JP2767028B2 - ロープの巻付切断装置 - Google Patents

ロープの巻付切断装置

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JP2767028B2
JP2767028B2 JP14817995A JP14817995A JP2767028B2 JP 2767028 B2 JP2767028 B2 JP 2767028B2 JP 14817995 A JP14817995 A JP 14817995A JP 14817995 A JP14817995 A JP 14817995A JP 2767028 B2 JP2767028 B2 JP 2767028B2
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敏雄 岡
勝美 六車
義博 浪指
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロープの巻付切断装置に
係り、例えば動力伝動ベルトを成型する場合、ベルトの
心線となるロープをモールド等の円筒体に巻付けるスピ
ニング工程があり、この工程においてロープを自動的に
円筒体に巻き付けて切断し、切断したロープ端部を円筒
体に固着することができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の動力伝動ベルトを成形する工程の
1つであるスピニング工程では、回転可能に設置したモ
ールドに近接する方向へ回動し、しかもモールドの軸方
向へ移動する回動アームと、これに取り付けられたスピ
ニングロールとから構成されたロープの巻付装置が使用
されていた。
【0003】この装置では、まず回動アームを回動軸を
中心にして旋回させて未加硫のゴム付帆布を装着したモ
ールドに近接させた後、手動にてロープを一定長だけ引
出して、そしてこれを手動にてモールドに1〜2周巻付
け、続いてロープ先端部をモールド一端部に設けた止め
部に固定していた。その後、ハサミにてモールド表面か
ら離れたロープの先端部を切断し、モールドを回転させ
ながらスピニングを行なっていた。この時、回動アーム
はモールドの一方の端部から他方の端部へと連続して平
行移動する。スピニングが完了すると、ロープを鋏で切
断し、ロープの先端部をモールド他端部に設けた止め部
に固定した後、回動アームを設置した移動台を元のスタ
ートの位置にもどしていた。
【0004】しかし、従来のロープ巻付装置では、引出
されたロープの先端部をモールド表面に置き、ロープを
モールドに巻付けてその先端部をモールド止め部に係止
した後にこれを切断する作業、そしてスピニング後にロ
ープを切断する作業については、すべて作業者によって
行なわれていた。このため、ロープの巻付作業では作業
者の経験、熟練に依存するところが多いために生産性が
安定せず、これを自動化することが強く望まれていた。
この要求に応えたものとして、本出願人は特公平6−9
2133号公報に開示している自動巻付装置を提案し
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この装置で
は、スピニング終了後、先端にカッター部を装着したピ
ックアップアームを旋回して、タッチプーリと円筒体
(ドラム)との間に位置するロープを切断していたた
め、ロープの端部は円筒体から浮いた状態になり、円筒
体表面から離れた部分が尻尾状に垂れ、次の工程ではゴ
ムもしくは帆布からなるシートの巻付作業を阻害してい
た。また、特にロープの粘着性が少ない仕様では、スピ
ニングした円筒体を搬送するとき、ロープが巻き戻さ
れ、作業者によるロープ止め作業を必要としていた。本
発明は、このような諸問題を考慮し、スピニング終了
後、作業者によるロープ止め作業を必要とせずに、スピ
ニングを終えることができるロープの巻付切断装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ロープ
設置装置を回転可能な円筒体の軸方向に沿って平行移動
させながら、ロープを回転中の円筒体にスピニングし、
その後にロープを切断するロープの巻付切断装置におい
て、上記ロープ設置装置が、軸を中心にして円筒体の方
向へ向かって旋回できる回動アームと、回動アームとと
もに移動してロープと係合する回転可能なタッチプーリ
と、タッチプーリに当接してロープを挟持するブレーキ
部材と、そして前記回動アームと独立して旋回できる加
熱切断部材を有するロープの巻付切断装置にある。
【0007】また、本発明は、加熱切断部材がロープを
巻き付けた円筒体の表面まで移動できる場合や、タッチ
プーリとともにガイドプーリが回動アームに装着してい
る場合を含む。
【0008】
【作用】本発明に係るロープの巻付切断装置では、スピ
ニングが完了すると、ブレーキ部材が作動してタッチプ
ーリの回転を停止させロープをタッチプーリとブレーキ
部材の間に挟持した後、加熱切断部材を旋回して円筒体
の頂部付近の表面で当接させ、ロープを加熱により切断
する。加熱溶融により切断したロープ端部は円筒体に巻
かれたゴムシートや帆布に付着することができる。ロー
プの端部は円筒体表面から離れた部分がなく垂れること
がないため、次の工程であるゴムもしくは帆布からなる
シートの巻付作業をスムーズに行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照し、本発明の実施例を
説明する。図1は、本発明のロープの巻付切断装置の正
面図、図2は図1の側面図、そして図3は本発明のロー
プの巻付切断装置を構成する移動装置を示す図である。
本発明に係るロープの巻付切断装置1は、回転可能に設
置された円筒体2と、円筒体の長手軸に沿って平行移動
する移動装置3と、そしてこの移動装置3の上に固定さ
れたロープ設置装置4から構成されている。
【0010】円筒材2は、例えばベルトスリーブを成形
するときに使用するモールド等であり,その表面にはゴ
ム付カバー帆布あるいは未加硫ゴムが巻付けられてい
る。この円筒体2の一方の端部は固定された回転可能な
支持軸に嵌着され、また他端は移動可能な支持軸に脱着
可能に嵌合している。
【0011】移動装置3はロープ設置装置4を円筒体2
の軸方向へ移動させるものであり、これは支持台7上に
平行に配置された2本のレール8、8と、これに嵌合し
たスライド材9と、このスライド材9に固定した可動台
6とからなっている。可動台6は、これに固着している
ガイド材10をねじ状のシャフト11に螺着させること
で移動可能になっている。即ち、該シャフト11は支持
台6の両端部に据え付けられた軸受12によって支持さ
れ、クラッチ13を介してギャードモータ14に連結さ
れ、可動台6はこのギャードモータ14の回転によって
移動する。
【0012】前記可動台6上に設置されたロープ設置装
置4は、シリンダー19の作動によって基台17に固定
された軸18を中心にして円筒体2の方向へ旋回移動す
る回動アーム20を有している。回動アーム20は上部
において突出した状態で設けられた端部21に回転可能
なタッチプーリ22とガイドプーリ24を具備してい
る。タッチプーリ22は溝に嵌入したロープ23を適当
な角度まで巻き付けて一定の張力、いわゆるスピニング
テンションを付与して円筒体2に巻き付ける。
【0013】タッチプーリ22とガイドプーリ24の表
面には溝が設けられ、この溝にロープ23を嵌入してロ
ープのスピニングピッチの精度をあげている。回動アー
ム20を旋回させるシリンダー19は可動台6に固定さ
れた基台17と回動アーム20にまたがって連結されて
いる使用するロープ23は、ポリエステル繊維、アラミ
ド繊維、ガラス繊維等を素材としており、表面にRFL
処理、あるいはゴム糊等の接着処理をすることができ
る。特に、ガラス繊維の場合には接着処理が必要であ
る。
【0014】タッチプーリ22の回転を停止させるブレ
ーキ部材27は、タッチプーリ22に隣接して配置さ
れ、スピニングを停止するときロープ23をタッチプー
リ22の間に挟持固定する。ブレーキ部材27はシリン
ダー33とゴム等のブレーキ材35を付着したロッド3
4からなっている。
【0015】前記タッチプーリ22の回転軸28には、
加熱切断部材29を装置したアーム30が取り付けられ
ている。このアーム30はシリンダー31の作動により
旋回するが、このシリンダー31の一端は回動アーム2
0に、また他端はアーム30と所定角度で接続した連結
部材32に接続している。
【0016】加熱切断部材29はタッチプーリ22の外
周面の外方を大きく旋回して円筒体2の頂部付近まで移
動し、そして頂部付近の表面を軽く当接し、ロープ23
を加熱溶融して切断する。切断したロープ端部は加熱に
よって予め円筒体2に巻かれたゴムシートや帆布に付着
する。加熱切断部材29は、通常電気半田ごてであり、
ロープに接する溶接部37は平坦あるいは鋭い角度をも
った形状であってもよい。加熱切断部材29は、その周
囲が断熱材で包囲され、安全性を確保している。
【0017】次に、本発明に係るロープの巻付切断装置
の動作を図1、図6、そして図7を用いて説明する。ま
ず、図1はロープ23を円筒体2に巻き付ける前であ
り、ロープ23は直立した回動アーム20に装着したタ
ッチプーリ22とブレーキ部材27との間に挟持固定さ
れ、ガイドプーリ24に係合してロープ巻取部へと至っ
ている。また、ロープ設置装置4は円筒体2の端部であ
るスタ−トの位置にある。
【0018】次いで、図6に示すようにシリンダー19
の作動によって回動アーム20を旋回させてタッチプー
リ22を円筒体2表面のごく近くまで移動させた後、作
業者によってロープ23を抜き出して円筒体2に少なく
とも一周巻き付けられる。ロープ23を円筒体2に巻き
付けた後、ロープ端部を円筒体2端部のクリップ部へ係
止する。これが完了すると円筒体2を回転させると同時
に、可動台6を円筒体の軸方向へ移動させながらスピニ
ングを行なう。
【0019】スピニングが完了すると、ブレーキ部材2
7を作動してタッチプーリ22の回転を停止させ、ロー
プ23を挟持する。そして、シリンダー31の作動によ
りアーム30を旋回して加熱切断部材29を円筒体2の
頂部付近で軽く当接し、ロープ23を加熱溶融して切断
する。切断したロープ端部は加熱によって予め円筒体2
に巻かれたゴムシートや帆布に付着する。
【0020】そして、回動アーム20を元の状態に直立
させるとともに可動台6を最初の原位置までもどしてロ
ープの巻付けを完了させる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るロープの巻
付切断装置では、スピニングが完了すると、ブレーキ部
材を作動させてタッチプーリの回転を停止させ、ロープ
をタッチプーリとブレーキ部材の間に挟持した後、加熱
切断部材を旋回して円筒体の表面で当接させ、ロープを
加熱により切断し、切断したロープ端部を加熱溶融して
予め円筒体に巻かれたゴムシートや帆布に付着すること
ができ、そしてロープ端部が円筒体表面から離れた部分
がなく垂れることがないため、次のゴムもしくは帆布か
らなるシートの巻付作業をスムーズに行うことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロープの巻付切断装置の正面図で
ある。
【図2】図1を円筒体側から見た要部側面図である。
【図3】本発明に係るロープの巻付切断装置を構成する
移動装置の正面図である。
【図4】図1を反対側から見た回動アームの要部正面図
である。
【図5】図4を上側から見た上面図である。
【図6】本発明に係るロープの巻付切断装置がスピニン
グをしているときの動作図である。
【図7】本発明に係るロープの巻付切断装置がスピニン
グを完了し、ロープ端部を切断しているときの動作図で
ある。
【符号の説明】
1 ロープの巻付切断装置 2 円筒体 3 移動装置 4 ロープ設置装置 19 シリンダー 20 回動アーム 22 タッチプーリ 23 ロープ 24 ガイドプーリ 27 ブレーキ部材 29 加熱切断部材 30 アーム 31 シリンダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−318500(JP,A) 実開 昭63−34197(JP,U) 特公 平6−92133(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26F 3/08 B29D 29/00 B65H 54/71

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープ設置装置を回転可能な円筒体の軸
    方向に沿って平行移動させながら、ロープを回転中の円
    筒体にスピニングし、その後にロープを切断するロープ
    の巻付切断装置において、上記ロープ設置装置が、軸を
    中心にして円筒体の方向へ向かって旋回できる回動アー
    ムと、回動アームとともに移動してロープと係合する回
    転可能なタッチプーリと、タッチプーリに当接してロー
    プを挟持するブレーキ部材と、そして前記回動アームと
    独立して旋回できる加熱切断部材を有することを特徴と
    するロープの巻付切断装置。
  2. 【請求項2】 加熱切断部材がロープを巻き付けた円筒
    体の表面まで移動できる請求項1記載のロープの巻付切
    断装置。
  3. 【請求項3】 タッチプーリとともにガイドプーリが回
    動アームに装着している請求項1記載のロープの巻付切
    断装置。
JP14817995A 1995-05-22 1995-05-22 ロープの巻付切断装置 Expired - Fee Related JP2767028B2 (ja)

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