JP3140815B2 - チューブローラ製造装置 - Google Patents

チューブローラ製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、案内ロッドにチューブ
を自動的に挿入する工程を実施するための自動挿入機構
を備えたチューブローラ製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子複写機等の定着装置に、表面にフッ
素樹脂チューブを被覆したいわゆるチューブローラが使
用されている。このチューブローラの一例を図10に示
す。図において、1はチューブローラの全体を示し、こ
のチューブローラ1は、芯金2に弾性材としての合成ゴ
ム3が被覆されている。そして、チューブローラ1の寿
命を延ばすために、合成ゴム3の表面に、さらにフッ素
樹脂チューブ4が被覆されている。このフッ素樹脂チュ
ーブ4の被覆は、金属パイプ内に該チューブ4を挿入
し、その両端部をパイプの外側に折り返したものを用い
てなされる。この工程は、従来では次のように実施され
ている。図9は、チューブローラ製造装置の一部を示す
概略図であるが、該装置で上記のチューブ折り返し工程
を実施するに先立ち、フッ素樹脂チューブ4を案内ロッ
ド5に挿入する工程がある。
【0003】即ち、図9において、チューブローラ製造
装置10のベット上に、左右一対のチューブ折り返しユ
ニット、例えば図示左側のチューブ折り返しユニット1
1を使用してチューブ挿入工程が行なわれる。この場
合、案内ロッド5に対して、作業者13がフッ素樹脂チ
ューブ4を手作業により挿入している。このフッ素樹脂
チューブ4の挿入後、パイプ載置台14にセットした金
属パイプ15に対して左右からチューブ折り返しユニッ
ト11,12を作動させて金属パイプ15の両端部の外
側にフッ素樹脂チューブ4の余長部を折り返す。この折
り返し工程の詳細を図4ないし図6を参照して説明す
る。まず、図4に示すように、金属パイプ15内に手作
業で挿入されたフッ素樹脂チューブ4の両端部に対し
て、チューブ折り返しユニット11,12の爪16が挿
入される。この爪16は、円周方向に等分割、例えば、
4分割されている。次いで、図5に示すように、爪16
が半径方向外方に開き、フッ素樹脂チューブ4の両端部
4aを拡径する。次いで、図6に示すように、爪16が
前進し、フッ素樹脂チューブ4の両端部4aを金属パイ
プ15の外周端部に覆い被せる。上記のような工程を経
て、フッ素樹脂チューブ4の両端部4aが金属パイプ1
5の外周端部に折り返されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なチューブローラ製造装置においては、チューブ折り返
し工程の準備作業として、手作業によりフッ素樹脂チュ
ーブ4を案内ロッド5に被せるため、チューブローラの
製造時間及び工数がかかり、製造能率を上げることが困
難であった。また、フッ素樹脂チューブ4の両端部4a
を爪16により折り返す際に、フッ素樹脂チューブ4自
体の滑動性から、爪16が該チューブ4の両端部4aか
ら滑落(外れ)してしまう場合があった。このような
を防止するために、図7に示すように爪16に、先端
に向かって拡径するようなテーパ部16aを設けたり、
あるいは図8に示すように、爪16の先端に膨出部16
bを形成してフッ素樹脂チューブ4が外れないようにし
ている。しかしながら、爪16の形状を上記のようにす
ると、図6に示した折り返し工程において、該爪16が
フッ素樹脂チューブ4の肉厚内に喰い込んでしまい、正
規の折り返しができないという解決すべき課題があっ
た。本発明は、上記のような課題を解決するためになさ
れたもので、チューブ折り返し工程に先立つ準備作業と
しての案内ロッドへのチューブ挿入を、手作業によるこ
となく、機械により自動的に行なえるようにし、生産能
率の向上を図るとともに、爪の形状を変えることなく、
チューブ折り返し工程で該爪からフッ素樹脂チューブの
端部が外れることを防止したチューブローラ製造装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、扁平なチュー
ブが載置されるチューブ載置台と、該載置されている扁
平なチューブを円筒状に形成すべく該チューブに挿入さ
れ、該チューブを円筒体の内部へ案内する案内ロッド
と、該案内ロッドの周囲に同心的に配されてチューブの
端部に挿入され、該端部を拡径して前進することにより
該端部を円筒体の周面上に折り返す爪部材とを備えるチ
ューブローラ製造装置において、扁平なチューブの端部
に対向させて吸着される少なくとも一対の真空パッドを
有し、各真空パッドを離間させて該端部を案内ロッドを
挿入させるために開口するチューブ開口手段と、爪部材
にて拡径されているチューブの端部を該爪部材と共に挟
持すべく押圧するチューブの外れ防止用エアシリンダと
を含むことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のチューブローラ製造装置は、扁平なフ
ッ素樹脂チューブの端部を真空パッドを離間させて開口
させ、この開口端部に案内ロッドが挿入されるようにし
たので、チューブ折り返し工程前のチューブ挿入工程を
自動化することができる。このため、最終製品としての
チューブローラの製造時間の短縮化、工数の削減などに
より生産能率を向上させることができる。また、チュー
の端部を爪部材と共に挟持する外れ防止用エアシリン
ダを設けたので、爪部材から前記チューブの拡径端部が
外れるということがなくなり、チューブ折り返し工程を
スムースに実施できる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図を参照して詳
細に説明する。図1に本発明のチューブローラ製造装置
の要部の概略を斜視図により示す。図において、チュー
ブ載置台20は、載置台移動用エアシリンダ22により
ガイドレール21に沿って移動可能に設けられている。
このチューブ載置台20上には、フッ素樹脂チューブ4
が扁平状態で載置される。また、チューブ載置台20の
図示前方端部には、真空パッド23を備えたチューブ押
さえ用エアシリンダ24が設けられている。このチュー
ブ押さえ用エアシリンダ24は、チューブ載置台20の
側壁25に取り付けられている。上記の真空パッド23
は、扁平なフッ素樹脂チューブ4の上下に、図示では上
部2箇所、下部2箇所の合計4箇所に配置されている。
そして、上部の真空パッド23は、ベンチュリー装置2
6aに取り付けられ、このベンチュリー装置26aがチ
ューブ押さえ用エアシリンダ24のピストンロッド27
に固定されている。該ベンチュリー装置26aは、供給
管28aを介して図示しない真空ポンプに接続されてい
る。
【0008】他方、下部の真空パッド23は、上部と別
個に設けたベンチュリー装置26bに接続され、このベ
ンチュリー装置26bは、供給管28bを介して図示し
ない真空ポンプに接続されている。上記フッ素樹脂チュ
ーブ4の中心軸線に合わせて、先細の先端部5aを有す
る案内ロッド5が配置され、この案内ロッド5は、図9
に示したチューブ折り返しユニット11,12に取り付
けられている。なお、図1中の符号15は、図示を省略
したパイプ載置台に載置セットされる金属パイプであ
る。
【0009】次に、上記のチューブローラ製造装置にお
いて、フッ素樹脂チューブ4に自動的に案内ロッド5が
挿入される動作について説明する。まず、フッ素樹脂チ
ューブ4をチューブ載置台20上に載せる。次いで、チ
ューブ押さえ用エアシリンダ24を作動させる。これに
より該エアシリンダ24のピストンロッド27が下降す
る。同時に、該ピストンロッド27の先端部に取り付け
たベンチュリー装置26a,26bの真空引きが始ま
り、真空パッド23によりフッ素樹脂チューブ4の外面
を吸着する。次に、載置台移動用エアシリンダ22を作
動させる。これによりチューブ載置台20がガイドレー
ル21に沿って前進し、図1に示す位置、即ち、案内ロ
ッド5の中心軸線とフッ素樹脂チューブ4との中心軸線
が一致する位置で停止する。次に、チューブ押さえ用エ
アシリンダ24のピストンロッド27が上昇する。これ
により上部のベンチュリー装置26aに取り付けられた
真空パッド23がピストンロッド27の上昇に随伴して
上方に移動し、該真空パッド23に吸着されたフッ素樹
脂チューブ4の端部を開口させる。
【0010】なお、この場合、下部のベンチュリー装置
26bに取り付けられた真空パッド23は、フッ素樹脂
チューブ4の下方の外面を吸着し、該チューブ4全体が
上方に移動しないように支持する役目を果している。次
に、図9に示したチューブ折り返しユニット11,12
を作動させ、案内ロッド5を前進させ、端部を開口させ
たフッ素樹脂チューブ4に挿入する。このフッ素樹脂チ
ューブ4内に、全体的に案内ロッド5が挿入された後、
ベンチュリー装置26a,26bの真空引きを解除し、
チューブ載置台20を初期位置まで後退させる。以上に
より案内ロッド5へのフッ素樹脂チューブ4の自動挿入
作業を終了する。なお、これらの動作は、図示しないチ
ューブローラ製造装置内に設けた電気回路によりシーケ
ンス制御がなされるように構成されている。上記のフッ
素樹脂チューブ4の自動挿入の準備作業が終了した後、
図9に示したチューブ折り返しユニット11を作動さ
せ、金属パイプ15内に案内ロッド5を前進させる。
【0011】次いで、チューブ折り返しユニット11の
爪16を半径方向外方に開いて、フッ素樹脂チューブ4
の両端部を図2に示すように拡径させる。この場合に、
各爪16に対向して円周方向に配置された滑落防止用エ
アシリンダ29が作動し、フッ素樹脂チューブ4の両端
部を押さえる。このため、次いで行なわれる爪16の前
進作用によるフッ素樹脂チューブ4の折り返し作業の際
に、該爪16が該チューブ4の拡径端部からの滑落が防
止される。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明のチューブローラ
製造装置は、扁平なチューブの端部を真空バッドにて開
口させ、チューブに案内ロッドを挿入するようにしたの
で、チューブ折り返し工程前のチューブ挿入工程を自動
化することができる。このため、最終製品としてのチュ
ーブローラの製造時間の短縮化、工数の削減などにより
生産能率を向上させることができる。また、チューブ折
り返し工程の際に、爪部材と外れ防止用エアシリンダに
よりチューブ端部を挟持するので、爪部材から前記チュ
ーブの拡径端部が外れるということがなくなり、チュー
ブ折り返し工程をスムースに実施できるなどの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチューブローラ製造装置の要部の概略
を示す斜視図である。
【図2】本発明のチューブローラ製造装置におけるチュ
ーブ折り返し工程を実施するための爪と拡径端部押さえ
用エアシリンダとの関係を示す正面図である。
【図3】上記図2におけるチューブローラ製造装置の側
面図である。
【図4】従来のチューブローラ製造装置におけるチュー
ブ折り返し工程を説明するための初期状態を示す正面図
である。
【図5】上記チューブローラ装置における爪によりチュ
ーブ両端部を拡径している状態の正面図である。
【図6】上記爪によりチューブ両端部を折り返している
状態の正面図である。
【図7】従来の爪の一例を示す断面図である。
【図8】従来の爪の他の一例を示す断面図である。
【図9】従来のチューブローラ製造装置の要部の概略を
示す正面図である。
【図10】上記チューブローラ製造装置によって製作さ
れるチューブローラの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
4 フッ素樹脂チューブ 5 案内ロッド 16 爪 20 チューブ載置台 22 載置台移動用エアシリンダ 23 真空パッド 24 チューブ押さえ用エアシリンダ 26a,26b ベンチュリー装置 29 滑落防止用エアシリンダ
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−95212(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29D 31/00 B29C 69/00 G03G 15/20 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平なチューブが載置されるチューブ載
    置台と、該載置されている扁平なチューブを円筒状に形
    成すべく該チューブに挿入され、該チューブを円筒体の
    内部へ案内する案内ロッドと、該案内ロッドの周囲に同
    心的に配されて前記チューブの端部に挿入され、該端部
    を拡径して前進することにより該端部を前記円筒体の周
    面上に折り返す爪部材とを備えるチューブローラ製造装
    置において、 前記扁平なチューブの端部に対向させて吸着される少な
    くとも一対の真空パッドを有し、各真空パッドを離間さ
    せて該端部を前記案内ロッドを挿入させるために開口す
    るチューブ開口手段と、 前記爪部材にて拡径されている前記チューブの端部を該
    爪部材と共に挟持すべく押圧するチューブの外れ防止用
    エアシリンダとを含むことを特徴とするチューブローラ
    製造装置。
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