JPH05177459A - スナップリングの組付装置 - Google Patents

スナップリングの組付装置

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JPH05177459A
JPH05177459A JP3356336A JP35633691A JPH05177459A JP H05177459 A JPH05177459 A JP H05177459A JP 3356336 A JP3356336 A JP 3356336A JP 35633691 A JP35633691 A JP 35633691A JP H05177459 A JPH05177459 A JP H05177459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snap ring
assembly
jig
measuring lever
displacement
Prior art date
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Pending
Application number
JP3356336A
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English (en)
Inventor
Yasuo Iki
保雄 伊木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH05177459A publication Critical patent/JPH05177459A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スナップリングの溝への組付と同時にその組
付の良否を確認する。 【構成】 治具2の案内部6に二対の計測レバー10(一
対のみ図示する)をピン11により軸着する。案内部6の
先端にスナップリング3を置き、計測レバー10をばね13
で付勢して把持部12によりスナップリング3を把持す
る。治具2を前進させて軸1の案内部5をスナップリン
グ3および治具2の案内穴8に挿入する。さらに、治具
2を前進させると、スナップリング3は、案内部5によ
り拡径され、溝部4まで移動し、その復元力により縮径
して溝部4に嵌合する。組付時のスナップリング3の外
径変化にともない計測レバー10が回動する。治具2の変
位に対する計測レバー10の回動の変位を変位センサ14で
検出する。この検出値が所定の基準範囲内であれば組付
は正常であり、基準範囲外であれば組付は異常であると
判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スナップリングの組付
状態の確認装置を備えたスナップリングの組付装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、軸に装着された部品が所定の位
置から移動しないように、軸に溝部を設け、この溝部に
スナップリングを嵌合している。軸の溝部にこのスナッ
プリングを装着する場合、溝部を有する軸の端部に、先
端がスナップリングの内径よりも小径で後端が軸の直径
と同じかそれよりも大径のテーパ状の案内部材を取付
け、案内部材の先端をスナップリングに挿通し、円筒状
の治具により、スナップリングをその軸線方向に沿って
強制的に移動させ案内部材のテーパによって拡径させて
軸を挿入し、さらに、軸の外周面に沿って溝部まで移動
させ、その復元力により溝部内で縮径させることによっ
て組付ける方法がとられている。
【0003】また、このような方法を用いたスナップリ
ングの組付装置に、組付けられたスナップリングが軸の
溝部に確実に嵌合されたか否かを確認するための確認装
置を設けたものが従来、種々提案されている。この種の
装置として、例えば実開昭63-10029号公報には、スナッ
プリングを組付ける際、案内部材と治具との相対位置を
検出することによってスナップリングが軸の溝部に嵌入
する位置に正しく位置しているかどうかを確認し、さら
に、組付け後のスナップリングに規定のゲージを嵌合さ
せることによってその径方向の外周位置を確認すること
により、スナップリングが溝部に確実に嵌合しているか
どうかを判断するようにしたスナップリングの組付装置
が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスナップリング組付装置では、スナップリングの組
付け時にスナップリングの軸線方向の位置を確認し、組
付け後にその径方向の位置を確認しており、合計2回確
認するため、組付に時間がかかるという問題がある。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、スナップリングの組付けと同時にその組付の良
否を確認することができるスナップリングの組付装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、治具に保持されたスナップリングをテ
ーパ状の案内部または案内部材を介してワークの溝部ま
で強制的に移動させて該溝部に組付けるようにしたスナ
ップリングの組付装置において、前記治具に保持された
スナップリングの内周または外周に当接する計測レバー
と、該計測レバーを前記スナップリングを押圧する方向
に付勢するばねと、前記計測レバーの変位を検出する検
出手段と、該検出手段による検出値が所定の基準範囲内
にあるか否かを判定する判定手段とを備えてなる組付確
認装置を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】このように構成したことにより、治具に保持さ
れたスナップリングがテーパ状の案内部または案内部材
を経て溝部まで移動する際、その径の変化にともなう計
測レバーの変位を検出手段によって検出し、この検出値
が所定の基準範囲内にあれば組付は正常であり、所定の
基準範囲外であれば組付は異常であると判断することが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、本実施例では、一例として、軸の
溝部にスナップリングを装着する場合について説明す
る。
【0009】図1および図2に示すように、スナップリ
ング組付装置は、スナップリングを装着すべきワークで
ある軸1を固定する保持部(図示せず)と、該保持部に
固定された軸1の軸線方向に沿って進退動可能に設けら
れた治具2と、スナップリング3を治具2の保持位置に
1つずつ送り出す供給機構(図示せず)とを備えてい
る。なお、治具2は、これを進退動させるための油圧シ
リンダ等の油圧機構(図示せず)に連結されている。
【0010】軸1には、周方向に沿って環状の溝部4が
形成されており、先端部にテーパ状の案内部5が形成さ
れている。
【0011】治具2は、保持部に対向する小径円筒状の
案内部6と、その反対側に設けられた大径円盤状のベー
ス部7とからなり、案内部6には、軸1を挿入可能な案
内穴8が設けられている。そして、治具2を前進させて
案内穴8に軸1を挿入させることにより、案内穴6の周
縁部が軸1に外嵌されたスナップリング3に当接し、こ
れを押圧して軸1の外周面に沿って軸線方向に移動させ
るようになっている。
【0012】案内部6には、その軸を中心にして放射状
に配置された等間隔の4つの溝9が側壁に設けられてい
る。4つの溝9のそれぞれに、先端側が案内部6の軸線
方向に沿って案内部6の先端部まで延ばされ、基端側が
円盤状のベース部7の端面に沿って延ばされた略L字形
の計測レバー10が装着されている。計測レバー10はピン
11により案内部6に軸着されており、その先端側が案内
部6に対して揺動可能となっている。計測レバー10の先
端部には、案内部6の軸線に向かって突出された把持部
12が設けられており、計測レバー10を揺動させることに
より把持部12が案内部6上に置かれたスナップリング3
の外周面に当接するようになっている。そして、4つの
計測レバー10の把持部12により案内部6上のスナップリ
ング3を把持するようになっている。また、ベース部7
と各計測レバー10の基端側との間には、計測レバー10を
その把持部12が案内部6の軸線に向かう方向へ付勢する
ばね13が設けられている。ベース部7には、各計測レバ
ー10の基端側に対向して変位センサ14が設けられてお
り、計測レバー10の変位を検出するようになっている。
【0013】変位センサ14は、組付の良否の判定手段と
しての演算装置(図示せず)に接続されており、この演
算装置は、変位センサ14の検出値から把持部12に把持さ
れたスナップリング3の外径Dを算出するようになって
いる。なお、本実施例においては、変位センサ14によっ
て互いに対向する二対の計測レバーの変位X,Yおよび
x,yを検出し、それぞれの変位の和(X+Y)および
(x+y)をスナップリング3の外径Dとしている。ま
た、演算装置は、治具2の駆動機構に接続され、治具2
の変位を検出できるようになっており、治具2の変位に
対するスナップリング3の外径Dの値を得ることができ
るようになっている。さらに、演算装置には、図3に示
すように、計測レバー10の把持部12で把持されたスナッ
プリング3が軸1の溝部4に正しく組み付けられたとき
の治具2の変位に対するスナップリング3の外径Dの変
化の基準値Aに基づき、軸1およびスナップリング3の
寸法公差等を考慮して、正しく組付けが完了したとみな
すための外径Dの基準範囲Bが予め設定されており、組
付時に実際に検出した治具2の変位に対するスナップリ
ング3の外径Dの値が基準範囲B内であるか否かにより
組付の良否を判断するようになっている。なお、基準範
囲Bはスナップリングの組付前後の外径Dの変化量に基
づいて設定することもできる。また、治具2の変位の代
わりに組付時の時間をパラメータとしてもよい。
【0014】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
【0015】図1に示すように、先ず、治具2を駆動機
構(図示せず)により後退させた状態とし、軸1を保持
部(図示せず)により固定する。そして、供給機構(図
示せず)からスナップリング3を案内部6の先端部に送
り出し、スナップリング3の中心を案内穴8の中心に一
致させて4つの計測レバー10により把持してスナップリ
ング3を保持する。
【0016】次に、治具2を駆動機構により前進させ、
軸1の案内部5を計測レバー10に保持されたスナップリ
ング3に挿通させるとともに案内穴8に挿入させる。さ
らに、治具2を前進させると、スナップリング3は、軸
1の案内部5によって拡径されて軸1に外嵌され、その
外周面に沿って溝部4へ向かって移動させられる。そし
て、治具2の案内部6の先端が軸1の溝部4に達してス
ナップリングが溝部4まで移動されると、スナップリン
グ3は、その復元力により縮径して溝部4に嵌合する。
【0017】このとき、計測レバー10は、ばね13の弾性
力により付勢され、その把持部12がスナップリング3の
外周面を押圧しているので、スナップリング3の外径の
変化にともない計測レバー10が揺動する。そして、計測
レバー10の変位を変位センサ14によって検出し、演算装
置(図示せず)により、治具2の変位に対するスナップ
リング3の外径Dを算出して基準範囲B内にあるか否か
を判定し、基準範囲B内にあれば組付け正常と判断し、
基準範囲B内になければ組付け異常と判断する。よっ
て、組付けの途中でスナップリング3が異常に変形した
り、軸1から脱落したりした場合、外径Dが基準範囲B
内から外れることにより異常が検知される。
【0018】また、二対の計測レバー10のそれぞれの変
位の和(X+Y)および(x+y)をスナップリング3
の外径としているので、スナップリング3の中心が案内
穴8の中心から誤差eだけ偏心して計測レバー10に把持
された場合でも、スナップリングの外径Dの変位センサ
14による検出値は、 D=(X−e)+(Y+e)=X+Y および D=(x−e)+(y+e)=x+y となり、偏心による影響がない。
【0019】その後、治具2を後退させることによりス
ナップリング3の軸1への組付が完了する。
【0020】このようにして、スナップリング3を軸1
に装着すると同時に、その組付の良否を判定することが
できる。
【0021】なお、本実施例では、スナップリング3
を、計測レバー10によって治具2上に保持するようにし
たが、ほかのチャック機構によって保持するようにして
もよい。
【0022】また、本実施例では、4つの計測レバー10
のそれぞれに変位センサ14を設けているが、スナップリ
ング3と案内穴8とのセンタリングを確実に行うことに
より、変位センサ14は、対向する一対の計測レバー10の
一方あるいは4つの計測レバー10の内の1つに設けるこ
とによってもスナップリング3の外径を検出することが
でき、組付の良否を確認することができる。
【0023】さらに、本実施例では、軸の外周面に設け
られた溝部にスナップリングを組み付ける装置について
説明したが、本発明はこれに限らず、スナップリングを
治具により軸線方向に押圧し、テーパ状の内周面を有す
る筒状の案内部材によって縮径させながらワークの穴の
内周面に設けられた溝部に組み付ける装置にも適用する
ことができる。この場合、治具2の案内部6がワークの
穴に挿入されることになるので、4つの計測レバー10の
把持部12を外側に向かって突出させ、ばね13を引張ばね
とし、スナップリングをその内周面に4つの計測レバー
10を当接させることによって保持するようにする。そし
て、計測レバー10の変位から得られるスナップリングの
内径に基づき、本実施例と同様にしてスナップリングの
組付の良否を判断することができる。
【0024】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明のスナッ
プリングの組付装置によれば、治具に保持されたスナッ
プリングがテーパ状の案内部または案内部材を経て溝部
まで移動する際、その径の変化にともなう計測レバーの
変位を検出手段によって検出し、この検出値が所定の基
準範囲内にあれば組付は正常であり、所定の範囲外であ
れば組付は異常であると判断することができる。その結
果、スナップリングの組付けと同時にその組付の良否を
確認することができ、組付時間を短縮することができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1の装置の装置の平面図である。
【図3】本発明の一実施例のスナップリングの組付時の
径変化の基準範囲を示す図である。
【符号の説明】
1 軸(ワーク) 2 治具 3 スナップリング 4 溝 5 案内部 10 計測レバー 13 ばね 14 変位センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治具に保持されたスナップリングをテー
    パ状の案内部または案内部材を介してワークの溝部まで
    強制的に移動させて該溝部に組付けるようにしたスナッ
    プリングの組付装置において、前記治具に保持されたス
    ナップリングの内周または外周に当接する計測レバー
    と、該計測レバーを前記スナップリングを押圧する方向
    に付勢するばねと、前記計測レバーの変位を検出する検
    出手段と、該検出手段による検出値が所定の基準範囲内
    にあるか否かを判定する判定手段とを備えてなる組付確
    認装置を設けたことを特徴とするスナップリングの組付
    装置。
JP3356336A 1991-12-24 1991-12-24 スナップリングの組付装置 Pending JPH05177459A (ja)

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JP3356336A JPH05177459A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 スナップリングの組付装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7401400B2 (en) 2005-12-01 2008-07-22 Kia Motors Corporation System for mounting a snap ring
CN102261880A (zh) * 2011-06-14 2011-11-30 震宇(芜湖)实业有限公司 一种带卡扣塑件组装检测装置
KR101382322B1 (ko) * 2012-10-26 2014-04-08 현대자동차 주식회사 스냅링 조립 확인장치 및 그 방법
CN109465614A (zh) * 2018-12-10 2019-03-15 昆山佳铭自动化科技有限公司 大卡环组装装置

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