が正回動限界位置「A」
に変位した段階で、前記回転駆動ローラ44側のパルスモ
ータによりこの回転駆動ローラ44を第3図に示す矢印方
向に回転させ、第2のベルト46,回転用ローラ42,第3の
ベルト47を介してめくりローラ43に矢印方向の回転力を
付与することにより通帳Pの表紙10のめくり動作に入
る。この状態を第7図(c)に示す。
この状態からめくりローラ40が更に矢印方向に回転す
ると、表紙10と中紙11とがせり上るようにふくらみ、ふ
くらみ検出器49の光路を遮ぎる。ふくらみ検出部49によ
るふくらみ検出により、パルスモータを制御しめくりロ
ーラ40の回転を停止させる。この状態を第7図(d)に
示す。
次に、回動駆動プーリ43側のパルスモータを時計方向
に回転させ切替アーム39を中立位置まで復帰させて前記
押上げ揺動レバー48を水平状態に戻す。これにより、中
紙11にはめくりローラ40の回転力が伝達されなくなり、
表紙10のみがせり上ることになる。
この状態を第7図(e)に示す。
次に、めくりローラ40をパルスモータにより反時計方
向に回転させ、ふくらみ状態の表紙10を完全にめくり上
げる。
この状態を第7図(f)に示す。
次に、めくりローラ40を反時計方向に回転させたま
ま、第2,第3の搬送ローラ対32,34を第7図(g),
(h)に示す矢印方向に回転させ通帳P全体を同図にお
いて左方へ移送する。これにより、表紙10はめくり上っ
た状態から完全に開いた状態となる。
以上、正めくり動作でしかも表紙10のめくりを説明し
たが中紙11の薄手の紙をめくる場合も機構的には全く同
じ動作である。この場合に、第7図(b)に示す切替ア
ーム39の回動角度θ1をパルスモータのパルス数を制御
することにより浅く回動させる。このようにすれば切替
アーム39の同軸に取着した押上げ揺動レバー48の押上げ
量が小さくなる為、通帳Pの反り量も同様に小さくな
り、通帳Pの中紙11に対するめくりローラ40の圧接力が
少なくなるからめくる為の摩擦力が少なくてすみ、軽く
めくり上げることができる。
次に、第6図(a),(b),(c)を参照し、切替
アーム39の中立位置への初期化について説明する。
切替アーム39の初期位置が、例えば第6図(a)に示
すCの位置にあるとき、光センサ151の出力を監視しな
がら、まずパルスモータを回転させ、切替アーム39を反
時計方向に回動させる。切替アーム39が回動限界位置A
に達すると、回動用ローラ41のスリット41aにより光セ
ンサ151が明となり、この検出結果によりパルスモータ
を逆転させ、このとき回動限界位置Aから中立位置への
回動に必要なパルス数だけパルスモータを駆動し、切替
アーム39を時計回転方向に回動させることにより、第6
図(c)に示すように中立位置に切替アーム39を待機さ
せることができる。
このような検出手段150を用いることにより、切替ア
ームの回動角は切替アームの駆動源であるパルスモータ
の駆動パルス数に支配されており、例えばめくり機構の
初期化において切替アームを中立位置に復帰させようと
したとき、めくり用ローラの揺動回動手段の回動限界位
置の検出手段を設け、この回動限界位置を基準位置と
し、回動限界位置から中立位置への回動に必要なパルス
数だけ上記パルスモータを駆動することにより、回動位
置の検出手段の個数を増やすことなく確実に切替アーム
を中立位置に復帰することができる。
第8図は、前記検出手段150の他例を示すものであ
る。
同図に示す検出手段160は、前記切替アーム39の中立
位置において中心線に関し直交する方向で左右対称配置
した第1,第2の光センサ161a,161bと、回動用アーム41
に設けた第1乃至第4のスリット41a,41b,41c,14dとか
ら構成している。
第1,第2のスリット41a,41bは、切替アーム39の正回
動限界位置A,逆回動限界位置Bにおいて各々光センサ16
1a,161bが明となる位置に、第3、第4のスリット41c,4
1dは切替アーム39の中立位置において各々光センサ161
a,161bが明となる位置にそれぞれ設けられている。
次に、上記検出手段160を配置した切替アーム139の初
期化について説明する。
切替アーム39の初期位置が、例えば第9図(a)に示
すD位置にあるとき、光センサ161a,161bの出力を監視
しながら、まずパルスモータを回転させ、切替アーム39
を、例えば反時計回転方向に回動させる。切替アーム39
が第9図(b)に示す正回動限界位置Aに達すると、光
センサ161aがスリット41aにより明となり、この検出
後、パルスモータを逆転させ、切替アーム39を時計方向
に回動させる。次に切替アーム39が中立位置に達する
と、光センサ161aがスリット41cにより、また光センサ1
61bがスリット41dにより明となり、この検出によりパル
スモータを停止させ第9図(c)に示すように中立位置
に切替アーム39を待機させることができる。
また、切替アーム39の初期位置が、例えば第9図
(d)に示すCの位置にあるとき、光センサ161a,161b
の出力を監視しながら、先の初期位置がDの時と同様に
パルスモータを回転させ、切替アーム39を反時計方向に
回動させていくと、中立位置に達し、光センサ161aがス
リット41cにより、また光センサ161bがスリット41dによ
り明となり、この検出によりパルスモータを停止させ第
9図(e)に示す中立位置に切替アーム39を待機させる
ことができる。
このような構成の検出手段160を用いることにより、
例えばめくり機構の初期化において切替アームを中立位
置に復帰させようとしたとき、確実に揺動回動手段を中
立位置に復帰することができる。また回動限界位置の検
出手段を設けることにより、切替アーム39が両回動限界
位置まで正常に回動可能かどうかの確認を行うこともで
きる。またこの中立位置と時計回転方向及び反時計回転
方向の回動限界位置の3つの位置を2つの検出器で行っ
ているため、効率のよい検出手段を提供できるものであ
る。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、
その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、上記構成としたことに
より、回動部の初期化を円滑に行うことができ、頁めく
り処理の処理効率向上を図ることが可能な冊子類の頁め
くり装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明に
よる頁めくり処理をより正確に行うことが可能な冊子類
頁めくり装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例装置を含む通帳類発行装置の概
略配置図、第2図(a),(b)は通帳の斜視図,正面
図、第3図は実施例装置のめくり機構部を示す概略正面
図、第4図は同装置の検出手段を示す拡大斜視図、第5
図は冊子類発行装置の制御系を示すブロック図、第6図
(a)乃至(c)は各々切替アームの初期化動作を示す
説明図、第7図(a)乃至(h)は各々めくり機構部の
動作説明図、第8図は検出手段の他例を拡大斜視図、第
9図(a)乃至(e)は同検出装置の初期化動作の説明
図、第10図は従来例の概略斜視図である。 3…頁めくり装置、39…回動部としての切替アーム、13
2…制御手段としての機構制御部、150,160…検出手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の紙葉を綴じ合せた冊子類に対し各
    紙葉の頁めくりを行う冊子類の頁めくり装置において、 前記冊子の頁と接触して頁めくりを行うめくりローラ
    と、 一端側が回動可能に支持されているとともに前記めくり
    ローラを他端側において回転可能に支持し前記めくりロ
    ーラが冊子類の頁と接触して頁めくりを行なうめくり位
    置と冊子類の頁と接触しない冊子類の上方の中立位置と
    の間を移動可能とする切替アームと、 この切替アームを駆動して前記めくりローラをめくり位
    置及び中立位置に移動させめ駆動手段と、 前記切替アームが回動限界位置に到達したことを検出す
    るように配置されたセンサとを具備し、 前記めくりローラが前記中立位置となるように前記切替
    アームの位置を初期化する場合には、前記駆動手段によ
    り前記切替アームを回動限界位置側へ駆動し前記センサ
    により切替アームが回動限界位置側に到達したことが検
    出された場合に前記切替アームを回動限界位置側とは反
    対方向へ所定量駆動して前記めくりローラが前記中立位
    置となるように前記切替アームを回動駆動し、その後前
    記めくりローラがめくり位置となるように前記切替アー
    ムを駆動するようにしたことを特徴とする冊子類の頁め
    くり装置。
  2. 【請求項2】複数枚の紙葉を綴じ合せた冊子類に対し各
    紙葉の頁めくりを行う冊子類の頁めくり装置において、 前記冊子の頁と接触して頁めくりを行うめくりローラ
    と、 一端側が回動可能に支持されているとともに前記めくり
    ローラを他端側において回転可能に支持し前記めくりロ
    ーラが冊子類の頁と接触して頁めくりを行なうめくり位
    置と冊子類の頁と接触しない冊子類の上方の中立位置と
    の間を移動可能とする切替アームと、 この切替アームを駆動して前記めくりローラをめくり位
    置及び中立位置に移動させめ駆動手段と、 前記切替アームとともに回動するとともに第1の位置検
    出部及び第2の位置検出部が設けられた回動部材と、 前記切替アームの第1の方向における回動限界位置にお
    いて回動部材に設けられた第1の位置検出部を検出する
    第1のセンサと、 前記切替アームの第2の方向における回動限界位置にお
    いて回動部材に設けられた第2の位置検出部を検出する
    第2のセンサとを具備し、 前記めくりローラが前記中立位置となるように前記切替
    アームの位置を初期化する場合には、前記駆動手段によ
    り前記切替アームを第1の方向又は第2の方向の回動限
    界位置側へ駆動し、前記第1のセンサ又は第2のセンサ
    により切替アームが回動限界位置側に到達したことが検
    出された場合に前記切替アームを反対方向へ駆動し、前
    記第1のセンサ及び第2のセンサの各々から検出出力が
    得られた場合前記駆動手段を停止させて前記めくりロー
    ラが前記中立位置となる位置に前記切替アームを待機さ
    せし、その後前記めくりローラがめくり位置となるよう
    に前記切替アームを駆動するようにしたことを特徴とす
    る冊子類の頁めくり装置。
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