JPS6251541A - シ−トの巻取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、送り部から送り出される紙類等のシートを
迅速に巻取り芯棒に巻付け、これを巻取るためのシート
の巻取り装置に関する。

［従来の技術］ 従来、送り部から送り出される紙類等のシートを巻取る
ための巻取り装置としては、例えば、第３図に示す紙の
巻取り装置２０がある。

図に示す紙の巻取り装置２０は、軌道試験用等の記録台
などで記録済みの記録用紙２１を巻取るための巻取り装
置２０であって、記録用紙２１は、１１℃両速度に比例
して送り都としての送りローラ２２から送り出される。

この巻取り装置２０は、送りローラ２２と巻取りローラ
２３との間に、テンションローラ２４と第１の中間ロー
ラ２５及び第２の中間ローラ２６とを汀する。

テンションローラ２４は、その長子方向の両端が所定の
長さのガイド部材２７ａ、２７ｂに対し上ド方向に摺動
可能に取り付けられ、送りローラ２１から送り出される
記録用紙２１を自重により伸張するものである。

また、記録用紙２１が、車両速度に比例して送り部とし
ての送りローラ２２から送り出されることから、巻取り
ローラ２３を回転させる巻取りモータ９の駆動を調節す
る必要があり、このことからガイド部材２７ａの上部と
Ｆ部には２つのリミットスイッチ（図示せず）が設けら
れている。

上部のリミットスイッチは、ガイド部材２７ａ。

２７ｂに取付けられたテンショア０−ラ２４がガイド部
材２７ａ、２７ｂの上部まで上昇して、その−Ｌ限にま
で達した時に、巻取りモータ２８を停止するものであり
、下品のリミットスイッチは、テンンヨンローラ２４が
ガイド部材２７ａ、２７ｂの下部までド降して、そのＦ
限にまで達した時に、巻取りモータ２８を起動して巻取
りを再開するものである。

このようにして、記録用紙２１は、ガイド部材２７　ａ
、　２７　ｂの、上部と下部の間を上下移動する７−７
シヨンローラ２４のｎ屯により伸張され、第１の中間ロ
ーラ２５及び第２の中間ローラ２６を経て、巻取りロー
ラ２３に巻取られる。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、このような巻取り装置２０にあっては、
始めに巻取リローラ２３に記録用紙２１を巻き付ける際
の初期設定が悪い場合には、記録用紙２１が左右どちら
かに偏り、巻取りローラ２３に巻取られた記録用紙２１
の両端に不揃いが生じて巻取られた記録用紙２１の内部
にしわができるという問題がある。

そして、この巻取りローラ２３に記録用紙２１を巻き付
ける際の初期設定は、専ら熟練者の熟練により行われて
いるが、記録用紙が車両速度に比例して送り出される場
合などにおいては、送り速度が速いと初期設定に難を来
すという問題がある。

［発明の目的コ この発明の目的は、前記従来の問題を解決するものであ
って、紙類等のシートが速い速度で送り出されても容易
に巻付けの初期設定を行うことができて、巻取られた／
−トの両端に不揃いが生じたり、シートの内部にしわが
できるのを防１１−することができるシートの巻取り装
置を提供することにある。

口問題点を解決するための手段］ このような目的を達成するためのこの発明の手段は、回
転支持機構に両端で固定され、複数の通気孔又はスリッ
トを有する中空の巻取り芯棒と、この巻取り芯棒の複数
の通気孔又はスリットを介して外気を吸引するために前
記芯棒の中空と連通ずる負圧発生装置と、前記回転支持
機構を介して前記巻取り芯棒を回転させる駆動装置とを
備えるシートの巻取り装置にある。

［作用］ このように構成したソートの巻取り装置は、巻取り芯棒
にシートを巻付ける初期設定の際に負圧発生装置を起動
する。このことにより、外気が巻取り芯棒の複数の通気
孔又はスリットから負圧発生装置に吸引される。そして
、巻取り芯棒にシートを巻付ける際には、シートが巻取
り芯棒の複数の通気孔又はスリットに吸引されて、巻取
り芯棒に巻付き、シートの巻付けの初期設定が容易にな
る。

［実施例］ 以下、図面を参照して、この発明におけるシートの巻取
り装置の一実施例につき詳細に説明する。

第１図は、シートとしての記録用紙の巻取り装置１を示
したものである。

図に示す記録用紙の巻取り装置１は、従来と同様に軌道
試験車等の記録台などで記録済みの記録用紙２１（第３
図参照）を巻取るためのものであって、記録用紙２１は
、車両速度に比例して送り部としての送りローラ２２か
ら送り出されるが、説明の都合上送りローラ２２．テン
シロンローラ２４、第１の中間ローラ２５．第２の中間
ローラ２６は省略する。

さて、この記録用紙の巻取り装置１は、記録用紙２１を
巻取るための巻取り芯棒２を備える。

巻取り芯棒２は、厚紙を円筒状に形成したものであって
、巻取り芯棒２には、多数の通気孔３が所定の間隔を置
いて均等に形成されている。

この巻取り芯棒２は、回転支持機構に両端で固定されて
記録用Ｈ１２１を巻取るものであって、回転支持機構に
は、巻取り芯棒２の両端に挿着される第１のフランジ部
材４及び第２のフランジ部祠５を有する。

第１のフランジ部材４は、駆動装置６に結合され、駆動
装置８は駆動モータと歯車列とを有しく図示せず）、第
１のフランジ部材４の軸心は、この歯車列の内の一つの
歯車に噛合されている。

一方、第２のフランジ部材５は、その中心部分に中空部
ををし、巻取り芯棒２の軸方向に移動可能に支承され、
巻取り芯棒２を第１のフランジ部材４との間で挟持する
方向に付勢されている。また、第２のフランジ部材５の
後部は、円筒状に形成され、その大部分がケース７内に
収納される。

なお、この第２のフランジ部材５の後端部は、他の部分
よりも外径が小さく形成されており、この部分にスプリ
ング８が嵌挿されて、第２のフランジ部材５が常時第１
のフランジ部材４側に付勢される。

そして、ケース７の１１部には、ケース７の外部から第
２のフランジ部材５を非付勢方向に移動するためのレバ
ー７ａが設けられ、このレバー７ａの先端が第２のフラ
ンジ部材５の後部に設けられた係合フランジ９にスラス
トベアリング１０を介して係合されている。

なお、図中１１はスプリング８と第２のフランジ部材５
の後部との間に配置したスラストベアリングである。

次に、第２のフランジ部材５の後部の後端には、ロータ
リージヨイント１２が取付けられており、このロータリ
ージヨイント１２に負圧発生装置としての真空ポンプ１
３の接続管１４が取付けられる。このことにより、真空
ポンプ１３は、第２のフランジ部材５の中空部分、第２
のフランジ部材５の後部の中空部分及び接続管１４を介
して巻取り芯棒２の中空部分と連通ずる。

このように構成した記録用紙の巻取り装置１は、まず、
巻取り芯棒２が回転支持機構に固定される。

この取付けは、レバー７ａの操作により第２のフランジ
部材５を非付勢方向に移動し、第１のフランジ部材４と
第２のフランジ部材５に巻取り芯棒２の両端を取付け、
レバー７ａを再度操作して第２のフランジ部材５を元の
位置に戻しておこなう。

次に、真空ポンプ１３を作動する。

この真空ポンプ１３か作動することにより、外気が巻取
り芯棒２に形成された多数の通気孔３から約均等に取り
込まれ、巻取り芯棒２の中空部分。

第２のフランジ部材５の中空部分、第２のフランジ部材
５の後部の中空部分、ロータリージヨイント１２．接続
管１４を経て、真空ポンプ１３に吸引される。

さて、巻取り芯棒２に記録用紙２１を巻付ける初期設定
の際には、記録用紙２１の端部を巻取り芯棒２に近づけ
る。このことにより、外気かも取り芯棒２に形成された
多数の通気孔３から約均等に取り込まれて、第２図に示
すように、記録用紙２１が多数の通気孔３に吸引される
。

したがって、作業者は、記録用紙２１の巻取り芯棒２に
対する取付は位置の微調整のみを行うこととなる。

而して、この初期設定の終了の後に、駆動モータを起動
し、第１のフランジ部材４の軸心を回転させ、第２のフ
ランジＲ祠５と伴に巻取り芯棒２を回転させて、記録用
紙２１を巻取るものである。

以上、実施例では第２のフランジ部材の後端部に負圧発
生装置を配置して、巻取り芯棒の一端側からのみ外気を
吸引するようにしたが、負圧発生装置は、第１のフラン
ジ部材側にも配置して、巻取り芯棒の両端側から外気を
吸引するようにしてもよい。このようにすれば外気が巻
取り芯棒に形成された多数の通気孔から、より一層均等
に取り込まれ、巻取り芯棒に記録用紙を巻付ける初期設
定がより容易なものとなる。

なお、負圧発生装置としては、送風機等を用いてもよい
。

マタ、シートとしては、ビニール、セロファン。

繊維、アルミ箔、銅薄板等がある。

そして、巻取り芯棒にスリットを形成するようにしても
よい。

［発明の効果コ 以１−の説明から明らかなように、この発明におけるシ
ートの巻取り装置は、回転支持機構に両端で固定され、
複数の通気孔又はスリットを打する中空の巻取り芯棒と
、この巻取り芯棒の曳数の通気孔又はスリットを介して
外気を吸引するために前記芯棒の中空と連通ずる負圧発
生装置と、前記回転支持機構を介して１１；１記巻取り
芯棒を回転させる駆動装置とを備えるので、紙類等のシ
ートが速い速度で送り出されても容易に巻付けの初期設
定を行うことができ、巻取られたシートの両端に不揃い
が生じたり、シートの内部にしわができるのを防止する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明におけるシートの巻取り装置の一実
施例を示した一部断面図、第２図は、初期設定時の記録
用紙を示した正面図、第３図は、従来のシートの巻取り
装置を示した斜視図である。 ■・・・・記録用紙の巻取り装置、２曲巻取り芯棒、３
・・・・通気孔、４・・・・第１のフランジ部材、５曲
第２のフランジ部材、１２・、−・ロータリージヨイン
ト、１３　・・・・真空ポンプ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転支持機構に両端で固定され、複数の通気孔又
   はスリットを有する中空の巻取り芯棒と、この巻取り芯
   棒の複数の通気孔又はスリットを介して外気を吸引する
   ために前記芯棒の中空と連通する負圧発生装置と、前記
   回転支持機構を介して前記巻取り芯棒を回転させる駆動
   装置とを備えることを特徴とするシートの巻取り装置。
2. （２）回転支持機構は、芯棒の両端に挿着される第１及
   び第２のフランジ部材を有し、第１のフランジ部材は駆
   動装置に結合され、第２のフランジ部材は中空部を有し
   、前記芯棒の軸方向に移動可能に支承されて前記芯棒を
   第１のフランジ部材部との間で挟持する方向に付勢され
   、負圧発生装置は真空ポンプであって、この真空ポンプ
   は第２のフランジ部材の中空部と連通している特許請求
   の範囲第１項記載のシートの巻取り装置。