JP2002307556A - 弾性チューブの拡径方法 - Google Patents

弾性チューブの拡径方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】弾性チューブを拡径部材によって拡径したりあ
るいは拡径支持体上に装着する際に、弾性チューブが損
傷することなく、それらの拡径作業や装着作業を容易に
行うことができる弾性チューブの拡径方法を提供する。 【解決手段】芯部材2と弾性チューブ1との界面に形成
される隙間に圧縮気体を供給しつつ、1対のテーパ状拡
径部材18A,18B、17A,17Bのテーパ部18
Ab,18Bb、17Ad,17Bbのそれぞれを互い
に近づく方向に移動させて前記隙間に挿入し、これによ
り1対のテーパ状拡径部材18A,18B、17A,1
7Bのテーパ部18Ab,18Bb、17Ad,17B
bと弾性チューブ1との間に圧縮気体を連続的に介在さ
せた状態で弾性チューブ1を拡径する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性チューブの拡
径方法に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁電線や電力ケーブルの導体接続部を
絶縁するには、その導体接続部の外周にEPゴム、クロ
ロプレン、シリコンゴム等の弾性材料により構成される
弾性チューブを被せることが行われている。この弾性チ
ューブを導体接続部に被せるには、弾性チューブを拡径
支持体で予め拡径しておき、この拡径支持体を導体相互
を接続する前に一方の電力ケーブル等の外周に挿通し、
導体相互を接続した後に拡径支持体を導体接続部上に引
き戻し、しかる後に拡径支持体を取り除くことによって
弾性チューブの拡径状態を解除することにより行う。弾
性チューブを導体接続部に被せることにより、導体接続
部は絶縁される。
【0003】従来のこの種の弾性チューブの拡径方法及
び装置として、例えば、図9及び図10に示すものが知
られている(特開2000−152480号公報参
照)。弾性チューブ102(図10参照)を拡径支持体
110(図9及び図10参照)で予め拡径するには、図
9に示す拡径用芯材101が使用される。この拡径用芯
材101は、小径部101a、この小径部101aの端
部から漸次径が拡大するように形成されるテーパ部10
1b、テーパ部101bの端部から延びる中空の大径部
101c、及びテーパ部101bの端部から大径部10
1cの内部を延びるアクチュエータ連結部101dから
なっている。そして、拡径用芯材101の大径部101
cの内部には、弾性チューブ102が装着される拡径支
持体110が配置されている。拡径支持体110として
は、例えばプラスチック製リボンをスパイラル状に巻回
したものが使用される。また、弾性チューブ102とし
ては、EPゴム、クロロプレン、シリコンゴム等の弾性
材料が用いられる。
【0004】次に、弾性チューブ102を拡径支持体1
10で拡径する方法について図10を参照して説明す
る。先ず、図10(A)に示すように、支持台104上
に設置された油圧シリンダ105のピストンの先端に拡
径用芯材101のアクチュエータ連結部101dを取り
付けると共に、拡径用芯材101の細径部101aに弾
性チューブ102と絶縁体からなるダミー弾性チューブ
103とを貫通させて配置する。この際に、拡径用芯材
101を拡径用芯材受け106により支持させ、弾性チ
ューブ102を弾性チューブ受け107により支持さ
せ、ダミー弾性チューブ103をダミー弾性チューブ受
け108により支持させる。このとき、拡径用芯材10
1の外表面及び弾性チューブ102の内面には、潤滑剤
として、例えばフッ素オイル又はグリースが塗布されて
いる。
【0005】次いで、図示しない油圧ポンプにより油圧
シリンダ105のピストンを図10(B)に示す矢印A
方向に前進させる。すると、拡径用芯材101のテーパ
部101bが弾性チューブ102内を通過してダミー弾
性チューブ103内に至り、弾性チューブ102内に大
径部102cが位置し、弾性チューブ102を拡径す
る。この際に、拡径用芯材101の外表面及び弾性チュ
ーブ102の内面には潤滑剤が塗布されているので、拡
径用芯材101及び弾性チューブ102間の摩擦力が比
較的軽減されており、拡径用心材101による弾性チュ
ーブ102の拡径を比較的容易に行うことができる。
【0006】次に、油圧シリンダ105のピストンを図
10(C)に示す矢印B方向に後退させると、拡径用芯
材101は、その大径部101cに拡径した弾性チュー
ブ102を装着したまま後退し、図10(A)と同じ位
置で停止する。その後、図10(D)に示すように、拡
径した弾性チューブ102の前端部を拡径用芯材受け1
06により保持した状態で、再度油圧シリンダ105の
ピストンを矢印C方向に前進させると、拡径用芯材10
1のみが前進し、これに伴って大径部101c内の拡径
支持体110上に弾性チューブ102の端部が縮径して
係合し、順次、拡径支持体110上に弾性チューブ10
2が縮径し、弾性チューブ102が拡径した状態で拡径
支持体110上に装着されるのである。この拡径用芯材
101のみの前進の際には、拡径用芯材101の外表面
及び弾性チューブ102の内面には潤滑剤が塗布されて
いるので、拡径用芯材101及び弾性チューブ102間
の摩擦力が比較的軽減されており、拡径用芯材101の
移動を比較的容易に行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の弾性チュー
ブの拡径方法にあっては、拡径用芯材101の外表面及
び弾性チューブ102の内面には潤滑剤が塗布されてい
るので、拡径用芯材101及び弾性チューブ102間の
摩擦力が比較的軽減されている。このため、拡径用芯材
101によって弾性チューブ102を拡径したりあるい
は拡径用芯材101を弾性チューブ102から移動させ
て縮径させる際に、それらの作業を比較的容易に行うこ
とができる。しかしながら、拡径用芯材101及び弾性
チューブ102間の摩擦力が未だに存在し、弾性チュー
ブ102の内面が損傷してしまうことがあった。特に、
弾性チューブ102がゴム材料のように摩擦係数が非常
に大きい場合には、その摩擦係数に比例して拡径用芯材
101及び弾性チューブ102間の摩擦力が増大し、弾
性チューブ102の内面が損傷してしまうおそれが高か
った。
【0008】従って、本発明は上述の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、弾性チューブを拡径部
材によって拡径したりあるいは拡径支持体上に装着する
際に、弾性チューブが損傷することなく、それらの拡径
作業や装着作業を容易に行うことができる弾性チューブ
の拡径方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のうち請求項1に係る弾性チューブの拡径方
法は、気体供給孔を有する芯部材を弾性チューブ内に挿
入する工程と、前記芯部材の両端の外周面を1対のテー
パ状拡径部材のテーパ部で支持する工程と、前記芯部材
の前記気体供給孔内から圧縮気体を前記芯部材と前記弾
性チューブとの界面に形成される隙間に連続的に供給す
る工程と、前記隙間に圧縮気体を供給しつつ、前記1対
のテーパ状拡径部材のテーパ部のそれぞれを互いに近づ
く方向に移動させて前記隙間に挿入し、これにより前記
1対のテーパ状拡径部材のテーパ部と前記弾性チューブ
との間に圧縮気体を連続的に介在させた状態で前記弾性
チューブを拡径する工程とを含むことを特徴としてい
る。
【0010】また、本発明のうち請求項2に係る弾性チ
ューブの拡径方法は、請求項1記載の発明において、前
記1対のテーパ状拡径部材の各々が多段構造を有し、前
記弾性チューブを拡径する工程が、前記隙間に圧縮気体
を供給しつつ、各段のテーパ状拡径部材のテーパ部のそ
れぞれを順次互いに近づく方向に移動させて前記隙間に
順次挿入するようになっていることを特徴としている。
【0011】さらに、本発明のうち請求項3に係る弾性
チューブの拡径方法は、1対のテーパ状拡径部材のうち
一方のテーパ状拡径部材に着脱自在に取り付けられた棒
状部材の外周に拡径支持体を配置する工程と、気体供給
孔を有する芯部材を弾性チューブ内に挿入する工程と、
前記芯部材の両端の外周面を前記1対のテーパ状拡径部
材のテーパ部で支持する工程と、前記芯部材の前記気体
供給孔内から圧縮気体を前記芯部材と前記弾性チューブ
との界面に形成される隙間に連続的に供給する工程と、
前記隙間に圧縮気体を供給しつつ、前記1対のテーパ状
拡径部材のテーパ部のそれぞれを互いに近づく方向に移
動させて前記隙間に挿入し、これにより前記1対のテー
パ状拡径部材のテーパ部と前記弾性チューブとの間に圧
縮気体を連続的に介在させた状態で前記弾性チューブを
拡径する工程と、前記芯部材と拡径された前記弾性チュ
ーブとの隙間に圧縮気体を供給しつつ、前記1対のテー
パ状拡径部材のそれぞれの外周に配置された1対の弾性
チューブ支持部材のそれぞれを互いに近づく方向に移動
させて前記1対のテーパ状拡径部材と前記弾性チューブ
との間に挿入する工程と、前記1対の弾性チューブ支持
部材と前記弾性チューブとの間に圧縮気体を介在させた
状態で、前記棒状部材を前記一方のテーパ状拡径部材と
ともに前記拡径支持体が前記弾性チューブ内に位置する
位置に移動する工程と、前記棒状部材を前記一方のテー
パ状拡径部材から離脱させる工程と、前記弾性チューブ
支持部材と前記弾性チューブとの間に圧縮空気を連続的
に介在させた状態で、前記1対の弾性チューブ支持部材
のそれぞれを互いに離れる方向に移動させて前記弾性チ
ューブを前記拡径支持体上に装着する工程とを含むこと
を特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る弾性チューブの拡径方
法によって拡径される弾性チューブを示し、(A)は正
面図、(B)は右側面図である。図1において、弾性チ
ューブ1は、絶縁電線や電力ケーブルの導体接続部の外
周に取り付けられる貫通孔を有する円筒状の弾性体であ
り、EPゴム、クロロプレン、シリコンゴム等の弾性材
料により構成されている。
【0013】そして、この弾性チューブ1は、図2乃至
図8に示す拡径装置10によって拡径されるようになっ
ている。図2は本発明に係る弾性チューブの拡径方法が
適用される拡径装置の概略全体構成図である。図3は図
2に示す拡径装置によって弾性チューブを拡径する工程
を示し、(A)は芯部材の両端の外周面を1対の第1テ
ーパ状拡径部材のテーパ部で支持した状態の側断面図、
(B)は1対の弾性チューブ支持部材及び1対の第1テ
ーパ状拡径部材の移動が停止し、弾性チューブが第1テ
ーパ状拡径部材により拡径した状態の側断面図である。
図4は図2に示す拡径装置によって弾性チューブを拡径
する工程を示し、(A)は1対の第2テーパ状拡径部材
の移動が停止し、弾性チューブが第2テーパ状拡径部材
により拡径した状態の側断面図、(B)は1対の弾性チ
ューブ支持部材が再度移動してその移動が停止し、弾性
チューブが弾性チューブ支持部材により支持された状態
の側断面図である。図5は図2に示す拡径装置によって
弾性チューブを拡径する工程を示し、(A)は棒状部材
を右側の第2テーパ状拡径部材とともに移動させて拡径
支持体が弾性チューブ内に位置した状態の側断面図、
(B)はロック用エアシリンダにより右側の第2テーパ
状拡径部材の移動をロックした状態の側断面図である。
図6は図2に示す拡径装置によって弾性チューブを拡径
する工程を示し、(A)は着脱用ロッドを移動して右側
の第2テーパ状拡径部材と棒状部材との連結状態を開放
した状態の側断面図、(B)は棒状部材を右側の第2テ
ーパ状拡径部材から離脱した状態の側断面図、(C)は
1対の弾性チューブ支持部材のそれぞれを互いに離れる
方向に移動させて弾性チューブを拡径支持体上に装着し
た状態の側断面図である。図7(A)は棒状部材の外周
に拡径支持体を配置した状態の側断面図、図7(B)は
着脱用ロッド及び棒状部材を移動して右側の第2テーパ
状拡径部材と棒状部材とを連結した状態の側断面図であ
る。図8(A)は芯部材を取り出した状態の側断面図、
図8(B)は初期状態の側断面図である。
【0014】この拡径装置10は、基台11上に互いに
対向するように設置された1対の拡径装置10A,10
Bで構成されている。1対の拡径装置10A,10Bの
うち左側の拡径装置10Aは、基台11上においてボー
ルねじ機構12Aにより左右方向に移動可能に設置され
た基板13A上に固定された左右方向に延びる筒状パイ
プ部材14Aを有する。
【0015】この筒状パイプ部材14Aの右端部には、
図3(A)に示すように、フロントヘッド15Aを介し
て弾性チューブ支持部材16Aが固定取付されている。
弾性チューブ支持部材16Aは、左右方向に貫通する貫
通孔を有するフランジ付き筒状部材で構成され、フラン
ジ部の右端面から右方向に向けて漸次外径の細くなるテ
ーパ部16Aaが突出形成されている。
【0016】また、筒状パイプ部材14Aの内部には、
ボールねじ機構26Aにより左右方向に移動可能に設置
された第2テーパ状拡径部材17Aが設けられている。
この第2テーパ状拡径部材17Aは、ボールねじ機構2
6Aに連結すると共に筒状パイプ部材14Aの内部に位
置した細径部17Aeと、該細径部17Aeから延びる
と共に弾性チューブ支持部材16Aの貫通孔内を摺動す
る太径部17Abとを備えている。第2テーパ状拡径部
材17Aの太径部17Ab内には右方を開放した開口部
17Aaが設けられ、細径部17Ae内には細径部17
Aeの左端面と開口部17Aaとを貫通させる貫通孔が
設けられている。また、第2テーパ状拡径部材17Aの
太径部17Abの右端部は、右方に向けて漸次外径の細
くなるテーパ部17Adとなっている。
【0017】第2テーパ状拡径部材17Aの細径部17
Ae内には、エアシリンダ(図示せず)により左右方向
に移動可能に設置された気体供給管19Aが設けられて
いる。気体供給管19Aの右端部は、第2テーパ状拡径
部材17Aの開口部17Ac内に突出し、左端部は圧縮
気体を供給するための気体供給源(図示せず)に連結さ
れている。
【0018】また、第2テーパ状拡径部材17Aの太径
部17Abの開口部17Aa内には、気体供給管19A
の右端部に固定されて前記開口部17Aa内を左右方向
に摺動する第1テーパ状拡径部材18Aが設けられてい
る。この第1テーパ状拡径部材18A内には、右方に開
口した開口部18Aaが設けられ、この開口部18Aa
は、貫通孔18Acを介して気体供給管19A内の貫通
孔19Aaに連通している。また、第1テーパ状拡径部
材18Aの右端部は、右方に向けて漸次外径の細くなる
テーパ部18Abとなっている。第1テーパ状拡径部材
18Aと第2テーパ状拡径部材17Aとでテーパ状拡径
部材24Aを構成する。
【0019】第1テーパ状拡径部材18Aには、第1テ
ーパ状拡径部材18Aの外周面に対して出没自在の複数
の鋼球22Aが円周上所定ピッチで設けられている。こ
れら鋼球22Aは、第1テーパ状拡径部材18Aの外周
面から突出したときに、第2テーパ状拡径部材17Aの
太径部17Abの左右方向略中央部の内径面に形成され
た環状溝17Acに入り込んで第1テーパ状拡径部材1
8Aと第2テーパ状拡径部材17Aとを連結し、第1テ
ーパ状拡径部材18Aの外周面から凹んだときに第1テ
ーパ状拡径部材18Aと第2テーパ状拡径部材17Aと
の連結状態を解除するようになっている。前記鋼球22
Aを第テーパ状拡径部材18Aの外周面に対して出没自
在とするために、第1テーパ状拡径部材18Aの開口部
18Aa内には、該開口部18Aa内を左右方向に摺動
可能なロッドカム20Aが設けられている。ロッドカム
20Aは、中径部20Abと、中径部20Abから傾斜
面を介して右方に延びる中径部20Abよりも外径の小
さな小径部20Aaと、中径部20Abから左方に延び
る中径部20Abよりも外径の大きな大径部20Acと
を備え、大径部20Ac内には、左方に開口する圧縮ス
プリング収容凹部20Adが形成されている。圧縮スプ
リング収容凹部20Ad内には、第1テーパ状拡径部材
18Aとロッドカム20Aとを互いに離反する方向に付
勢する圧縮スプリング21Aが配置されている。ロッド
カム20Aは、圧縮スプリング21Aにより右方向に付
勢されて圧縮スプリング22Aの自由状態(図3(A)
に示す状態)では中径部20Abが鋼球22Aの内側に
位置して鋼球22Aを第テーパ状拡径部材18Aの外周
面に対して突出させ、圧縮スプリング22Aの圧縮状態
(図3(B)に示す状態)では小径部20Aaが鋼球2
2Aの内側に位置して鋼球22Aを第1テーパ状拡径部
材18Aの外周面に対して凹ませるようになっている。
なお、ロッドカム20Aの内部には、圧縮スプリング収
容凹部20Adと第1テーパ状拡径部材18Aの開口部
18Aaとを貫通する気体供給用貫通孔20Aeが設け
られている。従って、気体供給源からの圧縮気体は、気
体供給管19Aの貫通孔19Aa、第1テーパ状拡径部
材18Aの貫通孔18Ac、圧縮スプリング収容凹部2
0Ad、及び気体供給用貫通孔20Aeを介して第1テ
ーパ状拡径部材18Aの開口部18Aaに供給されるよ
うになっている。
【0020】そして、第1テーパ状拡径部材18Aの開
口部18Aaは、図3(A)に示すように、弾性チュー
ブ1の貫通孔内に挿入される芯部材2を受容可能になっ
ている。この芯部材2は、円筒状の芯金で構成され、内
部に左端面から右端面にかけて貫通する第1貫通孔2a
を有している。芯部材2には、第1貫通孔2aから外周
面にかけて貫通する複数の第2貫通孔2bが備えられ、
第1貫通孔2aと第2貫通孔2bとで気体供給孔を構成
している。芯部材2が第1テーパ状拡径部材18Aの開
口部18Aaに受容された状態では、開口部18Aaと
第1貫通孔2aとが連通し、圧縮気体は第1貫通孔2a
及び第2貫通孔2bを通って芯部材2と弾性チューブ1
との界面に形成される隙間に供給可能となる。
【0021】なお、フロントヘッド15Aには、後述す
る右側の拡径装置10Bを構成する第2テーパ状拡径部
材17Bを固定するためのロック用シリンダ23Aが設
けられている。一方、1対の拡径装置10A,10Bの
うち右側の拡径装置10Bは、基台11上においてボー
ルねじ機構12Bにより左右方向に移動可能に設置され
た基板13B上に固定された左右方向に延びる筒状パイ
プ部材14Bを有する。
【0022】この筒状パイプ部材14Bの左端部には、
図3(A)に示すように、フロントヘッド15Bを介し
て弾性チューブ支持部材16Bが固定取付されている。
弾性チューブ支持部材16Bは、左右方向に貫通する貫
通孔を有するフランジ付き筒状部材で構成され、フラン
ジ部の左端面から左方向に向けて漸次外径の細くなるテ
ーパ部16Baが突出形成されている。
【0023】また、筒状パイプ部材14Bの内部には、
ボールねじ機構26Bにより左右方向に移動可能に設置
された棒状部材19Bに着脱自在に連結された第2テー
パ状拡径部材17Bが設けられている。この第2テーパ
状拡径部材17Bは、弾性チューブ支持部材16Bの貫
通孔内を摺動可能となる外径を有し、内部には左方を開
放した開口部17Baが設けられている。また、第2テ
ーパ状拡径部材17Bの左端部は、左方に向けて漸次外
径の細くなるテーパ部17Bbとなっている。
【0024】第2テーパ状拡径部材17Bの右端部に
は、ボールねじ機構26Bにより左右方向に移動される
棒状部材19Bが着脱自在に設けられている。この棒状
部材19Bは、内部に右端面から左端面にかけて貫通す
る貫通孔を有すると共に第2テーパ状拡径部材17Bの
外径よりも小さな外径を有する。そして、棒状部材19
Bには、棒状部材19Bの外周面に対して出没自在の複
数の鋼球25Bが円周上所定ピッチで設けられている。
これら鋼球25Bは、棒状部材19Bの外周面から突出
したときに、第2テーパ状拡径部材17Bの右端部の内
径面に形成された環状溝17Bdに入り込んで棒状部材
19Bと第2テーパ状拡径部材17Bとを連結し、棒状
部材19Bの外周面から凹んだときに棒状部材19Bと
第2テーパ状拡径部材17Bとの連結状態を解除するよ
うになっている。
【0025】前記鋼球25Bを棒状部材19Bの外周面
に対して出没自在とするために、棒状部材19Bの貫通
孔内には、エアシリンダ(図示せず)により左右方向に
移動可能に設置された着脱用ロッド23Bが設けられて
いる。この着脱用ロッド23Bは、棒状部材19Bの貫
通孔内を摺動可能な大径部23Baと、大径部23Ba
から傾斜面を介して左方に延びる大径部23Baよりも
外径の小さな小径部23Bbとを備えている。着脱用ロ
ッド23Bは、大径部23Baが鋼球25Bの内側に位
置した状態(図3(A)に示す状態)では鋼球25Bを
棒状部材23Bの外周面に対して突出させ、小径部23
Bbが鋼球25Bの内側に位置した状態(図6(A)に
示す状態)では鋼球25Bを棒状部材23Bの外周面に
対して内側に凹ませるようになっている。
【0026】また、第2テーパ状拡径部材17Bの開口
部17Ba内には、該開口部17Ba内を左右方向に摺
動する第1テーパ状拡径部材18Bが設けられている。
この第1テーパ状拡径部材18B内には、左方に開口し
た開口部18Baが設けられている。また、第1テーパ
状拡径部材18Bの左端部は、左方に向けて漸次外径の
細くなるテーパ部18Bbとなっている。第1テーパ状
拡径部材18Bと第2テーパ状拡径部材17Bとでテー
パ状拡径部材24Bを構成する。
【0027】第1テーパ状拡径部材18Bには、第1テ
ーパ状拡径部材18Bの外周面に対して出没自在の複数
の鋼球22Bが円周上所定ピッチで設けられている。こ
れら鋼球22Bは、第1テーパ状拡径部材18Bの外周
面から突出したときに、第2テーパ状拡径部材17Bの
左右方向略中央部の内径面に形成された環状溝17Bc
に入り込んで第1テーパ状拡径部材18Bと第2テーパ
状拡径部材17Bとを連結し、第1テーパ状拡径部材1
8Bの外周面から凹んだときに第1テーパ状拡径部材1
8Bと第2テーパ状拡径部材17Bとの連結状態を解除
するようになっている。前記鋼球22Bを第1テーパ状
拡径部材18Bの外周面に対して出没自在とするため
に、第1テーパ状拡径部材18Bの開口部18Ba内に
は、該開口部18Ba内を左右方向に摺動可能なロッド
カム20Bが設けられている。ロッドカム20Bは、中
径部20Bbと、中径部20Bbから傾斜面を介して左
方に延びる中径部20Bbよりも外径の小さな小径部2
0Baと、中径部20Bbから右方に延びる中径部20
Bbよりも外径の大きな大径部20Bcとを備え、大径
部20Bc内には、右方に開口する圧縮スプリング収容
凹部20Bdが形成されている。圧縮スプリング収容凹
部20Bd内には、第1テーパ状拡径部材18Bとロッ
ドカム20Bとを互いに離反する方向に付勢する圧縮ス
プリング21Bが配置されている。ロッドカム20B
は、圧縮スプリング21Bにより左方向に付勢されて圧
縮スプリング21Bの自由状態(図3(A)に示す状
態)では中径部20Bbが鋼球22Bの内側に位置して
鋼球22Bを第1テーパ状拡径部材18Bの外周面に対
して突出させ、圧縮スプリング21Bの圧縮状態(図3
(B)に示す状態)では小径部20Baが鋼球22Bの
内側に位置して鋼球22Bを第1テーパ状拡径部材18
Bの外周面に対して凹ませるようになっている。
【0028】そして、第1テーパ状拡径部材18Bの開
口部18Baは、図3(A)に示すように、弾性チュー
ブ1の貫通孔内に挿入される芯部材2を受容可能になっ
ている。また、左側の筒状パイプ部材14Aと第2テー
パ状拡径部材17Aとの間の空間26Aと、右側の筒状
パイプ部材14Bと第2テーパ状拡径部材17Bとの間
の空間26Bとは、ホース27により連結され、このホ
ース27は圧縮気体を供給する気体供給源(図示せず)
に接続されている。
【0029】なお、図2中、符号12は双方のボールね
じ機構12A及び12Bを駆動するサーボモータ、26
Cは左側のボールねじ機構26Aを駆動するサーボモー
タ、26Dは右側のボールねじ機構26Bを駆動するサ
ーボモータである。又、気体供給管19A及び空間26
A,26Bに供給される気体としては、空気又は不活性
気体であることが好ましい。これにより、左右の拡径装
置10A,10Bに使用される部材が金属製である場合
にそれら部材の酸化を防止することができる。
【0030】次に、図3乃至図8を参照して弾性チュー
ブ1を拡径支持体30上に装着する方法について説明す
る。先ず、図8(B)に示すように、左側の拡径装置1
0Aと右側の拡径装置10Bとを互いに離反した状態
で、右側の第2テーパ状拡径部材17Bに取り付けられ
た棒状部材19Bの外周に拡径支持体30を配置してお
く。拡径支持体30は、第2テーパ状拡径部材17Bの
外径よりも若干小さな外径を有する円筒状体で、例えば
プラスチック製リボンをスパイラル状に巻回したものが
使用される。
【0031】次いで、図3(A)に示すように、芯部材
2を弾性チューブ1の貫通孔内に両端が弾性チューブ1
から均等に突出するように挿入すると共に弾性チューブ
1を両拡径装置10A,10B間の中心線CLを挟んで
対称となる位置に配置する。そして、ボールねじ機構1
2A,12B、ボールねじ機構26A,26B、及び左
右両側のエアシリンダを作動させて左右両側の弾性チュ
ーブ支持部材16A,16B、第2テーパ状拡径部材1
7A,17B、及び第1テーパ状拡径部材18A,18
Bを互いに近づく方向に移動させて、芯部材2の両端を
第1テーパ状拡径部材18A,18Bのテーパ部18A
b,18Bbで支持する。このとき、圧縮気体を、気体
供給管19Aの貫通孔19Aa、第1テーパ状拡径部材
18Aの貫通孔18Ac、圧縮スプリング収容凹部20
Ad、気体供給用貫通孔20Ae、第1テーパ状拡径部
材18Aの開口部18Aa、芯部材2の第1貫通孔2
a、及び第2貫通孔2bを介して芯部材2と弾性チュー
ブ1との界面に形成される隙間に連続的に供給する。圧
縮気体の供給は、図4(B)に示す弾性チューブ支持部
材16A,16Bによる弾性チューブ1の支持まで続行
する。
【0032】そして、図3(B)に示すように、左右両
側の弾性チューブ支持部材16A,16Bはさらに互い
に近づく方向に移動するが、それぞれのテーパ部16A
a,16Baが弾性チューブ1に到達する手前で停止す
る。また、第1テーパ状拡径部材18A,18B及び第
2テーパ状拡径部材17A,17Bはさらに互いに近づ
く方向に移動する。すると、ロッドカム20A,20B
の先端が芯部材2の両端面に当接してロッドカム20
A,20Bの移動が停止する。この状態でさらに第1テ
ーパ状拡径部材18A,18B及び第2テーパ状拡径部
材17A,17Bが互いに近づく方向に移動すると、ロ
ッドカム20A,20Bの小径部20Ab,20Bbが
鋼球22A,22Bの内側に位置し、鋼球22A,22
Bが第1テーパ状拡径部材18A,18Bの外周面より
凹んで第1テーパ状拡径部材18A,18Bと第2テー
パ状拡径部材17A,17Bとの連結状態が解除され
る。また、このとき同時に第1テーパ状拡径部材18
A,18Bの底部がロッドカム20A,20Bの後端面
に当接して第1テーパ状拡径部材18A,18Bの移動
が停止する。このとき、第1テーパ状拡径部材18A,
18Bの先端と中心線CLとは距離aだけ離れている。
1対の第1テーパ状拡径部材18A,18Bが互いに近
づく方向に移動する工程では、それぞれのテーパ部18
Ab,18Bbが芯部材2と弾性チューブ1との界面に
形成される隙間に両端から挿入されて、テーパ部18A
b,18Bbと弾性チューブ1との間に圧縮気体を連続
的に介在させた状態で弾性チューブ1が拡径される。
【0033】一方、第2テーパ状拡径部材17A,17
Bは、第1テーパ状拡径部材18A,18Bとの連結状
態が解除されたことから、さらに互いに近づく方向に移
動し、図4(A)に示すように、その先端が第1テーパ
状拡径部材18A,18Bの先端と同一位置となる位置
で停止する。1対の第2テーパ状拡径部材17A,17
Bが互いに近づく方向に移動する工程では、それぞれの
テーパ部17Ad,17Bbが芯部材2と弾性チューブ
1との界面に形成される隙間に両端から挿入されて、テ
ーパ部17Ad,17Bbと弾性チューブ1との間に圧
縮気体を連続的に介在させた状態で弾性チューブ1がさ
らに拡径される。
【0034】このように、弾性チューブ1の拡径工程で
は、第1及び第2テーパ状拡径部材のテーパ部18A
b,18Bb、17Ad,17Bbと弾性チューブ1と
の間に圧縮気体を連続的に介在させた状態で弾性チュー
ブ1が拡径されるので、テーパ状拡径部材の外周面と弾
性チューブの内周面との間の摩擦力が飛躍的に低くな
り、弾性チューブを損傷させることなく、弾性チューブ
の拡径作業を容易に行うことができる。また、テーパ状
拡径部材の外周面や弾性チューブ1の内周面にフッ素オ
イル等の潤滑剤を塗布する必要がないので、潤滑剤の塗
布作業に伴って作業者の手が汚れたりすることはない。
【0035】さらに、弾性チューブ1を図9に示すよう
な単一の拡径用芯材を用いて圧縮気体により拡径する場
合には、大径部の径と小径部の径との差が大きいと、弾
性チューブ1を覆ったときに小径部側の応力が小さくな
ることから、圧縮気体が小径部側から大量に漏れてしま
い、弾性チューブ1を円滑に拡径することができない。
このため、単一の拡径用芯材を用いて圧縮気体により拡
径する場合には、大径部の径と小径部の径との差を小さ
くする必要がある。そうすると、比較的長い弾性チュー
ブ1を所定の内径まで拡径することができるが、拡径し
ようとすると、装置が長くなって大型化してしまう。本
実施形態にあっては、1対のテーパ状拡径部材18A,
18B、17A,17Bのテーパ部18Ab,18B
b、17Ad,17Bbのそれぞれを互いに近づく方向
に移動させて前記隙間に挿入し、これにより1対のテー
パ状拡径部材18A,18B、17A,17Bのテーパ
部18Ab,18Bb、17Ad,17Bbと弾性チュ
ーブ1との間に圧縮気体を連続的に介在させた状態で弾
性チューブを拡径するので、比較的長い弾性チューブ1
を比較的小さな装置で所定の内径まで拡径することがで
きる。
【0036】また、弾性チューブ1を拡径するのに、弾
性チューブ1の内側に気体供給用の弁部材を使用する必
要がなく、内径の細い弾性チューブ1を拡径することが
できる。また、1対のテーパ状拡径部材18A,18
B、17A,17Bの各々が多段構造を有し、弾性チュ
ーブ1を拡径する工程が、前記隙間に圧縮気体を供給し
つつ、各段のテーパ状拡径部材のテーパ部18Ab,1
8Bb、17Ad,17Bbのそれぞれを順次互いに近
づく方向に移動させて前記隙間に順次挿入するようにな
っているので、弾性チューブ1の長さに対しての拡径量
の割合を大きくすることができ、弾性チューブ1の全長
が短い場合であっても、その内径を所定の径まで広げる
ことができる。
【0037】弾性チューブ1を拡径した後、図4(B)
に示すように、芯部材2と拡径された弾性チューブ1と
の隙間に圧縮気体を供給しつつ、さらに1対の弾性チュ
ーブ支持部材16A,16Bのそれぞれを互いに近づく
方向に移動させてそれぞれのテーパ部16Aa,16B
aを第2テーパ状拡径部材17A,17Bと弾性チュー
ブ1との間に挿入する。これにより、弾性チューブ1は
弾性チューブ支持部材16A,16Bにより支持され
る。このテーパ部16Aa,16Baの挿入工程におい
ても、テーパ部16Aa,16Baと弾性チューブ1と
の間に圧縮気体を連続的に介在させた状態で弾性チュー
ブ1が拡径される。弾性チューブ1を支持した後、左側
の筒状パイプ部材14Aと第2テーパ状拡径部材17A
との間の空間26Aと、右側の筒状パイプ部材14Bと
第2テーパ状拡径部材17Bとの間の空間26Bとに、
同圧の圧力となる圧縮気体をホース27より供給して充
満させる。
【0038】圧縮気体を充満させた後、図5(A)に示
すように、右側の拡径装置10B側の棒状部材19Bを
第2テーパ状拡径部材17Bとともに左側へ、左側の拡
径装置10Aの第2テーパ状拡径部材17Aを第2テー
パ状拡径部材17Bと同期させて左側へ移動し、芯部材
2を左側の筒状パイプ部材14A内に位置させるととも
に、拡径支持体30を弾性チューブ1内へ位置させる。
この際に、右側の筒状パイプ部材14Bと第2テーパ状
拡径部材17Bとの間の空間26Bに充満した圧縮気体
は、拡径支持体30の外周と弾性チューブ支持部材16
Bの内周との間を通って拡径支持体30と弾性チューブ
1との間に介在すると共に弾性チューブ支持部材16
A,16Bのテーパ部16Aa,16Baと弾性チュー
ブ1との間に介在する。この圧縮気体の供給は、図6
(C)に示す弾性チューブ1の装着状態まで続行され
る。
【0039】拡径支持体30を弾性チューブ1内に位置
させた後、図5(B)に示すように、ロック用シリンダ
23Aにより第2テーパ状拡径部材17Bを固定し、そ
の移動を阻止する。次いで、図6(A)に示すように、
着脱用ロッド23Bをエアシリンダにより右方向へ移動
させ、小径部23Bbが鋼球25Bの内側に位置した状
態として鋼球25Bを棒状部材19Bの外周面に対して
内側に凹ませる。これにより、第2テーパ状拡径部材1
7Bと棒状部材19Bとの連結状態を解除する。
【0040】その後、図6(B)に示すように、棒状部
材19Bをボールねじ機構26Bにより右方向へ移動さ
せて棒状部材19Bを拡径支持体30から引き抜く。棒
状部材19Bを拡径支持体30から引き抜いた後、弾性
チューブ支持部材16A,16Bのテーパ部16Aa,
16Baと弾性チューブ1との間に圧縮空気を連続的に
介在させた状態で、図6(C)に示すように、1対の弾
性チューブ支持部材16A,16Bのそれぞれを互いに
離れる方向に移動させて弾性チューブ1を拡径支持体3
0上に装着する。
【0041】この装着工程においては、弾性チューブ支
持部材16A,16Bのテーパ部16Aa,16Baと
弾性チューブ1との間に圧縮空気を連続的に介在させた
状態で弾性チューブ支持部材16A,16Bが移動する
ことから、弾性チューブ1が損傷することなく、弾性チ
ューブ1の拡径支持体30への装着作業を容易に行うこ
とができる。
【0042】弾性チューブ1を拡径支持体30上に装着
したらそれらを取り除き、図7(A)に示すように、右
側の弾性チューブ支持部材16Bと棒状部材19Bとの
間から拡径支持体30を棒状部材19Bの外周に配置す
る。その後、図7(B)に示すように、ボールねじ機構
12A,12Bにより筒状パイプ部材14A,14Bを
互いに近づく方向に移動させて、弾性チューブ支持部材
16A,16Bのテーパ部16Aa,16Baの先端同
士が中心線CL上に位置するまで移動させると共に、右
側の棒状部材19B及び着脱用ロッド23Bを左方向へ
移動し、棒状部材19Bと第2テーパ状拡径部材17B
とを連結する。この連結に際しては、棒状部材19Bの
大径部23Baが鋼球25Bの内側に位置し、これによ
り鋼球25Bが棒状部材19Bの外周面から突出して第
2テーパ状拡径部材17Bの環状溝17Bdに入り込
む。
【0043】棒状部材19Bと第2テーパ状拡径部材1
7Bとを連結したら、ロック用シリンダ23Aによる第
2テーパ状拡径部材17Bの固定状態を解除し、右側の
拡径装置10B側の棒状部材19Bを第2テーパ状拡径
部材17Bとともに右側へ、左側の拡径装置10Aの第
2テーパ状拡径部材17Aを第2テーパ状拡径部材17
Bと同期させて右側へ移動し、芯部材2を中心線CLを
挟んで対称となる位置に移動させる。その後、図8
(A)に示すように、左右両側の弾性チューブ支持部材
16A,16B、第2テーパ状拡径部材17A,17
B、及び第1テーパ状拡径部材18A,18Bを互いに
離れる方向に移動させて、芯部材2を取り出す。
【0044】芯部材2を取り出した後、図8(B)に示
すように、エアシリンダにより左右両側の気体供給管1
9A及び着脱用ロッド23Bを互いに近づく方向に移動
させて、左側の第1テーパ状拡径部材18Aと第2テー
パ状拡径部材17A、右側の第1テーパ状拡径部材18
Bと第2テーパ状拡径部材17Bとをそれぞれ連結さ
せ、初期状態に戻す。これらの連結に際しては、ロッド
カム20A,20Bの中径部20Ab,20Bbが鋼球
22A,22Bの内側に位置して鋼球22A,22Bを
第1テーパ状拡径部材18A,18Bの外周面に対して
突出させ、これら鋼球22A,22Bが第2テーパ状拡
径部材17A,17Bの環状溝17Ac,17Bcに入
り込む。
【0045】以上、本発明の実施形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されず、種々の変更を行な
うことができる。例えば、筒状パイプ部材14A,14
B、第2テーパ状拡径部材17A及び棒状部材19Bは
サーボモータによるボールねじ機構を駆動することによ
り移動するようになっているが、左右同期の移動が可能
であれば、エア等のシリンダ装置で移動させてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る弾性チューブの拡径方法によれば、1対のテ
ーパ状拡径部材のテーパ部と弾性チューブとの間に圧縮
気体を連続的に介在させた状態で弾性チューブを拡径す
る工程を含むので、テーパ状拡径部材の外周面と弾性チ
ューブの内周面との間の摩擦力が飛躍的に低くなり、弾
性チューブを損傷させることなく、弾性チューブの拡径
作業を容易に行うことができる。また、テーパ状拡径部
材の外周面や弾性チューブ1の内周面にフッ素オイル等
の潤滑剤を塗布する必要がないので、潤滑剤の塗布作業
に伴って作業者の手が汚れたりすることはない。また、
1対のテーパ状拡径部材のテーパ部のそれぞれを互いに
近づく方向に移動させて芯部材と弾性チューブとの界面
に形成される隙間に挿入し、これにより1対のテーパ状
拡径部材のテーパ部と弾性チューブとの間に圧縮気体を
連続的に介在させた状態で弾性チューブを拡径するの
で、比較的長い弾性チューブを比較的小さな装置で所定
の内径まで拡径することができる。
【0047】また、本発明のうち請求項2に係る弾性チ
ューブの拡径方法によれば、請求項1記載の発明におい
て、前記1対のテーパ状拡径部材の各々が多段構造を有
し、前記弾性チューブを拡径する工程が、前記隙間に圧
縮気体を供給しつつ、各段のテーパ状部材のテーパ部を
それぞれ順次互いに近づく方向に移動させて前記隙間に
順次挿入するようになっているので、弾性チューブの長
さに対しての拡径量の割合を大きくすることができ、弾
性チューブの全長が短い場合であっても、その内径を所
定の径まで広げることができる。
【0048】更に、本発明のうち請求項3に係る弾性チ
ューブの拡径方法によれば、1対のテーパ状拡径部材の
テーパ部と弾性チューブとの間に圧縮気体を連続的に介
在させた状態で前記弾性チューブを拡径する工程を含む
ので、テーパ状拡径部材の外周面と弾性チューブの内周
面との間の摩擦力が飛躍的に低くなり、弾性チューブを
損傷させることなく、弾性チューブの拡径作業を容易に
行うことができる。
【0049】また、芯部材と拡径された前記弾性チュー
ブとの隙間に圧縮気体を供給しつつ、前記1対のテーパ
状拡径部材のそれぞれの外周に配置された1対の弾性チ
ューブ支持部材のそれぞれを互いに近づく方向に移動さ
せて前記1対のテーパ状拡径部材と前記弾性チューブと
の間に挿入する工程と、前記1対の弾性チューブ支持部
材と前記弾性チューブとの間に圧縮気体を連続的に介在
させた状態で、前記棒状部材を前記1対のテーパ状拡径
部材とともに前記拡径支持体が前記弾性チューブ内に位
置する位置に移動する工程と、前記棒状部材を前記一方
のテーパ状拡径部材から離脱させる工程と、前記弾性チ
ューブ支持部材と前記弾性チューブとの間に圧縮気体を
連続的に介在させた状態で、前記1対の弾性チューブ支
持部材のそれぞれを互いに離れる方向に移動させて前記
弾性チューブを前記拡径支持体上に装着する工程とを含
むので、1対の弾性チューブ支持部材の外周面と弾性チ
ューブの内周面との摩擦力が飛躍的に低くなり、弾性チ
ューブを損傷させることなく、弾性チューブの拡径支持
体への装着作業を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾性チューブの拡径方法によって
拡径される弾性チューブを示し、(A)は正面図、
(B)は右側面図である。
【図2】本発明に係る弾性チューブの拡径方法が適用さ
れる拡径装置の概略全体構成図である。
【図3】図2に示す拡径装置によって弾性チューブを拡
径する工程を示し、(A)は芯部材の両端の外周面を1
対の第1テーパ状拡径部材のテーパ部で支持した状態の
側断面図、(B)は1対の弾性チューブ支持部材及び1
対の第1テーパ状拡径部材の移動が停止し、弾性チュー
ブが第1テーパ状拡径部材により拡径した状態の側断面
図である。
【図4】図2に示す拡径装置によって弾性チューブを拡
径する工程を示し、(A)は1対の第2テーパ状拡径部
材の移動が停止し、弾性チューブが第2テーパ状拡径部
材により拡径した状態の側断面図、(B)は1対の弾性
チューブ支持部材が再度移動してその移動が停止し、弾
性チューブが弾性チューブ支持部材により支持された状
態の側断面図である。
【図5】図2に示す拡径装置によって弾性チューブを拡
径する工程を示し、(A)は棒状部材を左右両側の第2
テーパ状拡径部材とともに移動させて拡径支持体が弾性
チューブ内に位置した状態の側断面図、(B)はロック
用エアシリンダにより右側の第2テーパ状拡径部材を固
定した状態の側断面図である。
【図6】図2に示す拡径装置によって弾性チューブを拡
径する工程を示し、(A)は着脱用ロッドを移動して右
側の第2テーパ状拡径部材と棒状部材との連結状態を解
除した状態の側断面図、(B)は棒状部材を右側の第2
テーパ状拡径部材から離脱した状態の側断面図、(C)
は1対の弾性チューブ支持部材のそれぞれを互いに離れ
る方向に移動させて弾性チューブを拡径支持体上に装着
した状態の側断面図である。
【図7】図7(A)は棒状部材の外周に拡径支持体を配
置した状態の側断面図、図7(B)は着脱用ロッド及び
棒状部材を移動して右側の第2テーパ状拡径部材と棒状
部材とを連結した状態の側断面図である。
【図8】図8(A)は芯部材を取り出した状態の側断面
図、図8(B)は初期状態の側断面図である。本発明に
係る弾性チューブの拡径方法によって拡径される弾性チ
ューブを示し、(A)は正面図、(B)は右側面図であ
る。
【図9】内部に拡径支持体を収容した従来例の拡径用芯
材の断面図である。
【図10】従来の、弾性チューブを拡径支持体で拡径す
る方法を説明するもので、(A)は拡径用芯材の細径部
に弾性チューブと絶縁体からなるダミー弾性チューブと
を貫通させて配置した状態の概略側面図、(B)は油圧
シリンダのピストンを前進させて弾性チューブ内に大径
部が位置した状態の概略側面図、(C)は油圧シリンダ
のピストンを後退させて状態の概略側面図、(D)は再
度油圧シリンダのピストンを前進させて弾性チューブが
拡径した状態で拡径支持体上に装着された状態の概略側
面図である。
【符号の説明】
1 弾性チューブ 2 芯部材 2a 第1貫通孔(気体供給孔) 2b 第2貫通孔(気体供給孔) 10 拡径装置 10A 左側の拡径装置 10B 右側の拡径装置 17A 第2テーパ状拡径部材(テーパ状拡径部材) 17B 第2テーパ状拡径部材(テーパ状拡径部材) 18A 第1テーパ状拡径部材(テーパ状拡径部材) 18B 第1テーパ状拡径部材(テーパ状拡径部材) 19B 棒状部材 30 拡径支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 23:00 B29L 23:00 Fターム(参考) 4F211 AA45 AD12 AD18 AG03 AG14 AH35 SA11 SC01 SD04 SH18 SJ01 SJ13 SJ22 SJ29 5G355 AA03 BA14 CA06 CA09 5G375 AA02 BA26 BB43 CA02 CA14 CB07 DB32 DB42 EA17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体供給孔を有する芯部材を弾性チューブ
    内に挿入する工程と、前記芯部材の両端の外周面を1対
    のテーパ状拡径部材のテーパ部で支持する工程と、 前記芯部材の前記気体供給孔内から圧縮気体を前記芯部
    材と前記弾性チューブとの界面に形成される隙間に連続
    的に供給する工程と、 前記隙間に圧縮気体を供給しつつ、前記1対のテーパ状
    拡径部材のテーパ部のそれぞれを互いに近づく方向に移
    動させて前記隙間に挿入し、これにより前記1対のテー
    パ状拡径部材のテーパ部と前記弾性チューブとの間に圧
    縮気体を連続的に介在させた状態で前記弾性チューブを
    拡径する工程とを含むことを特徴とする弾性チューブの
    拡径方法。
  2. 【請求項2】前記1対のテーパ状拡径部材の各々が多段
    構造を有し、前記弾性チューブを拡径する工程が、前記
    隙間に圧縮気体を供給しつつ、各段のテーパ状拡径部材
    のテーパ部のそれぞれを順次互いに近づく方向に移動さ
    せて前記隙間に順次挿入するようになっていることを特
    徴とする請求項1記載の弾性チューブの拡径方法。
  3. 【請求項3】1対のテーパ状拡径部材のうち一方のテー
    パ状拡径部材に着脱自在に取り付けられた棒状部材の外
    周に拡径支持体を配置する工程と、 気体供給孔を有する芯部材を弾性チューブ内に挿入する
    工程と、 前記芯部材の両端の外周面を前記1対のテーパ状拡径部
    材のテーパ部で支持する工程と、 前記芯部材の前記気体供給孔内から圧縮気体を前記芯部
    材と前記弾性チューブとの界面に形成される隙間に連続
    的に供給する工程と、 前記隙間に圧縮気体を供給しつつ、前記1対のテーパ状
    拡径部材のテーパ部のそれぞれを互いに近づく方向に移
    動させて前記隙間に挿入し、これにより前記1対のテー
    パ状拡径部材のテーパ部と前記弾性チューブとの間に圧
    縮気体を連続的に介在させた状態で前記弾性チューブを
    拡径する工程と、 前記芯部材と拡径された前記弾性チューブとの隙間に圧
    縮気体を供給しつつ、前記1対のテーパ状拡径部材のそ
    れぞれの外周に配置された1対の弾性チューブ支持部材
    のそれぞれを互いに近づく方向に移動させて前記テーパ
    状拡径部材と前記弾性チューブとの間に挿入する工程
    と、 前記1対の弾性チューブ支持部材と前記弾性チューブと
    の間に圧縮気体を介在させた状態で、前記棒状部材を前
    記一方のテーパ状拡径部材とともに前記拡径支持体が前
    記弾性チューブ内に位置する位置に移動する工程と、 前記棒状部材を前記一方のテーパ状拡径部材から離脱さ
    せる工程と、 前記弾性チューブ支持部材と前記弾性チューブとの間に
    圧縮気体を連続的に介在させた状態で、前記1対の弾性
    チューブ支持部材のそれぞれを互いに離れる方向に移動
    させて前記弾性チューブを前記拡径支持体上に装着する
    工程とを含むことを特徴とする弾性チューブの拡径方
    法。
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