JP5019005B1 - 樹脂チューブの折り返し方法、樹脂チューブ被覆ロールの製造方法 - Google Patents

樹脂チューブの折り返し方法、樹脂チューブ被覆ロールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂チューブを折り返す際に生じる当該樹脂チューブの損傷を抑制する。
【解決手段】円筒形金型の内部に、当該円筒形金型の両端から両端部が突出するように樹脂チューブを挿入する挿入工程と、前記樹脂チューブの内部から周方向の全周に渡って径方向に均等な力を加えて、前記樹脂チューブにおける前記円筒形金型から突出した突出部分のうちの少なくとも軸方向外側部分を塑性変形させる変形工程と、前記樹脂チューブの塑性変形した部分の内周面を、前記円筒形金型の外径よりも大きな内径を持つ円筒部材の外周面に接触させて、前記円筒部材を前記円筒形金型の軸方向中心に向かって移動し、前記円筒形金型の外周面に前記樹脂チューブの前記突出部分を折り返す折り返し工程と、を備える。
【選択図】図6−1

Description

本発明は、樹脂チューブの折り返し方法、樹脂チューブ被覆ロールの製造方法に関する。
特許文献1及び特許文献2には、金型パイプにチューブを挿入し、このチューブの両端を複数の爪によって拡張した後、金型パイプに両端外周面上に折り返す折り返し装置が開示されている。
実開平6−29824号公報 実開平6−29825号公報
本発明は、樹脂チューブを折り返す際に生じる当該樹脂チューブの損傷を抑制することを課題とする。
請求項1の発明は、円筒形金型の内部に、当該円筒形金型の両端から両端部が突出するように樹脂チューブを挿入する挿入工程と、前記樹脂チューブの内部から周方向の全周に渡って径方向に均等な力を加えて、前記樹脂チューブにおける前記円筒形金型から突出した突出部分のうちの少なくとも軸方向外側部分を塑性変形させる変形工程と、前記樹脂チューブの塑性変形した部分の内周面を、前記円筒形金型の外径よりも大きな内径を持つ円筒部材の外周面に接触させて、前記円筒部材を前記円筒形金型の軸方向中心に向かって移動し、前記円筒形金型の外周面に前記樹脂チューブの前記突出部分を折り返す折り返し工程と、を備える樹脂チューブの折り返し方法である。
請求項2の発明では、前記折り返し工程は、前記樹脂チューブの両端部の塑性変形した部分の内周面を、前記円筒形金型の外径よりも大きな内径を持つ円筒部材の外周面に接触させる第1工程と、一方の前記円筒部材を前記円筒形金型の軸方向中心に向かって移動し、前記円筒形金型の一端の外周面に前記樹脂チューブの一端部の前記突出部分を折り返す第2工程と、前記第2工程の後、他方の前記円筒部材を前記円筒形金型の軸方向外側に向かって移動してから、前記他方の円筒部材の近傍において前記樹脂チューブを前記円筒形金型に押し付ける第3工程と、前記第3工程の後、他方の前記円筒部材を前記円筒形金型の軸方向中心に向かって移動し、前記円筒形金型の他端の外周面に前記樹脂チューブの他端部の前記突出部分を折り返す第4工程と、を備える請求項1に記載の樹脂チューブの折り返し方法である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の樹脂チューブの折り返し方法により前記樹脂チューブの両端部の前記突出部分を前記円筒形金型の両端の外周面に折り返す工程と、前記円筒形金型の両端に折り返された前記樹脂チューブ、及び該樹脂チューブに挿入された芯金を保持する端部金型を前記円筒形金型の両端に装着する装着工程と、前記端部金型からゴム材料を注入する注入工程と、前記円筒形金型及び前記端部金型を加熱して前記ゴム材料を加硫する加硫工程と、を備える樹脂チューブ被覆ロールの製造方法である。
本発明の請求項1の折り返し方法によれば、樹脂チューブの内部から周方向に異なる力で樹脂チューブを塑性変形させる場合に比べ、樹脂チューブを折り返す際に生じる当該樹脂チューブの損傷を抑制できる。
本発明の請求項2の折り返し方法によれば、本方法における第3工程を有さない場合に比べ、樹脂チューブのしわを抑制できる。
本発明の請求項3の製造方法によれば、本製造方法における折り返し工程を備えない構成に比べ、製造される樹脂チューブ被覆ロールの歩留まりを向上できる。
ゴムロールの製造装置の構成を示す斜視図である。 ゴムロールの製造装置の構成を示す斜視図である。 金型の構成を示す斜視図である。 ゴムロールの製造装置の構成を示す断面図である。 加熱器の発熱部の構成を示す概略図である。 ゴムロールの製造方法における折り返し工程を示す概略図である。 ゴムロールの製造方法における折り返し工程を示す概略図である。 ゴムロールの製造方法における折り返し工程を示す概略図である。 ゴムロールの製造方法における折り返し工程の変形例を示す概略図である。 ゴムロールの軸方向における外径の変化を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(ゴムロールの製造装置)
本実施形態に係るゴムロールの製造装置100は、ゴムロール(樹脂チューブが被覆された樹脂チューブ被覆ロール)を製造する装置であって、図1及び図2に示されるように、金型10と、金型10に接触して金型10を加熱する加熱器50と、を備えている。金型10は、図2及び図3に示されるように、芯金20が内部に挿入される円筒形状の第1金型の一例としての円筒形金型12と、円筒形金型12の内部に挿入された芯金20の一端を保持すると共に円筒形金型12の一端に装着される第2金型(端部金型)の一例としての上金型14Aと、芯金20の他端を保持すると共に円筒形金型12の他端に装着される第3金型(端部金型)の一例としての下金型14Bと、を備えている。
なお、図2〜4では、後述の樹脂チューブ13が装着された状態の金型10が図示されている。また、上金型14A及び下金型14Bは、「上」、「下」を付した名称となっているが、金型10の使用方法としては、上金型14Aを上方に向けて金型10を使用する場合に限られるものではない。
芯金20は、図3及び図4に示されるように、円筒形金型12の内部に対して、円筒形金型12の軸方向に沿って同軸状に挿入されるようになっている。芯金20は、円筒形状の芯金本体部22と、芯金本体部22の軸方向両端から軸方向外側へ向けて同軸に突出する円筒形状の軸部24と、を有している。軸部24の外径は、芯金本体部22の外径よりも小さくされている(芯金本体部22の外径は、軸部24の外径よりも大きくされている)。
円筒形金型12内に芯金20が挿入された状態において、芯金20の外周面と円筒形金型12の内周面12A(後述する樹脂チューブ13)との間に、未加硫ゴム(熱硬化性の液状ゴム)が充填される充填空間S(図4参照)が形成されるようになっている。
なお、本実施形態では、芯金20は、複数部品で構成されている。具体的には、芯金本体部22を有する本体部部品27Aと、本体部部品27Aの軸方向両端のそれぞれに固定され、芯金本体部22の軸方向端部及び軸部24を有する軸部部品27Bと、を備えて構成されている。
上金型14A及び下金型14B(以下、これらをまとめて上下金型14と称する)は、図3及び図4に示されるように、円盤形状(円柱形状)に形成された本体部15を有している。この本体部15の径方向中央部には、円筒形金型12内に挿入された芯金20の軸部24が差し込まれる差込孔(差込部)16が軸方向に沿って形成されている。上下金型14では、本体部15の差込孔16に芯金20の軸部24が差し込まれることで、芯金20の軸部24を保持するようになっている。
また、上下金型14の本体部15は、図4に示されるように、差込孔16に芯金20の軸部24が差し込まれた状態において、芯金20の芯金本体部22における軸部24周りの端面22Aに接触する接触面23を有している。この接触面23には、上下金型14と芯金20との間を封止する封止部材としてのOリング19が設けられている。
上金型14Aの本体部15におけるOリング19の外周側には、軸方向に沿って下金型14B側へ張り出し、円筒形金型12の軸方向端部の内側に嵌め込まれる嵌込部21が設けられている。下金型14Bも同様に、軸方向に沿って上金型14A側へ張り出し、円筒形金型12の軸方向端部の内側に嵌め込まれる嵌込部21が、本体部15におけるOリング19の外周側に設けられている。上下金型14は、嵌込部21が円筒形金型12の軸方向端部に嵌め込まれることで、円筒形金型12の軸方向端部に対して軸方向外側から装着されるようになっている。
また、上下金型14の本体部15の外径は、円筒形金型12の外径と同一とされており、上下金型14の円筒形金型12に対する装着状態において、本体部15の外周面と円筒形金型12の外周面とが、同一円筒面上に位置するようになっている。
さらに、下金型14Bにおける差込孔16の外周部には、図4に示されるように、未加硫ゴムを注入するための注入口18が周方向に複数形成されている。この注入口18は、上下金型14の円筒形金型12に対する装着状態において、芯金20の外周面と円筒形金型12の内周面12Aとの間の充填空間S内と通じるようになっている。
なお、上金型14Aの軸方向外側の外面側には、環状の凹部17が同軸状に形成されている。また、注入口18は、下金型14Bではなく、上金型14Aに形成されていてもよい。
加熱器50は、図1及び図2に示されるように、金型10(上下金型14及び円筒形金型12)の外周面を包囲する円筒形状に形成されており、軸方向に沿って2分割された第1加熱体50A及び第2加熱体50Bを備えている。
第1加熱体50A及び第2加熱体50Bは、互いが近接して金型10を挟み込む挟込位置(図1及び図4参照)と、互いに離間する離間位置(図2参照、)とに、例えば、エアシリンダ等の駆動機構(図示省略)によって駆動されるようになっている。
第1加熱体50A及び第2加熱体50Bの長手方向(軸方向)の長さは、図4に示されるように、金型10の軸方向長さ(上下金型14の円筒形金型12に対する装着状態における上下金型14と円筒形金型12とをあわせた軸方向長さ)より長くされており、第1加熱体50A及び第2加熱体50Bが金型10の軸方向全体の外周面に接触して加熱可能とされている。
第1加熱体50A及び第2加熱体50Bは、それぞれ、長手方向の異なる部分で発熱し、独立して温度制御が可能な複数の発熱部52を備えている。複数の発熱部52は、図5に示されるように、複数の発熱部52で共通とされた共通配線54と、複数の発熱部52毎に設けられた個別配線56と、を有しており、各発熱部52に入力される電圧値(又は電流値)を変更することにより、各発熱部52を異なる温度に制御することが可能となっている。
本実施形態では、発熱部52は、図4に示されるように、発熱部52A、52B、52Cの3つで構成されており、発熱部52A、52B、52Cは、それぞれ、主に、上金型14A、円筒形金型12、下金型14Bを加熱する機能を有している。
(ゴムロールの製造方法)
次に、前述のゴムロールの製造装置100を用いたゴムロールの製造方法について説明する。このゴムロールの製造方法では、まず、ゴムロールの製造装置100を準備する(準備工程)。
次に、後述の樹脂チューブの折り返し方法により、樹脂チューブ13の両端部における円筒形金型12の両端から突出した突出部分を円筒形金型12の両端の外周面に折り返す(折り返し工程、図6−3(C)参照)。
(樹脂チューブ13の折り返し方法)
ここで、樹脂チューブ13の折り返し方法について説明する。
この樹脂チューブ13の折り返し方法では、図6−1(A)に示されるように、円筒形金型12の内部に、円筒形金型12の両端から両端部が突出するように樹脂チューブ13を挿入する(挿入工程)。なお、樹脂チューブ13の長さは、その両端部が、円筒形金型12から軸方向外側へはみ出る長さとされている。
次に、図6−1(B)に示されるように、樹脂チューブ13の内部から周方向の全周に渡って径方向に均等な力を加えて、樹脂チューブ13の軸方向一端部における円筒形金型12から突出した突出部分11のうちの少なくとも軸方向外側部分11Aを塑性変形させる(第1変形工程)。
次に、図6−1(C)に示されるように、樹脂チューブ13の内部から周方向の全周に渡って径方向に均等な力を加えて、樹脂チューブ13の軸方向他端部における円筒形金型12から突出した突出部分11のうちの少なくとも軸方向外側部分11Aを塑性変形させる(第2変形工程)。このとき、樹脂チューブ13の塑性変形させた軸方向外側部分11Aの内周面の直径(内径)は、円筒形金型12の外径よりも大きくなっている。
樹脂チューブ13の軸方向一端部及び軸方向他端部の塑性変形は、具体的には、例えば、拡張装置としてのエアピッカー60を、樹脂チューブ13の軸方向端にストッパ64が当るまで樹脂チューブ13の軸方向端部に挿入し、エアピッカー60のゴム製のバルーン部62の内部にエアー等を注入して膨らますことで、樹脂チューブ13の突出部分11を拡張して行われる。
次に、図6−2(A)、(B)及び図6−3(A)、(B)、(C)に示されるように、樹脂チューブ13の塑性変形した部分の内周面を、円筒形金型12の外径よりも大きな内径を持つ円筒部材64の外周面の全周に接触させて、円筒部材64を円筒形金型12の軸方向中央に向かって移動し、円筒形金型12の外周面に樹脂チューブ13の突出部分11を折り返す(折り返し工程)。
この折り返し工程は、具体的には、以下の手順で行われる。
まず、図6−2(A)に示されるように、樹脂チューブ13の両端部の塑性変形した部分の内周面を、円筒形金型12の外径よりも大きな内径を持つ円筒部材64の外周面に接触させる(第1工程)。
具体的には、円筒部材64の軸方向一端部(円筒形金型12側の端部)の外周面は、ブラストされたブラスト面64Aとされており、このブラスト面64Aが樹脂チューブ13の両端部の塑性変形した部分の内周面に接触するようになっている。そして、この状態で、樹脂チューブ13の外周面に環状のバンド(輪ゴム)66を取り付け、樹脂チューブ13が円筒部材64に保持される。
次に、図6−2(B)に示されるように、一方の円筒部材64を円筒形金型12の軸方向中央に向かって移動し、円筒形金型12の一端の外周面に樹脂チューブ13の一端部の突出部分11を折り返す(第2工程)。
次に、図6−3(A)に示されるように、他方の円筒部材64を円筒形金型12の軸方向外側に向かって移動して、少なくとも円筒径金型12の内部における樹脂チューブ13の弛みを除去してから、図6−3(B)に示されるように、他方の円筒部材64の近傍において樹脂チューブ13を円筒形金型12の内周面に押し付ける(第3工程)。
具体的には、エアピッカー80を、円筒形金型12の他端に位置する樹脂チューブ13の軸方向端部に挿入し、エアピッカー80のゴム製のバルーン部82の内部にエアー等を注入して膨らますことで、樹脂チューブ13を円筒形金型12の他端の内周面に押し付ける。
なお、第3工程は、図7に示すように、円筒形金型12と樹脂チューブ13との間を減圧することで、樹脂チューブ13を円筒形金型12の内周面に押し付ける構成であってもよい。
次に、図6−3(C)に示されるように、他方の円筒部材64を円筒形金型12の軸方向中央に向かって移動し、円筒形金型12の他端の外周面に樹脂チューブ13の他端部の突出部分11を折り返す(第4工程)。
このように、樹脂チューブ13の両端部における円筒形金型12の両端から突出した突出部分11を円筒形金型12の両端の外周面に折り返すことにより、図3に示されるように、円筒形金型12に対して樹脂チューブ13が装着される。尚、言うまでもないが、このとき、円筒部材64、バンド66およびエアピッカー80は、樹脂チューブ13から取り外されている。
次に、図3及び図4に示されるように、円筒形金型12の両端に上金型14A及び下金型14Bを装着して、円筒形金型12内に挿入した芯金20の両端を保持する(装着工程)。
具体的には、例えば、円筒形金型12の下端部に下金型14Bを装着し、その後、円筒形金型12の上端部側から円筒形金型12内に芯金20を挿入し、下金型14Bの差込孔16に、下側の軸部24を嵌める。そして、円筒形金型12の上端部に上金型14Aを装着しつつ、上金型14Aの差込孔16に、上側の軸部24を嵌める。
これにより、図4に示されるように、上下金型14における接触面23が、上下にある軸部24周りの芯金本体部22の端面22Aに当たるので、芯金20の芯金本体部22が、円筒形金型12に同軸状に包囲されつつ、上下金型14によって軸方向に狭持される。なお、このとき、樹脂チューブ13の両端部も、円筒形金型12と上下金型14との間でそれぞれ押さえられる。
次に、下金型14Bに形成されている注入口18から未加硫ゴム(液状ゴム)を予め決められた圧力で注入する(注入工程)。すると、未加硫ゴムは、芯金20の芯金本体部22の外周面と、円筒形金型12の内周面12Aに装着された樹脂チューブ13との間の充填空間S内に充填される。
次に、図1及び図4に示されるように、金型10の外周面に加熱器50を接触させ、加熱器50の発熱部52A、52B、52Cの発熱温度を異ならせて金型10を加熱し、未加硫ゴムを加硫する(加硫工程)。
具体的には、加熱器50の発熱部52A、52B、52Cは、予め加熱されてから、金型10を挟んで金型10を加熱する。
このように、未加硫ゴムが加熱されることにより、未加硫ゴムが硬化する。未加硫ゴムが硬化され、加硫ゴム(弾性ゴム)となったら、上下金型14を円筒形金型12から取り外し、加硫ゴム(弾性ゴム)が形成された芯金20を金型10から取り出す。このように、樹脂チューブ13が被覆されたゴムロール(樹脂チューブ被覆ロール)が製造される。
ここで、図8(B)には、加硫工程において、加熱器50の発熱部52A、52B、52Cの発熱温度を同じ温度(例えば、130℃)とした場合(以下、同温加熱という、図8(B)の太線参照)と、発熱部52Bの発熱温度(例えば、130℃)よりも発熱部52A、52Cの発熱温度(例えば、160℃)を高くした場合(以下、端部高温加熱という、図8(B)の二点鎖線参照)と、発熱部52A、52Cの発熱温度(例えば、130℃)よりも発熱部52Bの発熱温度(例えば、160℃)を高くした場合(以下、中央部高温加熱という、図8(B)の一点鎖線参照)と、におけるゴムロールの外径が示されている。
図8(B)に示されるように、端部高温加熱の場合におけるゴムロールの軸方向端部の外径は、同温加熱の場合におけるゴムロールの軸方向端部での外径をR1(例えば、100mm)とすると、「R1−ΔA(例えば、40μm)」となり、同温加熱の場合におけるゴムロールの外径よりも小さくなる。また、端部高温加熱の場合におけるゴムロールは、同温加熱の場合におけるゴムロールに対して、軸方向両端部にいくに連れて徐々に外径が小さくなる。
一方、中央部高温加熱の場合におけるゴムロールの軸方向端部の外径は、同温加熱の場合におけるゴムロールの外径をR1(例えば、100mm)とすると、「R1+ΔB(例えば、40μm)」となり、同温加熱の場合におけるゴムロールの外径よりも大きくなる。また、中央部高温加熱の場合におけるゴムロールは、同温加熱の場合におけるゴムロールに対して、軸方向両端部にいくに連れて徐々に外径が大きくなる。
なお、図8(B)におけるD1〜D7は、図8(A)に示すゴムロール200の軸方向位置に対応する。D4は、ゴムロールの軸方向中央を示す。
このように、発熱温度(加熱温度)が異なることによって、製造されるゴムロールの外径が変化するのは、以下の原理に基づく。金型10に充填する熱硬化性の未加硫ゴム(熱硬化性樹脂)は、加熱による硬化が進む段階で、温度に比例して熱膨張する。従って、加熱温度が高い部分では低い部分に比べ硬化進行時の体積膨張が大きくなり、常温に戻った際の収縮量も大きくなる。これによって、高温部では、低温部と比べ小さい形状が得られる。
(ゴムロールの製造装置100及びゴムロールの製造方法の作用)
本実施形態では、加熱器50は、第1加熱体50A及び第2加熱体50Bが、上下金型14を含めた金型10の軸方向全体の外周面に接触して加熱する。これにより、円筒形金型12のみを加熱する構成に比べ、上下金型14の温度を高く維持でき、製造されるゴムロールの軸方向両端部における加硫不良が抑制される。
また、本実施形態では、加熱器50は、加熱器50を予め加熱してから、金型10を加熱するため、加硫時間が短くなり、ゴムロールの生産性が向上する。
なお、従来(特開2007−15157号公報)の構成では、加熱器50と金型10が一体となっているため、金型10への未加硫ゴムの充填中に加熱を行うと、部分的に加熱時間が変わってしまうため、充填が完了した後に加熱を開始する必要があった。これに対して、本実施形態では、加熱器50と金型10と別体で構成されているため、金型10への未加硫ゴムの充填が完了する前に、加熱器50を予め加熱しても、従来の構成のような不都合は生じない。
また、本実施形態では、円筒形金型12、上金型14A及び下金型14Bは、外径が同一であるので、円筒形金型12、上金型14A及び下金型14Bの外周面に接触する加熱器50の内周面も軸方向に一定の径とすればよく、加熱器50の構成が簡易となる。
また、本実施形態では、加熱器50の発熱部52A、52B、52Cの発熱温度を独立して制御できるので、製造されるゴムロールの外径を軸方向に沿って部分的に変えられる。
(折り返し方法の作用)
本実施形態では、第1変形工程及び第2変形工程において、樹脂チューブ13の内部から周方向の全周に渡って径方向に均等な力を加えて、樹脂チューブ13の突出部分11を塑性変形させるので、樹脂チューブ13の内部から周方向における複数の個所で爪等により樹脂チューブ13の突出部分11を塑性変形させる場合に比べ、樹脂チューブ13の損傷が抑制される。
また、折り返し工程において、樹脂チューブ13の塑性変形した部分の内周面を、円筒部材64の外周面の全周に接触させて、円筒形金型12の外周面に樹脂チューブ13の突出部分11を折り返すので、樹脂チューブ13の周方向の全体に折り返しの際の力が加わり、樹脂チューブ13の損傷が抑制される。
また、折り返し工程の第3工程において、他方の円筒部材64を円筒形金型12の軸方向外側に向かって移動してから、他方の円筒部材64の近傍において樹脂チューブ13を円筒形金型12に押し付けるので、樹脂チューブ13のしわが抑制される。
このように、樹脂チューブ13の破損及びしわが抑制されるので、製造されるゴムロール(樹脂チューブ被覆ロール)の歩留まりが向上する。
(ゴムロールの製造装置100の変形例)
ゴムロールの製造装置100における金型10は、円筒形金型12、上金型14A及び下金型14Bの外径が同一とされていたが、円筒形金型12、上金型14A及び下金型14Bの外径が異なる構成であってもよい。例えば、上金型14A及び下金型14Bが、円筒形金型12の外径よりも大きくされる構成であってもよい。なお、円筒形金型12、上金型14A及び下金型14Bの外径が異なる構成では、加熱器50は、円筒形金型12、上金型14A及び下金型14Bの外周面に接触するように、内周面の内径が軸方向に沿って部分的に異なるように構成される。
また、ゴムロールの製造装置100における加熱器50としては、前述した構成に限られるものではない。例えば、複数の発熱部52が、独立して温度制御されず、一括で温度制御される構成であってもよい。すなわち、加熱器50は、金型10の軸方向全体を一定の温度で加熱する構成であってもよい。
また、金型10(円筒形金型12、上下金型14)と一体に設けられたものであってもよい。また、金型10(円筒形金型12、上下金型14)の軸方向の全体を加熱するものでなくてもよく、金型10(円筒形金型12、上下金型14)を軸方向において部分的に加熱するものであってもよい。
(ゴムロールの製造方法の変形例)
前述の加熱工程では、加熱器50の発熱部52A、52B、52Cの発熱温度を異ならせて金型10を加熱していたが、得たいゴムロールの外径に応じて、発熱部52A、52B、52Cの発熱温度を一定として金型10を加熱してもよい。
(樹脂チューブ13の折り返し方法の変形例)
前述の折り返し方法では、樹脂チューブ13の両端部の突出部分11を拡張してからその両端部の突出部分11を折り返していたが、これに限られず、樹脂チューブ13の一端部の突出部分11を拡張してからその一端部の突出部分11を折り返し、その後、樹脂チューブ13の他端部の突出部分11を拡張してからその他端部の突出部分11を折り返してもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成しても良い。
11A 軸方向外側部分
11 突出部分
12 円筒形金型
13 樹脂チューブ
14B 下金型(端部金型の一例)
14A 上金型(端部金型の一例)
20 芯金
64 円筒部材

Claims (3)

  1. 円筒形金型の内部に、当該円筒形金型の両端から両端部が突出するように樹脂チューブを挿入する挿入工程と、
    前記樹脂チューブの内部から周方向の全周に渡って径方向に均等な力を加えて、前記樹脂チューブにおける前記円筒形金型から突出した突出部分のうちの少なくとも軸方向外側部分を塑性変形させる変形工程と、
    前記樹脂チューブの塑性変形した部分の内周面を、前記円筒形金型の外径よりも大きな内径を持つ円筒部材の外周面に接触させて、前記円筒部材を前記円筒形金型の軸方向中心に向かって移動し、前記円筒形金型の外周面に前記樹脂チューブの前記突出部分を折り返す折り返し工程と、
    を備える樹脂チューブの折り返し方法。
  2. 前記折り返し工程は、
    前記樹脂チューブの両端部の塑性変形した部分の内周面を、前記円筒形金型の外径よりも大きな内径を持つ円筒部材の外周面に接触させる第1工程と、
    一方の前記円筒部材を前記円筒形金型の軸方向中心に向かって移動し、前記円筒形金型の一端の外周面に前記樹脂チューブの一端部の前記突出部分を折り返す第2工程と、
    前記第2工程の後、他方の前記円筒部材を前記円筒形金型の軸方向外側に向かって移動してから、前記他方の円筒部材の近傍において前記樹脂チューブを前記円筒形金型に押し付ける第3工程と、
    前記第3工程の後、他方の前記円筒部材を前記円筒形金型の軸方向中心に向かって移動し、前記円筒形金型の他端の外周面に前記樹脂チューブの他端部の前記突出部分を折り返す第4工程と、
    を備える請求項1に記載の樹脂チューブの折り返し方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の樹脂チューブの折り返し方法により前記樹脂チューブの両端部の前記突出部分を前記円筒形金型の両端の外周面に折り返す工程と、
    前記円筒形金型の両端に折り返された前記樹脂チューブ、及び該樹脂チューブに挿入された芯金を保持する端部金型を前記円筒形金型の両端に装着する装着工程と、
    前記端部金型からゴム材料を注入する注入工程と、
    前記円筒形金型及び前記端部金型を加熱して前記ゴム材料を加硫する加硫工程と、
    を備える樹脂チューブ被覆ロールの製造方法。
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