JPH062919U - 絶縁筒拡大治具 - Google Patents

絶縁筒拡大治具

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JPH062919U
JPH062919U JP4409592U JP4409592U JPH062919U JP H062919 U JPH062919 U JP H062919U JP 4409592 U JP4409592 U JP 4409592U JP 4409592 U JP4409592 U JP 4409592U JP H062919 U JPH062919 U JP H062919U
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insulating
cylinder
sheath tube
tube
insulating cylinder
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忠 瀬戸口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック電力ケーブルのプレハブ型接続
部の組立てにおいて、取扱い容易な絶縁筒拡大治具を提
供する。 【構成】 複数の連結シャフト6の両側に、一側に開口
部を有する2枚の連結板5を相対向して、かつシリンダ
4の作動により上記連結シャフト6上を摺動可能に装着
されており、上記連結板5にはそれぞれ絶縁筒1内に挿
入しこれを拡大する拡大金具2が相対向して設けられて
おり、該拡大金具2は絶縁筒の内径より大きい外径を有
し先端に向って縮径したテーパを有する鞘管21と、鞘管
の先端部に位置する弾頭22を具えており、これら鞘管と
弾頭とが分離可能に構成されている絶縁筒拡大治具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプラスチック電力ケーブルのプレハブ型接続部の形成において用いる 絶縁筒の拡大治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
図8は、例えば架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル等のプラスチック電力ケー ブルのプレハブ型接続部の一例の縦断面図である。 図面において、10はプラスチック電力ケーブルで、11はケーブル導体、12は架 橋ポリエチレン等のケーブル絶縁体、13はケーブルの外部半導電層、14は塩化ビ ニル等のプラスチックシースである。15はケーブル導体11を圧縮又は圧着接続す る銅又はアルミニウム等の接続用スリーブ、16は接続用スリーブ15による導体接 続部を内包し、ケーブル絶縁体12上に跨って設けた絶縁筒である。
【0003】 上記絶縁筒16は内側に内部半導電層16a、外側にケーブルの外部半導電層13と 電気的に接続する外部半導電層16bを具えた絶縁ゴムで形成されている。そして 、該絶縁筒16の内径はケーブル絶縁体12の外径より小さく形成されており、治工 具等を用いて径方向に拡大してあらかじめケーブル10上に挿入しておき、接続用 スリーブ15を用いてケーブル導体11を接続した後、前記あらかじめ挿入しておい た絶縁筒16を、接続部中央に治工具と共に移動させ、しかる後、治工具を除去し て絶縁筒16のゴム弾性力によりケーブル絶縁体12上に密着して装着する。17は絶 縁筒16の外側に、両側のケーブルシース14上にわたって施した熱収縮チューブ等 の外部保護層、18,19は外部保護層17とケーブルシース14の間にわたって施した 絶縁テープ巻層及び防水テープ巻層である。
【0004】 上述のように、プレハブ型接続部の形成には、ケーブル絶縁体外径より小さい 内径の絶縁筒を用い、該絶縁筒を治工具等を用いて拡大してケーブル絶縁体上に 挿入し、その弾性力によりケーブル絶縁体上に密着して装着する方法がとられて いるが、絶縁筒を拡大する治工具として未だ適切なものが開発されておらず、取 扱いの容易な治工具の開発が要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の課題を解決した絶縁筒拡大治具を提供するもので、その特徴は 、複数の連結シャフトの両側に、一側に開口部を有する2枚の連結板が相対向し て、かつシリンダの作動により上記連結シャフト上を摺動可能に装着されており 、上記連結板にはそれぞれ絶縁筒内に挿入しこれを拡大する拡大金具が相対向し て設けられており、該拡大金具は絶縁筒の内径より大きい外径を有し先端に向っ て縮径したテーパを有する鞘管と、鞘管の先端部に位置する弾頭を具えており、 これら鞘管と弾頭とが分離可能に構成されていることにある。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の絶縁筒拡大治具の具体例の構成図で、拡大金具が絶縁筒内に挿 入された状態の一部断面をあらわした正面図である。図2(イ)は図1のX1−X1 矢視図、図2(ロ)は図1のX2−X2矢視断面図である。図3は本考案における拡 大金具の上半分縦断面をあらわした正面図である。
【0007】 図面において、1は絶縁ゴム製の絶縁筒で、その内径はケーブル絶縁体外径よ りも小さい。2は拡大金具で、図3に示すように、円筒状の鞘管21とその先端部 に位置する弾頭22を具えている。上記鞘管21は先端に向って縮径したテーパを形 成しており、その基部25には中芯23の係合部26と連結板5に固着するためのボル ト孔27を有している。又弾頭22は鞘管21の中心部を通る中芯23と一体に形成され ており、中芯23の基部28は係合突起29により鞘管基部25の係合部26に係合してお り、両者の係合状態を解くことにより、弾頭22を中芯23と共に鞘管21から引き抜 き両者を分離することができる。24は中芯23引き抜きのために中芯23の基部28に 一体に形成した把手である。
【0008】 上記のような拡大金具2の一対が、鞘管21のボルト孔27に挿通したボルトによ り、相対向する2枚の連結板5に相対向して取付けられており、該連結板5は複 数本の連結シャフト6に複動シリンダ4により連結シャフト6上を摺動可能に装 着されている。従ってシリンダ4の作動により拡大金具2は前進後退が可能とな る。図において、4Aは図の左側の拡大金具用、4Bは図の右側の拡大金具用のシリ ンダである。3は絶縁筒1のセット金具で、そのフランジ部31により、シャフト 7に取付けられている。
【0009】
【作用】
図4〜図7はケーブル上への絶縁筒の装着作業の手順の説明図である。 図4(イ)は絶縁筒1へ拡大金具2を挿入前の状態図、図4(ロ)は絶縁筒1 へ拡大金具2を挿入し、絶縁筒1を拡大した状態図である。シリンダ4を作動さ せて拡大金具2を前進させて、左右の拡大金具2を絶縁筒1内に挿入する。この 際、拡大金具2の先端部には弾頭22を有し、又鞘管21には先端に向って縮径した テーパ部が形成されているので、容易に挿入が可能である。
【0010】 次に、前述の拡大金具2の鞘管21の基部25と中芯23の基部28の係合を解き、把 手24を引張って、図5(イ)に示すように弾頭22を中芯23と共に抜き去る。そし て、図5(ロ)のように、鞘管21の基部25の取付ボルトを除去して連結板5より 取外し、分離する。
【0011】 ついで、上記により弾頭22及び中芯23を抜き去って中空状態になった鞘管21内 部に、図6(イ)のようにケーブル10を挿入し、位置決めを行った後、図6 (ロ)のように、再び連結板5に装着する。 しかる後、シリンダ4をさきとは逆方向に作動させて、図7(イ)のように鞘 管21を矢印の方向に後退させて、鞘管21を引き抜く。この際鞘管21は2つ割り構 造であるので、ケーブルより容易に取り外すことができる。これにより、絶縁筒 1の弾性力により、図7(ロ)のように絶縁筒1をケーブル10の所定の位置に密 着して装着することができる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の絶縁筒拡大治具によれば、拡大金具の2つを相 対向させ、絶縁筒の左右両側から挿入拡大するので、挿入のストロークが半分に なり、軽量、コンパクトで取扱いが容易である。 又拡大金具の鞘管が先端に向って縮径したテーパを形成しており、又その先端 部には弾頭を有するので、絶縁筒への挿入、拡大が容易であり、鞘管のテーパに より、鞘管の引き抜き時も絶縁筒のゴム弾性圧力で容易に引き抜くことができる 等の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の絶縁筒拡大治具の具体例の構成図で、
拡大金具が絶縁筒内に挿入された状態の一部断面をあら
わした正面図である。
【図2】図2(イ)は図1のX1−X1矢視図、図2(ロ)
は図1のX2−X2矢視断面図である。
【図3】本考案における拡大金具の上半分断面をあらわ
した正面図である。
【図4】ケーブル上への絶縁筒の装着作業の手順の説明
図で、図4(イ)は絶縁筒へ拡大金具を挿入前の状態
図、図4(ロ)は拡大金具を挿入して絶縁筒を拡大した
状態図である。
【図5】ケーブル上への絶縁筒の装着作業の手順の説明
図で、図5(イ)は拡大金具の弾頭を中芯と共に抜き去
った状態図、図5(ロ)は鞘管を連結板より取外し、分
離した状態図である。
【図6】ケーブル上への絶縁筒の装着作業の手順の説明
図で、図6(イ)は拡大金具の鞘管内へケーブルを挿入
した状態図、図6(ロ)は絶縁筒の位置決めを行ない、
再び連結板へ装着した状態図である。
【図7】ケーブル上への絶縁筒の装着作業の手順の説明
図で、図7(イ)は拡大金具の鞘管の抜き取り作業の状
態図、図7(ロ)は拡大金具を除去し、絶縁筒をケーブ
ル上へ装着した状態図である。
【図8】プラスチック電力ケーブルのプレハブ型接続部
の一例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁筒 2 拡大金具 21 鞘管 22 弾頭 23 中芯 24 把手 3 セット金具 4 複動シリンダ 5 連結板 6 連結シャフト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の連結シャフトの両側に、一側に開
    口部を有する2枚の連結板が相対向して、かつシリンダ
    の作動により上記連結シャフト上を摺動可能に装着され
    ており、上記連結板にはそれぞれ絶縁筒内に挿入しこれ
    を拡大する拡大金具が相対向して設けられており、該拡
    大金具は絶縁筒の内径より大きい外径を有し先端に向っ
    て縮径したテーパを有する鞘管と、鞘管の先端部に位置
    する弾頭を具えており、これら鞘管と弾頭とが分離可能
    に構成されていることを特徴とする絶縁筒拡大治具。
JP1992044095U 1992-06-01 1992-06-01 絶縁筒拡大治具 Expired - Fee Related JP2575299Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002186161A (ja) * 2000-12-14 2002-06-28 Merushisu:Kk 弾性チューブの拡径方法及び装置
JP2002307556A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Merushisu:Kk 弾性チューブの拡径方法

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