JP2583513Y2 - チューブ折り返し装置 - Google Patents

チューブ折り返し装置

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JP2583513Y2
JP2583513Y2 JP6737692U JP6737692U JP2583513Y2 JP 2583513 Y2 JP2583513 Y2 JP 2583513Y2 JP 6737692 U JP6737692 U JP 6737692U JP 6737692 U JP6737692 U JP 6737692U JP 2583513 Y2 JP2583513 Y2 JP 2583513Y2
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tube
insertion rod
fluororesin
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folding
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JP6737692U
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JPH0629824U (ja
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斌 李
済成 柳
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、金型パイプにチューブ
を挿入し、このチューブの両端を金型パイプの両端外周
面上に折り返す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機等に定着装置として、表面に
フッ素樹脂チューブを被覆した、いわゆるチューブロー
ラが使用されている。このチューブローラは次のように
製作されている。即ち、図4において、10はチューブ
ローラの製作に用いられる従来のチューブ折り返し装置
であり、左右一対のチューブ折り返しユニット11,1
2を有している。これらのチューブ折り返しユニット1
1,12はチューブ挿入ロッド13,14を有し、これ
らチューブ挿入ロッド13,14は前進及び後退可能に
エアーシリンダ15に連結されている。各チューブ挿入
ロッド13,14上には折り返し用の爪3が配されてい
る。爪3は複数に分割されて拡径及び縮径可能な構造を
有し、拡径機構17に取り付けられている。チューブ挿
入ロッド13,14の間にはパイプ載置台16が設けら
れ、このパイプ載置台16上には金型パイプ1が載置さ
れている。
【0003】以上の構成を有するチューブ折り返し装置
において、作業者4は、先ず、一方のチューブ挿入ロッ
ド13をフッ素樹脂チューブ2に一端側より手作業によ
り挿入する。その後、パイプ載置台16上の金型パイプ
1内にチューブ折り返しユニット11,12を作動させ
てフッ素樹脂チューブ2を挿入すると共にこのチューブ
2の他端側に他方のチューブ挿入ロッド14を挿入し、
終了後、金型パイプ1の両端部の外周上にフッ素樹脂チ
ューブ2の両端部を折り返す。つまり、爪3,3を拡径
機構17にて拡径させてフッ素樹脂チューブ2の両端部
を拡張し、拡径機構17,17を相互に接近させること
により爪3,3を前進させる。これにより、金型パイプ
1の両端部の外周上にフッ素樹脂チューブ2の両端部が
折り返される。
【0004】しかしながら、上記した従来のチューブ折
り返し装置10では、作業者4が手作業によりフッ素樹
脂チューブ2にチューブ挿入ロッド13を挿入させるた
め、チューブ折り返し作業の作業効率が悪く、従って、
チューブローラの製造効率も低下してしまう欠点があっ
た。そこで、チューブ挿入ロッドをフッ素樹脂チューブ
に挿入する作業を自動化すべく、図5に示すように、チ
ューブ挿入ロッド5の挿入方向に対して直角方向に往復
動可能なチューブ載置台6と、このチューブ載置台6上
に載置された偏平フッ素樹脂チューブ2の一端部を吸着
し、この一端部を開口させる真空吸着パッド7,7等を
備えるチューブ折り返し装置を提案した。即ち、この装
置によれば、偏平に押し潰されているフッ素樹脂チュー
ブ2の一端部を真空吸着パッド7,7にて開口させるこ
とができるので、この開口端部を介してチューブ挿入ロ
ッド5をフッ素樹脂チューブ2に自動的に挿入すること
ができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、フッソ樹脂チ
ューブ2の端部を真空吸着パッド7,7にて開口する
と、図6に示すように、このチューブ2開口端部の内面
に静電気が発生する上に、チューブ挿入ロッド5の挿入
時にもこの挿入ロッド5とフッソ樹脂チューブ2内面と
が摩擦接触することから同様にフッソ樹脂チューブ2の
内面に静電気が発生する。そして、この帯電している静
電気はフッソ樹脂チューブ2の開口端部を閉じる方向へ
の力として作用する。このため、従来は特に湿度が低い
場合フッソ樹脂チューブ2の開口端部が静電気の作用で
真空吸着パッド7,7より外れることが多発し、チュー
ブ挿入ロッド5のフッソ樹脂チューブ2への挿入が不能
になったり、フッソ樹脂チューブ2がチューブ載置台6
上で動くためチューブ挿入ロッド5の挿入が不完全にな
ったりすることがあった。本考案は、このような点を解
決するためになされたもので、チューブ挿入ロッドをチ
ューブに確実、かつ正確に挿入することができるチュー
ブ折り返し装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のチューブ折り返
し装置は、チューブ挿入ロッドの周面にチューブ帯電防
止手段を設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】チューブ挿入ロッドに設けたチューブ帯電防止
手段は、チューブの開口端部の内面の静電気を除去する
等により帯電を防止する。これにより、チューブの開口
端部に閉じる方向への力が作用しなくなるので、吸着パ
ッドにて確実にチューブ端部を開口状態に保持すること
ができる。従って、チューブ挿入ロッドをチューブに確
実、かつ正確に挿入することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本考案に係るチューブ挿入ロッドを
示す断面図である。このチューブ挿入ロッド25は筒状
の本体26と、その先端に同軸的に取り付けられている
押入部27とを有し、本体26及び押入部27の周面に
はチューブ帯電防止テープ28がロッドの長さ方向に沿
って貼付けられている。このチューブ帯電防止テープ2
8は、本実施例ではトルデンペーパーテープ(商品名:
滋賀殖産株式会社製)が用いられており、チューブに帯
電したイオンを逆のイオンと中和させて静電気を瞬時に
空中に放電する静電気中和機能を備えている。
【0009】次に、上記した構成のチューブ挿入ロッド
25を備えたチューブ折り返し装置について、図2を参
照して説明する。図2はチューブ折り返し装置の全体を
概略的に示した正面図である。この図において20はキ
ャスタ35により移動可能なフレームであり、このフレ
ーム20は支持脚36により床面37に固定も可能であ
る。このフレーム20上にはベット38が設けられ、こ
のベット38上に左右一対のチューブ折り返しユニット
39,40が設けられている。
【0010】左側のチューブ折り返しユニット39は、
図1に示したチューブ挿入ロッド25を有し、この挿入
ロッド25の後端側外周には円周方向に等分割されてい
るチューブ折り返し用の爪34が配置されている。ま
た、このチューブ折り返しユニット39はチューブ挿入
ロッド25の後端を支持する支柱41を有し、この支柱
41はボールねじ送り機構42に取付けられている。一
方、爪34は拡径機構43に取付けられて径方向に移動
できる構成となっており、拡径機構43にはエアーシリ
ンダ44にて爪34側に突出してフッ素樹脂チューブ2
の端部を押圧するチューブ固定部材45が取付けられて
いる。
【0011】他方のチューブ折り返しユニット40は案
内ロッド32を有し、この案内ロッド32の外周には前
述した構成の爪33が配置されている。この爪33は同
様に拡径機構43に取付けられ、拡径機構43にはエア
ーシリンダ44及びチューブ固定部材45が取付けられ
ている。案内ロッド32は支柱41にて支持され、この
支柱41はリニアガイド46に取付けられている。リニ
アガイド46は図示しないエアーシリンダにて移動され
る。案内ロッド32先端の近傍には、ベット38に固定
されたパイプ載置台47が配設され、この載置台47上
の金型パイプ1はパイプ押さえアーム53により固定的
に支持される。パイプ載置台47はV字状の溝を有し、
パイプ載置台の下にスペーサーを挿入することで、正確
に案内ロッド32(チューブ挿入ロッド25)の中心軸
線と一致する、いわゆる芯出しができる構成となってい
る。
【0012】ベット38の略中央部には、チューブ載置
台48が配置されている。このチューブ載置台48は、
図示しないエアーシリンダによりベット38を直角に横
切る方向に移動できるようになっている。チューブ載置
台48上には、フッ素樹脂チューブ2が偏平な状態で載
置される。このフッ素樹脂チューブ2の一端を開口させ
るために、上下一対のチューブ開口装置49,50が設
けられている。これらのチューブ開口装置49,50
は、真空吸着パッド49a,50aを備え、図示しない
真空ポンプに接続されている。そして、一方の真空吸着
パッド49aは、エアーシリンダ51に取付けられ、そ
のロッドが下方向に突出し、フッ素樹脂チューブ2の端
部を吸着した後、上方に移動され、これによりフッ素樹
脂チューブ2の端部を開口させることができる。
【0013】次に、上記チューブ折り返し装置の動作を
説明する。先ず、ベット38の中央部のチューブ載置台
48に、偏平なフッ素樹脂チューブ2を載せる。また、
ベット38の右側のパイプ載置台47には金型パイプ1
を載せ、このパイプ1をパイプ押さえアーム53により
固定する。次に、図示しない操作盤上のスイッチを投入
し、チューブ載置台48を直角方向に移動させる。チュ
ーブ載置台48はチューブ挿入ロッド25の中心軸とV
字状溝48aの中央が一致した位置で移動を停止する。
次いで、チューブ開口装置49,50が作動を開始し、
エアーシリンダ51を介して真空吸着パッド49aが下
降し、両真空吸着パッド49a,50aがフッ素樹脂チ
ューブ2の端部を吸着する。この吸着後、真空吸着パッ
ド49aは所定位置まで上昇して停止する。これにより
偏平なフッ素樹脂チューブ2の端部が開口されることに
なる。この開口によりフッ素樹脂チューブ2の端部内面
に静電気が発生する。
【0014】次に、ボールねじ送り機構42が作動し、
チューブ折り返しユニット39全体が移動するので、チ
ューブ挿入ロッド25がフッ素樹脂チューブ2の開口端
部に向かって前進し、該チューブ2内に挿入される。と
ころで、チューブ挿入ロッド25が図1に示すようにフ
ッ素樹脂チューブ2端部に挿入されると、チューブ帯電
防止テープ28はチューブ2端部の内面に帯電している
イオンを逆のイオンと中和させ、静電気を除電する。ま
た、チューブ挿入ロッド25が更に挿入され、フッ素樹
脂チューブ2内面との摩擦接触で静電気が発生してもこ
の静電気は同様にチューブ帯電防止テープ28にて中
和、除電される。従って、フッ素樹脂チューブ2の開口
端部を真空吸着パッド49a,50aにて確実に吸着
し、開口状態を保持しておくことができる。よって、チ
ューブ挿入ロッド25をフッ素樹脂チューブ2に確実,
かつ正確に挿入することができる。チューブ挿入ロッド
25が完全に挿入されると、真空吸着パッド49a,5
0aは、真空吸着を開放する。一方、エアーシリンダ4
4の作動によりチューブ固定部材45が突出し、該チュ
ーブ2の端部を爪34上で押さえる。その後、チューブ
載置台48が直角方向に退避して初期位置に戻った後、
ボールねじ送り機構42によりチューブ折り返しユニッ
ト39が更に移動し、パイプ載置台47上の金型パイプ
1に、チューブ挿入ロッド25が挿入される。
【0015】引き続き、エアーシリンダにてリニアガイ
ド46が作動を開始し、案内ロッド32と共に爪33を
前進させる。これにより、フッ素樹脂チューブ2の端部
には案内ロッド32が挿入される。よって、爪33も案
内ロッド32とチューブ2端部との間に確実に押し込ま
れる。次に、案内ロッド32側のエアーシリンダ44が
作動し、チューブ固定部材45の突出でフッ素樹脂チュ
ーブ2端部を爪33上で押さえる。
【0016】次いで、拡径機構43,43が作動し、図
3に示すように、それぞれの爪33,34がフッ素樹脂
チューブ2両端部を拡張するように径方向に移動する。
そして、ボールねじ送り機構42及びリニアガイド46
が作動し、これら拡径した爪33,34を互いに接近す
る方向に移動する。従って、金型パイプ1の両端部にフ
ッ素樹脂チューブ2の両端部が折り返される。その後は
左右のチューブ折り返しユニット39,40が初期位置
に戻ってチューブ折り返し工程が終了する。上記実施例
において、チューブ帯電防止テープ28に代えて、静電
気防止ゴム層や低摩擦材であるプラスチック層をチュー
ブ挿入ロッド25に設けるようにしてもよい。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
チューブ挿入ロッドの周面にチューブ帯電防止手段を設
けたので、吸着パッドにてチューブ端部を確実に吸着し
て開口させておくことができる。従って、チューブ挿入
ロッドをチューブに確実かつ正確に挿入することができ
るので、その後工程でチューブを金型パイプに正確に折
り返し、チューブローラの品質及び製造効率を大幅に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るチューブ挿入ロッドを含む要部の
断面図である。
【図2】本考案に係るチューブ折り返し装置の全体を概
略的に示す正面図である。
【図3】チューブの折り返し動作を説明する断面図であ
る。
【図4】従来のチューブ折り返し装置の概略図である。
【図5】従来に係るチューブ挿入ロッドのチューブへの
挿入動作を説明する正面図である。
【図6】図5のチューブ挿入ロッドとチューブの帯電状
態を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 金型パイプ 2 フッ素樹脂チューブ 25 チューブ挿入ロッド 28 チューブ帯電防止テープ 49a,50a 真空吸着パッド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 63/00 - 63/48 B29D 31/00 G03G 15/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平なチューブの端部を吸着して開口さ
    せる吸着パッドと、該開口したチューブに挿入され、該
    チューブを金型パイプ内へ案内するチューブ挿入ロッド
    とを備えるチューブ折り返し装置において、前記チュー
    ブ挿入ロッドの周面にチューブ帯電防止手段を設けたこ
    とを特徴とするチューブ折り返し装置。
JP6737692U 1992-09-28 1992-09-28 チューブ折り返し装置 Expired - Lifetime JP2583513Y2 (ja)

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JPH0629824U JPH0629824U (ja) 1994-04-19
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