JPH05220841A - チューブ折り返し装置 - Google Patents
チューブ折り返し装置Info
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- JPH05220841A JPH05220841A JP2665392A JP2665392A JPH05220841A JP H05220841 A JPH05220841 A JP H05220841A JP 2665392 A JP2665392 A JP 2665392A JP 2665392 A JP2665392 A JP 2665392A JP H05220841 A JPH05220841 A JP H05220841A
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 54
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 abstract description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 25
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
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- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 チューブをしわを発生させずに確実にパイプ
へ折り返す。 【構成】 チューブ2に挿入したチューブ挿入ロッド2
5をパイプ1内に配し、この挿入ロッド25の先端に案
内ロッド32を当接させると、案内ロッド32の押圧力
でチューブ挿入ロッド25の一部である当接部31のみ
が弾性的に後退する。従って、案内ロッド32をチュー
ブ2端部に確実に挿入することができるので、チューブ
2端部を爪33,34にてパイプ1端部に折り返すこと
ができる。また、チューブ挿入ロッド25自体を後退さ
せないので、チューブ2の他端にしわも発生することが
ない。
へ折り返す。 【構成】 チューブ2に挿入したチューブ挿入ロッド2
5をパイプ1内に配し、この挿入ロッド25の先端に案
内ロッド32を当接させると、案内ロッド32の押圧力
でチューブ挿入ロッド25の一部である当接部31のみ
が弾性的に後退する。従って、案内ロッド32をチュー
ブ2端部に確実に挿入することができるので、チューブ
2端部を爪33,34にてパイプ1端部に折り返すこと
ができる。また、チューブ挿入ロッド25自体を後退さ
せないので、チューブ2の他端にしわも発生することが
ない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ内に挿入したチ
ューブの端部をしわを発生させずに、確実にこのパイプ
両端部に折り返すことができるチューブ折り返し装置に
関するものである。
ューブの端部をしわを発生させずに、確実にこのパイプ
両端部に折り返すことができるチューブ折り返し装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子複写機等の定着装置として、表面に
フッ素樹脂チューブを被覆した、いわゆるチューブロー
ラが使用されている。このチューブローラは次のように
製作されている。即ち、図4において、10はチューブ
ローラの製作に用いられるチューブ折り返し装置であ
り、左右一対のチューブ折り返しユニット11,12を
有している。これらのチューブ折り返しユニット11,
12はチューブ挿入ロッド13,14を有し、これらチ
ューブ挿入ロッド13,14は前進及び後退可能にエア
シリンダ15に連結されている。各チューブ挿入ロッド
13,14上には折り返し用の爪3が配されている。爪
3は複数に分割されて拡径及び縮径可能な構造を有し、
拡径機構17に取り付けられている。チューブ挿入ロッ
ド13,14の間にはパイプ載置台16が設けられ、こ
のパイプ載置台16上には金属パイプ1が載置されてい
る。
フッ素樹脂チューブを被覆した、いわゆるチューブロー
ラが使用されている。このチューブローラは次のように
製作されている。即ち、図4において、10はチューブ
ローラの製作に用いられるチューブ折り返し装置であ
り、左右一対のチューブ折り返しユニット11,12を
有している。これらのチューブ折り返しユニット11,
12はチューブ挿入ロッド13,14を有し、これらチ
ューブ挿入ロッド13,14は前進及び後退可能にエア
シリンダ15に連結されている。各チューブ挿入ロッド
13,14上には折り返し用の爪3が配されている。爪
3は複数に分割されて拡径及び縮径可能な構造を有し、
拡径機構17に取り付けられている。チューブ挿入ロッ
ド13,14の間にはパイプ載置台16が設けられ、こ
のパイプ載置台16上には金属パイプ1が載置されてい
る。
【0003】以上の構成を有するチューブ折り返し装置
において、作業者4は、先ず、一方のチューブ挿入ロッ
ド13をフッ素樹脂チューブ2に一端側より手作業によ
り挿入する。その後、パイプ載置台16上の金属パイプ
1に対して左右からチューブ折り返しユニット11,1
2を作動させてフッ素樹脂チューブ2を挿入すると共に
このチューブ2の他端側に他方のチューブ挿入ロッド1
3を挿入し、終了後、金属パイプ1の両端部の外周上に
フッ素樹脂チューブ2の両端部を折り返す。つまり、図
6及び図7に示すように、爪3,3を拡径機構17にて
拡径させてフッ素樹脂チューブ2の両端部を拡張し、拡
径機構17,17を相互に接近させることにより爪3,
3を前進させる。これにより、金属パイプ1の両端部の
外周上にフッ素樹脂チューブ2の両端部が折り返され
る。
において、作業者4は、先ず、一方のチューブ挿入ロッ
ド13をフッ素樹脂チューブ2に一端側より手作業によ
り挿入する。その後、パイプ載置台16上の金属パイプ
1に対して左右からチューブ折り返しユニット11,1
2を作動させてフッ素樹脂チューブ2を挿入すると共に
このチューブ2の他端側に他方のチューブ挿入ロッド1
3を挿入し、終了後、金属パイプ1の両端部の外周上に
フッ素樹脂チューブ2の両端部を折り返す。つまり、図
6及び図7に示すように、爪3,3を拡径機構17にて
拡径させてフッ素樹脂チューブ2の両端部を拡張し、拡
径機構17,17を相互に接近させることにより爪3,
3を前進させる。これにより、金属パイプ1の両端部の
外周上にフッ素樹脂チューブ2の両端部が折り返され
る。
【0004】しかしながら、上記した従来のチューブ折
り返し装置10では、作業者4が手作業によりフッ素樹
脂チューブ2にチューブ挿入ロッド13を挿入させるた
め、チューブ折り返し作業の作業効率が悪く、従って、
チューブローラの製造効率も低下してしまう欠点があっ
た。そこで、上記のチューブ挿入ロッド13をフッ素樹
脂チューブ2に挿入する作業を自動化すべく、この挿入
ロッド13の挿入方向に対して直角方向に往復動可能な
チューブ載置台と、このチューブ載置台上に載置された
フッ素樹脂チューブの一端部を吸着し、この一端部を開
口させる真空パッド等を備えるチューブ折り返し装置を
提案した。即ち、この装置によれば、扁平に押し潰され
ているフッ素樹脂チューブの一端部を真空パッドにて開
口させることができるので、この開口端部を介してチュ
ーブ挿入ロッドをフッ素樹脂チューブに自動的に挿入す
ることができる。
り返し装置10では、作業者4が手作業によりフッ素樹
脂チューブ2にチューブ挿入ロッド13を挿入させるた
め、チューブ折り返し作業の作業効率が悪く、従って、
チューブローラの製造効率も低下してしまう欠点があっ
た。そこで、上記のチューブ挿入ロッド13をフッ素樹
脂チューブ2に挿入する作業を自動化すべく、この挿入
ロッド13の挿入方向に対して直角方向に往復動可能な
チューブ載置台と、このチューブ載置台上に載置された
フッ素樹脂チューブの一端部を吸着し、この一端部を開
口させる真空パッド等を備えるチューブ折り返し装置を
提案した。即ち、この装置によれば、扁平に押し潰され
ているフッ素樹脂チューブの一端部を真空パッドにて開
口させることができるので、この開口端部を介してチュ
ーブ挿入ロッドをフッ素樹脂チューブに自動的に挿入す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
改良したチューブ折り返し装置においては、次のような
解決すべき課題が発生した。即ち、図5は、改良したチ
ューブ折り返し装置の一部を示す断面図であり、チュー
ブ挿入ロッド5は、エアシリンダ6により軸方向に進退
する。そして、矢印の方向に前進すると、チューブ挿
入ロッド5は、先ず、真空パッドにて開口されているフ
ッ素樹脂チューブ2内に挿入され、更に前進すると、金
属パイプ1にチューブ2と共に挿入され、該挿入ロッド
5の先端部がパイプ1の出口端側に配置された案内ロッ
ド7に当接される。さて、このようにチューブ挿入ロッ
ド5を案内ロッド7に当接させた後には、案内ロッド7
側の爪8を該ロッド7と共に前進させてフッ素樹脂チュ
ーブ2の端部に押し込む必要があるので、少なくとも爪
8を前進させる距離だけチューブ挿入ロッド5を矢印
方向へ後退させなければならない。
改良したチューブ折り返し装置においては、次のような
解決すべき課題が発生した。即ち、図5は、改良したチ
ューブ折り返し装置の一部を示す断面図であり、チュー
ブ挿入ロッド5は、エアシリンダ6により軸方向に進退
する。そして、矢印の方向に前進すると、チューブ挿
入ロッド5は、先ず、真空パッドにて開口されているフ
ッ素樹脂チューブ2内に挿入され、更に前進すると、金
属パイプ1にチューブ2と共に挿入され、該挿入ロッド
5の先端部がパイプ1の出口端側に配置された案内ロッ
ド7に当接される。さて、このようにチューブ挿入ロッ
ド5を案内ロッド7に当接させた後には、案内ロッド7
側の爪8を該ロッド7と共に前進させてフッ素樹脂チュ
ーブ2の端部に押し込む必要があるので、少なくとも爪
8を前進させる距離だけチューブ挿入ロッド5を矢印
方向へ後退させなければならない。
【0006】しかし、チューブ挿入ロッド5を後退させ
ると、それに伴ってフッ素樹脂チューブ2も後退するの
で、チューブ挿入ロッド5後端と爪3との間に位置する
フッ素樹脂チューブ2の端部にしわ2aが発生し、不良
チューブローラが製造されてしまう欠点があった。ま
た、フッ素樹脂チューブ2が後退する場合には該チュー
ブ2の端部が案内ロッド7より外れることがあるため、
爪8のチューブ2端部への押し込みが不能となり、チュ
ーブ2を折り返すことができなかった。本発明は、上記
のような課題を解決するためになされたもので、チュー
ブをしわを発生させることなく、しかも確実に折り返す
ことができるチューブ折り返し装置を提供することを目
的とするものである。
ると、それに伴ってフッ素樹脂チューブ2も後退するの
で、チューブ挿入ロッド5後端と爪3との間に位置する
フッ素樹脂チューブ2の端部にしわ2aが発生し、不良
チューブローラが製造されてしまう欠点があった。ま
た、フッ素樹脂チューブ2が後退する場合には該チュー
ブ2の端部が案内ロッド7より外れることがあるため、
爪8のチューブ2端部への押し込みが不能となり、チュ
ーブ2を折り返すことができなかった。本発明は、上記
のような課題を解決するためになされたもので、チュー
ブをしわを発生させることなく、しかも確実に折り返す
ことができるチューブ折り返し装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のチューブ折り返
し装置は、チューブ挿入ロッドの先端に案内ロッドの当
接で弾性的に後退する弾性後退部を設けたことを特徴と
している。
し装置は、チューブ挿入ロッドの先端に案内ロッドの当
接で弾性的に後退する弾性後退部を設けたことを特徴と
している。
【0008】
【作用】チューブに挿入したチューブ挿入ロッドをパイ
プ内に配し、この挿入ロッドの先端に案内ロッドを当接
させると、案内ロッドの押圧力でチューブ挿入ロッドの
一部である弾性後退部のみが弾性的に後退する。従っ
て、案内ロッドをチューブ端部に確実に挿入することが
できるので、チューブ端部を爪にてパイプ端部に折り返
すことができる。また、チューブ挿入ロッド自体を後退
させないので、チューブの他端にしわも発生することが
ない。
プ内に配し、この挿入ロッドの先端に案内ロッドを当接
させると、案内ロッドの押圧力でチューブ挿入ロッドの
一部である弾性後退部のみが弾性的に後退する。従っ
て、案内ロッドをチューブ端部に確実に挿入することが
できるので、チューブ端部を爪にてパイプ端部に折り返
すことができる。また、チューブ挿入ロッド自体を後退
させないので、チューブの他端にしわも発生することが
ない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して詳細に
説明する。図1は本発明に係るチューブ折り返し装置の
チューブ挿入ロッドを含む要部の断面図である。図にお
いて、チューブ挿入ロッド25は筒状の本体26を有
し、この本体26の先端側には中空部27が形成されて
いる。この中空部27にはコイルスプリング28が収容
され、コイルスプリング28の一端には円筒状の移動部
29が係止されている。この移動部29はコイルスプリ
ング28の弾性力を受けているが、中空部27の開口位
置でストッパにて抜け出しが防止されている。移動部2
9には連結軸30を介して当接部31が一体的に連結さ
れている。
説明する。図1は本発明に係るチューブ折り返し装置の
チューブ挿入ロッドを含む要部の断面図である。図にお
いて、チューブ挿入ロッド25は筒状の本体26を有
し、この本体26の先端側には中空部27が形成されて
いる。この中空部27にはコイルスプリング28が収容
され、コイルスプリング28の一端には円筒状の移動部
29が係止されている。この移動部29はコイルスプリ
ング28の弾性力を受けているが、中空部27の開口位
置でストッパにて抜け出しが防止されている。移動部2
9には連結軸30を介して当接部31が一体的に連結さ
れている。
【0010】かかる構造のチューブ挿入ロッド25は、
後述するように前進し、フッ素樹脂チューブ2に挿入さ
れて更にパイプ1に挿入され、その先端の当接部31が
一方のチューブ折り返しユニット側の案内ロッド32に
当接される。その後はチューブ挿入ロッド25が後退さ
れず、案内ロッド32と共に爪33が前進する。この場
合案内ロッド32はチューブ挿入ロッド25の当接部3
1を押圧し、移動部29を中空部27に押し込みつつ前
進する。従って、爪33をフッ素樹脂チューブ2端部に
確実に押し込むことができる。また、チューブ挿入ロッ
ド25を後退させないので、フッ素樹脂チューブ2の爪
34側の端部にしわが発生しない。
後述するように前進し、フッ素樹脂チューブ2に挿入さ
れて更にパイプ1に挿入され、その先端の当接部31が
一方のチューブ折り返しユニット側の案内ロッド32に
当接される。その後はチューブ挿入ロッド25が後退さ
れず、案内ロッド32と共に爪33が前進する。この場
合案内ロッド32はチューブ挿入ロッド25の当接部3
1を押圧し、移動部29を中空部27に押し込みつつ前
進する。従って、爪33をフッ素樹脂チューブ2端部に
確実に押し込むことができる。また、チューブ挿入ロッ
ド25を後退させないので、フッ素樹脂チューブ2の爪
34側の端部にしわが発生しない。
【0011】次に、上記のような構成のチューブ挿入ロ
ッド25を備えたチューブ折り返し装置について、図3
を参照して説明する。図3はチューブ折り返し装置の全
体を概略的に示した平面図である。この図において20
はキャスタ35により移動可能なフレームであり、この
フレーム20は支持脚36により床面37に固定も可能
である。このフレーム20上にはベット38が設けら
れ、このベット38上に左右一対のチューブ折り返しユ
ニット39,40が設けられている。
ッド25を備えたチューブ折り返し装置について、図3
を参照して説明する。図3はチューブ折り返し装置の全
体を概略的に示した平面図である。この図において20
はキャスタ35により移動可能なフレームであり、この
フレーム20は支持脚36により床面37に固定も可能
である。このフレーム20上にはベット38が設けら
れ、このベット38上に左右一対のチューブ折り返しユ
ニット39,40が設けられている。
【0012】左側のチューブ折り返しユニット39は、
図1に示したチューブ挿入ロッド25を有し、この挿入
ロッド25の後端側外周には円周方向に等分割されてい
るチューブ折り返し用の爪34が配置されている。ま
た、このチューブ折り返しユニット39はチューブ挿入
ロッド25の後端を支持する支柱41を有し、この支柱
41はボールねじ送り機構42に取付けられている。一
方、爪34は拡径機構43に取付けられて径方向に移動
できる構成となっており、拡径機構43にはエアシリン
ダ44にて爪34側に突出してフッ素樹脂チューブ2の
端部を押圧するチューブ固定部材45が取付けられてい
る。
図1に示したチューブ挿入ロッド25を有し、この挿入
ロッド25の後端側外周には円周方向に等分割されてい
るチューブ折り返し用の爪34が配置されている。ま
た、このチューブ折り返しユニット39はチューブ挿入
ロッド25の後端を支持する支柱41を有し、この支柱
41はボールねじ送り機構42に取付けられている。一
方、爪34は拡径機構43に取付けられて径方向に移動
できる構成となっており、拡径機構43にはエアシリン
ダ44にて爪34側に突出してフッ素樹脂チューブ2の
端部を押圧するチューブ固定部材45が取付けられてい
る。
【0013】他方のチューブ折り返しユニット40は、
図1に示した案内ロッド32を有し、この案内ロッド3
2の外周には前述した構成の爪33が配置されている。
この爪33は同様に拡径機構43に取付けられ、拡径機
構43にはエアシリンダ44及びチューブ固定部材45
が取付けられている。案内ロッド32は支柱41にて支
持され、この支柱41はリニアモータ送り機構46に取
付けられている。案内ロッド32先端の近傍には、ベッ
ト38に固定されたパイプ載置台47が配設され、この
載置台47上のパイプ1はパイプ押さえアーム53によ
り固定的に支持される。パイプ載置台47はV字状の溝
を有し、この溝にパイプ1を載せることで、正確に案内
ロッド32(チューブ挿入ロッド25)の中心軸線と一
致する、いわゆる芯出しができる構成となっている。
図1に示した案内ロッド32を有し、この案内ロッド3
2の外周には前述した構成の爪33が配置されている。
この爪33は同様に拡径機構43に取付けられ、拡径機
構43にはエアシリンダ44及びチューブ固定部材45
が取付けられている。案内ロッド32は支柱41にて支
持され、この支柱41はリニアモータ送り機構46に取
付けられている。案内ロッド32先端の近傍には、ベッ
ト38に固定されたパイプ載置台47が配設され、この
載置台47上のパイプ1はパイプ押さえアーム53によ
り固定的に支持される。パイプ載置台47はV字状の溝
を有し、この溝にパイプ1を載せることで、正確に案内
ロッド32(チューブ挿入ロッド25)の中心軸線と一
致する、いわゆる芯出しができる構成となっている。
【0014】再び、図3に戻って、ベット38の略中央
部には、チューブ載置台48が配置されている。このチ
ューブ載置台48は、図示しないエアシリンダによりベ
ット38を直角に横切る方向に移動できるようになって
いる。チューブ載置台48上には、フッ素樹脂チューブ
2が扁平な状態で載置される。このフッ素樹脂チューブ
2の一端を開口させるために、上下一対のチューブ開口
装置49,50が設けられている。これらのチューブ開
口装置49,50は、真空吸着パッド49a,50aを
備え、図示しない真空ポンプに接続されている。そし
て、真空吸着パッド49a,50aは、エアシリンダ5
1に取付けられ、そのロッドが下方向に突出し、フッ素
樹脂チューブ2の端部を吸着した後、上方に移動され、
これによりフッ素樹脂チューブ2の端部を開口させるこ
とができる。
部には、チューブ載置台48が配置されている。このチ
ューブ載置台48は、図示しないエアシリンダによりベ
ット38を直角に横切る方向に移動できるようになって
いる。チューブ載置台48上には、フッ素樹脂チューブ
2が扁平な状態で載置される。このフッ素樹脂チューブ
2の一端を開口させるために、上下一対のチューブ開口
装置49,50が設けられている。これらのチューブ開
口装置49,50は、真空吸着パッド49a,50aを
備え、図示しない真空ポンプに接続されている。そし
て、真空吸着パッド49a,50aは、エアシリンダ5
1に取付けられ、そのロッドが下方向に突出し、フッ素
樹脂チューブ2の端部を吸着した後、上方に移動され、
これによりフッ素樹脂チューブ2の端部を開口させるこ
とができる。
【0015】次に、上記チューブ折り返し装置の動作を
説明する。先ず、ベット38の中央部のチューブ載置台
48に、扁平なフッ素樹脂チューブ2を載せる。また、
ベット38の右側のパイプ載置台47にはパイプ1を載
せ、このパイプ1をパイプ押さえアーム53により固定
する。次に、図示しない操作盤上のスイッチを投入し、
チューブ載置台48を直角方向に移動させる。チューブ
載置台48はチューブ挿入ロッド25の中心軸とV字状
溝48aの中央が一致した位置で移動を停止する。次い
で、チューブ開口装置49,50が作動を開始し、エア
シリンダ51を介して真空吸着パッド49a,50aが
下降し、フッ素樹脂チューブ2の端部を吸着する。この
吸着後、真空吸着パッド49a,50aは所定位置まで
上昇して停止する。これにより扁平なフッ素樹脂チュー
ブ2の端部が開口されることになる。
説明する。先ず、ベット38の中央部のチューブ載置台
48に、扁平なフッ素樹脂チューブ2を載せる。また、
ベット38の右側のパイプ載置台47にはパイプ1を載
せ、このパイプ1をパイプ押さえアーム53により固定
する。次に、図示しない操作盤上のスイッチを投入し、
チューブ載置台48を直角方向に移動させる。チューブ
載置台48はチューブ挿入ロッド25の中心軸とV字状
溝48aの中央が一致した位置で移動を停止する。次い
で、チューブ開口装置49,50が作動を開始し、エア
シリンダ51を介して真空吸着パッド49a,50aが
下降し、フッ素樹脂チューブ2の端部を吸着する。この
吸着後、真空吸着パッド49a,50aは所定位置まで
上昇して停止する。これにより扁平なフッ素樹脂チュー
ブ2の端部が開口されることになる。
【0016】次に、ボールねじ送り機構42が作動し、
チューブ折り返しユニット39全体が移動するので、チ
ューブ挿入ロッド25がフッ素樹脂チューブ2の開口端
部に向かって前進し、該チューブ2内に入る。ここで、
チューブ挿入ロッド25が完全に挿入されると、真空吸
着パッド49a,50aは、真空吸着を開放し、初期位
置まで退避する。一方、エアシリンダ44の作動により
チューブ固定部材45が突出し、該チューブ2の端部を
爪34上で押さえる。その後、チューブ載置台48が直
角方向に退避して初期位置に戻った後、ボールねじ送り
機構42によりチューブ折り返しユニット39が更に移
動し、パイプ載置台47上のパイプ1に、チューブ挿入
ロッド25が挿入される。この挿入ロッド25の先端の
当接部31がパイプ1を貫通し、右側のチューブ折り返
しユニット40の案内ロッド32に当接すると、当接部
31は、コイルスプリング28の弾性力に抗して若干後
退する。この状態でチューブ挿入ロッド25は後退され
ずに、前進状態で維持されている。従って、フッ素樹脂
チューブ2の爪34側の端部にしわが発生することがな
い。
チューブ折り返しユニット39全体が移動するので、チ
ューブ挿入ロッド25がフッ素樹脂チューブ2の開口端
部に向かって前進し、該チューブ2内に入る。ここで、
チューブ挿入ロッド25が完全に挿入されると、真空吸
着パッド49a,50aは、真空吸着を開放し、初期位
置まで退避する。一方、エアシリンダ44の作動により
チューブ固定部材45が突出し、該チューブ2の端部を
爪34上で押さえる。その後、チューブ載置台48が直
角方向に退避して初期位置に戻った後、ボールねじ送り
機構42によりチューブ折り返しユニット39が更に移
動し、パイプ載置台47上のパイプ1に、チューブ挿入
ロッド25が挿入される。この挿入ロッド25の先端の
当接部31がパイプ1を貫通し、右側のチューブ折り返
しユニット40の案内ロッド32に当接すると、当接部
31は、コイルスプリング28の弾性力に抗して若干後
退する。この状態でチューブ挿入ロッド25は後退され
ずに、前進状態で維持されている。従って、フッ素樹脂
チューブ2の爪34側の端部にしわが発生することがな
い。
【0017】ひき続き、リニアモータ送り機構46が作
動を開始し、案内ロッド32と共に爪33を前進させ
る。これにより、案内ロッド32にてチューブ挿入ロッ
ド25の当接部31が押し戻され、移動部29のみがコ
イルスプリング28の弾性力に抗して中空部27内に後
退する。従って、フッ素樹脂チューブ2の端部には案内
ロッド32が挿入される。よって、爪33も案内ロッド
32とチューブ2端部との間に確実に押し込まれる。次
に、案内ロッド32側のエアシリンダ44が作動し、チ
ューブ固定部材45の突出でフッ素樹脂チューブ2端部
を爪33上で押さえる。
動を開始し、案内ロッド32と共に爪33を前進させ
る。これにより、案内ロッド32にてチューブ挿入ロッ
ド25の当接部31が押し戻され、移動部29のみがコ
イルスプリング28の弾性力に抗して中空部27内に後
退する。従って、フッ素樹脂チューブ2の端部には案内
ロッド32が挿入される。よって、爪33も案内ロッド
32とチューブ2端部との間に確実に押し込まれる。次
に、案内ロッド32側のエアシリンダ44が作動し、チ
ューブ固定部材45の突出でフッ素樹脂チューブ2端部
を爪33上で押さえる。
【0018】次いで、拡径機構43,43が作動し、そ
れぞれの爪33,34がフッ素樹脂チューブ2両端部を
拡張するように径方向に移動する。そして、ボールねじ
送り機構42及びリニアモータ送り機構46が作動し、
これら拡径した爪33,34を互いに接近する方向に移
動する。従って、パイプ1の両端部にフッ素樹脂チュー
ブ2の両端部が折り返される。その後は左右のチューブ
折り返しユニット39,40が初期位置に戻ってチュー
ブ折り返し工程が終了する。
れぞれの爪33,34がフッ素樹脂チューブ2両端部を
拡張するように径方向に移動する。そして、ボールねじ
送り機構42及びリニアモータ送り機構46が作動し、
これら拡径した爪33,34を互いに接近する方向に移
動する。従って、パイプ1の両端部にフッ素樹脂チュー
ブ2の両端部が折り返される。その後は左右のチューブ
折り返しユニット39,40が初期位置に戻ってチュー
ブ折り返し工程が終了する。
【0019】次に、本発明の他の実施例を図2に示す。
この実施例のチューブ挿入ロッド25は中空部27に移
動部29を摺動可能に収納すると共に、連結軸30の外
周にコイルスプリング28を巻回させ、コイルスプリン
グ28の一端を中空部27開口のストッパ26Aに固定
した構造を有している。従って、先端の当接部31が案
内ロッド32に当接すると、コイルスプリング28の弾
性力に抗して当接部31のみが後退する。尚、上記各実
施例では、チューブ挿入ロッド25を挿入するチューブ
をフッ素樹脂チューブ2として説明したが、折り返しの
必要なチューブ全てに本発明を利用することができる。
この実施例のチューブ挿入ロッド25は中空部27に移
動部29を摺動可能に収納すると共に、連結軸30の外
周にコイルスプリング28を巻回させ、コイルスプリン
グ28の一端を中空部27開口のストッパ26Aに固定
した構造を有している。従って、先端の当接部31が案
内ロッド32に当接すると、コイルスプリング28の弾
性力に抗して当接部31のみが後退する。尚、上記各実
施例では、チューブ挿入ロッド25を挿入するチューブ
をフッ素樹脂チューブ2として説明したが、折り返しの
必要なチューブ全てに本発明を利用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、チュー
ブ挿入ロッドの先端に弾性後退部を設けたので、案内ロ
ッドが当接した場合先端の弾性後退部が後退する。従っ
て、チューブ挿入ロッド自体を後退させる必要がなくな
るので、チューブ一端のしわ発生を防止することができ
る上にチューブ挿入ロッド上のチューブ他端へ爪を確実
に押し込むことができる。よって、チューブ折り返し工
程を自動化することが可能となるので、チューブローラ
の製造能率が大幅に向上させることができる。また、チ
ューブにチューブ挿入ロッドを手作業で挿入することが
ないので、異物、塵埃等が混入することが少なくなり、
高品質のチューブローラを製造することができる。
ブ挿入ロッドの先端に弾性後退部を設けたので、案内ロ
ッドが当接した場合先端の弾性後退部が後退する。従っ
て、チューブ挿入ロッド自体を後退させる必要がなくな
るので、チューブ一端のしわ発生を防止することができ
る上にチューブ挿入ロッド上のチューブ他端へ爪を確実
に押し込むことができる。よって、チューブ折り返し工
程を自動化することが可能となるので、チューブローラ
の製造能率が大幅に向上させることができる。また、チ
ューブにチューブ挿入ロッドを手作業で挿入することが
ないので、異物、塵埃等が混入することが少なくなり、
高品質のチューブローラを製造することができる。
【図1】本発明に係るチューブ折り返し装置におけるチ
ューブ挿入ロッドを含む要部の断面図である。
ューブ挿入ロッドを含む要部の断面図である。
【図2】同チューブ折り返し装置におけるチューブ挿入
ロッドの他の実施例を示す断面図である。
ロッドの他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係るチューブ折り返し装置の全体を概
略的に示す正面図である。
略的に示す正面図である。
【図4】従来のチューブ折り返し装置の概略図である。
【図5】チューブの折り返し動作を説明する断面図であ
る。
る。
【図6】従来に係るチューブ挿入ロッド部分の断面図で
ある。
ある。
1 パイプ 2 フッ素樹脂チューブ 25 チューブ挿入ロッド 26 本体 27 中空部 28 コイルスプリング 29 移動部 30 連結軸 31 当接部 32 案内ロッド 33,34 爪
Claims (1)
- 【請求項1】 チューブに挿入されてパイプ内に配置さ
れるチューブ挿入ロッドと、該チューブ挿入ロッドの先
端に当接してチューブ端部に挿入される案内ロッドと、
チューブ両端部にそれぞれ押し込まれ、該チューブ両端
部を拡張して前記パイプの両端部に折り返す爪とを備え
るチューブ折り返し装置において、前記チューブ挿入ロ
ッドの先端に、前記案内ロッドの当接で弾性的に後退す
る弾性後退部が設けられていることを特徴とするチュー
ブ折り返し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2665392A JP3207483B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | チューブ折り返し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2665392A JP3207483B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | チューブ折り返し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05220841A true JPH05220841A (ja) | 1993-08-31 |
JP3207483B2 JP3207483B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=12199398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2665392A Expired - Fee Related JP3207483B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | チューブ折り返し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3207483B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4821052A (en) * | 1986-09-29 | 1989-04-11 | Hitachi, Ltd. | Flash fusing apparatus for reducing occurrence of spots on recording paper |
JP5019005B1 (ja) * | 2012-02-09 | 2012-09-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 樹脂チューブの折り返し方法、樹脂チューブ被覆ロールの製造方法 |
CN107825693A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-03-23 | 王小刚 | 一种塑料管管口扩张装置及使用方法 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP2665392A patent/JP3207483B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4821052A (en) * | 1986-09-29 | 1989-04-11 | Hitachi, Ltd. | Flash fusing apparatus for reducing occurrence of spots on recording paper |
JP5019005B1 (ja) * | 2012-02-09 | 2012-09-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 樹脂チューブの折り返し方法、樹脂チューブ被覆ロールの製造方法 |
CN107825693A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-03-23 | 王小刚 | 一种塑料管管口扩张装置及使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3207483B2 (ja) | 2001-09-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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