JPH0760938A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JPH0760938A
JPH0760938A JP5229432A JP22943293A JPH0760938A JP H0760938 A JPH0760938 A JP H0760938A JP 5229432 A JP5229432 A JP 5229432A JP 22943293 A JP22943293 A JP 22943293A JP H0760938 A JPH0760938 A JP H0760938A
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JP
Japan
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sheet
fan rotor
guide surface
fan
conveying device
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JP5229432A
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Inventor
Kenichi Nakajima
健一 中島
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Riso Kagaku Corp
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Riso Kagaku Corp
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H5/00—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
    • B65H5/22—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by air-blast or suction device
    • B65H5/222—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by air-blast or suction device by suction devices
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H29/24—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by air blast or suction apparatus
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H2301/40—Type of handling process
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートを真空にて吸付けて搬送するシート搬
送装置をシートに及ぼす送り方向の力が高い可撓性を有
する構成にて提供する。 【構成】 シート案内面の一部に空気吸込み口を設け、
該空気吸込み口より半径方向内向きの空気を吸込むファ
ンのファンロータの周縁の一部を該空気吸込み口よりシ
ート案内面上へ突出させ、空気吸込み口の部分にてシー
トをシート案内面上へ吸付けると同時にファンロータの
周縁部をシートに接触させ、ファンロータの回転により
シートに送り方向への可撓的な駆動力を及ぼす。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には紙その他の
薄板状物体（以下単にシートという）を搬送する技術に
係り、特に輪転式印刷機に於て印刷ドラムと裏押しロー
ラの間に挾まれ印刷ドラムの回転に伴なって印刷ドラム
に向い合った一方の面に印刷を施されつつ印刷ドラムと
裏押しローラの間の挾み領域から排出されてくるシート
をシート受台の如きシート受容装置まで搬送するシート
搬送装置に係る。
【０００２】
【従来の技術】物体を搬送する手段としてはベルトコン
ベアが周知であり、シートの搬送も勿論ベルトコンベア
を用いて容易に達成できる。印刷機の分野に於ても、印
刷ドラムと裏押しローラの間に挾まれ印刷ドラムの回転
に伴なって印刷ドラムに向い合った一方の面に印刷を施
されつつ印刷ドラムと裏押しローラの間の挾み領域から
排出されてくるシートをシート受台まで搬送するシート
搬送装置として、ベルトコンベアを用い、更に該ベルト
コンベアの裏面を真空とすることによりシートをベルト
コンベア上に吸付けて搬送する構造のシート搬送装置が
特開昭６０−１４８８６４号公報に於て提案されてい
る。このようにベルトコンベアの裏面を真空とすること
により、シートの印刷を施された上面に直接触れること
なくシートを裏面にてベルトコンベア上に確実に捕捉
し、印刷されたシートをシート受台まで確実に搬送する
ことができると同時に、特に孔版印刷の場合の如く印刷
インキの強い粘性により印刷ドラムに貼り付いた状態に
留まろうとするシートを、印刷面に触れることなく印刷
ドラムから剥ぎ取る作用が得られ、また上記の公報に於
て提案されている如くベルトコンベアによるシート送り
経路の終端部にシートの両側縁部にてシートの裏面に係
合してこれをベルトコンベアの面より持上げる隆起部を
設けておくことにより、中央部にてベルトコンベア上に
吸引捕捉されて進行するシートの両側縁部を上方へ折曲
げてシートにＵ字形の湾曲を与え、シートが薄い場合に
もそれに剛性を付加してシートをシート受台の奥まで確
実に到達せしめることが可能である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の如く裏面
を真空とされたベルトコンベア上にシートを吸付けて搬
送する構造では、ベルトコンベアの運転速度が印刷ドラ
ムの回転速度に正しく同期されることが必要であり、そ
のため両者を駆動連結するためのかなりの大掛りな駆動
連結機構が必要とされ、印刷機のコスト高を招くだけで
なく、駆動連結機構の慣性によって印刷速度の高速化が
妨げられる。またベルトコンベアの下を真空とするため
には、ベルトコンベアの下部を囲むかなりの大きさのハ
ウジングと、その内部より大量の空気を吸出するかなり
大容量のファンを必要とし、このことも印刷機の軽量化
とコストダウンの妨げとなる。
【０００４】本発明は、上記の印刷ドラムを出たシート
をシート受台まで搬送する場合の如く、シートに比較的
強い送り方向の力が及ぼされることが好ましいが、シー
ト搬送装置として真空式のベルトコンベアを用いる場合
には送り速度の同期制御が必要となることに鑑み、シー
トに比較的強力な送り力を及ぼすことができるがその送
り力は高い可撓性を有するものとされることにより上記
の問題を解決した新規にして且有利なシート搬送装置を
提供することを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、本発明に
よれば、シート案内面と、ファンロータの周縁部から半
径方向内向きに空気を吸込むファンを有し、前記ファン
の空気吸込み口は前記シート案内面の一部に開口してお
り、前記空気吸込み口から前記ファンロータの周縁の一
部が前記シート案内面上に突出ており、前記ファンの作
動時に前記シート案内面上に突出たファンロータの周縁
部は前記シート案内面上のシートの移動方向と同じ方向
に運動するよう構成されていることを特徴とするシート
搬送装置によって達成される。
【０００６】上記の如き構成のシート搬送装置は、印刷
ドラムと裏押し手段の間に挾まれ前記印刷ドラムの回転
に伴なって前記印刷ドラムに向い合った一方の面に印刷
を施されつつ前記印刷ドラムと前記裏押し手段の間の挾
み領域から排出されてくるシートをシート受台まで搬送
する位置に配置され、前記シート案内面は前記挾み領域
を通って出て来たシートをその他方の面に沿って摺動式
に受けるようになっていてよい。
【０００７】又上記のシート搬送装置に於て、前記シー
ト案内面上に突出たファンロータの周縁の一部はシート
との接触による摩擦力を増大する環状部を含んでいてよ
い。これは、ファンロータの周縁の一部であってシート
案内面上に突出た部分がその一部に上記の如き摩擦力増
大のための環状部を含む場合と、摩擦力増大のための環
状部のみによってファンロータがシート案内面上に突出
る場合の両方を含む。
【０００８】又上記のシート搬送装置に於て、前記ファ
ンロータの周縁の一部が前記シート案内面上に突出てい
る位置が前記挾み部からシートの搬送経路に沿って隔た
る距離はシートの搬送方向の長さより小さくされている
のが好ましい。
【０００９】又上記のシート搬送装置に於て、前記シー
ト案内面にはシートの進行方向に見て前記ファンロータ
の周縁の一部が突出ている位置より後方にシートの両側
縁部をシートの中央部より持上げてシートをＵ字形に湾
曲させる一対の隆起部が設けられていてよい。
【００１０】又上記のシート搬送装置に於て、前記ファ
ンロータは前記シート案内面の幅方向の両側縁部にて中
央部より大きい径を有するよう構成されていてもよい。
【００１１】
【作用及び効果】上記の如きシート搬送装置よれば、フ
ァンロータは空気吸込み口にシートを吸付けるに十分な
真空を発生させるべく、その周速がシートの送り速度よ
り高い速度であるような回転速度にて回転されてよく、
シートは常に該シートに対し送り方向に相対的に変位す
るファンロータ周縁部との軽い摩擦接触により送り方向
に駆動されるので、ファンロータよりシートに及ぼされ
るシート送り方向の駆動力は比較的強くても高い可撓性
を有し、シートの動きが他の手段によって規制されると
きには、該手段により規制されるシートの動きに容易に
追従しつつシートに対し連続的に送り力を及ぼすことが
できる。
【００１２】特に上記のシート搬送装置が印刷機の排紙
部に設けられるときには、印刷ドラムの回転に伴なって
挾み領域から排出されて来るシートは、シート案内面上
を滑ってシート受台へ向かう方向に移動してくるが、シ
ートの先端がシート案内面の一部に開口した空気吸込み
口の上に達し、該空気吸込み口から突出たファンロータ
の周縁一部に接触すると、シートはこの部分にてシート
案内面上に吸付けられると同時に回転するファンロータ
周縁部との摩擦接触によりシート受台へ向かうシート送
り方向へ駆動される。この場合回転するファンロータの
周縁部との摩擦接触によりシートへ与えられる駆動作用
はファンロータの周縁部とシートの裏面との間の比較的
小さな面積に於ける摩擦的滑り接触により与えられ、フ
ァンロータの周速がシートの送り速度よりかなり高い速
度となるようファンロータが回転駆動されていれば、シ
ートの後端部が未だ印刷ドラムと接触していてシートの
送り移動が印刷ドラムの回転により規制されている間中
は印刷ドラムの回転速度が種々に変化してもシートはフ
ァンロータにより常に可撓的な送り方向への駆動作用を
与えられ、ファンロータによるシートの送り作用は印刷
ドラムの回転に機械的に同期される必要のない柔軟なも
のとなる。又このファンロータによりシートに与えられ
る可撓的で柔軟な送り作用は、シートの後端が印刷ドラ
ムとの係合より外れた瞬間からシートの送り速度を上げ
ることができるものであり、これによって印刷ドラムが
比較的緩やかな回転速度にて回転される印刷時にも印刷
ドラムとの係合から解放された後シートに高い送り速度
を与え、印刷ドラムの回転速度に拘らず常にシートをシ
ート受台の奥まで確実に送り込むことができる。
【００１３】また上記の構成になるシート搬送装置は、
作動に当ってファンロータが回転駆動されるだけでよ
く、かかるファンロータは電動機に直結されて電動機よ
り直接駆動されてよいので、機械の可動部分の構成は極
めて簡単である。この場合電動機によりファンロータに
与えられる回転動力はその殆どがファンロータに空気吸
込み口から空気を吸込ませる作用を行わせるためのもの
であり、ファンロータはそのようなファンとしての本来
の機能を達成しつつその本来の機能を達成する手段の一
部即ちその周縁部にて更にシートに対し送り作用を与え
るという複合機能を果している。従ってこの場合、シー
トに対し送り作用を与えるための手段としては、上記の
如くファンロータの周縁の周りに特にシートとの接触に
よる摩擦力を増大する環状部を設けるべくゴム製環状ベ
ルトが装着されるような場合を除き、装置としては何ら
の実質的な追加の装置を必要としない。
【００１４】
【実施例】以下に添付の図を参照して、本発明を実施例
について更に詳細に説明する。
【００１５】添付の図１は本発明によるシート搬送装置
を輪転式孔版印刷機に組込んだ一つの実施例を示す幾分
解図的縦断面である。図に於て１０は印刷機のハウジン
グであり、その内部に多孔性の周壁部を有する印刷ドラ
ム１２が図には示されていない駆動手段により選択的に
回転駆動されるように設けられている。印刷ドラム１２
には孔版原紙供給ロール１４より引出された孔版原紙１
６が原紙穿孔部１８にて穿孔された後その周りに巻付け
られるようになっている。原紙穿孔部１８に於ける孔版
原紙の穿孔は原稿読取り部２０にて原稿２２より読取ら
れた情報に従って行われる。穿孔された原紙が印刷ドラ
ム１２の周りに巻付けられると、印刷ドラム１２の内部
に組込まれた図には示されていないインキ供給装置によ
り印刷ドラムの内側から原紙へ向けてインキが供給さ
れ、シート供給部２４より逐次供給される印刷シート２
６が印刷ドラム１２と裏押しローラ２８の間の挾み領域
３０にて裏押しローラ２８の如き裏押し手段により印刷
ドラム１２に対し押付けられ、シート２６の印刷ドラム
１２に向かい合った面に印刷が施されるようになってい
る。印刷を施されたシートは印刷インキの粘性により印
刷ドラムに付着したまま移動しようとするので剥離爪３
２によりシートはそ先端部から始まって印刷ドラム１２
から引き剥される。以上の構成は輪転式孔版印刷機の基
本的構成の一つとして公知のものである。
【００１６】剥離爪３２にて印刷ドラム１２より引き剥
された印刷シートは本発明によるシート搬送装置のシー
ト案内面３４上に受けられる。シート案内面３４は印刷
シート２６がその裏面にて接触しつつ容易に移動するこ
とができるような滑らかな面である。用紙案内面３４に
は図２により良く示されている如く、その一部に空気吸
込み口３６が設けられている。そしてこの空気吸込み口
３６よりファン３８のファンロータ４０の周縁の一部が
突出ている。
【００１７】ファン３８は図３及び４により詳細に示さ
れている如く回転軸４２の周りにその軸線に沿う方向に
同一の湾曲した翼型断面を呈する多数の翼４４が支持さ
れた構造のロータ４０を有するものであり、ロータ４０
は図にて矢印Ａ方向に回転駆動されると空気吸込み口３
６より空気を吸込みこれを空気吐出口４６より吐出する
よう作動するものである。
【００１８】図示の実施例に於ては、ファンロータ４０
の周縁の周りには、その軸線方向の幅の中間の二箇所に
ゴム製環状ベルトの如き環状部材４８が装着されてい
る。環状部材４８はその外面に沿って多数の突起５０を
設けられており、これによって図３に示す如くシート２
６と接したとき接触による摩擦力を増大し、ファンロー
タ４０の回転によりシート２６に対し矢印Ｂ方向に与え
られる可撓的駆動力を増大するようになっている。
【００１９】更に図示の実施例に於ては、シート案内面
３４のシート進行方向に見てファンロータ４０より後方
に、シートの両側縁部に下から係合してこれを持上げる
一対の隆起部５２が設けられている。かかる隆起部が設
けられることにより、空気吸込み口３６の部分にて裏面
より吸引されつつファンロータ４０の周縁部との接触に
より搬送方向へ送られるシートは、その中央部にてシー
ト案内面３４上に接するが、両側縁部にて隆起部５２に
より上方へ持上げられることにより、シート進行方向に
垂直の断面で見てＵ字形に湾曲され、シートに剛性が付
される。かくして剛性を付された状態でシートはその終
端が空気吸込み口３６上を通過するまでファンロータ４
０の周縁部に対し押付けられた状態で進行方向に駆動さ
れ、その後シートの後端がファンロータ４０との接触よ
り離れる際にシートに与えられている運動量による慣性
によってシート受台５４内にシートの先端がシート受台
のシート先端揃え壁５６に突当たるまで進行する。
【００２０】以上に説明した実施例に於ては、ファンロ
ータ４０は全長に亙って同一の径を有する円筒状に構成
されているが、そのようなファンロータに代えて図５に
解図的に示す如く中央に位置する比較的径の小さいファ
ンロータ４０ａとその両側に位置する一対の比較的径の
大きいファンロータ４０ｂの組合せによるファンロータ
が用いられてもよい。このようにシートの中央部に接す
るファンロータとシートの両側縁部に接するファンロー
タの径を異らせることにより、図１及び２に示す実施例
に於て用いられている一対の隆起部５２を設けなくとも
シートをＵ字形に湾曲させることができる。中央のファ
ンロータ４０ａと両側の一対のファンロータ４０ｂとは
共通の回転軸線により一体として回転駆動されてよい
が、多少駆動機構が複雑になることを厭わなければ、中
央のファンロータ４０ａとその両側のファンロータ４０
ｂの回転速度の間に比を持たせ、両者の周速が同一とな
るようにしてもよく、或いは両者の周速の比にシート送
り作用を与える上でより好ましい差を与えるようにして
もよい。
【００２１】図６はファンロータ４０に関する更に他の
一つの実施例を図５と同様の要領にて解図的に示す図で
ある。この実施例に於ては、単一のファンロータ４０ｃ
は比較的小さい径の中央部から比較的大きい径の両端部
まで径が連続的に変化するよう構成されている。かかる
ファンロータを用いる場合にも、上記の一対の隆起部５
２を省略することができる。
【００２２】尚、ファンロータ自身による図５又は６に
示す如き湾曲支持構造は、ファンロータの周りに装着さ
れる環状部材の厚みを変えることによっても達成され
る。
【００２３】図１及び２に示す実施例に於ては、空気吸
込み口３６及びファンロータ４０はシートの移動方向に
沿った一箇所にのみ設けらているが、かかる空気吸込み
口とファンの組合せは図７に解図的に示す如くシート搬
送方向に沿って隔置された二箇所に設けられてもよい。
こうすることにより印刷ドラムから剥ぎ取られるシート
を印刷ドラムにより近い位置にてシート案内面上に吸引
捕捉することができ、しかも排紙受け台により近い位置
まで空気吸込み口とファンロータの組合せによるシート
の確実な搬送を行うことができる。
【００２４】図８は二つのファンロータ４０ｄがシート
の搬送方向Ｂに対し垂直と異なる角度を持って配置され
た実施例を示す概略図である。シートの搬送方向Ｂに対
し一対のファンロータ４０ｄを図示の方向に傾けること
によりシートに展延作用を与えることができる。尚この
ように一対のファンロータの軸線を互いに傾けて配置す
ることを厭わなければ、図５に示す実施例を更に修正
し、両側のファンロータ４０ｂをシートに与えるＵ字形
に沿う方向に傾けてもよく、又その場合にはファンロー
タ４０ａと４０ｂの径を同じくして各ロータを同一の回
転速度にて駆動しても各ロータの周速を同じにすること
ができる。
【００２５】以上に於ては本発明を輪転式孔版印刷機に
適用する場合について幾つかの実施例について詳細に説
明したが、本発明がかかる適用例及び実施例にのみ限ら
れるものではなく、本発明の範囲内にて他に種々の適用
及び修正が可能であることは当業者にとって明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるシート搬送装置の一つの実施例を
組込んだ輪転式孔版印刷機の一例を示す解図的側面図。
【図２】図１に示すシート搬送装置の部分のみを示す解
図的斜視図。
【図３】図１及び２に示すファンのより詳細な断面図。
【図４】図１及び２に示すファンのより詳細な斜視図。
【図５】ファンロータの他の一つの実施例を示す概略
図。
【図６】ファンロータの更に他の一つの実施例を示す概
略図。
【図７】本発明によるシート搬送装置の他の一つの実施
例を示す概略図。
【図８】本発明によるシート搬送装置の更に他の一つの
実施例を示す概略図。
【符号の説明】
１２…印刷ドラム １４…孔版原紙供給ロール １６…孔版原紙 １８…原紙穿孔部 ２０…原稿読取り部 ２２…原稿 ２４…シート供給部 ２６…シート ２８…裏押しローラ ３０…挾み部 ３２…剥離爪 ３４…シート案内面 ３６…空気吸込み口 ３８…ファン ４０…ファンロータ ４２…回転軸 ４４…翼 ４６…空気吹出し口 ４８…環状ベルト ５０…突起 ５２…隆起部 ５４…シート受台 ５６…シート先端揃え壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】シート案内面と、ファンロータの周縁部か
    ら半径方向内向きに空気を吸込むファンを有し、前記フ
    ァンの空気吸込み口は前記シート案内面の一部に開口し
    ており、前記空気吸込み口から前記ファンロータの周縁
    の一部が前記シート案内面上に突出ており、前記ファン
    の作動時に前記シート案内面上に突出たファンロータの
    周縁部は前記シート案内面上のシートの移動方向と同じ
    方向に運動するよう構成されていることを特徴とするシ
    ート搬送装置。
  2. 【請求項２】請求項１によるシート搬送装置にして、印
    刷ドラムと裏押し手段の間に挾まれ前記印刷ドラムの回
    転に伴なって前記印刷ドラムに向い合った一方の面に印
    刷を施されつつ前記印刷ドラムと前記裏押し手段の間の
    挾み領域から排出されてくるシートをシート受台まで搬
    送する位置に配置され、前記シート案内面は前記挾み領
    域を通って出て来たシートをその他方の面に沿って摺動
    式に受けることを特徴とするシート搬送装置。
  3. 【請求項３】請求項２によるシート搬送装置にして、前
    記ファンロータの周縁の一部が前記シート案内面上に突
    出ている位置が前記挾み部からシートの搬送経路に沿っ
    て隔たる距離はシートの搬送方向の長さより小さくされ
    ていることを特徴とするシート搬送装置。
  4. 【請求項４】請求項１〜３のいずれかによるシート搬送
    装置にして、前記シート案内面上に突出たファンロータ
    の周縁の一部はシートとの接触による摩擦力を増大する
    環状部を含んでいることを特徴とするシート搬送装置。
  5. 【請求項５】請求項１〜４のいずれかによるシート搬送
    装置にして、前記シート案内面にはシートの進行方向に
    見て前記ファンロータの周縁の一部が突出ている位置よ
    り後方にシートの両側縁部をシートの中央部より持上げ
    てシートをＵ字形に湾曲させる一対の隆起部が設けられ
    ていることを特徴とするシート搬送装置。
  6. 【請求項６】請求項１〜４のいずれかによるシート搬送
    装置にして、前記ファンロータは前記シート案内面の幅
    方向の両側縁部にて中央部より大きい径を有するよう構
    成されていることを特徴とするシート搬送装置。
JP5229432A 1993-08-23 1993-08-23 シート搬送装置 Pending JPH0760938A (ja)

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