JPS627507Y2 - - Google Patents

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JPS627507Y2
JPS627507Y2 JP10592482U JP10592482U JPS627507Y2 JP S627507 Y2 JPS627507 Y2 JP S627507Y2 JP 10592482 U JP10592482 U JP 10592482U JP 10592482 U JP10592482 U JP 10592482U JP S627507 Y2 JPS627507 Y2 JP S627507Y2
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turning
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JP10592482U
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JPS599850U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の分野 本考案は金融機関において用いられる現金自動
預入支払機や記帳機等、預金通帳を取扱う通帳処
理機における通帳の頁めくり装置に関する。
従来技術とその問題点 従来の通帳の頁めくり装置にあつては通帳を基
準位置に停止させ、揺動棹上に設けためくりゴム
ローラを通帳に当接させて専用の駆動モータによ
つてこのローラを駆動するように構成されてい
た。しかし揺動棹を有するめくりゴムローラを数
段のレバー、リンク機構によつて通帳に対して接
離、揺動運動させなければならないため機構の構
造が複雑であつた。又機構上の撓み、ギヤツプ等
により2枚めくりが起こることがあり、機構の調
整が微妙であるという問題点があつた。又めくり
に要する処理時間が長いという欠点もあつた。
考案の目的 本考案はこのような従来の通帳の頁めくり装置
の欠点を解消することを目的とするものであり、
頁めくりをする際の処理時間を短縮させ、機構を
簡単にして小型化すると共に二枚めくり防止の信
頼性を向上させることのできる通帳自動めくり装
置を提供するものである。
考案の構成と効果 本考案による通帳自動めくり装置は、順方向及
び逆方向に通帳を搬送する通帳搬送手段と、通帳
の搬送方向に垂直な二重軸の一方に設けられ、通
帳に当接して搬送方向と同方向に回転する2枚め
くり防止ローラと、二重軸の他方に設けられ、断
面円弧状の切欠き部を除く外周に軸方向の溝を有
するめくりローラと、めくりローラの円周速度
を、通帳搬送及び頁めくりに夫々対応させて通帳
の搬送速度と実質的に同一の速度とそれより低い
速度とに切換える変速機構と、搬送方向に沿つて
二重軸の後方には、逆方向搬送時の通帳の後端を
検知して変速機構を高速にする通帳検知センサ
と、搬送方向に沿つて二重軸の前方には、順方向
搬送時の通帳の先端を検知して変速機構を高速に
する通帳検知センサと、を具備することを特徴と
するものである。
このような構成によれば比較的簡単な構成で、
微妙な調整箇所のない通帳の自動めくり装置を得
ることが可能である。又順方向搬送時及び逆方向
搬送時に夫々通帳の逆方向頁めくり、順方向頁め
くりをすることができるので、頁めくり用の特別
なモータを用いることなく、厳密な位置決めも不
要であり、更に頁めくり処理に要する時間を短縮
することが可能である。それに加えて二枚以上の
頁めくりは特別のローラによつて防止されてお
り、万一二枚以上の頁めくりが行われても、直ち
にそれと逆向きに頁めくりをすることができるの
で動作の信頼性を高めることができる。更に通帳
の搬送手段と一体として構成されるため形状を小
型化することも可能である。
実施例の説明 第1図は本考案による通帳自動めくり装置の一
実施例を示す正面図、第2図はその立面図であ
る。これらの図において、X側は通帳挿入方向で
あつて、挿入された通帳1はこの通帳自動めくり
装置によりY側に搬送される。Y側には図示しな
い印字装置が設けられ、頁めくりの必要が生じた
時に自動めくり装置に送られる。通帳1の搬送経
路は第2図に示す左右の側板2a,2bと上面板
3及び下面板4によつて構成され、上面板3は中
央の頁めくりの部分で分離されている。そして搬
送経路に沿つて通帳を下側(表紙側)より駆動す
る駆動ローラ5,6,7,8が設けられ、夫々の
駆動ローラにはそれに当接して従動し通帳を押圧
する押圧ローラ9,10,11,12が設けられ
る。押圧ローラ12の後方には通帳1の各頁に個
有のバーコード等で構成されるページ符号14を
読み取る光学式のページセンサ13が設けられ
る。上面板3が開放されている搬送経路の中央上
部にはめくりローラ15が設けられ、その両側に
は二つの2枚めくり防止ローラ16がいずれも軸
17に設けられる。めくりローラ15は断面円弧
状の切欠き部分を除いて外周に軸に平行な溝を有
するゴムローラであり、2枚めくり防止ローラ1
6は平滑な円周を有するゴムローラである。これ
らのローラ15,16はいずれも搬送経路の下方
に設けられて従動する押圧ローラ18に当接して
いる。軸17は二重軸構造であり、めくりローラ
15は内側の軸17aに固定され、2枚めくり防
止ローラ16は外側の軸17bに固定され、これ
らのローラ15,16は夫々異なる速度で駆動さ
れる。めくりローラ15の軸17aには側板2b
の外側に二段変速機構19が設けられ、めくりロ
ーラ15を適宜高速及び低速に切換えて運転する
ことを可能にしている。駆動ローラ5,6,7,
8の軸には側板2aの外側に夫々同径のプーリ2
0a,20b,20c,20dが設けられ、これ
らのプーリ20a〜20dにベルト21が張架さ
れている。駆動ローラ8の軸には更に側板2bの
外側に同径のプーリ20eが設けられ、プーリ2
0cと同軸にプーリ20fが設けられる。更に2
枚めくり防止ローラ16の軸17bには側板2
a,2bの外側に夫々上記各プーリよりも外径の
小さいプーリ22a,22bが設けられる。プー
リ20fと22a、プーリ20eと22b間には
プーリ22a,22bと20f,20eとの回転
方向が逆になるように夫々ベルト23,24が張
架されている。そしてプーリ20dの側部に入力
プーリ25と駆動ベルト26が設けられ、駆動ベ
ルト26を介して回転力が各プーリに伝わる。従
つて駆動ローラ5〜8は全て同一速度で同方向に
回転し、2枚めくり防止ローラ16はこれらのロ
ーラよりも少し速い速度で逆方向に回転すること
となる。さて通帳の搬送方向に沿つて軸17の前
後には投受光器から成る通帳検知センサ27,2
8が設けられる。通帳検知センサ27は通帳の順
方向めくり時に通帳1の後端を検出するために用
いられ、通帳検知センサ28は逆方向めくり時に
通帳1の先端を検出するために用いられるもので
あつてその出力信号は二段変速機構19に与えら
れ、めくりローラ15の回転速度が低速から高速
に切換えられる。
第3図及び第4図は二段変速機構19を示す断
面図及び側面図である。これらの図においてベル
ト24は前述したプーリ20e,22b及び3
0,31に張架されている。プーリ30はクラツ
チ機構32aを介して高速回転用のギヤ33に回
転を伝えるものであり、プーリ31はクラツチ機
構32bを介して低速回転用のギヤ34に回転を
伝えるものである。ギヤ33,34はクラツチ機
構32a,32bにより択一的に駆動され、ギヤ
37に回転を伝える。ギヤ37は軸17aに固定
されてめくりローラ15に回転力を伝える。ここ
でめくりローラ15は高速運転時には駆動ローラ
5〜8と同一速度になるように設定されている。
次に本実施例の通帳自動めくり装置の動作につ
いて図面を参照しつつ説明する。まず通帳の通常
搬送時には二段変速機構19は高速段に設定され
る。従つて駆動ベルト26の順方向の駆動によつ
てめくりローラ15と駆動ローラ5〜8とは逆方
向に同一速度で回転する。前述のように2枚めく
りローラ16だけはこれらのローラよりも若干速
い速度で回転する。この場合に第2図に示すよう
にX側より通帳を挿入すると、通帳は駆動ローラ
5,6と押圧ローラ9,10及びめくりローラ1
5、2枚めくり防止ローラ16と押圧ローラ18
更には駆動ローラ7,8と押圧ローラ11,12
に狭持されて順方向である矢印A方向に搬送され
る。このとき通帳の頁はページ符号14が付され
た先端部がページセンサ13の下を通過する際に
読み取られる。
ここで操作者が誤まつて逆方向のめくりが必要
とされる頁を挿入した場合には、駆動ベルト26
が逆転して通帳を挿入口であるX方向に逆送す
る。そして通帳のバーコード側端部が通帳検知セ
ンサ27を通過した時に逆送が停止され、更にめ
くりローラ15は二段変速機構19により低速側
に切換えられる。続いて駆動ベルト26が再び順
方向に駆動され通帳を順方向(矢印A方向)に搬
送する。第5図はこのときの状態を示す斜視図で
あつてベルトや側板を省略したものを示してい
る。この場合には駆動ローラ5,6の通帳駆動速
度に比べてめくりローラ15の回転速度は遅い。
そのためめくりローラ15は通帳に対して抵抗と
なつて通帳の頁P2をめくり上がらせ、頁P2の先
端がめくりローラ15の円弧状切欠部に達したと
きに頁P2ははね上げられる。そしてめくり上げ
られなかつた通帳の前頁P1と表紙の先端が通帳
検知センサ28に達すると、二段変速機構19に
信号が与えられてめくりローラ15を高速側に切
換える。そうすれば二枚以上の頁めくりが防止さ
れる。このときめくり上げられつつあつた二枚目
以上の頁は第6図に示すように通帳の搬送速度よ
りも速い2枚めくり防止ローラ16によつて搬送
方向に引き伸ばされ、2枚以上のめくりを防止す
る。
一方挿入された通帳の開かれていた頁に印字ス
ペースがある場合には通帳1は挿入方向XからY
方向に搬送されて印字機構により印字される。そ
して頁めくりが必要になつた場合には、駆動ベル
ト26が逆転して通帳1は挿入口であるX方向に
逆送され、同時にめくりローラ15の回転速度は
二段変速機構によつて低速側に切換えられる。そ
うすれば前述の場合と同様に通帳の後端より新た
な頁がめくられることとなる。二枚以上の頁めく
りは2枚めくり防止ローラ16によつて防止され
ることも前述の場合と同様である。通帳の後端が
通帳検知センサ27を通過するとめくりローラ1
5は元の高速側に切換えられ、通帳の逆方向搬送
を停止する。こうして順方向の頁めくりがなされ
るが、万一二枚以上のめくりがあつた場合には通
帳を挿入口であるX方向に逆送した後第5図に示
すように順方向搬送を行ないつつ逆方向に頁めく
りをさせればよい。
このような構成によりいずれの方向にも搬送及
び頁めくりを可能にしている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による通帳自動めくり装置の一
実施例を示す正面図、第2図はその立面図、第3
図は二段変速機構の一実施例を示す断面図、第4
図はその側面図、第5図は通帳の逆方向頁めくり
の状態を示す斜視図、第6図はその際の2枚めく
り防止ローラの動作を示す概念図である。 1……通帳、5,6,7,8……駆動ローラ、
9,10,11,12,18……押圧ローラ、1
3……ページセンサ、15……めくりローラ、1
6……2枚めくり防止ローラ、17……二重軸、
19……二段変速機構、20a〜20f,22
a,22b,25,30,31……プーリ、2
7,28……通帳検知センサ、32a,32b…
…クラツチ機構、33〜37……ギヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 順方向及び逆方向に通帳を搬送する通帳搬送手
    段と、 通帳の搬送方向に垂直な二重軸の一方に設けら
    れ、通帳に当接して搬送方向と同方向に回転する
    2枚めくり防止ローラと、 前記二重軸の他方に設けられ、断面円弧状の切
    欠き部を除く外周に軸方向の溝を有するめくりロ
    ーラと、 前記めくりローラの円周速度を、通帳搬送及び
    頁めくりに夫々対応させて通帳の搬送速度と実質
    的に同一の速度とそれより低い速度とに切換える
    変速機構と、 搬送方向に沿つて前記二重軸の後方には、逆方
    向搬送時の通帳の後端を検知して前記変速機構を
    高速にする第1のセンサと、 搬送方向に沿つて前記二重軸の前方には、順方
    向搬送時の通帳の先端を検知して前記変速機構を
    高速にする第2のセンサと、を具備することを特
    徴とする通帳自動めくり装置。
JP10592482U 1982-07-13 1982-07-13 通帳自動めくり装置 Granted JPS599850U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10592482U JPS599850U (ja) 1982-07-13 1982-07-13 通帳自動めくり装置

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JP10592482U JPS599850U (ja) 1982-07-13 1982-07-13 通帳自動めくり装置

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Publication Number Publication Date
JPS599850U JPS599850U (ja) 1984-01-21
JPS627507Y2 true JPS627507Y2 (ja) 1987-02-20

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ID=30248088

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JP10592482U Granted JPS599850U (ja) 1982-07-13 1982-07-13 通帳自動めくり装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6445604A (en) * 1987-05-21 1989-02-20 Haruo Hara Device for placing concrete

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JPS599850U (ja) 1984-01-21

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