JP2009140274A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のページめくり装置では、紙面間の摩擦のバラツキや、装置のバラツキによって、空めくりや2枚めくりの失敗が生じることがあった。これを防止する為には、ローラから紙面への押圧や、冊子類のページ間摩擦のバラツキを厳密に規定する必要があり、現実的には困難であった。
【解決手段】ページめくりローラに高摩擦の部材を用い、強い押圧で確実に2枚以上ページをめくり上げ、そして2枚目以降の連れられてめくれたページをローラの振動によって振り落とすことによって毎回確実に1枚だけページめくりを実行する。
【選択図】図7
【解決手段】ページめくりローラに高摩擦の部材を用い、強い押圧で確実に2枚以上ページをめくり上げ、そして2枚目以降の連れられてめくれたページをローラの振動によって振り落とすことによって毎回確実に1枚だけページめくりを実行する。
【選択図】図7
Description
本発明は、自動頁めくり部を具備する自動取引装置に関し、搬送路上に配置されたゴム等の高摩擦部材を用いたローラの回転運動によって自動で頁めくりを行う自動取引装置、特にページめくりローラが直接紙面に振動を与える機構に特徴を持つ自動取引装置に関する。
一般に、搬送路上に停止した通帳のページを、頁めくりローラの回転運動によってのみ頁をめくるページめくり装置の場合、めくりローラとめくり対象ページ間、まためくり対象ページとその次ページ間の摩擦のバラツキや、ローラがページをめくる際に紙面に与える押圧のバラツキ等によって、ローラが紙面からスリップしての空めくりや、2枚以上連れられてめくられて失敗となる問題があった。
2枚連れられてめくる事を防ぐ為に、通帳等の冊子に掛かるめくりローラから紙面への押圧を弱くすると、めくり対象紙面との摩擦が弱くなり、ローラと紙面がスリップし、空めくり等の失敗が生じ易くなる。ローラが紙面に対してスリップしてしまうと、確実にめくり失敗となるため、それを防ぐため強く紙面にローラを押し付ける必要があるが、それが2枚めくりを起す原因となっていた。
2枚めくりを防止する公知例として、例えば特開平7−96689号公報(特許文献1)に記載された如く、めくりローラとは別の機構を設けてめくり紙面に振動を与えて2枚めくりを防止するという方法がある。また、ページめくり後、通帳に印刷されているバーコードを読み取ることによって、仮に2枚めくりが発生し、期待するページではなかった場合でも、逆方向にめくってページを戻す動作を行い復帰することが可能であるが、この場合処理時間が大幅に遅延するという問題があった。
特許文献1に開示された自動取引装置では、頁めくりローラは固定された状態で、別の外力に対して紙面が振動する、すなわちローラに対しても紙面が振動する為、ローラと紙面がスリップして滑り落ち、めくり失敗となる不具合が生じる恐れがある。特にローラや面が、劣化や汚れによって摩擦力が低下した場合には、よりスリップしやすくなるため、紙面に大きな振動を与えることは不可能となる。
本発明の目的は、前記従来技術による不具合を除去することであり、確実に1枚のみページを安定してめくることのできる自動取引処理装置を提供する事にある。
従って本発明は前記のような課題を解決するための自動取引装置として、通帳の自動ページめくり部を具備する自動取引装置であって、前記ページめくり部は、媒体搬送路上にページめくりローラを配置し、対象ページをめくる過程において、ページめくりローラがめくる紙面に対して緩やかな振動、あるいは突発的な振動を、めくり対象紙面に対して直角に作用して力を与え、紙面を湾曲させることにより、連れられてめくれている紙面に対し摩擦力の軽減、紙面の剛性や座屈抵抗による復帰力を助長し、2枚めくりを防止することを特徴とする。
上記の構成にすることにより、ローラからの振動はめくり対象紙面に対して直角に作用するため、紙面の振動によってめくり対象紙面がローラから滑り落ちることはなく、連れられてめくれた2枚目以降の頁に対して作用し、その紙面の剛性によって座屈状態からの復帰力によって、確実に2枚目以降のみ振り落とすことが可能となり、2枚めくりを防止することが出来る。
また、ローラを振動させる手段として、ローラを保持するアーム部に偏心過重を供えたモータを回転させるほかに、アーム部内に供えたモータで板バネ等の弾性部材を連続的に弾くことによりそこで生じる突発的な振動を紙面に与えてもよい。
本発明によれば、2枚以上の頁が連れられてめくれた場合、めくり対象外である2枚目以降のページを確実に振り落とすことができるため、めくり対象のページ頁に対してローラからの押圧を強くすることが可能でとなり、めくりローラとめくり対象頁のスリップによって起こる空めくりをも防止することが可能となる。
以下、本発明による自動取引装置の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態による自動取引装置、具体的には冊子類取扱装置の全体構成を示す図であり、図2は本発明に係るページめくり機構部を示す図である。
本自動取引装置1は、顧客によって操作されるものであってATMに搭載される。主に印字機構部2、ページめくり部3、冊子類読取部4、制御部5で構成され、挿入口6から挿入された冊子類を読み取り、印字等の処理を行う。
図2はその中の頁めくり部の構成を示す図である。本図において、図示されていない冊子類の搬送路となる下側のガイド13と、上側のガイド10、11の間にて、冊子類上端部を搬送ローラ9、12で冊子類上端部を保持し、実際にめくり対象紙面に接触する頁めくりローラ8は、冊子類搬送路上に配置される軸21に支持されたアーム部7に保持され、駆動モータ(図示していない)によりローラ軸8aを中心に回転しページをめくるものである。
図3以降、実際にページをめくる過程を示す。図1における挿入口6から吸入された冊子類15は図3に示す所定の位置まで搬送され、上端部を搬送ローラ9、12で保持され図示の位置で停止する。次にページめくりローラは、その状態から矢印13の方向に回転しめくり対象ページに図示のごとく接触し、紙面との押圧による摩擦力によって冊子類15の1番上のページをめくり上げる。紙面はローラ9、12で挟まれた上端部を固定されているため、図示のように紙面中央が持ち上がり、座屈する(図4)。その後ローラは回転前の位相まで一回転することにより、そのままページをめくり上げる(図5)。後は冊子類を搬送路上で移動させめくり動作は完了となる。
この一連の動作の中で、ローラとめくり対象紙面との間でローラ押圧の低下、摩擦力の低下が生じると、ローラと紙面との間でスリップが発生し、ローラのみ空回りするためめくり失敗となる。
図6はページめくり動作において2枚めくりした状態を示す図である。ローラからの押圧、またローラとめくり対象紙面、そして紙面間の摩擦のバラツキによってめくったページにつれられて以降の紙面が連れられてめくれた場合に発生する。めくりローラは2枚連れられてめくれていても図4から図6までの動作を遂行するため、結果的に2枚同時にページがめくられる、或いは連れられてめくれた紙面が折れ曲がる等の不具合が発生することがある。
図7で、一連のページめくり動作の中で、それを防止する本発明の構成を示す。ページめくりローラを保持するアーム部7の内部には振動発生部18が配置されている。図8にその振動発生部18の構成例を示す。モータ20と、そのモータによって回転する偏心加重19により構成され、モータの回転によって発生する偏心過重の遠心力は、アーム部7を支持している軸21を支点として大きな揺れとなってローラに伝わる。
次にその動作について説明する。まずページめくりローラ8は図3での動作と同様に回転を開始し、めくり対象ページを図4に示す位置までめくり上げる。ローラと紙面のスリップを防ぎ、確実に1枚以上めくりあげるために、ローラの材質をより高摩擦部材にすることや、摩擦力そのものを上げるためにローラと紙面間の距離を小さくし押圧を上げても良い。図4の位置で停止した状態から次に、ローラを保持するアーム部内に固定された振動発生部18を動作させ、アーム部7に振動を与える。アーム部7はアーム支持支点21を回転中心として支持されているため、振動発生部18で発生した振動は、アーム部支持支点21を回転中心とする矢印16、17方向の往復運動の振動となる。この振動は、めくり途中である紙面に対して垂直に作用する。その結果紙面は、ローラによって押されての湾曲と、自らの剛性による復帰を繰り返し、2枚以上連れられてめくれていた場合に、2枚目とのの紙面が摩擦力の低下、自己の座屈抵抗によってめくり対象紙面から滑り落ちる。またこのとき紙面に対して発生するローラの振動は、紙面に対して垂直に作用するため、めくり対象のページがローラから滑り落ちることは無い。
図7の振動発生18を、図9に示す構成とすることによっても、同様の効果を得ることが可能である。図9はモータ20の回転によってレバー22を回転させ、そのレバーを、別にアーム内に固定した板バネ等の弾性部材23を弾く構成としたものである。図4の位置でモータ20を駆動し、レバー22で弾性部材23を弾くことにより、その弾性部材が自己の弾性力によって復帰しようとする突発的な力を利用してローラを振動させるものである。この振動により、2枚以上連れられてめくれたページを振り落とすことが可能となり2枚めくりの防止を図ることができる。
図10は、本発明である振動発生部の他の例を示すものである。ローラの回転支点であるシャフト8aに、板バネ等の弾性部材25を弾く為のピン24等を配置する。そしてピン24はアーム内に別途固定した板バネ等の弾性部材25を弾いて振動を発生させる。このピン24と弾性部材25に配置位置は、ページめくりローラが図4の位置に来た時に、ピン24が弾性部材25を弾く位置とする。この方法により、新たにモータ等の動力発生機構を追加することなく、必ずページをめくる途中の特定の位置(ローラ位相)において、振動を発生させることができるため、安価に2枚めくり防止機構を提供することが可能となる。
1…自動取引装置、2…印字機構部、3…ページめくり部、4…冊子類読取部、5…制御部、6…挿入口、7…アーム部、8…ページめくりローラ、9…搬送ローラ1、10…上搬送ガイド1、11…上搬送ガイド2、12…搬送路ローラ2、13…下搬送ガイド、14…ページめくりローラ回転方向、15…冊子類、16…めくりローラ振動方向1、17…めくりローラ振動方向2、18…振動発生部、19…偏心過重、20…モータ、21…アーム支持支点、22…レバー、23…板バネ等の弾性部材、24…ピン、25…板バネ等の弾性部材。
Claims (4)
- 通帳等の冊子類のページを自動でめくる、自動ページめくり部を具備する自動取引装置であって、
前記ページめくり部は、媒体搬送路上にページめくりローラを具備し、対象ページをめくる過程において、ページめくりローラがめくる紙面に対して緩やかな振動、あるいは突発的な振動を与え、めくり対象ページの紙面に対して直角に作用し、紙面を繰り返し湾曲させることにより2枚めくりを防止することを特徴とした自動取引装置。 - 通帳の自動ページめくり部を具備する自動取引装置であって、
前記ページめくり部は、ページめくりローラの回転運動にてめくり動作を行うものであり、そのローラを保持しているアーム内に偏心荷重を備えたモータを具備し、そのモータが回転することにより得られる過重の遠心力による揺れによって、ページめくりローラからめくり対象紙面に緩やかな振動を与え、2枚めくりを防止することを特徴とする自動取引装置。 - 上記請求項1または2に記載の自動取引装置であって、
ページめくりローラを保持するアーム内のモータ等による回転により、板バネ等の弾性部材を弾き、その際に生じる突発的な振動によりめくりローラを振動させ、2枚めくりを防止することを特徴とした自動取引装置。 - 上記請求項1〜3に記載の自動取引装置であって、
ページめくりローラの回転支点となるシャフトの回転を利用して、ローラある特定の位相に来たときに板バネ等の弾性部材を弾き、その際生じる突発的な振動によりめくりローラを振動させ、2枚めくりを防止することを特徴とした自動取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007316519A JP2009140274A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 自動取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007316519A JP2009140274A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 自動取引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009140274A true JP2009140274A (ja) | 2009-06-25 |
Family
ID=40870811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007316519A Pending JP2009140274A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 自動取引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009140274A (ja) |
-
2007
- 2007-12-07 JP JP2007316519A patent/JP2009140274A/ja active Pending
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