JP2880753B2 - 捩り試験機用チャック - Google Patents

捩り試験機用チャック

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JP2880753B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、捩り試験機において供試体を捩り方向に支
持するためのチャックの改良に関する。
(従来の技術) 不定形の供試体を扱う捩り試験機における供試体と試
験機との結合は、従来例えば第5図に示すように供試体
15の両端にフランジ20と21を熔接し、これらのフランジ
20と21を揺動モータ30の出力軸22とトルクメータ31の入
力軸23に結合した別のフランジ24と25にそれぞれボルト
で固定するという方法が取られていた。
(発明の課題) ところが、この方法ではフランジ20と24及びフランジ
21と25のボルト孔がそれぞれ同時に一致するような回転
角度でフランジ20と21を供試体15に熔接しなければなら
ないため、熔接作業が大変に面倒であった。
これに対して、より簡易な方法として供試体の両端を
それぞれチャックで保持し、これらのチャックを揺動モ
ータの出力軸とトルクメータの入力軸に固定する方法も
あるが、捩り荷重を両方向に加える交番荷重に対しては
チャックの爪と供試体との間にがたつきが生じやすく、
このがたつきが試験結果に好ましくない影響を及ぼすと
いう問題があった。
本発明は、以上の問題を解決すべくなされたもので、
供試体を確実かつ簡単に捩り試験機に支持することので
きるチャックを提供することを目的とする。
(課題を達成するための手段) 本発明は、環状断面のチャック本体の内周部から中心
方向に突出する複数の爪をガイド溝に沿って前進させて
先端部を供試体に当接することにより供試体を捩り方向
に支持する捩り試験機用チャックにおいて、前記爪の先
端部に先割れ形のスリットを形成して、爪を弾性変形さ
せながら先端部を供試体へ圧着し爪の側面をチャック本
体の内周に圧着させた。
(作用) 爪が供試体を押圧すると、爪は先割れ形のスリットか
ら弾性変形しながら先端を供試体に圧着するので、捩り
方向の交番荷重に対して供試体のがたつきが発生しにく
くなる。
(実施例) 第1図〜第4図に本発明の実施例を示す。なお、チャ
ック1の部分を除く捩り試験機の構成は前記従来例と同
じである。
第1図に示されるように、チャック1は環状断面のチ
ャック本体2の内側に3方向から爪3を中心に向けて突
出させたもので、爪3はチャック本体2に形成された第
2図に示すようなガイド溝4の内側に回転を規制された
状態で摺動自由に異形嵌合する。
爪3の先端には先割れ状のスリット3Aが形成される。
また、爪3の後端には第3図に示すようにボルト5の先
端が螺合する。このボルト5はガイド溝4に連続してチ
ャック本体2に放射方向に形成されたボルト孔に回転自
由に嵌合し、チャック本体2の外側に基端部5Aを突出
し、ホルダ6により軸方向変位を規制される。ホルダ6
にはボルト5の基端部5Aを回転操作するための操作孔6A
が形成される。
チャック本体2はボス7に締付ボルト8により締め付
けられ、ボス7は捩り試験機の入力(出力)軸9にボル
ト10により固定される。また、チャック本体2にはボス
7の内側に嵌合するガイド11がボルト12によって固定さ
れ、チャック本体2は締付ボルト8を取り外すことによ
り、ガイド11をボス7の内周に沿って摺動させつつボス
7に対して自由に相対回転する。
次に作用を説明する。
捩り試験を行う場合は、供試体15の端部をチャック1
の内側に挿入し、ボルト5を回転操作して爪3を中心方
向に進出させる。
この操作は、工具をホルダ6の操作孔6Aに挿入し、ボ
ルト5の基端部5Aに係合させて回転操作することにより
行われる。ボルト5はホルダ6とチャック本体2に軸方
向変位を規制されているため、回転する先端部に螺合す
る爪3がねじ送りされ、ガイド溝4に沿って前進する。
こうして、爪3の先端部が供試体15に当接するが、さ
らにボルト5を締め付けると、爪3は先割れ形のスリッ
ト3Aにより弾性変形させながら例えば第4図のA点に示
すように先端部が供試体15に強く圧着する。また、ガイ
ド溝4の内側に嵌合している爪3はこの変形により図の
B点においてチャック本体2の内周2Aに強く押し付けら
れる。このようにして、供試体15と爪3の先端部及び爪
3の側面とチャック本体2の内周2Aが第4図のA点とB
点に示すように圧着することにより、供試体15はチャッ
ク1の内側にしっかりと保持される。
この状態でチャック本体2に固定されたガイド11をボ
ス7の内側に挿入し、チャック本体2を適宜回転させて
チャック本体2とボス7のボルト孔を合わせた上で、締
付ボルト8をボルト孔に挿入して締め付る。これで供試
体15の一方の端部の取り付けは完了である。
また、供試体15のもう一方の端部については、チャッ
ク本体2をあらかじめボス7に締付ボルト8で締め付け
ておき、このチャック本体2の内側に供試体15の端部を
挿入してボルト5を締め付けるようにする。
このようにして、供試体15の捩り試験機への取り付け
は容易に行うことができるが、取り付けられた供試体15
は常にチャック1と密着しているので、捩りモーメント
を交互に加えた場合でもチャック1と供試体15の間でが
たつきを生じる恐れはない。このため、精度の高い試験
データが得られる。
(発明の効果) 以上のように、本発明は爪の先端部に先割れ形のスリ
ットを形成したので、爪を供試体に向けて送り出すと、
爪は弾性変形しながら先端部を供試体へ圧着し、爪の側
面をチャック本体の内周に圧着する。このため、供試体
とチャックの間にがたつきが発生しにくくなり、簡単か
つ確実に供試体を試験機に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すチャックの正面図、第2
図は第1図中のA−A矢視図、第3図はチャックの縦断
面図、第4図は作用を説明するチャックの正面図であ
る。 また、第5図は従来例を示す捩り試験機の側面図であ
る。 1……チャック、2……チャック本体、3……爪、3A…
…スリット、5……ボルト、7……ボス、8……締付ボ
ルト、9……入力(出力)軸、15……供試体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状断面のチャック本体の内周部から中心
    方向に突出する複数の爪をガイド溝に沿って前進させて
    先端部を供試体に当接することにより供試体を捩り方向
    に支持する捩り試験機用チャックにおいて、前記爪の先
    端部に先割れ形のスリットを形成して、爪を弾性変形さ
    せながら先端部を供試体へ圧着し爪の側面をチャック本
    体の内周に圧着させたことを特徴とする捩り試験機用チ
    ャック。
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