JPH0966422A - シール材圧入装置 - Google Patents
シール材圧入装置Info
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- JPH0966422A JPH0966422A JP7225073A JP22507395A JPH0966422A JP H0966422 A JPH0966422 A JP H0966422A JP 7225073 A JP7225073 A JP 7225073A JP 22507395 A JP22507395 A JP 22507395A JP H0966422 A JPH0966422 A JP H0966422A
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Abstract
するシール材圧入装置の提供。 【解決手段】 シール材1を支持して縮径する縮径ユニ
ット11と、縮径ユニット11を挿入穴方向に押す圧入
シリンダー12と、からなるシール材圧入装置10。縮
径ユニット11は、シール材1を外周から内側に向って
押すクランプアーム13、それを駆動するクランプアー
ム駆動装置14と、を有する。
Description
を縮径して穴に自動圧入するシール材圧入装置に関す
る。
ル材の外径よりも径の小さな穴に圧入する場合、これま
では以下の方式がとられていた。 手作業による圧入方式 専用装置と治具を用いたプレス圧入方式(図10) プレス圧入方式では、図10に示すように、弾性シール
材1をその内径からエアーチャック3等のクランプ機構
により保持し、挿入穴2に対して高精度に位置決めした
後、圧入プレス4によりシール材側面を均等に押し、穴
2に圧入する。
以下の問題がある。 手作業による圧入方式 手作業による弾性シール材の圧入は、シール材外径を縮
めながらの圧入作業となるため、大変な労力を必要と
し、非効率な作業となる。 専用装置と治具を用いたプレス圧入方式 シール材を縮径せずに小さな穴に無理に圧入するため、
挿入穴に対しシール材外径を高精度に位置決めする必要
があり、センタリング機構を備えた複雑な装置になる。
シール材が挿入穴に対して位置ずれを起こした場合、圧
入プレスの押し力はシール材に部分的にしか伝わらず、
シール材を圧入できないばかりかシール材外周が損傷す
るおそれがある また、シール材を内径でチャックし保持、位置決めする
際、シール材が弾性体であるため、チャックストローク
をシール材内径に合わせて高精度に規制しなければ、シ
ール材が変形して圧入できない。しかし、実際にはシー
ル材内径は製品によりばらつきがあるため、シール材内
径が規定寸法より小さい場合は、チャックはシール材を
無理に拡げながらクランプすることとなり、シール材外
径も大きくなるから圧入が困難となり、シール材内径が
規定寸法より大きい場合は、チャックストロークが足り
なくなるため、保持、位置決めが不安定となり、挿入穴
に対する高精度な位置決めができないから、この場合も
圧入が困難となる。さらに、シール材圧入治具およびシ
ール材クランプ機構は各品種(サイズ)に対応した専用
治具が必要であるから、品種替え時には各サイズ毎の交
換段取りが必要となる。本発明の目的は、穴へのシール
材の圧入を自動化でき、シール材の内外径のばらつきに
影響されずに縮径して穴に挿入でき、しかもシール材の
サイズ毎の治具等の段取り交換を不要にできるシール材
圧入装置を提供することにある。
明の装置はつぎの通りである。 (1) シール材を支持して縮径する縮径ユニットと、
前記縮径ユニットを挿入穴方向に押す圧入シリンダー
と、からなり、前記縮径ユニットは、シール材を外周か
らシール材半径方向内側に押すクランプアームと、前記
クランプアームを駆動するクランプアーム駆動装置と、
を有している、シール材圧入装置。 (2) 前記クランプアームが回動アームからなり、前
記クランプアーム駆動装置が前記クランプアームをテー
パコーンを介して回動させるクランプシリンダーからな
る(1)記載のシール材圧入装置。 (3) 前記クランプアームがチャック装置の半径方向
に移動される爪からなり、前記クランプアーム駆動装置
が前記爪を駆動するチャック装置駆動部からなる(1)
記載のシール材圧入装置。
ール材を縮径し、圧入シリンダーでシール材を穴に押し
込むので、従来のシール材を縮径しながらの圧入手作業
が、自動化される。また、クランプアームはシール材を
外周から半径方向内側に押すので、シール材の内外径の
ばらつきに影響されずにシール材は縮径される。また、
クランプアームのストロークをシール材の各種サイズを
吸収できるように大きくとっておくことにより、シール
材サイズが変化したときの治具等の交換と段取りが不要
になる。上記(2)は縮径ユニットの一例に対応し、上
記(3)は縮径ユニットのもう一例に対応する。
に係るシール材圧入装置を示しており、図9は本発明の
第2実施例に係るシール材圧入装置を示している。両実
施例にわたって共通な構成部分には、両実施例にわたっ
て同じ符号を付してある。まず、本発明の第1、第2実
施例にわたって共通な構成部分を、たとえば図1〜図8
を参照して説明する。本発明実施例のシール材圧入装置
10は、弾性材(たとえば、ゴム)のシール材1を挿入
穴2に圧入する装置で、挿入穴2はたとえば無限軌道帯
のブッシュ穴であり、シール材1はたとえばブッシュ穴
端部に圧入される環状のシール材でブッシュ穴とそこに
嵌入されるピンとの間の摺動面に異物が侵入することを
防止するシール材である。
図1に示すように、弾性材(たとえば、ゴム)のシール
材1を支持して縮径する縮径ユニット11と、縮径ユニ
ット11をシール材軸方向(図1の左右方向)に付勢し
て挿入穴2方向に突き当て物に対して押す圧入シリンダ
ー12と、からなる。圧入シリンダー12はエアシリン
ダーからなる。縮径ユニット11は、シール材1をシー
ル材の外周側からシール材半径方向内側に押す複数(た
とえば4ケ)のクランプアーム13と、クランプアーム
13を駆動するクランプアーム駆動装置14と、を有し
ている。
しており、クランプアーム13、クランプアーム駆動装
置14はブラケット15に支持されている。ブラケット
15は圧入シリンダー12に連結されて圧入シリンダー
12によって挿入穴2に対して進退され、ブラケット1
5が移動された時クランプアーム13もクランプアーム
駆動装置14もブラケット15と共に動く。
うに、さらにシール材1を挿入穴2に対してラフに位置
決めするための保持レバー16と、シール材1の姿勢、
位置を安定化させるための保持バー17と、保持レバー
16の高さを調整する保持レバー高さ調整用モーター1
8と、を備えている。保持レバー高さ調整用モーター1
8はプレート19を吊っており、プレート19を上下さ
せる。プレート19はリンク20を介して保持レバー1
6を支持しており、リンク20により保持レバー16を
姿勢を維持したまま前後(図3の左右方向)に移動可能
に支持している。リンク20とプレート19との間には
スプリング21が張られており、保持レバー16を前方
に付勢している。保持バー17は図2で左右に延びて、
シール材1の図2、図3における前後、左右方向の姿勢
を維持している。保持バー17は中央で下方に延び、そ
の下端で図2で再び左右に延び、その両端部で2本のロ
ッド22で前後方向に移動可能な状態で自重を支持さ
れ、ロッド22部位でスプリング23により前方に付勢
されている。このスプリング23の付勢によって、保持
バー17自体も図2における左右方向の姿勢を維持され
る。
説明する。本発明の第1実施例では、図1〜図8に示す
ように、クランプアーム13は支点24まわりに回動可
能にブラケット15に支持された回動アームからなり、
シール材1の周方向に図2に示す如く複数箇所(たとえ
ば、4ケ)設けられている。クランプアーム13は、そ
の前端部でシール材1を縮径させるとともに挿入穴2に
押し込み、その後端部でばね25により連結されて後端
部が半径方向に互いに寄せられる方向に回動付勢されて
いる。
リンダー(エアシリンダー)からなり、ブラケット15
によって支持されている。クランプシリンダー14のロ
ッドにはテーパコーン26が取り付けられており、テー
パコーン26のテーパ部は前端から後方に向って拡開し
ており、このテーパ部は各クランプアーム13の後端部
に摺動自在に接触している。クランプシリンダー14が
テーパコーン26を前進させると、各クランプアーム1
3はその前端部(シール材1に接触する側の端部)が半
径方向に互いに寄せられる方向に回動され、シール材1
を縮径させる。クランプアーム13はブラケット15で
支持されブラケット15は圧入シリンダー12で前方に
付勢されているので、クランプアーム13も前方に付勢
されており、クランプアーム13の外径が挿入穴2の内
径よりも小さくなる位置迄回動されたときにクランプア
ーム13は挿入穴2に侵入しシール材1を挿入穴2の奥
へと押し込む。
に、クランプアーム13はチャック装置27の半径方向
に移動される複数の爪からなり、クランプアーム駆動装
置14は爪を半径方向に駆動するチャック装置駆動部か
らなる。チャック装置27はブラケット15に固定され
ており、ブラケット15が圧入シリンダー12によって
前方に付勢されるので、爪も前方に付勢されて、シール
材1を前方に挿入穴2に押し込む。
2実施例の共通の作動を説明する。シール材1を保持レ
バー16で支持する。ついで、圧入シリンダー12を作
動させて縮径ユニット11を突き当て物に押し当てかつ
付勢する。ついで、クランプアーム駆動装置14を作動
させてクランプアーム13の前端部を半径方向に互いに
寄せ合わせシール材1を縮径させる。この縮径と圧入シ
リンダー12による付勢とによって、シール材1を挿入
穴2に圧入し、さらに付勢によってシール材1を挿入穴
2の奥へと押し込む。
ず、本発明の第1実施例の作動を説明する。図4に示す
如く、圧入シリンダー12により縮径ユニット全体を突
き当て物に突き当たるまで前進させる。ついで、図5に
示す如く、クランプシリンダー14を作動させテーパコ
ーン26を前進させ、保持レバー16および保持バー1
7でラフに位置決めされたシール材1をクランプアーム
13でセンタリングしながらクランプする。この時、ク
ランプアーム13の前端部は円弧状に回動するため、シ
ール材1をクランプするにはユニット全体を一定の押し
力で突き当て物に押しつけつつクランプアーム13を後
退させなければならない。それには、圧入シリンダー1
2の押し力X´はクランプシリンダー14によって発生
する軸方向分力Xより小でなければならない(そうでな
ければクランプアーム13が回転しない)。ついで、図
6に示す如く、更にテーパコーン26を前進させ、クラ
ンプアーム13を回動し続けると、クランプアーム13
とシール材1の接触角は小さくなっていき、クランプシ
リンダー14によって発生する半径方向分力Yの増大に
よりシール材1は縮径される。この段階では、半径方向
分力Yが軸方向分力Xより大きくなるようにクランプア
ーム13の前端部のRまたはテーパの形状を設定してお
くことが望ましい。ついで、図7に示す如く、さらにテ
ーパコーン26を前進させ、クランプし続けると、クラ
ンプアーム13が回動してシール材1の外径が挿入穴2
の内径より小さくなり、圧入シリンダー12の押力によ
って、シール材1は挿入穴2に円滑に挿入される。つい
で、図8に示す如く、さらにテーパコーン26を前進さ
せ、クランプし続けると、クランプアーム13の外径は
挿入穴径よりも小さくなる位置まで縮径する。ここでも
圧入シリンダー12の押し力X´は維持されているた
め、クランプアーム13前端部でシール材1の側面を押
し、所定の位置までシール材を押し込むことができる。
ある。まず、圧入シリンダー12を作動させて縮径ユニ
ット全体を突き当て物に押し当て、付勢を続ける。つい
で、チャック装置27を作動させて爪を互いに寄り合う
方向に動かし、シール材1を縮径させる。シール材1が
挿入穴径より小さくなると、シール材1は挿入穴2に円
滑に圧入される。爪がさらに駆動されて、爪外径が挿入
穴径より小さくなると爪の先端部が挿入穴2に侵入し、
シール材1を挿入穴2の奥に押し込む。
と圧入シリンダーを設けたので、シール材の縮径とシー
ル材の挿入穴への押し込みを自動化できる。また、シー
ル材を縮径して押し込むのでシール材を縮径しないで押
し込む場合に比べてシール材の損傷が軽減される。さら
に、クランプアームでシール材の外周から押して縮径す
るので、シール材の挿入穴に対する位置決めに高精度が
必要でなくなり、シール材の内外径のばらつきにも影響
されなくなる。請求項2の装置によれば、請求項1の効
果に加え、クランプアームを回動アームとし、テーパコ
ーンを介して回動させるようにしたので、シール材縮径
力を任意の値に設定できる。この場合、シール材押し込
み力は圧入シリンダーによる押し力である。請求項3の
装置によれば、請求項1の効果に加え、クランプアーム
をチャック装置の爪から構成するとともに、クランプア
ーム駆動装置をチャック装置駆動部から構成したので、
シール材縮径力をシール材押し込み力に制限されること
なく任意の値に設定できる。この場合、シール材押し込
み力は圧入シリンダーによる押し力である。
図である。
ニットを突き当て物に突き当てた状態の部分側面図であ
る。
パコーンを前進させてクランプアームを回動させシール
材を縮径していく途中の状態の側面図である。
の側面図である。
入した状態の装置の側面図である。
状態の装置の側面図である。
図である。
置の部分側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 シール材を支持して縮径する縮径ユニッ
トと、 前記縮径ユニットを挿入穴方向に押す圧入シリンダー
と、からなり、 前記縮径ユニットは、 シール材を外周からシール材半径方向内側に押すクラン
プアームと、 前記クランプアームを駆動するクランプアーム駆動装置
と、を有している、シール材圧入装置。 - 【請求項2】 前記クランプアームが回動アームからな
り、前記クランプアーム駆動装置が前記クランプアーム
をテーパコーンを介して回動させるクランプシリンダー
からなる請求項1記載のシール材圧入装置。 - 【請求項3】 前記クランプアームがチャック装置の半
径方向に移動される爪からなり、前記クランプアーム駆
動装置が前記爪を駆動するチャック装置駆動部からなる
請求項1記載のシール材圧入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22507395A JP3565627B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | シール材圧入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22507395A JP3565627B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | シール材圧入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0966422A true JPH0966422A (ja) | 1997-03-11 |
JP3565627B2 JP3565627B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=16823606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22507395A Expired - Lifetime JP3565627B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | シール材圧入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3565627B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008144922A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Aisin Aw Co Ltd | シール材の圧入装置 |
JPWO2009157132A1 (ja) * | 2008-06-24 | 2011-12-08 | 矢崎化工株式会社 | ブレーキ付きキャスター |
JP2020124779A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 株式会社デンソー | 組付け装置 |
KR102583081B1 (ko) * | 2023-05-04 | 2023-09-27 | (주)로파 | 캐터필러용 시일 공급유닛 및 이를 포함하는 캐터필러 조립장치 |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP22507395A patent/JP3565627B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008144922A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Aisin Aw Co Ltd | シール材の圧入装置 |
JPWO2009157132A1 (ja) * | 2008-06-24 | 2011-12-08 | 矢崎化工株式会社 | ブレーキ付きキャスター |
JP2020124779A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 株式会社デンソー | 組付け装置 |
KR102583081B1 (ko) * | 2023-05-04 | 2023-09-27 | (주)로파 | 캐터필러용 시일 공급유닛 및 이를 포함하는 캐터필러 조립장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3565627B2 (ja) | 2004-09-15 |
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