JPH0556428U - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JPH0556428U
JPH0556428U JP24392U JP24392U JPH0556428U JP H0556428 U JPH0556428 U JP H0556428U JP 24392 U JP24392 U JP 24392U JP 24392 U JP24392 U JP 24392U JP H0556428 U JPH0556428 U JP H0556428U
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JP
Japan
Prior art keywords
cooling
roll
cooling roll
base material
laminated
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Pending
Application number
JP24392U
Other languages
English (en)
Inventor
弘信 榮嶋
Original Assignee
株式会社ムサシノキカイ
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Publication date
Application filed by 株式会社ムサシノキカイ filed Critical 株式会社ムサシノキカイ
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Publication of JPH0556428U publication Critical patent/JPH0556428U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エクストルジョンラミネーターで、小径のク
ーリングロールを使用する多段冷却装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 第一クーリングロール11とプレッシャーロ
ール5間でラミネートされたラミネート基材1bをラミ
ネート直後から冷却するように小径のクーリングロール
を複数本配置し、更に前記第一クーリングロール11の
下側にクーリングボックス14を配置して外側からも空
冷するように構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエクストルジョンラミネーターに関し、特にラミネート直後の冷却装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエクストルジョンラミネーターの冷却装置は図2に示すように、クーリ ングロール4とプレッシャーロール5の接触点Pに対して斜め上方の左右から供 給される基材1、1a(斜め右上からの基材1だけの場合もある)と、接触点P の真上に配置されたTダイ3から押出された高温状態の樹脂フィルム2とが接触 点Pで押圧され、ラミネートされてラミネート基材1bとなり、クーリングロー ル4で冷却されながら案内ロール6で移送方向が変えられ、次工程に移送される 。
【0003】 この場合、冷却はクーリングロール4のみで行われるので、このクーリングロ ール4は大径のロールが必要であり、又、一般にはロールの内部から水冷してい るので、湿度の高い時期には高温状態のラミネート基材1bの接触していない両 端部分には図3に示すように結露8が発生してしまう。
【0004】 この結露8を防止するためには冷却温度を余り低く出来ないので、更に大径の ロールとし、しかもラミネート基材1bがクーリングロール4に接触している時 間を長く維持することが必要である。
【0005】 この問題を解決した改良型のクーリングロールとして図4に示すような二重構 造のクーリングロール7が使用されている。このクーリングロール7は外筒7a と内筒7bよりなり、両端で閉鎖されている二重構造で、この外筒7aと内筒7 bよりなる閉鎖空間には軸に平行に複数の水冷管7cが分散配置されている。図 でこの水冷管7cの両端の給水及び排水構造は公知の構造であるので省略してあ る。
【0006】 このクーリングロール7の前記閉鎖空間は減圧状態で冷媒が封入されており、 この冷媒が水冷管7cで液化して前記閉鎖空間の下部に滞留し、前記高温状態の ラミネート基材1bの熱で気化する時に前記ラミネート基材1bから熱を奪い、 冷却するので、この部分では冷媒は気化、液化を繰り返して高温状態のラミネー ト基材1bの熱を水冷管7cに伝達して冷却効果を呈するが、ラミネート基材1 bで加熱されない両端部分(図3の結露部分に相当する)は熱的な変化がなく、 結露現象が発生しない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ラミネート基材1bのうち、基材1と樹脂フィルム2よりなる二層構 造の場合には樹脂面が光沢面か梨地面か等で表面仕上げの異なるクーリングロー ル4を選択使用する必要があり、大径のクーリングロール4では交換作業が大変 であるばかりでなく、大径のクーリングロール4自体も高価である。
【0008】 又、改良された上記二重構造のクーリングロール7は価格面で更に高価であり 、各種の表面仕上げ状態のロールを用意しておくことはコスト上から困難である 。
【0009】 本考案は高価な大径のクーリングロールや二重構造のロールを使用せず、各種 表面仕上げ状態のロールを用意しておくこと、及び交換作業が容易な冷却装置を 提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、エクストルジョンラミネーターで基材1、1a を高温の樹脂フィルム2とラミネートした後工程として、前記ラミネートされた ラミネート基材1bをラミネート直後から冷却する冷却装置において、クーリン グロールを複数本配置し、前記ラミネート基材1bを多段冷却するように構成し たものである。
【0011】 又、前記複数本のクーリングロールのうち、一段目の第一クーリングロール1 1をその下側に配置したクーリングボックス14で外側から空冷するものである 。
【0012】
【実施例】
図1は本考案のエクストルジョンラミネーターの要部の構成図である。この場 合、Tダイ3、プレッシャロール5、及び基材1、1aの供給は従来例の図2の 場合と同じであるので、説明を省略する。
【0013】 本考案の場合は、クーリングロールは3段方式である。第一クーリングロール 11は図2のクーリングロール4に相当し、プレッシャーロール5と接触してい る点が接触点Pである。この場合の第一クーリングロール11は従来の大径のク ーリングロール4に比べて直径が小さく、例えば従来例のクーリングロール4で は直径500mmであるが、本願の第一クーリングロール11では直径300m mである。
【0014】 又、この第一クーリングロール11の斜め上に第二クーリングロール12と、 この斜め下に第三クーリングロール13が配置されており、それぞれ第一、第二 、第三クーリングロール11、12、13は湿気の多い季節でも結露しない程度 に水冷されている。
【0015】 更に、第一クーリングロール11の下側には、この第一クーリングロール11 の下部を覆うようにクーリングボックス14が配置されており、このクーリング ボックス14には送風機16で冷却器15を通して冷風が供給されて第一クーリ ングロール11を外側からも冷却するように構成されている。
【0016】 次に上述の冷却装置の動作について説明する。接触点Pに供給される基材1、 1a、及び高温の樹脂フィルム2は従来例と同じであるが、接触点Pでラミネー トされたラミネート基材1bは小径の第一クーリングロール11、及びクーリン グボックス14の冷風で両面から冷却され、案内ロールでもある第二クーリング ロール12で移送方向を変更されて第三クーリングロール13で仕上げの冷却が 行われ、案内ロール6で次工程に移送される。
【0017】 なお、クーリングボックス14に供給される冷風は送風機16で外気を送られ 、水冷されている冷却器で熱交換されて冷風となったもので、必要に応じて運転 すれば良い。
【0018】
【考案の効果】
上述のように、多段冷却方式であるので、ラミネート基材1bのクーリングロ ールの通過時間を長く採れるので、各クーリングロール11、12、13の冷却 温度を結露しない程度の温度としても、充分な冷却効果が期待出来る。
【0019】 又、クーリングボックス14によりラミネート基材1bを外側からも冷却可能 であるので、小径の第一クーリングロール11の冷却不足分を補充することが可 能である。
【0020】 なお、第一クーリングロール11が小径であるので、Tダイ3の下端を第一ク ーリングロール11とプレッシャーロール5との接触点Pに近付けることが可能 で、高温状態の樹脂フィルム2が接触点Pに到達するまでに発生する幅の縮小を 小さく抑えることが可能であり、良質の被ラミネート基材を作ることが可能であ る。
【0021】 更に、上述のように、第一クーリングロール11は小径であるので、ラミネー ト基材1bの所要表面状態に応じた表面仕上げの第一クーリングロール11との 交換作業が容易であると共に、各種表面状態の第一クーリングロール11を備え ておくこともコストの大きな負担にはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエクストルジョンラミネーターの要部
の構成図である。
【図2】従来のエクストルジョンラミネーターの要部の
構成図である。
【図3】従来のクーリングロールの結露状態を示す斜視
図である。
【図4】従来の改良されたクーリングロールの構造説明
図である。
【符号の説明】
1 基材 1a 基材 1b ラミネート基材 2 樹脂フィルム 11 第一クーリングロール 12 第二クーリングロール 13 第三クーリングロール 14 クーリングボックス 15 冷却器 16 送風機

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エクストルジョンラミネーターで基材を
    高温の樹脂フィルムとラミネートした後工程として、前
    記ラミネートされたラミネート基材をラミネート直後か
    ら冷却する冷却装置において、クーリングロールを複数
    本配置し、前記ラミネート基材を多段冷却するように構
    成したことを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記複数本のクーリングロールのうち、
    一段目の第一クーリングロールをその下側に配置したク
    ーリングボックスで外側から空冷することを特徴とする
    請求項1の冷却装置。
JP24392U 1992-01-08 1992-01-08 冷却装置 Pending JPH0556428U (ja)

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JP24392U JPH0556428U (ja) 1992-01-08 1992-01-08 冷却装置

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JPH0556428U true JPH0556428U (ja) 1993-07-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307536A (ja) * 2001-04-11 2002-10-23 Toyo Seikan Kaisha Ltd 酸素吸収性多層フイルムの製造方法

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