JP2002307536A - 酸素吸収性多層フイルムの製造方法 - Google Patents

酸素吸収性多層フイルムの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】多層フイルム外層面側の平滑性がより改善され
た、酸素吸収性多層フイルムの製造方法を提供する。 【解決手段】ヒートシール性樹脂層、酸素吸収性樹脂層
及び基材層を有する酸素吸収性多層フイルムの製造方法
において、ヒートシール性樹脂フイルムと基材フイルム
の間に酸素吸収性樹脂を押出して積層する際に、基材フ
イルムの外表面側に冷却ロールを配置し、この冷却ロー
ルと対向するニップロールにより多層フイルムを押圧す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装袋や容器、容
器の蓋材等に使用される酸素吸収性多層フイルムの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂に酸素吸収剤を配合した酸
素吸収性樹脂層を有する多層フイルムは公知であり、こ
のような酸素吸収剤としては鉄粉をはじめとする金属
粉、金属酸化物等種々のものが提案されている。また、
特開平9−40024号公報にはこのような多層フイル
ムにおいて、酸素吸収剤等が包装袋や容器内に浸出する
のを防止するとともに、多層フイルムにヒートシール性
を付与するために、フイルムの内層面にヒートシール性
樹脂層を設けること、及び酸素吸収性樹脂層中に配合さ
れる酸素吸収剤粒子による凹凸を吸収し、ガスバリヤー
性層との接着性等を改善するために、酸素吸収性樹脂層
と、その外側に設けるガスバリヤー性樹脂層との間にク
ッション性樹脂層を設けることが提案されている。
【0003】そして、特開平9−234832号公報に
は、このような酸素吸収性多層フイルムの製造方法とし
て、いくつかの方法が提案されているが、これらの方法
はいずれも多層フイルムの製造工程において、酸素吸収
性樹脂層とその内面側に設けるヒートシール性樹脂層
(酸素透過性樹脂層)を積層する際に、ヒートシール性
樹脂層の外表面側に冷却ロールを密着させて冷却するも
のである。しかしながら、このような多層フイルムの製
造方法において、フイルムの積層時にフイルムの内層と
なるヒートシール性樹脂層の外表面側に冷却ロールを密
着させて冷却させた場合には、多層フイルム外層面側の
平滑性が悪くなるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
上記従来技術の問題点を解消して、多層フイルム外層面
側の平滑性がより改善された、酸素吸収性多層フイルム
の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために、次のような構成を採用する。 1.ヒートシール性樹脂層、酸素吸収性樹脂層及び基材
層を有する酸素吸収性多層フイルムの製造方法におい
て、ヒートシール性樹脂フイルムと基材フイルムの間に
酸素吸収性樹脂を押出して積層する際に、基材フイルム
の外表面側に冷却ロールを配置し、この冷却ロールと対
向するニップロールにより多層フイルムを押圧すること
を特徴とする酸素吸収性多層フイルムの製造方法。 2.基材フイルムとして、少なくとも1層のガスバリヤ
ー性層及びクッション性樹脂層を含む複合フイルムを使
用し、ヒートシール性樹脂フイルムと該複合フイルムの
クッション性樹脂層の間に酸素吸収性樹脂を押出すこと
を特徴とする1に記載の酸素吸収性多層フイルムの製造
方法。 3.基材フイルムのクッション性樹脂層が密度0.94
以下のポリオレフィン樹脂により構成されたものである
ことを特徴とする2に記載の酸素吸収性多層フイルムの
製造方法。 4.酸素吸収性樹脂が熱可塑性樹脂に、金属粉;金属低
位酸化物;還元性金属化合物;多価フェノールを骨格内
に有する高分子化合物;アスコルビン酸、エリソルビン
酸、トコフェロール類、及びこれらの塩類;酸化性の樹
脂;から選ばれた酸素吸収剤の1種又は2種以上を配合
したものであることを特徴とする1〜3のいずれかに記
載の酸素吸収性多層フイルムの製造方法。 5.酸素吸収性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂が、プロ
ピレン系樹脂、エチレン系樹脂及び変性プロピレン系樹
脂のブレンド物からなることを特徴とする4に記載の酸
素吸収性多層フイルムの製造方法。 6.ヒートシール製樹脂層及びクッション性樹脂層が、
エチレン−プロピレン共重合体であることを特徴とする
1〜5に記載の酸素吸収性多層フイルムの製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の
製造方法によって得られる酸素吸収性多層フイルムの1
例を示す模式断面図である。この多層フイルム1は、包
装袋や容器を構成した際にその内層面となるヒートシー
ル性樹脂層2、酸素吸収性樹脂層3及び基材層4を積層
したものである。この多層フイルム1では、基材層4と
して、アルミニウム等のガスバリヤー性層6の片面にク
ッション性樹脂層5を、そして他面に多層フイルムの最
外層となる耐熱性樹脂層7を積層した複合フイルムを使
用している。
【0007】本発明により製造される酸素吸収性多層フ
イルム1において、フイルムの内層面を構成するヒート
シール性樹脂層2は、多層フイルムに包装袋や容器を製
造する際に必要となるヒートシール性を付与するととも
に、該層に隣接する酸素吸収性樹脂層3に配合された酸
素吸収剤や酸素吸収作用促進助剤等が容器内部に浸出乃
至脱出するのを防止する役割をも果たす。
【0008】このようなヒートシール性熱可塑性樹脂層
に用いられる樹脂としては、酸素透過性を有するオレフ
ィン系樹脂が好ましい。このような樹脂としては、例え
ば、低−、中−、高−密度のポリエチレン、アイソタク
チックポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合
体、ポリブテン−1、エチレン・プロピレン共重合体、
エチレン・ブテン−1共重合体、プロピレン・ブテン−
1共重合体、エチレン・プロピレン・ブテン−1共重合
体等のオレフィン系樹脂等を挙げることができる。
【0009】これらの中でも、融点が115℃以上のポ
リオレフィン樹脂が好ましい。また、これらの樹脂は必
要に応じて顔料等で着色されていてもよい。配合される
顔料としては、チタン白等の白色顔料、ベンジジンエロ
ー、ハンザエロー、クロムバーミリオン等の黄色、橙色
系顔料、ベンガラレーキレッドC、ブリリアントカーミ
ン等の赤色顔料、紺青、フタロシアニンブル等の青色顔
料、フタロシアニングリーン等の緑色系顔料等を例示で
きる。
【0010】酸素吸収性樹脂層3は、(1)樹脂自体が
酸素吸収性を有する樹脂を使用する、もしくは(2)酸
素吸収性を有する又は有しない熱可塑性樹脂中に酸素吸
収剤を配合した樹脂組成物を使用することによって、構
成することができる。酸素吸収性樹脂組成物(2)を構
成する熱可塑性樹脂としては特に制限はなく、酸素バリ
ヤー性を有する熱可塑性樹脂や、酸素バリヤー性を有さ
ない熱可塑性樹脂のいずれもが使用できる。樹脂組成物
(2)を構成する熱可塑性樹脂として、樹脂自体が酸素
吸収性又は酸素バリヤー性を有するものを使用した場合
は、酸素吸収剤による酸素吸収効果との組合せにより、
容器内部への酸素の侵入を効果的に防止することができ
るので好ましい。
【0011】樹脂自体が酸素吸収性を有するものとして
は、例えば、樹脂の酸化反応を利用したものが挙げられ
る。酸化性の有機材料、例えば、ポリブタジエン、ポリ
イソプレン、ポリプロピレン、エチレン一酸化炭素共重
合体、6−ナイロン、12−ナイロン、メタキシリレン
ジアミン(MX)ナイロンのようなポリアミド類に、酸
化触媒としてコバルト、ロジウム、銅等の遷移金属を含
む有機酸塩類や、ベンゾフェノン、アセトフェノン、ク
ロロケトン類のような光増感剤を加えたものが使用でき
る。これらの酸素吸収材料を使用した場合は、紫外線、
電子線のような高エネルギー線を照射することによっ
て、一層の効果を発現させることも出来る。
【0012】酸素バリヤー性を有する熱可塑性樹脂とし
ては、公知のものは全て使用することができ、例えばエ
チレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアミド、ポリ
塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアルコール、フッ素
樹脂等が挙げられるが、焼却処分時に有害ガスを発生す
るおそれのない塩素を含まない樹脂を使用することが好
ましい。特に好ましい酸素バリヤー性樹脂としては、エ
チレン含有量が20〜60モル%、特に25〜50モル
%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度が
96モル%以上、特に99モル%以上となるようにケン
化して得られる共重合体ケン化物が挙げられる。他の好
ましい酸素バリヤー性樹脂としては、炭素数100個当
たりのアミド基の数が5〜50個、特に6〜20個の範
囲にあるポリアミド類;例えばナイロン6、ナイロン
6,6、ナイロン6/6,6共重合体、メタキシリレン
アジパミド(MXD6)、ナイロン6,10、ナイロン
11、ナイロン12、ナイロン13等が挙げられる。
【0013】また、酸素バリヤー性を有さない熱可塑性
樹脂としては特に制限はなく、通常包装袋や容器類に用
いられる樹脂はいずれも使用することができる。好まし
い熱可塑性樹脂としては、例えば低−、中−或いは高−
密度のポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、アイ
ソタクティックポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、ポリブテン−1、ポリメチルペンテン−1、
エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテン−
1共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレフ
ィン共重合体(アイオノマー)或いはこれらのブレンド
物等のオレフィン系樹脂を挙げることができ、更にポリ
スチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、ABS樹脂等のポリスチレン系樹
脂や、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレ
ンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステルやポリカー
ボネート等が挙げられる。これらはいずれも単独で、又
は他の樹脂とのブレンド物として使用することができ
る。特に、熱可塑性樹脂中に配合する酸素吸収剤とし
て、下記のような還元性を有する金属粉を使用する場合
には、熱可塑性樹脂は、2種あるいは3種以上の非相溶
性の樹脂のブレンド物が好ましい。好適なものとして
は、エチレン−プロピレン共重合体、直鎖状低密度ポリ
エチレン及び無水マレイン酸変性ポリプロピレンのブレ
ンド物が挙げられる。
【0014】これらの熱可塑性樹脂中に配合する酸素吸
収剤としては、従来この種の用途に使用されている酸素
吸収剤は全て使用できるが、一般には還元性でしかも実
質上水に不溶なものが好ましく、その適当な例として
は、還元性を有する金属粉、例えば還元性鉄、還元性亜
鉛、還元性錫粉;金属低位酸化物、例えばFeO、Fe
;還元性金属化合物、例えば炭化鉄、ケイ素鉄、
鉄カルボニル、水酸化第一鉄等の一種又は二種以上を組
み合わせたものを主成分としたものが挙げられる。これ
らは必要に応じて、アルカリ金属、アルカリ土類金属の
水酸化物、炭酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、第三リン酸
塩、第二リン酸塩、有機酸塩、ハロゲン化物、更に活性
炭、活性アルミナ、活性白土のような助剤とも組み合わ
せて使用することができる。
【0015】或いは多価フェノールを骨格内に有する高
分子化合物、例えば多価フェノール含有フェノール・ア
ルデヒド樹脂等が挙げられる。更に、水溶性物質である
アスコルビン酸、エリソルビン酸、トコフェロール類及
びこれらの塩類等も好適に使用することが出来る。これ
らの酸素吸収性物質の内でも、還元性鉄及びアスコルビ
ン酸系化合物が特に好ましい。また、上記の樹脂自体が
酸素吸収性を有する樹脂を酸素吸収剤として熱可塑性樹
脂中に配合してもよい。
【0016】これら酸素吸収剤は、一般に平均粒径が5
0μm以下、特に30μm以下の粒径を有することが好
ましく、透明あるいは半透明性を必要とする場合には、
平均粒径10μm以下、特に5μm以下の粒径を有する
ことが好ましい。酸素吸収剤は、上記の樹脂に1乃至2
00重量%、特に5乃至70重量%の割合で配合するこ
とが好ましい。
【0017】基材層4が含むガスバリヤー性層6として
は、例えば、アルミ箔等の金属箔;上記段落番号001
2で説明したエチレン−ビニルアルコール共重合体、ポ
リアミド、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアル
コール、フッ素樹脂等の酸素バリヤー性を有する樹脂か
らなるフイルムが挙げられる。
【0018】具体的には、例えばナイロン6、ナイロン
MXD6等のナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル
フィルム、ナイロンフィルムやポリエステルフィルムの
表面にアルミニウム、酸化アルミニウム、酸化珪素等を
蒸着したフィルムが、単独または組み合わせて使用され
る。また比較的融点の低いエチレン−ビニルアルコール
共重合体も前記材料を積層することによって使用するこ
とができる。特に、アルミ箔、塩化ビニリデンコートナ
イロンフィルム、塩化ビニリデンコートナイロン/アル
ミ箔積層体、ナイロン6/ナイロンMXD6積層体、金
属酸化物蒸着ポリエステルフィルム等の複合フィルムが
好適に使用される。
【0019】特に好ましい基材層4としては、図1にみ
られるように、アルミニウム等の金属箔6の片面にクッ
ション性樹脂層5、他面に耐熱性樹脂層7をそれぞれ設
けた複合フイルムが挙げられる。このような複合フイル
ムを使用して多層フイルムを構成する場合には、図1に
示したように、酸素吸収性樹脂層3とクッション性樹脂
層5が隣接するように配置する。このような層構成とす
ることによって、酸素吸収性樹脂層3中に配合された酸
素吸収剤粒子の一部が、該樹脂層の表面近くに浮出して
くることにより生ずる樹脂層表面の凹凸を緩和し、多層
フイルムの外層面における平滑性を良好にすると共に、
層間の接着強度及び耐衝撃強度を向上させることができ
る。
【0020】このクッション性樹脂層に用いられる樹脂
としては、この層の目的とする作用効果から形状追随性
に富み、且つ衝撃吸収性、弾力性及び隣接する二層との
接着性、親和性を有すると共に、樹脂自体が或る程度以
上の強度を有するものであることが好ましい。
【0021】このような樹脂としては、具体的には、低
密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン・プロピレン共重合体等のポリオレ
フィン乃至オレフィン共重合体、軟質塩化ビニル系樹
脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、熱可塑性スチレン
・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、熱可塑性ス
チレン・イソプレン・スチレン共重合体、低密度又は直
鎖状低密度ポリエチレン/エチレン・ビニルアルコール
共重合体ブレンド物酸変性ポリオレフィン等を挙げるこ
とが出来る。これらの中でも、密度0.94以下のポリ
オレフィン樹脂の使用が好ましく、特に直鎖状低密度ポ
リエチレン、エチレン・プロピレン共重合体或いは酸変
性ポリオレフィン樹脂が好ましい。
【0022】該クッション性樹脂層5は、前記したクッ
ション機能を十分に達成するために、その厚さが10μ
m以上あることが好ましく、適当な厚さとしては、酸素
吸収性樹脂層3に配合される酸素吸収剤粉末の種類、粒
径、配合量等により若干変動するが、好ましくは、10
〜50μm、特に15μm〜30μmが好ましい。
【0023】金属箔6の外表面に設ける、すなわち酸素
吸収性多層フイルムの外層を構成する耐熱性樹脂層7と
しては、比較的融点の高い熱可塑性樹脂、例えば、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレ
ート樹脂或いは、エチレンテレフタレートを主体とした
コポリエステル樹脂等の他に、ナイロン6,ナイロン
6,6等のポリアミド樹脂が用いられる。
【0024】これらの耐熱性樹脂層7と前記のエチレン
−ビニルアルコール共重合体フィルムやアルミ箔等のガ
スバリヤー性層6とは、ドライラミネート等の公知の方
法でラミネートして複合フィルムとする。また、片面に
金属酸化物蒸着層を形成したポリエステルフィルムやナ
イロンフィルムを基材層4の一部として使用する場合に
は、金属酸化物蒸着層をガスバリヤー性層6、ポリエス
テルやナイロンフィルムを耐熱性樹脂層7としてもよ
い。さらに、ガスバリヤー性層6上に設けるクッション
性樹脂層5は、クッション性樹脂フィルムを、ガスバリ
ヤー性層6上にウレタン系接着剤を介してドライラミネ
ートする方法、ガスバリヤー性層6にウレタン系アンカ
ーコート剤を塗布後、ガスバリヤー性層6とクッション
性樹脂フィルムとの間に低密度ポリエチレンを押出して
サンドラミネートする方法、ガスバリヤー性層6上にウ
レタン系アンカーコート剤を塗布後、塗布面にクッショ
ン性樹脂を押出しコートラミネートする方法によりラミ
ネートすることができる。
【0025】このような多層フイルムを構成する各層の
厚さは、該多層フイルムから製造される包装袋や容器等
の種類や用途に応じて適宜選択することができ特に限定
されるものではない。好適な態様の例としては、各層の
厚さは、ヒートシール性樹脂層2、酸素吸収性樹脂層
3、クッション性樹脂層5、ガスバリヤー性層6、耐熱
性樹脂外層7の順に、各々10乃至100μm;10乃
至200μm;10乃至50μm;5乃至25μm;5
乃至100μmの範囲である。特に、上記の順に20乃
至50;20乃至100;15乃至30;5乃至20;
10乃至50の範囲とすることが好ましい。
【0026】つぎに、本発明の酸素吸収性多層フイルム
の製造方法について、具体的に説明する。図2は、本発
明の多層フイルムの製造方法に使用される装置の要部の
1例を示す模式図である。この装置11は加熱溶融した
酸素吸収性樹脂層3を押出す図示しない押出し機、Tダ
イス12、冷却ロール13、ニップロール14、エキス
パンダロール15、ガイドロール16、巻出し機17、
18を有する。冷却ロール13はステンレス鋼等の金属
により構成され、ニップロール14は、ゴム、プラスチ
ック等の弾性材料によって構成される。
【0027】まず、図示しないドライラミネーターによ
り、ウレタン系接着剤を使用して、耐熱性樹脂層7、ガ
スバリヤー性層6、クッション性層5を有する基材フィ
ルム4を作製する。つぎに図2に示される冷却ロール1
3側の2次側巻出し機17には、基材フィルム4が配置
され、ニップロール14側の1次側巻出し機18には、
酸素吸収性多層フイルムの内層面となるヒートシール性
樹脂フイルム2が配置される。そして、2次側巻出し機
17から供給される基材フイルム4のクッション性樹脂
層5と、1次側巻出し機18から供給されるヒートシー
ル性樹脂フイルム2の間には、Tダイス12から溶融し
た酸素吸収性樹脂層3が押出され、積層されて多層フイ
ルム1が製造される。基材フイルム4として、図1に示
したクッション性樹脂層5/バリヤー性層6/耐熱性樹
脂層7からなる複合フイルム4のような複合フイルムを
使用する場合には、多層フイルムの外表面となる耐熱性
樹脂層7が冷却ロールに接するように基材フイルム4を
冷却ロール13に供給する。
【0028】本発明では、このようにヒートシール性樹
脂フイルム2と基材フイルム4の間に酸素吸収性樹脂層
3を押出して積層する際に、基材フイルム4の外表面
(耐熱性樹脂層7)側から冷却ロール13によって冷却
することにより、外表面の平滑性がより改善され、製品
の外観が向上する。さらに、多層フイルム1から製造し
た包装袋や容器類の落下時の衝撃強度が改善される。特
に基材フイルム4として、上記したクッション性樹脂層
5/金属箔6/耐熱性樹脂層7からなる複合フイルムを
使用した場合には、特に顕著な効果が奏される。
【0029】
【実施例】〔実施例1〕 (酸素吸収剤の作製)還元性鉄粉100重量部に対し塩
化ナトリウム(NaC1)を2部の割合で配合した計
1.5kgの酸素吸収剤を、容量3.0リットルの振動
ミルにスチールボールと共に入れ10時間振動粉砕を行
い、鉄表面にNaC1を付着させ、比表面積1.8m
/g、見掛け密度1.5g/cm、平均粒径23μm
の扁平状の酸素吸収剤を得た。
【0030】(酸素吸収性樹脂ペレットの作製)エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体樹脂、直鎖状低密度ポ
リエチレン樹脂、無水マレイン酸変性ポリプロピン樹脂
及び前記酸素吸収剤を重量比で7/1/1/1の割合で
ブレンドし、定法により酸素吸収性樹脂ペレットを作製
した。
【0031】(多層フィルムの作製)まず、厚さ12μ
mの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム(耐熱性樹脂層7)と、厚さ7μmのアルミ箔
(ガスバリヤー性層6)と、厚さ30μmのエチレン−
プロピレンブロック共重合体フィルム(クッション性樹
脂層5)をウレタン系接着剤を使用してドライラミネー
トすることにより、基材フィルム4を作製した。次に、
この基材フィルム4を55°Cで3日間のキュア工程
で、接着剤を硬化させた後、図2の装置(押出しラミネ
ーター)11の冷却ロール13側の2次側巻出し機17
に、PETフイルム7が冷却ロール13に接するように
配置した。一方、酸化チタン白色顔料を樹脂組成物全体
を基準として5重量%配合した厚さ30μmのエチレン
−プロピレンブロック共重合体フィルム(ヒートシール
性樹脂層2)を、ニップロール14側の1次側巻出し機
18に配置した。1次側巻き出し機18から供給される
エチレン−プロピレンブロック共重合体フィルム2と、
2次側巻出し機17から供給される基材フィルム4のエ
チレン−プロピレンブロック共重合体フィルム5の間
に、前記酸素吸収性樹脂ペレットを溶融し厚さ25μm
となるようにTダイ12からフィルム状に押出し、冷却
ロール13とニップロール14で押圧しながら、ラミネ
ート速度70m/minでサンドイッチラミネートする
ことにより酸素吸収性多層フィルム1を作製した。
【0032】〔実施例2〕厚さ12μmの酸化珪素蒸着
PETフイルム(耐熱性樹脂層7)の酸化珪素蒸着面を
内側にして、厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルム
(ガスバリヤー性層6)と、厚さ30μmで酸化チタン
白色顔料を5重量%配合したエチレン−プロピレンブロ
ック共重合体フィルム(クッション性樹脂層5)を、ウ
レタン系接着剤を使用してドライラミネートすることに
より基材フィルム4を作製した以外は、実施例1と同様
にして酸素吸収性多層フィルム1を作製した。
【0033】〔比較例1〕実施例1と同様にして作製
し、接着剤を硬化させた基材フイルム4を、PETフィ
ルム7がニップロール14に接するように1次側巻出し
機18に配置した。一方、酸化チタン白色顔料を樹脂組
成物全体を基準として5重量%配合した厚さ30μmの
エチレン−プロピレンブロック共重合体フィルム(ヒー
トシール性樹脂層2)を、冷却ロール13側の2次側巻
出し機17に配置した。1次側巻き出し機18から供給
される基材フィルム4のエチレン−プロピレンブロック
共重合体フィルム5と、2次側巻出し機17から供給さ
れるエチレン−プロピレンブロック共重合体フィルム2
の間に、実施例1で得られた酸素吸収性樹脂ペレットを
溶融し、厚さ25μmとなるようにTダイ12からフィ
ルム状に押出し、冷却ロール13とニップロール14で
押圧しながら、ラミネート速度70m/minでサンド
イッチラミネートすることにより酸素吸収性多層フィル
ム1を作製した。
【0034】〔参考例〕実施例1で得られた酸素吸収剤
を、エチレン−プロピレンランダム共重合体樹脂に樹脂
組成物全体を基準として10重量%配合することによ
り、酸素吸収性樹脂ペレットを作製した以外は、実施例
1と同様にして酸素吸収性多層フィルム1を作製した。
【0035】(酸素吸収性多層フィルム性能の評価1)
上記各例で作製した各酸素吸収性多層フィルムの表面状
態を、目視により確認した。結果を表1に示す。 (酸素吸収性多層フィルム性能の評価2)上記各例で作
製した各酸素吸収性多層フィルムを50°C、100%
RHの雰囲気に10日間保存し、フィルムの内外面の変
化を観察した。その結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】表1によれば、評価1については、実施例
1〜2と比較例1との比較により、多層フイルムのサン
ドラミネートの際に、基材表面側に冷却ロールを当てて
多層フィルムを冷却する方が、多層フイルム表面の状態
は良好であった。これは、多層フィルムを表面金属の冷
却ロールと表面ゴムのニップロールに挟んで冷却する際
に、酸素吸収剤に由来する凸部がニップロール側に逃げ
たからであると考えられる。また、評価2についても、
実施例1〜2の多層フイルムが比較例1の多層フイルム
よりも優れていた。
【0038】(酸素吸収性多層フィルム性能の評価3)
実施例1と参考例で作製した酸素吸収性多層フィルムを
使用して、厚さ30μmのエチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体フィルム(ヒートシール性樹脂層2)を内面
として、ヒートシールにより高さ170mm、幅126
mmの四方シール袋を各20袋作製した。この袋に水2
00gを充填し、120°C−30分のレトルト殺菌
後、5°Cまで冷却してサンプル袋とした。各サンプル
袋について、120cmの高さから袋のヒートシール部
を下にしてそれぞれ10回の落下試験を行った。実施例
1の袋では10回の落下試験後に14袋が破袋しなかっ
たが、参考例の袋では10回の落下試験後に破袋しなか
った袋は4袋であった。この結果によれば、実施例1の
ように、酸素吸収剤をエチレン−プロピレンランダム共
重合体樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂及び変性ポ
リプロピレン樹脂のブレンドのような不均一分布構造を
とる樹脂組成物に配合する方が、参考例のように、均一
構造をとる樹脂に配合するよりも良好な耐落下衝撃性を
有する製品が得られることが判明した。また、評価2に
ついても、表1にみられるように、酸素吸収剤を不均一
分布構造をとる樹脂組成物に配合した多層フイルムの方
が良好であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製造される酸素吸収性多層フイル
ムの1例を示す模式断面図である。
【図2】本発明の多層フイルムの製造方法に使用される
装置の要部の1例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 酸素吸収性多層フイルム 2 ヒートシール性樹脂層 3 酸素吸収性樹脂層 4 基材層 5 クッション性樹脂層 6 ガスバリヤー性層 7 耐熱性樹脂層 11 多層フイルム製造装置 12 Tダイス 13 冷却ロール 14 ニップロール 15 エキスパンダーロール 16 ガイドロール 17 2次側巻出し機 18 1次側巻出し機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 23:00 B29K 23:00 105:16 105:16 B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00 (72)発明者 小暮 正人 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岡沢町22−4 東洋製罐グループ綜合研究所内 (72)発明者 小田 泰宏 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岡沢町22−4 東洋製罐グループ綜合研究所内 Fターム(参考) 3E086 AB01 AD01 AD23 BA04 BA35 BB05 BB51 CA01 DA08 4F100 AA17B AB01B AB10 AB33 AK01A AK01B AK01D AK03D AK04B AK07B AK41 AK64A AK64D AL05B AT00C BA03 BA04 BA10A BA10C CA09B DE01B EH23B GB15 GB16 JA13D JB16B JD02C JD03 JD03B JK07D JL12A YY00D 4F207 AA04 AA11 AD08 AD20 AD35 AG01 AG03 KA01 KA17 KB20 KK82 KK88 KL84

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒートシール性樹脂層、酸素吸収性樹脂層
    及び基材層を有する酸素吸収性多層フイルムの製造方法
    において、ヒートシール性樹脂フイルムと基材フイルム
    の間に酸素吸収性樹脂を押出して積層する際に、基材フ
    イルムの外表面側に冷却ロールを配置し、この冷却ロー
    ルと対向するニップロールにより多層フイルムを押圧す
    ることを特徴とする酸素吸収性多層フイルムの製造方
    法。
  2. 【請求項2】基材フイルムとして、少なくとも1層のガ
    スバリヤー性層及びクッション性樹脂層を含む複合フイ
    ルムを使用し、ヒートシール性樹脂フイルムと該複合フ
    イルムのクッション性樹脂層の間に酸素吸収性樹脂を押
    出すことを特徴とする請求項1に記載の酸素吸収性多層
    フイルムの製造方法。
  3. 【請求項3】基材フイルムのクッション性樹脂層が密度
    0.94以下のポリオレフィン樹脂により構成されたも
    のであることを特徴とする請求項2に記載の酸素吸収性
    多層フイルムの製造方法。
  4. 【請求項4】酸素吸収性樹脂が熱可塑性樹脂に、金属
    粉;金属低位酸化物;還元性金属化合物;多価フェノー
    ルを骨格内に有する高分子化合物;アスコルビン酸、エ
    リソルビン酸、トコフェロール類、及びこれらの塩類;
    酸化性の樹脂;から選ばれた酸素吸収剤の1種又は2種
    以上を配合したものであることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の酸素吸収性多層フイルムの製造方
    法。
  5. 【請求項5】酸素吸収性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂
    が、プロピレン系樹脂、エチレン系樹脂及び変性プロピ
    レン系樹脂のブレンド物からなることを特徴とする請求
    項4に記載の酸素吸収性多層フイルムの製造方法。
  6. 【請求項6】ヒートシール製樹脂層及びクッション性樹
    脂層が、エチレン−プロピレン共重合体であることを特
    徴とする請求項1〜5に記載の酸素吸収性多層フイルム
    の製造方法。
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